JPH0793255A - 情報処理システム - Google Patents
情報処理システムInfo
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- JPH0793255A JPH0793255A JP25632093A JP25632093A JPH0793255A JP H0793255 A JPH0793255 A JP H0793255A JP 25632093 A JP25632093 A JP 25632093A JP 25632093 A JP25632093 A JP 25632093A JP H0793255 A JPH0793255 A JP H0793255A
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- Japan
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- continuous
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- processing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ワークステーションが本来持つ特質を継承しつ
つマルチメディア・アプリケーションをサポートするネ
ットワーキング機能を十分に持つ情報処理システムを提
供する。 【構成】動画/音声情報のようなコンティニュアス情報
を処理する能力を持つハードウェア資源11〜1nと、
これらのハードウェア資源をそれぞれ個別に管理する資
源管理部21〜2nと、ハードウェア資源間の接続関係
を管理する接続管理部30と、コンティニュアス情報を
処理するためのユーザプログラム10に従って資源管理
部21〜2nに対しコンティニュアス情報の処理を個別
に依頼する処理依頼部41〜4nと、ユーザプログラム
10に従って接続管理部30手段に対し処理が依頼され
たハードウェア資源間の接続を依頼する接続依頼部50
とを有する情報処理システム。
つマルチメディア・アプリケーションをサポートするネ
ットワーキング機能を十分に持つ情報処理システムを提
供する。 【構成】動画/音声情報のようなコンティニュアス情報
を処理する能力を持つハードウェア資源11〜1nと、
これらのハードウェア資源をそれぞれ個別に管理する資
源管理部21〜2nと、ハードウェア資源間の接続関係
を管理する接続管理部30と、コンティニュアス情報を
処理するためのユーザプログラム10に従って資源管理
部21〜2nに対しコンティニュアス情報の処理を個別
に依頼する処理依頼部41〜4nと、ユーザプログラム
10に従って接続管理部30手段に対し処理が依頼され
たハードウェア資源間の接続を依頼する接続依頼部50
とを有する情報処理システム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字情報、図形情報、
動画情報および音声情報などのマルチメディア情報を統
一して扱える情報処理システムに関し、特にATM技術
により提供される高速な伝送/交換サービスを十分に活
用できる情報処理システムに関する。
動画情報および音声情報などのマルチメディア情報を統
一して扱える情報処理システムに関し、特にATM技術
により提供される高速な伝送/交換サービスを十分に活
用できる情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、情報の伝送/交換技術の高速化を
狙う技術として、ATM(非同期転送モード)技術が注
目を集めている。ATMは、全ての情報をセルと呼ばれ
る固定長短パケットに担わせて転送する事により、パケ
ット交換をいわゆるハードウェアスイッチングにより実
現し、情報を高速に伝送/交換することを狙った技術で
ある。
狙う技術として、ATM(非同期転送モード)技術が注
目を集めている。ATMは、全ての情報をセルと呼ばれ
る固定長短パケットに担わせて転送する事により、パケ
ット交換をいわゆるハードウェアスイッチングにより実
現し、情報を高速に伝送/交換することを狙った技術で
ある。
【0003】このように、ATMでは全ての情報を固定
長の短パケットであるセルに乗せて転送する事から、今
まで計算機のプログラム/データといった文字情報の転
送に使用されてきたパケット交換との親和性が良く、ま
たセルの交換をハードウェアスイッチングで行う事によ
り、従来のパケット交換では転送しにくかったコンティ
ニュアス情報、すなわち電話等で扱われる音声情報、C
ADデータのような図形情報、動画情報のような画像情
報についても、ユーザが要求する応答速度で転送するこ
とが可能となる。この結果、ユーザに対して単一のイン
タフェース点でこれらのコンティニュアス情報の転送/
交換サービスを提供することができるようになる。ここ
から、ATM技術は次世代のマルチメディア通信網を構
築する基本技術と目されている。
長の短パケットであるセルに乗せて転送する事から、今
まで計算機のプログラム/データといった文字情報の転
送に使用されてきたパケット交換との親和性が良く、ま
たセルの交換をハードウェアスイッチングで行う事によ
り、従来のパケット交換では転送しにくかったコンティ
ニュアス情報、すなわち電話等で扱われる音声情報、C
ADデータのような図形情報、動画情報のような画像情
報についても、ユーザが要求する応答速度で転送するこ
とが可能となる。この結果、ユーザに対して単一のイン
タフェース点でこれらのコンティニュアス情報の転送/
交換サービスを提供することができるようになる。ここ
から、ATM技術は次世代のマルチメディア通信網を構
築する基本技術と目されている。
【0004】通信網を構成する3機能である交換機能、
伝送機能および通信端末のうち、交換機能と伝送機能が
ATM技術により高速化される目処の付いた現在、AT
M技術を生かす通信端末の実現が技術的急務となってい
る。このような通信端末がユーザに提供できるサービス
は、交換機能、伝送機能の高速化に伴い、これまで以上
に高度化された文字情報、図形情報、音声情報および動
画情報などの種々のメディアの情報を統合したサービ
ス、いわゆるマルチメディアサービスであることが望ま
しい。具体的には、例えばゲートアレイの製造業者の担
当者に、複数の設計者が設計したゲートアレイの設計図
を見せながら、TV会議で技術的サポートを受ける、あ
るサービスベンタが作成したハイパーメディアデータベ
ースにアクセスし、所望の文字/図形/音声/動画情報
を手に入れるといったようなサービスである。
伝送機能および通信端末のうち、交換機能と伝送機能が
ATM技術により高速化される目処の付いた現在、AT
M技術を生かす通信端末の実現が技術的急務となってい
る。このような通信端末がユーザに提供できるサービス
は、交換機能、伝送機能の高速化に伴い、これまで以上
に高度化された文字情報、図形情報、音声情報および動
画情報などの種々のメディアの情報を統合したサービ
ス、いわゆるマルチメディアサービスであることが望ま
しい。具体的には、例えばゲートアレイの製造業者の担
当者に、複数の設計者が設計したゲートアレイの設計図
を見せながら、TV会議で技術的サポートを受ける、あ
るサービスベンタが作成したハイパーメディアデータベ
ースにアクセスし、所望の文字/図形/音声/動画情報
を手に入れるといったようなサービスである。
【0005】このような高度化されたマルチメディアサ
ービスをユーザに提供する通信端末としては、ワークス
テーションと呼ばれる情報処理システムが注目されてい
る。ワークステーションは、このような通信端末に適し
た数々の特徴を持つ。
ービスをユーザに提供する通信端末としては、ワークス
テーションと呼ばれる情報処理システムが注目されてい
る。ワークステーションは、このような通信端末に適し
た数々の特徴を持つ。
【0006】ワークステーションの第1の特徴は、例え
ば1280×1024画素といった高解像度のビットマ
ップディスプレイを備え、フレームメモリがマイクロプ
ロセッサのバスに直結されていて、マイクロプロセッサ
が柔軟に画面上に文字情報は勿論、図形情報までも表示
することができるというように、ユーザに対する情報提
示能力が高い事にある。
ば1280×1024画素といった高解像度のビットマ
ップディスプレイを備え、フレームメモリがマイクロプ
ロセッサのバスに直結されていて、マイクロプロセッサ
が柔軟に画面上に文字情報は勿論、図形情報までも表示
することができるというように、ユーザに対する情報提
示能力が高い事にある。
【0007】ワークステーションの第2の特徴は、ワー
クステーションが原則的に一人で使用されるものである
ため、ユーザ各人にマイクロプロセッサを一つ割り当て
る事によって、ユーザに対する情報処理能力割当が大き
い事にある。
クステーションが原則的に一人で使用されるものである
ため、ユーザ各人にマイクロプロセッサを一つ割り当て
る事によって、ユーザに対する情報処理能力割当が大き
い事にある。
【0008】これら第1および第2の特徴から、ワーク
ステーションでは一つのCRT画面上に複数のウィンド
を表示する等、より多くの計算能力が要求される、より
使い易いユーザインタフェースを実現する事が可能にな
る。
ステーションでは一つのCRT画面上に複数のウィンド
を表示する等、より多くの計算能力が要求される、より
使い易いユーザインタフェースを実現する事が可能にな
る。
【0009】ワークステーションの第3の特徴は、ネッ
トワーキング機能により、他のワークステーションのデ
ィスクストレージ上のデータにアクセスする、他のワー
クステーションから依頼された仕事を実行するといっ
た、ワークステーション間でのデータ/サービスの共有
を可能としている事である。この第3の特徴から、新規
サービスを要求しているユーザのみに当該サービスを提
供したり、当該サービスを要求するユーザ数が増えたと
きに必要なだけハード/ソフトを追加/拡張するといっ
た事が可能になる。
トワーキング機能により、他のワークステーションのデ
ィスクストレージ上のデータにアクセスする、他のワー
クステーションから依頼された仕事を実行するといっ
た、ワークステーション間でのデータ/サービスの共有
を可能としている事である。この第3の特徴から、新規
サービスを要求しているユーザのみに当該サービスを提
供したり、当該サービスを要求するユーザ数が増えたと
きに必要なだけハード/ソフトを追加/拡張するといっ
た事が可能になる。
【0010】この場合、導入する新規サービスを障害透
過性を持つものとすることにより、部分的に導入した新
規サービスに必要なハード/ソフトのバグの波及範囲を
当該サービスを利用しているユーザのみに限定する事が
比較的容易である。この為、ワークステーションに新規
サービスを導入する事には、比較的抵抗が少ない。
過性を持つものとすることにより、部分的に導入した新
規サービスに必要なハード/ソフトのバグの波及範囲を
当該サービスを利用しているユーザのみに限定する事が
比較的容易である。この為、ワークステーションに新規
サービスを導入する事には、比較的抵抗が少ない。
【0011】ワークステーションの第4の特徴は、一般
的にワークステーション用OS(オペレーティングシス
テム)として採用されているUNIXの様に、移植性に
優れるOSを採用している事である。この第4の特徴に
より、ワークステーションの能力を上げるために新規開
発されたより高速なマイクロプロセッサを積極的に取り
入れる事が容易であり、これによりダウンサイジングの
流れを作って来た。
的にワークステーション用OS(オペレーティングシス
テム)として採用されているUNIXの様に、移植性に
優れるOSを採用している事である。この第4の特徴に
より、ワークステーションの能力を上げるために新規開
発されたより高速なマイクロプロセッサを積極的に取り
入れる事が容易であり、これによりダウンサイジングの
流れを作って来た。
【0012】近年、ワークステーション上で提供される
サービスは、高度化の一途を辿っている(例えば、マル
チウィンドサービスをサーバ−クライアントモデルで提
供するX−windowシステム等)。これは、上述の
第4の特徴によるダウンサイジングの流れが第1、第2
の特徴による高度なユーザインタフェースによる高度な
新規サービス開発・導入を促進し、第3の特徴により新
規サービスの普及を促し、その結果がまたさらに高速な
マイクロプロセッサの開発を促進してダウンサイジング
の流れを作るといった様に、ワークステーションの持つ
特徴が相互作用している結果である。
サービスは、高度化の一途を辿っている(例えば、マル
チウィンドサービスをサーバ−クライアントモデルで提
供するX−windowシステム等)。これは、上述の
第4の特徴によるダウンサイジングの流れが第1、第2
の特徴による高度なユーザインタフェースによる高度な
新規サービス開発・導入を促進し、第3の特徴により新
規サービスの普及を促し、その結果がまたさらに高速な
マイクロプロセッサの開発を促進してダウンサイジング
の流れを作るといった様に、ワークステーションの持つ
特徴が相互作用している結果である。
【0013】上述したマルチメディアサービスは、今
後、ワークステーション上で提供されるより高度化した
サービスであろうと近年注目を集めているものであり、
例えばハイパーテキスト等といった、マルチメディア化
されたアプリケーション(ソフトウェア)により提供さ
れる。このようなマルチメディア・アプリケーションに
よって、ユーザは今までワークステーションが扱ってき
た文字情報や図形情報のみではなく、動画情報、音声情
報といったよりユーザフレンドリな情報に容易にアクセ
スすることができるようになる。
後、ワークステーション上で提供されるより高度化した
サービスであろうと近年注目を集めているものであり、
例えばハイパーテキスト等といった、マルチメディア化
されたアプリケーション(ソフトウェア)により提供さ
れる。このようなマルチメディア・アプリケーションに
よって、ユーザは今までワークステーションが扱ってき
た文字情報や図形情報のみではなく、動画情報、音声情
報といったよりユーザフレンドリな情報に容易にアクセ
スすることができるようになる。
【0014】マルチメディア・アプリケーションは、ワ
ークステーションに対してCRT画面上のウィンドに文
字、図形情報のみならず、静止画/動画といった画像情
報も表示し、同時にスピーカ等から音声情報を出力する
という機能を要求する。
ークステーションに対してCRT画面上のウィンドに文
字、図形情報のみならず、静止画/動画といった画像情
報も表示し、同時にスピーカ等から音声情報を出力する
という機能を要求する。
【0015】ところで、現在一般的なワークステーショ
ンでは、ネットワーキングの為にイーサネットインタフ
ェースを持っている。しかし、イーサネットインタフェ
ースの伝送速度は最大10Mbps であり、ワークステー
ション上のマルチメディア・アプリケーションの扱うデ
ータを通信するには伝送速度が不足している。ここに、
ワークステーションにATM技術を導入する理由があ
り、ATMインタフェースを持ったワークステーション
が現在活発に議論されている。
ンでは、ネットワーキングの為にイーサネットインタフ
ェースを持っている。しかし、イーサネットインタフェ
ースの伝送速度は最大10Mbps であり、ワークステー
ション上のマルチメディア・アプリケーションの扱うデ
ータを通信するには伝送速度が不足している。ここに、
ワークステーションにATM技術を導入する理由があ
り、ATMインタフェースを持ったワークステーション
が現在活発に議論されている。
【0016】ATMインタフェースを持ったワークステ
ーションの例としては、例えばIEEE主催の“インテグレ
イティド広帯域サービスとネットワークに関する国際会
議”(1990年10月)の議事録、pp.289-294に記載された
J.Huelamo 著の“MCPR−広帯域ネットワークの為のマル
チメディア端末”と称する論文に開示されたワークステ
ーションがある。これは一般的なワークステーション
に、(1) 一つのインタフェース点上で複数のコネクショ
ンを扱う為のATMマルチプレクサ/デマルチプレク
サ、(2) マイクロプロセッサ間の文字情報/図形情報
や、動画情報/音声情報の転送をサポートする為の各情
報のATMセル化/デセル化機能、(3) 動画情報/音声
情報の情報源であるビデオカメラ/マイクロフォン等、
(4) マイクロプロセッサがCRTディスプレイ上に出力
する文字情報、図形情報に、インタフェース点またはビ
デオカメラの様な画像情報源からの動画情報を重ねてC
RTディスプレイ上に表示するための機能、(5) インタ
ーフェース点またはマイクロフォンの様な音声情報源か
らの音声情報を再生する機能、(6) 情報源からの動画情
報/音声情報をインタフェース点へと導く機能を付加し
て構成されるワークステーションである。
ーションの例としては、例えばIEEE主催の“インテグレ
イティド広帯域サービスとネットワークに関する国際会
議”(1990年10月)の議事録、pp.289-294に記載された
J.Huelamo 著の“MCPR−広帯域ネットワークの為のマル
チメディア端末”と称する論文に開示されたワークステ
ーションがある。これは一般的なワークステーション
に、(1) 一つのインタフェース点上で複数のコネクショ
ンを扱う為のATMマルチプレクサ/デマルチプレク
サ、(2) マイクロプロセッサ間の文字情報/図形情報
や、動画情報/音声情報の転送をサポートする為の各情
報のATMセル化/デセル化機能、(3) 動画情報/音声
情報の情報源であるビデオカメラ/マイクロフォン等、
(4) マイクロプロセッサがCRTディスプレイ上に出力
する文字情報、図形情報に、インタフェース点またはビ
デオカメラの様な画像情報源からの動画情報を重ねてC
RTディスプレイ上に表示するための機能、(5) インタ
ーフェース点またはマイクロフォンの様な音声情報源か
らの音声情報を再生する機能、(6) 情報源からの動画情
報/音声情報をインタフェース点へと導く機能を付加し
て構成されるワークステーションである。
【0017】しかしながら、上述の様な従来技術による
ATMインタフェース付きワークステーションは、以下
に詳細に述べる様に従来よりワークステーションが持
ち、その発達を促した特徴を継承できない、という大き
な問題点がある。
ATMインタフェース付きワークステーションは、以下
に詳細に述べる様に従来よりワークステーションが持
ち、その発達を促した特徴を継承できない、という大き
な問題点がある。
【0018】すなわち、従来技術によるATMインタフ
ェース付きワークステーションは、情報源の出力する動
画情報/音声情報を単にインタフェース点に出力する
か、インタフェース点からの動画情報/音声情報をCR
Tディスプレイ/スピーカに出力するかの情報転送パス
しか持たず、インタフェース点/情報源からの動画情報
/音声情報を加工してインタフェース点に出力する機能
を持たない。この為、例えば会議接続を行う場合には、
ネットワーク側に当該機能が存在する事、具体的にはネ
ットワークを構成している構内交換機(PBX)や公衆
網の交換機が当該機能をサポートする事を期待せざるを
得ない。
ェース付きワークステーションは、情報源の出力する動
画情報/音声情報を単にインタフェース点に出力する
か、インタフェース点からの動画情報/音声情報をCR
Tディスプレイ/スピーカに出力するかの情報転送パス
しか持たず、インタフェース点/情報源からの動画情報
/音声情報を加工してインタフェース点に出力する機能
を持たない。この為、例えば会議接続を行う場合には、
ネットワーク側に当該機能が存在する事、具体的にはネ
ットワークを構成している構内交換機(PBX)や公衆
網の交換機が当該機能をサポートする事を期待せざるを
得ない。
【0019】ところで、上述の会議接続等といった高度
サービス機能をネットワーク側に期待するという考え方
は、プロセッサ等の情報処理システムがコスト高であっ
た時代に考えられた高度サービス提供法である。この形
態は、専らPBXや公衆網の交換機が持つ情報処理機能
が高度サービスを提供し、通信端末はその提供されたサ
ービスを使用するというものである。この形態をとる
と、例えばオンフック/オフフックと呼ばれるハンドセ
ットの状態やユーザにより与えられる電話番号といった
単純な情報をPBX/交換機に伝える機能や、PBX/
交換機からの要求により着信音を鳴らす機能、及びPB
X/交換機からの音声を再生し、また自側の音声をPB
X/交換機に転送する機能しか持たない既存の電話機の
様な単純な機能しか持たない通信端末を使ったとして
も、当該通信端末の持つ能力以上のサービス(例えば、
既存のPBXにて提供されるモーニングコールサービス
や音声会議接続サービス)をユーザに提供できる。従っ
て、この形態は特に情報処理システムがコスト高である
局面において、有利である。
サービス機能をネットワーク側に期待するという考え方
は、プロセッサ等の情報処理システムがコスト高であっ
た時代に考えられた高度サービス提供法である。この形
態は、専らPBXや公衆網の交換機が持つ情報処理機能
が高度サービスを提供し、通信端末はその提供されたサ
ービスを使用するというものである。この形態をとる
と、例えばオンフック/オフフックと呼ばれるハンドセ
ットの状態やユーザにより与えられる電話番号といった
単純な情報をPBX/交換機に伝える機能や、PBX/
交換機からの要求により着信音を鳴らす機能、及びPB
X/交換機からの音声を再生し、また自側の音声をPB
X/交換機に転送する機能しか持たない既存の電話機の
様な単純な機能しか持たない通信端末を使ったとして
も、当該通信端末の持つ能力以上のサービス(例えば、
既存のPBXにて提供されるモーニングコールサービス
や音声会議接続サービス)をユーザに提供できる。従っ
て、この形態は特に情報処理システムがコスト高である
局面において、有利である。
【0020】一方で、この形態には以下に述べる欠点が
ある。
ある。
【0021】第1の欠点は、新規サービス導入決定から
開発、提供までに長い時間がかかってしまうことであ
る。これは、PBX/交換機が一括して提供するサービ
スが多数のユーザに使用されるため、サービスを提供す
るプロセッサ/プログラムに多大な信頼性が要求され、
信頼性確保の為に開発に長い時間がかかることに起因す
る。また、多大な信頼性が要求されるため、新規開発さ
れた高速なマイクロプロセッサを採用する事に対してか
なり抵抗が大きい。
開発、提供までに長い時間がかかってしまうことであ
る。これは、PBX/交換機が一括して提供するサービ
スが多数のユーザに使用されるため、サービスを提供す
るプロセッサ/プログラムに多大な信頼性が要求され、
信頼性確保の為に開発に長い時間がかかることに起因す
る。また、多大な信頼性が要求されるため、新規開発さ
れた高速なマイクロプロセッサを採用する事に対してか
なり抵抗が大きい。
【0022】第2の欠点は、新規サービスへの機能追
加、新規サービスの需要増に対応したスループット向上
が困難であることである。これは、PBX/交換機が多
数のユーザに一括してサービスを提供しているため、一
旦サービスインしたサービスを停止させる事にはユーザ
側にかなり大きな抵抗があることに起因する。提供中の
サービスを停止させる事に大きな抵抗があるため、機能
追加/スループット向上は、当該サービスをユーザに提
供している状態で行わなければならない。良く知られて
いるように、活線状態でのサービス追加/スループット
向上は(サービスが複雑化してくると特に)困難であ
る。この結果として、新規サービスの機能追加/スルー
プット向上を行う事に対する抵抗が大きくなってしま
う。
加、新規サービスの需要増に対応したスループット向上
が困難であることである。これは、PBX/交換機が多
数のユーザに一括してサービスを提供しているため、一
旦サービスインしたサービスを停止させる事にはユーザ
側にかなり大きな抵抗があることに起因する。提供中の
サービスを停止させる事に大きな抵抗があるため、機能
追加/スループット向上は、当該サービスをユーザに提
供している状態で行わなければならない。良く知られて
いるように、活線状態でのサービス追加/スループット
向上は(サービスが複雑化してくると特に)困難であ
る。この結果として、新規サービスの機能追加/スルー
プット向上を行う事に対する抵抗が大きくなってしま
う。
【0023】即ち、ネットワークで提供する高度サービ
スには、サービスインに時間がかかる、機能拡張がなか
なか行われないという特性がある。高度サービスをネッ
トワークが提供する事を期待する従来のATMインタフ
ェース付きワークステーションは、この特性を受け継ぐ
事になる。これは、ネットワーキングによってサービス
導入/拡張が容易であるとか、ダウンサイジングによっ
てサービスのスループットを上げることが容易であると
いったワークステーションの持つ好ましい特性を継承で
きない事を意味する。
スには、サービスインに時間がかかる、機能拡張がなか
なか行われないという特性がある。高度サービスをネッ
トワークが提供する事を期待する従来のATMインタフ
ェース付きワークステーションは、この特性を受け継ぐ
事になる。これは、ネットワーキングによってサービス
導入/拡張が容易であるとか、ダウンサイジングによっ
てサービスのスループットを上げることが容易であると
いったワークステーションの持つ好ましい特性を継承で
きない事を意味する。
【0024】さらに、従来のATMインタフェース付き
ワークステーションでは、今までワークステーションが
持っていた使いやすいユーザインタフェースという好ま
しい特徴も継承できない。これは以下の様な理由によ
る。
ワークステーションでは、今までワークステーションが
持っていた使いやすいユーザインタフェースという好ま
しい特徴も継承できない。これは以下の様な理由によ
る。
【0025】マルチメディア・アプリケーションでは、
当然、インタフェース点からの動画情報/音声情報を取
り込み、ハイパーメディア等を構築するといった操作を
行う必要がある。即ち、インタフェース点/情報源から
受け取った情報を加工する必要がある。
当然、インタフェース点からの動画情報/音声情報を取
り込み、ハイパーメディア等を構築するといった操作を
行う必要がある。即ち、インタフェース点/情報源から
受け取った情報を加工する必要がある。
【0026】従来のATMインタフェース付きワークス
テーションでは、上述の様に動画情報/音声情報につい
て、単に情報源からインタフェース点に転送するか、イ
ンタフェース点からCRTディスプレイ/スピーカに出
力するかの情報転送パスしか持たない。この為、動画情
報/音声情報を加工する場合には、マイクロプロセッサ
を用いることになる。マイクロプロセッサを用いて動画
情報/音声情報を加工する為には、これらの情報をマイ
クロプロセッサのバス上に乗せ、動画情報/音声情報を
加工するために行われる操作、例えば過去の情報との積
和演算を行って自己相関を取るといった操作をマイクロ
プロセッサを用いて行う事になる。
テーションでは、上述の様に動画情報/音声情報につい
て、単に情報源からインタフェース点に転送するか、イ
ンタフェース点からCRTディスプレイ/スピーカに出
力するかの情報転送パスしか持たない。この為、動画情
報/音声情報を加工する場合には、マイクロプロセッサ
を用いることになる。マイクロプロセッサを用いて動画
情報/音声情報を加工する為には、これらの情報をマイ
クロプロセッサのバス上に乗せ、動画情報/音声情報を
加工するために行われる操作、例えば過去の情報との積
和演算を行って自己相関を取るといった操作をマイクロ
プロセッサを用いて行う事になる。
【0027】ところで、汎用のマイクロプロセッサは、
積和演算を行う際に効率を向上させる事のできる種々の
機能(例えば乗算器の出力を直接加算器の入力とする機
能)を持っておらず、従って動画情報/音声情報を加工
する事に向いていない。この結果として、マイクロプロ
セッサのバスがこれらの情報で比較的長時間占有される
事になる。
積和演算を行う際に効率を向上させる事のできる種々の
機能(例えば乗算器の出力を直接加算器の入力とする機
能)を持っておらず、従って動画情報/音声情報を加工
する事に向いていない。この結果として、マイクロプロ
セッサのバスがこれらの情報で比較的長時間占有される
事になる。
【0028】マイクロプロセッサのバス上では、プロセ
ッサへの命令列の転送、プロセススイッチングの為のメ
モリ−ディスク装置間のデータ転送といった情報処理を
進める上で必須の情報転送が行われている。ワークステ
ーションの場合は、さらにウィンドの枠やウィンド内の
文字といった、CRTディスプレイ上に表示する文字/
図形情報も転送されている。
ッサへの命令列の転送、プロセススイッチングの為のメ
モリ−ディスク装置間のデータ転送といった情報処理を
進める上で必須の情報転送が行われている。ワークステ
ーションの場合は、さらにウィンドの枠やウィンド内の
文字といった、CRTディスプレイ上に表示する文字/
図形情報も転送されている。
【0029】マイクロプロセッサのバスが動画情報/音
声情報で長時間占有されると、情報処理を進める上で必
須の情報転送や、CRTディスプレイ上に表示する文字
/図形情報の転送が阻害される事になり、結果としてユ
ーザから見た反応速度が低下する。よって、従来技術に
よるATMインタフェース付きワークステーション上の
マルチメディア・アプリケーションの応答性は悪くなら
ざるを得ず、使いやすいユーザインタフェースというワ
ークステーションの好ましい特性を継承する事が出来な
い。
声情報で長時間占有されると、情報処理を進める上で必
須の情報転送や、CRTディスプレイ上に表示する文字
/図形情報の転送が阻害される事になり、結果としてユ
ーザから見た反応速度が低下する。よって、従来技術に
よるATMインタフェース付きワークステーション上の
マルチメディア・アプリケーションの応答性は悪くなら
ざるを得ず、使いやすいユーザインタフェースというワ
ークステーションの好ましい特性を継承する事が出来な
い。
【0030】従来のATMインタフェース付きワークス
テーションは、今までワークステーションが持っていた
好ましい特性を継承することが出来ないという上述の問
題点に加えて、以下に述べるようにマルチメディア・ア
プリケーションをサポートする為のネットワーキング機
能が不十分であるという問題点も持つ。
テーションは、今までワークステーションが持っていた
好ましい特性を継承することが出来ないという上述の問
題点に加えて、以下に述べるようにマルチメディア・ア
プリケーションをサポートする為のネットワーキング機
能が不十分であるという問題点も持つ。
【0031】従来から実現されていたワークステーショ
ンでは、文字/図形情報、すなわちコンティニュアスで
ない情報を扱ってきた。この様なワークステーションで
は、ネットワーキングによるデータ/サービス共有をR
PC(リモートプロシジャーコール)と呼ばれる枠組み
によって実現している。RPCは良く知られているよう
に、リモートのワークステーション上のサブルーチンを
ネットワークを介してあたかも自身のメモリ内に蓄えら
れているサブルーチンであるかのように呼び出せる仕掛
けである。RPCを基本としたアプリケーションでは、
サブルーチン呼び出しと、その実行結果を受け取るとい
う枠組みでネットワーク上でのコミュニケーションを利
用している。扱う情報がコンティニュアスでないので、
従来のワークステーション間のコミュニケーションは、
サブルーチン呼び出し及びその実行結果を受け取るとい
った連続性に欠ける枠組みでも、十分アプリケーション
の要求を満足する事が可能であった。
ンでは、文字/図形情報、すなわちコンティニュアスで
ない情報を扱ってきた。この様なワークステーションで
は、ネットワーキングによるデータ/サービス共有をR
PC(リモートプロシジャーコール)と呼ばれる枠組み
によって実現している。RPCは良く知られているよう
に、リモートのワークステーション上のサブルーチンを
ネットワークを介してあたかも自身のメモリ内に蓄えら
れているサブルーチンであるかのように呼び出せる仕掛
けである。RPCを基本としたアプリケーションでは、
サブルーチン呼び出しと、その実行結果を受け取るとい
う枠組みでネットワーク上でのコミュニケーションを利
用している。扱う情報がコンティニュアスでないので、
従来のワークステーション間のコミュニケーションは、
サブルーチン呼び出し及びその実行結果を受け取るとい
った連続性に欠ける枠組みでも、十分アプリケーション
の要求を満足する事が可能であった。
【0032】マルチメディア・アプリケーションを構築
しようとする場合には、動画/音声情報といったコンテ
ィニュアス情報を扱う必要がある。これにRPCによっ
て対応するためには、例えば予め定められた頻度でRP
Cを呼び出すという不自然な方法をとらざるを得ない。
この為、他のワークステーションの持つ種々のコンティ
ニュアス情報を処理する為のハードウェア資源などをネ
ットワークを経由して使用し、導入初期のコスト低減を
図るという事が困難になる。すなわち、マルチメディア
・アプリケーションを構築する場合には、RPCという
枠組みは不十分である。
しようとする場合には、動画/音声情報といったコンテ
ィニュアス情報を扱う必要がある。これにRPCによっ
て対応するためには、例えば予め定められた頻度でRP
Cを呼び出すという不自然な方法をとらざるを得ない。
この為、他のワークステーションの持つ種々のコンティ
ニュアス情報を処理する為のハードウェア資源などをネ
ットワークを経由して使用し、導入初期のコスト低減を
図るという事が困難になる。すなわち、マルチメディア
・アプリケーションを構築する場合には、RPCという
枠組みは不十分である。
【0033】一方、元来コンティニュアス情報を扱うP
BXや公衆網の交換機では、呼という枠組みを用いてコ
ンティニュアス情報を扱っている。呼は、コンティニュ
アス情報を伝送する論理的なパスであり、パス中を流れ
る情報を加工するといった概念はない。従来のATMイ
ンタフェース付きワークステーションにおいても、コン
ティニュアス情報は呼の概念で扱われている。このた
め、インタフェース点または自身の持つ情報源からのコ
ンティニュアス情報は、インタフェース点もしくはCR
Tディスプレイ/スピーカへと単に垂れ流しとせざるを
得ず、ユーザがコンティニュアス情報を加工して新たに
ハイパーテキストデータベースを作成する事はできな
い。さらに、他のワークステーション上のハイパーテキ
ストデータベースにアクセスする場合でも、呼という枠
組みでアクセスする必要があるため、呼を流れる情報に
ある条件が成立した場合に他のデータベースからの情報
を付け加えるという、処理しているコンティニュアス情
報に同期した柔軟なデータ加工を行うようなプログラム
を開発する事は出来ない。
BXや公衆網の交換機では、呼という枠組みを用いてコ
ンティニュアス情報を扱っている。呼は、コンティニュ
アス情報を伝送する論理的なパスであり、パス中を流れ
る情報を加工するといった概念はない。従来のATMイ
ンタフェース付きワークステーションにおいても、コン
ティニュアス情報は呼の概念で扱われている。このた
め、インタフェース点または自身の持つ情報源からのコ
ンティニュアス情報は、インタフェース点もしくはCR
Tディスプレイ/スピーカへと単に垂れ流しとせざるを
得ず、ユーザがコンティニュアス情報を加工して新たに
ハイパーテキストデータベースを作成する事はできな
い。さらに、他のワークステーション上のハイパーテキ
ストデータベースにアクセスする場合でも、呼という枠
組みでアクセスする必要があるため、呼を流れる情報に
ある条件が成立した場合に他のデータベースからの情報
を付け加えるという、処理しているコンティニュアス情
報に同期した柔軟なデータ加工を行うようなプログラム
を開発する事は出来ない。
【0034】さらに、従来のATMインタフェース付き
ワークステーションでは、文字情報/図形情報のような
非コンティニュアス情報、今までのワークステーション
同様にRPCという枠組みにて扱われる。この為、コン
ティニュアス情報と非コンティニュアス情報とを扱う枠
組みが異なってしまい、コンティニュアス情報と非コン
ティニュアス情報とを一元化して扱うアプリケーション
が書き難いという問題点もある。
ワークステーションでは、文字情報/図形情報のような
非コンティニュアス情報、今までのワークステーション
同様にRPCという枠組みにて扱われる。この為、コン
ティニュアス情報と非コンティニュアス情報とを扱う枠
組みが異なってしまい、コンティニュアス情報と非コン
ティニュアス情報とを一元化して扱うアプリケーション
が書き難いという問題点もある。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた様に、従来
のATMインタフェース付きワークステーションには、
今までワークステーションが持っていた、使い易いユー
ザインタフェース、規模/サービス拡張容易性、性能向
上容易性といった好ましい性質を継承していない、マル
チメディア・アプリケーションをサポートするネットワ
ーキング機能が不十分であるという問題点があった。
のATMインタフェース付きワークステーションには、
今までワークステーションが持っていた、使い易いユー
ザインタフェース、規模/サービス拡張容易性、性能向
上容易性といった好ましい性質を継承していない、マル
チメディア・アプリケーションをサポートするネットワ
ーキング機能が不十分であるという問題点があった。
【0036】本発明の一つの目的は、規模・サービスの
拡張容易性および性能向上容易性といったワークステー
ションが本来持つ好ましい性質を継承しつつ、マルチメ
ディア・アプリケーションをサポートするネットワーキ
ング機能を十分に持つことができる情報処理システムを
提供することにある。
拡張容易性および性能向上容易性といったワークステー
ションが本来持つ好ましい性質を継承しつつ、マルチメ
ディア・アプリケーションをサポートするネットワーキ
ング機能を十分に持つことができる情報処理システムを
提供することにある。
【0037】本発明の他の目的は、さらに使い易いユー
ザインタフェースというワークステーションが本来持つ
好ましい性質を継承しつつ、マルチメディア・アプリケ
ーションをサポートするネットワーキング機能を持つこ
とができる情報処理システムを提供することにある。
ザインタフェースというワークステーションが本来持つ
好ましい性質を継承しつつ、マルチメディア・アプリケ
ーションをサポートするネットワーキング機能を持つこ
とができる情報処理システムを提供することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る情報処理システムは、時間的に連続し
たコンティニュアス情報を処理する能力を持つ複数のハ
ードウェア資源と、前記ハードウェア資源をそれぞれ個
別に管理する複数の資源管理手段と、前記ハードウェア
資源間の接続関係を管理する接続管理手段と、前記コン
ティニュアス情報の処理を命令するための処理命令手段
と、この処理命令手段からの命令に従って、前記資源管
理手段に対し該コンティニュアス情報の処理を個別に依
頼する複数の処理依頼手段と、前記処理命令手段からの
命令に従って、前記接続管理手段に対し前記処理依頼手
段により処理が依頼されたハードウェア資源間の接続を
依頼する接続依頼手段とを備えたことを基本的な特徴と
する。
め、本発明に係る情報処理システムは、時間的に連続し
たコンティニュアス情報を処理する能力を持つ複数のハ
ードウェア資源と、前記ハードウェア資源をそれぞれ個
別に管理する複数の資源管理手段と、前記ハードウェア
資源間の接続関係を管理する接続管理手段と、前記コン
ティニュアス情報の処理を命令するための処理命令手段
と、この処理命令手段からの命令に従って、前記資源管
理手段に対し該コンティニュアス情報の処理を個別に依
頼する複数の処理依頼手段と、前記処理命令手段からの
命令に従って、前記接続管理手段に対し前記処理依頼手
段により処理が依頼されたハードウェア資源間の接続を
依頼する接続依頼手段とを備えたことを基本的な特徴と
する。
【0039】また、本発明に係る情報処理システムは、
上記基本構成においてコンティニュアス情報を処理する
能力を持つ複数のハードウェア資源の入出力するコンテ
ィニュアス情報を予め定められた統一形式とした上で、
これらのハードウェア資源により入出力される統一形式
のコンティニュアス情報を転送する情報転送パスを上位
の制御主体の制御に従って任意の入出力端間に設定する
スイッチ手段を備えたことを特徴とする。
上記基本構成においてコンティニュアス情報を処理する
能力を持つ複数のハードウェア資源の入出力するコンテ
ィニュアス情報を予め定められた統一形式とした上で、
これらのハードウェア資源により入出力される統一形式
のコンティニュアス情報を転送する情報転送パスを上位
の制御主体の制御に従って任意の入出力端間に設定する
スイッチ手段を備えたことを特徴とする。
【0040】また、本発明は上記基本構成を有し、かつ
コンティニュアス情報と時間的に連続しない非コンティ
ニュアス情報の両方を扱う情報処理システムにおいて、
コンティニュアス情報を転送する第1の情報転送パス
と、非コンティニュアス情報を転送する第2の情報転送
パスとを分離して設け、コンティニュアス情報を処理す
る能力を持つ複数のハードウェア資源を第1の情報転送
パス上に配置したことを特徴とする。
コンティニュアス情報と時間的に連続しない非コンティ
ニュアス情報の両方を扱う情報処理システムにおいて、
コンティニュアス情報を転送する第1の情報転送パス
と、非コンティニュアス情報を転送する第2の情報転送
パスとを分離して設け、コンティニュアス情報を処理す
る能力を持つ複数のハードウェア資源を第1の情報転送
パス上に配置したことを特徴とする。
【0041】さらに、本発明において前記処理命令手段
からの命令はユーザによって記述されたユーザプログラ
ムであり、このユーザプログラムはコンティニュアス情
報を発生する第1のプロセスと、発生されたコンティニ
ュアス情報を加工する第2のプロセスと、加工されたコ
ンティニュアス情報を受け取る第3のプロセスとに分割
して記述されていることが望ましい。
からの命令はユーザによって記述されたユーザプログラ
ムであり、このユーザプログラムはコンティニュアス情
報を発生する第1のプロセスと、発生されたコンティニ
ュアス情報を加工する第2のプロセスと、加工されたコ
ンティニュアス情報を受け取る第3のプロセスとに分割
して記述されていることが望ましい。
【0042】
【作用】本発明の情報処理システムでは、コンティニュ
アス情報を処理する能力を持つ複数のハードウェア資源
をそれぞれ個別に管理する資源管理手段に対して、コン
ティニュアス情報を処理するためのユーザプログラムに
従ってコンティニュアス情報の処理を個別に依頼する形
式をとることで、各々の資源管理手段や各々のハードウ
ェア資源が同じワークステーションなどの情報処理装置
上に存在する必要はなくなる。
アス情報を処理する能力を持つ複数のハードウェア資源
をそれぞれ個別に管理する資源管理手段に対して、コン
ティニュアス情報を処理するためのユーザプログラムに
従ってコンティニュアス情報の処理を個別に依頼する形
式をとることで、各々の資源管理手段や各々のハードウ
ェア資源が同じワークステーションなどの情報処理装置
上に存在する必要はなくなる。
【0043】すなわち、ユーザプログラムを例えばコン
ティニュアス情報を発生する第1のプロセスと、発生さ
れたコンティニュアス情報を加工する第2のプロセスお
よび加工されたコンティニュアス情報を受け取る第3の
プロセスに分割して記述し、かつこれらのプロセスを資
源管理手段に依頼する形式とすることにより、これらの
プロセスや資源管理手段は一つのワークステーション内
に配置されていても、複数のワークステーションに分散
配置されていてもよいことになり、従ってコンティニュ
アス情報を扱うハードウェア資源やソフトウェアのネッ
トワーキングが可能となる。
ティニュアス情報を発生する第1のプロセスと、発生さ
れたコンティニュアス情報を加工する第2のプロセスお
よび加工されたコンティニュアス情報を受け取る第3の
プロセスに分割して記述し、かつこれらのプロセスを資
源管理手段に依頼する形式とすることにより、これらの
プロセスや資源管理手段は一つのワークステーション内
に配置されていても、複数のワークステーションに分散
配置されていてもよいことになり、従ってコンティニュ
アス情報を扱うハードウェア資源やソフトウェアのネッ
トワーキングが可能となる。
【0044】しかも、これらのハードウェア資源間の接
続関係を管理する接続管理手段に対して、コンティニュ
アス情報を処理するためのユーザプログラムに従って、
処理が依頼されたハードウェア資源間の接続を依頼する
構成とすることで、これらのハードウェア資源間を該ハ
ードウェアのスループットに従って任意に接続すること
が可能となり、規模・サービスの拡張容易性および性能
向上容易性を保持することができる。
続関係を管理する接続管理手段に対して、コンティニュ
アス情報を処理するためのユーザプログラムに従って、
処理が依頼されたハードウェア資源間の接続を依頼する
構成とすることで、これらのハードウェア資源間を該ハ
ードウェアのスループットに従って任意に接続すること
が可能となり、規模・サービスの拡張容易性および性能
向上容易性を保持することができる。
【0045】また、これら複数のハードウェア資源の入
出力するコンティニュアス情報を予め定められた統一形
式として、これらの入出力されるコンティニュアス情報
を転送する情報転送パスを上位の制御主体の制御に従っ
て任意の入出力端間に設定するスイッチ手段を設けれ
ば、規模・サービスの拡張および性能向上により有利と
なる。
出力するコンティニュアス情報を予め定められた統一形
式として、これらの入出力されるコンティニュアス情報
を転送する情報転送パスを上位の制御主体の制御に従っ
て任意の入出力端間に設定するスイッチ手段を設けれ
ば、規模・サービスの拡張および性能向上により有利と
なる。
【0046】さらに、情報転送パスをコンティニュアス
情報を転送する第1の情報転送パスと非コンティニュア
ス情報を転送する第2の情報転送パスとを明確に分離
し、コンティニュアス情報を処理する能力を持つ複数の
ハードウェア資源を第1の情報転送パス上に配置するこ
とにより、コンティニュアス情報の処理中でも非コンテ
ィニュアス情報の処理の応答性が低下せず、使い易いユ
ーザインタフェースを提供できる。
情報を転送する第1の情報転送パスと非コンティニュア
ス情報を転送する第2の情報転送パスとを明確に分離
し、コンティニュアス情報を処理する能力を持つ複数の
ハードウェア資源を第1の情報転送パス上に配置するこ
とにより、コンティニュアス情報の処理中でも非コンテ
ィニュアス情報の処理の応答性が低下せず、使い易いユ
ーザインタフェースを提供できる。
【0047】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0048】図1は、本発明による情報処理システムの
基本構成を概念的に示す示すブロック図である。この情
報処理システムは、音声情報や動画情報などのコンティ
ニュアス情報を処理する能力を持つ複数のハードウェア
資源11〜1nを有する。これらのハードウェア資源1
1〜1nはそれぞれ異なる処理、例えばコンティニュア
ス情報の発生、発生されたコンティニュアス情報の加工
および加工されたコンティニュアス情報の受領(表示な
ど)といった処理を行うものとする。また、これらのハ
ードウェア資源11〜1nは一つのワークステーション
のような情報処理装置内のハードウェアであってもよい
し、異なる複数の情報処理装置内にあってもよい。
基本構成を概念的に示す示すブロック図である。この情
報処理システムは、音声情報や動画情報などのコンティ
ニュアス情報を処理する能力を持つ複数のハードウェア
資源11〜1nを有する。これらのハードウェア資源1
1〜1nはそれぞれ異なる処理、例えばコンティニュア
ス情報の発生、発生されたコンティニュアス情報の加工
および加工されたコンティニュアス情報の受領(表示な
ど)といった処理を行うものとする。また、これらのハ
ードウェア資源11〜1nは一つのワークステーション
のような情報処理装置内のハードウェアであってもよい
し、異なる複数の情報処理装置内にあってもよい。
【0049】ハードウェア資源11〜1nにそれぞれ対
応して資源管理部11〜1nが設けられている。これら
の資源管理部11〜1nは、コンティニュアス情報を処
理するユーザプログラム10に従って処理依頼部41〜
4nから出される依頼を受けて、ハードウェア資源11
〜1nに対してコンティニュアス情報の処理を行わせる
ような管理制御を個別に行う。
応して資源管理部11〜1nが設けられている。これら
の資源管理部11〜1nは、コンティニュアス情報を処
理するユーザプログラム10に従って処理依頼部41〜
4nから出される依頼を受けて、ハードウェア資源11
〜1nに対してコンティニュアス情報の処理を行わせる
ような管理制御を個別に行う。
【0050】また、ハードウェア資源11〜1n間は接
続管理部30を介して適宜接続可能となっている。すな
わち、接続管理部30はユーザプログラム10に従って
接続依頼部50から出される接続依頼を受けて、ハード
ウェア資源11〜1n間の接続管理を行う。
続管理部30を介して適宜接続可能となっている。すな
わち、接続管理部30はユーザプログラム10に従って
接続依頼部50から出される接続依頼を受けて、ハード
ウェア資源11〜1n間の接続管理を行う。
【0051】次に、このような基本構成を持つ本発明の
情報処理システムをワークステーションに適用した場合
の具体的な実施例について説明する。
情報処理システムをワークステーションに適用した場合
の具体的な実施例について説明する。
【0052】図2は、本発明の一実施例に係るワークス
テーションの構成を示す図である。同図において、マイ
クロプロセッサ101は主として非コンティニュアス情
報の処理及びワークステーション内部の管理制御を行う
ものであり、このマイクロプロセッサ101にはマイク
ロプロセッサ101の作業領域として用いられるメイン
メモリ102、ワークステーションのシステム立ち上げ
用ブートプログラムが記録されているブートROM10
3、およびユーザに提示する文字/図形情報のラスタイ
メージデータがマイクロプロセッサ101によってピク
セル単位の情報として書き込まれるフレームメモリ10
5が情報転送のための主バス104によって接続されて
いる。
テーションの構成を示す図である。同図において、マイ
クロプロセッサ101は主として非コンティニュアス情
報の処理及びワークステーション内部の管理制御を行う
ものであり、このマイクロプロセッサ101にはマイク
ロプロセッサ101の作業領域として用いられるメイン
メモリ102、ワークステーションのシステム立ち上げ
用ブートプログラムが記録されているブートROM10
3、およびユーザに提示する文字/図形情報のラスタイ
メージデータがマイクロプロセッサ101によってピク
セル単位の情報として書き込まれるフレームメモリ10
5が情報転送のための主バス104によって接続されて
いる。
【0053】ディスク装置106は当該ワークステーシ
ョンで実行されるプログラムや当該ワークステーション
上で使用されるデータを保持し、さらに当該ワークステ
ーションでのプロセス切り替え時のプロセスの一時保管
場所としても使用される。磁気テープ装置107は主
に、ワークステーション間でのプログラム等のやりとり
を行う目的で使用される磁気テープ上の情報を読み取っ
たり、磁気テープ上に情報を書き込む装置である。
ョンで実行されるプログラムや当該ワークステーション
上で使用されるデータを保持し、さらに当該ワークステ
ーションでのプロセス切り替え時のプロセスの一時保管
場所としても使用される。磁気テープ装置107は主
に、ワークステーション間でのプログラム等のやりとり
を行う目的で使用される磁気テープ上の情報を読み取っ
たり、磁気テープ上に情報を書き込む装置である。
【0054】キーボード108はユーザがワークステー
ションに文字情報で指示を与えるために使用される入力
装置、マウス109はユーザがワークステーションのC
RTディスプレイ上でポインティングデバイスの制御に
使用する入力装置である。
ションに文字情報で指示を与えるために使用される入力
装置、マウス109はユーザがワークステーションのC
RTディスプレイ上でポインティングデバイスの制御に
使用する入力装置である。
【0055】周辺バス110はディスク装置106、テ
ープ装置107、キーボード108およびマウス109
などのいわゆる周辺デバイスの入出力情報や、これらの
周辺デバイスへのコマンド等の転送、および当該ワーク
ステーションが扱う非コンティニュアス情報の転送を主
に行うバスである。
ープ装置107、キーボード108およびマウス109
などのいわゆる周辺デバイスの入出力情報や、これらの
周辺デバイスへのコマンド等の転送、および当該ワーク
ステーションが扱う非コンティニュアス情報の転送を主
に行うバスである。
【0056】バスINF111は主バス104と周辺バ
ス110間のDMA(ダイレクトメモリアクセス)等に
よる情報転送を行うインタフェース、イーサネットIN
F112はイーサネットと周辺バス110との接続を行
うインタフェース、キーボードINF113はキーボー
ド108およびマウス109と周辺バス110との接続
を行うインタフェース、テープINF114はテープ装
置107と周辺バス110との接続を行うインタフェー
ス、第1のディスクINF115はディスク装置106
と周辺バス110との接続を行うインタフェースであ
る。
ス110間のDMA(ダイレクトメモリアクセス)等に
よる情報転送を行うインタフェース、イーサネットIN
F112はイーサネットと周辺バス110との接続を行
うインタフェース、キーボードINF113はキーボー
ド108およびマウス109と周辺バス110との接続
を行うインタフェース、テープINF114はテープ装
置107と周辺バス110との接続を行うインタフェー
ス、第1のディスクINF115はディスク装置106
と周辺バス110との接続を行うインタフェースであ
る。
【0057】以上のマイクロプロセッサ101の周辺の
構成は、後ほど詳細に説明するようにフレームメモリ1
05に機能が追加される以外、従来技術によるワークス
テーションの代表的な構成と基本的に同じである。ワー
クステーションにおけるマイクロプロセッサ周辺の別の
構成として、例えばマイクロプロセッサ101がマルチ
プロセッサになる構成、マイクロプロセッサ101がキ
ャッシュ、メモリ管理機構(MMU)および浮動小数点
演算用コプロセッサの少なくとも一つを持つ構成、ある
いはCD−ROM装置やマイクロプロセッサ101によ
る制御可能な音源が周辺バス110に接続される、とい
った種々の選択肢がある。しかし、これらの構成は本発
明の有効性になんら影響を与えないので、ここではマイ
クロプロセッサ101周辺の構成は図2の通りであると
して説明を進める。
構成は、後ほど詳細に説明するようにフレームメモリ1
05に機能が追加される以外、従来技術によるワークス
テーションの代表的な構成と基本的に同じである。ワー
クステーションにおけるマイクロプロセッサ周辺の別の
構成として、例えばマイクロプロセッサ101がマルチ
プロセッサになる構成、マイクロプロセッサ101がキ
ャッシュ、メモリ管理機構(MMU)および浮動小数点
演算用コプロセッサの少なくとも一つを持つ構成、ある
いはCD−ROM装置やマイクロプロセッサ101によ
る制御可能な音源が周辺バス110に接続される、とい
った種々の選択肢がある。しかし、これらの構成は本発
明の有効性になんら影響を与えないので、ここではマイ
クロプロセッサ101周辺の構成は図2の通りであると
して説明を進める。
【0058】図2に説明を戻すと、バス116は主に音
声情報と圧縮された動画情報が転送されるマルチメディ
ア・バスであり、ディスク装置106は該マルチメディ
ア・バス116に第2のディスクINF117を介して
接続される。第2のディスクINF117は、マルチメ
ディア・バス116上のコンティニュアス情報をディス
ク装置106に書き込み、またディスク装置106上の
コンティニュアス情報を読み出してマルチメディア・バ
ス116に出力するインタフェースである。
声情報と圧縮された動画情報が転送されるマルチメディ
ア・バスであり、ディスク装置106は該マルチメディ
ア・バス116に第2のディスクINF117を介して
接続される。第2のディスクINF117は、マルチメ
ディア・バス116上のコンティニュアス情報をディス
ク装置106に書き込み、またディスク装置106上の
コンティニュアス情報を読み出してマルチメディア・バ
ス116に出力するインタフェースである。
【0059】マルチメディア・バス116には、該バス
116上の情報を処理するために使用される汎用DSP
(ディジタル信号プロセッサ)が接続されている。
116上の情報を処理するために使用される汎用DSP
(ディジタル信号プロセッサ)が接続されている。
【0060】また、その他の入出力機器として当該ワー
クステーションを使用しているユーザ等の映像を撮像す
るTVカメラ119、当該ワークステーションを使用し
ているユーザ等の声を収録するマイクロフォン120、
コンティニュアス情報を例えば2時間といった長時間に
わたり記録することのできるコンティニュアスメディア
用テープ装置121、文字情報、図形情報および動画情
報をユーザに提示するCRTディスプレイ122、音声
情報をユーザに提示するスピーカ123が設けられてい
る。
クステーションを使用しているユーザ等の映像を撮像す
るTVカメラ119、当該ワークステーションを使用し
ているユーザ等の声を収録するマイクロフォン120、
コンティニュアス情報を例えば2時間といった長時間に
わたり記録することのできるコンティニュアスメディア
用テープ装置121、文字情報、図形情報および動画情
報をユーザに提示するCRTディスプレイ122、音声
情報をユーザに提示するスピーカ123が設けられてい
る。
【0061】フレームメモリ105上のピクセル情報
は、CRTディスプレイ122上に表示するためにグラ
フィックコントローラ124により読出された後、第1
のAVセル化部126を介して動画像スイッチ125に
入力される。マルチメディアバス116上を転送される
圧縮された動画情報は、復号化部127によりこれに付
随する音声情報と共に連続形式(後ほど説明する)の動
画/音声情報として復号化された後、第2のAVセル化
部128を介して動画像スイッチ125に入力される。
TVカメラ119から出力される動画情報およびマイク
ロフォン120から出力される音声情報は、第3のAV
セル化部131を介して動画像スイッチ125に入力さ
れる。コンティニュアスメディア用テープ装置121に
より再生された情報は、第4のAVセル化部136を介
して動画像スイッチ125に入力される。AVセル化部
126,127,131,134は、いずれも入力され
た情報を動画像スイッチ125でスイッチング出来る形
態であるセルに組み立てる処理を行う。
は、CRTディスプレイ122上に表示するためにグラ
フィックコントローラ124により読出された後、第1
のAVセル化部126を介して動画像スイッチ125に
入力される。マルチメディアバス116上を転送される
圧縮された動画情報は、復号化部127によりこれに付
随する音声情報と共に連続形式(後ほど説明する)の動
画/音声情報として復号化された後、第2のAVセル化
部128を介して動画像スイッチ125に入力される。
TVカメラ119から出力される動画情報およびマイク
ロフォン120から出力される音声情報は、第3のAV
セル化部131を介して動画像スイッチ125に入力さ
れる。コンティニュアスメディア用テープ装置121に
より再生された情報は、第4のAVセル化部136を介
して動画像スイッチ125に入力される。AVセル化部
126,127,131,134は、いずれも入力され
た情報を動画像スイッチ125でスイッチング出来る形
態であるセルに組み立てる処理を行う。
【0062】動画像スイッチ125は、グラフィックコ
ントローラ124、カメラ119、マイクロフォン12
0、コンティニュアスメディア用テープ装置121およ
びマルチメディア・バス116から動画情報および音声
情報のセルを受け取り、それらをスイッチングして出力
する。
ントローラ124、カメラ119、マイクロフォン12
0、コンティニュアスメディア用テープ装置121およ
びマルチメディア・バス116から動画情報および音声
情報のセルを受け取り、それらをスイッチングして出力
する。
【0063】すなわち、動画像スイッチ125から出力
される動画/音声情報のセルは、この例では3分岐され
て出力され、一つは第1のAVデセル化部129により
セル分解されて連続形式の動画/音声情報に変換された
後、符号化部130に入力され、動画情報は圧縮されて
マルチメディア・バス116上に出力され、同時に当該
動画情報に付属した音声情報も出力される。動画像スイ
ッチ125から出力される動画/音声情報の他の一つ
は、第2のAVデセル化部132によりセル分解されて
連続形式の動画/音声情報に変換された後、動画情報は
CRT駆動部133を介してCRTディスプレイ122
に出力され、また音声情報はSP駆動部134を介して
スピーカ123に出力される。動画像スイッチ125か
ら出力される動画/音声情報のさらに他の一つは、第3
のAVデセル化部135によりセル分解されて連続形式
の動画/音声情報に変換された後、コンティニュアスメ
ディア用テープ装置121に入力される。
される動画/音声情報のセルは、この例では3分岐され
て出力され、一つは第1のAVデセル化部129により
セル分解されて連続形式の動画/音声情報に変換された
後、符号化部130に入力され、動画情報は圧縮されて
マルチメディア・バス116上に出力され、同時に当該
動画情報に付属した音声情報も出力される。動画像スイ
ッチ125から出力される動画/音声情報の他の一つ
は、第2のAVデセル化部132によりセル分解されて
連続形式の動画/音声情報に変換された後、動画情報は
CRT駆動部133を介してCRTディスプレイ122
に出力され、また音声情報はSP駆動部134を介して
スピーカ123に出力される。動画像スイッチ125か
ら出力される動画/音声情報のさらに他の一つは、第3
のAVデセル化部135によりセル分解されて連続形式
の動画/音声情報に変換された後、コンティニュアスメ
ディア用テープ装置121に入力される。
【0064】INF点1371〜137nは、他のワー
クステーションや他のATM端末と接続するいわゆるS
B 点やB−ISDN公衆網と接続するいわゆるTB 点な
どのインタフェース点であり、セルスイッチ138によ
ってインタフェース点1371〜137n上のコンティ
ニュアス情報はマルチメディア・バス116へ、インタ
フェース点1371〜137n上の非コンティニュアス
情報は周辺バス110へ、マルチメディア・バス116
上のコンティニュアス情報はインタフェース点1371
〜137nへ、周辺バス110上の非コンティニュアス
情報はインタフェース点1371〜137nへとそれぞ
れスイッチングされる。
クステーションや他のATM端末と接続するいわゆるS
B 点やB−ISDN公衆網と接続するいわゆるTB 点な
どのインタフェース点であり、セルスイッチ138によ
ってインタフェース点1371〜137n上のコンティ
ニュアス情報はマルチメディア・バス116へ、インタ
フェース点1371〜137n上の非コンティニュアス
情報は周辺バス110へ、マルチメディア・バス116
上のコンティニュアス情報はインタフェース点1371
〜137nへ、周辺バス110上の非コンティニュアス
情報はインタフェース点1371〜137nへとそれぞ
れスイッチングされる。
【0065】すなわち、インタフェース点1371〜1
37nから入力されたコンティニュアス/非コンティニ
ュアス情報は、セル処理部1391〜139nによりセ
ルスイッチ138でスイッチングできる形式とされた
後、セルスイッチ138に入力される。セルスイッチ1
38から出力されたコンティニュアス/非コンティニュ
アス情報は、セル処理部1391〜139nによりイン
タフェース点1371〜137n上の信号形式とされた
後、インタフェース点1371〜137n上に出力され
る。
37nから入力されたコンティニュアス/非コンティニ
ュアス情報は、セル処理部1391〜139nによりセ
ルスイッチ138でスイッチングできる形式とされた
後、セルスイッチ138に入力される。セルスイッチ1
38から出力されたコンティニュアス/非コンティニュ
アス情報は、セル処理部1391〜139nによりイン
タフェース点1371〜137n上の信号形式とされた
後、インタフェース点1371〜137n上に出力され
る。
【0066】マルチメディア・バス116上のコンティ
ニュアス情報は、音声/画像セル化部140を介してセ
ルスイッチ138に入力され、また周辺バス110上の
非コンティニュアス情報は文字系セル化部142を介し
てセルスイッチ138に入力される。音声/画像セル化
部140および文字系セル化部142は、入力された情
報をセルスイッチ138にてスイッチングできる形式と
するためのセル組み立てを行う。
ニュアス情報は、音声/画像セル化部140を介してセ
ルスイッチ138に入力され、また周辺バス110上の
非コンティニュアス情報は文字系セル化部142を介し
てセルスイッチ138に入力される。音声/画像セル化
部140および文字系セル化部142は、入力された情
報をセルスイッチ138にてスイッチングできる形式と
するためのセル組み立てを行う。
【0067】セルスイッチ138から出力されたコンテ
ィニュアス情報は、音声/画像デセル化部141を介し
てマルチメディア・バス116に出力され、またセルス
イッチ138から出力された非コンティニュアス情報
は、文字系デセル化部143を介して周辺バス110に
出力される。音声/画像デセル化部141および文字系
デセル化部143は、入力された情報をバス116,1
10上の信号形式とするためのセル分解処理を行う。
ィニュアス情報は、音声/画像デセル化部141を介し
てマルチメディア・バス116に出力され、またセルス
イッチ138から出力された非コンティニュアス情報
は、文字系デセル化部143を介して周辺バス110に
出力される。音声/画像デセル化部141および文字系
デセル化部143は、入力された情報をバス116,1
10上の信号形式とするためのセル分解処理を行う。
【0068】ここで、図1の情報処理システムと図2の
ワークステーションとの対応関係を示すと、図1のコン
ティニュアス情報を処理する能力を持つ複数のハードウ
ェア資源11〜1nは、図2のディスク装置106、汎
用DSP117、コンティニュアスメディア用テープ装
置121、CRTディスプレイ122、グラフィックコ
ントローラ124等が相当する。また、図1の資源管理
部21〜2n、接続管理部30、処理依頼部41〜4n
および接続依頼部50は、図1のマイクロプロセッサ1
01でのソフトウェア処理によって実現される。
ワークステーションとの対応関係を示すと、図1のコン
ティニュアス情報を処理する能力を持つ複数のハードウ
ェア資源11〜1nは、図2のディスク装置106、汎
用DSP117、コンティニュアスメディア用テープ装
置121、CRTディスプレイ122、グラフィックコ
ントローラ124等が相当する。また、図1の資源管理
部21〜2n、接続管理部30、処理依頼部41〜4n
および接続依頼部50は、図1のマイクロプロセッサ1
01でのソフトウェア処理によって実現される。
【0069】次に、本実施例のワークステーションの概
略動作を説明する。まず、従来技術によるワークステー
ションと同様の構成であるマイクロプロセッサ周辺部の
動作を述べる。
略動作を説明する。まず、従来技術によるワークステー
ションと同様の構成であるマイクロプロセッサ周辺部の
動作を述べる。
【0070】本実施例のワークステーションの初期立ち
上げ時には、従来技術によるワークステーションと同様
の以下の様なシーケンスが実行される。
上げ時には、従来技術によるワークステーションと同様
の以下の様なシーケンスが実行される。
【0071】即ち、ブートROM103上のブートスト
ラップローダをマイクロプロセッサ101が実行する。
その結果、ディスク装置106上のOSカーネルがバス
INF111の持つDMA転送機能によりディスク装置
106から周辺バス110、主バス104を経由してメ
インメモリ102に転送される。カーネルの転送終了
後、当該転送したカーネルに制御を移して、マルチプロ
セス処理や、キーボード108、マウス109、テープ
装置107、ディスク装置106、イーサネットINF
112といった周辺装置の制御を開始する。この際、必
要ならばディスク装置106上のプログラム群がメイン
メモリ上に転送され、デーモン・プロセスとなる。これ
らの処理が終了すると、該ワークステーションが使用可
能な状態となる。
ラップローダをマイクロプロセッサ101が実行する。
その結果、ディスク装置106上のOSカーネルがバス
INF111の持つDMA転送機能によりディスク装置
106から周辺バス110、主バス104を経由してメ
インメモリ102に転送される。カーネルの転送終了
後、当該転送したカーネルに制御を移して、マルチプロ
セス処理や、キーボード108、マウス109、テープ
装置107、ディスク装置106、イーサネットINF
112といった周辺装置の制御を開始する。この際、必
要ならばディスク装置106上のプログラム群がメイン
メモリ上に転送され、デーモン・プロセスとなる。これ
らの処理が終了すると、該ワークステーションが使用可
能な状態となる。
【0072】この初期立ち上げのシーケンスの詳細は、
本実施例のワークステーションにて採用されるオペレー
ティングシステム(OS、例えばUNIX)によって異
なるが、本発明の有効性には影響を与えないので、以下
では特に限定せずに説明を進める。
本実施例のワークステーションにて採用されるオペレー
ティングシステム(OS、例えばUNIX)によって異
なるが、本発明の有効性には影響を与えないので、以下
では特に限定せずに説明を進める。
【0073】また、本実施例のワークステーションで所
望のプログラムを実行する場合においても、従来技術に
よるワークステーションと同様の以下の様なシーケンス
が実行される。すなわち、まずユーザがキーボード10
8からOSにコマンドを投入するか、あるいはマウス1
09によってCRTディスプレイ122上に表示された
メニューを選択する。ユーザからの指示を受けて、OS
はディスク装置106またはテープ装置107などから
ユーザの指定したプログラムをメインメモリ102にロ
ードする。メインメモリ102にロードされたプログラ
ムは、OSの作成するマルチプロセス環境下にてプロセ
スとして実行される。
望のプログラムを実行する場合においても、従来技術に
よるワークステーションと同様の以下の様なシーケンス
が実行される。すなわち、まずユーザがキーボード10
8からOSにコマンドを投入するか、あるいはマウス1
09によってCRTディスプレイ122上に表示された
メニューを選択する。ユーザからの指示を受けて、OS
はディスク装置106またはテープ装置107などから
ユーザの指定したプログラムをメインメモリ102にロ
ードする。メインメモリ102にロードされたプログラ
ムは、OSの作成するマルチプロセス環境下にてプロセ
スとして実行される。
【0074】なお、あるプログラムの実行中に、ディス
ク装置106等からデータを取り込むか、ディスク装置
106等にデータを出力するために当該プログラムの実
行が一旦中断される際には、当該プログラムの実行環境
が主バス104および周辺バス110を経由してディス
ク装置106にスワップアウトされ、実行待ちとなって
いるプログラムの実行環境が代わりに周辺バス110お
よび主バス104を経由されてメインメモリ102にス
ワップインされて実行が再開される、といった処理を行
っても良い。また、あるプログラムを予め定めた時間だ
け実行した後、当該プログラムの実行環境をディスク装
置106にスワップアウトし、次に実行されるプログラ
ムの実行環境をメインメモリ102にスワップインす
る、といった処理を行っても良い。ここで、プログラム
を予め定められた時間だけ実行するといった処理を行う
ために、予め定められた時間間隔にてマイクロプロセッ
サ101に割り込みを発生する、プログラマブルタイマ
(図示せず)として良く知られた機能を持っていても良
い。
ク装置106等からデータを取り込むか、ディスク装置
106等にデータを出力するために当該プログラムの実
行が一旦中断される際には、当該プログラムの実行環境
が主バス104および周辺バス110を経由してディス
ク装置106にスワップアウトされ、実行待ちとなって
いるプログラムの実行環境が代わりに周辺バス110お
よび主バス104を経由されてメインメモリ102にス
ワップインされて実行が再開される、といった処理を行
っても良い。また、あるプログラムを予め定めた時間だ
け実行した後、当該プログラムの実行環境をディスク装
置106にスワップアウトし、次に実行されるプログラ
ムの実行環境をメインメモリ102にスワップインす
る、といった処理を行っても良い。ここで、プログラム
を予め定められた時間だけ実行するといった処理を行う
ために、予め定められた時間間隔にてマイクロプロセッ
サ101に割り込みを発生する、プログラマブルタイマ
(図示せず)として良く知られた機能を持っていても良
い。
【0075】このユーザプログラム実行シーケンスの詳
細は、上述の立ち上げシーケンスと同様、本実施例であ
るワークステーションにて採用されるOSによって異な
る。本実施例におけるワークステーションでは、以下に
詳細に説明する様に、コンティニュアス情報を効率良く
扱うための機能が追加されているが、その追加機能以外
は、従来技術によるワークステーションと同じ技術を使
用する事ができる。例えば、イーサネットINF112
の先に接続された別のワークステーションの持つハード
ディスク上のプログラムをロードして実行する、イーサ
ネットINF112の先に接続された別のワークステー
ションに処理を依頼する、といった機能は、従来技術に
よるワークステーションと同様、RPC(リモートプロ
シジャコール)として良く知られた機能を基本として構
成されるネットワーキング機能を使用して実現しても構
わない。
細は、上述の立ち上げシーケンスと同様、本実施例であ
るワークステーションにて採用されるOSによって異な
る。本実施例におけるワークステーションでは、以下に
詳細に説明する様に、コンティニュアス情報を効率良く
扱うための機能が追加されているが、その追加機能以外
は、従来技術によるワークステーションと同じ技術を使
用する事ができる。例えば、イーサネットINF112
の先に接続された別のワークステーションの持つハード
ディスク上のプログラムをロードして実行する、イーサ
ネットINF112の先に接続された別のワークステー
ションに処理を依頼する、といった機能は、従来技術に
よるワークステーションと同様、RPC(リモートプロ
シジャコール)として良く知られた機能を基本として構
成されるネットワーキング機能を使用して実現しても構
わない。
【0076】本実施例のワークステーションにて実行中
のプログラムが、何らかの非コンティニュアス情報を周
辺バス110を経由してディスク装置106、テープ装
置107、イーサネットINF112といった周辺デバ
イスに出力する場合にも、従来技術によるワークステー
ションと同様、当該ワークステーションにて採用された
OSによって規定されるシーケンスが実行される。
のプログラムが、何らかの非コンティニュアス情報を周
辺バス110を経由してディスク装置106、テープ装
置107、イーサネットINF112といった周辺デバ
イスに出力する場合にも、従来技術によるワークステー
ションと同様、当該ワークステーションにて採用された
OSによって規定されるシーケンスが実行される。
【0077】一方、CRTディスプレイ122への文字
情報/図形情報の出力方法は、CRTディスプレイ12
2上の各走査線上の各点を光らせるか否かを指定する形
式であるラスタイメージをフレームメモリ105に書き
込む、という従来のワークステーションで行われる方法
に、図3に示すごとくフレームメモリ上のピクセルを予
め定められた個数まとめた矩形領域毎にウィンド番号を
付加情報として追加したものとしている。後で詳細に説
明する様に、ウィンド番号を付加することでCRTディ
スプレイ122にコンティニュアス情報を表示するウィ
ンドと、非コンティニュアス情報を表示するウィンドと
を任意の順序で重ねて表示可能となる。フレームメモリ
105のより詳細な構成については、グラフィックコン
トローラ124と第1のAVセル化部126の構成を説
明する際に説明する。
情報/図形情報の出力方法は、CRTディスプレイ12
2上の各走査線上の各点を光らせるか否かを指定する形
式であるラスタイメージをフレームメモリ105に書き
込む、という従来のワークステーションで行われる方法
に、図3に示すごとくフレームメモリ上のピクセルを予
め定められた個数まとめた矩形領域毎にウィンド番号を
付加情報として追加したものとしている。後で詳細に説
明する様に、ウィンド番号を付加することでCRTディ
スプレイ122にコンティニュアス情報を表示するウィ
ンドと、非コンティニュアス情報を表示するウィンドと
を任意の順序で重ねて表示可能となる。フレームメモリ
105のより詳細な構成については、グラフィックコン
トローラ124と第1のAVセル化部126の構成を説
明する際に説明する。
【0078】なお、本実施例のワークステーションでの
非コンティニュアス情報を表示するウィンドは、図3に
示すごとく論理的なウィンドがメインメモリ102上に
定義されているといった従来技術によるワークステーシ
ョンと同じ技術にて管理されているとしても構わない。
さらに、文字情報を表示する論理的なウィンドでは、文
字情報は文字コードにて表現されていても構わない。さ
らに、ウィンド間のCRTディスプレイ上での位置関係
によって発生する論理的なウィンドのうちCRTディス
プレイ上に表示されない部分をフレームメモリ105上
に書き込まない事にて実現されるウィンドのクリッピン
グ処理をマイクロプロセッサ101が実行することにし
ても構わない。また、ラスタイメージを構成する各ピク
セルは、白黒を表現するように1ビットで構成されてい
ても構わないし、後ほど詳細に説明する様に、種々の色
を表現できるよう、複数ビットで構成されていても構わ
ない。
非コンティニュアス情報を表示するウィンドは、図3に
示すごとく論理的なウィンドがメインメモリ102上に
定義されているといった従来技術によるワークステーシ
ョンと同じ技術にて管理されているとしても構わない。
さらに、文字情報を表示する論理的なウィンドでは、文
字情報は文字コードにて表現されていても構わない。さ
らに、ウィンド間のCRTディスプレイ上での位置関係
によって発生する論理的なウィンドのうちCRTディス
プレイ上に表示されない部分をフレームメモリ105上
に書き込まない事にて実現されるウィンドのクリッピン
グ処理をマイクロプロセッサ101が実行することにし
ても構わない。また、ラスタイメージを構成する各ピク
セルは、白黒を表現するように1ビットで構成されてい
ても構わないし、後ほど詳細に説明する様に、種々の色
を表現できるよう、複数ビットで構成されていても構わ
ない。
【0079】さらに、ウィンド操作発生時、ウィンド上
へのプロセスの文字出力操作発生時のように、CRTデ
ィスプレイ122上に表示したい文字情報/図形情報が
変化し、当該論理的なウィンド上にある文字情報をフレ
ームメモリ上に転送する必要が生じた場合、論理的なウ
ィンド上の文字コードをキーとしてディスク装置106
に蓄積されているフォント情報にアクセスし、得られた
フォント情報を基にフレームメモリ105に書き込むビ
ットイメージを作成してからフレームメモリ105に書
き込むといったシーケンスをとっても構わない。さら
に、前記フォント情報は、フレームメモリ105上に直
接書き込めるラスタイメージであっても、ベクトルフォ
ントと呼ばれる、幾何学図形の集合で定義されたもので
あっても構わない。ベクトルフォントと呼ばれる形式の
フォントは、ラスタイメージのフォントに比べ、文字出
力時にラスタイメージに変換する必要があり、マイクロ
プロセッサ101に加える負荷が重くなるという欠点は
あるが、文字フォントの拡大/縮小操作を行ってもフォ
ントの品質が落ちないという望ましい特性を持ってい
る。さらに、前記フォント情報へのアクセスは、常にデ
ィスク装置106に対して発生するのではなく、メイン
メモリ102上に定義された、ディスク装置106用の
キャッシュ領域に発生するものとしても良い。
へのプロセスの文字出力操作発生時のように、CRTデ
ィスプレイ122上に表示したい文字情報/図形情報が
変化し、当該論理的なウィンド上にある文字情報をフレ
ームメモリ上に転送する必要が生じた場合、論理的なウ
ィンド上の文字コードをキーとしてディスク装置106
に蓄積されているフォント情報にアクセスし、得られた
フォント情報を基にフレームメモリ105に書き込むビ
ットイメージを作成してからフレームメモリ105に書
き込むといったシーケンスをとっても構わない。さら
に、前記フォント情報は、フレームメモリ105上に直
接書き込めるラスタイメージであっても、ベクトルフォ
ントと呼ばれる、幾何学図形の集合で定義されたもので
あっても構わない。ベクトルフォントと呼ばれる形式の
フォントは、ラスタイメージのフォントに比べ、文字出
力時にラスタイメージに変換する必要があり、マイクロ
プロセッサ101に加える負荷が重くなるという欠点は
あるが、文字フォントの拡大/縮小操作を行ってもフォ
ントの品質が落ちないという望ましい特性を持ってい
る。さらに、前記フォント情報へのアクセスは、常にデ
ィスク装置106に対して発生するのではなく、メイン
メモリ102上に定義された、ディスク装置106用の
キャッシュ領域に発生するものとしても良い。
【0080】次に、本実施例のワークステーションにお
けるコンティニュアス情報を扱う機能について詳細に説
明する。
けるコンティニュアス情報を扱う機能について詳細に説
明する。
【0081】非コンティニュアス情報と異なり、コンテ
ィニュアス情報には周期的に常に情報が転送される必要
があるという特性がある。この特性の為、コンティニュ
アス情報を周辺バス110上で転送すると、マイクロプ
ロセッサ101にて実行されるプログラムのメインメモ
リ102とディスク装置106との間の周辺バス110
上を経由したデータ転送といった情報処理を進める上で
必須のデータ転送が圧迫され、結果としてワークステー
ション上でのアプリケーションの実行速度が低下すると
いう問題があった。
ィニュアス情報には周期的に常に情報が転送される必要
があるという特性がある。この特性の為、コンティニュ
アス情報を周辺バス110上で転送すると、マイクロプ
ロセッサ101にて実行されるプログラムのメインメモ
リ102とディスク装置106との間の周辺バス110
上を経由したデータ転送といった情報処理を進める上で
必須のデータ転送が圧迫され、結果としてワークステー
ション上でのアプリケーションの実行速度が低下すると
いう問題があった。
【0082】この問題を解決するため、本実施例におい
てはコンティニュアス情報と非コンティニュアス情報を
扱うための情報パスを明確に分離している。具体的に
は、図2に示した本実施例におけるコンティニュアス情
報の転送パスは、マルチメディア・バス116と動画像
スイッチ125である。
てはコンティニュアス情報と非コンティニュアス情報を
扱うための情報パスを明確に分離している。具体的に
は、図2に示した本実施例におけるコンティニュアス情
報の転送パスは、マルチメディア・バス116と動画像
スイッチ125である。
【0083】マルチメディア・バス116上では、主に
圧縮された動画情報及び圧縮または非圧縮の音声情報が
転送される。一方、動画像スイッチ125上では、非圧
縮の動画/音声情報が転送される。この様に、要求され
るスループットによりバス構造とポイント−ポイント構
造を使い分ける事により、コストパフォーマンスの良い
システムを構築する事が可能になる。
圧縮された動画情報及び圧縮または非圧縮の音声情報が
転送される。一方、動画像スイッチ125上では、非圧
縮の動画/音声情報が転送される。この様に、要求され
るスループットによりバス構造とポイント−ポイント構
造を使い分ける事により、コストパフォーマンスの良い
システムを構築する事が可能になる。
【0084】図2に示される様に、マルチメディア・バ
ス116には、セルスイッチ138が扱う情報のフォー
マットと該マルチメディア・バス116が扱う情報のフ
ォーマットとの間の変換部である音声/画像セル化部1
40および音声/画像デセル化部141、動画像スイッ
チ125が扱う情報のフォーマットと該マルチメディア
・バス116が扱う情報のフォーマットとの間の変換部
となる復号化部127および符号化部130、ディスク
装置106上にマルチメディア・バス116上の情報を
書き込む/ディスク装置106上のデータをマルチメデ
ィア・バス116上に出力するための第2のディスクI
NF117、マルチメディア・バス116上の情報の符
号変換等の処理を行う汎用DSP118等が接続され
る。本実施例においては、これらマルチメディア・バス
116に接続される各部の動作制御/監視は、マイクロ
プロセッサ101が実行する1プロセスにて実行される
ものとしている。各部の動作制御/監視を行う為の制御
コマンド/動作状態通知情報は、周辺バス110を経由
してマイクロプロセッサ101に転送されるように実現
されても構わない。
ス116には、セルスイッチ138が扱う情報のフォー
マットと該マルチメディア・バス116が扱う情報のフ
ォーマットとの間の変換部である音声/画像セル化部1
40および音声/画像デセル化部141、動画像スイッ
チ125が扱う情報のフォーマットと該マルチメディア
・バス116が扱う情報のフォーマットとの間の変換部
となる復号化部127および符号化部130、ディスク
装置106上にマルチメディア・バス116上の情報を
書き込む/ディスク装置106上のデータをマルチメデ
ィア・バス116上に出力するための第2のディスクI
NF117、マルチメディア・バス116上の情報の符
号変換等の処理を行う汎用DSP118等が接続され
る。本実施例においては、これらマルチメディア・バス
116に接続される各部の動作制御/監視は、マイクロ
プロセッサ101が実行する1プロセスにて実行される
ものとしている。各部の動作制御/監視を行う為の制御
コマンド/動作状態通知情報は、周辺バス110を経由
してマイクロプロセッサ101に転送されるように実現
されても構わない。
【0085】次に、マルチメディア・バス116上での
情報転送形式について説明する。一般的に、バス構造を
用いた情報転送には、1)バス上でのデータ転送を制御
するバスマスタが、通信したいスレーブデバイスをアド
レスにて指定して当該スレーブデバイスと通信を行う一
般的なマイクロプロセッサにて採用される方式と、2)
バス上にフレームと呼ばれる周期的構造を定義し、該フ
レーム内のタイムスロットをバスへ情報を送出するデバ
イス、及びバスから情報を受け取るデバイスに割り当て
通信を行う、マルチメディア多重化装置として良く知ら
れた通信用機器内部で使用される方式とがある。なお、
前者の方式の場合、一つのバス上に複数のバスマスタが
存在する時には、バス上でのデータ転送に先だって、ど
のバスマスタがバスを使用するか調停を行う必要がある
ことに注意を要する。
情報転送形式について説明する。一般的に、バス構造を
用いた情報転送には、1)バス上でのデータ転送を制御
するバスマスタが、通信したいスレーブデバイスをアド
レスにて指定して当該スレーブデバイスと通信を行う一
般的なマイクロプロセッサにて採用される方式と、2)
バス上にフレームと呼ばれる周期的構造を定義し、該フ
レーム内のタイムスロットをバスへ情報を送出するデバ
イス、及びバスから情報を受け取るデバイスに割り当て
通信を行う、マルチメディア多重化装置として良く知ら
れた通信用機器内部で使用される方式とがある。なお、
前者の方式の場合、一つのバス上に複数のバスマスタが
存在する時には、バス上でのデータ転送に先だって、ど
のバスマスタがバスを使用するか調停を行う必要がある
ことに注意を要する。
【0086】マルチメディア・バス116上での情報転
送形式として、上述の二つの方式のうちのどちらを選択
するかは、本発明の有効性に何等影響を与えないが、こ
こでは一つのバス上に複数のバスマスタが存在する環境
下にて、任意のデバイス間に一定の情報転送能力を常に
与え続けることが容易に可能である点で有利な後者の方
式が選択されているものとして説明を進める。
送形式として、上述の二つの方式のうちのどちらを選択
するかは、本発明の有効性に何等影響を与えないが、こ
こでは一つのバス上に複数のバスマスタが存在する環境
下にて、任意のデバイス間に一定の情報転送能力を常に
与え続けることが容易に可能である点で有利な後者の方
式が選択されているものとして説明を進める。
【0087】本実施例でのマルチメディア・バス116
上での情報転送構造の模式図を図4に示す。同図に示す
ように、マルチメディア・バス116のフレームの長さ
は、例えばCCITT標準、G.709、STM−1の
情報伝送構造におけるフレームの長さ、即ち125マイ
クロ秒に等しいものとしている。125マイクロ秒のフ
レーム内には、16ビット幅のタイムスロットが435
2個設けられており、フレームの先頭から順に0,1,
2,…,4351と番号が付けられている。このタイム
スロットを音声情報用に16タイムスロット、動画情報
用に512タイムスロットそれぞれ割り当てる事として
いるので、マルチメディア・バス116上には合計で音
声情報用に16チャネル、動画情報用に8チャネルの情
報転送経路が時分割多重されて存在している事になる。
これらマルチメディア・バス116上に存在している動
画/音声情報の転送経路をデータのやりとりを行うモジ
ュールに割り当てることで、マルチメディア・バス11
6上での情報転送が行われる。
上での情報転送構造の模式図を図4に示す。同図に示す
ように、マルチメディア・バス116のフレームの長さ
は、例えばCCITT標準、G.709、STM−1の
情報伝送構造におけるフレームの長さ、即ち125マイ
クロ秒に等しいものとしている。125マイクロ秒のフ
レーム内には、16ビット幅のタイムスロットが435
2個設けられており、フレームの先頭から順に0,1,
2,…,4351と番号が付けられている。このタイム
スロットを音声情報用に16タイムスロット、動画情報
用に512タイムスロットそれぞれ割り当てる事として
いるので、マルチメディア・バス116上には合計で音
声情報用に16チャネル、動画情報用に8チャネルの情
報転送経路が時分割多重されて存在している事になる。
これらマルチメディア・バス116上に存在している動
画/音声情報の転送経路をデータのやりとりを行うモジ
ュールに割り当てることで、マルチメディア・バス11
6上での情報転送が行われる。
【0088】125マイクロ秒のフレーム毎に音声情報
用に16ビット幅のタイムスロットを16個、動画情報
用に512個割り当てているので、音声情報転送経路の
情報転送速度は2.048Mbps 、動画情報転送経路の
情報転送速度は65.536Mbps となる。これらの情
報転送速度は、音声情報転送経路であれば、例えば、4
4.1kHz −16ビット幅サンプル、ステレオ音声と
いったコンパクトディスクにて採用されている符号化法
が必要とする、一方、動画情報転送経路であれば、例え
ば、将来の動画伝送用符号として期待の大きなMPEG
3と呼ばれる符号化法が必要とする情報転送速度を十分
提供できる様に設定されている。符号化法によっては、
各情報転送経路の持つ情報転送速度を全て使用しないこ
とになるが、データ送出モージュールとデータ受信モジ
ュールとの間で使用するタイムスロット数を一致させて
使用すればよいため、例えば、フレームの先頭に近いタ
イムスロットから順に使用し、残りのタイムスロットは
情報転送のために使用しないこととしても構わない。ま
た、動画情報転送用経路として65.536Mbpsより
も速い転送速度が必要な場合は、複数転送経路のタイム
スロットを使用する事としても構わない。
用に16ビット幅のタイムスロットを16個、動画情報
用に512個割り当てているので、音声情報転送経路の
情報転送速度は2.048Mbps 、動画情報転送経路の
情報転送速度は65.536Mbps となる。これらの情
報転送速度は、音声情報転送経路であれば、例えば、4
4.1kHz −16ビット幅サンプル、ステレオ音声と
いったコンパクトディスクにて採用されている符号化法
が必要とする、一方、動画情報転送経路であれば、例え
ば、将来の動画伝送用符号として期待の大きなMPEG
3と呼ばれる符号化法が必要とする情報転送速度を十分
提供できる様に設定されている。符号化法によっては、
各情報転送経路の持つ情報転送速度を全て使用しないこ
とになるが、データ送出モージュールとデータ受信モジ
ュールとの間で使用するタイムスロット数を一致させて
使用すればよいため、例えば、フレームの先頭に近いタ
イムスロットから順に使用し、残りのタイムスロットは
情報転送のために使用しないこととしても構わない。ま
た、動画情報転送用経路として65.536Mbpsより
も速い転送速度が必要な場合は、複数転送経路のタイム
スロットを使用する事としても構わない。
【0089】さらに、各動画/音声チャネルの先頭のタ
イムスロットの上位8ビットをコンティニュアス情報に
対する処理の開始/終了を制御する為のコントロールワ
ードとして使用しても構わない。このコントロールワー
ドの実際のコーディングは、本発明の有効性に何等影響
を与えないが、例えば[表1]に示す様なコーディング
であっても構わない。また、ディスク装置106等がコ
ンティニュアス情報の取り込みの開始を該コントロール
ワードを参照して決定するようにしても構わない。
イムスロットの上位8ビットをコンティニュアス情報に
対する処理の開始/終了を制御する為のコントロールワ
ードとして使用しても構わない。このコントロールワー
ドの実際のコーディングは、本発明の有効性に何等影響
を与えないが、例えば[表1]に示す様なコーディング
であっても構わない。また、ディスク装置106等がコ
ンティニュアス情報の取り込みの開始を該コントロール
ワードを参照して決定するようにしても構わない。
【0090】
【表1】 ところで、音声用タイムスロットと動画用タイムスロッ
トとを独立させた理由は、動画情報転送経路に必要なタ
イムスロットの個数が音声情報転送経路に必要なそれの
30倍程度である事による。このように、必要とするタ
イムスロット数の比が大きい場合、これらの経路を任意
のタイムスロットに割り当てる事にすると、タイムスロ
ット割当アルゴリズムが複雑になるのでコスト高とな
り、好ましくない。
トとを独立させた理由は、動画情報転送経路に必要なタ
イムスロットの個数が音声情報転送経路に必要なそれの
30倍程度である事による。このように、必要とするタ
イムスロット数の比が大きい場合、これらの経路を任意
のタイムスロットに割り当てる事にすると、タイムスロ
ット割当アルゴリズムが複雑になるのでコスト高とな
り、好ましくない。
【0091】図5に、マルチメディア・バス116の物
理的構成例について示す。このマルチメディア・バス1
16は、13ビット幅のタイムスロット番号を出力する
事でマルチメディア・バス116上のタイムスロットを
規定するタイムスロット作成部301と、マルチメディ
ア・バス116にデータを送出するデータ送出モジュー
ル302およびマルチメディア・バス116を経由して
データ送出モジュール302からの情報を受信するデー
タ受信モジュール303からなる。
理的構成例について示す。このマルチメディア・バス1
16は、13ビット幅のタイムスロット番号を出力する
事でマルチメディア・バス116上のタイムスロットを
規定するタイムスロット作成部301と、マルチメディ
ア・バス116にデータを送出するデータ送出モジュー
ル302およびマルチメディア・バス116を経由して
データ送出モジュール302からの情報を受信するデー
タ受信モジュール303からなる。
【0092】データ送出モジュール301は、データ送
出モジュール302に上位の制御主体(図示せず)が割
り当てた動画/音声情報転送経路を構成するタイムスロ
ットと、タイムスロット生成部301が出力するタイム
スロット番号とを比較し、自分がデータを出力しても良
いか否かを判断するタイムスロット比較部3021と、
タイムスロット比較部3021の判断を基に情報をデー
タ線に送出するデータ送出部3022、およびデータ送
出モジュールが作成するコンティニュアス情報を、マル
チメディア・バスの1フレーム分蓄積することのできる
FIFOメモリ3023からなる。
出モジュール302に上位の制御主体(図示せず)が割
り当てた動画/音声情報転送経路を構成するタイムスロ
ットと、タイムスロット生成部301が出力するタイム
スロット番号とを比較し、自分がデータを出力しても良
いか否かを判断するタイムスロット比較部3021と、
タイムスロット比較部3021の判断を基に情報をデー
タ線に送出するデータ送出部3022、およびデータ送
出モジュールが作成するコンティニュアス情報を、マル
チメディア・バスの1フレーム分蓄積することのできる
FIFOメモリ3023からなる。
【0093】データ受信モジュール303は、データ受
信モジュール303に上位の制御主体(図示せず)が割
り当てられた動画/音声情報転送経路を構成するタイム
スロットとタイムスロット生成部301が出力するタイ
ムスロット番号とを比較し、自分がデータを受信しても
良いか否かを判断するタイムスロット比較部3031
と、タイムスロット比較部3031の判断を基に情報を
データ線から受信するデータ受信部3032、およびデ
ータ送出モジュールが消費するコンティニュアス情報を
マルチメディア・バスの1フレーム分蓄積することので
きるFIFOメモリ3033からなる。
信モジュール303に上位の制御主体(図示せず)が割
り当てられた動画/音声情報転送経路を構成するタイム
スロットとタイムスロット生成部301が出力するタイ
ムスロット番号とを比較し、自分がデータを受信しても
良いか否かを判断するタイムスロット比較部3031
と、タイムスロット比較部3031の判断を基に情報を
データ線から受信するデータ受信部3032、およびデ
ータ送出モジュールが消費するコンティニュアス情報を
マルチメディア・バスの1フレーム分蓄積することので
きるFIFOメモリ3033からなる。
【0094】ここで、上位の制御主体とはマイクロプロ
セッサ101が実行する1プロセス(例えば後ほど説明
する接続マネージャ)であってよく、該1プロセスから
の制御情報は周辺バス110を経由してデータ送出モジ
ュール302、データ受信モジュール303に通知され
るものとしても良い。
セッサ101が実行する1プロセス(例えば後ほど説明
する接続マネージャ)であってよく、該1プロセスから
の制御情報は周辺バス110を経由してデータ送出モジ
ュール302、データ受信モジュール303に通知され
るものとしても良い。
【0095】マルチメディア・バスを経由してコンティ
ニュアス情報の送受を行うデータ送出モジュール302
とデータ受信モジュール303には、まず上位の制御主
体(図示せず)から、使用する情報転送経路の識別子、
もしくは使用するタイムスロット番号が通知される。上
位の制御主体(図示せず)から使用する情報転送経路の
識別子もしくは使用するタイムスロット番号が通知され
ると、これらモジュールでは使用するタイムスロット番
号がタイムスロット比較部3021,3031に設定さ
れる。ここで、通知される情報が情報転送経路の識別子
の場合には、これらのモジュール内で該識別子をタイム
スロット番号に変換する処理が行われることになる。
ニュアス情報の送受を行うデータ送出モジュール302
とデータ受信モジュール303には、まず上位の制御主
体(図示せず)から、使用する情報転送経路の識別子、
もしくは使用するタイムスロット番号が通知される。上
位の制御主体(図示せず)から使用する情報転送経路の
識別子もしくは使用するタイムスロット番号が通知され
ると、これらモジュールでは使用するタイムスロット番
号がタイムスロット比較部3021,3031に設定さ
れる。ここで、通知される情報が情報転送経路の識別子
の場合には、これらのモジュール内で該識別子をタイム
スロット番号に変換する処理が行われることになる。
【0096】タイムスロット比較部3021,3031
は、タイムスロット生成部301が出力するタイムスロ
ット番号と、自分に設定されているタイムスロット番号
を比較し、一致した場合にデータ送出制御部3022お
よびデータ受信制御部3032を制御する。これにより
データ線にデータが出力され、またデータ線からデータ
が入力される。
は、タイムスロット生成部301が出力するタイムスロ
ット番号と、自分に設定されているタイムスロット番号
を比較し、一致した場合にデータ送出制御部3022お
よびデータ受信制御部3032を制御する。これにより
データ線にデータが出力され、またデータ線からデータ
が入力される。
【0097】以上の操作により、マルチメディア・バス
116上での情報転送が行われる。ここで、マルチメデ
ィア・バス116での情報転送をタイムスロットの切ら
れたバス上で行う事としたので、一つのデータ送出モジ
ュールの出力した情報を複数のデータ受信モジュールが
受信する操作、いわゆるコピー操作が簡単に実現できる
事に注意が必要である。
116上での情報転送が行われる。ここで、マルチメデ
ィア・バス116での情報転送をタイムスロットの切ら
れたバス上で行う事としたので、一つのデータ送出モジ
ュールの出力した情報を複数のデータ受信モジュールが
受信する操作、いわゆるコピー操作が簡単に実現できる
事に注意が必要である。
【0098】なお、後述する様にマルチメディア・バス
に接続されるモジュールの内、汎用DSP118、音声
/画像セル化部140、音声/画像デセル化部141、
復号化部127および符号化部130は従来技術による
構成がコンティニュアス情報を扱うようになっているの
で、タイムスロットの定義されたマルチメディア・バス
116上を転送される情報を扱う点に場合には従来技術
との整合性は良いが、一方でディスク装置106は従来
技術による構成が非コンティニュアス情報を扱うように
なっているので、マルチメディア・バスを転送されるコ
ンティニュアス情報との整合性が悪い。しかしながら、
ハイパーメディアデータベースを構築するためには、デ
ィスク装置106にコンティニュアス情報を書き込む機
能は必須である。そこで、本実施例では以下に説明する
方式を用いてディスク装置106にコンティニュアス情
報を書き込む機能を実現する。
に接続されるモジュールの内、汎用DSP118、音声
/画像セル化部140、音声/画像デセル化部141、
復号化部127および符号化部130は従来技術による
構成がコンティニュアス情報を扱うようになっているの
で、タイムスロットの定義されたマルチメディア・バス
116上を転送される情報を扱う点に場合には従来技術
との整合性は良いが、一方でディスク装置106は従来
技術による構成が非コンティニュアス情報を扱うように
なっているので、マルチメディア・バスを転送されるコ
ンティニュアス情報との整合性が悪い。しかしながら、
ハイパーメディアデータベースを構築するためには、デ
ィスク装置106にコンティニュアス情報を書き込む機
能は必須である。そこで、本実施例では以下に説明する
方式を用いてディスク装置106にコンティニュアス情
報を書き込む機能を実現する。
【0099】図6に、ディスク装置106と、周辺バス
110とディスク装置を接続する第1のディスクINF
115、マルチメディア・バス116とディスク装置1
06とを接続する第2のディスクINF117の概略構
成を示す。同図において、401は、マイクロプロセッ
サ101の実行するプロセスの一つで、ディスク装置1
06内に蓄積されたファイル群の階層構造を管理するデ
ィレクトリサービスプロセス、402は、マイクロプロ
セッサ101の実行するプロセスの一つで、ディスク装
置106内に蓄積されたファイル群に対して、システム
での管理に使用するよう一意に振られるファイル識別子
と、ユーザがファイル毎に付けた名前との対応付け、及
び前記ファイル識別子と、当該ファイルが格納されてい
る、ディスク装置106内で情報を蓄積する単位である
ブロック群との対応付けを行うファイルサービスプロセ
ス、403は、マイクロプロセッサ101の実行するプ
ロセスの一つで、新しいファイルを作成する場合は、デ
ィスク装置106内で情報を蓄積する単位であるブロッ
クを割り当て、蓄積されたファイルを読み出す時には指
定されたブロックの内容を読み出す、といったブロック
単位のサービスを行うブロックサービスプロセス、40
4は、文字情報/図形情報といった非コンティニュアス
情報を蓄積するハードディスクドライブの指定されたブ
ロックへのヘッダ移動、指定されたブロックの読み出し
/書き込みといった操作を制御するハードディスクコン
トローラ、405は、非コンティニュアス情報や、ファ
イルの階層構造を表すファイルインデックスを蓄積する
ために使用されるハードディスクドライブであり、第1
のディスクINF115はハードディスクコントローラ
404に相当している。さらに、406は、複数台のハ
ードディスクドライブを制御し、コンティニュアス情報
の書き込みを可能とするためのディスクアレイ制御部、
407は、動画/音声情報といったコンティニュアス情
報を蓄積する第1のハードディスクドライブの指定され
たブロックへのヘッダ移動、指定されたブロックの読み
出し/書き込みといった操作を制御するハードディスク
コントローラ、408は、動画/音声情報といったコン
ティニュアス情報を蓄積する第2のハードディスクドラ
イブの指定されたブロックへのヘッダ移動、指定された
ブロックの読み出し/書き込みといった操作を制御する
ハードディスクコントローラ、409は、主にコンティ
ニュアス情報を蓄積するために使用される第1のハード
ディスクドライブ、410は、主にコンティニュアス情
報を蓄積するために使用される第2のハードディスクド
ライブであり、第2のディスクINF117はディスク
アレイ制御部406およびハードディスクコントローラ
406,407に相当している。
110とディスク装置を接続する第1のディスクINF
115、マルチメディア・バス116とディスク装置1
06とを接続する第2のディスクINF117の概略構
成を示す。同図において、401は、マイクロプロセッ
サ101の実行するプロセスの一つで、ディスク装置1
06内に蓄積されたファイル群の階層構造を管理するデ
ィレクトリサービスプロセス、402は、マイクロプロ
セッサ101の実行するプロセスの一つで、ディスク装
置106内に蓄積されたファイル群に対して、システム
での管理に使用するよう一意に振られるファイル識別子
と、ユーザがファイル毎に付けた名前との対応付け、及
び前記ファイル識別子と、当該ファイルが格納されてい
る、ディスク装置106内で情報を蓄積する単位である
ブロック群との対応付けを行うファイルサービスプロセ
ス、403は、マイクロプロセッサ101の実行するプ
ロセスの一つで、新しいファイルを作成する場合は、デ
ィスク装置106内で情報を蓄積する単位であるブロッ
クを割り当て、蓄積されたファイルを読み出す時には指
定されたブロックの内容を読み出す、といったブロック
単位のサービスを行うブロックサービスプロセス、40
4は、文字情報/図形情報といった非コンティニュアス
情報を蓄積するハードディスクドライブの指定されたブ
ロックへのヘッダ移動、指定されたブロックの読み出し
/書き込みといった操作を制御するハードディスクコン
トローラ、405は、非コンティニュアス情報や、ファ
イルの階層構造を表すファイルインデックスを蓄積する
ために使用されるハードディスクドライブであり、第1
のディスクINF115はハードディスクコントローラ
404に相当している。さらに、406は、複数台のハ
ードディスクドライブを制御し、コンティニュアス情報
の書き込みを可能とするためのディスクアレイ制御部、
407は、動画/音声情報といったコンティニュアス情
報を蓄積する第1のハードディスクドライブの指定され
たブロックへのヘッダ移動、指定されたブロックの読み
出し/書き込みといった操作を制御するハードディスク
コントローラ、408は、動画/音声情報といったコン
ティニュアス情報を蓄積する第2のハードディスクドラ
イブの指定されたブロックへのヘッダ移動、指定された
ブロックの読み出し/書き込みといった操作を制御する
ハードディスクコントローラ、409は、主にコンティ
ニュアス情報を蓄積するために使用される第1のハード
ディスクドライブ、410は、主にコンティニュアス情
報を蓄積するために使用される第2のハードディスクド
ライブであり、第2のディスクINF117はディスク
アレイ制御部406およびハードディスクコントローラ
406,407に相当している。
【0100】ディレクトリサービスプロセス401、フ
ァイルサービスプロセス402は従来技術によるワーク
ステーションで実現されているものと同じである。さら
に、ブロックサービスプロセス403を用いて、非コン
ティニュアス情報を保持するファイルの作成の作成/削
除/読み出し/書き込みを行う場合も、従来技術による
ワークステーションで実現されているものと同様、非コ
ンティニュアス情報用ディスクドライブ内の該ディスク
ドライブの各ブロックが有意データを保持しているか否
かを保持している空きブロック表4051のコピーであ
る第1の空きブロック表4031を保持し、ファイルサ
ービスプロセス402からのブロックの割当/解放要求
に従って、該第1の空きブロック表4031を更新し、
かつ予め定められたタイミングにて該第1の空きブロッ
ク表4031を非コンティニュアス情報用ディスクドラ
イバ内の空きブロック表4051にコピーする、といっ
た操作を行う。
ァイルサービスプロセス402は従来技術によるワーク
ステーションで実現されているものと同じである。さら
に、ブロックサービスプロセス403を用いて、非コン
ティニュアス情報を保持するファイルの作成の作成/削
除/読み出し/書き込みを行う場合も、従来技術による
ワークステーションで実現されているものと同様、非コ
ンティニュアス情報用ディスクドライブ内の該ディスク
ドライブの各ブロックが有意データを保持しているか否
かを保持している空きブロック表4051のコピーであ
る第1の空きブロック表4031を保持し、ファイルサ
ービスプロセス402からのブロックの割当/解放要求
に従って、該第1の空きブロック表4031を更新し、
かつ予め定められたタイミングにて該第1の空きブロッ
ク表4031を非コンティニュアス情報用ディスクドラ
イバ内の空きブロック表4051にコピーする、といっ
た操作を行う。
【0101】コンティニュアス情報を保持するファイル
の作成/削除/読み出し/書き込みは、以下の様に行わ
れる。
の作成/削除/読み出し/書き込みは、以下の様に行わ
れる。
【0102】一般的にファイルは、複数個のブロックか
らなっている。本実施例において、コンティニュアス情
報を保持するファイルは、次に使用されているブロック
の番号を保持する領域を使用したリスト構造の形式を持
っている。コンティニュアス情報を保持するブロック
は、リスト構造を作成するための、次に使用されている
ブロックの番号を保持する領域を持っている。
らなっている。本実施例において、コンティニュアス情
報を保持するファイルは、次に使用されているブロック
の番号を保持する領域を使用したリスト構造の形式を持
っている。コンティニュアス情報を保持するブロック
は、リスト構造を作成するための、次に使用されている
ブロックの番号を保持する領域を持っている。
【0103】ファイルサービスプロセス402より上で
は、コンティニュアス情報を保持するファイルは、非コ
ンティニュアス情報を保持するファイルと同じように、
階層構造の中の1ファイルとして扱われるのが望まし
い。これを実現する為、本実施例においては非コンティ
ニュアス情報用ディスクドライバ内のファイルインデッ
クス中に存在する階層構造を表現するポインタは、非コ
ンティニュアス情報用ディスクドライバ内のブロックだ
けではなく、コンティニュアス情報用ディスクドライバ
内の、リスト構造をなすブロック群の先頭も指せる様な
構造を持つ。また、ファイル識別子はファイルインデッ
クス内に書かれているものとしている。
は、コンティニュアス情報を保持するファイルは、非コ
ンティニュアス情報を保持するファイルと同じように、
階層構造の中の1ファイルとして扱われるのが望まし
い。これを実現する為、本実施例においては非コンティ
ニュアス情報用ディスクドライバ内のファイルインデッ
クス中に存在する階層構造を表現するポインタは、非コ
ンティニュアス情報用ディスクドライバ内のブロックだ
けではなく、コンティニュアス情報用ディスクドライバ
内の、リスト構造をなすブロック群の先頭も指せる様な
構造を持つ。また、ファイル識別子はファイルインデッ
クス内に書かれているものとしている。
【0104】なお、第1のコンティニュアス情報用ディ
スクドライブ409、第2のコンティニュアス情報用デ
ィスクドライブ410のそれぞれのブロックで同じ番号
を持つものは、ブロックサービスプロセス403では、
それぞれのブロックの倍の長さを持つ一つのブロックと
して管理されている。
スクドライブ409、第2のコンティニュアス情報用デ
ィスクドライブ410のそれぞれのブロックで同じ番号
を持つものは、ブロックサービスプロセス403では、
それぞれのブロックの倍の長さを持つ一つのブロックと
して管理されている。
【0105】コンティニュアス情報を持つファイルの作
成時には、ファイルサービスプロセス402が新しいフ
ァイル識別子を作成する。次に、ファイルサービスプロ
セス402は、該ファイル識別子をブロックサービスプ
ロセス403に対してファイルインデックスを保持して
いるブロックに書き込む様要求する。該ファイルインデ
ックスは、非コンティニュアス情報用ディスクドライブ
405に保持されているので、以降は既存技術によるワ
ークステーションと同様、ブロックサービスプロセス4
03がハードディスクコントローラ404を制御して当
該ファイルインデックスの更新を行う。
成時には、ファイルサービスプロセス402が新しいフ
ァイル識別子を作成する。次に、ファイルサービスプロ
セス402は、該ファイル識別子をブロックサービスプ
ロセス403に対してファイルインデックスを保持して
いるブロックに書き込む様要求する。該ファイルインデ
ックスは、非コンティニュアス情報用ディスクドライブ
405に保持されているので、以降は既存技術によるワ
ークステーションと同様、ブロックサービスプロセス4
03がハードディスクコントローラ404を制御して当
該ファイルインデックスの更新を行う。
【0106】次に、コンティニュアス情報を持つファイ
ルへの情報の書き込み時に行われる処理について説明す
る。
ルへの情報の書き込み時に行われる処理について説明す
る。
【0107】コンティニュアス情報は、無限に続く情報
であるので、際限無くハードディスクドライブに書き込
み続けると、該ハードディスクドライブに空きブロック
が無くなる事になる。これは特に、マルチプロセスでコ
ンティニュアス情報を書き込む場合のデッドロック要因
となり、好ましくない。そこで、コンティニュアス情報
の書き込み開始前に、これから書き込むコンティニュア
ス情報に割り当てる複数のブロック番号を予めディスク
アレイ制御部406に通知しておく。また、複数のブロ
ック番号の内、最初に使われるブロック番号は、非コン
ティニュアス情報用ディスクドライブ内のファイルイン
デックスに書き込まれる。
であるので、際限無くハードディスクドライブに書き込
み続けると、該ハードディスクドライブに空きブロック
が無くなる事になる。これは特に、マルチプロセスでコ
ンティニュアス情報を書き込む場合のデッドロック要因
となり、好ましくない。そこで、コンティニュアス情報
の書き込み開始前に、これから書き込むコンティニュア
ス情報に割り当てる複数のブロック番号を予めディスク
アレイ制御部406に通知しておく。また、複数のブロ
ック番号の内、最初に使われるブロック番号は、非コン
ティニュアス情報用ディスクドライブ内のファイルイン
デックスに書き込まれる。
【0108】ディスクアレイ制御部406は、上記予め
通知された複数のブロック番号を記憶しておき、マルチ
メディア・バスからの情報を取り込む際に使用する。デ
ィスクアレイ制御部406の詳細な動作は後述する。
通知された複数のブロック番号を記憶しておき、マルチ
メディア・バスからの情報を取り込む際に使用する。デ
ィスクアレイ制御部406の詳細な動作は後述する。
【0109】ディスクアレイ制御部406が上記予め通
知された複数のブロック番号を正常に使い切った場合、
もしくはユーザが例えばマウス109にてマルチメディ
アバスからの情報の取り込み終了を指示した場合、ブロ
ックサービスプロセス403はディスクアレイ制御部4
06が使用したブロック番号をディスクアレイ制御機構
406に通知してもらい、その情報を基に第2の空きブ
ロック表4032を更新し、必要であれば第1のコンテ
ィニュアス情報用ディスクドライブ409内の空きブロ
ック表4091にコピーする。
知された複数のブロック番号を正常に使い切った場合、
もしくはユーザが例えばマウス109にてマルチメディ
アバスからの情報の取り込み終了を指示した場合、ブロ
ックサービスプロセス403はディスクアレイ制御部4
06が使用したブロック番号をディスクアレイ制御機構
406に通知してもらい、その情報を基に第2の空きブ
ロック表4032を更新し、必要であれば第1のコンテ
ィニュアス情報用ディスクドライブ409内の空きブロ
ック表4091にコピーする。
【0110】ここで、ブロックの書き込み時にエラーが
発生する等でファイル作成に失敗した場合は、ディスク
アレイ制御部406がその旨をブロックサービスプロセ
スに通知する。この場合、ブロックサービスプロセスは
第2の空きブロック表の更新を行わない。これにより、
失敗したファイル書き込みに使用されたブロックの再利
用が可能になる。
発生する等でファイル作成に失敗した場合は、ディスク
アレイ制御部406がその旨をブロックサービスプロセ
スに通知する。この場合、ブロックサービスプロセスは
第2の空きブロック表の更新を行わない。これにより、
失敗したファイル書き込みに使用されたブロックの再利
用が可能になる。
【0111】コンティニュアス情報を持つファイルへの
情報の読み出し時には、以下の処理が行われる。ファイ
ルを読み出したいユーザプロセスがディレクトリサービ
スプロセス401、ファイルサービスプロセス402、
ブロックサービス403を使って所望のファイルのファ
イルインデックスを保持しているブロックを読み出す所
までは、既存のワークステーションの動作と同じであ
る。その後、読み出すファイルがコンティニュアス情報
を保持したファイルである場合は、ブロックサービスプ
ロセス403が当該ファイルの最初のブロック番号をデ
ィスクアレイ制御部406に通知する。ディスクアレイ
制御部406は、該最初のブロック番号を使って該ファ
イルの第1ブロックを読み出してマルチメディア・バス
に出力すると共に、当該ブロック内に保持された次のブ
ロック番号を記憶しておき、次のブロックの読み出しに
備える。
情報の読み出し時には、以下の処理が行われる。ファイ
ルを読み出したいユーザプロセスがディレクトリサービ
スプロセス401、ファイルサービスプロセス402、
ブロックサービス403を使って所望のファイルのファ
イルインデックスを保持しているブロックを読み出す所
までは、既存のワークステーションの動作と同じであ
る。その後、読み出すファイルがコンティニュアス情報
を保持したファイルである場合は、ブロックサービスプ
ロセス403が当該ファイルの最初のブロック番号をデ
ィスクアレイ制御部406に通知する。ディスクアレイ
制御部406は、該最初のブロック番号を使って該ファ
イルの第1ブロックを読み出してマルチメディア・バス
に出力すると共に、当該ブロック内に保持された次のブ
ロック番号を記憶しておき、次のブロックの読み出しに
備える。
【0112】次に、コンティニュアス情報を持つファイ
ルを削除する場合には、第1、第2のコンティニュアス
情報用ディスクドライブ409,410に、以下の処理
が行われる。ファイルを削除したいユーザプロセスがデ
ィレクトリサービスプロセス401、ファイルサービス
プロセス402、ブロックサービス403を使って所望
のファイルのファイルインデックスを保持しているブロ
ックを読み出す所までは、既存のワークステーションの
動作と同じである。その後、消去するファイルがコンテ
ィニュアス情報を保持したファイルの場合は、まずコン
ティニュアス情報用ディスクドライブ内に作られている
ブロックのリスト構造を順次たぐり、該ファイルに使用
されているブロックのブロック番号を把握する。次に、
当該ブロック番号に相当する第2の空きブロック表のエ
ントリを未使用に再設定し、必要ならば第1のコンティ
ニュアス情報用ディスクドライブ409内の空きブロッ
ク表4091にコピーする。
ルを削除する場合には、第1、第2のコンティニュアス
情報用ディスクドライブ409,410に、以下の処理
が行われる。ファイルを削除したいユーザプロセスがデ
ィレクトリサービスプロセス401、ファイルサービス
プロセス402、ブロックサービス403を使って所望
のファイルのファイルインデックスを保持しているブロ
ックを読み出す所までは、既存のワークステーションの
動作と同じである。その後、消去するファイルがコンテ
ィニュアス情報を保持したファイルの場合は、まずコン
ティニュアス情報用ディスクドライブ内に作られている
ブロックのリスト構造を順次たぐり、該ファイルに使用
されているブロックのブロック番号を把握する。次に、
当該ブロック番号に相当する第2の空きブロック表のエ
ントリを未使用に再設定し、必要ならば第1のコンティ
ニュアス情報用ディスクドライブ409内の空きブロッ
ク表4091にコピーする。
【0113】次に、ディスクアレイ制御部の動作につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0114】ディスクドライブは、指定されたブロック
が保持されたトラックまで機械的にヘッドを動かし、さ
らに指定されたブロックがヘッド上を通過するまで当該
ブロックの読み書きができない。すなわち、シーク動作
中はブロックの読み書きができないという欠点を持つ。
ヘッドを動かし始めてから任意のブロックの読み書きが
できるまで、最大数十ms程度の時間がかかる。よっ
て、コンティニュアス情報を書き込む場合の様に、常に
一定レートで発生している情報を書き込むためには、何
らかの工夫により、この動作を行っている期間をキャン
セルし、情報を書き込み続ける必要がある。
が保持されたトラックまで機械的にヘッドを動かし、さ
らに指定されたブロックがヘッド上を通過するまで当該
ブロックの読み書きができない。すなわち、シーク動作
中はブロックの読み書きができないという欠点を持つ。
ヘッドを動かし始めてから任意のブロックの読み書きが
できるまで、最大数十ms程度の時間がかかる。よっ
て、コンティニュアス情報を書き込む場合の様に、常に
一定レートで発生している情報を書き込むためには、何
らかの工夫により、この動作を行っている期間をキャン
セルし、情報を書き込み続ける必要がある。
【0115】本実施例では、ディスクドライブのシーク
時間中もコンティニュアス情報を書き込むために、二つ
のディスクドライブを使い、一方のディスクドライブが
シーク動作中の時、他方のディスクドライブでブロック
書き込み/読み出しを行っているという、いわゆるディ
スクアレイ技術を利用している。この動作は、ディスク
アレイ制御部406により制御される。
時間中もコンティニュアス情報を書き込むために、二つ
のディスクドライブを使い、一方のディスクドライブが
シーク動作中の時、他方のディスクドライブでブロック
書き込み/読み出しを行っているという、いわゆるディ
スクアレイ技術を利用している。この動作は、ディスク
アレイ制御部406により制御される。
【0116】図7に、ディスクアレイ制御部406の概
略構成を示す。同図において、4061は、書き込み時
にブロックサービスプロセス403により予め割り当て
られたブロック番号を保持する書込ブロックキュー、4
062は、読み出し時にブロックサービスプロセス40
3から通知されるコンティニュアス情報を保持するファ
イルの最初のブロックの番号か、コンティニュアス情報
の読み出し中にブロック内に記述されている次のブロッ
ク番号かを選択して出力するセレクタ、4063は、セ
レクタ4062から出力されるブロック番号を一時保持
するレジスタ、4064は、第1のコンティニュアス情
報用ディスクドライブ409を制御するハードディスク
コントローラ407に与えるコマンド(例えばシーク動
作、リード動作、ライト動作のうちの一つを指定するコ
マンド)を作成するコマンド作成部、4065は、第1
のコンティニュアス情報用ディスクドライブ409を制
御するためのコマンドを一時保持し、第1のコンティニ
ュアス情報用ディスクドライブ409での当該コマンド
の終了を待って第2のコンティニュアス情報用ディスク
ドライブ410を制御するハードディスクコントローラ
408に当該コマンドを与える為のレジスタ、4066
は、第1のコンティニュアス情報用ディスクドライブ4
09と第2のコンティニュアス情報用ディスクドライブ
410のうちの一つを選択してマルチメディア・バスと
情報をやりとりさせるためのセレクタ、4067は、マ
ルチメディア・バスからの、4068はマルチメディア
・バスへの情報を一旦保持し、第1のコンティニュアス
情報用ディスクドライブ409と第2のコンティニュア
ス情報用ディスクドライブ410との動作の引継時に発
生するデッドタイムをキャンセルするための平滑バッフ
ァである。
略構成を示す。同図において、4061は、書き込み時
にブロックサービスプロセス403により予め割り当て
られたブロック番号を保持する書込ブロックキュー、4
062は、読み出し時にブロックサービスプロセス40
3から通知されるコンティニュアス情報を保持するファ
イルの最初のブロックの番号か、コンティニュアス情報
の読み出し中にブロック内に記述されている次のブロッ
ク番号かを選択して出力するセレクタ、4063は、セ
レクタ4062から出力されるブロック番号を一時保持
するレジスタ、4064は、第1のコンティニュアス情
報用ディスクドライブ409を制御するハードディスク
コントローラ407に与えるコマンド(例えばシーク動
作、リード動作、ライト動作のうちの一つを指定するコ
マンド)を作成するコマンド作成部、4065は、第1
のコンティニュアス情報用ディスクドライブ409を制
御するためのコマンドを一時保持し、第1のコンティニ
ュアス情報用ディスクドライブ409での当該コマンド
の終了を待って第2のコンティニュアス情報用ディスク
ドライブ410を制御するハードディスクコントローラ
408に当該コマンドを与える為のレジスタ、4066
は、第1のコンティニュアス情報用ディスクドライブ4
09と第2のコンティニュアス情報用ディスクドライブ
410のうちの一つを選択してマルチメディア・バスと
情報をやりとりさせるためのセレクタ、4067は、マ
ルチメディア・バスからの、4068はマルチメディア
・バスへの情報を一旦保持し、第1のコンティニュアス
情報用ディスクドライブ409と第2のコンティニュア
ス情報用ディスクドライブ410との動作の引継時に発
生するデッドタイムをキャンセルするための平滑バッフ
ァである。
【0117】また、40691,40692は、それぞ
れ第1、第2のコンティニュアス情報用ディスクドライ
ブ409,410を例えばフォーマット動作を行う、不
良ブロックの読み書きテストを行う、ファイル削除時に
削除されるブロック番号をブロックのリスト構造をたど
りながら集める、記録された動画情報の1フレームをマ
イクロプロセッサ101が読み出し非コンティニュアス
情報として扱う、等の目的で周辺バス110から直接制
御するためのコマンドのパスである。
れ第1、第2のコンティニュアス情報用ディスクドライ
ブ409,410を例えばフォーマット動作を行う、不
良ブロックの読み書きテストを行う、ファイル削除時に
削除されるブロック番号をブロックのリスト構造をたど
りながら集める、記録された動画情報の1フレームをマ
イクロプロセッサ101が読み出し非コンティニュアス
情報として扱う、等の目的で周辺バス110から直接制
御するためのコマンドのパスである。
【0118】コンティニュアス情報を保持するファイル
を書き込む場合のディスクアレイ制御部406の動作
は、以下の通りである。
を書き込む場合のディスクアレイ制御部406の動作
は、以下の通りである。
【0119】ファイル書き込み動作前に予めブロックサ
ービスプロセスにより割り当てられた複数のブロック番
号は、書込ブロックキュー4061に保持される。一
方、マルチメディア・バスから受け取るコンティニュア
ス情報は一旦、平滑バッファ4067に保持され、ディ
スクドライブに書き込む毎に該平滑バッファ4067か
ら取り出される。
ービスプロセスにより割り当てられた複数のブロック番
号は、書込ブロックキュー4061に保持される。一
方、マルチメディア・バスから受け取るコンティニュア
ス情報は一旦、平滑バッファ4067に保持され、ディ
スクドライブに書き込む毎に該平滑バッファ4067か
ら取り出される。
【0120】コマンド作成部4064は、書込ブロック
キュー4061の先頭のブロック番号を取り出し、まず
シーク動作をハードディスクコントローラに指示するシ
ークコマンドを作成して、第1のコンティニュアス情報
用ディスクドライブ409を制御するハードディスクコ
ントローラ407に当該コマンドを渡すと同時に、レジ
スタ4065に当該コマンドを転送する。
キュー4061の先頭のブロック番号を取り出し、まず
シーク動作をハードディスクコントローラに指示するシ
ークコマンドを作成して、第1のコンティニュアス情報
用ディスクドライブ409を制御するハードディスクコ
ントローラ407に当該コマンドを渡すと同時に、レジ
スタ4065に当該コマンドを転送する。
【0121】次に、コマンド作成部4064は書き込み
をハードディスクコントローラ407に書き込みを指示
する書き込みコマンドを作成し、シーク動作が終了する
のを待つ。シーク動作終了後、当該書き込みコマンドを
ハードディスクコントローラ407に渡す。それと同時
に、レジスタ4065に保持されていたシークコマンド
を第2のコンティニュアス情報用ディスクドライブ41
0を制御するハードディスクコントローラ408に渡し
て、シーク動作を開始させ、前記書き込みコマンドをレ
ジスタ4065に保持させる。書き込みコマンドを受け
たハードディスクコントローラ407は、平滑バッファ
4067より書き込むデータを1ブロック分取り出し、
指定されたブロックに書き込む。
をハードディスクコントローラ407に書き込みを指示
する書き込みコマンドを作成し、シーク動作が終了する
のを待つ。シーク動作終了後、当該書き込みコマンドを
ハードディスクコントローラ407に渡す。それと同時
に、レジスタ4065に保持されていたシークコマンド
を第2のコンティニュアス情報用ディスクドライブ41
0を制御するハードディスクコントローラ408に渡し
て、シーク動作を開始させ、前記書き込みコマンドをレ
ジスタ4065に保持させる。書き込みコマンドを受け
たハードディスクコントローラ407は、平滑バッファ
4067より書き込むデータを1ブロック分取り出し、
指定されたブロックに書き込む。
【0122】ハードディスクコントローラ407での書
き込み動作と、ハードディスクコントローラ408での
シーク動作が終了する前に、コマンド作成部は、次にデ
ータを書き込むブロック番号を書き込みブロックキュー
4061から読み出し、次のシークコマンドを作成して
おく。ハードディスクコントローラ407での書き込み
動作と、ハードディスクコントローラ408でのシーク
動作が終了すると、レジスタ4065に保持された書き
込みコマンドがハードディスクコントローラ408に渡
され、コマンド作成部4064にて作成されたシークコ
マンドがハードディスクコントローラ407に渡される
と同時に、レジスタ4065に新たに保持される。
き込み動作と、ハードディスクコントローラ408での
シーク動作が終了する前に、コマンド作成部は、次にデ
ータを書き込むブロック番号を書き込みブロックキュー
4061から読み出し、次のシークコマンドを作成して
おく。ハードディスクコントローラ407での書き込み
動作と、ハードディスクコントローラ408でのシーク
動作が終了すると、レジスタ4065に保持された書き
込みコマンドがハードディスクコントローラ408に渡
され、コマンド作成部4064にて作成されたシークコ
マンドがハードディスクコントローラ407に渡される
と同時に、レジスタ4065に新たに保持される。
【0123】書き込み動作が指示されたハードディスク
コントローラ408は、平滑バッファ4067より書き
込むデータを1ブロック分取り出し、指定されたブロッ
クに書き込む。一方、シーク動作を指示されたハードデ
ィスクコントローラ407はシーク動作を開始する。
コントローラ408は、平滑バッファ4067より書き
込むデータを1ブロック分取り出し、指定されたブロッ
クに書き込む。一方、シーク動作を指示されたハードデ
ィスクコントローラ407はシーク動作を開始する。
【0124】以上の動作を行う事により、図8にディス
クアレイ制御の動作概念図に示したように、二つのコン
ティニュアス情報用ディスクドライブの一方がシーク動
作を行っている時に、他方が書き込み動作を行えるよう
になり、平滑バッファ4067からデータを連続してデ
ィスクドライブに書き込む事ができるようになる。
クアレイ制御の動作概念図に示したように、二つのコン
ティニュアス情報用ディスクドライブの一方がシーク動
作を行っている時に、他方が書き込み動作を行えるよう
になり、平滑バッファ4067からデータを連続してデ
ィスクドライブに書き込む事ができるようになる。
【0125】ここで、マルチメディア・バス116上の
各動画/音声チャネルの先頭のタイムスロットに、[表
1]で定義したコントロールワードが乗せられている場
合、ファイルの書き込み開始を例えばコントロールワー
ドに動画情報先頭を示すビット列が発見された事を契機
にするようにしても良い。また、読み出し時に備え、転
送されるコントロールワードを記録するようにしても良
い。
各動画/音声チャネルの先頭のタイムスロットに、[表
1]で定義したコントロールワードが乗せられている場
合、ファイルの書き込み開始を例えばコントロールワー
ドに動画情報先頭を示すビット列が発見された事を契機
にするようにしても良い。また、読み出し時に備え、転
送されるコントロールワードを記録するようにしても良
い。
【0126】一方、コンティニュアス情報を保持するフ
ァイルを読み出す場合のディスクアレイ制御部406の
動作は、以下の通りである。
ァイルを読み出す場合のディスクアレイ制御部406の
動作は、以下の通りである。
【0127】ファイル読み出し動作前に予めブロックサ
ービスプロセスから知らされたファイルの先頭のブロッ
ク番号は、セレクタ4062を経由してレジスタ406
3に書き込まれる。一方、マルチメディア・バスに出力
されるコンティニュアス情報は、ディスクドライブから
読み出される毎に一旦平滑バッファ4068に保持さ
れ、平滑バッファ4068から一定速度でマルチメディ
ア・バスに出力される。平滑バッファ4068にデータ
が保持されていない時は、マルチメディア・バスに向け
て無音/無画像状態を示す情報、例えばオール0という
情報が出力されている。
ービスプロセスから知らされたファイルの先頭のブロッ
ク番号は、セレクタ4062を経由してレジスタ406
3に書き込まれる。一方、マルチメディア・バスに出力
されるコンティニュアス情報は、ディスクドライブから
読み出される毎に一旦平滑バッファ4068に保持さ
れ、平滑バッファ4068から一定速度でマルチメディ
ア・バスに出力される。平滑バッファ4068にデータ
が保持されていない時は、マルチメディア・バスに向け
て無音/無画像状態を示す情報、例えばオール0という
情報が出力されている。
【0128】コマンド作成部4064は、レジスタ40
63に保持されたブロック番号を取り出し、まずシーク
動作をハードディスクコントローラに指示するシークコ
マンドを作成して、第1のコンティニュアス情報用ディ
スクドライブ409を制御するハードディスクコントロ
ーラ407に当該コマンドを渡すと同時に、レジスタ4
065に当該コマンドを転送する。
63に保持されたブロック番号を取り出し、まずシーク
動作をハードディスクコントローラに指示するシークコ
マンドを作成して、第1のコンティニュアス情報用ディ
スクドライブ409を制御するハードディスクコントロ
ーラ407に当該コマンドを渡すと同時に、レジスタ4
065に当該コマンドを転送する。
【0129】次に、コマンド作成部4064はハードデ
ィスクコントローラ407に読み込みを指示する読み込
みコマンドを作成し、シーク動作が終了するのを待つ。
シーク動作終了後、当該読み込みコマンドをハードディ
スクコントローラ407に渡すと同時に、レジスタ40
65に保持されていたシークコマンドを第2のコンティ
ニュアス情報用ディスクドライブ410を制御するハー
ドディスクコントローラ408に渡してシーク動作を開
始させ、前記読み込みコマンドをレジスタ4065に保
持させる。
ィスクコントローラ407に読み込みを指示する読み込
みコマンドを作成し、シーク動作が終了するのを待つ。
シーク動作終了後、当該読み込みコマンドをハードディ
スクコントローラ407に渡すと同時に、レジスタ40
65に保持されていたシークコマンドを第2のコンティ
ニュアス情報用ディスクドライブ410を制御するハー
ドディスクコントローラ408に渡してシーク動作を開
始させ、前記読み込みコマンドをレジスタ4065に保
持させる。
【0130】読み込みコマンドを受けたハードディスク
コントローラ407は、指定されたブロックの情報を読
み出し、平滑バッファ4068に書き込むと同時に、当
該ブロックの保持している、リスト構造の次のブロック
のブロック番号を読み出した情報中から取り出し、セレ
クタ4062を通じてレジスタ4063に保持する。ハ
ードディスクコントローラ407での読み出し動作と、
ハードディスクコントローラ408でのシーク動作が終
了する前に、コマンド作成部は次にデータを読み出すブ
ロック番号をレジスタ4063から取り出し、次のシー
クコマンドを作成しておく。ハードディスクコントロー
ラ407での読み出し動作と、ハードディスクコントロ
ーラ408でのシーク動作が終了すると、レジスタ40
65に保持された読み出しコマンドがハードディスクコ
ントローラ408に渡され、コマンド作成部4064に
て作成されたシークコマンドがハードディスクコントロ
ーラ407に渡されると同時に、レジスタ4065に新
たに保持される。
コントローラ407は、指定されたブロックの情報を読
み出し、平滑バッファ4068に書き込むと同時に、当
該ブロックの保持している、リスト構造の次のブロック
のブロック番号を読み出した情報中から取り出し、セレ
クタ4062を通じてレジスタ4063に保持する。ハ
ードディスクコントローラ407での読み出し動作と、
ハードディスクコントローラ408でのシーク動作が終
了する前に、コマンド作成部は次にデータを読み出すブ
ロック番号をレジスタ4063から取り出し、次のシー
クコマンドを作成しておく。ハードディスクコントロー
ラ407での読み出し動作と、ハードディスクコントロ
ーラ408でのシーク動作が終了すると、レジスタ40
65に保持された読み出しコマンドがハードディスクコ
ントローラ408に渡され、コマンド作成部4064に
て作成されたシークコマンドがハードディスクコントロ
ーラ407に渡されると同時に、レジスタ4065に新
たに保持される。
【0131】読み出しコマンドを受けたハードディスク
コントローラ408は、指定されたブロックの情報を読
み出し、平滑バッファ4068に書き込む。一方、シー
ク動作を指示されたハードディスクコントローラ407
はシーク動作を開始する。
コントローラ408は、指定されたブロックの情報を読
み出し、平滑バッファ4068に書き込む。一方、シー
ク動作を指示されたハードディスクコントローラ407
はシーク動作を開始する。
【0132】以上の動作を行う事により、書き込み動作
時と同様、二つのコンティニュアス情報用ディスクドラ
イブは、一方がシーク動作を行っている時に他方が読み
出しを行えるようになり、平滑バッファ4068へ連続
してデータをディスクドライブから書き込む事ができる
ようになる。
時と同様、二つのコンティニュアス情報用ディスクドラ
イブは、一方がシーク動作を行っている時に他方が読み
出しを行えるようになり、平滑バッファ4068へ連続
してデータをディスクドライブから書き込む事ができる
ようになる。
【0133】ここで、ディスクドライブのブロックサイ
ズは、ブロックへの書き込み/読み出しに必要な時間内
にシーク動作が終了するよう、十分長くとる必要があ
る。従来の一般的なディスクドライブのシーク時間は数
十msであり、一方、ここで説明している本実施例での
マルチメディア・バスのスループットは、動画チャネル
1チャネルで、最大65.536Mbps であるので、1
ブロック512kBとすれば、一般的なディスクドライ
ブを使用して1チャネル分は書き込む事が可能である。
ここで述べたディスクアレイ制御部を拡張すれば、容易
に2個を越えるハードディスクドライブを用いて、複数
個のファイルを同時に書き込みたい場合等に必要となる
スループットを得る事ができることは容易に類推が可能
である。
ズは、ブロックへの書き込み/読み出しに必要な時間内
にシーク動作が終了するよう、十分長くとる必要があ
る。従来の一般的なディスクドライブのシーク時間は数
十msであり、一方、ここで説明している本実施例での
マルチメディア・バスのスループットは、動画チャネル
1チャネルで、最大65.536Mbps であるので、1
ブロック512kBとすれば、一般的なディスクドライ
ブを使用して1チャネル分は書き込む事が可能である。
ここで述べたディスクアレイ制御部を拡張すれば、容易
に2個を越えるハードディスクドライブを用いて、複数
個のファイルを同時に書き込みたい場合等に必要となる
スループットを得る事ができることは容易に類推が可能
である。
【0134】さらに、マルチメディア・バス116上の
動画/音声チャネルの先頭タイムスロットで、[表1]
で定義したコントロールワードが転送されており、該コ
ントロールワードをディスクドライブ106に書き込ん
だ場合は、コンティニュアス情報を含むファイルの読み
出し時にコンシステンシチェックが可能である事に注意
が必要である。例えば、次ブロックを指すポインタはヌ
ルであるのに、読み出した最後のフレームでのコントロ
ールワードが動画情報中間である場合は、何らかの書き
込みエラーが発生したことを知る事ができる。
動画/音声チャネルの先頭タイムスロットで、[表1]
で定義したコントロールワードが転送されており、該コ
ントロールワードをディスクドライブ106に書き込ん
だ場合は、コンティニュアス情報を含むファイルの読み
出し時にコンシステンシチェックが可能である事に注意
が必要である。例えば、次ブロックを指すポインタはヌ
ルであるのに、読み出した最後のフレームでのコントロ
ールワードが動画情報中間である場合は、何らかの書き
込みエラーが発生したことを知る事ができる。
【0135】また、近い将来にはコンティニュアス情報
保持用の記憶媒体として、ハードディスクドライブの他
に読み出し/書き込み可能な光ディスク装置の使用も考
えられる。ブロック単位のランダムアクセスが光ディス
ク装置で可能ならば、シーク時間から逃げるため、ここ
で述べた様なテクニックが使用できることに注意が必要
である。
保持用の記憶媒体として、ハードディスクドライブの他
に読み出し/書き込み可能な光ディスク装置の使用も考
えられる。ブロック単位のランダムアクセスが光ディス
ク装置で可能ならば、シーク時間から逃げるため、ここ
で述べた様なテクニックが使用できることに注意が必要
である。
【0136】さらに、近い将来にはフラッシュメモリと
呼ばれる電気的に書き込み・消去可能な大容量の不揮発
性半導体メモリ(EEPROM)をコンティニュアス情
報保持用の記憶媒体として使用する事も考えられる。こ
の場合は、ディスク媒体を用いた場合に比べてシーク時
間が大幅に短縮されるため、ブロックの大きさを小さく
とることができ、記憶能力の有効利用が可能になる。
呼ばれる電気的に書き込み・消去可能な大容量の不揮発
性半導体メモリ(EEPROM)をコンティニュアス情
報保持用の記憶媒体として使用する事も考えられる。こ
の場合は、ディスク媒体を用いた場合に比べてシーク時
間が大幅に短縮されるため、ブロックの大きさを小さく
とることができ、記憶能力の有効利用が可能になる。
【0137】次に、本実施例におけるもう一つのコンテ
ィニュアス情報の転送パスである動画像スイッチ125
について説明する。
ィニュアス情報の転送パスである動画像スイッチ125
について説明する。
【0138】前述の様に、動画像スイッチ125上では
非圧縮の音声/動画情報が転送される。動画像スイッチ
は図2に示したように複数の入力端と複数の出力端を持
ち、任意の入力端から入力された情報を任意の出力端に
転送する機能を有する。
非圧縮の音声/動画情報が転送される。動画像スイッチ
は図2に示したように複数の入力端と複数の出力端を持
ち、任意の入力端から入力された情報を任意の出力端に
転送する機能を有する。
【0139】図9に、動画像スイッチ125にてスイッ
チングされる情報の構成例を示す。本実施例では、全て
の音声/動画情報をAV(audio-visual)セルと呼ばれる
統一的なフォーマットに一旦変換し、それを動画像スイ
ッチ125にてスイッチングすることで、ATMインタ
フェースが付いたワークステーションが扱わなければな
らない種々の符号化則により表現されたコンティニュア
ス情報に対応する。
チングされる情報の構成例を示す。本実施例では、全て
の音声/動画情報をAV(audio-visual)セルと呼ばれる
統一的なフォーマットに一旦変換し、それを動画像スイ
ッチ125にてスイッチングすることで、ATMインタ
フェースが付いたワークステーションが扱わなければな
らない種々の符号化則により表現されたコンティニュア
ス情報に対応する。
【0140】本実施例において、CRTディスプレイ1
22は図9に示すように横1280ピクセル、縦102
4ピクセルの構成で、1ピクセル当たり赤(R)、緑
(G)および青(B)の光の3原色の輝度をそれぞれ1
0ビットにて表現すことができる能力を持っている。す
なわち、1ピクセルが30ビットで表現されている。
22は図9に示すように横1280ピクセル、縦102
4ピクセルの構成で、1ピクセル当たり赤(R)、緑
(G)および青(B)の光の3原色の輝度をそれぞれ1
0ビットにて表現すことができる能力を持っている。す
なわち、1ピクセルが30ビットで表現されている。
【0141】一つのAVセルは、図9に示すように64
バイト長である。AVセルの先頭の16ビットのフィー
ルドがルーティングタグ(R−TAG)で、AVセルを
出力する動画像スイッチ125の出力端子をいわゆるビ
ットマップ形式で表現している。次の6ビットのフィー
ルドはウィンド番号フィールドで、AVセルに担われた
ピクセルの情報が属するCRTディスプレイ122上の
ウィンドを指定する。次の1ビットのフィールドは音声
チャネルと呼ばれ、コンティニュアス情報の内の音声情
報が保持されるフィールドである。次の1ビットはウィ
ンド内フラグと呼ばれ、当該セルがCRTディスプレイ
122上に開かれたウィンド内に表示すべき情報を担っ
ている事を示す。次の480ビットのフィールドには、
図9に示すように、縦4ピクセル、横4ピクセルの矩形
領域の16ピクセル分の情報、すなわち480ビットの
動画情報が担われている。ここで、CRTディスプレイ
122上に開かれるウィンドの境界は、図9に示すよう
に一つのAVセルに担われる矩形領域の境界に設定され
る事に注意が必要である。最後の8ビットのフィールド
は、該AVセルが動画像スイッチ122で扱われる時の
ビット誤りを検出するためのパリティビットで、例えば
BIP−8といった誤り検出符号が使われても良い。
バイト長である。AVセルの先頭の16ビットのフィー
ルドがルーティングタグ(R−TAG)で、AVセルを
出力する動画像スイッチ125の出力端子をいわゆるビ
ットマップ形式で表現している。次の6ビットのフィー
ルドはウィンド番号フィールドで、AVセルに担われた
ピクセルの情報が属するCRTディスプレイ122上の
ウィンドを指定する。次の1ビットのフィールドは音声
チャネルと呼ばれ、コンティニュアス情報の内の音声情
報が保持されるフィールドである。次の1ビットはウィ
ンド内フラグと呼ばれ、当該セルがCRTディスプレイ
122上に開かれたウィンド内に表示すべき情報を担っ
ている事を示す。次の480ビットのフィールドには、
図9に示すように、縦4ピクセル、横4ピクセルの矩形
領域の16ピクセル分の情報、すなわち480ビットの
動画情報が担われている。ここで、CRTディスプレイ
122上に開かれるウィンドの境界は、図9に示すよう
に一つのAVセルに担われる矩形領域の境界に設定され
る事に注意が必要である。最後の8ビットのフィールド
は、該AVセルが動画像スイッチ122で扱われる時の
ビット誤りを検出するためのパリティビットで、例えば
BIP−8といった誤り検出符号が使われても良い。
【0142】本実施例では、CRTディスプレイ122
の1画面が1280×1024のピクセルで構成されて
いるので、上述のR,G,Bそれぞれ10ビットにて表
現される1ピクセルを4×4個担うAVセルを81,9
20個使用する事で1画面が構成されることになる。C
RTディスプレイ122が画像を1秒当たり30フレー
ム表示するノンインターレース型のCRTディスプレイ
の場合、1秒当たりに必要なAVセルの個数は2,45
7,600個となる。上述の様に、AVセルは64バイ
ト長であるので、動画像スイッチ122の1入出力端子
でのデータ入出力速度は約1.3Gbps となる。この
時、音声情報は44.1kサンプル、16ビットのステ
レオ音声というようなコンパクトディスクと同じ品質の
音声であるとして1,411,200ビット/秒である
ので、AVセル一つに1ビットのフィールドを音声情報
用に割り当てるだけで十分である。なお、CRTディス
プレイ122が2048×2048ピクセル、1ピクセ
ル当たりR,G,B各10ビット、60画像フレーム/
秒のノンインターレースとすると、動画像スイッチ12
2の1入出力端子でのデータ入出力速度は約8.1Gbp
s となる。
の1画面が1280×1024のピクセルで構成されて
いるので、上述のR,G,Bそれぞれ10ビットにて表
現される1ピクセルを4×4個担うAVセルを81,9
20個使用する事で1画面が構成されることになる。C
RTディスプレイ122が画像を1秒当たり30フレー
ム表示するノンインターレース型のCRTディスプレイ
の場合、1秒当たりに必要なAVセルの個数は2,45
7,600個となる。上述の様に、AVセルは64バイ
ト長であるので、動画像スイッチ122の1入出力端子
でのデータ入出力速度は約1.3Gbps となる。この
時、音声情報は44.1kサンプル、16ビットのステ
レオ音声というようなコンパクトディスクと同じ品質の
音声であるとして1,411,200ビット/秒である
ので、AVセル一つに1ビットのフィールドを音声情報
用に割り当てるだけで十分である。なお、CRTディス
プレイ122が2048×2048ピクセル、1ピクセ
ル当たりR,G,B各10ビット、60画像フレーム/
秒のノンインターレースとすると、動画像スイッチ12
2の1入出力端子でのデータ入出力速度は約8.1Gbp
s となる。
【0143】図10に、動画像スイッチ125の概略構
成を示す。同図において、7100,7101は、入力
端0から入力されたAVセルを保持してデュアルバッフ
ァを構成する二つのレジスタ、7110,7111は、
入力端1から入力されたAVセルを保持してデュアルバ
ッファを構成する二つのレジスタ、71i0,71i1
は、入力端iから入力されたAVセルを保持してデュア
ルバッファを構成する二つのレジスタ、721,…,7
2jは、それぞれ出力端1,…,jでどの入力端からの
AVセルを出力するか決定するアービタ、7300,7
310,…,73i0,…,730j,…,73ij
は、クロスバスイッチのクロスポイントである。
成を示す。同図において、7100,7101は、入力
端0から入力されたAVセルを保持してデュアルバッフ
ァを構成する二つのレジスタ、7110,7111は、
入力端1から入力されたAVセルを保持してデュアルバ
ッファを構成する二つのレジスタ、71i0,71i1
は、入力端iから入力されたAVセルを保持してデュア
ルバッファを構成する二つのレジスタ、721,…,7
2jは、それぞれ出力端1,…,jでどの入力端からの
AVセルを出力するか決定するアービタ、7300,7
310,…,73i0,…,730j,…,73ij
は、クロスバスイッチのクロスポイントである。
【0144】動画像スイッチ122は、AVセル単位の
スイッチングを行う、いわゆる自己ルーティング型スイ
ッチであり、入力端から入力されたAVセルを上述した
AVセルの先頭のルーティグタグに従って所望の出力へ
転送する機能を持つ。
スイッチングを行う、いわゆる自己ルーティング型スイ
ッチであり、入力端から入力されたAVセルを上述した
AVセルの先頭のルーティグタグに従って所望の出力へ
転送する機能を持つ。
【0145】図11に、前記ルーティングタグの詳細な
構成を示す。前述したように、AVセルのルーティング
タグは16ビットで、それぞれのビットが図12に示す
ように各出力端に対応している。該AVセルを出力した
い出力端は、該出力端に対応するビットに1をセットす
ることによって表示される。この種のルーティングタグ
は、良く知られているようにビットマップ方式と呼ば
れ、コピー機能を提供する空間分割形スイッチで良く採
用されるルーティングタグの形式である。なお、出力端
から出力すべき情報を担わないAVセル、いわゆる空セ
ルは、そのルーティングタグを全て”0”とすることで
表現できる。本実施例におけるAVセルのルーティング
タグの長さは16ビットであり、ビットマップ方式のル
ーティングタグであるので、最大16個までの出力端を
持つ動画像スイッチに対応することが可能である。
構成を示す。前述したように、AVセルのルーティング
タグは16ビットで、それぞれのビットが図12に示す
ように各出力端に対応している。該AVセルを出力した
い出力端は、該出力端に対応するビットに1をセットす
ることによって表示される。この種のルーティングタグ
は、良く知られているようにビットマップ方式と呼ば
れ、コピー機能を提供する空間分割形スイッチで良く採
用されるルーティングタグの形式である。なお、出力端
から出力すべき情報を担わないAVセル、いわゆる空セ
ルは、そのルーティングタグを全て”0”とすることで
表現できる。本実施例におけるAVセルのルーティング
タグの長さは16ビットであり、ビットマップ方式のル
ーティングタグであるので、最大16個までの出力端を
持つ動画像スイッチに対応することが可能である。
【0146】動画像スイッチ122の各入力端から入力
されたAVセルは、一旦それぞれの入力端に備えられた
AVセル保持用レジスタ71i0,71i1の一方に保
持され、当該AVセルのルーティングタグとウィンド番
号とが出力端毎に設けられたアービタ720,…,72
jに転送される。
されたAVセルは、一旦それぞれの入力端に備えられた
AVセル保持用レジスタ71i0,71i1の一方に保
持され、当該AVセルのルーティングタグとウィンド番
号とが出力端毎に設けられたアービタ720,…,72
jに転送される。
【0147】ルーティングタグとウィンド番号が入力さ
れると、各出力端毎に設けられたアービタ720,…,
72jは、それぞれ独立に、入力された前記2種の情報
を元に、どのAVセルを出力するかを決定し、それぞれ
の担当する出力端に接続されたクロスポイント730
0,…,73ijのON/OFFを制御する。これによ
り、AVセル保持用レジスタ7100,…,71i1に
保持されたAVセルを所望の出力へと転送することがで
きるようになる。保持されたAVセルは、クロスポイン
ト7300,…,73ijのON/OFFに従って所望
の出力端へと転送される。
れると、各出力端毎に設けられたアービタ720,…,
72jは、それぞれ独立に、入力された前記2種の情報
を元に、どのAVセルを出力するかを決定し、それぞれ
の担当する出力端に接続されたクロスポイント730
0,…,73ijのON/OFFを制御する。これによ
り、AVセル保持用レジスタ7100,…,71i1に
保持されたAVセルを所望の出力へと転送することがで
きるようになる。保持されたAVセルは、クロスポイン
ト7300,…,73ijのON/OFFに従って所望
の出力端へと転送される。
【0148】この時、二つのAVセル保持用レジスタの
一方に保持されたAVセルが出力端に向けて出力されて
いる最中には、他方のレジスタにAVセルが入力端から
入力され、かつアービタ720,…,72jでの出力A
Vセル決定手続きが該入力されているAVセルに対して
実行されるようにすると、各入力端から連続して入力さ
れるAVセルを、各出力端から連続して出力する事がで
きるようになる。
一方に保持されたAVセルが出力端に向けて出力されて
いる最中には、他方のレジスタにAVセルが入力端から
入力され、かつアービタ720,…,72jでの出力A
Vセル決定手続きが該入力されているAVセルに対して
実行されるようにすると、各入力端から連続して入力さ
れるAVセルを、各出力端から連続して出力する事がで
きるようになる。
【0149】入力端から入力されるAVセルが出力され
る際の概略のタイミングと、CRTディスプレイ122
上でのAVセルの位置を図11に示している。
る際の概略のタイミングと、CRTディスプレイ122
上でのAVセルの位置を図11に示している。
【0150】1/30秒の長さを持つ画像フレームと呼
ばれるフレーム構造が、CRTディスプレイ122上の
1画面を構成する81,920個のAVセルによって構
成される。画像フレーム内のAVセルは、図12に示さ
れるようにCRTディスプレイ122の1画面に、左上
の矩形領域から順に右下の矩形領域まで転送順に従って
割り当てられる。それぞれのAVセルの担う4×4のピ
クセル情報を割り当てられた矩形領域に並べると、1画
面が構成できる。なお、AVセル内の音声チャネルに
は、対応する画像フレーム内の画面をCRTディスプレ
イ122に表示している1/30秒間にスピーカ123
から出力すべき音声情報が画像フレームの先頭のAVセ
ル上から順に乗せられている。音声チャネル上の音声情
報の符号化方式によっては、画像フレーム内の音声チャ
ネルに音声情報が乗せられない空きが生じる事もある
が、動画情報の方が音声情報に比して圧倒的に多いの
で、使用されない音声チャネルによってシステムコスト
が上昇する事にはならない。
ばれるフレーム構造が、CRTディスプレイ122上の
1画面を構成する81,920個のAVセルによって構
成される。画像フレーム内のAVセルは、図12に示さ
れるようにCRTディスプレイ122の1画面に、左上
の矩形領域から順に右下の矩形領域まで転送順に従って
割り当てられる。それぞれのAVセルの担う4×4のピ
クセル情報を割り当てられた矩形領域に並べると、1画
面が構成できる。なお、AVセル内の音声チャネルに
は、対応する画像フレーム内の画面をCRTディスプレ
イ122に表示している1/30秒間にスピーカ123
から出力すべき音声情報が画像フレームの先頭のAVセ
ル上から順に乗せられている。音声チャネル上の音声情
報の符号化方式によっては、画像フレーム内の音声チャ
ネルに音声情報が乗せられない空きが生じる事もある
が、動画情報の方が音声情報に比して圧倒的に多いの
で、使用されない音声チャネルによってシステムコスト
が上昇する事にはならない。
【0151】各入力端からは、動画像スイッチ125に
てスイッチングを受ける動画/音声情報が入力されてい
る。これら入力される動画/音声情報は、上述した画像
フレーム構造に従ってAVセルとして連続して入力され
るが、各入力端での画像フレームの先頭のAVセルが入
力されるタイミングが同じになるように制御されてい
る。それぞれの出力端からは、入力端に比べて1AVセ
ル分遅れて画像フレームの先頭のAVセルから順にAV
セルが出力される。この1AVセル分の遅れ時間の間
に、各出力端にどの入力端からのAVセルを出力するか
がアービタによって決定される。
てスイッチングを受ける動画/音声情報が入力されてい
る。これら入力される動画/音声情報は、上述した画像
フレーム構造に従ってAVセルとして連続して入力され
るが、各入力端での画像フレームの先頭のAVセルが入
力されるタイミングが同じになるように制御されてい
る。それぞれの出力端からは、入力端に比べて1AVセ
ル分遅れて画像フレームの先頭のAVセルから順にAV
セルが出力される。この1AVセル分の遅れ時間の間
に、各出力端にどの入力端からのAVセルを出力するか
がアービタによって決定される。
【0152】各出力端毎に設けられたアービタ720,
…,72iでは、次の二つの方法のどちらかを用いて、
出力するAVセルを選択する。
…,72iでは、次の二つの方法のどちらかを用いて、
出力するAVセルを選択する。
【0153】第1の方法は、ある時点で入力されたAV
セルで、自分が制御する様割り当てられた出力端に向か
う事が指定されており、かつウィンド内フラグがセット
されているAVセルのうち、最もウィンド番号の大きい
セルのみを当該出力端に出力する、という方法である。
CRTディスプレイ122の画面と、画像フレーム内で
のAVセルの位置との関係を示す図12を参照すれば明
らかな様に、この方法によりAVセルに保持されている
4×4のピクセル単位で、実際にCRTディスプレイ1
22等に出力する画面を選択する事ができ、もって動画
像のクリッピング処理がAVセル単位で可能となる。
セルで、自分が制御する様割り当てられた出力端に向か
う事が指定されており、かつウィンド内フラグがセット
されているAVセルのうち、最もウィンド番号の大きい
セルのみを当該出力端に出力する、という方法である。
CRTディスプレイ122の画面と、画像フレーム内で
のAVセルの位置との関係を示す図12を参照すれば明
らかな様に、この方法によりAVセルに保持されている
4×4のピクセル単位で、実際にCRTディスプレイ1
22等に出力する画面を選択する事ができ、もって動画
像のクリッピング処理がAVセル単位で可能となる。
【0154】第2の方法は、ある時点で入力されたAV
セルで、自分が制御する用割り当てられた出力端に向か
う事が指定されているAVセルのうち、予め定められた
ウィンド番号を持つAVセルを選択する、という方法で
ある。これにより、あるコンティニュアス情報を例えば
マルチメディア・バス116からコンティニュアスメデ
ィア用テープ装置121へと、もしくはその逆の方向へ
と導く事ができるようになり、もって普及当初はコスト
高であると想定されるコンティニュアス情報用各種機器
をネットワーキングにより複数ワークステーションにて
共有する枠組みを提供する。
セルで、自分が制御する用割り当てられた出力端に向か
う事が指定されているAVセルのうち、予め定められた
ウィンド番号を持つAVセルを選択する、という方法で
ある。これにより、あるコンティニュアス情報を例えば
マルチメディア・バス116からコンティニュアスメデ
ィア用テープ装置121へと、もしくはその逆の方向へ
と導く事ができるようになり、もって普及当初はコスト
高であると想定されるコンティニュアス情報用各種機器
をネットワーキングにより複数ワークステーションにて
共有する枠組みを提供する。
【0155】なお、各出力端に設けられたアービタ72
0,…,72iにおいて、上述の二つの方法のうちのど
ちらにて出力するAVセルを選択するかは、予め上位の
制御主体(図示せず)によりどちらを選択するか、周辺
バス110を通じて指定されることとしても良い。ま
た、第2の方法で予め定める必要のある、出力するAV
セルのウィンド番号についても、予め上位の制御主体
(図示せず)により、周辺バス110を通じて指定され
るようにしても良い。
0,…,72iにおいて、上述の二つの方法のうちのど
ちらにて出力するAVセルを選択するかは、予め上位の
制御主体(図示せず)によりどちらを選択するか、周辺
バス110を通じて指定されることとしても良い。ま
た、第2の方法で予め定める必要のある、出力するAV
セルのウィンド番号についても、予め上位の制御主体
(図示せず)により、周辺バス110を通じて指定され
るようにしても良い。
【0156】また、上述の第1の方法によって出力する
AVセルを決定することによって、動画像のクリッピン
グ処理を行っている出力端から出力されるAVセル流の
音声チャネルに乗っている情報は、複数の情報源からの
音声情報が画像フレーム中に混在しているという意味の
無いものとなってしまっている。これを防ぐために、例
えば次の様にAVセル流の音声チャネルを書き換える事
としても良い。
AVセルを決定することによって、動画像のクリッピン
グ処理を行っている出力端から出力されるAVセル流の
音声チャネルに乗っている情報は、複数の情報源からの
音声情報が画像フレーム中に混在しているという意味の
無いものとなってしまっている。これを防ぐために、例
えば次の様にAVセル流の音声チャネルを書き換える事
としても良い。
【0157】すなわち、入力されたAVセルがそれぞれ
の入力端に備えられたAVセル保持用レジスタ71i
0、71i1の一方に保持されて、当該AVセルのルー
ティングタグと、ウィンド番号とを出力端毎に設けられ
たアービタ720,…,72jが転送される際、同時に
音声チャネルの情報もアービタ720,…,72jに転
送される様、動画像スイッチ125を構成する。各アー
ビタ72xは、動画情報については上述の第1の方法
で、音声チャネルについては上述の第2の方法で、それ
ぞれ出力する情報を決定する。AVセル保持用レジスタ
の一方から保持されているAVセルが出力され、クロス
ポイントを通過して出力端に向かう時に、各アービタ7
2xは、上記第2の方法にて出力すると決定した音声チ
ャネルの情報にて、出力するAVセルの音声チャネルを
書き換える。この時、出力するAVセルのパリティフィ
ールドの情報がパリティチェックに使用できなくなるこ
とに注意が必要である。
の入力端に備えられたAVセル保持用レジスタ71i
0、71i1の一方に保持されて、当該AVセルのルー
ティングタグと、ウィンド番号とを出力端毎に設けられ
たアービタ720,…,72jが転送される際、同時に
音声チャネルの情報もアービタ720,…,72jに転
送される様、動画像スイッチ125を構成する。各アー
ビタ72xは、動画情報については上述の第1の方法
で、音声チャネルについては上述の第2の方法で、それ
ぞれ出力する情報を決定する。AVセル保持用レジスタ
の一方から保持されているAVセルが出力され、クロス
ポイントを通過して出力端に向かう時に、各アービタ7
2xは、上記第2の方法にて出力すると決定した音声チ
ャネルの情報にて、出力するAVセルの音声チャネルを
書き換える。この時、出力するAVセルのパリティフィ
ールドの情報がパリティチェックに使用できなくなるこ
とに注意が必要である。
【0158】ここで、上述の様に出力端毎に出力するA
Vセルの選択方法を指定でき、かつルーティングタグを
図12に示す如くビットマップ方式にしたので、あるコ
ンティニュアス情報について、例えば出力端0に出力す
る時はクリッピング処理を受け、CRTディスプレイ1
22上の一ウィンド内に表示すると同時に、出力端1に
そのまま出力し、コンティニュアスメディア用テープ装
置に記録する、といったことが容易に可能である。
Vセルの選択方法を指定でき、かつルーティングタグを
図12に示す如くビットマップ方式にしたので、あるコ
ンティニュアス情報について、例えば出力端0に出力す
る時はクリッピング処理を受け、CRTディスプレイ1
22上の一ウィンド内に表示すると同時に、出力端1に
そのまま出力し、コンティニュアスメディア用テープ装
置に記録する、といったことが容易に可能である。
【0159】なお、[表1]で定義したコントロールワ
ードを動画像スイッチ125を経由して転送するべく、
AVセルフォーマットの一部にコントロールワードフィ
ールドを追加しても構わない。この場合、さらにハード
ウェアの設計容易性を考慮して、AVセルフォーマット
からパリティチェックフィールドを削除したり、1ピク
セル当たりの情報量を減らす、といった手段を講じても
構わない。
ードを動画像スイッチ125を経由して転送するべく、
AVセルフォーマットの一部にコントロールワードフィ
ールドを追加しても構わない。この場合、さらにハード
ウェアの設計容易性を考慮して、AVセルフォーマット
からパリティチェックフィールドを削除したり、1ピク
セル当たりの情報量を減らす、といった手段を講じても
構わない。
【0160】ところで、上述したコンパクトディスク
にて採用されている符号化方式を音声情報用に用いた場
合、CRTディスプレイ122の画像フレームの長さで
ある1/30秒中に転送しなければならない音声情報
は、470,402ビットとなり、割り切れるがAVセ
ル用として採用する符号によっては割り切れないことも
ある。本実施例では、この問題をAVセルの音声チャネ
ルで画像フレーム先頭から16個分AVのものを、当該
画像フレーム内で実際に音声情報を転送している音声情
報の有効部の長さ、すなわち有効部長を記述するフィー
ルドとし、残りの1,312,704ビットの内必要な
部分を前から順に必要なだけ使用する事として解決して
いる。即ち、連続する画像フレーム内で有効部長を微調
整し、そのとき有効部の長さを有効部長フィールドで表
示する。例えば、連続する2つの画像フレーム内の2フ
レームで有効長を42,667ビットとし、残りの1フ
ィールドで有効部を42,666ビットとすることによ
り、平均して1/30秒中に音声情報を42666+2
/3といった分数で表示できるビットレートにて転送す
ることが出来る。なお、[表1]で定義したコントロー
ルワードを、動画像スイッチ125を経由して転送する
べく、画像フレームの先頭近くのAVセルの音声チャネ
ルにてコントロールワードを転送する様にしても良い。
にて採用されている符号化方式を音声情報用に用いた場
合、CRTディスプレイ122の画像フレームの長さで
ある1/30秒中に転送しなければならない音声情報
は、470,402ビットとなり、割り切れるがAVセ
ル用として採用する符号によっては割り切れないことも
ある。本実施例では、この問題をAVセルの音声チャネ
ルで画像フレーム先頭から16個分AVのものを、当該
画像フレーム内で実際に音声情報を転送している音声情
報の有効部の長さ、すなわち有効部長を記述するフィー
ルドとし、残りの1,312,704ビットの内必要な
部分を前から順に必要なだけ使用する事として解決して
いる。即ち、連続する画像フレーム内で有効部長を微調
整し、そのとき有効部の長さを有効部長フィールドで表
示する。例えば、連続する2つの画像フレーム内の2フ
レームで有効長を42,667ビットとし、残りの1フ
ィールドで有効部を42,666ビットとすることによ
り、平均して1/30秒中に音声情報を42666+2
/3といった分数で表示できるビットレートにて転送す
ることが出来る。なお、[表1]で定義したコントロー
ルワードを、動画像スイッチ125を経由して転送する
べく、画像フレームの先頭近くのAVセルの音声チャネ
ルにてコントロールワードを転送する様にしても良い。
【0161】次に、動画像スイッチ125にてスイッチ
ングされるAVセルによって転送される動画/音声情報
と、例えば復号化部127が出力する連続形式の動画/
音声情報との間のフォーマット変換を行うAVセル化/
AVデセル化部について説明する。
ングされるAVセルによって転送される動画/音声情報
と、例えば復号化部127が出力する連続形式の動画/
音声情報との間のフォーマット変換を行うAVセル化/
AVデセル化部について説明する。
【0162】ここで連続形式の動画/音声情報とは、図
13に示すようにCRTディスプレイ122上の1画面
の1024本の走査線上にある1280個のピクセル情
報をR,G,B成分毎にCRTディスプレイ122での
走査順に並べたものである。R,G,B成分毎に10ビ
ットパラレル形式で転送する場合、動画情報の1ビット
は39.3216Mbps の速度で転送される事になる。
13に示すようにCRTディスプレイ122上の1画面
の1024本の走査線上にある1280個のピクセル情
報をR,G,B成分毎にCRTディスプレイ122での
走査順に並べたものである。R,G,B成分毎に10ビ
ットパラレル形式で転送する場合、動画情報の1ビット
は39.3216Mbps の速度で転送される事になる。
【0163】なお、音声情報は動画のピクセルを転送す
る周波数と同じ周波数で並行して転送されている1画面
分の動画情報が表示されている時に、スピーカ123か
ら出力する情報をビットシリアルで転送するものとして
いる。すると、1画像フレーム中に音声情報を1312
720ビット転送できる事になり、例えばコンパクトデ
ィスクにて採用されている40kHz ,16ビットサン
プル、すなわち1,411,210bps といった符号化
を用いた場合でも、十分な転送容量が割り当てられる事
になる。
る周波数と同じ周波数で並行して転送されている1画面
分の動画情報が表示されている時に、スピーカ123か
ら出力する情報をビットシリアルで転送するものとして
いる。すると、1画像フレーム中に音声情報を1312
720ビット転送できる事になり、例えばコンパクトデ
ィスクにて採用されている40kHz ,16ビットサン
プル、すなわち1,411,210bps といった符号化
を用いた場合でも、十分な転送容量が割り当てられる事
になる。
【0164】ところで、連続形式の動画/音声情報にお
いても、AVセル形式と同様、1/30秒で割り切れな
い情報転送レートにて音声情報を転送する必要がある。
これに対しても、AVセル形式と同様、画像フレームの
先頭で、当該画像フレーム中の音声信号が有効である長
さを、図13に示した有効部長フィールドにて表示する
ことで、1/30では割り切れない情報転送レートを実
現する事ができる。
いても、AVセル形式と同様、1/30秒で割り切れな
い情報転送レートにて音声情報を転送する必要がある。
これに対しても、AVセル形式と同様、画像フレームの
先頭で、当該画像フレーム中の音声信号が有効である長
さを、図13に示した有効部長フィールドにて表示する
ことで、1/30では割り切れない情報転送レートを実
現する事ができる。
【0165】また、動画像スイッチ125にて[表1]
で示したコントロールワードを転送する場合は、連続形
式の動画/音声情報においても、コントロールワードを
転送する必要がある。音声情報のコントロールワードに
ついては、AVセル形式と同様、画像フレームの先頭の
有効部長フィールドの後ろにコントロールワードを転送
するフィールドを設ければ良い。さらに、動画情報のコ
ントロールワードは、R,G,B毎の輝度信号を転送す
る信号線と異なる信号線を別途設定し、その信号線にて
転送する事としても良いし、R,G,B毎の輝度信号の
転送前に画像フレームの先頭でR,G,B毎の輝度信号
を転送する信号線に乗せる事にしても良い。
で示したコントロールワードを転送する場合は、連続形
式の動画/音声情報においても、コントロールワードを
転送する必要がある。音声情報のコントロールワードに
ついては、AVセル形式と同様、画像フレームの先頭の
有効部長フィールドの後ろにコントロールワードを転送
するフィールドを設ければ良い。さらに、動画情報のコ
ントロールワードは、R,G,B毎の輝度信号を転送す
る信号線と異なる信号線を別途設定し、その信号線にて
転送する事としても良いし、R,G,B毎の輝度信号の
転送前に画像フレームの先頭でR,G,B毎の輝度信号
を転送する信号線に乗せる事にしても良い。
【0166】図14および図15に、AVセル化部の構
成を示す。図14は、例えば既存のコンティニュアスメ
ディア用テープ装置121の扱うアナログの動画/音声
情報(ここではNTSC形式とする)を連続形式のディ
ジタルの動画/音声情報に変換するためのATVセル化
部の構成を示したものであり、1101は、NTSC形
式のビデオ信号から、垂直同期信号(Vsync)、水平同
期信号(Hsync)、赤(R)、緑(G)、青(B)の各
色成分の信号を作成する同期分離/色分離部、1102
は、同期分離/色分離部1101からアナログ値にて入
力されるR,G,B信号をディジタル値に変換する第1
のA/Dコンバータ、1103は、第1のA/Dコンバ
ータ1102から受け取ったディジタル値のR,G,B
信号のタイミングを調節して帰線期間を削除すると共
に、1画像フレーム分の動画情報の送出速度を上げて連
続形式の動画信号に変換するための第1のFIFOメモ
リ、1104は、同期分離/色分離部から受け取った垂
直同期信号、水平同期信号と、動画像スイッチ125が
動作する基準となっている画像フレーム先頭信号を受け
取り、第1のFIFOメモリ1103への動画/音声情
報の書き込みと、FIFOメモリ1103からの動画/
音声データの読み出しのタイミングを作成して、NTS
C形式の動画/音声情報から連続形式の動画/音声情報
への変換を制御するフォーマット変換制御部、1105
は、ビデオ信号に並行して転送される音声情報をディジ
タル値に変換する第2のA/Dコンバータである。
成を示す。図14は、例えば既存のコンティニュアスメ
ディア用テープ装置121の扱うアナログの動画/音声
情報(ここではNTSC形式とする)を連続形式のディ
ジタルの動画/音声情報に変換するためのATVセル化
部の構成を示したものであり、1101は、NTSC形
式のビデオ信号から、垂直同期信号(Vsync)、水平同
期信号(Hsync)、赤(R)、緑(G)、青(B)の各
色成分の信号を作成する同期分離/色分離部、1102
は、同期分離/色分離部1101からアナログ値にて入
力されるR,G,B信号をディジタル値に変換する第1
のA/Dコンバータ、1103は、第1のA/Dコンバ
ータ1102から受け取ったディジタル値のR,G,B
信号のタイミングを調節して帰線期間を削除すると共
に、1画像フレーム分の動画情報の送出速度を上げて連
続形式の動画信号に変換するための第1のFIFOメモ
リ、1104は、同期分離/色分離部から受け取った垂
直同期信号、水平同期信号と、動画像スイッチ125が
動作する基準となっている画像フレーム先頭信号を受け
取り、第1のFIFOメモリ1103への動画/音声情
報の書き込みと、FIFOメモリ1103からの動画/
音声データの読み出しのタイミングを作成して、NTS
C形式の動画/音声情報から連続形式の動画/音声情報
への変換を制御するフォーマット変換制御部、1105
は、ビデオ信号に並行して転送される音声情報をディジ
タル値に変換する第2のA/Dコンバータである。
【0167】一方、図15は連続形式の動画/音声情報
をAVセル形式の動画/音声情報に変換するためのAT
Vセル化部の構成を示したものであり、11061,1
1062,11063は、それぞれR,G,B信号を走
査線4本分蓄積する記憶素子を2セット並べて構成した
デュアルバッファ、1107は、デュアルバッファ11
061,11062,11063の一方の面に蓄積され
ている走査線4本分のR,G,B信号を取り出し、AV
セルのピクセル情報フィールドに埋め込む情報を作成す
ると共に、ウィンド範囲レジスタ1108、ルーティン
グタグ指定レジスタ1109の内容を参照してAVセル
のルーティングタグおよびウィンド内フラグの設定を行
うAVセル作成部、1108は、実際にCRTディスプ
レイ122に表示する動画情報の範囲を指定する情報を
蓄積しているウィンド範囲指定レジスタ、1109は、
入力された動画/音声情報を転送する動画像スイッチ1
25の出力端を指定するルーティングタグを蓄積してい
るルーティングタグ指定レジスタ、1110は、動画情
報をCRTディスプレイ122上の任意の場所に表示さ
せる目的で、AVセル作成部から出力されるAVセル流
を画像フレーム先頭信号に対して遅延させるディレイ
部、1111は、ディレイ部1110でのディレイ量を
保持しているウィンド位置指定レジスタ、1112は、
連続形式の音声情報をAVセルに乗せるためのタイミン
グ変換を行う第2のFIFOメモリ、1113は、第2
のFIFO1112にアクセスしてディレイ1110か
ら出力されるAVセル流の音声チャネルに音声情報を乗
せる音声チャネル合流部、1114は、音声チャネル合
流部1113から出力されるAVセル流に対してパリテ
ィ計算をしてパリティフィールドに埋め込み、AVセル
を完成させるパリティ作成部、1115は、入力される
連続形式の動画情報を表示するウィンドの番号を保持す
るウィンド番号指定レジスタである。
をAVセル形式の動画/音声情報に変換するためのAT
Vセル化部の構成を示したものであり、11061,1
1062,11063は、それぞれR,G,B信号を走
査線4本分蓄積する記憶素子を2セット並べて構成した
デュアルバッファ、1107は、デュアルバッファ11
061,11062,11063の一方の面に蓄積され
ている走査線4本分のR,G,B信号を取り出し、AV
セルのピクセル情報フィールドに埋め込む情報を作成す
ると共に、ウィンド範囲レジスタ1108、ルーティン
グタグ指定レジスタ1109の内容を参照してAVセル
のルーティングタグおよびウィンド内フラグの設定を行
うAVセル作成部、1108は、実際にCRTディスプ
レイ122に表示する動画情報の範囲を指定する情報を
蓄積しているウィンド範囲指定レジスタ、1109は、
入力された動画/音声情報を転送する動画像スイッチ1
25の出力端を指定するルーティングタグを蓄積してい
るルーティングタグ指定レジスタ、1110は、動画情
報をCRTディスプレイ122上の任意の場所に表示さ
せる目的で、AVセル作成部から出力されるAVセル流
を画像フレーム先頭信号に対して遅延させるディレイ
部、1111は、ディレイ部1110でのディレイ量を
保持しているウィンド位置指定レジスタ、1112は、
連続形式の音声情報をAVセルに乗せるためのタイミン
グ変換を行う第2のFIFOメモリ、1113は、第2
のFIFO1112にアクセスしてディレイ1110か
ら出力されるAVセル流の音声チャネルに音声情報を乗
せる音声チャネル合流部、1114は、音声チャネル合
流部1113から出力されるAVセル流に対してパリテ
ィ計算をしてパリティフィールドに埋め込み、AVセル
を完成させるパリティ作成部、1115は、入力される
連続形式の動画情報を表示するウィンドの番号を保持す
るウィンド番号指定レジスタである。
【0168】以下、図14および図15を参照しながら
AVセル化部の動作を説明する。
AVセル化部の動作を説明する。
【0169】図2に示したように、動画像スイッチ12
5の入力端にはAVセル化部126,128,131,
136が接続されている。これらのAVセル化部のう
ち、第2のAVセル化部128は、復号化部127とい
ったディジタル情報である動画/音声情報を扱う機器に
接続されており、図15のデュアルバッファ11061
〜11063、AVセル作成部1107、ウィンド範囲
レジスタ1108、ルーティングタグ指定レジスタ11
09、ディレイ部1110、ウィンド位置指定レジスタ
1111、FIFOメモリ1112、音声チャネル合流
部1113、パリティ作成部1114およびウィンド番
号指定レジスタ1115より構成されている。
5の入力端にはAVセル化部126,128,131,
136が接続されている。これらのAVセル化部のう
ち、第2のAVセル化部128は、復号化部127とい
ったディジタル情報である動画/音声情報を扱う機器に
接続されており、図15のデュアルバッファ11061
〜11063、AVセル作成部1107、ウィンド範囲
レジスタ1108、ルーティングタグ指定レジスタ11
09、ディレイ部1110、ウィンド位置指定レジスタ
1111、FIFOメモリ1112、音声チャネル合流
部1113、パリティ作成部1114およびウィンド番
号指定レジスタ1115より構成されている。
【0170】一方、第3、第4のAVセル化部131,
136は、カメラ119、マイクロフォン120及びコ
ンティニュアスメディア用テープ装置121といった従
来技術による構成の場合にアナログ情報により動画/音
声情報を扱う機器と接続されており、これらのAVセル
化部は第1、第2のAVセル化部126,128に比べ
て、アナログ−ディジタル変換を行う機能、即ち図14
における同期分離/色分離部1101、第1のA/Dコ
ンバータ1102、第1のFIFOメモリ1103、フ
ォーマット変換制御部1104および第2のA/Dコン
バータ1105が図15に付加された構成となってい
る。なお、第1のAVセル化部126の構成は、グラフ
ィックコントローラ124の構成と共に後で説明する。
136は、カメラ119、マイクロフォン120及びコ
ンティニュアスメディア用テープ装置121といった従
来技術による構成の場合にアナログ情報により動画/音
声情報を扱う機器と接続されており、これらのAVセル
化部は第1、第2のAVセル化部126,128に比べ
て、アナログ−ディジタル変換を行う機能、即ち図14
における同期分離/色分離部1101、第1のA/Dコ
ンバータ1102、第1のFIFOメモリ1103、フ
ォーマット変換制御部1104および第2のA/Dコン
バータ1105が図15に付加された構成となってい
る。なお、第1のAVセル化部126の構成は、グラフ
ィックコントローラ124の構成と共に後で説明する。
【0171】アナログ−ディジタル変換を行うための同
期分離/色分離部1101、A/Dコンバータ110
2、FIFOメモリ1103、フォーマット変換制御部
1104およびA/Dコンバータ1105は、アナログ
の動画/音声情報の形式よってその構成が変化するが、
本発明の有効性には何等影響を及ぼさない。ここでは、
NTSC形式の動画情報と、オーディオ信号である音声
信号との組み合わせでアナログの動画/音声情報が構成
されているものとして説明を進める。
期分離/色分離部1101、A/Dコンバータ110
2、FIFOメモリ1103、フォーマット変換制御部
1104およびA/Dコンバータ1105は、アナログ
の動画/音声情報の形式よってその構成が変化するが、
本発明の有効性には何等影響を及ぼさない。ここでは、
NTSC形式の動画情報と、オーディオ信号である音声
信号との組み合わせでアナログの動画/音声情報が構成
されているものとして説明を進める。
【0172】NTSC形式の動画情報は、垂直同期信
号、水平同期信号、カラーバースト信号等が各走査線毎
の輝度信号に重ね合わされた形式を持っている。このた
め、まず同期分離/色分離部1101によって、NTS
C形式の動画情報から垂直同期信号、水平同期信号、各
色成分毎の輝度信号が抽出される。
号、水平同期信号、カラーバースト信号等が各走査線毎
の輝度信号に重ね合わされた形式を持っている。このた
め、まず同期分離/色分離部1101によって、NTS
C形式の動画情報から垂直同期信号、水平同期信号、各
色成分毎の輝度信号が抽出される。
【0173】各色成分毎の輝度信号は第1のA/Dコン
バータ1102によってサンプリングされ、ディジタル
化されて第1のFIFO1103に書き込まれる。一
方、オーディオ信号である音声信号は第2のA/Dコン
バータ1105によって予め定められたサンプリング周
期にてサンプリングされ、ディジタル化されて各色成分
毎の輝度信号と同様、第1のFIFO1103に書き込
まれる。
バータ1102によってサンプリングされ、ディジタル
化されて第1のFIFO1103に書き込まれる。一
方、オーディオ信号である音声信号は第2のA/Dコン
バータ1105によって予め定められたサンプリング周
期にてサンプリングされ、ディジタル化されて各色成分
毎の輝度信号と同様、第1のFIFO1103に書き込
まれる。
【0174】同期分離/色分離部1101によってNT
SC形式の動画情報から分離された水平同期信号および
垂直同期信号は、フォーマット変換制御部1104に与
えられる。フォーマット変換制御部1104は、与えら
れた水平同期信号および垂直同期信号と動画像スイッチ
125の動作基準である画像フレーム先頭信号とを比較
して、第1のFIFO1103から動画情報/音声情報
を読み出すタイミングを決定し、連続形式の動画/音声
情報を作成するためのタイミング制御を行う。ここで、
NTSC形式の動画情報での走査線本数は525本であ
り、また水平解像度は一般的には700本程度、即ち一
走査線当たりのピクセル数が700個程度である。一
方、連続形式の動画情報での走査線本数は1024本、
一走査線当たりのピクセル数は1280個である。この
為、NTSC形式と連続形式の間に何らかの規則に従っ
た変換が必要になる。この変換規則は本発明の有効性に
は何等影響を与えるものではないが、ここでは、以下に
述べる最も単純な方式にて変換が行われるものとして説
明を進める。即ち、NTSCの走査線1本にCRTディ
スプレイ122上の走査線を1本割り当て、NTSCの
走査線上の1ピクセルにCRTディスプレイ122の走
査線上の1ピクセルを割り当てるという変換規則であ
る。
SC形式の動画情報から分離された水平同期信号および
垂直同期信号は、フォーマット変換制御部1104に与
えられる。フォーマット変換制御部1104は、与えら
れた水平同期信号および垂直同期信号と動画像スイッチ
125の動作基準である画像フレーム先頭信号とを比較
して、第1のFIFO1103から動画情報/音声情報
を読み出すタイミングを決定し、連続形式の動画/音声
情報を作成するためのタイミング制御を行う。ここで、
NTSC形式の動画情報での走査線本数は525本であ
り、また水平解像度は一般的には700本程度、即ち一
走査線当たりのピクセル数が700個程度である。一
方、連続形式の動画情報での走査線本数は1024本、
一走査線当たりのピクセル数は1280個である。この
為、NTSC形式と連続形式の間に何らかの規則に従っ
た変換が必要になる。この変換規則は本発明の有効性に
は何等影響を与えるものではないが、ここでは、以下に
述べる最も単純な方式にて変換が行われるものとして説
明を進める。即ち、NTSCの走査線1本にCRTディ
スプレイ122上の走査線を1本割り当て、NTSCの
走査線上の1ピクセルにCRTディスプレイ122の走
査線上の1ピクセルを割り当てるという変換規則であ
る。
【0175】上述の変換規則を用いると、NTSCの動
画情報はCRTディスプレイ122上の全てのピクセル
を使用しない。本実施例におけるNTSC形式−連続形
式の変換部においては、図20中に示したようにCRT
ディスプレイ122の左上に縦525×横700の矩形
領域を設定し、当該矩形領域上にNTSC形式の動画情
報が表示される様な形態の連続形式の動画情報が作成さ
れるものとしている。フォーマット変換制御部1104
は、この縦525×横700の矩形領域内で第1のFI
FO1103から動画情報を読み出す様に制御すること
によって、NTSC形式−連続形式のフォーマット変換
を制御する。この矩形領域外での連続形式のR/G/B
成分の情報は、例えば輝度が全くない、すなわち”0”
が出力されるよう、フォーマット変換部1104が第1
のFIFO1103を制御しても構わない。さらに第1
のFIFO1103は、NTSC形式の動画情報にて行
われているインターレース制御に備え、偶数番の走査線
の情報が書き込まれている時は奇数番の走査線の情報を
保持し、奇数番の走査線の情報が書き込まれているとき
は偶数番の走査線の情報を保持するといった機能を持っ
ていても良い。
画情報はCRTディスプレイ122上の全てのピクセル
を使用しない。本実施例におけるNTSC形式−連続形
式の変換部においては、図20中に示したようにCRT
ディスプレイ122の左上に縦525×横700の矩形
領域を設定し、当該矩形領域上にNTSC形式の動画情
報が表示される様な形態の連続形式の動画情報が作成さ
れるものとしている。フォーマット変換制御部1104
は、この縦525×横700の矩形領域内で第1のFI
FO1103から動画情報を読み出す様に制御すること
によって、NTSC形式−連続形式のフォーマット変換
を制御する。この矩形領域外での連続形式のR/G/B
成分の情報は、例えば輝度が全くない、すなわち”0”
が出力されるよう、フォーマット変換部1104が第1
のFIFO1103を制御しても構わない。さらに第1
のFIFO1103は、NTSC形式の動画情報にて行
われているインターレース制御に備え、偶数番の走査線
の情報が書き込まれている時は奇数番の走査線の情報を
保持し、奇数番の走査線の情報が書き込まれているとき
は偶数番の走査線の情報を保持するといった機能を持っ
ていても良い。
【0176】一方、第1のFIFO1103に書き込ま
れた音声信号は、フォーマット変換制御部1104によ
って以下の様に読み出されることにより、連続形式の音
声情報へと変化する。
れた音声信号は、フォーマット変換制御部1104によ
って以下の様に読み出されることにより、連続形式の音
声情報へと変化する。
【0177】即ち、フォーマット変換制御部1104
は、画像フレーム先頭信号によって示される画像フレー
ムの先頭で、まず画像フレーム毎に予め定められる有効
部長フィールド(16ビット)を第1のFIFO110
3に出力させ、次に有効部長フィールドで指定されたビ
ット数分だけ、第1のFIFO1103に書き込まれた
音声情報を出力させる。音声情報の有効部の出力が終了
したなら、次の画像フレームの先頭まで、音声情報とし
て”0”を出力し続けても構わない。
は、画像フレーム先頭信号によって示される画像フレー
ムの先頭で、まず画像フレーム毎に予め定められる有効
部長フィールド(16ビット)を第1のFIFO110
3に出力させ、次に有効部長フィールドで指定されたビ
ット数分だけ、第1のFIFO1103に書き込まれた
音声情報を出力させる。音声情報の有効部の出力が終了
したなら、次の画像フレームの先頭まで、音声情報とし
て”0”を出力し続けても構わない。
【0178】なお、ここではNTSC形式の動画情報を
連続形式の動画情報に変換する方法について説明した
が、例えばHDTV形式の動画情報を連続形式の動画情
報に変換する事も同様に可能である。この場合、HDT
V形式の1ピクセルとCRTディスプレイ122の1ピ
クセルを対応させる単純な方式では、MUSE形式の全
画面がCRTディスプレイ122の全画面より大きくな
るが、これには例えばHDTV形式の画面の一部をCR
Tディスプレイ122に表示させるよう切り取るといっ
た方法で対応可能である。
連続形式の動画情報に変換する方法について説明した
が、例えばHDTV形式の動画情報を連続形式の動画情
報に変換する事も同様に可能である。この場合、HDT
V形式の1ピクセルとCRTディスプレイ122の1ピ
クセルを対応させる単純な方式では、MUSE形式の全
画面がCRTディスプレイ122の全画面より大きくな
るが、これには例えばHDTV形式の画面の一部をCR
Tディスプレイ122に表示させるよう切り取るといっ
た方法で対応可能である。
【0179】既存のコンティニュアスメディア用テープ
装置、カメラ、マイクロフォン等の出力するアナログ情
報は、上述の様な機能により連続形式の動画/音声情報
に変換される。さらに、本実施例においては復号化部1
27も連続形式の動画/音声情報を出力することとして
いる。これにより、連続形式の動画/音声情報をAVセ
ル化するAVセル化部を種々のメディアにより共用でき
るので、システム設計コストを低減する事が可能にな
る。
装置、カメラ、マイクロフォン等の出力するアナログ情
報は、上述の様な機能により連続形式の動画/音声情報
に変換される。さらに、本実施例においては復号化部1
27も連続形式の動画/音声情報を出力することとして
いる。これにより、連続形式の動画/音声情報をAVセ
ル化するAVセル化部を種々のメディアにより共用でき
るので、システム設計コストを低減する事が可能にな
る。
【0180】連続形式の動画/音声情報からAVセル形
式の動画/音声情報への変換を行うための構成要素であ
る図15のデュアルバッファ11061〜11063、
AVセル作成部1107、ウィンド範囲レジスタ110
8、ルーティングタグ指定レジスタ1109、ディレイ
部1110、ウィンド位置指定レジスタ1111、FI
FOメモリ1112、音声チャネル合流部1113、パ
リティ作成部1114およびウィンド番号指定レジスタ
1115は、以下の様に動作する。
式の動画/音声情報への変換を行うための構成要素であ
る図15のデュアルバッファ11061〜11063、
AVセル作成部1107、ウィンド範囲レジスタ110
8、ルーティングタグ指定レジスタ1109、ディレイ
部1110、ウィンド位置指定レジスタ1111、FI
FOメモリ1112、音声チャネル合流部1113、パ
リティ作成部1114およびウィンド番号指定レジスタ
1115は、以下の様に動作する。
【0181】連続形式の動画情報は、まずR,G,B信
号それぞれに対応して設けられたデュアルバッファ11
061,11062,11063に入力される。これら
のデュアルバッファの片面は、走査線4本分のピクセル
情報を保持できる大きさを持つ。デュアルバッファ11
061〜11063で一方の面に連続形式の動画情報を
書き込んでいる最中に、他方の面からAVセル作成部1
107に向けて動画情報を出力する様制御することによ
り、連続して動画情報をAVセル形式に変更できる様に
なる。
号それぞれに対応して設けられたデュアルバッファ11
061,11062,11063に入力される。これら
のデュアルバッファの片面は、走査線4本分のピクセル
情報を保持できる大きさを持つ。デュアルバッファ11
061〜11063で一方の面に連続形式の動画情報を
書き込んでいる最中に、他方の面からAVセル作成部1
107に向けて動画情報を出力する様制御することによ
り、連続して動画情報をAVセル形式に変更できる様に
なる。
【0182】ここで、AVセル作成部1107への動画
情報の出力順序は、デュアルバッファ11061〜11
063への書き込み順序とは異なる。すなわち、書き込
み時には走査線1本上に存在するピクセルの情報が走査
順にデュアルバッファ11061〜11063に書き込
まれるのに対し、読み出し時には、走査線4本上に存在
するピクセルの情報が4ピクセルずつ読み出される。こ
れによって、AVセル作成部1107にてAVセルのピ
クセル情報フィールドに4×4の矩形領域のピクセルの
情報を埋め込む事が出来るようになる。
情報の出力順序は、デュアルバッファ11061〜11
063への書き込み順序とは異なる。すなわち、書き込
み時には走査線1本上に存在するピクセルの情報が走査
順にデュアルバッファ11061〜11063に書き込
まれるのに対し、読み出し時には、走査線4本上に存在
するピクセルの情報が4ピクセルずつ読み出される。こ
れによって、AVセル作成部1107にてAVセルのピ
クセル情報フィールドに4×4の矩形領域のピクセルの
情報を埋め込む事が出来るようになる。
【0183】AVセル作成部1107では、デュアルバ
ッファ11061〜11063からの動画情報をAVセ
ルのピクセル情報フィールドに書き込むと同時に、ルー
ティングタグ指定レジスタ1109に保持されているル
ーティングタグをAVセルのルーティングタグフィール
ドに、ウィンド番号指定レジスタ1115に保持されて
いるウィンド番号をAVセルのウィンド番号フィールド
に、それぞれ埋め込む作業が行われる。
ッファ11061〜11063からの動画情報をAVセ
ルのピクセル情報フィールドに書き込むと同時に、ルー
ティングタグ指定レジスタ1109に保持されているル
ーティングタグをAVセルのルーティングタグフィール
ドに、ウィンド番号指定レジスタ1115に保持されて
いるウィンド番号をAVセルのウィンド番号フィールド
に、それぞれ埋め込む作業が行われる。
【0184】さらに、ウィンド範囲指定レジスタ110
8の内容を参照して、AVセルのウィンド内フラグも設
定する。このウィンド内フラグの設定法は後で詳細に説
明する。
8の内容を参照して、AVセルのウィンド内フラグも設
定する。このウィンド内フラグの設定法は後で詳細に説
明する。
【0185】上述の操作によって、AVセル作成部11
07からはルーティングタグフィールド、ウィンド番号
フィールド、ウィンド内フラグ、ピクセル情報フィール
ドの各フィールドに所望の情報が埋め込まれたAVセル
流が出力される。AVセル作成部1107から出力され
たAVセル流は、次にディレイ部1110によってウィ
ンド位置指定レジスタ1111に設定された遅延量に従
い、画像フレーム先頭信号に対して遅延される。この遅
延の目的は後で詳しく説明する。
07からはルーティングタグフィールド、ウィンド番号
フィールド、ウィンド内フラグ、ピクセル情報フィール
ドの各フィールドに所望の情報が埋め込まれたAVセル
流が出力される。AVセル作成部1107から出力され
たAVセル流は、次にディレイ部1110によってウィ
ンド位置指定レジスタ1111に設定された遅延量に従
い、画像フレーム先頭信号に対して遅延される。この遅
延の目的は後で詳しく説明する。
【0186】ディレイ部1110から出力されたAVセ
ル流は、次に音声チャネル合成部1113を通過する。
この時、第2のFIFOメモリ1112に蓄積されてい
る音声情報(有効部長フィールドを含む)がAVセル1
個に対して1ビット取り出され、音声チャネルフィール
ドに埋め込まれる。第2のFIFOメモリ1112に
は、画像フレーム毎の音声情報が保持されている。
ル流は、次に音声チャネル合成部1113を通過する。
この時、第2のFIFOメモリ1112に蓄積されてい
る音声情報(有効部長フィールドを含む)がAVセル1
個に対して1ビット取り出され、音声チャネルフィール
ドに埋め込まれる。第2のFIFOメモリ1112に
は、画像フレーム毎の音声情報が保持されている。
【0187】第2のFIFOメモリ1112への音声情
報の書き込みは、次の様に制御される。FIFOメモリ
1112は、画像フレームの最初でリセットされる。そ
の後、連続形式の音声情報(有効部長フィールドを含
む)を音声チャネル合成部1113の要求に従って出力
できるようプッシュインしながら、それと同時に画像フ
レームの最初にプッシュインされる有効部長フィールド
を記録しておく。有効部長フィールドに書き込まれてい
た長さの音声情報をプッシュインした後では、当該画像
フレーム中に与えられる音声情報をプッシュインしな
い。以上の動作により、第2のFIFOメモリ1112
には画像フレーム毎の音声情報が保持され、AVセル流
に対して該音声情報を一つのAVセルに対して1ビット
ずつ書き込む事ができるようになる。
報の書き込みは、次の様に制御される。FIFOメモリ
1112は、画像フレームの最初でリセットされる。そ
の後、連続形式の音声情報(有効部長フィールドを含
む)を音声チャネル合成部1113の要求に従って出力
できるようプッシュインしながら、それと同時に画像フ
レームの最初にプッシュインされる有効部長フィールド
を記録しておく。有効部長フィールドに書き込まれてい
た長さの音声情報をプッシュインした後では、当該画像
フレーム中に与えられる音声情報をプッシュインしな
い。以上の動作により、第2のFIFOメモリ1112
には画像フレーム毎の音声情報が保持され、AVセル流
に対して該音声情報を一つのAVセルに対して1ビット
ずつ書き込む事ができるようになる。
【0188】音声チャネル合成部1113から出力され
たAVセル流は、次にパリティ作成部1114を通過し
て動画像スイッチ125の一つの入力端に与えられる。
この時、AVセル毎にパリティ計算が行われ、その結果
がパリティフィールドに埋め込まれてAVセルが完成す
る。
たAVセル流は、次にパリティ作成部1114を通過し
て動画像スイッチ125の一つの入力端に与えられる。
この時、AVセル毎にパリティ計算が行われ、その結果
がパリティフィールドに埋め込まれてAVセルが完成す
る。
【0189】ここで、ウィンド範囲指定レジスタ110
8、ルーティングタグ指定レジスタ1109、ウィンド
位置指定レジスタ1111およびウィンド番号指定レジ
スタ1115にそれぞれ保持される値は、マイクロプロ
セッサ101により実行されるメインメモリ102上の
1プロセスである上位の制御主体(図示せず)にて、周
辺バス110を経由して設定されるものとしても構わな
い。
8、ルーティングタグ指定レジスタ1109、ウィンド
位置指定レジスタ1111およびウィンド番号指定レジ
スタ1115にそれぞれ保持される値は、マイクロプロ
セッサ101により実行されるメインメモリ102上の
1プロセスである上位の制御主体(図示せず)にて、周
辺バス110を経由して設定されるものとしても構わな
い。
【0190】次に、AVセル化部の持つウィンド範囲指
定レジスタ1108、ウィンド位置指定レジスタ111
5の持つ機能について図16を用いて詳しく説明する。
定レジスタ1108、ウィンド位置指定レジスタ111
5の持つ機能について図16を用いて詳しく説明する。
【0191】動画情報をCRTディスプレイ122上に
表示する場合、1画面内の任意の矩形領域をCRTディ
スプレイ122上の任意のウィンド内に表示できること
が望ましい。図16では、(a)に示す太陽と家が描か
れた1画面のうち、画面左上の太陽の部分を(b)のよ
うに画面中央に移動させて表示する場合について示して
ある。なお、簡単の為、図16では画面左上の番号1の
AVセルから、画面右下の番号112のAVセルまで全
部で112個のAVセルにて1画面が構成されているも
のとしている。
表示する場合、1画面内の任意の矩形領域をCRTディ
スプレイ122上の任意のウィンド内に表示できること
が望ましい。図16では、(a)に示す太陽と家が描か
れた1画面のうち、画面左上の太陽の部分を(b)のよ
うに画面中央に移動させて表示する場合について示して
ある。なお、簡単の為、図16では画面左上の番号1の
AVセルから、画面右下の番号112のAVセルまで全
部で112個のAVセルにて1画面が構成されているも
のとしている。
【0192】連続形式の動画情報で、図16(a)に示
したような内容を持つ情報は、上述の操作を受けてAV
セル作成機能1107によりAVセル化される。その
際、個々のAVセルがCRTディスプレイ122上のウ
ィンド内のピクセルを保持しているか否かをAVセル作
成部1107が判断し、ウィンド内のピクセルを保持し
ているなら該AVセルのウィンド内フラグをセットし、
そうでなければリセットする操作を行う。図16の例で
は、太陽の部分を構成する番号18,19,20,3
4,35,36,50,51,52の9個のAVセルの
ウィンド内フラグがセットされ、残りのAVセルのウィ
ンド内フラグがリセットされる。
したような内容を持つ情報は、上述の操作を受けてAV
セル作成機能1107によりAVセル化される。その
際、個々のAVセルがCRTディスプレイ122上のウ
ィンド内のピクセルを保持しているか否かをAVセル作
成部1107が判断し、ウィンド内のピクセルを保持し
ているなら該AVセルのウィンド内フラグをセットし、
そうでなければリセットする操作を行う。図16の例で
は、太陽の部分を構成する番号18,19,20,3
4,35,36,50,51,52の9個のAVセルの
ウィンド内フラグがセットされ、残りのAVセルのウィ
ンド内フラグがリセットされる。
【0193】ウィンド内フラグをセットするかリセット
するか決定するため、AVセル作成部1107はウィン
ド範囲指定レジスタ1108の内容を参照する。ウィン
ド範囲指定レジスタ1108にセットされる情報の形式
は、本発明の有効性に何等影響を与えないが、ここでは
ウィンド内の矩形領域の左上、右下、の2点のAVセル
の番号が保持され、これらから各AVセルがウィンド内
のピクセルを持つか否か判断することにしても良い。
するか決定するため、AVセル作成部1107はウィン
ド範囲指定レジスタ1108の内容を参照する。ウィン
ド範囲指定レジスタ1108にセットされる情報の形式
は、本発明の有効性に何等影響を与えないが、ここでは
ウィンド内の矩形領域の左上、右下、の2点のAVセル
の番号が保持され、これらから各AVセルがウィンド内
のピクセルを持つか否か判断することにしても良い。
【0194】前述した様に、動画像スイッチ125では
ある出力端に出力するAVセルを決定する為に、当該出
力端に向かって出力されるAVセルでウィンド内フラグ
がセットされているものを選択するので、上述の様にウ
ィンド内フラグをセットすることで、CRTディスプレ
イ122に表示したくない領域(図16では家の絵を含
み、太陽を含む矩形部分を除いた領域)の情報が動画像
スイッチ125から出力されないようにすることができ
る。
ある出力端に出力するAVセルを決定する為に、当該出
力端に向かって出力されるAVセルでウィンド内フラグ
がセットされているものを選択するので、上述の様にウ
ィンド内フラグをセットすることで、CRTディスプレ
イ122に表示したくない領域(図16では家の絵を含
み、太陽を含む矩形部分を除いた領域)の情報が動画像
スイッチ125から出力されないようにすることができ
る。
【0195】AVセル作成機能1107から出力された
セル流は、上述した様にディレイ部1110によって画
像フレーム先頭信号に対して遅延させられる。これはC
RTディスプレイ122上の任意の位置に、動画情報用
のウィンドを設定できるようにするためである。
セル流は、上述した様にディレイ部1110によって画
像フレーム先頭信号に対して遅延させられる。これはC
RTディスプレイ122上の任意の位置に、動画情報用
のウィンドを設定できるようにするためである。
【0196】図16では、太陽を含む矩形部分を画面中
央にもってくるため、番号1のAVセルを画像フレーム
先頭信号がアサートされる位置に対してAVセル22個
分遅らせて出力している。このように画像フレーム先頭
信号に対して、一定期間だけAVセル流を遅延させる
と、画像フレーム内のある矩形領域をCRTディスプレ
イ122上の予め定められた位置に表示させる事が可能
になる。ウィンド位置指定レジスタ1111には、この
AVセル単位の遅延量を描き込んでおく。
央にもってくるため、番号1のAVセルを画像フレーム
先頭信号がアサートされる位置に対してAVセル22個
分遅らせて出力している。このように画像フレーム先頭
信号に対して、一定期間だけAVセル流を遅延させる
と、画像フレーム内のある矩形領域をCRTディスプレ
イ122上の予め定められた位置に表示させる事が可能
になる。ウィンド位置指定レジスタ1111には、この
AVセル単位の遅延量を描き込んでおく。
【0197】なお、本実施例ではディレイ機能1110
のメモリ量を1画像フレーム分としている。この場合、
画像フレーム先頭信号がアサートされてから、22個の
AVセルは連続形式の動画情報における一つ前の画像フ
レームの動画情報から作成されたものにならざるを得な
い。このように、複数の画像フレーム起源のAVセルが
同一の画像フレーム内に存在すると、シーンチェンジ時
に画面が乱れる事になるが、コンティニュアス情報とし
てCRTディスプレイ122に出力する場合には乱れる
部分が矩形領域外であり、問題ない。
のメモリ量を1画像フレーム分としている。この場合、
画像フレーム先頭信号がアサートされてから、22個の
AVセルは連続形式の動画情報における一つ前の画像フ
レームの動画情報から作成されたものにならざるを得な
い。このように、複数の画像フレーム起源のAVセルが
同一の画像フレーム内に存在すると、シーンチェンジ時
に画面が乱れる事になるが、コンティニュアス情報とし
てCRTディスプレイ122に出力する場合には乱れる
部分が矩形領域外であり、問題ない。
【0198】一方、図2のコンティニュアスメディア用
テープ装置121等に動画像スイッチ125を通したコ
ンティニュアス情報を書き込むといった場合には、後で
述べる様にAVデセル化部内に含まれる同様なディレイ
機能により、同一画像フレーム起源のAVセルが同一の
画像フレーム内に存在するようAVセル流がさらに遅ら
されるので、問題ない。
テープ装置121等に動画像スイッチ125を通したコ
ンティニュアス情報を書き込むといった場合には、後で
述べる様にAVデセル化部内に含まれる同様なディレイ
機能により、同一画像フレーム起源のAVセルが同一の
画像フレーム内に存在するようAVセル流がさらに遅ら
されるので、問題ない。
【0199】なお、図16では簡単の為に1画面が11
2個のAVセルにて作成されるものとしているが、本実
施例の如く1画面が81920個のAVセルにて作成さ
れている場合でも、上の説明が同様に成立する。
2個のAVセルにて作成されるものとしているが、本実
施例の如く1画面が81920個のAVセルにて作成さ
れている場合でも、上の説明が同様に成立する。
【0200】次に、AVデセル化部の構成を図17〜図
19に示す。図17は、AVセル形式の動画/音声情報
を連続形式の動画/音声情報に変換するためのAVデセ
ル化部の構成を示したものであり、1301は、動画像
スイッチ125のある出力端からのAVセル流から音声
チャネルを分離して出力する音声チャネル分流部、13
02は、音声チャネル分流部から出力されるAVセル流
を、画像フレーム先頭信号に対して遅延させて出力する
ディレイ部、1303は、ディレイ部1302でのディ
レイ量を保持しているウィンド位置指定レジスタ、13
04は、ディレイ部1302から出力されるAVセル流
の、ピクセル情報以外の付加情報(ルーティングタグ、
ウィンド番号、音声チャネル、ウィンド内フラグ、パリ
ティの計32ビット)を削除するための第1のFIFO
メモリ、13051,13052,13053は、第1
のFIFOメモリ1304から出力されるAVセルのピ
クセル情報フィールドをR,G,B成分毎に分割して、
走査線4本分保持する記憶要素を2面準備して構成され
るデュアルバッファ、1306は、AVセルから抽出さ
れた音声情報を連続形式の音声情報に変換するための第
2のFIFOメモリ、1307は、動画像スイッチ12
5のある出力端から渡されるAVセルのパリティ部分を
計算し、動画像スイッチ125にてビット誤りが発生し
た時、当該AVセル起源のピクセル情報、音声情報を例
えば廃棄する等の誤り回復操作を起動する為のパリティ
チェック部である。
19に示す。図17は、AVセル形式の動画/音声情報
を連続形式の動画/音声情報に変換するためのAVデセ
ル化部の構成を示したものであり、1301は、動画像
スイッチ125のある出力端からのAVセル流から音声
チャネルを分離して出力する音声チャネル分流部、13
02は、音声チャネル分流部から出力されるAVセル流
を、画像フレーム先頭信号に対して遅延させて出力する
ディレイ部、1303は、ディレイ部1302でのディ
レイ量を保持しているウィンド位置指定レジスタ、13
04は、ディレイ部1302から出力されるAVセル流
の、ピクセル情報以外の付加情報(ルーティングタグ、
ウィンド番号、音声チャネル、ウィンド内フラグ、パリ
ティの計32ビット)を削除するための第1のFIFO
メモリ、13051,13052,13053は、第1
のFIFOメモリ1304から出力されるAVセルのピ
クセル情報フィールドをR,G,B成分毎に分割して、
走査線4本分保持する記憶要素を2面準備して構成され
るデュアルバッファ、1306は、AVセルから抽出さ
れた音声情報を連続形式の音声情報に変換するための第
2のFIFOメモリ、1307は、動画像スイッチ12
5のある出力端から渡されるAVセルのパリティ部分を
計算し、動画像スイッチ125にてビット誤りが発生し
た時、当該AVセル起源のピクセル情報、音声情報を例
えば廃棄する等の誤り回復操作を起動する為のパリティ
チェック部である。
【0201】また、図18は連続形式の動画/音声情報
をNTSC形式の動画情報とアナログの音声情報に変換
するためのAVデセル化部の構成を示したものであり、
1308は、連続形式の動画/音声情報から以降の処理
に不必要なピクセル情報/音声情報を削除すると共に、
帰線期間を確保するための第3のFIFOメモリ、13
09は、動画像スイッチ125の動作の基準である画像
フレーム先頭信号を受け取り、第3のFIFOメモリ1
308への動画/音声情報の書き込みと、第3のFIF
Oメモリ1308からの動画/音声情報の読み出しのタ
イミングを作成して、連続形式の動画/音声情報から以
降の処理に不必要なピクセル情報/音声情報を削除し、
また帰線期間を確保する処理の制御を行うと共に垂直同
期信号(Vsync)、水平同期信号(Hsync)を作成する
フォーマット変換制御部、1310は、第3のFIFO
メモリ1308から出力されるR,G,B成分のディジ
タル情報をR,G,B成分のアナログ信号に変換する第
1のD/Aコンバータ、1311は、フォーマット変換
部1309の出力する垂直同期信号および水平同期信号
と、第1のD/Aコンバータ1310の出力するR,
G,B成分のアナログ信号からNTSC形式のビデオ信
号を作成するビデオ信号作成部、1312は、第3のF
IFOメモリ1308から出力されるディジタルの音声
情報をビデオ信号と並行して転送されるアナログの音声
信号へ変換する第2のD/Aコンバータである。
をNTSC形式の動画情報とアナログの音声情報に変換
するためのAVデセル化部の構成を示したものであり、
1308は、連続形式の動画/音声情報から以降の処理
に不必要なピクセル情報/音声情報を削除すると共に、
帰線期間を確保するための第3のFIFOメモリ、13
09は、動画像スイッチ125の動作の基準である画像
フレーム先頭信号を受け取り、第3のFIFOメモリ1
308への動画/音声情報の書き込みと、第3のFIF
Oメモリ1308からの動画/音声情報の読み出しのタ
イミングを作成して、連続形式の動画/音声情報から以
降の処理に不必要なピクセル情報/音声情報を削除し、
また帰線期間を確保する処理の制御を行うと共に垂直同
期信号(Vsync)、水平同期信号(Hsync)を作成する
フォーマット変換制御部、1310は、第3のFIFO
メモリ1308から出力されるR,G,B成分のディジ
タル情報をR,G,B成分のアナログ信号に変換する第
1のD/Aコンバータ、1311は、フォーマット変換
部1309の出力する垂直同期信号および水平同期信号
と、第1のD/Aコンバータ1310の出力するR,
G,B成分のアナログ信号からNTSC形式のビデオ信
号を作成するビデオ信号作成部、1312は、第3のF
IFOメモリ1308から出力されるディジタルの音声
情報をビデオ信号と並行して転送されるアナログの音声
信号へ変換する第2のD/Aコンバータである。
【0202】さらに、図19は前述の音声チャネル分流
部1301およびパリティチェック部1307と合わせ
て、AVセル形式の動画/音声情報からCRTディスプ
レイ122とスピーカ123に出力可能なアナログ形式
の動画/音声情報(これを出力形式と呼ぶ)へ変換する
ためのAVデセル化部の構成を示したものであり、13
13は、AVセル流から付加情報を削除すると共に走査
線毎の動画情報へ変換し、さらに帰線期間を確保する目
的で設けられる第4のFIFOメモリ、1314は、動
画像スイッチ125の動作の基準である画像フレーム先
頭信号を受け取り、第4のFIFOメモリ1313での
動画情報の書き込み/読み出しタイミングを作成して帰
線期間を確保する処理の制御を行うと共に、垂直同期信
号(Vsync)、水平同期信号(Hsync)を作成する帰線
期間挿入制御部、1315は、第4のFIFOメモリか
ら出力されるR,G,B成分のディジタル情報をR,
G,B成分のアナログ信号に変換する第3のD/Aコン
バータ、1316は、音声チャネル分流部1301から
の音声情報を一旦保持する第5のFIFOメモリ、13
17は、第5のFIFOメモリから音声情報を引き出
し、スピーカ123で出力できるアナログ情報に変換す
る第4のD/Aコンバータである。
部1301およびパリティチェック部1307と合わせ
て、AVセル形式の動画/音声情報からCRTディスプ
レイ122とスピーカ123に出力可能なアナログ形式
の動画/音声情報(これを出力形式と呼ぶ)へ変換する
ためのAVデセル化部の構成を示したものであり、13
13は、AVセル流から付加情報を削除すると共に走査
線毎の動画情報へ変換し、さらに帰線期間を確保する目
的で設けられる第4のFIFOメモリ、1314は、動
画像スイッチ125の動作の基準である画像フレーム先
頭信号を受け取り、第4のFIFOメモリ1313での
動画情報の書き込み/読み出しタイミングを作成して帰
線期間を確保する処理の制御を行うと共に、垂直同期信
号(Vsync)、水平同期信号(Hsync)を作成する帰線
期間挿入制御部、1315は、第4のFIFOメモリか
ら出力されるR,G,B成分のディジタル情報をR,
G,B成分のアナログ信号に変換する第3のD/Aコン
バータ、1316は、音声チャネル分流部1301から
の音声情報を一旦保持する第5のFIFOメモリ、13
17は、第5のFIFOメモリから音声情報を引き出
し、スピーカ123で出力できるアナログ情報に変換す
る第4のD/Aコンバータである。
【0203】以下、図17〜図19を参照しながらAV
デセル化部の動作を説明する。
デセル化部の動作を説明する。
【0204】図2に示したように、動画像スイッチ12
5の出力端にはAVデセル化部129,132,135
が接続されている。これらのAVデセル化部のうち、第
1のAVデセル化部129は符号化部130というディ
ジタル情報からなる動画/音声情報を扱う機器と接続さ
れており、図17に示したように音声チャネル分流部1
301、ディレイ部1302、ウィンド値指定レジスタ
1303、第1のFIFOメモリ1304、デュアルバ
ッファ13051〜13053、第2のFIFOメモリ
1306およびパリティチェック部1307から構成さ
れている。
5の出力端にはAVデセル化部129,132,135
が接続されている。これらのAVデセル化部のうち、第
1のAVデセル化部129は符号化部130というディ
ジタル情報からなる動画/音声情報を扱う機器と接続さ
れており、図17に示したように音声チャネル分流部1
301、ディレイ部1302、ウィンド値指定レジスタ
1303、第1のFIFOメモリ1304、デュアルバ
ッファ13051〜13053、第2のFIFOメモリ
1306およびパリティチェック部1307から構成さ
れている。
【0205】一方、第3のAVデセル化部135はコン
ティニュアスメディア用テープ装置121という従来技
術による構成の場合にアナログ情報により動画/音声情
報を扱う機器が接続されているので、図18に示すよう
に第1のAVデセル化部129の構成に加えて、ディジ
タル−アナログ変換を行う機能、即ち第3のFIFOメ
モリ1308、フォーマット制御部1309、第1のD
/Aコンバータ1310、ビデオ信号作成部1311お
よび第2のD/Aコンバータ1312が追加された構成
となっている。
ティニュアスメディア用テープ装置121という従来技
術による構成の場合にアナログ情報により動画/音声情
報を扱う機器が接続されているので、図18に示すよう
に第1のAVデセル化部129の構成に加えて、ディジ
タル−アナログ変換を行う機能、即ち第3のFIFOメ
モリ1308、フォーマット制御部1309、第1のD
/Aコンバータ1310、ビデオ信号作成部1311お
よび第2のD/Aコンバータ1312が追加された構成
となっている。
【0206】さらに、第2のAVデセル化部132はC
RTディスプレイ122およびスピーカ123などを駆
動する役割を持つので、図19に示すようにAVセル形
式の動画/音声情報を出力形式の動画/音声情報に変換
する機能、即ち音声チャネル合成部1301、第4のF
IFOメモリ1313、帰線期間挿入部1314、第3
のD/Aコンバータ1315、第5のFIFOメモリ1
316および第4のD/Aコンバータ1317から構成
されている。
RTディスプレイ122およびスピーカ123などを駆
動する役割を持つので、図19に示すようにAVセル形
式の動画/音声情報を出力形式の動画/音声情報に変換
する機能、即ち音声チャネル合成部1301、第4のF
IFOメモリ1313、帰線期間挿入部1314、第3
のD/Aコンバータ1315、第5のFIFOメモリ1
316および第4のD/Aコンバータ1317から構成
されている。
【0207】動画像スイッチ125のある出力端から出
力されるAVセル流は、まず音声チャネル分流部130
1を通過する。この時、各AVセルの音声チャネルに保
持されている情報が取り出され、第2のFIFOメモリ
1306に書き込まれる。
力されるAVセル流は、まず音声チャネル分流部130
1を通過する。この時、各AVセルの音声チャネルに保
持されている情報が取り出され、第2のFIFOメモリ
1306に書き込まれる。
【0208】音声チャネル分流部1301を通過したA
Vセル流は、次にディレイ部1302において、画像フ
レーム先頭信号に対して、ウィンド位置指定レジスタ1
303に設定されている遅延量分、画像フレーム先頭信
号に対して遅延される。これは、図14に示した様にあ
る動画の任意の矩形領域をCRTディスプレイ122上
の任意のウィンドに表示するため、AVセル化部で行わ
れた遅延操作をキャンセルして元の画面に戻すために行
われる。前述のAVセル形式の動画情報を動画像スイッ
チ125にてスイッチングする際の出力するAVセル選
択法の2番目、即ち予め定められたウィンド番号を持つ
AVセルを全て出力する方法を使用している出力端に接
続されているAVデセル化部では、このディレイ部13
02での遅延操作により1画面が1画像フレーム遅れて
再構築される事になる。これによって、動画像スイッチ
125を通過したAVセル流に担われた動画情報をCR
Tディスプレイ122に表示しながら、例えばコンティ
ニュアスメディア用テープ装置121といったコンティ
ニュアス情報を扱う機器に与える事ができる様になる。
なお、ここでウィンド位置指定レジスタ1303に設定
される情報は、上位の制御主体(図示せず)から周辺バ
ス110を経由して設定されるものとしても良い。
Vセル流は、次にディレイ部1302において、画像フ
レーム先頭信号に対して、ウィンド位置指定レジスタ1
303に設定されている遅延量分、画像フレーム先頭信
号に対して遅延される。これは、図14に示した様にあ
る動画の任意の矩形領域をCRTディスプレイ122上
の任意のウィンドに表示するため、AVセル化部で行わ
れた遅延操作をキャンセルして元の画面に戻すために行
われる。前述のAVセル形式の動画情報を動画像スイッ
チ125にてスイッチングする際の出力するAVセル選
択法の2番目、即ち予め定められたウィンド番号を持つ
AVセルを全て出力する方法を使用している出力端に接
続されているAVデセル化部では、このディレイ部13
02での遅延操作により1画面が1画像フレーム遅れて
再構築される事になる。これによって、動画像スイッチ
125を通過したAVセル流に担われた動画情報をCR
Tディスプレイ122に表示しながら、例えばコンティ
ニュアスメディア用テープ装置121といったコンティ
ニュアス情報を扱う機器に与える事ができる様になる。
なお、ここでウィンド位置指定レジスタ1303に設定
される情報は、上位の制御主体(図示せず)から周辺バ
ス110を経由して設定されるものとしても良い。
【0209】ディレイ部1302を通過したAVセル流
は、ピクセル情報以外の付加情報を削除する為の第1の
FIFOメモリ1304に入力される。第1のFIFO
メモリ1304へのAVセル流の入力時に、付加情報
(ルーティングタグ、ウィンド番号、音声チャネル、ウ
ィンド内フラグ、パリティ)の各フィールドはプッシュ
インせず、ピクセル情報フィールドのみをプッシュイン
することによって、付加情報を削除する。第1のFIF
Oメモリ1304からのピクセル情報の読み出しは、連
続形式の動画情報の持つ情報転送速度に一致している。
は、ピクセル情報以外の付加情報を削除する為の第1の
FIFOメモリ1304に入力される。第1のFIFO
メモリ1304へのAVセル流の入力時に、付加情報
(ルーティングタグ、ウィンド番号、音声チャネル、ウ
ィンド内フラグ、パリティ)の各フィールドはプッシュ
インせず、ピクセル情報フィールドのみをプッシュイン
することによって、付加情報を削除する。第1のFIF
Oメモリ1304からのピクセル情報の読み出しは、連
続形式の動画情報の持つ情報転送速度に一致している。
【0210】第1のFIFOメモリ1304から読み出
されたピクセル情報は、R,G,B成分毎に分割され、
デュアルバッファ13051〜13053に書き込まれ
る。デュアルバッファ13051〜13053のそれぞ
れの面は走査線4本分のピクセル情報を保持できるよう
になっており、ピクセル情報の読み出し順序を変更する
事で、走査線毎にR,G,B成分のディジタル情報を並
べた形式である連続形式の動画情報への変換を行う事が
できる。ここで、AVセルのピクセル情報フィールドで
の形式から、連続形式の動画情報への変換にデュアルバ
ッファを用いたので、デュアルバッファの一方の面に第
1のFIFOメモリ1304から読み出されるピクセル
情報を書き込みながら、他方の面に書き込まれたピクセ
ル情報を走査線毎に読み出す事が可能になり、AVセル
流として与えられる動画情報を連続形式の動画情報に変
換する処理を連続して行うことができる。
されたピクセル情報は、R,G,B成分毎に分割され、
デュアルバッファ13051〜13053に書き込まれ
る。デュアルバッファ13051〜13053のそれぞ
れの面は走査線4本分のピクセル情報を保持できるよう
になっており、ピクセル情報の読み出し順序を変更する
事で、走査線毎にR,G,B成分のディジタル情報を並
べた形式である連続形式の動画情報への変換を行う事が
できる。ここで、AVセルのピクセル情報フィールドで
の形式から、連続形式の動画情報への変換にデュアルバ
ッファを用いたので、デュアルバッファの一方の面に第
1のFIFOメモリ1304から読み出されるピクセル
情報を書き込みながら、他方の面に書き込まれたピクセ
ル情報を走査線毎に読み出す事が可能になり、AVセル
流として与えられる動画情報を連続形式の動画情報に変
換する処理を連続して行うことができる。
【0211】一方、音声チャネル分流部1301から分
流された音声情報は、連続形式の音声情報に変換するた
めの第2のFIFOメモリ1306に書き込まれる。書
き込まれた音声情報を、連続形式の音声情報として求め
られるタイミングに従って第2のFIFOメモリ130
6から読み出すことで、連続形式の音声情報に変換する
事ができる。
流された音声情報は、連続形式の音声情報に変換するた
めの第2のFIFOメモリ1306に書き込まれる。書
き込まれた音声情報を、連続形式の音声情報として求め
られるタイミングに従って第2のFIFOメモリ130
6から読み出すことで、連続形式の音声情報に変換する
事ができる。
【0212】本実施例のAVセル形式の音声情報と連続
形式の音声情報のそれぞれのフォーマットより、第2の
FIFOメモリ1306では音声情報の書き込みに比べ
て、読み出しの方が転送速度が早い。この為、第2のF
IFOメモリ1306の書き込み/読み出しは、1画像
フレーム分の音声情報が常に保持される様に制御し、前
の画像フレームでの音声情報が読み出されている間に現
在の音声フレームでの音声情報が書き込まれている様に
制御する必要がある。前述した様に、AVセル化部内の
ディレイ部1110とAVデセル化部内のディレイ部1
302でのAVセル流のディレイ操作により、動画情報
が1画像フレーム分遅れる事になるので、この時間を使
えば上述の様な第2のFIFOメモリ1306の書き込
み/読み出し制御が可能になる。なお、AVセル化部内
のディレイ部1110でのディレイが全くない様に設定
されている特別な場合には、AVデセル化部内のディレ
イ部1302でのディレイ量を1画像フレーム分と設定
することで同様の操作が可能である。
形式の音声情報のそれぞれのフォーマットより、第2の
FIFOメモリ1306では音声情報の書き込みに比べ
て、読み出しの方が転送速度が早い。この為、第2のF
IFOメモリ1306の書き込み/読み出しは、1画像
フレーム分の音声情報が常に保持される様に制御し、前
の画像フレームでの音声情報が読み出されている間に現
在の音声フレームでの音声情報が書き込まれている様に
制御する必要がある。前述した様に、AVセル化部内の
ディレイ部1110とAVデセル化部内のディレイ部1
302でのAVセル流のディレイ操作により、動画情報
が1画像フレーム分遅れる事になるので、この時間を使
えば上述の様な第2のFIFOメモリ1306の書き込
み/読み出し制御が可能になる。なお、AVセル化部内
のディレイ部1110でのディレイが全くない様に設定
されている特別な場合には、AVデセル化部内のディレ
イ部1302でのディレイ量を1画像フレーム分と設定
することで同様の操作が可能である。
【0213】動画像スイッチ125から与えられるAV
セル流は、音声チャネル分離部1301に与えられると
同時に、パリティチェック部1307にも与えられる。
パリティチェック部1307は、各AVセルのパリティ
フィールドを用いてパリティチェックを行い、パリティ
エラーの発生したAVセルに担われた動画/音声情報を
廃棄する等、パリティエラー発生時の処理を第1のFI
FOメモリ1304と第2のFIFOメモリ1306に
指示する。なお、該AVデセル化部が接続されている動
画像スイッチ125の出力端で音声チャネルフィールド
の書換が行われている時には、パリティチェック部13
07の動作を停止させる必要がある。
セル流は、音声チャネル分離部1301に与えられると
同時に、パリティチェック部1307にも与えられる。
パリティチェック部1307は、各AVセルのパリティ
フィールドを用いてパリティチェックを行い、パリティ
エラーの発生したAVセルに担われた動画/音声情報を
廃棄する等、パリティエラー発生時の処理を第1のFI
FOメモリ1304と第2のFIFOメモリ1306に
指示する。なお、該AVデセル化部が接続されている動
画像スイッチ125の出力端で音声チャネルフィールド
の書換が行われている時には、パリティチェック部13
07の動作を停止させる必要がある。
【0214】次に、連続形式の動画/音声情報からアナ
ログの動画/音声情報への変換を行う動作について、図
18を参照しながら説明する。
ログの動画/音声情報への変換を行う動作について、図
18を参照しながら説明する。
【0215】連続形式の動画/音声情報からアナログの
動画/音声情報への変換を行う第3のFIFOメモリ1
308、フォーマット制御部1309、第1のD/Aコ
ンバータ1310、ビデオ信号作成部1311および第
2のD/Aコンバータ1312の構成は、アナログの動
画/音声情報の形式よって変化するが、本発明の有効性
には何等影響を及ぼさない。ここでは、NTSC形式の
動画情報と、オーディオ信号である音声信号との組み合
わせでアナログの動画/音声情報が構成されているもの
として説明を進める。
動画/音声情報への変換を行う第3のFIFOメモリ1
308、フォーマット制御部1309、第1のD/Aコ
ンバータ1310、ビデオ信号作成部1311および第
2のD/Aコンバータ1312の構成は、アナログの動
画/音声情報の形式よって変化するが、本発明の有効性
には何等影響を及ぼさない。ここでは、NTSC形式の
動画情報と、オーディオ信号である音声信号との組み合
わせでアナログの動画/音声情報が構成されているもの
として説明を進める。
【0216】連続形式の動画/音声情報は、該連続形式
の要求するタイミングで第3のFIFOメモリ1308
に書き込まれる。一方、第3のFIFOメモリ1308
に書き込まれた動画/音声情報の読み出しは次の様に行
われる。
の要求するタイミングで第3のFIFOメモリ1308
に書き込まれる。一方、第3のFIFOメモリ1308
に書き込まれた動画/音声情報の読み出しは次の様に行
われる。
【0217】まず、動画情報について説明する。フォー
マット変換部1309には、動画像スイッチ125の動
作の基準である画像フレーム先頭信号が与えられてい
る。フォーマット変換部1309は、該画像フレーム先
頭信号から、NTSC形式の要求する垂直同期信号(V
sync)、水平同期信号(Hsync)を作成し、作成した垂
直同期信号、水平同期信号に従って、必要なタイミング
にて第3のFIFOメモリ1308に保持されている動
画情報を読み出す。連続形式の動画情報と異なり、NT
SC形式の動画情報は画像フレーム毎/走査線毎に帰線
期間とよばれる空き領域を作成する必要があるが、この
空き領域を作成するための第3のFIFOメモリ130
8からの動画情報の読み出し制御も同時に行われる。読
み出された動画情報は、第1のD/Aコンバータ131
0によりアナログ情報に変換され、ビデオ信号作成部1
311によりフォーマット変換制御部の作成する垂直同
期信号、水平同期信号等と合成されてNTSC形式の動
画情報となって出力される。次に、音声情報について説
明する。音声情報を第3のFIFOメモリ1308に書
き込む時は、まず画像フレームの先頭の有効部長フィー
ルドを参照し、有効部のみをプッシュインし、有効部長
フィールド、画像フレーム内で有意の音声情報を保持し
ていない部分を廃棄する様に制御される。第3のFIF
Oメモリ1308からの音声情報の読み出しは、予め定
められた一定周期毎に行われる。読み出された音声情報
は第2のD/Aコンバータ1312でアナログ値に変換
され、アナログの音声情報として出力される。
マット変換部1309には、動画像スイッチ125の動
作の基準である画像フレーム先頭信号が与えられてい
る。フォーマット変換部1309は、該画像フレーム先
頭信号から、NTSC形式の要求する垂直同期信号(V
sync)、水平同期信号(Hsync)を作成し、作成した垂
直同期信号、水平同期信号に従って、必要なタイミング
にて第3のFIFOメモリ1308に保持されている動
画情報を読み出す。連続形式の動画情報と異なり、NT
SC形式の動画情報は画像フレーム毎/走査線毎に帰線
期間とよばれる空き領域を作成する必要があるが、この
空き領域を作成するための第3のFIFOメモリ130
8からの動画情報の読み出し制御も同時に行われる。読
み出された動画情報は、第1のD/Aコンバータ131
0によりアナログ情報に変換され、ビデオ信号作成部1
311によりフォーマット変換制御部の作成する垂直同
期信号、水平同期信号等と合成されてNTSC形式の動
画情報となって出力される。次に、音声情報について説
明する。音声情報を第3のFIFOメモリ1308に書
き込む時は、まず画像フレームの先頭の有効部長フィー
ルドを参照し、有効部のみをプッシュインし、有効部長
フィールド、画像フレーム内で有意の音声情報を保持し
ていない部分を廃棄する様に制御される。第3のFIF
Oメモリ1308からの音声情報の読み出しは、予め定
められた一定周期毎に行われる。読み出された音声情報
は第2のD/Aコンバータ1312でアナログ値に変換
され、アナログの音声情報として出力される。
【0218】ここで、連続形式の動画情報をNTSC形
式の動画情報に変換する場合、AVセル化部の説明の部
分で説明したごとく、連続形式の1ピクセルをNTSC
形式の1ピクセルに割り当てるといった単純な変換規則
を用いても良い。この場合、連続形式の動画情報の方が
NTSC形式の動画情報に比べてピクセル数が多いの
で、不必要なピクセルの情報を第3のFIFOメモリ1
308から読み出さない事によって、フォーマット変換
を行う事になる。また、連続形式の動画情報はノンイン
ターレースであり、NTSC形式の動画情報はインター
レースであることからも、連続形式の動画情報の方がN
TSC形式の動画情報に比べてピクセル数が多くなる
が、この場合にも不必要なピクセルを読み出さない事で
フォーマット変換を行うことが可能である。
式の動画情報に変換する場合、AVセル化部の説明の部
分で説明したごとく、連続形式の1ピクセルをNTSC
形式の1ピクセルに割り当てるといった単純な変換規則
を用いても良い。この場合、連続形式の動画情報の方が
NTSC形式の動画情報に比べてピクセル数が多いの
で、不必要なピクセルの情報を第3のFIFOメモリ1
308から読み出さない事によって、フォーマット変換
を行う事になる。また、連続形式の動画情報はノンイン
ターレースであり、NTSC形式の動画情報はインター
レースであることからも、連続形式の動画情報の方がN
TSC形式の動画情報に比べてピクセル数が多くなる
が、この場合にも不必要なピクセルを読み出さない事で
フォーマット変換を行うことが可能である。
【0219】次に、AVセル形式の動画/音声情報から
CRTディスプレイ122およびスピーカ123へ出力
する出力形式の動画/音声情報への変換を行う動作につ
いて、図19を参照しながら説明する。
CRTディスプレイ122およびスピーカ123へ出力
する出力形式の動画/音声情報への変換を行う動作につ
いて、図19を参照しながら説明する。
【0220】前述した様に、AVセル形式の動画/音声
情報のフォーマットは専らCRTディスプレイ122の
性能によって決められている。このため、AVセル形式
の動画情報をCRTディスプレイにて表示できるアナロ
グ値に変更することは、NTSC信号を作成する場合に
比べ、単純である。
情報のフォーマットは専らCRTディスプレイ122の
性能によって決められている。このため、AVセル形式
の動画情報をCRTディスプレイにて表示できるアナロ
グ値に変更することは、NTSC信号を作成する場合に
比べ、単純である。
【0221】動画像スイッチ125から与えられたAV
セル流は、音声チャネル分離部1301を通過して第4
のFIFOメモリ1313に書き込まれる。この時の音
声チャネル分離部1301は、前述の通り音声チャネル
の情報を取り出して第5のFIFOメモリ1316へと
書き込む。また、第4のFIFOメモリへのAVセルの
書き込み時にはAVセルの付加情報が削除され、ピクセ
ル情報のみが書き込まれる。
セル流は、音声チャネル分離部1301を通過して第4
のFIFOメモリ1313に書き込まれる。この時の音
声チャネル分離部1301は、前述の通り音声チャネル
の情報を取り出して第5のFIFOメモリ1316へと
書き込む。また、第4のFIFOメモリへのAVセルの
書き込み時にはAVセルの付加情報が削除され、ピクセ
ル情報のみが書き込まれる。
【0222】帰線期間挿入制御部1114には、動画像
スイッチの動作基準である画像フレーム先頭信号が与え
られている。帰線期間挿入制御部1114は、該画像フ
レーム先頭信号から、CRTディスプレイ122の要求
する垂直同期信号(Vsync)、水平同期信号(Hsync)
を作成し、作成した垂直同期信号、水平同期信号に従っ
て必要なタイミングで第4のFIFOメモリ1313に
保持されている動画情報を読み出す。この時、CRTデ
ィスプレイ122に必要な画像フレーム毎/走査線毎に
帰線期間と呼ばれる空き領域を作成する必要がある。こ
れは、該空き領域のタイミングで第4のFIFOメモリ
1313から動画情報を読み出さないことによって作成
可能である。また、第4のFIFOメモリ1313には
常に走査線4本分のピクセルの情報が保持され、AVセ
ルでの4ピクセル×4ピクセル単位の動画情報から、C
RTディスプレイ122に必要な走査線毎の動画情報へ
の変換も行う。第4のFIFOメモリ1313から読み
出された動画情報は、第3のD/AコンバータでR,
G,B成分毎にアナログ信号に変換され、帰線期間挿入
制御部1314の作成する垂直同期信号、水平同期信号
と共にCRT駆動部133を経由してCRTディスプレ
イ122へ出力される。CRT駆動部133は、水平同
期信号、垂直同期信号、R,G,B成分毎のアナログ信
号をCRTディスプレイ122の必要とするレベルにま
で増幅するアンプである。
スイッチの動作基準である画像フレーム先頭信号が与え
られている。帰線期間挿入制御部1114は、該画像フ
レーム先頭信号から、CRTディスプレイ122の要求
する垂直同期信号(Vsync)、水平同期信号(Hsync)
を作成し、作成した垂直同期信号、水平同期信号に従っ
て必要なタイミングで第4のFIFOメモリ1313に
保持されている動画情報を読み出す。この時、CRTデ
ィスプレイ122に必要な画像フレーム毎/走査線毎に
帰線期間と呼ばれる空き領域を作成する必要がある。こ
れは、該空き領域のタイミングで第4のFIFOメモリ
1313から動画情報を読み出さないことによって作成
可能である。また、第4のFIFOメモリ1313には
常に走査線4本分のピクセルの情報が保持され、AVセ
ルでの4ピクセル×4ピクセル単位の動画情報から、C
RTディスプレイ122に必要な走査線毎の動画情報へ
の変換も行う。第4のFIFOメモリ1313から読み
出された動画情報は、第3のD/AコンバータでR,
G,B成分毎にアナログ信号に変換され、帰線期間挿入
制御部1314の作成する垂直同期信号、水平同期信号
と共にCRT駆動部133を経由してCRTディスプレ
イ122へ出力される。CRT駆動部133は、水平同
期信号、垂直同期信号、R,G,B成分毎のアナログ信
号をCRTディスプレイ122の必要とするレベルにま
で増幅するアンプである。
【0223】一方、音声チャネル分流部1301によっ
て第5のFIFOメモリ1316に書き込まれた音声情
報は、予め定められた周期に従って読み出され、第4の
D/Aコンバータ1317によってアナログ値に変換さ
れ、SP駆動部134を経てスピーカ123へと渡され
る。SP駆動部134は、第4のD/Aコンバータ13
17によってアナログ量に変換された音声信号をスピー
カ123に必要なレベルにまで増幅するアンプである。
て第5のFIFOメモリ1316に書き込まれた音声情
報は、予め定められた周期に従って読み出され、第4の
D/Aコンバータ1317によってアナログ値に変換さ
れ、SP駆動部134を経てスピーカ123へと渡され
る。SP駆動部134は、第4のD/Aコンバータ13
17によってアナログ量に変換された音声信号をスピー
カ123に必要なレベルにまで増幅するアンプである。
【0224】第5のFIFOメモリ1316に音声デー
タを書き込む時には、画像フレームの先頭から16個の
AVセルに担われて転送されてくる有効部長フレームに
書かれた情報に従って、音声情報の有効部のみ第5のF
IFOメモリにプッシュインされる。
タを書き込む時には、画像フレームの先頭から16個の
AVセルに担われて転送されてくる有効部長フレームに
書かれた情報に従って、音声情報の有効部のみ第5のF
IFOメモリにプッシュインされる。
【0225】また、このAVデセル化部が接続されてい
る動画像スイッチ125の出力端では音声チャネルフィ
ールドの書換を行うのが一般的な使用法であり、このた
め、AVセルのパリティチェックは行われない。CRT
ディスプレイ122、スピーカ123共に垂れ流し的に
コンティニュアス情報を消費するため、パリティエラー
発生時でも若干、画面や音声が乱れる程度であり、パリ
ティチェックを行わない事に大きな問題はない。
る動画像スイッチ125の出力端では音声チャネルフィ
ールドの書換を行うのが一般的な使用法であり、このた
め、AVセルのパリティチェックは行われない。CRT
ディスプレイ122、スピーカ123共に垂れ流し的に
コンティニュアス情報を消費するため、パリティエラー
発生時でも若干、画面や音声が乱れる程度であり、パリ
ティチェックを行わない事に大きな問題はない。
【0226】次に、図2のグラフィックコントローラ1
24と、これに接続されている第1のAVセル化部12
6およびフレームメモリ105の詳細な構成について説
明する。
24と、これに接続されている第1のAVセル化部12
6およびフレームメモリ105の詳細な構成について説
明する。
【0227】図20および図21に、本実施例における
CRTディスプレイ122上のピクセルと4×4矩形領
域のウィンド番号のフレームメモリ105での割当を示
す。本実施例においては、マイクロプロセッサ101の
アドレスを32ビット構成であるとし、図21に示した
メモリマップにおいては該32ビットのアドレス空間を
8個の16進数にて表示してある。このメモリマップに
おいて、上位の3個の16進数“XXY”は、マイクロ
プロセッサ101のアドレス空間上でフレームメモリ1
05に割り当てられる位置を示している。フレームメモ
リ105がマイクロプロセッサ101のアドレス空間の
どこに割り当てられるかは、本発明の有効性になんら影
響を与えないので、任意のアドレス位置を示すために図
20および図21に示したように表記している。また、
後半部の“XX[Y+1]”は、フレームメモリ105
の後半部分が前半部分に続いたアドレス空間上に割り当
てられている事を意味している。
CRTディスプレイ122上のピクセルと4×4矩形領
域のウィンド番号のフレームメモリ105での割当を示
す。本実施例においては、マイクロプロセッサ101の
アドレスを32ビット構成であるとし、図21に示した
メモリマップにおいては該32ビットのアドレス空間を
8個の16進数にて表示してある。このメモリマップに
おいて、上位の3個の16進数“XXY”は、マイクロ
プロセッサ101のアドレス空間上でフレームメモリ1
05に割り当てられる位置を示している。フレームメモ
リ105がマイクロプロセッサ101のアドレス空間の
どこに割り当てられるかは、本発明の有効性になんら影
響を与えないので、任意のアドレス位置を示すために図
20および図21に示したように表記している。また、
後半部の“XX[Y+1]”は、フレームメモリ105
の後半部分が前半部分に続いたアドレス空間上に割り当
てられている事を意味している。
【0228】図20に示すように、ピクセル保持空間に
は1,310,720個のピクセルの情報、ウィンド番
号保持空間に81,920個の矩形領域のウィンド番号
がそれぞれ保持されている。マイクロプロセッサ101
は、該空間に文字/図形情報のビットイメージを書き込
み、それと同時にグラフィックコントローラ124がこ
の空間に保持された情報を予め定められた順序で読み出
し、CRTディスプレイ122に向けて出力する。
は1,310,720個のピクセルの情報、ウィンド番
号保持空間に81,920個の矩形領域のウィンド番号
がそれぞれ保持されている。マイクロプロセッサ101
は、該空間に文字/図形情報のビットイメージを書き込
み、それと同時にグラフィックコントローラ124がこ
の空間に保持された情報を予め定められた順序で読み出
し、CRTディスプレイ122に向けて出力する。
【0229】また、図21に示すように、フレームメモ
リ上で1ピクセルは8ビット構成となっており、若いア
ドレスから順にCRTディスプレイ122上での走査順
にピクセル1,310,720個を割り当てる構成とな
っている。さらに、4×4矩形領域のウィンド番号は、
前記ピクセル情報に割り当てられた空間に引き続き、該
4×4矩形領域をAVセルとして送出される順に、若い
アドレスからフレームメモリ上に割り当てる構成となっ
ている。
リ上で1ピクセルは8ビット構成となっており、若いア
ドレスから順にCRTディスプレイ122上での走査順
にピクセル1,310,720個を割り当てる構成とな
っている。さらに、4×4矩形領域のウィンド番号は、
前記ピクセル情報に割り当てられた空間に引き続き、該
4×4矩形領域をAVセルとして送出される順に、若い
アドレスからフレームメモリ上に割り当てる構成となっ
ている。
【0230】図22に、本実施例におけるフレームメモ
リ105とグラフィックコントローラ124の構成を示
す。同図において、1501は、各矩形領域のウィンド
番号を保持するウィンド番号保持空間用メモリ、150
2は、各ピクセルの情報を保持するピクセル保持空間用
メモリであり、これらのメモリ1501,1502によ
りフレームメモリ105が構成されている。また、15
07は、ピクセル保持空間用メモリ上の8ビット長のピ
クセルの情報をR/G/B成分各10ビットの輝度情報
へと変換するカラーパレット、15031は、マイクロ
プロセッサ101からウィンド番号保持空間用メモリ1
501への読み出し/書き込みアクセス時に活性化され
る第1のデータバッファ、15032は、マイクロプロ
セッサ101からピクセル保持空間用メモリ1502へ
の読み出し/書き込みアクセス時に活性化される第2の
データバッファ、15033は、マイクロプロセッサ1
01からカラーパレット1507への読み出し/書き込
みアクセス時に活性化される第3のデータバッファ、1
505は、ウィンド番号保持空間用メモリ1501およ
びピクセル保持空間用メモリ1502に保持されている
情報をAVセル形式として動画像スイッチ125に出力
する為、該メモリ群に対して読み出しアクセスを行うた
めのアドレスを作成する読み出しアドレス作成カウン
タ、15041は、マイクロプロセッサ101からのア
ドレスと読み出しアドレス作成カウンタ1505からの
アドレスとのうちのどちらをウィンド番号保持空間用メ
モリ1501のアドレスとするか選択する第1のセレク
タ、15042は、マイクロプロセッサ101からのア
ドレスと読み出しアドレス作成カウンタからのアドレス
とのどちらをピクセル保持空間用メモリ1502のアド
レスとするか選択する第2のセレクタ、15043は、
マイクロプロセッサ101からのアドレスとピクセル保
持空間用メモリ1502から読み出されたデータのうち
のどちらをカラーパレット1507のアドレスとするか
選択する第3のセレクタ、1506は、ウィンド番号保
持空間用メモリ1501とピクセル保持空間用メモリ1
502へのマイクロプロセッサ101からのアクセス
と、読み出しアドレス作成カウンタ1505からのアク
セスとの間の調停をとるアービタであり、これらによっ
てグラフィックコントローラ124が構成される。
リ105とグラフィックコントローラ124の構成を示
す。同図において、1501は、各矩形領域のウィンド
番号を保持するウィンド番号保持空間用メモリ、150
2は、各ピクセルの情報を保持するピクセル保持空間用
メモリであり、これらのメモリ1501,1502によ
りフレームメモリ105が構成されている。また、15
07は、ピクセル保持空間用メモリ上の8ビット長のピ
クセルの情報をR/G/B成分各10ビットの輝度情報
へと変換するカラーパレット、15031は、マイクロ
プロセッサ101からウィンド番号保持空間用メモリ1
501への読み出し/書き込みアクセス時に活性化され
る第1のデータバッファ、15032は、マイクロプロ
セッサ101からピクセル保持空間用メモリ1502へ
の読み出し/書き込みアクセス時に活性化される第2の
データバッファ、15033は、マイクロプロセッサ1
01からカラーパレット1507への読み出し/書き込
みアクセス時に活性化される第3のデータバッファ、1
505は、ウィンド番号保持空間用メモリ1501およ
びピクセル保持空間用メモリ1502に保持されている
情報をAVセル形式として動画像スイッチ125に出力
する為、該メモリ群に対して読み出しアクセスを行うた
めのアドレスを作成する読み出しアドレス作成カウン
タ、15041は、マイクロプロセッサ101からのア
ドレスと読み出しアドレス作成カウンタ1505からの
アドレスとのうちのどちらをウィンド番号保持空間用メ
モリ1501のアドレスとするか選択する第1のセレク
タ、15042は、マイクロプロセッサ101からのア
ドレスと読み出しアドレス作成カウンタからのアドレス
とのどちらをピクセル保持空間用メモリ1502のアド
レスとするか選択する第2のセレクタ、15043は、
マイクロプロセッサ101からのアドレスとピクセル保
持空間用メモリ1502から読み出されたデータのうち
のどちらをカラーパレット1507のアドレスとするか
選択する第3のセレクタ、1506は、ウィンド番号保
持空間用メモリ1501とピクセル保持空間用メモリ1
502へのマイクロプロセッサ101からのアクセス
と、読み出しアドレス作成カウンタ1505からのアク
セスとの間の調停をとるアービタであり、これらによっ
てグラフィックコントローラ124が構成される。
【0231】次に、図22を用いて本実施例におけるフ
レームメモリ105とグラフィックコントローラ124
の動作を説明する。
レームメモリ105とグラフィックコントローラ124
の動作を説明する。
【0232】読み出しアドレス作成カウンタ1505
は、AVセルを作成する際必要な、ウィンド番号とピク
セルの情報を得る為に、ウィンド番号保持空間用メモリ
1501とピクセル保持空間用メモリ1502に対し
て、それぞれ読み出しアクセスを行う為のアドレスを作
成している。
は、AVセルを作成する際必要な、ウィンド番号とピク
セルの情報を得る為に、ウィンド番号保持空間用メモリ
1501とピクセル保持空間用メモリ1502に対し
て、それぞれ読み出しアクセスを行う為のアドレスを作
成している。
【0233】読み出しアドレス作成カウンタ1505の
一つのAVセルを作成する為のこれらメモリ群に対する
アクセスは、図9に示したAVセル形式に従い、以下の
様に行われる。即ち、まずAVセルのルーティングタグ
フィールドの次のフィールドであるウィンド番号フィー
ルドに埋め込むデータを得るべく、ウィンド番号保持空
間用メモリ1501に対してアクセスし、次に該AVセ
ルのピクセル情報フィールドに埋め込むデータを得るべ
く、ピクセル保持空間用メモリ1502に対して16回
アクセスする。また、読み出しアドレス作成カウンタ1
505の、1画面を構成するAVセルを作成する為のこ
れらメモリ群に対するアクセスは、図12に示すAVセ
ル送出順と一致するように行われる。
一つのAVセルを作成する為のこれらメモリ群に対する
アクセスは、図9に示したAVセル形式に従い、以下の
様に行われる。即ち、まずAVセルのルーティングタグ
フィールドの次のフィールドであるウィンド番号フィー
ルドに埋め込むデータを得るべく、ウィンド番号保持空
間用メモリ1501に対してアクセスし、次に該AVセ
ルのピクセル情報フィールドに埋め込むデータを得るべ
く、ピクセル保持空間用メモリ1502に対して16回
アクセスする。また、読み出しアドレス作成カウンタ1
505の、1画面を構成するAVセルを作成する為のこ
れらメモリ群に対するアクセスは、図12に示すAVセ
ル送出順と一致するように行われる。
【0234】ウィンド番号保持空間用メモリ1501に
対するアクセスの結果得られたデータは、ウィンド番号
として第1のAVセル化部126に与えられる。一方、
ピクセル保持空間用メモリ1502に対するアクセスの
結果得られた8ビット長のデータは、第3のセレクタ1
5043を経由してカラーパレット1507のアドレス
として与えられる。カラーパレット1507には、ピク
セル保持空間用メモリ1502に保持されている8ビッ
トのデータの組み合わせ(計256種)のそれぞれにつ
いて指定されたR,G,B各成分の輝度情報(計30ビ
ット)が保持されている。この為、上述の様にピクセル
保持空間用メモリ1502からの読み出しデータをカラ
ーパレット1507のアドレスとして与える事で、当該
ピクセルのR,G,B各成分毎の輝度情報を得る事がで
きる。こうしてカラーパレット1507から得られた該
輝度情報をピクセル情報として第1のAVセル化部12
6に与える。このカラーパレットを使用する手法は、1
ピクセル当たりの情報量を削減し、もってフレームメモ
リ105の大きさを小さくしてシステムコストを削減す
る為に良く採用される方法である。
対するアクセスの結果得られたデータは、ウィンド番号
として第1のAVセル化部126に与えられる。一方、
ピクセル保持空間用メモリ1502に対するアクセスの
結果得られた8ビット長のデータは、第3のセレクタ1
5043を経由してカラーパレット1507のアドレス
として与えられる。カラーパレット1507には、ピク
セル保持空間用メモリ1502に保持されている8ビッ
トのデータの組み合わせ(計256種)のそれぞれにつ
いて指定されたR,G,B各成分の輝度情報(計30ビ
ット)が保持されている。この為、上述の様にピクセル
保持空間用メモリ1502からの読み出しデータをカラ
ーパレット1507のアドレスとして与える事で、当該
ピクセルのR,G,B各成分毎の輝度情報を得る事がで
きる。こうしてカラーパレット1507から得られた該
輝度情報をピクセル情報として第1のAVセル化部12
6に与える。このカラーパレットを使用する手法は、1
ピクセル当たりの情報量を削減し、もってフレームメモ
リ105の大きさを小さくしてシステムコストを削減す
る為に良く採用される方法である。
【0235】読み出しアドレス作成カウンタ1505
は、画面を構成するAVセルを作成するためのウィンド
番号保持空間用メモリ1501およびピクセル保持空間
用メモリ1502へのアクセスを常に行っている。一
方、マイクロプロセッサ101が行うビットマップ情報
の書き込み/読み出しアクセスは、読み出しアドレス作
成カウンタ1505のアクセスとは同期せずに発生す
る。この為、読み出しアドレス作成カウンタ1505の
アクセスと、マイクロプロセッサ101とのアクセスの
調停を行う為に、アービタ1506が設けられている。
アービタ1506は、マイクロプロセッサ101からの
これらメモリ群へのアクセスを監視しており、読み出し
アドレス作成カウンタ1505がアクセスしているメモ
リへのアクセスを検出した場合、読み出しアドレス作成
カウンタ1505が該メモリの読み出しを終了するまで
マイクロプロセッサ101にウェイトをかける。
は、画面を構成するAVセルを作成するためのウィンド
番号保持空間用メモリ1501およびピクセル保持空間
用メモリ1502へのアクセスを常に行っている。一
方、マイクロプロセッサ101が行うビットマップ情報
の書き込み/読み出しアクセスは、読み出しアドレス作
成カウンタ1505のアクセスとは同期せずに発生す
る。この為、読み出しアドレス作成カウンタ1505の
アクセスと、マイクロプロセッサ101とのアクセスの
調停を行う為に、アービタ1506が設けられている。
アービタ1506は、マイクロプロセッサ101からの
これらメモリ群へのアクセスを監視しており、読み出し
アドレス作成カウンタ1505がアクセスしているメモ
リへのアクセスを検出した場合、読み出しアドレス作成
カウンタ1505が該メモリの読み出しを終了するまで
マイクロプロセッサ101にウェイトをかける。
【0236】読み出しアドレス作成カウンタ1505の
アクセスが終了すると、アービタ1506は第1のセレ
クタ15041または第2のセレクタ15042を制御
し、マイクロプロセッサ101からのアドレスをウィン
ド番号保持空間用メモリ1501またはピクセル保持空
間用メモリ1502へと導く。それと同時に、第1のデ
ータバッファ15031または第2のデータバッファ1
5032を活性化し、マイクロプロセッサ101がウィ
ンド番号保持空間用メモリ1501またはピクセル保持
空間用メモリ1502へアクセス出来るように、データ
転送経路を設定する。
アクセスが終了すると、アービタ1506は第1のセレ
クタ15041または第2のセレクタ15042を制御
し、マイクロプロセッサ101からのアドレスをウィン
ド番号保持空間用メモリ1501またはピクセル保持空
間用メモリ1502へと導く。それと同時に、第1のデ
ータバッファ15031または第2のデータバッファ1
5032を活性化し、マイクロプロセッサ101がウィ
ンド番号保持空間用メモリ1501またはピクセル保持
空間用メモリ1502へアクセス出来るように、データ
転送経路を設定する。
【0237】ここで、マイクロプロセッサ101のスル
ープットを上げるため、なるべくウェイトをかけない様
にすべく、例えば以下に述べるような方法をとっても良
い。即ち、ピクセル保持空間用メモリ1502を4分割
し、読み出しアドレス作成カウンタ1505がアクセス
しているのを該4分割した空間の内の一つとなるように
し、残りの3つの空間に対するマイクロプロセッサ10
1のアクセスにはウェイトがかからないようにする。
ープットを上げるため、なるべくウェイトをかけない様
にすべく、例えば以下に述べるような方法をとっても良
い。即ち、ピクセル保持空間用メモリ1502を4分割
し、読み出しアドレス作成カウンタ1505がアクセス
しているのを該4分割した空間の内の一つとなるように
し、残りの3つの空間に対するマイクロプロセッサ10
1のアクセスにはウェイトがかからないようにする。
【0238】また、図12、図13に示した画像フレー
ムの先頭を示す画像フレーム先頭信号については、読み
出しアドレス作成カウンタ1505が作成してワークス
テーションの必要な位置に分配する事としても良い。
ムの先頭を示す画像フレーム先頭信号については、読み
出しアドレス作成カウンタ1505が作成してワークス
テーションの必要な位置に分配する事としても良い。
【0239】なお、カラーパレット1507に保持され
ているピクセル保持空間用メモリ1502上の8ビット
のデータからR,G,B毎の30ビットの輝度情報への
変換を行う為の情報も、マイクロプロセッサ101から
読み書き可能な様に、第3のセレクタ15043、第3
のデータバッファ15033が設けられている。マイク
ロプロセッサ101と読み出しアドレス作成カウンタ1
505との間の調停をとる機能は特に設けていないの
で、マイクロプロセッサ101からのカラーパレット1
507へのアクセス時には画面が乱れる事になるが、一
般的にカラーパレット1507に書かれているデータの
変更頻度は少ないので問題ない。マイクロプロセッサア
クセス時に画面が乱れるのをきらう場合は、例えば画像
フレーム先頭信号がアサートされるタイミングに合わせ
てマイクロプロセッサからのカラーパレットへのアクセ
スを実行する、といった手法が採用できる。
ているピクセル保持空間用メモリ1502上の8ビット
のデータからR,G,B毎の30ビットの輝度情報への
変換を行う為の情報も、マイクロプロセッサ101から
読み書き可能な様に、第3のセレクタ15043、第3
のデータバッファ15033が設けられている。マイク
ロプロセッサ101と読み出しアドレス作成カウンタ1
505との間の調停をとる機能は特に設けていないの
で、マイクロプロセッサ101からのカラーパレット1
507へのアクセス時には画面が乱れる事になるが、一
般的にカラーパレット1507に書かれているデータの
変更頻度は少ないので問題ない。マイクロプロセッサア
クセス時に画面が乱れるのをきらう場合は、例えば画像
フレーム先頭信号がアサートされるタイミングに合わせ
てマイクロプロセッサからのカラーパレットへのアクセ
スを実行する、といった手法が採用できる。
【0240】次に、グラフィックコントローラ124が
読み出したフレームメモリ105上の情報を動画像スイ
ッチ125にてスイッチングできるAVセル形式の動画
情報に変換する第1のAVセル化部126の構成につい
て説明する。
読み出したフレームメモリ105上の情報を動画像スイ
ッチ125にてスイッチングできるAVセル形式の動画
情報に変換する第1のAVセル化部126の構成につい
て説明する。
【0241】図23に、本実施例におけるグラフィック
コントローラ124に接続されている第1のAVセル化
部126の構成を示す。同図において、1601は、グ
ラフィックコントローラ124が読み出したピクセル情
報、ウィンド番号等を用いてAVセルの形式を作成する
AVセル作成部、1602は、グラフィックコントロー
ラ124が読み出した文字/図形情報を導く動画像スイ
ッチ125の出力端を指定するルーティングタグを保持
しているルーティングタグ指定レジスタ、1603は、
AVセル作成部1601が出力するAVセルのパリティ
フィールドにパリティビットを書き込むパリティ作成
部、である。
コントローラ124に接続されている第1のAVセル化
部126の構成を示す。同図において、1601は、グ
ラフィックコントローラ124が読み出したピクセル情
報、ウィンド番号等を用いてAVセルの形式を作成する
AVセル作成部、1602は、グラフィックコントロー
ラ124が読み出した文字/図形情報を導く動画像スイ
ッチ125の出力端を指定するルーティングタグを保持
しているルーティングタグ指定レジスタ、1603は、
AVセル作成部1601が出力するAVセルのパリティ
フィールドにパリティビットを書き込むパリティ作成
部、である。
【0242】次に、図23を用いて第1のAVセル化部
126の動作を説明する。
126の動作を説明する。
【0243】本実施例において、グラフィックコントロ
ーラ124は動画像スイッチ125の入力端でのAVセ
ルの転送速度に合わせて、フレームメモリ105からウ
ィンド番号、ピクセル情報を読み出し、第1のAVセル
化部126に与えているものとしている。この為、AV
セル作成部はグラフィックコントローラ124の作成す
る画像フレーム先頭信号を参照しながら、以下の様に種
々の情報をAVセル形式に出力する事によってAVセル
を作成する事ができる。
ーラ124は動画像スイッチ125の入力端でのAVセ
ルの転送速度に合わせて、フレームメモリ105からウ
ィンド番号、ピクセル情報を読み出し、第1のAVセル
化部126に与えているものとしている。この為、AV
セル作成部はグラフィックコントローラ124の作成す
る画像フレーム先頭信号を参照しながら、以下の様に種
々の情報をAVセル形式に出力する事によってAVセル
を作成する事ができる。
【0244】即ち、まずルーティングタグ指定レジスタ
1602に設定されている情報をルーティングタグフィ
ールドとして出力する。次に、グラフィックコントロー
ラ124の出力するウィンド番号を、ウィンド番号フィ
ールドとして出力する。次の音声チャネルは、AVセル
に乗せるべき音声情報が無いので、例えば”0”に固定
で出力する。なお、ワークステーションがマイクロプロ
セッサ101にて制御できる音源を持っている場合は、
この音声チャネルにて該音源が出力する音声データを転
送する事にしても良い。
1602に設定されている情報をルーティングタグフィ
ールドとして出力する。次に、グラフィックコントロー
ラ124の出力するウィンド番号を、ウィンド番号フィ
ールドとして出力する。次の音声チャネルは、AVセル
に乗せるべき音声情報が無いので、例えば”0”に固定
で出力する。なお、ワークステーションがマイクロプロ
セッサ101にて制御できる音源を持っている場合は、
この音声チャネルにて該音源が出力する音声データを転
送する事にしても良い。
【0245】次のウィンド内フラグはセット固定で出力
する。これは、本実施例のワークステーションではCR
Tディスプレイ122上に設定されている複数のウィン
ドの背景となるウィンド番号0のウィンド内の文字/図
形情報をマイクロプロセッサ101が作成してフレーム
メモリ105に設定し、これをグラフィックコントロー
ラ124が読み出しているとしている事による。
する。これは、本実施例のワークステーションではCR
Tディスプレイ122上に設定されている複数のウィン
ドの背景となるウィンド番号0のウィンド内の文字/図
形情報をマイクロプロセッサ101が作成してフレーム
メモリ105に設定し、これをグラフィックコントロー
ラ124が読み出しているとしている事による。
【0246】次に、グラフィックコントローラ124の
出力するピクセル情報をピクセル情報フィールドとして
出力する。最後のパリティフィールドは、パリティ作成
部1603により作成され、AVセル作成部1601か
ら出力されるAVセルに埋め込まれる。
出力するピクセル情報をピクセル情報フィールドとして
出力する。最後のパリティフィールドは、パリティ作成
部1603により作成され、AVセル作成部1601か
ら出力されるAVセルに埋め込まれる。
【0247】なお、ルーティングタグ指定レジスタ16
02に設定される情報は、上位の制御主体(図示せず)
により、周辺バス110を経由して設定されるものとし
ても良い。
02に設定される情報は、上位の制御主体(図示せず)
により、周辺バス110を経由して設定されるものとし
ても良い。
【0248】以上で、グラフィックコントローラ124
とこれに接続されている第1のAVセル化部126およ
びフレームメモリ105の説明を終わる。
とこれに接続されている第1のAVセル化部126およ
びフレームメモリ105の説明を終わる。
【0249】ところで、コンティニュアス情報を表示し
ているウィンドの周辺に、ウィンドの枠とウィンドの名
前といった文字/図形情報を表示することが一般的であ
る。本実施例のワークステーションにおいては、コンテ
ィニュアス情報を表示しているウィンドの周辺に、マイ
クロプロセッサ101にて作成したラスタイメージを表
示するようフレームメモリ105を設定することで、ウ
ィンドの枠、ウィンドの名前といった文字/図形情報を
CRTディスプレイ122に表示することが可能であ
る。
ているウィンドの周辺に、ウィンドの枠とウィンドの名
前といった文字/図形情報を表示することが一般的であ
る。本実施例のワークステーションにおいては、コンテ
ィニュアス情報を表示しているウィンドの周辺に、マイ
クロプロセッサ101にて作成したラスタイメージを表
示するようフレームメモリ105を設定することで、ウ
ィンドの枠、ウィンドの名前といった文字/図形情報を
CRTディスプレイ122に表示することが可能であ
る。
【0250】また、本実施例のワークステーションにお
いて、コンティニュアスメディア用テープ装置121
に、グラフィックコントローラ124が出力したり、あ
るウィンド内の文字/図形情報のみを記録するといった
場合には、以下の様な制限がある。即ち、前述のように
文字/図形情報はマイクロプロセッサ101によって既
にクリッピング処理が終わっているので、CRTディス
プレイ122上で全領域が表示されているウィンドを記
録対象とする必要がある。
いて、コンティニュアスメディア用テープ装置121
に、グラフィックコントローラ124が出力したり、あ
るウィンド内の文字/図形情報のみを記録するといった
場合には、以下の様な制限がある。即ち、前述のように
文字/図形情報はマイクロプロセッサ101によって既
にクリッピング処理が終わっているので、CRTディス
プレイ122上で全領域が表示されているウィンドを記
録対象とする必要がある。
【0251】次に、図2の汎用DSP118について簡
単に説明する。
単に説明する。
【0252】汎用DSP118は、一般的なディジタル
信号プロセッサ(DSP)と、マルチメディア・バス1
16上の予め定められたタイムスロット(複数)のデー
タを該DSPのデータ入力ポートに与える機能と、該D
SPのデータ出力ポートから出力されるデータをマルチ
メディア・バス116上の予め定められたタイムスロッ
トに出力する機能とからなっている。ここで、DSPの
入出力データに割り当てられるマルチメディア・バス1
16上のタイムスロットは、上位の制御主体にて周辺バ
ス110を経由して指定されるようになっていても構わ
ない。
信号プロセッサ(DSP)と、マルチメディア・バス1
16上の予め定められたタイムスロット(複数)のデー
タを該DSPのデータ入力ポートに与える機能と、該D
SPのデータ出力ポートから出力されるデータをマルチ
メディア・バス116上の予め定められたタイムスロッ
トに出力する機能とからなっている。ここで、DSPの
入出力データに割り当てられるマルチメディア・バス1
16上のタイムスロットは、上位の制御主体にて周辺バ
ス110を経由して指定されるようになっていても構わ
ない。
【0253】DSPは一般的に動画/音声情報に必要な
信号処理を高速に実行するため、積和演算をパイプライ
ン的に実行できるアーキテクチャを持ち、一般的には積
和演算等を行う演算部と、演算部での演算順序を命令語
列として保持している命令語RAMと、演算を行うデー
タを一旦保持するデータRAMとから構成される。デー
タRAMに保持されたデータは演算部に与えられ、演算
結果はデータRAMに再度書き込まれる。このデータR
AMから演算部への演算前データの転送と、演算部から
データRAMへの演算後データの転送は、演算部でデー
タに加えられる演算処理の指定と共に命令語RAM内の
命令語列にて指定される。適切な命令語列によって演算
を進める事により、演算前データの転送と演算後データ
の転送を順次行う事ができるようになり、結果として演
算機能をパイプライン的に使用して演算機能のスループ
ットを向上させる事ができるようになる。
信号処理を高速に実行するため、積和演算をパイプライ
ン的に実行できるアーキテクチャを持ち、一般的には積
和演算等を行う演算部と、演算部での演算順序を命令語
列として保持している命令語RAMと、演算を行うデー
タを一旦保持するデータRAMとから構成される。デー
タRAMに保持されたデータは演算部に与えられ、演算
結果はデータRAMに再度書き込まれる。このデータR
AMから演算部への演算前データの転送と、演算部から
データRAMへの演算後データの転送は、演算部でデー
タに加えられる演算処理の指定と共に命令語RAM内の
命令語列にて指定される。適切な命令語列によって演算
を進める事により、演算前データの転送と演算後データ
の転送を順次行う事ができるようになり、結果として演
算機能をパイプライン的に使用して演算機能のスループ
ットを向上させる事ができるようになる。
【0254】さらに、一般的なDSPの演算部には乗算
器の出力を直接加算器の一方の入力とし、さらに該加算
器の出力を一旦保持するレジスタの出力を該加算器の他
方の入力とすることのできるデータ転送パスがある。こ
のデータ転送パスを用いる事で、信号処理で良く行われ
る、入力信号にある値を乗じてその結果を順次累積する
という処理がパイプライン的に実行できる。
器の出力を直接加算器の一方の入力とし、さらに該加算
器の出力を一旦保持するレジスタの出力を該加算器の他
方の入力とすることのできるデータ転送パスがある。こ
のデータ転送パスを用いる事で、信号処理で良く行われ
る、入力信号にある値を乗じてその結果を順次累積する
という処理がパイプライン的に実行できる。
【0255】一般的なDSPは、データRAMからのデ
ータの入出力を行う為のデータ入出力ポートを持ってい
る。本実施例における汎用DSP118では、上述のよ
うにデータ入出力ポートとマルチメディア・バス116
との間でデータ転送を行う機能を持ち、DSPとマルチ
メディア・バス116との接続を行う。なお、本実施例
においてDSPの命令語RAMに格納される命令語列
は、上位の制御主体から周辺バス110を経由してロー
ドされるようになっていても構わない。
ータの入出力を行う為のデータ入出力ポートを持ってい
る。本実施例における汎用DSP118では、上述のよ
うにデータ入出力ポートとマルチメディア・バス116
との間でデータ転送を行う機能を持ち、DSPとマルチ
メディア・バス116との接続を行う。なお、本実施例
においてDSPの命令語RAMに格納される命令語列
は、上位の制御主体から周辺バス110を経由してロー
ドされるようになっていても構わない。
【0256】次に、復号化部127、符号化部130に
ついて簡単に説明する。
ついて簡単に説明する。
【0257】復号化部127は、マルチメディア・バス
116上を転送される圧縮された動画/音声情報を、前
述した連続形式の動画/音声情報に変換する。また、符
号化部130は、前述した連続形式の動画/音声情報
を、圧縮した動画/音声情報に変換する。
116上を転送される圧縮された動画/音声情報を、前
述した連続形式の動画/音声情報に変換する。また、符
号化部130は、前述した連続形式の動画/音声情報
を、圧縮した動画/音声情報に変換する。
【0258】復号化部127は、マルチメディア・バス
116の予め定められたタイムスロットの情報を抽出し
て出力するタイムスロット抽出部と、抽出される圧縮さ
れた動画/音声情報を連続形式の情報へ予め定められた
方法によって伸長する伸長部とからなる。タイムスロッ
ト抽出部は、図4に示した様な構成をとる。一方、伸長
部の構成は、本実施例で採用される動画/音声情報の符
号化方式(例えばMPEG3等)によって大きく変化す
るが、その符号化方式は本発明の有効性にはなんら影響
を与えないため、ここでは特に限定せずに説明を進め
る。
116の予め定められたタイムスロットの情報を抽出し
て出力するタイムスロット抽出部と、抽出される圧縮さ
れた動画/音声情報を連続形式の情報へ予め定められた
方法によって伸長する伸長部とからなる。タイムスロッ
ト抽出部は、図4に示した様な構成をとる。一方、伸長
部の構成は、本実施例で採用される動画/音声情報の符
号化方式(例えばMPEG3等)によって大きく変化す
るが、その符号化方式は本発明の有効性にはなんら影響
を与えないため、ここでは特に限定せずに説明を進め
る。
【0259】一方、符号化部130は、連続形式の動画
/音声情報を予め定められた方法によって符号化して圧
縮する圧縮部と、圧縮された情報を予め定められたマル
チメディア・バス116の予め定められたタイムスロッ
トに出力する出力部とからなっている。この出力部は、
図4に示した様な構成をとる。一方、圧縮部の構成は本
実施例にて採用される動画/音声情報の符号化方式(例
えばMPEG3等)によって大きく変化するが、その符
号化方式は本発明の有効性にはなんら影響を与えないた
め、ここでは特に限定せずに説明を進める。
/音声情報を予め定められた方法によって符号化して圧
縮する圧縮部と、圧縮された情報を予め定められたマル
チメディア・バス116の予め定められたタイムスロッ
トに出力する出力部とからなっている。この出力部は、
図4に示した様な構成をとる。一方、圧縮部の構成は本
実施例にて採用される動画/音声情報の符号化方式(例
えばMPEG3等)によって大きく変化するが、その符
号化方式は本発明の有効性にはなんら影響を与えないた
め、ここでは特に限定せずに説明を進める。
【0260】なお、ハード量を減らすために第2のAV
セル化部128に入力される、あるいは第1のAVデセ
ル化部129から出力される連続形式の動画/音声情報
を第1のAVセル化部126に入力される情報形式と同
様に、始めからAVセルにおいて付加されるルーティン
グタグのような付加情報の位置を空けた形式にしても構
わない。但し、CRTディスプレイ122の画面構成が
変わった場合、符号化部127および復号化部130の
構成が変化し、新たにハードウェアを開発する必要があ
り、開発コストの増大を伴うことになる。
セル化部128に入力される、あるいは第1のAVデセ
ル化部129から出力される連続形式の動画/音声情報
を第1のAVセル化部126に入力される情報形式と同
様に、始めからAVセルにおいて付加されるルーティン
グタグのような付加情報の位置を空けた形式にしても構
わない。但し、CRTディスプレイ122の画面構成が
変わった場合、符号化部127および復号化部130の
構成が変化し、新たにハードウェアを開発する必要があ
り、開発コストの増大を伴うことになる。
【0261】次に、セルスイッチ138について簡単に
説明する。
説明する。
【0262】セルスイッチ138は、ATM通信網のコ
ンティニュアス情報と非コンティニュアス情報とを同時
に扱えるという好ましい特性を引き継いでいる。本実施
例においては、コンティニュアス情報をシステム全体に
分配する役割を持つマルチメディア・バス116と、非
コンティニュアス情報をシステム全体に分配する役割を
持つ周辺バス110とが独立して設けられているので、
セルスイッチ138はコンティニュアス情報と非コンテ
ィニュアス情報をそれぞれ割り当てられた情報転送経路
に振り分けたり、その情報転送経路から受け取って一つ
のインタフェース点に合流させる役割を持つ。さらに、
後ほど詳細に説明する様に複数のATMインタフェース
点を収容し、本実施例のワークステーションを複数用い
たネットワークを実現する為、一つのインタフェース点
から別のインタフェース点へとセル流を導く役割もセル
スイッチ138は持っている。
ンティニュアス情報と非コンティニュアス情報とを同時
に扱えるという好ましい特性を引き継いでいる。本実施
例においては、コンティニュアス情報をシステム全体に
分配する役割を持つマルチメディア・バス116と、非
コンティニュアス情報をシステム全体に分配する役割を
持つ周辺バス110とが独立して設けられているので、
セルスイッチ138はコンティニュアス情報と非コンテ
ィニュアス情報をそれぞれ割り当てられた情報転送経路
に振り分けたり、その情報転送経路から受け取って一つ
のインタフェース点に合流させる役割を持つ。さらに、
後ほど詳細に説明する様に複数のATMインタフェース
点を収容し、本実施例のワークステーションを複数用い
たネットワークを実現する為、一つのインタフェース点
から別のインタフェース点へとセル流を導く役割もセル
スイッチ138は持っている。
【0263】さらに、セルスイッチ138はCCITT
準拠のフォーマットを持つセルにルーティングタグを付
加情報として付加したセルをルーティングタグに従って
所望の出方路へと転送する機能を持つ。本実施例におい
て、セルスイッチ138は一つの入力ポートから入力さ
れたセルを複数の出力ポートへと出力する、いわゆるコ
ピー機能を持つスイッチである事が望ましい。ここで
は、本発明者らが特願平3−332346”結合網”で
開示した構成のセルスイッチが使用されているものとし
て、以下の説明を進める。
準拠のフォーマットを持つセルにルーティングタグを付
加情報として付加したセルをルーティングタグに従って
所望の出方路へと転送する機能を持つ。本実施例におい
て、セルスイッチ138は一つの入力ポートから入力さ
れたセルを複数の出力ポートへと出力する、いわゆるコ
ピー機能を持つスイッチである事が望ましい。ここで
は、本発明者らが特願平3−332346”結合網”で
開示した構成のセルスイッチが使用されているものとし
て、以下の説明を進める。
【0264】次に、セル処理部1391〜139nにつ
いて簡単に説明する。
いて簡単に説明する。
【0265】セル処理部1391〜139nは、インタ
フェース点の受信入力点から入力されるCCITT準拠
のフォーマットを持つセルにルーティングタグを付加
し、セルスイッチ138にてスイッチングできるような
形式に変換してセルスイッチに出力する機能を持つ。さ
らに、セル処理部1391〜139nはセルスイッチか
ら受け取ったセルからルーティングタグを除去してイン
タフェース点に出力できる形式のフォーマットに戻し、
インタフェース点の送信出力点に出力する機能を持つ。
また、インタフェース点に出力される際に、CCITT
準拠のフォーマットのセルのうちVPIとVCIまたは
VPIのみを書き換える機能も持つ。さらに、受信入力
点から入力されるセルまたは送信出力点から出力される
セルの頻度を観察し、これが予め定められた頻度となる
様にセルを廃棄/空セルを挿入するといった機能も持
つ。本実施例においては、セル処理部1391〜139
nの構成は本発明者らが特開平4−100451“AT
M通信システム”にて開示した構成のセル処理部が使用
されているものとして、以下の説明を進める。
フェース点の受信入力点から入力されるCCITT準拠
のフォーマットを持つセルにルーティングタグを付加
し、セルスイッチ138にてスイッチングできるような
形式に変換してセルスイッチに出力する機能を持つ。さ
らに、セル処理部1391〜139nはセルスイッチか
ら受け取ったセルからルーティングタグを除去してイン
タフェース点に出力できる形式のフォーマットに戻し、
インタフェース点の送信出力点に出力する機能を持つ。
また、インタフェース点に出力される際に、CCITT
準拠のフォーマットのセルのうちVPIとVCIまたは
VPIのみを書き換える機能も持つ。さらに、受信入力
点から入力されるセルまたは送信出力点から出力される
セルの頻度を観察し、これが予め定められた頻度となる
様にセルを廃棄/空セルを挿入するといった機能も持
つ。本実施例においては、セル処理部1391〜139
nの構成は本発明者らが特開平4−100451“AT
M通信システム”にて開示した構成のセル処理部が使用
されているものとして、以下の説明を進める。
【0266】なお、特開平4−100451“ATM通
信システム”にて開示したセル処理部がCCITT準拠
のフォーマットのセルに付加するルーティングタグは、
コピー機能付きのセルスイッチに対応するものではない
が、単純な変更でコピー機能付きセルスイッチに対応し
たルーティングタグを付加できる事は容易に類推可能で
ある。また、特開平4−100451“ATM通信シス
テム”にて開示したセル処理部の持つ各種テーブルに設
定されるデータは、周辺バス110を経由して上位の制
御主体(図示せず)によって設定されるものとしても良
い。
信システム”にて開示したセル処理部がCCITT準拠
のフォーマットのセルに付加するルーティングタグは、
コピー機能付きのセルスイッチに対応するものではない
が、単純な変更でコピー機能付きセルスイッチに対応し
たルーティングタグを付加できる事は容易に類推可能で
ある。また、特開平4−100451“ATM通信シス
テム”にて開示したセル処理部の持つ各種テーブルに設
定されるデータは、周辺バス110を経由して上位の制
御主体(図示せず)によって設定されるものとしても良
い。
【0267】次に、音声/画像セル化部140、音声/
画像デセル化部141、文字系セル化部142および文
字系デセル化部143について、簡単に説明する。
画像デセル化部141、文字系セル化部142および文
字系デセル化部143について、簡単に説明する。
【0268】音声/画像セル化部140、音声/画像デ
セル化部141、文字系セル化部142および文字系デ
セル化部143は、CCITT勧告、I.361、I.
362、I.363にて定義されているATMアダプテ
ーション処理を実行し、CCITT準拠のセルの情報部
を用いて、動画/音声情報や文字系情報を通信できるよ
うにする役割を担う。
セル化部141、文字系セル化部142および文字系デ
セル化部143は、CCITT勧告、I.361、I.
362、I.363にて定義されているATMアダプテ
ーション処理を実行し、CCITT準拠のセルの情報部
を用いて、動画/音声情報や文字系情報を通信できるよ
うにする役割を担う。
【0269】本実施例においては、音声/画像セル化部
140および音声/画像デセル化部141では、CCI
TT勧告のうちのタイプ1、すなわちCBR(定ビット
レート)メッセージをセルの情報部にて通信するための
処理が実行されているものとしている。さらに、文字系
セル化部142および文字系デセル化部143では、C
CITT勧告の内のタイプ3、タイプ4またはタイプ
5、すなわちLAP−Dレイヤ2メッセージをセルの情
報部にて通信するための処理が実行されているものとし
ている。
140および音声/画像デセル化部141では、CCI
TT勧告のうちのタイプ1、すなわちCBR(定ビット
レート)メッセージをセルの情報部にて通信するための
処理が実行されているものとしている。さらに、文字系
セル化部142および文字系デセル化部143では、C
CITT勧告の内のタイプ3、タイプ4またはタイプ
5、すなわちLAP−Dレイヤ2メッセージをセルの情
報部にて通信するための処理が実行されているものとし
ている。
【0270】音声/画像セル化部140、音声/画像デ
セル化部141、文字系セル化部142および文字系デ
セル化部143のそれぞれの構成としては種々の方式が
提案されているが、本発明の有効性には何等影響を与え
ないので、ここではこれらの構成は特に限定せずに説明
を進める。
セル化部141、文字系セル化部142および文字系デ
セル化部143のそれぞれの構成としては種々の方式が
提案されているが、本発明の有効性には何等影響を与え
ないので、ここではこれらの構成は特に限定せずに説明
を進める。
【0271】次に、本実施例のワークステーション内に
おける文字情報/図形情報/動画情報/音声情報を扱う
アプリケーションでの情報の転送経路について、図24
〜図28を参照して、具体的なアプリケーション例を用
いて詳細に説明する。なお、図24〜図28において情
報の転送経路は太線にて示されている。
おける文字情報/図形情報/動画情報/音声情報を扱う
アプリケーションでの情報の転送経路について、図24
〜図28を参照して、具体的なアプリケーション例を用
いて詳細に説明する。なお、図24〜図28において情
報の転送経路は太線にて示されている。
【0272】図24は、インタフェース点から入力され
た動画/音声情報をCRTディスプレイ122上の予め
定められたウィンド上及びスピーカ123に表示しつ
つ、別のインタフェース点に出力する事で、動画/音声
情報の分配サービスを行っている際の情報の転送経路を
示した図である。この時、同時に動画/音声情報をコン
ティニュアスメディア装置121にも出力し、分配サー
ビスを受けている動画/音声情報を記録している。
た動画/音声情報をCRTディスプレイ122上の予め
定められたウィンド上及びスピーカ123に表示しつ
つ、別のインタフェース点に出力する事で、動画/音声
情報の分配サービスを行っている際の情報の転送経路を
示した図である。この時、同時に動画/音声情報をコン
ティニュアスメディア装置121にも出力し、分配サー
ビスを受けている動画/音声情報を記録している。
【0273】インタフェース点nから入力されたセル化
された動画/音声情報は、セル処理部139nにてセル
処理部1391と音声/画像デセル化部141に導かれ
る様にルーティングタグを付けられ、セルスイッチ13
8に入力される。セルスイッチ138では、セル処理部
139nからセルを受け取ると、当該セルを該セルのル
ーティングタグに従ってセル処理部1381と音声/画
像デセル化部141に転送する。セル処理部1381に
転送されたセルは、ルーティングタグの除去等の必要な
処理を受け、インタフェース点1へと送出される。これ
により、本実施例のワークステーションは動画/音声情
報の分配サービスを行う事ができる。
された動画/音声情報は、セル処理部139nにてセル
処理部1391と音声/画像デセル化部141に導かれ
る様にルーティングタグを付けられ、セルスイッチ13
8に入力される。セルスイッチ138では、セル処理部
139nからセルを受け取ると、当該セルを該セルのル
ーティングタグに従ってセル処理部1381と音声/画
像デセル化部141に転送する。セル処理部1381に
転送されたセルは、ルーティングタグの除去等の必要な
処理を受け、インタフェース点1へと送出される。これ
により、本実施例のワークステーションは動画/音声情
報の分配サービスを行う事ができる。
【0274】一方、音声/画像デセル化部141は、セ
ルスイッチ138からセル流を受け取ると、当該セル流
を構成するセルからVPI/VCI等を削除し、予め定
められたアルゴリズムに従ってセルの情報部を繋ぎ合わ
せ、CBRのビット列としてマルチメディア・バス11
6の予め定められたタイムスロットに出力する。この音
声/画像デセル化部141にてマルチメディア・バス1
16の予め定められたタイムスロットに出力された動画
/音声情報は、復号化部127に入力され、予め定めら
れたアルゴリズムに従って伸長され、連続形式の動画/
音声情報となって第2のAVセル化部128に入力され
る。第2のAVセル化部128では、入力された連続形
式の動画/音声情報をAVセルの形式に変形し、動画像
スイッチ125に入力する。
ルスイッチ138からセル流を受け取ると、当該セル流
を構成するセルからVPI/VCI等を削除し、予め定
められたアルゴリズムに従ってセルの情報部を繋ぎ合わ
せ、CBRのビット列としてマルチメディア・バス11
6の予め定められたタイムスロットに出力する。この音
声/画像デセル化部141にてマルチメディア・バス1
16の予め定められたタイムスロットに出力された動画
/音声情報は、復号化部127に入力され、予め定めら
れたアルゴリズムに従って伸長され、連続形式の動画/
音声情報となって第2のAVセル化部128に入力され
る。第2のAVセル化部128では、入力された連続形
式の動画/音声情報をAVセルの形式に変形し、動画像
スイッチ125に入力する。
【0275】動画像スイッチ125では、入力されたA
Vセルのルーティングタグフィールドを参照し、当該A
Vセルを所望の出方路へと導く。第2のAVセル化部1
28から入力されるAVセルは、CRTディスプレイ1
22とスピーカ123の接続された第2のAVデセル化
部132と、コンティニュアスメディア用テープ装置1
21の接続された第3のAVデセル化部135に向けて
出力される。第2のAVデセル化部132では、受け取
ったAVセル流をアナログ形式の動画/音声情報に変換
して、CRT駆動部133、SP駆動部134に出力
し、CRTディスプレイ122、スピーカ123から出
力させる。一方、第3のAVデセル化部135では、受
け取ったAVセル流をアナログ形式の動画/音声情報に
変換して、コンティニュアスメディア用テープ装置12
1に出力し、記録させる。
Vセルのルーティングタグフィールドを参照し、当該A
Vセルを所望の出方路へと導く。第2のAVセル化部1
28から入力されるAVセルは、CRTディスプレイ1
22とスピーカ123の接続された第2のAVデセル化
部132と、コンティニュアスメディア用テープ装置1
21の接続された第3のAVデセル化部135に向けて
出力される。第2のAVデセル化部132では、受け取
ったAVセル流をアナログ形式の動画/音声情報に変換
して、CRT駆動部133、SP駆動部134に出力
し、CRTディスプレイ122、スピーカ123から出
力させる。一方、第3のAVデセル化部135では、受
け取ったAVセル流をアナログ形式の動画/音声情報に
変換して、コンティニュアスメディア用テープ装置12
1に出力し、記録させる。
【0276】図24に示した情報の転送経路では、セル
スイッチ138のコピー機能を用いて動画/音声情報の
分配サービスが、また動画像スイッチ125のコピー機
能を用いて複数のデバイスに動画/音声情報を出力する
サービスがそれぞれ実現されている。
スイッチ138のコピー機能を用いて動画/音声情報の
分配サービスが、また動画像スイッチ125のコピー機
能を用いて複数のデバイスに動画/音声情報を出力する
サービスがそれぞれ実現されている。
【0277】図25は、コンティニュアスメディア用テ
ープ装置121に記録された動画/音声情報を編集し、
ディスク装置106に記録すると共に、ディスク装置1
06に記録した動画/音声情報に例えばファイル名とい
った文字情報のタグを付け、ハイパーテキストDB(デ
ータベース)を構築する際の情報の転送経路を示してい
る。
ープ装置121に記録された動画/音声情報を編集し、
ディスク装置106に記録すると共に、ディスク装置1
06に記録した動画/音声情報に例えばファイル名とい
った文字情報のタグを付け、ハイパーテキストDB(デ
ータベース)を構築する際の情報の転送経路を示してい
る。
【0278】コンティニュアスメディア用テープ装置1
21から読み出されたアナログ形式の動画/音声情報
は、第4のAVセル化部136にてAVセル形式に変換
され、動画像スイッチ125に転送される。動画像スイ
ッチ125では、第4のAVセル化部136から入力さ
れたAVセルを、第1のAVデセル化部129へと転送
する。第1のAVデセル化部129は、動画像スイッチ
125からAVセルを受け取ると、その受け取ったAV
セル流を連続形式の動画/音声情報へ一旦変換し、これ
を符号化部130へ出力する。符号化部130では、入
力された連続形式の動画/音声情報を予め定められた方
法に従って圧縮し、マルチメディア・バス116の予め
定められたタイムスロットへと出力する。ここで、連続
形式の動画/音声情報をそのままディスク装置106に
保持しても構わないが、ディスク装置106の記憶容量
が限られていることから、ディスク装置106に記録さ
れる動画/音声情報は何らかの符号化方式によって圧縮
されたものであることが望ましい。
21から読み出されたアナログ形式の動画/音声情報
は、第4のAVセル化部136にてAVセル形式に変換
され、動画像スイッチ125に転送される。動画像スイ
ッチ125では、第4のAVセル化部136から入力さ
れたAVセルを、第1のAVデセル化部129へと転送
する。第1のAVデセル化部129は、動画像スイッチ
125からAVセルを受け取ると、その受け取ったAV
セル流を連続形式の動画/音声情報へ一旦変換し、これ
を符号化部130へ出力する。符号化部130では、入
力された連続形式の動画/音声情報を予め定められた方
法に従って圧縮し、マルチメディア・バス116の予め
定められたタイムスロットへと出力する。ここで、連続
形式の動画/音声情報をそのままディスク装置106に
保持しても構わないが、ディスク装置106の記憶容量
が限られていることから、ディスク装置106に記録さ
れる動画/音声情報は何らかの符号化方式によって圧縮
されたものであることが望ましい。
【0279】符号化部130から出力された動画/音声
情報は、第2のディスクINF117に受け取られ、デ
ィスク装置106に一つのファイルとして書き込まれ
る。この時、例えばテストパターンのような予め定めら
れた画像フレームの特定のパタンの終了を符号化部13
0が検出するか、または動画像スイッチ125を通じて
伝えられるコントロールワードにより動画情報の開始が
示されると、それを契機としてマルチメディア・バス1
16のタイムスロット内のコントロールワードを設定
し、第2のディスクINF117が動画/音声情報を書
き込み始めるタイミングを教えるようにされていても良
い。
情報は、第2のディスクINF117に受け取られ、デ
ィスク装置106に一つのファイルとして書き込まれ
る。この時、例えばテストパターンのような予め定めら
れた画像フレームの特定のパタンの終了を符号化部13
0が検出するか、または動画像スイッチ125を通じて
伝えられるコントロールワードにより動画情報の開始が
示されると、それを契機としてマルチメディア・バス1
16のタイムスロット内のコントロールワードを設定
し、第2のディスクINF117が動画/音声情報を書
き込み始めるタイミングを教えるようにされていても良
い。
【0280】また、コンティニュアスメディア用テープ
装置121が静止画情報を出力する機能を持っていれ
ば、画像フレーム毎にユーザがディスク装置106に書
き込むか否か選択するようにしても良い。この場合に
は、動画像スイッチ125のコピー機能を用い、コンテ
ィニュアスメディア用テープ装置121から出力されて
いる動画情報をCRTディスプレイ122上のウィンド
の一つに出力するのが便利である。
装置121が静止画情報を出力する機能を持っていれ
ば、画像フレーム毎にユーザがディスク装置106に書
き込むか否か選択するようにしても良い。この場合に
は、動画像スイッチ125のコピー機能を用い、コンテ
ィニュアスメディア用テープ装置121から出力されて
いる動画情報をCRTディスプレイ122上のウィンド
の一つに出力するのが便利である。
【0281】さらに、符号化部130、復号化部127
にて採用されている符号化方式が静止画を扱える性質を
持っているならば、符号化部130がマルチメディア・
バスに静止画を出力し、画像フレーム毎にユーザがディ
スク装置106に書き込むか否かを選択するようにして
も良い。この場合には、マルチメディア・バス116の
コピー機能を用い、符号化部130が出力した動画情報
を復号化部127が受け取り、CRTディスプレイ12
2上のウィンドの一つに出力するのが便利である。
にて採用されている符号化方式が静止画を扱える性質を
持っているならば、符号化部130がマルチメディア・
バスに静止画を出力し、画像フレーム毎にユーザがディ
スク装置106に書き込むか否かを選択するようにして
も良い。この場合には、マルチメディア・バス116の
コピー機能を用い、符号化部130が出力した動画情報
を復号化部127が受け取り、CRTディスプレイ12
2上のウィンドの一つに出力するのが便利である。
【0282】ハイパーテキストDBを構築するために
は、動画/音声情報の書き込まれたこのファイルと、文
字情報を書き込んだファイルとを関連付ける必要がある
が、これはファイルインデックスによるファイル間の関
連付けにより実現される。ファイルインデックスや、文
字/図形情報を含むファイルの作成は、従来のワークス
テーションと同じ方法、即ちディレクトリサービスプロ
セス401/ファイルサービスプロセス402/ブロッ
クサービスプロセス403の助けを借りながら、マイク
ロプロセッサ101からバスINF111、周辺バス1
10およびディスクINF115を経由してディスク装
置106にデータが書き込まれるという方法にて行われ
る。
は、動画/音声情報の書き込まれたこのファイルと、文
字情報を書き込んだファイルとを関連付ける必要がある
が、これはファイルインデックスによるファイル間の関
連付けにより実現される。ファイルインデックスや、文
字/図形情報を含むファイルの作成は、従来のワークス
テーションと同じ方法、即ちディレクトリサービスプロ
セス401/ファイルサービスプロセス402/ブロッ
クサービスプロセス403の助けを借りながら、マイク
ロプロセッサ101からバスINF111、周辺バス1
10およびディスクINF115を経由してディスク装
置106にデータが書き込まれるという方法にて行われ
る。
【0283】図25に示した情報の転送経路では、ディ
スク装置106が持つ文字/図形情報用の入出力ポート
と、音声/動画情報用の入出力ポートとを使用する事
で、音声/動画情報を保持するファイルと、文字/図形
情報を保持するファイルとをディスク装置106にファ
イルインデックスにて関連付けて書き込む事が出来る。
さらに、ディスク装置106にて文字/図形情報用の入
出力ポートと、音声/動画情報用の入出力ポートとを独
立させた事から、音声/動画情報をディスク装置106
に書き込む場合にも周辺バス110のトラフィックが増
大せず、マイクロプロセッサ101でのプログラムの実
行速度が低下しない。
スク装置106が持つ文字/図形情報用の入出力ポート
と、音声/動画情報用の入出力ポートとを使用する事
で、音声/動画情報を保持するファイルと、文字/図形
情報を保持するファイルとをディスク装置106にファ
イルインデックスにて関連付けて書き込む事が出来る。
さらに、ディスク装置106にて文字/図形情報用の入
出力ポートと、音声/動画情報用の入出力ポートとを独
立させた事から、音声/動画情報をディスク装置106
に書き込む場合にも周辺バス110のトラフィックが増
大せず、マイクロプロセッサ101でのプログラムの実
行速度が低下しない。
【0284】図26は、ディスク上に構築されたハイパ
ーテキストDBの内容を読み出す際の情報の転送経路を
示した図である。
ーテキストDBの内容を読み出す際の情報の転送経路を
示した図である。
【0285】ハイパーテキストDBを構成する情報のう
ち、文字/図形情報はディスク装置106から読み出さ
れると第1のディスクINF115から周辺バス11
0、バスINF111を経由してフレームメモリ105
に書き込まれる。以降、グラフィックコントローラ12
4にて画面単位に読み出され、第1のAVセル化部12
6にてAVセル流に変換され、動画像スイッチ125を
経由して第2のAVデセル化部132へと導かれ、CR
Tディスプレイ122に出力される。上述したように、
このパスで転送される文字/図形情報には、ハイパーテ
キストDBから読み出される動画情報を表示するウィン
ドの枠であるとか、ウィンドの枠内の文字といった情報
も含む。
ち、文字/図形情報はディスク装置106から読み出さ
れると第1のディスクINF115から周辺バス11
0、バスINF111を経由してフレームメモリ105
に書き込まれる。以降、グラフィックコントローラ12
4にて画面単位に読み出され、第1のAVセル化部12
6にてAVセル流に変換され、動画像スイッチ125を
経由して第2のAVデセル化部132へと導かれ、CR
Tディスプレイ122に出力される。上述したように、
このパスで転送される文字/図形情報には、ハイパーテ
キストDBから読み出される動画情報を表示するウィン
ドの枠であるとか、ウィンドの枠内の文字といった情報
も含む。
【0286】一方、音声/動画情報を含むファイルが読
み出されると第2のディスクINF117、マルチメデ
ィア・バス116を経由して復号化部127へと転送さ
れ、連続形式の音声/動画情報へと変換される。その
後、第2のAVセル化部128によりAVセル化され、
動画像スイッチ125に入力される。
み出されると第2のディスクINF117、マルチメデ
ィア・バス116を経由して復号化部127へと転送さ
れ、連続形式の音声/動画情報へと変換される。その
後、第2のAVセル化部128によりAVセル化され、
動画像スイッチ125に入力される。
【0287】動画像スイッチ125に入力された動画情
報は、クリッピング処理を受けて第2のAVデセル化部
132へ導かれ、CRTディスプレイ122に出力され
る。一方、音声情報は第2のAVセル化部128から入
力されたAVセルの音声チャネルの情報が第2のAVデ
セル化部へ出力されるAVセルの音声チャネルにコピー
され、第2のAVデセル化部132、SP駆動部134
を経由してスピーカ123より出力される。
報は、クリッピング処理を受けて第2のAVデセル化部
132へ導かれ、CRTディスプレイ122に出力され
る。一方、音声情報は第2のAVセル化部128から入
力されたAVセルの音声チャネルの情報が第2のAVデ
セル化部へ出力されるAVセルの音声チャネルにコピー
され、第2のAVデセル化部132、SP駆動部134
を経由してスピーカ123より出力される。
【0288】図26に示した情報の転送経路では、動画
像スイッチ125の持つ動画像のクリッピング処理機能
を用いる事で、CRTディスプレイ122上にてフレー
ムメモリ105上に定義されたウィンド枠の中に、ディ
スク装置106から読み出した動画情報を表示する事が
できる。
像スイッチ125の持つ動画像のクリッピング処理機能
を用いる事で、CRTディスプレイ122上にてフレー
ムメモリ105上に定義されたウィンド枠の中に、ディ
スク装置106から読み出した動画情報を表示する事が
できる。
【0289】図27は、通信ログをとりながらのTV電
話を行う場合の情報の転送経路である。なお、同図にお
いてTV電話を実現する為の情報の転送経路は太線の実
線で、通信ログをとる為の情報の転送経路は太線の破線
でそれぞれ示してある。
話を行う場合の情報の転送経路である。なお、同図にお
いてTV電話を実現する為の情報の転送経路は太線の実
線で、通信ログをとる為の情報の転送経路は太線の破線
でそれぞれ示してある。
【0290】カメラ119、マイク120にて収集され
た自側の音声/動画情報は、第3のAVセル化部131
によってAVセル化され、動画像スイッチ125にて第
1のAVデセル化部129に転送される。第1のAVデ
セル化部129では、入力されたAVセル流を連続形式
の音声/動画情報に変換し、符号化部130に入力す
る。符号化部130にて圧縮された音声/動画情報は、
マルチメディア・バス116の予め定められたタイムス
ロットを用いて音声/動画セル化部140に転送され、
その後、ルスイッチ138、セル処理部1391を経由
してインタフェース点へセル流として出力される。
た自側の音声/動画情報は、第3のAVセル化部131
によってAVセル化され、動画像スイッチ125にて第
1のAVデセル化部129に転送される。第1のAVデ
セル化部129では、入力されたAVセル流を連続形式
の音声/動画情報に変換し、符号化部130に入力す
る。符号化部130にて圧縮された音声/動画情報は、
マルチメディア・バス116の予め定められたタイムス
ロットを用いて音声/動画セル化部140に転送され、
その後、ルスイッチ138、セル処理部1391を経由
してインタフェース点へセル流として出力される。
【0291】一方、インタフェース点からセル流として
入力される相手方の音声/動画情報は、セル処理部13
91、セルスイッチ138、音声/画像デセル化部14
1を経由して、マルチメディア・バス116の予め定め
られたタイムスロットを用いて復号化部127へと転送
される。復号化部127にて伸長され、連続形式に変換
された音声/動画情報は、第2のAVセル化部128、
動画像スイッチ125、第2のAVデセル化部132、
CRT駆動部132およびSP駆動部134を経由し
て、CRTディスプレイ122上の一つのウィンド/ス
ピーカ123から出力される。
入力される相手方の音声/動画情報は、セル処理部13
91、セルスイッチ138、音声/画像デセル化部14
1を経由して、マルチメディア・バス116の予め定め
られたタイムスロットを用いて復号化部127へと転送
される。復号化部127にて伸長され、連続形式に変換
された音声/動画情報は、第2のAVセル化部128、
動画像スイッチ125、第2のAVデセル化部132、
CRT駆動部132およびSP駆動部134を経由し
て、CRTディスプレイ122上の一つのウィンド/ス
ピーカ123から出力される。
【0292】一方、マルチメディア・バス116がコピ
ー機能を持つ事から、第2のディスクINF117では
マルチメディア・バス116上を流れている相手方/自
分方の音声/動画情報を取り込む事が可能である。これ
を用い、マルチメディア・バス116上を流れる圧縮さ
れた音声/動画情報を第2のディスクINF117が取
り込み、ディスク装置106に書き込む事が可能であ
る。なお、動画像スイッチ125の持つコピー機能を用
いると、コンティニュアスメディア用テープ装置121
を用いても通信ログがとれるのは明らかである。
ー機能を持つ事から、第2のディスクINF117では
マルチメディア・バス116上を流れている相手方/自
分方の音声/動画情報を取り込む事が可能である。これ
を用い、マルチメディア・バス116上を流れる圧縮さ
れた音声/動画情報を第2のディスクINF117が取
り込み、ディスク装置106に書き込む事が可能であ
る。なお、動画像スイッチ125の持つコピー機能を用
いると、コンティニュアスメディア用テープ装置121
を用いても通信ログがとれるのは明らかである。
【0293】図28は、本実施例のワークステーション
をいわゆる画像ブリッジシステムとして動作させる際の
情報の転送経路を示した図である。
をいわゆる画像ブリッジシステムとして動作させる際の
情報の転送経路を示した図である。
【0294】良く知られている様に、画像ブリッジシス
テムは複数のユーザからの動画情報を一つの画面に同時
に表示させ、複数のユーザの表情を同時に観察できるよ
うにした会議画像を作成すると同時に、複数のユーザか
らの音声情報の加算処理を行って、複数のユーザの発言
が同時に他のユーザに聞こえるようにした会議音声を作
成するシステムである。これにより、遠隔地に分散して
いる複数ユーザがあたかも一つの部屋に集まっている様
に会議を行う事ができる。
テムは複数のユーザからの動画情報を一つの画面に同時
に表示させ、複数のユーザの表情を同時に観察できるよ
うにした会議画像を作成すると同時に、複数のユーザか
らの音声情報の加算処理を行って、複数のユーザの発言
が同時に他のユーザに聞こえるようにした会議音声を作
成するシステムである。これにより、遠隔地に分散して
いる複数ユーザがあたかも一つの部屋に集まっている様
に会議を行う事ができる。
【0295】遠隔地にいる複数ユーザからの音声/動画
情報は、インタフェース点1から入力される。動画情報
の符号化方式としてMPEG3を採用する場合、圧縮さ
れた動画情報は40Mbps といった速度を持つので、1
50Mbps のインタフェース点の場合、4人分の動画情
報まで一つのインタフェース点から入力できる事にな
る。インタフェース点1から入力された遠隔地のユーザ
毎の音声/動画情報は、セル処理部1391、セルスイ
ッチ138、音声/画像デセル化部141を経由して、
マルチメディア・バス116のそれぞれ異なるタイムス
ロットに出力される。
情報は、インタフェース点1から入力される。動画情報
の符号化方式としてMPEG3を採用する場合、圧縮さ
れた動画情報は40Mbps といった速度を持つので、1
50Mbps のインタフェース点の場合、4人分の動画情
報まで一つのインタフェース点から入力できる事にな
る。インタフェース点1から入力された遠隔地のユーザ
毎の音声/動画情報は、セル処理部1391、セルスイ
ッチ138、音声/画像デセル化部141を経由して、
マルチメディア・バス116のそれぞれ異なるタイムス
ロットに出力される。
【0296】マルチメディア・バス116のタイムスロ
ットに乗せられたそれぞれの動画情報は、それぞれに対
応して設けられた復号化部127x、第2のAVセル化
部128xを経由し、それぞれ独立のAVセル流に変換
される。また、画像ブリッジシステムとして動作してい
るワークステーションを使用しているユーザの姿はカメ
ラ119にて撮影され、第3のAVセル化部131を経
由してAVセル流に変換され、動画像スイッチ125に
出力される。第2のAVセル化部128x及び第3のA
Vセル化部131から出力されたAVセル流は、動画像
スイッチ125においてクリッピング処理され、その結
果として会議画像が作成される。作成された会議画像は
動画像スイッチ125のコピー機能を用いて、第1のA
Vデセル化部129と第2のAVデセル化部132に渡
される。第1のAVデセル化部129に渡された会議画
像は符号化部130にて圧縮され、マルチメディア・バ
ス116のあるタイムスロットに出力される。
ットに乗せられたそれぞれの動画情報は、それぞれに対
応して設けられた復号化部127x、第2のAVセル化
部128xを経由し、それぞれ独立のAVセル流に変換
される。また、画像ブリッジシステムとして動作してい
るワークステーションを使用しているユーザの姿はカメ
ラ119にて撮影され、第3のAVセル化部131を経
由してAVセル流に変換され、動画像スイッチ125に
出力される。第2のAVセル化部128x及び第3のA
Vセル化部131から出力されたAVセル流は、動画像
スイッチ125においてクリッピング処理され、その結
果として会議画像が作成される。作成された会議画像は
動画像スイッチ125のコピー機能を用いて、第1のA
Vデセル化部129と第2のAVデセル化部132に渡
される。第1のAVデセル化部129に渡された会議画
像は符号化部130にて圧縮され、マルチメディア・バ
ス116のあるタイムスロットに出力される。
【0297】一方、インタフェース点から入力されマル
チメディア・バス116に乗せられた遠隔地のユーザの
音声情報は、汎用DSP118に送られる。また、画像
ブリッジシステムとして動作しているワークステーショ
ンを使用しているユーザが発生する音声は、マイク12
0により拾われ、第3のAVセル化部131から出力さ
れるAVセル流の音声チャネルに乗せられる。第3のA
Vセル化部131から出力されるAVセル流の音声チャ
ネルは、第1のAVデセル化部129に向けて出力され
ているAVセル流に乗せられ、第1のAVデセル化部1
29、符号化部130を経由して、マルチメディア・バ
スのあるタイムスロットに乗せられ、遠隔地のユーザか
らの音声と同様、汎用DSP118に送られる。
チメディア・バス116に乗せられた遠隔地のユーザの
音声情報は、汎用DSP118に送られる。また、画像
ブリッジシステムとして動作しているワークステーショ
ンを使用しているユーザが発生する音声は、マイク12
0により拾われ、第3のAVセル化部131から出力さ
れるAVセル流の音声チャネルに乗せられる。第3のA
Vセル化部131から出力されるAVセル流の音声チャ
ネルは、第1のAVデセル化部129に向けて出力され
ているAVセル流に乗せられ、第1のAVデセル化部1
29、符号化部130を経由して、マルチメディア・バ
スのあるタイムスロットに乗せられ、遠隔地のユーザか
らの音声と同様、汎用DSP118に送られる。
【0298】汎用DSP118は、遠隔地のユーザの音
声と、画像ブリッジシステムとして動作しているワーク
ステーションを使用しているユーザの音声とを足し合わ
せ、会議音声を作成する。作成された会議音声は、再度
マルチメディア・バス116のあるタイムスロットに出
力される。
声と、画像ブリッジシステムとして動作しているワーク
ステーションを使用しているユーザの音声とを足し合わ
せ、会議音声を作成する。作成された会議音声は、再度
マルチメディア・バス116のあるタイムスロットに出
力される。
【0299】復号化部127xのうちの一つは、マルチ
メディア・バス116から渡されている遠隔地のユーザ
のうちの一人の動画情報と同時に、汎用DSP118の
出力している会議音声を取り込む。該復号化部127x
は、該動画情報と該会議音声とから連続形式の音声/動
画情報を作成し、該復号化部127xに接続されている
AVセル化部128xに出力する。AVセル化部128
xは、会議音声を含む渡された連続形式の音声/動画情
報からAVセル流を作成して、動画像スイッチ125に
渡す。動画像スイッチ125は、第2のAVデセル化部
132へのAVセル流の音声チャネルに該会議音声を乗
せる。
メディア・バス116から渡されている遠隔地のユーザ
のうちの一人の動画情報と同時に、汎用DSP118の
出力している会議音声を取り込む。該復号化部127x
は、該動画情報と該会議音声とから連続形式の音声/動
画情報を作成し、該復号化部127xに接続されている
AVセル化部128xに出力する。AVセル化部128
xは、会議音声を含む渡された連続形式の音声/動画情
報からAVセル流を作成して、動画像スイッチ125に
渡す。動画像スイッチ125は、第2のAVデセル化部
132へのAVセル流の音声チャネルに該会議音声を乗
せる。
【0300】以上の動作によって、会議画像と会議音声
が第2のAVデセル化部132とマルチメディア・バス
116上のあるタイムスロットに出力される事になる。
第2のAVデセル化部132に渡された会議画像と会議
音声は、CRT駆動部133およびSP駆動部134を
経由してCRTディスプレイ122およびスピーカ12
3にそれぞれ出力される。一方、マルチメディア・バス
116のあるタイムスロットに出力された会議画像と会
議音声は、音声/画像セル化部140に渡され、セルス
イッチ125のコピー機能を用いてコピーが作成され、
複数のインタフェース点から出力される。
が第2のAVデセル化部132とマルチメディア・バス
116上のあるタイムスロットに出力される事になる。
第2のAVデセル化部132に渡された会議画像と会議
音声は、CRT駆動部133およびSP駆動部134を
経由してCRTディスプレイ122およびスピーカ12
3にそれぞれ出力される。一方、マルチメディア・バス
116のあるタイムスロットに出力された会議画像と会
議音声は、音声/画像セル化部140に渡され、セルス
イッチ125のコピー機能を用いてコピーが作成され、
複数のインタフェース点から出力される。
【0301】図28に示した情報の転送経路では、動画
像スイッチ125が持つ音声チャネル上の情報とピクセ
ル情報とのスイッチングを独立に実行できる機能、及び
動画像スイッチ125の画像クリッピング機能、汎用D
SP118を利用する事で、本実施例のワークステーシ
ョンが画像ブリッジシステムとして動作できる。ここで
必要なハードウェアの拡張は、複数個の復号化部127
x、第2のAVセル化部128xをマルチメディア・バ
ス116と動画像スイッチ125の間に独立して設ける
だけであり、本発明の有効性が顕著に現れたアプリケー
ションとなっている。
像スイッチ125が持つ音声チャネル上の情報とピクセ
ル情報とのスイッチングを独立に実行できる機能、及び
動画像スイッチ125の画像クリッピング機能、汎用D
SP118を利用する事で、本実施例のワークステーシ
ョンが画像ブリッジシステムとして動作できる。ここで
必要なハードウェアの拡張は、複数個の復号化部127
x、第2のAVセル化部128xをマルチメディア・バ
ス116と動画像スイッチ125の間に独立して設ける
だけであり、本発明の有効性が顕著に現れたアプリケー
ションとなっている。
【0302】次に、本実施例のワークステーションの実
装方法の一例について説明する。図29に、本実施例の
ワークステーションにおける各機能要素の基板への分配
法の一例を示す。同図において、2201は、マイクロ
プロセッサ101、ブートROM103等が実装された
プロセッサボード、2202は、メインメモリ102が
実装されたメモリボード、2203は、汎用DSP11
8の実装された汎用DSPボード、2204は、テープ
INF114、第1のディスクINF115等が実装さ
れたディスク/テープINFボード、2205は、フレ
ームメモリ105、グラフィックコントローラ124等
が実装されたグラフィックボード、2206は、コンテ
ィニュアスメディア用テープ装置121対応の第3のA
Vデセル化部135、第4のAVセル化部136等の実
装されたコンティニュアスメディア用テープ装置INF
ボード、2207は、MPEG3用の符号化部127、
復号化部130等の実装されたMPEG3ボード、22
08は、カメラ119/マイク120対応の第3のAV
セル化部131等の実装されたカメラ/マイクINFボ
ード、2209は、音声/画像セル化部140、音声/
画像デセル化部141等の実装された画像系AALボー
ド、2210は、文字系セル化部142、文字系デセル
化部143等の実装された文字系AALボード、221
1は、セル処理部139xの実装されたセル処理ボード
である。
装方法の一例について説明する。図29に、本実施例の
ワークステーションにおける各機能要素の基板への分配
法の一例を示す。同図において、2201は、マイクロ
プロセッサ101、ブートROM103等が実装された
プロセッサボード、2202は、メインメモリ102が
実装されたメモリボード、2203は、汎用DSP11
8の実装された汎用DSPボード、2204は、テープ
INF114、第1のディスクINF115等が実装さ
れたディスク/テープINFボード、2205は、フレ
ームメモリ105、グラフィックコントローラ124等
が実装されたグラフィックボード、2206は、コンテ
ィニュアスメディア用テープ装置121対応の第3のA
Vデセル化部135、第4のAVセル化部136等の実
装されたコンティニュアスメディア用テープ装置INF
ボード、2207は、MPEG3用の符号化部127、
復号化部130等の実装されたMPEG3ボード、22
08は、カメラ119/マイク120対応の第3のAV
セル化部131等の実装されたカメラ/マイクINFボ
ード、2209は、音声/画像セル化部140、音声/
画像デセル化部141等の実装された画像系AALボー
ド、2210は、文字系セル化部142、文字系デセル
化部143等の実装された文字系AALボード、221
1は、セル処理部139xの実装されたセル処理ボード
である。
【0303】図29に示すようにボード単位の機能配分
を行うと、本実施例のワークステーションは図30に示
すような構造を持つバックパネルにより実装することが
できる。即ち、同図に示すように本実施例のワークステ
ーションは主バス104、周辺バス110、マルチメデ
ィア・バス116用の布線を行い、さらに動画像スイッ
チ125とセルスイッチ126とを配したバックパネル
に、上述のボードを挿入する事で実装できる。
を行うと、本実施例のワークステーションは図30に示
すような構造を持つバックパネルにより実装することが
できる。即ち、同図に示すように本実施例のワークステ
ーションは主バス104、周辺バス110、マルチメデ
ィア・バス116用の布線を行い、さらに動画像スイッ
チ125とセルスイッチ126とを配したバックパネル
に、上述のボードを挿入する事で実装できる。
【0304】一般的に、複数の情報送出デバイスと情報
受信デバイスが接続されるバス構造は、その物理的な布
線長が延びるに従って最大動作周波数が低下するという
傾向を持つ。図39に示したバックパネル構造は、この
バス構造の性質を考えに入れて構成されている。すなわ
ち、ワークステーション全体のスループットを決める主
バス104は高い周波数にて動作できるようにバックパ
ネルの一部に布線し、主バス104に比して低い周波数
で動作させれば良いがシステム全体に情報を転送する役
割を持つ周辺バス110とマルチメディア・バス116
とをバックパネル全体に布線している。また、主バス1
04より高い周波数で動作する必要のあるセルスイッチ
138と各基板との間の布線、及び動画像スイッチ12
5と各基板との間の布線はいわゆるポイント−ポイント
形の布線となっている。
受信デバイスが接続されるバス構造は、その物理的な布
線長が延びるに従って最大動作周波数が低下するという
傾向を持つ。図39に示したバックパネル構造は、この
バス構造の性質を考えに入れて構成されている。すなわ
ち、ワークステーション全体のスループットを決める主
バス104は高い周波数にて動作できるようにバックパ
ネルの一部に布線し、主バス104に比して低い周波数
で動作させれば良いがシステム全体に情報を転送する役
割を持つ周辺バス110とマルチメディア・バス116
とをバックパネル全体に布線している。また、主バス1
04より高い周波数で動作する必要のあるセルスイッチ
138と各基板との間の布線、及び動画像スイッチ12
5と各基板との間の布線はいわゆるポイント−ポイント
形の布線となっている。
【0305】ここで、セルスイッチ138および動画像
スイッチ125をバックパネルに配したので、コネクタ
のピン数が足りなくてセルスイッチ138や動画像スイ
ッチ125と各基板を接続する事ができない、いわゆる
コネクタネックを回避出来ている。
スイッチ125をバックパネルに配したので、コネクタ
のピン数が足りなくてセルスイッチ138や動画像スイ
ッチ125と各基板を接続する事ができない、いわゆる
コネクタネックを回避出来ている。
【0306】図30に示した基板単位の機能配分による
と、それぞれのボードは、1)セルスイッチ126と周
辺バス110とマルチメディア・バス116に接続され
る種類、2)動画像スイッチ125と周辺バス110と
マルチメディア・バス116に接続される種類、3)主
バス101と動画像スイッチ125に接続される種類、
4)主バス101のみに接続される種類、5)マルチメ
ディア・バス116のみに接続される種類の5種類に分
類され、動画像スイッチ125とセルスイッチ138に
同時に接続される基板はない。そこで、動画像スイッチ
125の入出力端子が接続されるコネクタと、セルスイ
ッチ138の入出力端子が接続されるコネクタを物理的
に異なるものとする事ができる。
と、それぞれのボードは、1)セルスイッチ126と周
辺バス110とマルチメディア・バス116に接続され
る種類、2)動画像スイッチ125と周辺バス110と
マルチメディア・バス116に接続される種類、3)主
バス101と動画像スイッチ125に接続される種類、
4)主バス101のみに接続される種類、5)マルチメ
ディア・バス116のみに接続される種類の5種類に分
類され、動画像スイッチ125とセルスイッチ138に
同時に接続される基板はない。そこで、動画像スイッチ
125の入出力端子が接続されるコネクタと、セルスイ
ッチ138の入出力端子が接続されるコネクタを物理的
に異なるものとする事ができる。
【0307】以上の様に各基板の機能配備を行い、また
バックパネルを構成する事で、1)例えば画像ブリッジ
への応用で説明した様に複数のMPEG3ボードが必要
なワークステーションのみに必要数のMPEG3ボード
を実装できる、2)例えばコンティニュアスメディア用
テープ装置121がワークステーション導入時はNTS
C対応だったものをHDTV対応にバージョン・アップ
することが出来る、3)MPEG3ボードの代わりに、
例えばMPEG2と呼ばれる符号化方式に対応するボー
ドを開発し、動画像スイッチ125とマルチメディア・
バス116の間に挿入する事で、MPEG3のみならず
MPEG2にも対応する事ができる、といったごとく、
必要な位置に必要な機能を配すことが可能になり、また
種々の音声/画像符号化の変更に柔軟に対応できるよう
になる。
バックパネルを構成する事で、1)例えば画像ブリッジ
への応用で説明した様に複数のMPEG3ボードが必要
なワークステーションのみに必要数のMPEG3ボード
を実装できる、2)例えばコンティニュアスメディア用
テープ装置121がワークステーション導入時はNTS
C対応だったものをHDTV対応にバージョン・アップ
することが出来る、3)MPEG3ボードの代わりに、
例えばMPEG2と呼ばれる符号化方式に対応するボー
ドを開発し、動画像スイッチ125とマルチメディア・
バス116の間に挿入する事で、MPEG3のみならず
MPEG2にも対応する事ができる、といったごとく、
必要な位置に必要な機能を配すことが可能になり、また
種々の音声/画像符号化の変更に柔軟に対応できるよう
になる。
【0308】なお、主バス101と動画像スイッチ12
5とに同時に接続されるグラフィックボード2205を
挿入する為に、主バス104、周辺バス110、マルチ
メディア・バス116、動画像スイッチ125の1入出
力端が接続されたコネクタが存在するが、ワークステー
ションには必ずグラフィックボードが必要なので、グラ
フィックボードの実装位置は固定で構わない。
5とに同時に接続されるグラフィックボード2205を
挿入する為に、主バス104、周辺バス110、マルチ
メディア・バス116、動画像スイッチ125の1入出
力端が接続されたコネクタが存在するが、ワークステー
ションには必ずグラフィックボードが必要なので、グラ
フィックボードの実装位置は固定で構わない。
【0309】また、新しいマイクロプロセッサが開発さ
れた場合も、プロセッサボード2201を更新すれば該
新しいマイクロプロセッサに容易に移行可能で、ダウン
サイジングの恩恵を容易に取り入れる事ができる。
れた場合も、プロセッサボード2201を更新すれば該
新しいマイクロプロセッサに容易に移行可能で、ダウン
サイジングの恩恵を容易に取り入れる事ができる。
【0310】さらに、図30に示すように複数のセル処
理ボードを一つのワークステーションに実装できる事か
ら、一つのワークステーションが複数のインタフェース
点を持つ事ができるようになる。このことから、図31
に示すようにあるユーザが最初は1台だけワークステー
ションを導入し(a)、その後、該ワークステーション
の需要が増えるに従って、複数のワークステーションを
導入し(b)、かつそれらを繋ぎ合わせてネットワーキ
ングを行う(c)、といった事が容易に行えるようにな
る。図31において、TB 点は公衆網と該ワークステー
ションとのインタフェース点であり、155Mbps とい
う速度を持っている。また、SB 点は該ワークステーシ
ョン同士もしくは該ワークステーションと別のATM端
末とのインタフェース点であり、同様に155Mbps と
いう速度を持っている。
理ボードを一つのワークステーションに実装できる事か
ら、一つのワークステーションが複数のインタフェース
点を持つ事ができるようになる。このことから、図31
に示すようにあるユーザが最初は1台だけワークステー
ションを導入し(a)、その後、該ワークステーション
の需要が増えるに従って、複数のワークステーションを
導入し(b)、かつそれらを繋ぎ合わせてネットワーキ
ングを行う(c)、といった事が容易に行えるようにな
る。図31において、TB 点は公衆網と該ワークステー
ションとのインタフェース点であり、155Mbps とい
う速度を持っている。また、SB 点は該ワークステーシ
ョン同士もしくは該ワークステーションと別のATM端
末とのインタフェース点であり、同様に155Mbps と
いう速度を持っている。
【0311】ワークステーション間の接続形態は、図3
1に示した様な形態の他に、いわゆるハイパーキューブ
形等も考えられるが、この接続形態は複数接続したワー
クステーション群上で実行されるアプリケーションや、
ワークステーション群の任意の二つのワークステーショ
ン間の通信の信頼性を向上させる為持たせる冗長経路と
いったものによって、その最適な形態が変化する。この
ため、一般的にはユーザが任意に接続形態を設計できる
事が望ましい。
1に示した様な形態の他に、いわゆるハイパーキューブ
形等も考えられるが、この接続形態は複数接続したワー
クステーション群上で実行されるアプリケーションや、
ワークステーション群の任意の二つのワークステーショ
ン間の通信の信頼性を向上させる為持たせる冗長経路と
いったものによって、その最適な形態が変化する。この
ため、一般的にはユーザが任意に接続形態を設計できる
事が望ましい。
【0312】図31(c)で示した導入中期を越える
と、マルチメディアアプリケーションが発達して、ワー
クステーション間の伝送速度が155Mbps では足りな
くなる事も考えられる。本実施例のワークステーション
は、この状況にも容易に対応する事ができる。即ち、図
32に示すようにセルスイッチ138およびセル処理部
139xを高速化することで、155Mbps よりも早
い、例えば2.4Gbps といった速度を持つSB 点を容
易に実現可能である。これによって公衆網で2.4Gbp
s サービスが開始される以前に、2.4Gbps という伝
送速度が必要なアプリケーションを実行する事も可能に
なる。
と、マルチメディアアプリケーションが発達して、ワー
クステーション間の伝送速度が155Mbps では足りな
くなる事も考えられる。本実施例のワークステーション
は、この状況にも容易に対応する事ができる。即ち、図
32に示すようにセルスイッチ138およびセル処理部
139xを高速化することで、155Mbps よりも早
い、例えば2.4Gbps といった速度を持つSB 点を容
易に実現可能である。これによって公衆網で2.4Gbp
s サービスが開始される以前に、2.4Gbps という伝
送速度が必要なアプリケーションを実行する事も可能に
なる。
【0313】なお、本実施例で説明したワークステーシ
ョン群によるネットワーク間を接続する為に、ATM−
PBX、ATM−RINGといったATMベースのネッ
トワーク機器を使用する事も可能である。
ョン群によるネットワーク間を接続する為に、ATM−
PBX、ATM−RINGといったATMベースのネッ
トワーク機器を使用する事も可能である。
【0314】さらに、本実施例のワークステーションで
は新しいハードウェア資源を追加するのも容易である。
図33に示すように、例えばATMインタフェース点を
無線にするのであれば、セル処理部139iに無線IN
F147を接続すれば良い。また、復号化部127が動
画の拡大/縮小機能を持たない場合には、動画像スイッ
チ125の入出力端子に、連続形式の音声/動画情報の
ための動画像拡大/縮小処理部144を接続するといっ
た方法で動画像の拡大/縮小機能を追加することができ
る。
は新しいハードウェア資源を追加するのも容易である。
図33に示すように、例えばATMインタフェース点を
無線にするのであれば、セル処理部139iに無線IN
F147を接続すれば良い。また、復号化部127が動
画の拡大/縮小機能を持たない場合には、動画像スイッ
チ125の入出力端子に、連続形式の音声/動画情報の
ための動画像拡大/縮小処理部144を接続するといっ
た方法で動画像の拡大/縮小機能を追加することができ
る。
【0315】次に、本実施例のワークステーションにお
けるコンティニュアス情報を扱うハードウェア/ソフト
ウェアのネットワーキングを行う為のソフトウェア構造
について説明する。今まで述べて来たように、コンティ
ニュアス情報は連続したビット列からなり、該コンティ
ニュアス情報を処理する為には、その連続したビット列
をよどみなく処理できる能力が必要になる。
けるコンティニュアス情報を扱うハードウェア/ソフト
ウェアのネットワーキングを行う為のソフトウェア構造
について説明する。今まで述べて来たように、コンティ
ニュアス情報は連続したビット列からなり、該コンティ
ニュアス情報を処理する為には、その連続したビット列
をよどみなく処理できる能力が必要になる。
【0316】まず、ハードウェアについて述べると、連
続したビット列をよどみなく処理できる、いわゆるパイ
プライン技法を用いる事で、コンティニュアス情報を扱
う能力を持つハードウェアが実現可能である事は、今ま
で述べてきた通りである。
続したビット列をよどみなく処理できる、いわゆるパイ
プライン技法を用いる事で、コンティニュアス情報を扱
う能力を持つハードウェアが実現可能である事は、今ま
で述べてきた通りである。
【0317】一方、従来のワークステーションにおいて
は、全てのソフトウェアはOSの作成するマルチプロセ
ス環境下で実行される。マルチプロセス環境によって、
ユーザからはあたかもワークステーション上で複数個の
プログラムが同時に実行されているかのごとくに見える
ようになる。即ち、マルチプロセス環境により、ユーザ
はあるウィンド上でプログラムを作成しながら、別のウ
ィンド上でプログラムを実行してデバグする、といった
好ましい環境を手に入れる事ができ、これがワークステ
ーションを使い易くしている大きな要因の一つである。
は、全てのソフトウェアはOSの作成するマルチプロセ
ス環境下で実行される。マルチプロセス環境によって、
ユーザからはあたかもワークステーション上で複数個の
プログラムが同時に実行されているかのごとくに見える
ようになる。即ち、マルチプロセス環境により、ユーザ
はあるウィンド上でプログラムを作成しながら、別のウ
ィンド上でプログラムを実行してデバグする、といった
好ましい環境を手に入れる事ができ、これがワークステ
ーションを使い易くしている大きな要因の一つである。
【0318】良く知られている様に、OSの作成するマ
ルチプロセス環境はプロセススイッチングを行う事によ
って実現されているが、この為に一つのプロセスにマイ
クロプロセッサ101が割り当てられるタイミングと長
さは、一般的に予測不可能となる。ワークステーション
の使い易さの観点からマルチプロセス環境は必須である
事を考えると、従来のワークステーションのOS上でユ
ーザが実行させるプログラムには、連続したビット列を
よどみなく処理できる機能を持たせる事は不可能であ
る。
ルチプロセス環境はプロセススイッチングを行う事によ
って実現されているが、この為に一つのプロセスにマイ
クロプロセッサ101が割り当てられるタイミングと長
さは、一般的に予測不可能となる。ワークステーション
の使い易さの観点からマルチプロセス環境は必須である
事を考えると、従来のワークステーションのOS上でユ
ーザが実行させるプログラムには、連続したビット列を
よどみなく処理できる機能を持たせる事は不可能であ
る。
【0319】マルチプロセス環境の他に、ワークステー
ションを使い易くしている要因にネットワーキング機能
があることは前述した通りである。コンティニュアス情
報を扱うハードウェア/ソフトウェアのネットワーキン
グを行う為には、既存のワークステーションにおけるR
PCと同様、他のワークステーションにネットワークを
経由して、連続したビット列に対する処理を依頼できる
枠組みを取り込む事が必要である。
ションを使い易くしている要因にネットワーキング機能
があることは前述した通りである。コンティニュアス情
報を扱うハードウェア/ソフトウェアのネットワーキン
グを行う為には、既存のワークステーションにおけるR
PCと同様、他のワークステーションにネットワークを
経由して、連続したビット列に対する処理を依頼できる
枠組みを取り込む事が必要である。
【0320】本実施例においては、以下に述べる技術を
用いてマルチプロセス環境という望ましい環境下でコン
ティニュアス情報を扱うプログラムをユーザが記述可能
である様にし、また該コンティニュアス情報を扱うプロ
グラムのネットワーキングが可能である様にしている。
用いてマルチプロセス環境という望ましい環境下でコン
ティニュアス情報を扱うプログラムをユーザが記述可能
である様にし、また該コンティニュアス情報を扱うプロ
グラムのネットワーキングが可能である様にしている。
【0321】図34に、本実施例のワークステーション
におけるコンティニュアス情報を扱うプログラムの構造
を示す。同図において、2701は、ユーザプログラム
中の、コンティニュアス情報を発生する生産者プロセス
(第1のプロセス)、2702は、ユーザプログラム中
の、コンティニュアス情報の加工を行う加工者プロセス
(第2のプロセス)、2703は、ユーザプログラム中
の、コンティニュアス情報を受け取る消費者プロセス
(第3のプロセス)、2704は、コンティニュアス情
報を発生する能力を持つハードウェア資源の一つである
ディスク装置106を制御するディスク装置マネージャ
(資源管理部)、2705は、コンティニュアス情報を
加工する能力を持つハードウェア資源の一つである汎用
DSP118を制御するDSPマネージャ(資源管理
部)、2706は、コンテニュアス情報を受け取る能力
を持つハードウェア資源の一つであるCRTディスプレ
イ122を制御するCRTマネージャ(資源管理部)、
2707,2708は、周辺バス110、マルチメディ
ア・バス116、動画像スイッチ125およびセルスイ
ッチ138の使用状況を把握し、生産者プロセス270
1、加工者プロセス2702、消費者プロセス270
3、ディスク装置マネージャ2704、DSPマネージ
ャ2705およびCRTマネージャ2706の間を接続
してそれらの間の通信を制御する第1、第2の接続マネ
ージャ(接続管理部)である。
におけるコンティニュアス情報を扱うプログラムの構造
を示す。同図において、2701は、ユーザプログラム
中の、コンティニュアス情報を発生する生産者プロセス
(第1のプロセス)、2702は、ユーザプログラム中
の、コンティニュアス情報の加工を行う加工者プロセス
(第2のプロセス)、2703は、ユーザプログラム中
の、コンティニュアス情報を受け取る消費者プロセス
(第3のプロセス)、2704は、コンティニュアス情
報を発生する能力を持つハードウェア資源の一つである
ディスク装置106を制御するディスク装置マネージャ
(資源管理部)、2705は、コンティニュアス情報を
加工する能力を持つハードウェア資源の一つである汎用
DSP118を制御するDSPマネージャ(資源管理
部)、2706は、コンテニュアス情報を受け取る能力
を持つハードウェア資源の一つであるCRTディスプレ
イ122を制御するCRTマネージャ(資源管理部)、
2707,2708は、周辺バス110、マルチメディ
ア・バス116、動画像スイッチ125およびセルスイ
ッチ138の使用状況を把握し、生産者プロセス270
1、加工者プロセス2702、消費者プロセス270
3、ディスク装置マネージャ2704、DSPマネージ
ャ2705およびCRTマネージャ2706の間を接続
してそれらの間の通信を制御する第1、第2の接続マネ
ージャ(接続管理部)である。
【0322】なお、図34では本実施例のワークステー
ションでユーザが記述するプログラム(以下、ユーザプ
ログラムという)によってコンティニュアス情報を扱う
一例として、ディスク装置106から読み出したコンテ
ィニュアス情報を汎用DSP118で処理し(例えば動
画情報のエッジ検出)、その処理結果をCRTディスプ
レイ122上の一つのウィンド上に表示する、といった
状況を示している。
ションでユーザが記述するプログラム(以下、ユーザプ
ログラムという)によってコンティニュアス情報を扱う
一例として、ディスク装置106から読み出したコンテ
ィニュアス情報を汎用DSP118で処理し(例えば動
画情報のエッジ検出)、その処理結果をCRTディスプ
レイ122上の一つのウィンド上に表示する、といった
状況を示している。
【0323】上述した様に、マルチプロセス環境下でユ
ーザの作成するプログラムは、該プログラムにマイクロ
プロセッサ101が割り当てられるタイミングと長さが
決定できないので、直接、連続したビット列であるコン
ティニュアス情報を発生する/加工する/受け取る、と
いう能力を持たない。この問題を解決するため、本実施
例ではコンティニュアス情報を扱う為のユーザプログラ
ムは、コンティニュアス情報を扱う能力を持つハードウ
ェア資源を制御する、いわゆるマネージャに対して処理
を依頼する仕掛けを持つ。
ーザの作成するプログラムは、該プログラムにマイクロ
プロセッサ101が割り当てられるタイミングと長さが
決定できないので、直接、連続したビット列であるコン
ティニュアス情報を発生する/加工する/受け取る、と
いう能力を持たない。この問題を解決するため、本実施
例ではコンティニュアス情報を扱う為のユーザプログラ
ムは、コンティニュアス情報を扱う能力を持つハードウ
ェア資源を制御する、いわゆるマネージャに対して処理
を依頼する仕掛けを持つ。
【0324】処理を依頼する枠組みとは、例えば図34
に示した例では、(1) 生産者プロセス2701がディス
ク装置マネージャ2704に対して、コンティニュアス
情報を保持したファイルを読み出す事を依頼する、(2)
加工者プロセス2702がDSPマネージャ2705に
対して、ディスク装置マネージャ2704がディスク装
置106から読み出したコンティニュアス情報に予め定
められた処理のうちの一つ(例えば上述した動画情報の
エッジ検出)を行う事を依頼する、(3) 消費者プロセス
2703がCRTマネージャ2706に対して、汎用D
SP118によって処理されたコンティニュアス情報を
ウィンドの一つに表示する事を依頼するということがで
きる枠組みである。
に示した例では、(1) 生産者プロセス2701がディス
ク装置マネージャ2704に対して、コンティニュアス
情報を保持したファイルを読み出す事を依頼する、(2)
加工者プロセス2702がDSPマネージャ2705に
対して、ディスク装置マネージャ2704がディスク装
置106から読み出したコンティニュアス情報に予め定
められた処理のうちの一つ(例えば上述した動画情報の
エッジ検出)を行う事を依頼する、(3) 消費者プロセス
2703がCRTマネージャ2706に対して、汎用D
SP118によって処理されたコンティニュアス情報を
ウィンドの一つに表示する事を依頼するということがで
きる枠組みである。
【0325】各マネージャ2704〜2706は、ユー
ザプログラムからの依頼項目毎にスレッドを持ってい
る。スレッドとは、良く知られているように複数同時に
実行できるプログラムの実行単位であるという点におい
てはプロセスと同一であるが、複数のスレッドが同一の
メモリ空間上で実行されるという点においてプロセスと
は異なるものである。スレッドは、プロセスと比較して
コンテキストスイッチングに関わる処理が少なく、スレ
ッド間の通信に共有メモリが使用できるので、オーバー
ヘッドが小さいという利点を有しており、サーバ−クラ
イアントモデルのネットワークアプリケーションの実現
に向いている。ユーザの記述したプログラムは、前述
の、マネージャが持つ依頼項目毎のスレッドの一つを確
保することで、コンティニュアス情報を処理する能力を
得る。
ザプログラムからの依頼項目毎にスレッドを持ってい
る。スレッドとは、良く知られているように複数同時に
実行できるプログラムの実行単位であるという点におい
てはプロセスと同一であるが、複数のスレッドが同一の
メモリ空間上で実行されるという点においてプロセスと
は異なるものである。スレッドは、プロセスと比較して
コンテキストスイッチングに関わる処理が少なく、スレ
ッド間の通信に共有メモリが使用できるので、オーバー
ヘッドが小さいという利点を有しており、サーバ−クラ
イアントモデルのネットワークアプリケーションの実現
に向いている。ユーザの記述したプログラムは、前述
の、マネージャが持つ依頼項目毎のスレッドの一つを確
保することで、コンティニュアス情報を処理する能力を
得る。
【0326】以下、図34を参照しながら本実施例のワ
ークステーション上でユーザプログラムがコンティニュ
アス情報を処理する際の動作について、詳細に説明す
る。
ークステーション上でユーザプログラムがコンティニュ
アス情報を処理する際の動作について、詳細に説明す
る。
【0327】ユーザは、コンティニュアス情報に対して
施したい操作を分析し、その操作をコンティニュアス情
報を発生している部分と、コンティニュアス情報を加工
している部分と、コンティニュアス情報を受け取ってい
る部分とに分割する。例えば図34に示した例は、ディ
スク装置106からコンティニュアス情報を含むファイ
ルを読み出し、読み出したコンティニュアス情報を汎用
DSP118にて加工し、加工されたコンティニュアス
情報をCRTディスプレイ122上のウィンドに表示す
る、という操作であるので、コンティニュアス情報を発
生している部分はディスク装置106からファイルを読
み出す部分に、コンティニュアス情報を加工している部
分は汎用DSP118でのコンティニュアス情報に対す
る処理の部分に、コンティニュアス情報を受け取ってい
る部分はCRTディスプレイ122上のウィンドへの表
示の部分に、というように操作を分割できる。
施したい操作を分析し、その操作をコンティニュアス情
報を発生している部分と、コンティニュアス情報を加工
している部分と、コンティニュアス情報を受け取ってい
る部分とに分割する。例えば図34に示した例は、ディ
スク装置106からコンティニュアス情報を含むファイ
ルを読み出し、読み出したコンティニュアス情報を汎用
DSP118にて加工し、加工されたコンティニュアス
情報をCRTディスプレイ122上のウィンドに表示す
る、という操作であるので、コンティニュアス情報を発
生している部分はディスク装置106からファイルを読
み出す部分に、コンティニュアス情報を加工している部
分は汎用DSP118でのコンティニュアス情報に対す
る処理の部分に、コンティニュアス情報を受け取ってい
る部分はCRTディスプレイ122上のウィンドへの表
示の部分に、というように操作を分割できる。
【0328】ユーザは、コンティニュアス情報を発生し
ている部分を生産者プロセス、コンティニュアス情報の
加工を行う部分を加工者プロセス、コンティニュアス情
報を受け取っている部分を消費者プロセス、としてそれ
ぞれ記述する。この時、上述のコンティニュアス情報を
扱う能力を持つハードウェア資源のマネージャに対する
処理依頼の枠組みを使用する事になる。例えば、図34
に示した例であれば、コンティニュアス情報を含むファ
イルをディスク装置106から読み出す部分を生産者プ
ロセス2701として、ディスク装置106から読み出
したコンティニュアス情報を汎用DSP118にて加工
する部分を加工者プロセス2702として、また汎用D
SP118にて処理されたコンティニュアス情報をCR
Tディスプレイ122に表示する部分を消費者プロセス
2703として、それぞれ記述することになる。
ている部分を生産者プロセス、コンティニュアス情報の
加工を行う部分を加工者プロセス、コンティニュアス情
報を受け取っている部分を消費者プロセス、としてそれ
ぞれ記述する。この時、上述のコンティニュアス情報を
扱う能力を持つハードウェア資源のマネージャに対する
処理依頼の枠組みを使用する事になる。例えば、図34
に示した例であれば、コンティニュアス情報を含むファ
イルをディスク装置106から読み出す部分を生産者プ
ロセス2701として、ディスク装置106から読み出
したコンティニュアス情報を汎用DSP118にて加工
する部分を加工者プロセス2702として、また汎用D
SP118にて処理されたコンティニュアス情報をCR
Tディスプレイ122に表示する部分を消費者プロセス
2703として、それぞれ記述することになる。
【0329】この時、生産者プロセス2701はディス
ク装置マネージャ2704に該ファイルの読み出しを、
加工者プロセス2702はDSPマネージャ2705に
コンティニュアス情報の加工を、消費者プロセスはCR
Tマネージャ2706にコンティニュアス情報の表示
を、それぞれ依頼する様に記述される。これら生産者プ
ロセス/加工者プロセス/消費者プロセスの記述方法に
ついては、後で詳細に説明する。
ク装置マネージャ2704に該ファイルの読み出しを、
加工者プロセス2702はDSPマネージャ2705に
コンティニュアス情報の加工を、消費者プロセスはCR
Tマネージャ2706にコンティニュアス情報の表示
を、それぞれ依頼する様に記述される。これら生産者プ
ロセス/加工者プロセス/消費者プロセスの記述方法に
ついては、後で詳細に説明する。
【0330】ユーザは、生産者プロセス/加工者プロセ
ス/消費者プロセスのそれぞれのプログラミングが終了
したなら、それらをコンパイルし、実行する。
ス/消費者プロセスのそれぞれのプログラミングが終了
したなら、それらをコンパイルし、実行する。
【0331】ユーザの記述した生産者プロセス/加工者
プロセス/消費者プロセスが実行されると、それぞれの
プロセスはそれぞれのマネージャに処理を依頼すべく、
まずマネージャの持つ該プロセスが処理を依頼したいス
レッドを確保する。もし、該プロセスが処理を依頼する
スレッドが他のユーザプロセスによって確保されていた
なら、もしくは他のユーザプロセスが確保している別の
スレッドが使用しているハードウェア資源を確保しよう
としているスレッドも使用するなら、該プロセスの実行
は一旦停止されるか、もしくは強制終了される。例え
ば、図34に示した例では、生産者プロセス2701は
ディスク装置マネージャ2704の読み出しスレッド2
7041を、加工者プロセス2702はDSPマネージ
ャ2705のエッジ検出スレッド27051を、消費者
プロセス2703はCRTマネージャ2706のウィン
ド1管理スレッド27061をそれぞれ確保する。
プロセス/消費者プロセスが実行されると、それぞれの
プロセスはそれぞれのマネージャに処理を依頼すべく、
まずマネージャの持つ該プロセスが処理を依頼したいス
レッドを確保する。もし、該プロセスが処理を依頼する
スレッドが他のユーザプロセスによって確保されていた
なら、もしくは他のユーザプロセスが確保している別の
スレッドが使用しているハードウェア資源を確保しよう
としているスレッドも使用するなら、該プロセスの実行
は一旦停止されるか、もしくは強制終了される。例え
ば、図34に示した例では、生産者プロセス2701は
ディスク装置マネージャ2704の読み出しスレッド2
7041を、加工者プロセス2702はDSPマネージ
ャ2705のエッジ検出スレッド27051を、消費者
プロセス2703はCRTマネージャ2706のウィン
ド1管理スレッド27061をそれぞれ確保する。
【0332】次に、ユーザの記述した生産者プロセス/
加工者プロセス/消費者プロセスは、本実施例のワーク
ステーションが持つ接続マネージャに対し、自分達が確
保したスレッド間にコンティニュアス情報を転送できる
情報パスを設定する様依頼する。例えば、図34に示し
た例では、生産者プロセス2701と加工者プロセス2
702は、第1の接続マネージャ2707に対して、デ
ィスク装置マネージャ2704の読み出しスレッド27
041の情報出力ポートとDSPマネージャ2705の
エッジ検出スレッド27051の情報入力ポートとを接
続する事を依頼し、加工者プロセス2702と消費者プ
ロセス2703は、第2の接続マネージャ2708に対
して、DSPマネージャ2705のエッジ検出スレッド
27051の情報出力ポートとCRTマネージャ270
6のウィンド1管理スレッド27061とを接続する事
を依頼する。
加工者プロセス/消費者プロセスは、本実施例のワーク
ステーションが持つ接続マネージャに対し、自分達が確
保したスレッド間にコンティニュアス情報を転送できる
情報パスを設定する様依頼する。例えば、図34に示し
た例では、生産者プロセス2701と加工者プロセス2
702は、第1の接続マネージャ2707に対して、デ
ィスク装置マネージャ2704の読み出しスレッド27
041の情報出力ポートとDSPマネージャ2705の
エッジ検出スレッド27051の情報入力ポートとを接
続する事を依頼し、加工者プロセス2702と消費者プ
ロセス2703は、第2の接続マネージャ2708に対
して、DSPマネージャ2705のエッジ検出スレッド
27051の情報出力ポートとCRTマネージャ270
6のウィンド1管理スレッド27061とを接続する事
を依頼する。
【0333】ユーザの記述した生産者プロセス/加工者
プロセス/消費者プロセスから、マネージャのスレッド
間の接続依頼を受けると、第1の接続マネージャ270
7と第2の接続マネージャ2708は、周辺バス11
0、マルチメディア・バス116、動画像スイッチ12
5およびセルスイッチ138等を制御し、指定されたス
レッド間の情報転送経路を設定する。ここで、スレッド
間の情報転送経路は、物理的にはコンティニュアス情報
の処理能力を持つハードウェアの情報入出力ポート間
の、マルチメディア・バス116、動画像スイッチ12
5、セルスイッチ138上に設定された情報転送パスの
事である。この様なハードウェアの状態をユーザの記述
するソフトウェアから見るモデルとして、スレッド間に
情報転送経路を設定すると考える。
プロセス/消費者プロセスから、マネージャのスレッド
間の接続依頼を受けると、第1の接続マネージャ270
7と第2の接続マネージャ2708は、周辺バス11
0、マルチメディア・バス116、動画像スイッチ12
5およびセルスイッチ138等を制御し、指定されたス
レッド間の情報転送経路を設定する。ここで、スレッド
間の情報転送経路は、物理的にはコンティニュアス情報
の処理能力を持つハードウェアの情報入出力ポート間
の、マルチメディア・バス116、動画像スイッチ12
5、セルスイッチ138上に設定された情報転送パスの
事である。この様なハードウェアの状態をユーザの記述
するソフトウェアから見るモデルとして、スレッド間に
情報転送経路を設定すると考える。
【0334】このように、コンティニュアス情報の処理
を生産者プロセスと加工者プロセスと消費者プロセスと
に分割し、かつ、これらユーザ記述のプロセスをコンテ
ィニュアス情報を扱う能力を持つハードウェアを制御す
るマネージャに処理を依頼する形式で記述する事によ
り、生産者プロセス/加工者プロセス/消費者プロセス
/各ハードウェアのマネージャは、一つのワークステー
ションに配置されていても良いし、複数ワークステーシ
ョンに分散配置されていても良い事、即ちコンティニュ
アス情報を扱うハードウェア/ソフトウェアのネットワ
ーキングが可能となる。
を生産者プロセスと加工者プロセスと消費者プロセスと
に分割し、かつ、これらユーザ記述のプロセスをコンテ
ィニュアス情報を扱う能力を持つハードウェアを制御す
るマネージャに処理を依頼する形式で記述する事によ
り、生産者プロセス/加工者プロセス/消費者プロセス
/各ハードウェアのマネージャは、一つのワークステー
ションに配置されていても良いし、複数ワークステーシ
ョンに分散配置されていても良い事、即ちコンティニュ
アス情報を扱うハードウェア/ソフトウェアのネットワ
ーキングが可能となる。
【0335】接続マネージャはコンティニュアス情報を
扱うハードウェア/ソフトウェアのネットワーキングの
為に、一つのワークステーション毎に一つずつ準備され
るいわゆるデーモンプロセスの一種である。図34に示
した例では、第1の接続マネージャ2707と第2の接
続マネージャ2708が示されているので、生産者プロ
セス2701/加工者プロセス2702/消費者プロセ
ス2703は、二つのワークステーションに分散配置さ
れている事になる。ここで、加工者プロセス2702は
生産者プロセス2701と同じワークステーション上に
配置されていても良いし、消費者プロセス2703と同
じワークステーション上に配置されていても良い。加工
者プロセス2702は、第1の接続マネージャ2707
と第2の接続マネージャ2708の両方に接続依頼を行
う必要があるが、本実施例においては自分が配置されて
いないワークステーションの接続マネージャに接続を依
頼するときは、自分が配置されているワークステーショ
ンの接続マネージャを経由して依頼する事としている。
扱うハードウェア/ソフトウェアのネットワーキングの
為に、一つのワークステーション毎に一つずつ準備され
るいわゆるデーモンプロセスの一種である。図34に示
した例では、第1の接続マネージャ2707と第2の接
続マネージャ2708が示されているので、生産者プロ
セス2701/加工者プロセス2702/消費者プロセ
ス2703は、二つのワークステーションに分散配置さ
れている事になる。ここで、加工者プロセス2702は
生産者プロセス2701と同じワークステーション上に
配置されていても良いし、消費者プロセス2703と同
じワークステーション上に配置されていても良い。加工
者プロセス2702は、第1の接続マネージャ2707
と第2の接続マネージャ2708の両方に接続依頼を行
う必要があるが、本実施例においては自分が配置されて
いないワークステーションの接続マネージャに接続を依
頼するときは、自分が配置されているワークステーショ
ンの接続マネージャを経由して依頼する事としている。
【0336】例えば、加工者プロセス2702が第1の
接続マネージャ2707と同じワークステーションに配
置されている場合、加工者プロセス2702は、エッジ
検出スレッド27051の情報出力ポートとウィンド1
管理スレッド27061の情報入力ポートとを接続する
様、第1の接続マネージャ2707に依頼する。第1の
接続マネージャ2707は、加工者プロセスからの接続
依頼を受け、ウィンド1管理スレッド27061が自ワ
ークステーション内に存在しない事を確認すると、まず
第2の接続マネージャ2708と協調動作し、エッジ検
出スレッド27051の情報出力ポートとウィンド1管
理スレッド27061の情報入力ポートとを接続する。
この時、第1の接続マネージャ2707及び第2の接続
マネージャ2708は、自分の管理しているワークステ
ーション内のマルチメディア・バス116、動画像スイ
ッチ125、セルスイッチ138を制御して情報転送パ
スを設定する事になる。
接続マネージャ2707と同じワークステーションに配
置されている場合、加工者プロセス2702は、エッジ
検出スレッド27051の情報出力ポートとウィンド1
管理スレッド27061の情報入力ポートとを接続する
様、第1の接続マネージャ2707に依頼する。第1の
接続マネージャ2707は、加工者プロセスからの接続
依頼を受け、ウィンド1管理スレッド27061が自ワ
ークステーション内に存在しない事を確認すると、まず
第2の接続マネージャ2708と協調動作し、エッジ検
出スレッド27051の情報出力ポートとウィンド1管
理スレッド27061の情報入力ポートとを接続する。
この時、第1の接続マネージャ2707及び第2の接続
マネージャ2708は、自分の管理しているワークステ
ーション内のマルチメディア・バス116、動画像スイ
ッチ125、セルスイッチ138を制御して情報転送パ
スを設定する事になる。
【0337】これらコンティニュアス情報の転送パスの
制御とは、具体的にはマルチメディア・バス116であ
れば情報転送パス上の機能要素が情報を送出/受信する
タイムスロットを指定する事に相当し、動画像スイッチ
125であれば情報転送パス上のAVセル化部/AVデ
セル化部の持つ、プロセッサ101から設定可能な種々
のレジスタへ制御情報を書き込む事に相当し、セルスイ
ッチ138であれば情報転送パス上のセル処理部、音声
/画像セル化/デセル化機の持つ、プロセッサ101か
ら設定可能な種々のレジスタ/テーブルへ制御情報を書
き込む事に相当する。
制御とは、具体的にはマルチメディア・バス116であ
れば情報転送パス上の機能要素が情報を送出/受信する
タイムスロットを指定する事に相当し、動画像スイッチ
125であれば情報転送パス上のAVセル化部/AVデ
セル化部の持つ、プロセッサ101から設定可能な種々
のレジスタへ制御情報を書き込む事に相当し、セルスイ
ッチ138であれば情報転送パス上のセル処理部、音声
/画像セル化/デセル化機の持つ、プロセッサ101か
ら設定可能な種々のレジスタ/テーブルへ制御情報を書
き込む事に相当する。
【0338】第1の接続マネージャ2707と第2の接
続マネージャ2708は、生産者プロセス2701/加
工者プロセス2702/消費者プロセス2703から依
頼されたスレッド間の接続依頼が終了すると、依頼元の
プロセスに接続終了を通知する。生産者プロセス270
1、加工者プロセス2702、消費者プロセス2703
は、自分が配置されたワークステーション上の接続マネ
ージャを経由して互いに通信しており、それぞれが依頼
したスレッド間の接続が完了した事を知ると、それぞれ
の確保しているスレッドにコンティニュアス情報の処理
の開始を指示する。図34に示した例であれば、生産者
プロセス2701は読み出しスレッド27041にコン
ティニュアス情報を保持したファイルの読み出し開始
を、加工者プロセス2702はエッジ検出スレッド27
051にエッジ検出処理の開始を、消費者プロセス27
03はウィンド1管理スレッド27061に画面表示の
開始をそれぞれ指示する。これによりコンティニュアス
情報の処理が開始される。
続マネージャ2708は、生産者プロセス2701/加
工者プロセス2702/消費者プロセス2703から依
頼されたスレッド間の接続依頼が終了すると、依頼元の
プロセスに接続終了を通知する。生産者プロセス270
1、加工者プロセス2702、消費者プロセス2703
は、自分が配置されたワークステーション上の接続マネ
ージャを経由して互いに通信しており、それぞれが依頼
したスレッド間の接続が完了した事を知ると、それぞれ
の確保しているスレッドにコンティニュアス情報の処理
の開始を指示する。図34に示した例であれば、生産者
プロセス2701は読み出しスレッド27041にコン
ティニュアス情報を保持したファイルの読み出し開始
を、加工者プロセス2702はエッジ検出スレッド27
051にエッジ検出処理の開始を、消費者プロセス27
03はウィンド1管理スレッド27061に画面表示の
開始をそれぞれ指示する。これによりコンティニュアス
情報の処理が開始される。
【0339】コンティニュアス情報の処理中には、種々
の例外条件が発生する可能性がある。この例外条件は、
例えばディスク装置106で読み出しているファイルを
構成するブロックの一つが読み出しエラーを生じたと
か、読み出しているファイルの最後のブロックを読み出
したとか、汎用DSP118にて演算エラーが発生した
とかいうもので、それぞれのエラーの種別によってコン
ティニュアス情報の処理を継続するか、異常終了させて
それまでに作成したファイルを削除するか、正常終了さ
せるか、といった選択を行う必要がある。これらの選択
は、ユーザの記述する生産者プロセス2701、加工者
プロセス2702、消費者プロセス2703でプログラ
ムとして記述できる事が望ましい。この選択をプログラ
ムにて記述する為、本実施例のワークステーションにお
いては、それぞれのハードウェアのマネージャの、処理
を依頼されたスレッドが依頼元のプロセスの予め定めら
れた変数に予め定められた方法によってこれら異常状態
を設定できる枠組みを持っている。この枠組みは、例え
ばUNIXがワークステーションのOSとして採用され
ていたなら、シグナルと呼ばれる枠組みにて作成でき
る。この予め定められた変数に表示される依頼処理の実
行状態を参照する生産者プロセス/加工者プロセス/消
費者プロセスの記述法については、後ほど詳細に説明す
る。
の例外条件が発生する可能性がある。この例外条件は、
例えばディスク装置106で読み出しているファイルを
構成するブロックの一つが読み出しエラーを生じたと
か、読み出しているファイルの最後のブロックを読み出
したとか、汎用DSP118にて演算エラーが発生した
とかいうもので、それぞれのエラーの種別によってコン
ティニュアス情報の処理を継続するか、異常終了させて
それまでに作成したファイルを削除するか、正常終了さ
せるか、といった選択を行う必要がある。これらの選択
は、ユーザの記述する生産者プロセス2701、加工者
プロセス2702、消費者プロセス2703でプログラ
ムとして記述できる事が望ましい。この選択をプログラ
ムにて記述する為、本実施例のワークステーションにお
いては、それぞれのハードウェアのマネージャの、処理
を依頼されたスレッドが依頼元のプロセスの予め定めら
れた変数に予め定められた方法によってこれら異常状態
を設定できる枠組みを持っている。この枠組みは、例え
ばUNIXがワークステーションのOSとして採用され
ていたなら、シグナルと呼ばれる枠組みにて作成でき
る。この予め定められた変数に表示される依頼処理の実
行状態を参照する生産者プロセス/加工者プロセス/消
費者プロセスの記述法については、後ほど詳細に説明す
る。
【0340】ユーザの記述した生産者プロセス/加工者
プロセス/消費者プロセスの実行が終了する時には、こ
れらプロセスの使用していた種々の資源、ハードウェア
資源を管理するマネージャのスレッド、スレッド間を接
続する情報転送パス等が解放され、次の使用に備える。
プロセス/消費者プロセスの実行が終了する時には、こ
れらプロセスの使用していた種々の資源、ハードウェア
資源を管理するマネージャのスレッド、スレッド間を接
続する情報転送パス等が解放され、次の使用に備える。
【0341】以上、本実施例のワークステーションでの
コンティニュアス情報を処理するソフトウェアを記述す
るための枠組みと、その動作について詳細に説明した。
ここで、図34に示した例以外の生産者プロセス/加工
者プロセス/消費者プロセスの間の関係として、例えば
加工者プロセスが複数個タンデムに接続され、より複雑
な処理をコンティニュアス情報に加えるとか、生産者プ
ロセスが複数個あって、それらの出力する情報を加工者
プロセスによって予め定められた方法にて合成すると
か、消費者プロセスが複数個あって、一つの加工者プロ
セスの出力する情報を複数の消費者プロセスに渡すとい
った、より複雑な関係を設定することも可能である事に
注意が必要である。
コンティニュアス情報を処理するソフトウェアを記述す
るための枠組みと、その動作について詳細に説明した。
ここで、図34に示した例以外の生産者プロセス/加工
者プロセス/消費者プロセスの間の関係として、例えば
加工者プロセスが複数個タンデムに接続され、より複雑
な処理をコンティニュアス情報に加えるとか、生産者プ
ロセスが複数個あって、それらの出力する情報を加工者
プロセスによって予め定められた方法にて合成すると
か、消費者プロセスが複数個あって、一つの加工者プロ
セスの出力する情報を複数の消費者プロセスに渡すとい
った、より複雑な関係を設定することも可能である事に
注意が必要である。
【0342】さらに、図34においてはコンティニュア
ス情報を扱う能力を持つハードウェア資源を管理するマ
ネージャのスレッド間を接続マネージャが接続するとい
う枠組みで、コンティニュアス情報を扱うソフトウェア
を記述する一例を示しているが、この枠組みは以下に述
べる様に非コンティニュアス情報を扱うソフトウェアに
も適用可能である。
ス情報を扱う能力を持つハードウェア資源を管理するマ
ネージャのスレッド間を接続マネージャが接続するとい
う枠組みで、コンティニュアス情報を扱うソフトウェア
を記述する一例を示しているが、この枠組みは以下に述
べる様に非コンティニュアス情報を扱うソフトウェアに
も適用可能である。
【0343】非コンティニュアス情報を扱うソフトウェ
アは、マイクロプロセッサ101にて実行されるプロセ
スもしくはスレッドにて実現することができる。これら
プロセスもしくはスレッドをコンティニュアス情報を扱
うソフトウェアと同様、ユーザプログラムが確保し、か
つ該ユーザプログラムが接続マネージャに上述の非コン
ティニュアス情報を扱うプロセス/スレッド間を接続す
る様、依頼する。ここでワークステーション間に渡る通
信をATMインタフェースを経由して行う場合、接続マ
ネージャは文字系セル化/デセル化部、セルスイッチ、
セル処理部を制御し、ATMインタフェース点を介して
要求されたプロセス/スレッド間に情報転送経路を設定
する。
アは、マイクロプロセッサ101にて実行されるプロセ
スもしくはスレッドにて実現することができる。これら
プロセスもしくはスレッドをコンティニュアス情報を扱
うソフトウェアと同様、ユーザプログラムが確保し、か
つ該ユーザプログラムが接続マネージャに上述の非コン
ティニュアス情報を扱うプロセス/スレッド間を接続す
る様、依頼する。ここでワークステーション間に渡る通
信をATMインタフェースを経由して行う場合、接続マ
ネージャは文字系セル化/デセル化部、セルスイッチ、
セル処理部を制御し、ATMインタフェース点を介して
要求されたプロセス/スレッド間に情報転送経路を設定
する。
【0344】以上の様に、非コンティニュアス情報に対
してもユーザプログラムが処理を依頼する形式をとる
と、ATMインタフェース点を介したコンティニュアス
情報と非コンティニュアス情報の通信を接続マネージャ
によるスレッド間接続といった共通の枠組みにて記述す
る事が可能になる。なお、従来のワークステーションの
様に、非コンティニュアス情報についてはRPCと呼ば
れる枠組みにて通信を行うようアプリケーションを記述
する事にしても構わない。さらに、この時レイヤ2メッ
セージを文字系セル化/デセル化部を用いて、レイヤ2
メッセージをATMインタフェースを介して通信するよ
うにしても構わない。
してもユーザプログラムが処理を依頼する形式をとる
と、ATMインタフェース点を介したコンティニュアス
情報と非コンティニュアス情報の通信を接続マネージャ
によるスレッド間接続といった共通の枠組みにて記述す
る事が可能になる。なお、従来のワークステーションの
様に、非コンティニュアス情報についてはRPCと呼ば
れる枠組みにて通信を行うようアプリケーションを記述
する事にしても構わない。さらに、この時レイヤ2メッ
セージを文字系セル化/デセル化部を用いて、レイヤ2
メッセージをATMインタフェースを介して通信するよ
うにしても構わない。
【0345】また、図34の例では生産者プロセス/加
工者プロセス/消費者プロセスが処理を依頼するマネー
ジャが、それぞれのプロセスが配置されたワークステー
ションと同じワークステーションに配置されているとし
ていたが、それぞれのプロセスが処理を依頼するマネー
ジャは、別のワークステーションに配置されているもの
としても良い。この際には、処理を依頼するプロセス
と、処理を依頼されたマネージャのスレッドとの通信が
ワークステーション間に渡る事になる。この通信は、接
続マネージャによるプロセス/スレッド間の接続という
枠組みを使用しても良いし、RPCの枠組みを使用して
も良い。さらに、この通信はATMインタフェースを介
したものであっても良いし、イーサネットを介したもの
であっても良い。
工者プロセス/消費者プロセスが処理を依頼するマネー
ジャが、それぞれのプロセスが配置されたワークステー
ションと同じワークステーションに配置されているとし
ていたが、それぞれのプロセスが処理を依頼するマネー
ジャは、別のワークステーションに配置されているもの
としても良い。この際には、処理を依頼するプロセス
と、処理を依頼されたマネージャのスレッドとの通信が
ワークステーション間に渡る事になる。この通信は、接
続マネージャによるプロセス/スレッド間の接続という
枠組みを使用しても良いし、RPCの枠組みを使用して
も良い。さらに、この通信はATMインタフェースを介
したものであっても良いし、イーサネットを介したもの
であっても良い。
【0346】次に、コンティニュアス情報を処理するた
めにユーザが記述する生産者プロセス2701、加工者
プロセス2702、消費者プロセス2073の記述法に
ついて詳細に説明する。
めにユーザが記述する生産者プロセス2701、加工者
プロセス2702、消費者プロセス2073の記述法に
ついて詳細に説明する。
【0347】図35〜図37に、コンティニュアス情報
を処理するためのユーザプログラムの一例を示す。本実
施例において、ユーザはコンティニュアス情報を扱うハ
ードウェア資源のマネージャが持つスレッド間の通信路
を確保し、スレッド間で行われる通信を監視するという
プログラムを書く事で、コンティニュアス情報への処理
をプログラミングする。図35〜図37には、図347
に示した例での生産者プロセス2701のプログラム例
がC言語にて示されている。
を処理するためのユーザプログラムの一例を示す。本実
施例において、ユーザはコンティニュアス情報を扱うハ
ードウェア資源のマネージャが持つスレッド間の通信路
を確保し、スレッド間で行われる通信を監視するという
プログラムを書く事で、コンティニュアス情報への処理
をプログラミングする。図35〜図37には、図347
に示した例での生産者プロセス2701のプログラム例
がC言語にて示されている。
【0348】図35において符号S1で示される行のイ
ンクルードファイルは、以下で使用するマネージャのス
レッド確保の為の関数等、コンティニュアス情報を扱う
為の関数で使用される変数/関数の型宣言の記述された
ファイルであり、C言語の作法にのっとってコンティニ
ュアス情報を扱うプログラムでインクルードされる。符
号S2で示される行には、以下、コンティニュアス情報
を扱うための関数にて使用される変数の型宣言が記述さ
れている。ここでは、マネージャのスレッドへのポイン
タ、プロセス/スレッド間の通信に使用される変数等が
宣言される。プロセス/スレッド間の通信の実際の実現
方法は、OSによって異なるが、本発明の有効性には何
等影響を与えないので、特に限定せずに説明を進める。
この符号S2で示される行では、スレッドから自動的に
設定される変数も宣言され、該プログラム実行時の変数
のメモリ領域が確保される。
ンクルードファイルは、以下で使用するマネージャのス
レッド確保の為の関数等、コンティニュアス情報を扱う
為の関数で使用される変数/関数の型宣言の記述された
ファイルであり、C言語の作法にのっとってコンティニ
ュアス情報を扱うプログラムでインクルードされる。符
号S2で示される行には、以下、コンティニュアス情報
を扱うための関数にて使用される変数の型宣言が記述さ
れている。ここでは、マネージャのスレッドへのポイン
タ、プロセス/スレッド間の通信に使用される変数等が
宣言される。プロセス/スレッド間の通信の実際の実現
方法は、OSによって異なるが、本発明の有効性には何
等影響を与えないので、特に限定せずに説明を進める。
この符号S2で示される行では、スレッドから自動的に
設定される変数も宣言され、該プログラム実行時の変数
のメモリ領域が確保される。
【0349】ここで、本実施例においては、ユーザの記
述したプログラムがコンティニュアス情報を扱うハード
ウェアのマネージャの持つスレッド間の通信を監視する
ため、新しい変数の型、即ちある事象が発生するとセッ
トされ、ユーザプログラムから参照されない限りクリア
されない様な変数の型が新たに導入されている事に注意
が必要である。良く知られているように、既存技術の交
換機の制御プログラムにおいては、ハードウェアでエラ
ーが発生した事をプログラムが確実に知るために、上述
の様な変数が良く使用される。本実施例では、一般ユー
ザがプログラムから参照されるとクリアされるような変
数を使用してコンティニュアス情報を扱う処理を記述で
きるよう、C言語の様な高級言語のレベルにまでこの様
な型の変数を導入している。
述したプログラムがコンティニュアス情報を扱うハード
ウェアのマネージャの持つスレッド間の通信を監視する
ため、新しい変数の型、即ちある事象が発生するとセッ
トされ、ユーザプログラムから参照されない限りクリア
されない様な変数の型が新たに導入されている事に注意
が必要である。良く知られているように、既存技術の交
換機の制御プログラムにおいては、ハードウェアでエラ
ーが発生した事をプログラムが確実に知るために、上述
の様な変数が良く使用される。本実施例では、一般ユー
ザがプログラムから参照されるとクリアされるような変
数を使用してコンティニュアス情報を扱う処理を記述で
きるよう、C言語の様な高級言語のレベルにまでこの様
な型の変数を導入している。
【0350】事象が発生した事をプログラムから参照さ
れるまで保持し、参照後クリアされる型には、例えばエ
ラーが発生したことを示すフラグに使用される単なる変
数と、例えばエラーが発生した回数をカウントしている
カウンタの2種類がある。また、従来の変数の様に参照
しただけでは値の変化しない様な型も考えられ、これに
も、何らかの事象が発生したことを示すための単なる変
数と、何らかの事象が発生した回数を示すカウンタの2
種類が考えられる。コンティニュアス情報を扱うハード
ウェアを管理するマネージャのスレッドが設定する可能
性のある、ユーザプログラム内の変数の為に、都合4種
の型が準備される。これら4種の型のうちのどれを使用
するかは、スレッドが設定する情報の意味によって決ま
る。例えば、フレーム同期外れといった、起こっても短
時間で変化する様なエラーを示すには、事象が発生した
らセットされ、プログラムから参照されるとクリアされ
る様な変数が望ましい。
れるまで保持し、参照後クリアされる型には、例えばエ
ラーが発生したことを示すフラグに使用される単なる変
数と、例えばエラーが発生した回数をカウントしている
カウンタの2種類がある。また、従来の変数の様に参照
しただけでは値の変化しない様な型も考えられ、これに
も、何らかの事象が発生したことを示すための単なる変
数と、何らかの事象が発生した回数を示すカウンタの2
種類が考えられる。コンティニュアス情報を扱うハード
ウェアを管理するマネージャのスレッドが設定する可能
性のある、ユーザプログラム内の変数の為に、都合4種
の型が準備される。これら4種の型のうちのどれを使用
するかは、スレッドが設定する情報の意味によって決ま
る。例えば、フレーム同期外れといった、起こっても短
時間で変化する様なエラーを示すには、事象が発生した
らセットされ、プログラムから参照されるとクリアされ
る様な変数が望ましい。
【0351】図36の符号S3で示される行で、ユーザ
の記述するプログラムがコンティニュアス情報を処理す
る能力を持つハードウェア資源の管理を行うマネージャ
のスレッドを確保する。ここで、ダブルクォーテーショ
ンにて囲まれた文字列は、ネットワーク上で有効な名前
であるが、これは図36に示した様にプログラムで明示
的に記述されても良いし、ネットワークの持つネームサ
ービスの助けを借りてプログラム実行時に得るようにし
ても良い。
の記述するプログラムがコンティニュアス情報を処理す
る能力を持つハードウェア資源の管理を行うマネージャ
のスレッドを確保する。ここで、ダブルクォーテーショ
ンにて囲まれた文字列は、ネットワーク上で有効な名前
であるが、これは図36に示した様にプログラムで明示
的に記述されても良いし、ネットワークの持つネームサ
ービスの助けを借りてプログラム実行時に得るようにし
ても良い。
【0352】符号S4で示される行では、ユーザの記述
するプログラムと、該プログラムが接続処理を依頼した
いワークステーションの接続マネージャとの通信経路を
確立している。
するプログラムと、該プログラムが接続処理を依頼した
いワークステーションの接続マネージャとの通信経路を
確立している。
【0353】符号S5で示される行では、ユーザが記述
するプログラムにおいて、該プログラムが確保するスレ
ッドと通信を行うスレッドを確保するプログラムが接続
マネージャとの通信経路を確立するまでウェイトしてい
る。例えば、図34に示した生産者プロセス2701で
は、加工者プロセス2702と接続マネージャを経由し
て通信する必要があるので、図36では加工者プロセス
2702が接続マネージャと通信経路を確立するまでウ
ェイトする。
するプログラムにおいて、該プログラムが確保するスレ
ッドと通信を行うスレッドを確保するプログラムが接続
マネージャとの通信経路を確立するまでウェイトしてい
る。例えば、図34に示した生産者プロセス2701で
は、加工者プロセス2702と接続マネージャを経由し
て通信する必要があるので、図36では加工者プロセス
2702が接続マネージャと通信経路を確立するまでウ
ェイトする。
【0354】ここで、通信相手となるプロセスの名前を
得る必要があるが、これは図36に示した様に明示的に
プログラム中で記述しても良いし、ネットワークのネー
ムサービスから得ても良い。さらに、例えば本実施例の
ワークステーションのOSがUNIXであれば、生産者
プロセス、加工者プロセス、消費者プロセスを一つの親
プロセスがフォーク操作にて作成し、該作成した各プロ
セスに親プロセスがプロセスIDを通知し、生産者プロ
セス/加工者プロセス/消費者プロセスは、親プロセス
から通知されるプロセスIDを基にして通信先のプロセ
スを知るという様にしても良い。
得る必要があるが、これは図36に示した様に明示的に
プログラム中で記述しても良いし、ネットワークのネー
ムサービスから得ても良い。さらに、例えば本実施例の
ワークステーションのOSがUNIXであれば、生産者
プロセス、加工者プロセス、消費者プロセスを一つの親
プロセスがフォーク操作にて作成し、該作成した各プロ
セスに親プロセスがプロセスIDを通知し、生産者プロ
セス/加工者プロセス/消費者プロセスは、親プロセス
から通知されるプロセスIDを基にして通信先のプロセ
スを知るという様にしても良い。
【0355】符号S6で示される行では、ユーザの記述
するプログラムが確保するスレッド間に通信路を設定す
る事を接続マネージャに依頼し、図37の符号S7で示
される行では自分の確保したスレッドに、コンティニュ
アス情報の処理(図37に示した例では、コンティニュ
アス情報を含むファイルの読み出し)を行う前処理(図
37に示した例では、コンティニュアス情報を含むファ
イルのオープン)を行う事を依頼している。
するプログラムが確保するスレッド間に通信路を設定す
る事を接続マネージャに依頼し、図37の符号S7で示
される行では自分の確保したスレッドに、コンティニュ
アス情報の処理(図37に示した例では、コンティニュ
アス情報を含むファイルの読み出し)を行う前処理(図
37に示した例では、コンティニュアス情報を含むファ
イルのオープン)を行う事を依頼している。
【0356】以上で、図35〜図37に示したプログラ
ムで記述しようとしているコンティニュアス情報処理の
前準備が済んだので、その事を図37の符号S8で示さ
れた行で接続マネージャに宣言し、符号S9で通信相手
のプロセスでの準備(図37に示した例では、加工者プ
ロセスでのスレッド間の通信経路確保等)が終了するま
でウエィトしている。その後、符号S10で確保してい
るスレッドにコンティニュアス情報の処理開始を依頼し
(図37に示した例では、コンティニュアス情報を含む
ファイルの読み出し開始を依頼)、コンティニュアス情
報の処理を開始させる。
ムで記述しようとしているコンティニュアス情報処理の
前準備が済んだので、その事を図37の符号S8で示さ
れた行で接続マネージャに宣言し、符号S9で通信相手
のプロセスでの準備(図37に示した例では、加工者プ
ロセスでのスレッド間の通信経路確保等)が終了するま
でウエィトしている。その後、符号S10で確保してい
るスレッドにコンティニュアス情報の処理開始を依頼し
(図37に示した例では、コンティニュアス情報を含む
ファイルの読み出し開始を依頼)、コンティニュアス情
報の処理を開始させる。
【0357】符号S11で示される行では、依頼したコ
ンティニュアス情報の処理の実行状態を無限ループにて
監視している。即ち、図25の符号S2で示された行で
宣言した、確保したスレッドからセットされる変数を参
照し、コンティニュアス情報の処理の実行状態を把握す
る。これにより、例えば図35〜図37に示した指定さ
れたファイルの読み出しが終了することで該プログラム
の実行を終了させる、といった様なコンティニュアス情
報の処理に同期したユーザプロセスの動作が可能にな
る。
ンティニュアス情報の処理の実行状態を無限ループにて
監視している。即ち、図25の符号S2で示された行で
宣言した、確保したスレッドからセットされる変数を参
照し、コンティニュアス情報の処理の実行状態を把握す
る。これにより、例えば図35〜図37に示した指定さ
れたファイルの読み出しが終了することで該プログラム
の実行を終了させる、といった様なコンティニュアス情
報の処理に同期したユーザプロセスの動作が可能にな
る。
【0358】ファイルの読み出しが終了すると、プログ
ラムの実行は符号S12で示されると符号を付けた行に
移る。ここでは、今まで確保してきた、例えば接続マネ
ージャとの通信経路であるとか、コンティニュアス情報
を扱う能力を持つマネージャのスレッドであるとか、と
いった資源を解放する処理が行われ、当該プログラムの
実行が終了する。
ラムの実行は符号S12で示されると符号を付けた行に
移る。ここでは、今まで確保してきた、例えば接続マネ
ージャとの通信経路であるとか、コンティニュアス情報
を扱う能力を持つマネージャのスレッドであるとか、と
いった資源を解放する処理が行われ、当該プログラムの
実行が終了する。
【0359】なお、図35〜図37では簡単のために、
例えば符号Sで示される行で実行されるスレッドの確保
に失敗した時どうするかといった、例外処理については
例示してないが、これは、例えば“get_threa
d”関数の戻り値がスレッドの確保に失敗したことを示
す場合の挙動をif文のボディ部で記述する、といった
従来からのC言語でのプログラミングスタイルを踏襲す
ることが可能である。
例えば符号Sで示される行で実行されるスレッドの確保
に失敗した時どうするかといった、例外処理については
例示してないが、これは、例えば“get_threa
d”関数の戻り値がスレッドの確保に失敗したことを示
す場合の挙動をif文のボディ部で記述する、といった
従来からのC言語でのプログラミングスタイルを踏襲す
ることが可能である。
【0360】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればコ
ンティニュアス情報を処理する能力を持つ複数のハード
ウェア資源をそれぞれ個別に管理する資源管理手段に対
して、コンティニュアス情報を処理するためのユーザプ
ログラムに従ってコンティニュアス情報の処理を個別に
依頼する形式をとることで、各々の資源管理手段や各々
のハードウェア資源が同じワークステーションなどの情
報処理装置上に存在する必要はなくなり、コンティニュ
アス情報を扱うハードウェア資源やソフトウェアのネッ
トワーキングが可能となる。
ンティニュアス情報を処理する能力を持つ複数のハード
ウェア資源をそれぞれ個別に管理する資源管理手段に対
して、コンティニュアス情報を処理するためのユーザプ
ログラムに従ってコンティニュアス情報の処理を個別に
依頼する形式をとることで、各々の資源管理手段や各々
のハードウェア資源が同じワークステーションなどの情
報処理装置上に存在する必要はなくなり、コンティニュ
アス情報を扱うハードウェア資源やソフトウェアのネッ
トワーキングが可能となる。
【0361】しかも、これらのハードウェア資源間の接
続関係を管理する接続管理手段に対して、コンティニュ
アス情報を処理するためのユーザプログラムに従って、
処理が依頼されたハードウェア資源間の接続を依頼する
形式をとることで、これらのハードウェア資源間を該ハ
ードウェアのスループットに従って任意に接続すること
が可能となり、またこれらのハードウェア資源の入出力
するコンティニュアス情報を予め定められた統一形式と
し、その入出力されるコンティニュアス情報を転送する
情報転送パスを上位の制御主体の制御に従って任意の入
出力端間に設定するスイッチ手段を設けることにより、
ワークステーションの本来の特質である規模・サービス
の拡張容易性および性能向上容易性を保持することがで
きる。
続関係を管理する接続管理手段に対して、コンティニュ
アス情報を処理するためのユーザプログラムに従って、
処理が依頼されたハードウェア資源間の接続を依頼する
形式をとることで、これらのハードウェア資源間を該ハ
ードウェアのスループットに従って任意に接続すること
が可能となり、またこれらのハードウェア資源の入出力
するコンティニュアス情報を予め定められた統一形式と
し、その入出力されるコンティニュアス情報を転送する
情報転送パスを上位の制御主体の制御に従って任意の入
出力端間に設定するスイッチ手段を設けることにより、
ワークステーションの本来の特質である規模・サービス
の拡張容易性および性能向上容易性を保持することがで
きる。
【0362】さらに、コンティニュアス情報と非コンテ
ィニュアス情報をそれぞれ転送する情報転送パスを明確
に分け、コンティニュアス情報を処理する能力を持つ複
数のハードウェア資源をコンティニュアス情報を転送す
る第1の情報転送パス上に配することで、コンティニュ
アス情報の処理中でも非コンティニュアス情報の処理の
応答性が低下せず、使い易いユーザインタフェースとい
うワークステーションのもう一つの特質を備えた情報処
理システムを提供することができる。
ィニュアス情報をそれぞれ転送する情報転送パスを明確
に分け、コンティニュアス情報を処理する能力を持つ複
数のハードウェア資源をコンティニュアス情報を転送す
る第1の情報転送パス上に配することで、コンティニュ
アス情報の処理中でも非コンティニュアス情報の処理の
応答性が低下せず、使い易いユーザインタフェースとい
うワークステーションのもう一つの特質を備えた情報処
理システムを提供することができる。
【図1】本発明に係る情報処理システムの基本構成を概
念的に示す図
念的に示す図
【図2】本発明の一実施例に係るワークステーションの
構成を示す図
構成を示す図
【図3】同実施例におけるフレームメモリのラスタイメ
ージを示す図
ージを示す図
【図4】同実施例におけるマルチメディア・バス上の情
報転送構造を示す図
報転送構造を示す図
【図5】同マルチメディア・バスの物理的構成例を示す
図
図
【図6】同実施例におけるディスク装置の概略構成を示
す図
す図
【図7】同ディスク装置のディスクアレイ制御部の概略
構成を示す図
構成を示す図
【図8】同ディスクアレイ制御部の動作を示す図
【図9】同実施例におけるAVセルの構成を示す図
【図10】同実施例における動画像スイッチの構成を示
す図
す図
【図11】同AVセルのルーティングタグの詳細を示す
図
図
【図12】同実施例におけるCRTディスプレイの画面
と画像フレーム内のAVセル位置との関係を説明する図
と画像フレーム内のAVセル位置との関係を説明する図
【図13】連続形式の動画/音声情報の構成を説明する
図
図
【図14】同実施例におけるAVセル化部の構成を示す
図
図
【図15】同実施例におけるAVセル化部の構成を示す
図
図
【図16】同AVセル化部内のディレイ機能の役割を説
明する図
明する図
【図17】同実施例におけるAVデセル化部の構成を示
す図
す図
【図18】同実施例におけるAVデセル化部の構成を示
す図
す図
【図19】同実施例におけるAVデセル化部の構成を示
す図
す図
【図20】同実施例におけるCRTディスプレイ上の画
面構成を示す図
面構成を示す図
【図21】同実施例におけるフレームメモリのメモリマ
ップを示す図
ップを示す図
【図21】同実施例におけるグラフィックコントローラ
とフレームメモリの構成を示す図
とフレームメモリの構成を示す図
【図23】同実施例における第1のAVセル化部の構成
を示す図
を示す図
【図24】同実施例においてインタフェース点からのブ
ロードキャスト情報をCRTに表示しつつ記録かつ中継
交換を行う時の情報転送パスを示す図
ロードキャスト情報をCRTに表示しつつ記録かつ中継
交換を行う時の情報転送パスを示す図
【図25】同実施例においてコンティニュアスメディア
用テープ上の情報化らハイパーテキストDBをディスク
装置上に作成する時の、本発明の一実施例であるワーク
ステーション内の情報転送パスを説明する図
用テープ上の情報化らハイパーテキストDBをディスク
装置上に作成する時の、本発明の一実施例であるワーク
ステーション内の情報転送パスを説明する図
【図26】同実施例においてディスク装置上のハイパー
テキストDBの内容を読み出す時の情報転送パスを示す
図
テキストDBの内容を読み出す時の情報転送パスを示す
図
【図27】同実施例において通信ログを取りながらのT
V電話を実現する時の情報転送パスを示す図
V電話を実現する時の情報転送パスを示す図
【図28】同実施例において画像ブリッジとして動作さ
せる時の情報転送パスを示す図
せる時の情報転送パスを示す図
【図29】同実施例のワークステーションを実装する際
のボードへの機能要素の分割法の一例を示す図
のボードへの機能要素の分割法の一例を示す図
【図30】同実施例のワークステーションのバックパネ
ルの構成を示す図
ルの構成を示す図
【図31】同実施例のワークステーションの導入シナリ
オを説明する図
オを説明する図
【図32】同実施例のワークステーションの導入シナリ
オを説明する図
オを説明する図
【図33】同実施例のワークステーションに新規ハード
ウェア資源を追加した状態を示す図
ウェア資源を追加した状態を示す図
【図34】同実施例のワークステーションにおけるコン
ティニュアス情報を扱うハードウェア/ソフトウェアの
ネットワーキングを行うためのソフトウェア構造を説明
する図
ティニュアス情報を扱うハードウェア/ソフトウェアの
ネットワーキングを行うためのソフトウェア構造を説明
する図
【図35】同実施例のワークステーションにおけるコン
ティニュアス情報を扱うユーザプログラムの一例を示す
図
ティニュアス情報を扱うユーザプログラムの一例を示す
図
【図36】同ユーザプログラムの他の一部を示す図
【図37】同ユーザプログラムのさらに他の一部を示す
図
図
10…ユーザプログラム 11〜1n…ハー
ドウェア資源 21〜2n…資源管理部 30…接続管理部 41〜4n…処理依頼部 50…接続依頼部 101…マイクロプロセッサ 102…メインメ
モリ 103…ブートROM 104…主バス 105…フレームメモリ 106…ディスク
装置 107…テープ装置 108…キーボー
ド 109…マウス 110…周辺バス 111…バスINF 112…イーサネ
ットINF 113…キーボードINF 114…テープI
NF 115…第1のディスクINF 116…マルチメ
ディア・バス 117…第2のディスクINF 118…汎用DS
P 119…カメラ 120…マイクロ
フォン 121…コンティニュアスメディア用テープ装置 122…CRTディスプレイ 123…スピーカ 124…グラフィックコントローラ 125…動画像ス
イッチ 126…第1のAVセル化部 127…復号化部 128…第2のAVセル化部 129…AVデセ
ル化部 130…符号化部 131…第3のA
Vセル化部 132…第2のAVデセル化部 133…CRT駆
動部 134…SP駆動部 135…第3のA
Vデセル化部 136…第4のAVセル化部 1371〜137
n…インタフェース点 138…セルスイッチ 1391〜139
n…セル処理部 140…音声/画像セル化部 141…音声/画
像デセル化部 142…文字系セル化部 143…文字系デ
セル化部 2701…生産者プロセス 2702…加工者
プロセス 2703…消費者プロセス 2704…ディス
ク装置マネージャ 2705…DSPマネージャ 2706…CRT
マネージャ 2707…第1の接続マネージャ 2708…第2の
接続マネージャ
ドウェア資源 21〜2n…資源管理部 30…接続管理部 41〜4n…処理依頼部 50…接続依頼部 101…マイクロプロセッサ 102…メインメ
モリ 103…ブートROM 104…主バス 105…フレームメモリ 106…ディスク
装置 107…テープ装置 108…キーボー
ド 109…マウス 110…周辺バス 111…バスINF 112…イーサネ
ットINF 113…キーボードINF 114…テープI
NF 115…第1のディスクINF 116…マルチメ
ディア・バス 117…第2のディスクINF 118…汎用DS
P 119…カメラ 120…マイクロ
フォン 121…コンティニュアスメディア用テープ装置 122…CRTディスプレイ 123…スピーカ 124…グラフィックコントローラ 125…動画像ス
イッチ 126…第1のAVセル化部 127…復号化部 128…第2のAVセル化部 129…AVデセ
ル化部 130…符号化部 131…第3のA
Vセル化部 132…第2のAVデセル化部 133…CRT駆
動部 134…SP駆動部 135…第3のA
Vデセル化部 136…第4のAVセル化部 1371〜137
n…インタフェース点 138…セルスイッチ 1391〜139
n…セル処理部 140…音声/画像セル化部 141…音声/画
像デセル化部 142…文字系セル化部 143…文字系デ
セル化部 2701…生産者プロセス 2702…加工者
プロセス 2703…消費者プロセス 2704…ディス
ク装置マネージャ 2705…DSPマネージャ 2706…CRT
マネージャ 2707…第1の接続マネージャ 2708…第2の
接続マネージャ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理システムの基本構成を概
念的に示す図
念的に示す図
【図2】本発明の一実施例に係るワークステーションの
構成を示す図
構成を示す図
【図3】同実施例におけるフレームメモリのラスタイメ
ージを示す図
ージを示す図
【図4】同実施例におけるマルチメディア・バス上の情
報転送構造を示す図
報転送構造を示す図
【図5】同マルチメディア・バスの物理的構成例を示す
図
図
【図6】同実施例におけるディスク装置の概略構成を示
す図
す図
【図7】同ディスク装置のディスクアレイ制御部の概略
構成を示す図
構成を示す図
【図8】同ディスクアレイ制御部の動作を示す図
【図9】同実施例におけるAVセルの構成を示す図
【図10】同実施例における動画像スイッチの構成を示
す図
す図
【図11】同AVセルのルーティングタグの詳細を示す
図
図
【図12】同実施例におけるCRTディスプレイの画面
と画像フレーム内のAVセル位置との関係を説明する図
と画像フレーム内のAVセル位置との関係を説明する図
【図13】連続形式の動画/音声情報の構成を説明する
図
図
【図14】同実施例におけるAVセル化部の構成を示す
図
図
【図15】同実施例におけるAVセル化部の構成を示す
図
図
【図16】同AVセル化部内のディレイ機能の役割を説
明する図
明する図
【図17】同実施例におけるAVデセル化部の構成を示
す図
す図
【図18】同実施例におけるAVデセル化部の構成を示
す図
す図
【図19】同実施例におけるAVデセル化部の構成を示
す図
す図
【図20】同実施例におけるCRTディスプレイ上の画
面構成を示す図
面構成を示す図
【図21】同実施例におけるフレームメモリのメモリマ
ップを示す図
ップを示す図
【図22】同実施例におけるグラフィックコントローラ
とフレームメモリの構成を示す図
とフレームメモリの構成を示す図
【図23】同実施例における第1のAVセル化部の構成
を示す図
を示す図
【図24】同実施例においてインタフェース点からのブ
ロードキャスト情報をCRTに表示しつつ記録かつ中継
交換を行う時の情報転送パスを示す図
ロードキャスト情報をCRTに表示しつつ記録かつ中継
交換を行う時の情報転送パスを示す図
【図25】同実施例においてコンティニュアスメディア
用テープ上の情報化らハイパーテキストDBをディスク
装置上に作成する時の、本発明の一実施例であるワーク
ステーション内の情報転送パスを説明する図
用テープ上の情報化らハイパーテキストDBをディスク
装置上に作成する時の、本発明の一実施例であるワーク
ステーション内の情報転送パスを説明する図
【図26】同実施例においてディスク装置上のハイパー
テキストDBの内容を読み出す時の情報転送パスを示す
図
テキストDBの内容を読み出す時の情報転送パスを示す
図
【図27】同実施例において通信ログを取りながらのT
V電話を実現する時の情報転送パスを示す図
V電話を実現する時の情報転送パスを示す図
【図28】同実施例において画像ブリッジとして動作さ
せる時の情報転送パスを示す図
せる時の情報転送パスを示す図
【図29】同実施例のワークステーションを実装する際
のボードへの機能要素の分割法の一例を示す図
のボードへの機能要素の分割法の一例を示す図
【図30】同実施例のワークステーションのバックパネ
ルの構成を示す図
ルの構成を示す図
【図31】同実施例のワークステーションの導入シナリ
オを説明する図
オを説明する図
【図32】同実施例のワークステーションの導入シナリ
オを説明する図
オを説明する図
【図33】同実施例のワークステーションに新規ハード
ウェア資源を追加した状態を示す図
ウェア資源を追加した状態を示す図
【図34】同実施例のワークステーションにおけるコン
ティニュアス情報を扱うハードウェア/ソフトウェアの
ネットワーキングを行うためのソフトウェア構造を説明
する図
ティニュアス情報を扱うハードウェア/ソフトウェアの
ネットワーキングを行うためのソフトウェア構造を説明
する図
【図35】同実施例のワークステーションにおけるコン
ティニュアス情報を扱うユーザプログラムの一例を示す
図
ティニュアス情報を扱うユーザプログラムの一例を示す
図
【図36】同ユーザプログラムの他の一部を示す図
【図37】同ユーザプログラムのさらに他の一部を示す
図
図
【符号の説明】 10…ユーザプログラム 11〜1n…ハー
ドウェア資源 21〜2n…資源管理部 30…接続管理部 41〜4n…処理依頼部 50…接続依頼部 101…マイクロプロセッサ 102…メインメ
モリ 103…ブートROM 104…主バス 105…フレームメモリ 106…ディスク
装置 107…テープ装置 108…キーボー
ド 109…マウス 110…周辺バス 111…バスINF 112…イーサネ
ットINF 113…キーボードINF 114…テープI
NF 115…第1のディスクINF 116…マルチメ
ディア・バス 117…第2のディスクINF 118…汎用DS
P 119…カメラ 120…マイクロ
フォン 121…コンティニュアスメディア用テープ装置 122…CRTディスプレイ 123…スピーカ 124…グラフィックコントローラ 125…動画像ス
イッチ 126…第1のAVセル化部 127…復号化部 128…第2のAVセル化部 129…AVデセ
ル化部 130…符号化部 131…第3のA
Vセル化部 132…第2のAVデセル化部 133…CRT駆
動部 134…SP駆動部 135…第3のA
Vデセル化部 136…第4のAVセル化部 1371〜137
n…インタフェース点 138…セルスイッチ 1391〜139
n…セル処理部 140…音声/画像セル化部 141…音声/画
像デセル化部 142…文字系セル化部 143…文字系デ
セル化部 2701…生産者プロセス 2702…加工者
プロセス 2703…消費者プロセス 2704…ディス
ク装置マネージャ 2705…DSPマネージャ 2706…CRT
マネージャ 2707…第1の接続マネージャ 2708…第2の
接続マネージャ
ドウェア資源 21〜2n…資源管理部 30…接続管理部 41〜4n…処理依頼部 50…接続依頼部 101…マイクロプロセッサ 102…メインメ
モリ 103…ブートROM 104…主バス 105…フレームメモリ 106…ディスク
装置 107…テープ装置 108…キーボー
ド 109…マウス 110…周辺バス 111…バスINF 112…イーサネ
ットINF 113…キーボードINF 114…テープI
NF 115…第1のディスクINF 116…マルチメ
ディア・バス 117…第2のディスクINF 118…汎用DS
P 119…カメラ 120…マイクロ
フォン 121…コンティニュアスメディア用テープ装置 122…CRTディスプレイ 123…スピーカ 124…グラフィックコントローラ 125…動画像ス
イッチ 126…第1のAVセル化部 127…復号化部 128…第2のAVセル化部 129…AVデセ
ル化部 130…符号化部 131…第3のA
Vセル化部 132…第2のAVデセル化部 133…CRT駆
動部 134…SP駆動部 135…第3のA
Vデセル化部 136…第4のAVセル化部 1371〜137
n…インタフェース点 138…セルスイッチ 1391〜139
n…セル処理部 140…音声/画像セル化部 141…音声/画
像デセル化部 142…文字系セル化部 143…文字系デ
セル化部 2701…生産者プロセス 2702…加工者
プロセス 2703…消費者プロセス 2704…ディス
ク装置マネージャ 2705…DSPマネージャ 2706…CRT
マネージャ 2707…第1の接続マネージャ 2708…第2の
接続マネージャ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 1/00 H04L 12/28 8732−5K H04L 11/00 310 D 8732−5K 11/20 E
Claims (3)
- 【請求項1】時間的に連続したコンティニュアス情報を
処理する能力を持つ複数のハードウェア資源と、 前記ハードウェア資源をそれぞれ個別に管理する複数の
資源管理手段と、 前記ハードウェア資源間の接続関係を管理する接続管理
手段と、 前記コンティニュアス情報の処理を命令するための処理
命令手段と、 この処理命令手段からの命令に従って、前記資源管理手
段に対し該コンティニュアス情報の処理をそれぞれ個別
に依頼する複数の処理依頼手段と、 前記前記処理命令手段からの命令に従って、前記接続管
理手段に対し前記処理依頼手段により処理が依頼された
ハードウェア資源間の接続を依頼する接続依頼手段とを
備えたことを特徴とする情報処理システム。 - 【請求項2】時間的に連続したコンティニュアス情報を
処理する能力を持ち、予め定められた統一形式のコンテ
ィニュアス情報を入出力する複数のハードウェア資源
と、 前記複数のハードウェア資源をそれぞれ個別に管理する
資源管理手段と、 前記ハードウェア資源間の接続関係を管理する接続管理
手段と、 前記コンティニュアス情報の処理を命令するための処理
命令手段と、 この処理命令手段からの命令に従って、前記資源管理手
段に対し該コンティニュアス情報の処理を依頼する処理
依頼手段と、 前記処理命令手段からの命令に従って、前記接続管理手
段に対し前記処理依頼手段により処理が依頼されたハー
ドウェア間の接続を依頼する接続依頼手段と、 複数の入出力端を有し、前記複数のハードウェア資源に
より入出力される前記統一形式のコンティニュアス情報
を転送する情報転送パスを上位の制御主体の制御に従っ
て任意の入出力端間に設定するスイッチ手段とを備えた
ことを特徴とする情報処理システム。 - 【請求項3】時間的に連続したコンティニュアス情報と
時間的に連続しない非コンティニュアス情報の両方を扱
う情報処理システムにおいて、 前記コンティニュアス情報を転送する第1の情報転送パ
スと、 前記第1の情報転送パスと分離して設けられ、前記非コ
ンティニュアス情報を転送する第2の情報転送パスと、 前記第1の情報転送パス上に配置され、コンティニュア
ス情報を処理する能力を持つ複数のハードウェア資源
と、 前記ハードウェア資源をそれぞれ個別に管理する資源管
理手段と、 前記ハードウェア資源間の接続関係を管理する接続管理
手段と、 前記コンティニュアス情報の処理を命令するための処理
命令手段と、 この処理命令手段からの命令に従って、前記資源管理手
段に対し該コンティニュアス情報の処理を依頼する処理
依頼手段と、 前記処理命令手段からの命令に従って、前記接続管理手
段に対し前記処理依頼手段により処理が依頼されたハー
ドウェア間の接続を依頼する接続依頼手段とを備えたこ
とを特徴とする情報処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25632093A JPH0793255A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 情報処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25632093A JPH0793255A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 情報処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0793255A true JPH0793255A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17291036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25632093A Pending JPH0793255A (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 情報処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0793255A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09218833A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-08-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像通信装置 |
WO2005010766A1 (ja) * | 2003-07-24 | 2005-02-03 | Fujitsu Limited | データ格納システム |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP25632093A patent/JPH0793255A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09218833A (ja) * | 1996-02-09 | 1997-08-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 画像通信装置 |
WO2005010766A1 (ja) * | 2003-07-24 | 2005-02-03 | Fujitsu Limited | データ格納システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040511 |