JPH0793392A - レイアウトパターンデータからの素子抽出方法 - Google Patents
レイアウトパターンデータからの素子抽出方法Info
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- JPH0793392A JPH0793392A JP5233557A JP23355793A JPH0793392A JP H0793392 A JPH0793392 A JP H0793392A JP 5233557 A JP5233557 A JP 5233557A JP 23355793 A JP23355793 A JP 23355793A JP H0793392 A JPH0793392 A JP H0793392A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】LVS検証において素子抽出ルールを用意に作
成でき、かつ接続チェックのための検証処理時間の短縮
及び記憶装置への負荷を軽減させる。 【構成】予めセル名が記述されたセル名ファイル12と
前記セル名に対応する素子構造が記述された構造記述フ
ァイル13とを作成され、セル名ファイル12に記述さ
れたセル名はレイアウトパターンデータより検索され
る。そして、そのセル名が存在する場合には該セル名に
対応して記述された素子構造とレイアウトパターンデー
タの図形構造とが比較される。そして、その素子構造と
図形構造とが一致する場合にはそのセル名に対応してレ
イアウトパターンデータに格納された素子の基準点の座
標データである植え付け点と素子の状態を表す植え付け
情報とが読み出される。
成でき、かつ接続チェックのための検証処理時間の短縮
及び記憶装置への負荷を軽減させる。 【構成】予めセル名が記述されたセル名ファイル12と
前記セル名に対応する素子構造が記述された構造記述フ
ァイル13とを作成され、セル名ファイル12に記述さ
れたセル名はレイアウトパターンデータより検索され
る。そして、そのセル名が存在する場合には該セル名に
対応して記述された素子構造とレイアウトパターンデー
タの図形構造とが比較される。そして、その素子構造と
図形構造とが一致する場合にはそのセル名に対応してレ
イアウトパターンデータに格納された素子の基準点の座
標データである植え付け点と素子の状態を表す植え付け
情報とが読み出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置の
素子間の接続チェックに採用されているLVS検証にお
いて、レイアウトパターンデータからネットリストを作
成する際の素子抽出方法に関するものである。
素子間の接続チェックに採用されているLVS検証にお
いて、レイアウトパターンデータからネットリストを作
成する際の素子抽出方法に関するものである。
【0002】半導体集積回路設計において、レイアウト
された各素子がそれぞれ設計通りに接続されているかを
検証(LVS検証)している。近年、半導体集積回路装
置の大規模化に伴い、素子抽出の複雑化のため検証処理
時間は増加の一途をたどり、半導体集積回路装置の開発
期間の遅延につながっていた。その結果、素子抽出の簡
易化及び検証処理時間の短縮化を図る必要がある。
された各素子がそれぞれ設計通りに接続されているかを
検証(LVS検証)している。近年、半導体集積回路装
置の大規模化に伴い、素子抽出の複雑化のため検証処理
時間は増加の一途をたどり、半導体集積回路装置の開発
期間の遅延につながっていた。その結果、素子抽出の簡
易化及び検証処理時間の短縮化を図る必要がある。
【0003】
【従来の技術】近年、アナログIC等、半導体集積回路
装置の大規模化に伴い、素子間の接続を目視によってチ
ェックすることは益々難しくなってきている。そのた
め、論理回路データから素子及びネット情報を抽出した
ネットリストデータと、該論理回路データに基づいて作
成されたレイアウトパターンデータから素子サイズとネ
ットを抽出したネットリストデータとを用意する。そし
て、この両データをLVS検証プログラム(レイアウト
・バーサス・スキャマティック)を用いて比較し、接続
関係をチェックしている。
装置の大規模化に伴い、素子間の接続を目視によってチ
ェックすることは益々難しくなってきている。そのた
め、論理回路データから素子及びネット情報を抽出した
ネットリストデータと、該論理回路データに基づいて作
成されたレイアウトパターンデータから素子サイズとネ
ットを抽出したネットリストデータとを用意する。そし
て、この両データをLVS検証プログラム(レイアウト
・バーサス・スキャマティック)を用いて比較し、接続
関係をチェックしている。
【0004】レイアウトパターンデータからのネットリ
ストの作成は、事前にNMOSトランジスタ、PMOS
トランジスタ、容量、抵抗、ダイオード等の各素子の構
造をそれぞれレイヤーで定義しルールファイルに記述し
ていた。従って、レイアウトパターンデータからのネッ
トリストの作成において、各素子の抽出方法は事前に定
義したレイヤーによって識別された図形の演算によって
素子を判別し抽出している。そして、その抽出した素子
とネット情報に基づいてネットリストを作成している。
ストの作成は、事前にNMOSトランジスタ、PMOS
トランジスタ、容量、抵抗、ダイオード等の各素子の構
造をそれぞれレイヤーで定義しルールファイルに記述し
ていた。従って、レイアウトパターンデータからのネッ
トリストの作成において、各素子の抽出方法は事前に定
義したレイヤーによって識別された図形の演算によって
素子を判別し抽出している。そして、その抽出した素子
とネット情報に基づいてネットリストを作成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、素子の抽出
は、事前に各素子の構造をそれぞれレイヤーで定義しル
ールファイルに記述している。しかし、NMOSトラン
ジスタ、PMOSトランジスタ、容量、抵抗、ダイオー
ド等の各素子はその構造が部分的に似ている場合が多
く、素子抽出には複雑な図形演算が必要であった。その
ため、デバッグを含めたルールファイルの作成は非常に
面倒で多大な時間が必要となっていた。
は、事前に各素子の構造をそれぞれレイヤーで定義しル
ールファイルに記述している。しかし、NMOSトラン
ジスタ、PMOSトランジスタ、容量、抵抗、ダイオー
ド等の各素子はその構造が部分的に似ている場合が多
く、素子抽出には複雑な図形演算が必要であった。その
ため、デバッグを含めたルールファイルの作成は非常に
面倒で多大な時間が必要となっていた。
【0006】また、接続チェックにおいて、チップ上の
全ての素子を処理対象とするため、その素子の種類別に
設定した図形演算を全ての素子について実行することに
なり、処理時間の増加及び中間データの増加による記憶
装置の負荷増加が問題となっていた。
全ての素子を処理対象とするため、その素子の種類別に
設定した図形演算を全ての素子について実行することに
なり、処理時間の増加及び中間データの増加による記憶
装置の負荷増加が問題となっていた。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的はLVS検証において素子
抽出ルールを容易に作成でき、かつ接続チェックのため
の検証処理時間の短縮及び記憶装置への負荷を軽減させ
ることができるレイアウトパターンデータからの素子抽
出方法を提供することにある。
れたものであって、その目的はLVS検証において素子
抽出ルールを容易に作成でき、かつ接続チェックのため
の検証処理時間の短縮及び記憶装置への負荷を軽減させ
ることができるレイアウトパターンデータからの素子抽
出方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、予めセル名が記述されたセル名ファイル12
と、そのセル名に対応する素子構造が記述された構造記
述ファイル13とを作成しておき、セル名ファイル12
に記述されたセル名をレイアウトパターンデータより検
索し、そのセル名が存在する場合、レイアウトパターン
データの該セル名の素子を特定するために、該セル名に
対応して記述された構造記述ファイル13の素子構造と
レイアウトパターンデータの図形構造とを比較し、その
素子構造と図形構造とが一致する場合にはレイアウトパ
ターンデータに格納された該セル名の素子の座標データ
である植え付け点と素子の状態を示す植え付け情報とを
読み出してレイアウトパターンデータから素子を抽出す
るようにした。
するため、予めセル名が記述されたセル名ファイル12
と、そのセル名に対応する素子構造が記述された構造記
述ファイル13とを作成しておき、セル名ファイル12
に記述されたセル名をレイアウトパターンデータより検
索し、そのセル名が存在する場合、レイアウトパターン
データの該セル名の素子を特定するために、該セル名に
対応して記述された構造記述ファイル13の素子構造と
レイアウトパターンデータの図形構造とを比較し、その
素子構造と図形構造とが一致する場合にはレイアウトパ
ターンデータに格納された該セル名の素子の座標データ
である植え付け点と素子の状態を示す植え付け情報とを
読み出してレイアウトパターンデータから素子を抽出す
るようにした。
【0009】
【作用】従って、本発明によれば、予めセル名が記述さ
れたセル名ファイル12と前記セル名に対応する素子構
造が記述された構造記述ファイル13とが作成され、セ
ル名ファイル12に記述されたセル名を使ってレイアウ
トパターンデータのセル名を検索する。そして、そのセ
ル名がレイアウトパターンデータに存在する場合には該
セル名に対応して記述された構造記述ファイル13の素
子構造とレイアウトパターンデータの図形構造とが比較
される。そして、その素子構造と図形構造とが一致した
場合にはそのセル名の素子が何であるか特定される。そ
して、レイアウトパターンデータに格納された植え付け
位置と植え付け情報に基づいて特定された素子の配置位
置およびその状態が特定される。
れたセル名ファイル12と前記セル名に対応する素子構
造が記述された構造記述ファイル13とが作成され、セ
ル名ファイル12に記述されたセル名を使ってレイアウ
トパターンデータのセル名を検索する。そして、そのセ
ル名がレイアウトパターンデータに存在する場合には該
セル名に対応して記述された構造記述ファイル13の素
子構造とレイアウトパターンデータの図形構造とが比較
される。そして、その素子構造と図形構造とが一致した
場合にはそのセル名の素子が何であるか特定される。そ
して、レイアウトパターンデータに格納された植え付け
位置と植え付け情報に基づいて特定された素子の配置位
置およびその状態が特定される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1及
び図2に従って説明する。図2は本発明を実施するため
のネットリスト生成装置の概略図である。ネットリスト
生成装置1はCAD(Computer Aided Design) 装置から
なり、CPU2、メモリ3、磁気ディスク装置4、ディ
スプレイ5、キーボード6及びデータ入出力用の磁気テ
ープ装置7等を備えている。
び図2に従って説明する。図2は本発明を実施するため
のネットリスト生成装置の概略図である。ネットリスト
生成装置1はCAD(Computer Aided Design) 装置から
なり、CPU2、メモリ3、磁気ディスク装置4、ディ
スプレイ5、キーボード6及びデータ入出力用の磁気テ
ープ装置7等を備えている。
【0011】CPU2はキーボード6の操作によりネッ
トリスト生成処理が起動されると、図1に示すネットリ
スト生成処理を実行する。即ち、ステップ(以下、単に
Sという)1において、セル名ファイル12に格納され
た素子のセル名を順次読み出す。そして、読み出したセ
ル名と同じセル名を設計データファイル11に格納され
ているレイアウトパターンデータから検索する。レイア
ウトパターンデータにそのセル名が存在する場合、構造
記述ファイル13に記述されたそのセル名の抽出ルール
に基づいてレイアウトパターンデータの該セル名の素子
が何であるかを特定して抽出するようになっている。
トリスト生成処理が起動されると、図1に示すネットリ
スト生成処理を実行する。即ち、ステップ(以下、単に
Sという)1において、セル名ファイル12に格納され
た素子のセル名を順次読み出す。そして、読み出したセ
ル名と同じセル名を設計データファイル11に格納され
ているレイアウトパターンデータから検索する。レイア
ウトパターンデータにそのセル名が存在する場合、構造
記述ファイル13に記述されたそのセル名の抽出ルール
に基づいてレイアウトパターンデータの該セル名の素子
が何であるかを特定して抽出するようになっている。
【0012】設計データファイル11は磁気ディスク装
置4に格納されていて、その設計データファイル11に
格納されたレイアウトパターンデータは複数の階層に分
けられたデータ構造に形成されている。本実施例は説明
の便宜上、最上位の階層には設計された半導体装置の機
能毎に分けられた複数のブロックの階層でそのブロック
名と植え付け点と植え付け情報が格納されている。次の
階層にはそのブロックを構成するトランジスタや抵抗等
の複数種類のセルの階層でそのセル名と植え付け点と植
え付け情報が格納されている。そして、最下位の階層に
は各セルの形状を示す図形データが格納されている。図
形データは半導体装置を製造するのに必要となる複数の
マスクに対応したレイヤーに分けられ、そのレイヤーに
形成するための図形のデータが格納されている。
置4に格納されていて、その設計データファイル11に
格納されたレイアウトパターンデータは複数の階層に分
けられたデータ構造に形成されている。本実施例は説明
の便宜上、最上位の階層には設計された半導体装置の機
能毎に分けられた複数のブロックの階層でそのブロック
名と植え付け点と植え付け情報が格納されている。次の
階層にはそのブロックを構成するトランジスタや抵抗等
の複数種類のセルの階層でそのセル名と植え付け点と植
え付け情報が格納されている。そして、最下位の階層に
は各セルの形状を示す図形データが格納されている。図
形データは半導体装置を製造するのに必要となる複数の
マスクに対応したレイヤーに分けられ、そのレイヤーに
形成するための図形のデータが格納されている。
【0013】尚、植え付け点はそのブロック又は素子の
基準点の座標データであって、その素子を半導体装置上
に配置を行う際のインサートポイントとなっている。
又、植え付け情報はそのブロック又は素子の回転,ミラ
ー反転等の情報を表し、記述された状態である素子の基
準状態に対してどの様な状態で配置されているかを示す
ようになっている。
基準点の座標データであって、その素子を半導体装置上
に配置を行う際のインサートポイントとなっている。
又、植え付け情報はそのブロック又は素子の回転,ミラ
ー反転等の情報を表し、記述された状態である素子の基
準状態に対してどの様な状態で配置されているかを示す
ようになっている。
【0014】また、設計データファイル11には前記セ
ルを接続する配線のデータ(配線配置位置データ)が格
納されている。配線はアルミ等の配線であって、その配
線が形成された経路がデータとして格納されている。そ
して、半導体装置のマスクを作成する場合、最上位の階
層から図形データの階層までを展開することによりその
レイヤーを形成するための図形を得ることができること
になる。
ルを接続する配線のデータ(配線配置位置データ)が格
納されている。配線はアルミ等の配線であって、その配
線が形成された経路がデータとして格納されている。そ
して、半導体装置のマスクを作成する場合、最上位の階
層から図形データの階層までを展開することによりその
レイヤーを形成するための図形を得ることができること
になる。
【0015】セル名ファイル12は磁気ディスク装置4
に設けられ、設計データファイル11のレイアウトパタ
ーンデータに使用するセル名に対応するセル名が予め格
納されている。セル名ファイル12のセル名は、例えば
NチャネルMOSトランジスタの場合には「NM」で始
まるセル名が記述され、バイポーラ型トランジスタの場
合には「BIP」で始まるセル名が記述されている。
又、抵抗の場合には「R」で始まるセル名が記述されて
いる。
に設けられ、設計データファイル11のレイアウトパタ
ーンデータに使用するセル名に対応するセル名が予め格
納されている。セル名ファイル12のセル名は、例えば
NチャネルMOSトランジスタの場合には「NM」で始
まるセル名が記述され、バイポーラ型トランジスタの場
合には「BIP」で始まるセル名が記述されている。
又、抵抗の場合には「R」で始まるセル名が記述されて
いる。
【0016】尚、セル名において「*」のワイルドカー
ドを使用することができる。ワイルドカードは例えば
「NM*」と記述した場合には「NM」で始まるセル名
の全ての素子を表すようになっている。
ドを使用することができる。ワイルドカードは例えば
「NM*」と記述した場合には「NM」で始まるセル名
の全ての素子を表すようになっている。
【0017】構造記述ファイル13は磁気ディスク装置
4に格納され、前記セル名で示されるセルの素子構造や
素子の種類、サイズ、端子位置のデータが予め定義され
記述されている。素子構造はそのセルによって形成され
る半導体装置の製造に使用されるフォトマスクに対応し
たレイヤーによって識別された図形がセルの素子構造と
して記述されている。
4に格納され、前記セル名で示されるセルの素子構造や
素子の種類、サイズ、端子位置のデータが予め定義され
記述されている。素子構造はそのセルによって形成され
る半導体装置の製造に使用されるフォトマスクに対応し
たレイヤーによって識別された図形がセルの素子構造と
して記述されている。
【0018】そして、設計データファイル11のレイア
ウトパターンデータの素子を抽出すしようとする場合、
セル名ファイル12に記述されたセル名がレイアウトパ
ターンデータ内に存在するかを検索する。そして、セル
名が存在する場合、構造記述ファイル13に記述された
セル名に対応する素子構造と、レイアウトパターンデー
タ内のセル名の植え付け位置に形成された図形の構造と
を比較する。
ウトパターンデータの素子を抽出すしようとする場合、
セル名ファイル12に記述されたセル名がレイアウトパ
ターンデータ内に存在するかを検索する。そして、セル
名が存在する場合、構造記述ファイル13に記述された
セル名に対応する素子構造と、レイアウトパターンデー
タ内のセル名の植え付け位置に形成された図形の構造と
を比較する。
【0019】素子構造と図形の構造が一致する場合、レ
イアウトパターンデータに記述されたセル名の素子が何
であるか特定され、該セル名の植え付け位置と植え付け
情報をレイアウトパターンデータから読み出すとともに
構造記述ファイル13から当該素子の種類、サイズ、端
子位置のデータを読み出しレイアウトパターンデータか
ら素子抽出がなされる。そして、その抽出ために読み出
された各データは磁気ディスク装置4に設けた素子デー
タファイル15に格納される。
イアウトパターンデータに記述されたセル名の素子が何
であるか特定され、該セル名の植え付け位置と植え付け
情報をレイアウトパターンデータから読み出すとともに
構造記述ファイル13から当該素子の種類、サイズ、端
子位置のデータを読み出しレイアウトパターンデータか
ら素子抽出がなされる。そして、その抽出ために読み出
された各データは磁気ディスク装置4に設けた素子デー
タファイル15に格納される。
【0020】反対に、素子構造と図形の構造が一致しな
い場合には、素子抽出を行わない。そして、素子構造が
異なるときにはそのセル名での素子抽出をエラーとし、
そのセル名を磁気ディスク装置4に設けたエラーファイ
ル14に格納するようになっている。従って、設計者は
エラーファイル14に格納されたセル名を見ることによ
り、構造記述ファイル13に記述された抽出ルール又は
設計データファイル11のレイアウトパターンデータの
デバッグを容易に行うことができることになる。
い場合には、素子抽出を行わない。そして、素子構造が
異なるときにはそのセル名での素子抽出をエラーとし、
そのセル名を磁気ディスク装置4に設けたエラーファイ
ル14に格納するようになっている。従って、設計者は
エラーファイル14に格納されたセル名を見ることによ
り、構造記述ファイル13に記述された抽出ルール又は
設計データファイル11のレイアウトパターンデータの
デバッグを容易に行うことができることになる。
【0021】この素子抽出はレイアウトパターンデータ
に記述した全てのセル名が対象となる。そして、先に抽
出した素子と同じセル名が抽出対象になったとき、この
同じセル名に対しては、素子種類、サイズ、端子位置等
は先の各データが使用できるので植え付け位置と植え付
け情報のみ読み出すだけになっている。従って、素子抽
出の時間はその分だけ短縮される。そして、その抽出し
た全ての素子のデータは磁気ディスク装置4に設けた素
子データファイル15に出力される。
に記述した全てのセル名が対象となる。そして、先に抽
出した素子と同じセル名が抽出対象になったとき、この
同じセル名に対しては、素子種類、サイズ、端子位置等
は先の各データが使用できるので植え付け位置と植え付
け情報のみ読み出すだけになっている。従って、素子抽
出の時間はその分だけ短縮される。そして、その抽出し
た全ての素子のデータは磁気ディスク装置4に設けた素
子データファイル15に出力される。
【0022】そして、レイアウトパターンデータに記述
した全てのセル名に対して素子の抽出を終了すると、S
2に進む。S2において、レイアウトパターンデータに
セル名の階層を展開し、その展開したデータを中間デー
タとして磁気ディスク装置4に設けた中間データファイ
ル16に格納する。従って、中間データファイル16に
はレイアウトパターンデータにおけるアルミ等の配線の
データとセル名で示されるセル(素子)の植え付け植え
付け点、植え付け情報等が格納されるようになってい
る。
した全てのセル名に対して素子の抽出を終了すると、S
2に進む。S2において、レイアウトパターンデータに
セル名の階層を展開し、その展開したデータを中間デー
タとして磁気ディスク装置4に設けた中間データファイ
ル16に格納する。従って、中間データファイル16に
はレイアウトパターンデータにおけるアルミ等の配線の
データとセル名で示されるセル(素子)の植え付け植え
付け点、植え付け情報等が格納されるようになってい
る。
【0023】次に、S3において、中間データファイル
16に格納された中間データから各セル名の植え付け
点,植え付け情報を読み出し、前記素子データファル1
5から当該セル名の素子の種類、サイズ、端子位置等の
情報を取り込み、当該セル名の素子とその素子の端子の
相対的な位置を決定し位置情報として磁気ディスク装置
4に設けられた位置情報ファイル17に格納する。従っ
て、素子が回転した状態で配置されている場合、その端
子も回転した状態に配置される尚、このとき、磁気ディ
スク装置4に設けた近接条件ファイル18に格納された
近接条件を入力し、その近接条件に基づいて各素子間の
配置・配線設計検証(DRC,Design Rule Check )を
行うようにしてもよい。近接条件は使用する素子別に他
データとの図形の重ね合わせにより素子として成立しな
くなる条件であって、この近接条件に反する配置・配線
をチェックすることができることになる。
16に格納された中間データから各セル名の植え付け
点,植え付け情報を読み出し、前記素子データファル1
5から当該セル名の素子の種類、サイズ、端子位置等の
情報を取り込み、当該セル名の素子とその素子の端子の
相対的な位置を決定し位置情報として磁気ディスク装置
4に設けられた位置情報ファイル17に格納する。従っ
て、素子が回転した状態で配置されている場合、その端
子も回転した状態に配置される尚、このとき、磁気ディ
スク装置4に設けた近接条件ファイル18に格納された
近接条件を入力し、その近接条件に基づいて各素子間の
配置・配線設計検証(DRC,Design Rule Check )を
行うようにしてもよい。近接条件は使用する素子別に他
データとの図形の重ね合わせにより素子として成立しな
くなる条件であって、この近接条件に反する配置・配線
をチェックすることができることになる。
【0024】S4において、磁気ディスク装置4に設け
た配線ルールファイル19に記述された配線抽出ルール
に従って、中間データより配線の接続を抽出する。配線
抽出ルールは素子の端子に対して接続されるアルミ等の
配線のレイヤーが記述されている。即ち、素子の端子が
配置された位置に対して、配線のレイヤーに図形が存在
する場合、その図形をその端子に接続する配線として認
識することになる。
た配線ルールファイル19に記述された配線抽出ルール
に従って、中間データより配線の接続を抽出する。配線
抽出ルールは素子の端子に対して接続されるアルミ等の
配線のレイヤーが記述されている。即ち、素子の端子が
配置された位置に対して、配線のレイヤーに図形が存在
する場合、その図形をその端子に接続する配線として認
識することになる。
【0025】次に、抽出された配線の接続と位置情報フ
ァイル17に格納された素子とその端子の相対的な位置
に基づいて、使用素子とその素子の接続関係を決定す
る。即ち、配線に対して接続される素子の端子を認識す
る。従って、素子の端子と他の素子の端子とを接続する
接続情報(ネット)を得ることができる。
ァイル17に格納された素子とその端子の相対的な位置
に基づいて、使用素子とその素子の接続関係を決定す
る。即ち、配線に対して接続される素子の端子を認識す
る。従って、素子の端子と他の素子の端子とを接続する
接続情報(ネット)を得ることができる。
【0026】そして、S5において、磁気ディスク装置
4に設けたネットリスト作成ガイドファイル20の作成
形式に従って素子の端子間等の接続情報であるネットリ
ストを生成する。作成形式は生成するネットリストのフ
ォーマットであって、互いに接続された素子の端子の記
述する順序を示している。そして、生成したネットリス
トは磁気ディスク装置4のネットリストファイル21に
格納する。
4に設けたネットリスト作成ガイドファイル20の作成
形式に従って素子の端子間等の接続情報であるネットリ
ストを生成する。作成形式は生成するネットリストのフ
ォーマットであって、互いに接続された素子の端子の記
述する順序を示している。そして、生成したネットリス
トは磁気ディスク装置4のネットリストファイル21に
格納する。
【0027】このように、本実施例では、予めセル名が
記述されたセル名ファイル12と前記セル名に対応する
素子構造が記述された構造記述ファイル13とを作成し
ておき、セル名ファイル12に記述されたセル名をレイ
アウトパターンデータより検索する。そのセル名が存在
する場合には該セル名に対応して記述された素子構造と
レイアウトパターンデータの図形構造とを比較する。そ
して、その素子構造と図形構造とが一致する場合には、
そのセル名の素子が特定され、そのセル名に対応してレ
イアウトパターンデータに格納された該素子の植え付け
点と植え付け情報とを読み出すようにした。
記述されたセル名ファイル12と前記セル名に対応する
素子構造が記述された構造記述ファイル13とを作成し
ておき、セル名ファイル12に記述されたセル名をレイ
アウトパターンデータより検索する。そのセル名が存在
する場合には該セル名に対応して記述された素子構造と
レイアウトパターンデータの図形構造とを比較する。そ
して、その素子構造と図形構造とが一致する場合には、
そのセル名の素子が特定され、そのセル名に対応してレ
イアウトパターンデータに格納された該素子の植え付け
点と植え付け情報とを読み出すようにした。
【0028】従って、従来のようにレイヤーによって識
別された図形の演算によって素子を抽出しないので、即
ち、素子の構造と図形演算により比較するだけで図形演
算をする必要がないので、短時間に精度の高い素子抽出
が行える。その結果、ネットリストを短時間で作成する
ことができることになり、接続チェックのための検証処
理時間の短縮をはかることができる。
別された図形の演算によって素子を抽出しないので、即
ち、素子の構造と図形演算により比較するだけで図形演
算をする必要がないので、短時間に精度の高い素子抽出
が行える。その結果、ネットリストを短時間で作成する
ことができることになり、接続チェックのための検証処
理時間の短縮をはかることができる。
【0029】更に、階層構造に形成されたレイアウトパ
ターンデータをセル名の階層で展開し中間データを生成
するようにした。その結果、従来の図形データに比べて
データ量を少なくすることができ、磁気ディスク装置4
への負荷を軽減することができる。
ターンデータをセル名の階層で展開し中間データを生成
するようにした。その結果、従来の図形データに比べて
データ量を少なくすることができ、磁気ディスク装置4
への負荷を軽減することができる。
【0030】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、以下の態様で実施してもよい。 (1)本実施例では、素子データファイル15、中間デ
ータファイル16及び位置情報ファイル17を磁気ディ
スク装置4に記憶するようにしたが、各ファイル15,
16,17をメモリ3に記憶させて処理するようにして
もよい。その結果、磁気ディスク装置4の負荷を更に軽
減することができる。
ではなく、以下の態様で実施してもよい。 (1)本実施例では、素子データファイル15、中間デ
ータファイル16及び位置情報ファイル17を磁気ディ
スク装置4に記憶するようにしたが、各ファイル15,
16,17をメモリ3に記憶させて処理するようにして
もよい。その結果、磁気ディスク装置4の負荷を更に軽
減することができる。
【0031】(2)本実施例では、S3において、近接
条件ファイル18に基づいて素子の配置・配線のチェッ
クを行うようにしたが、設計データファイル11に基づ
いて予め別に設けたDRCプログラムにて配置・配線チ
ェックを実施するようにしてもよい。
条件ファイル18に基づいて素子の配置・配線のチェッ
クを行うようにしたが、設計データファイル11に基づ
いて予め別に設けたDRCプログラムにて配置・配線チ
ェックを実施するようにしてもよい。
【0032】(3)本実施例では、S1において生成す
るエラーファイル14とS5において、生成するネット
リストファイル27の内容をそれぞれ必要に応じて印刷
出力するようにしてもよい。
るエラーファイル14とS5において、生成するネット
リストファイル27の内容をそれぞれ必要に応じて印刷
出力するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
LVS検証において素子抽出ルールを容易に作成でき、
かつ接続チェックのための検証処理時間の短縮及び記憶
装置への負荷を軽減させることができる優れた効果があ
る。
LVS検証において素子抽出ルールを容易に作成でき、
かつ接続チェックのための検証処理時間の短縮及び記憶
装置への負荷を軽減させることができる優れた効果があ
る。
【図1】本発明の素子抽出方法を用いたネットリスト作
成を説明するフローチャートである。
成を説明するフローチャートである。
【図2】本発明の一実施例を実施するためのネットリス
ト生成装置の概略図である。
ト生成装置の概略図である。
【符号の説明】 2 CPU 4 磁気ディスク装置 11 設計データファイル 12 セル名ファイル 13 構造記述ファイル 19 配線ルールファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822 // G01B 11/00 H
Claims (1)
- 【請求項1】 予めセル名が記述されたセル名ファイル
(12)と、そのセル名に対応する素子構造が記述され
た構造記述ファイル(13)とを作成しておき、セル名
ファイル(12)に記述されたセル名をレイアウトパタ
ーンデータより検索し、そのセル名が存在する場合、レ
イアウトパターンデータの該セル名の素子を特定するた
めに、該セル名に対応して記述された構造記述ファイル
(13)の素子構造とレイアウトパターンデータの図形
構造とを比較し、その素子構造と図形構造とが一致する
場合にはレイアウトパターンデータに格納された該セル
名の素子の座標データである植え付け点と素子の状態を
示す植え付け情報とを読み出してレイアウトパターンデ
ータから素子を抽出するようにしたことを特徴とするレ
イアウトパターンデータからの素子抽出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5233557A JPH0793392A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | レイアウトパターンデータからの素子抽出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5233557A JPH0793392A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | レイアウトパターンデータからの素子抽出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0793392A true JPH0793392A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=16956937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5233557A Withdrawn JPH0793392A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | レイアウトパターンデータからの素子抽出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0793392A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150067621A1 (en) * | 2012-09-05 | 2015-03-05 | Mentor Graphics Corporation | Logic-Driven Layout Pattern Analysis |
US11023648B2 (en) | 2017-12-12 | 2021-06-01 | Siemens Industry Software Inc. | Puzzle-based pattern analysis and classification |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP5233557A patent/JPH0793392A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150067621A1 (en) * | 2012-09-05 | 2015-03-05 | Mentor Graphics Corporation | Logic-Driven Layout Pattern Analysis |
US11023648B2 (en) | 2017-12-12 | 2021-06-01 | Siemens Industry Software Inc. | Puzzle-based pattern analysis and classification |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001128 |