JPH0793218A - セットアソシアティブキャッシュメモリを有するデータ処理装置 - Google Patents

セットアソシアティブキャッシュメモリを有するデータ処理装置

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JPH0793218A
JPH0793218A JP5240937A JP24093793A JPH0793218A JP H0793218 A JPH0793218 A JP H0793218A JP 5240937 A JP5240937 A JP 5240937A JP 24093793 A JP24093793 A JP 24093793A JP H0793218 A JPH0793218 A JP H0793218A
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sets
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memory
associative cache
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Takashi Hotta
多加志 堀田
Shigeya Tanaka
成弥 田中
Toshihiko Kurihara
俊彦 栗原
Kakuji Saitou
拡二 斉藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】セットアソシアティブキャッシュを有する計算
機のコスト低減,高性能化。 【構成】m(m≧2)セットアソシアティブ方式のキャ
ッシュメモリを有し、1マシンサイクルに1つ、又は、
複数の命令を実行可能なプロセッサにおいて、前記キャ
ッシュメモリは、アドレスバスと、nビットのデータバ
スと、前記アドレスバスと前記データバスに接続され、
1度のアドレス入力に対して、前記データバスを通して
nビットのデータをmセット送出する複数のメモリと、
前記mセットのデータより所望の1セットを選択するセ
ット選択部を有する。 【効果】必要なメモリの個数とCPUのピン数を減らす
ことにより、コスト低減,マシンサイクル短縮の効果が
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャッシュメモリを有
するデータ処理装置に関し、特にセットアソシアティブ
キャッシュメモリへのアクセスを最適に制御する制御装
置に関する。さらに、この制御装置を有したデータ処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、計算機には、比較的低速で、大
容量の主記憶装置とは別に、命令またはデータの中で頻
繁にプロセッサに呼び出され、処理されるものをキャッ
シュメモリという高速で小容量の記憶装置に保持してい
る。このようにすることによって、計算機の高速化を図
ってきている。
【0003】このキャッシュメモリには、データのアク
セスの方式によって、ダイレクトマップ方式とセットア
ソシアティブ方式がある。
【0004】ダイレクトマップ方式は、プロセッサなど
から指定されたアドレスに格納されているデータまたは
命令をそのまま出力し、指定されたアドレスに格納し
て、キャッシュメモリをアクセスする方式である。
【0005】セットアソシアティブ方式とは、アドレス
の割付けを共通にした複数のメモリで1セットを構成
し、このセットを複数有しているキャッシュメモリであ
って、プロセッサなどから指定されるアドレスによっ
て、複数セットのデータまたは命令(データセットとい
う)をアクセスする方式である。そして、アクセスされ
た複数セットのデータまたは命令は、プロセッサ内で必
要とするセットを選択して処理されるものである。
【0006】図2に2セットアソシアティブキャッシュ
を有するデータ処理装置の概略図を示す。201はCP
U、202−217はそれぞれ8ビット出力の汎用メモ
リ、218はアドレスバス、219は64ビットの第1
セットのデータバス、220は64ビットの第2セット
のデータバスである。上述の汎用メモリは2セットアソ
シアティブキャッシュメモリのデータアレイとして用い
られ、202−209が第1セット、210−217が
第2セットのデータアレイである。
【0007】CPUから指定するアドレスがアドレスバ
スを介してメモリに送出されると、64ビット幅のデー
タが2セット、それぞれのデータバスを介してCPUに
出力される。
【0008】一般に、kビット出力のメモリを用いて、
nビット幅のデータをmセット有するセットアソシアテ
ィブキャッシュメモリを構成する場合、n×m/k個の
メモリチップが必要になる。上記の従来技術の場合、n
=64,m=2,k=8であるので、メモリは16個必
要になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、セットアソシアティブキャッシュメモリのセット数
が増加、またはデータビット幅が増加すると、このキャ
ッシュメモリを構成するためのメモリの数が増加し、キ
ャッシュメモリのコストを引き上げるという問題が生じ
る。
【0010】メモリの数が増加することにより、アドレ
スバスのファンアウト,アドレスバスのバス長及びデー
タバスのバス長が増加し、キャッシュメモリのアクセス
時間が長くなり、データ処理装置全体のマシンサイクル
を短くすることができないという問題を生じる。
【0011】セット数が増加すると、セット数分のデー
タバスが必要になり、CPUのピン数が増加するという
問題が生じる。つまり、1チップ化するとパッケージの
ピン数の制約を満たすことができなくなるという問題が
生じる。
【0012】本発明の目的は、少ないメモリ個数でセッ
トアソシアティブキャッシュメモリを提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、命
令またはデータを処理するプロセッサと、1つのメモリ
チップ中にm(mは2以上の整数)セットのメモリバン
ク領域と、それぞれの上記mセットのメモリバンク領域
から1セットずつ順次データセットのアクセスを行う出
力部とからなるメモリチップを複数有して構成されるセ
ットアソシアティブキャッシュメモリと、上記プロセッ
サからのアドレスに基づいて、上記mセットのメモリバ
ンク領域の中からメモリバンク領域を選択する選択信号
を生成するセット判定部と、上記セットアソシアティブ
キャッシュメモリから順次アクセスされるデータセット
から上記選択信号によって選択されたデータセットを上
記プロセッサに出力するセット選択部と、上記セットア
ソシアティブキャッシュメモリと上記プロセッサとの間
に接続され、上記プロセッサからデータを指定するため
のアドレスを伝達するアドレスバスと、上記セットアソ
シアティブキャッシュメモリと上記セット選択部との間
に接続され、上記データセットのアクセスを行う第1の
データバスと、上記セット選択部と上記プロセッサとの
間に接続され、選択された上記データセットのアクセス
を行う第2のデータバスとを有することを特徴とする。
【0014】
【作用】上記の構成によると、1つのメモリチップ中に
mセットのメモリバンク領域を有するので、必要とする
メモリの数を従来のm分の1に減らすことができる。
【0015】メモリの数が減るので、アドレスバス、デ
ータバスの負荷を低くでき、キャッシュメモリへのアク
セスが高速に行え、マシンサイクルを短くすることがで
きる。
【0016】また、データは1つのメモリチップから1
セットずつ順次出力されるので、mセットのデータバス
は不要となり、1本のデータバスで済む。そのため、ピ
ン数が減少し、CPUの低減を達成できる。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例である。10
1はプロセッサ、102はアドレスアレイを内蔵するセ
ット判定部、103はセット選択部、107〜114は
データアレイ用の容量1Mビット、幅8ビットのメモ
リ、106はCPU、104は入出力装置、105は主
メモリである。セット判定部102とセット選択部10
3と、メモリ107〜114で、総容量1Mバイトのデ
ータ用2セットアソシアティブキャッシュ(1セット当
たりの容量0.5M バイト)を構成している。ブロック
サイズは16バイトである。
【0018】プロセッサ101は8バイトのデータを読
みだすためアドレス124と制御信号125をメモリ1
07〜114と、セット判定部に送出し、8バイトのデ
ータをセット選択部より受け取る。メモリ107〜11
4はデータバス127に接続されている。バス127は
1バイト毎に分けると127−1〜127−8に分か
れ、メモリ107〜114はそれぞれバス127−1〜
127−8に接続している。メモリ107〜114は後
述のように2セット分のデータを保持することにより第
1セット内の対応する8バイトデータと第2セット内の
対応する8バイトのデータを2回に分けてバス127を
通してセット選択部103に送出する。セット判定部1
02はアドレス124をプロセッサ101より受け、ど
ちらのセットを選択するかを示す信号126をセット選
択部103に、キャッシュがヒットしたかどうかを示す
信号122をプロセッサ101に送出する。セット選択
信号103はバス127を通して、2回に分けて受け取
ったデータをセット判定部102よりの信号126に従
い選択し、バス121を通してプロセッサ101に送
る。
【0019】プロセッサ101は、8バイトのデータを
書き込むときには、アドレスをバス124を通して送出
し、データをバス121を通してセット選択部103に
送る。セット選択部103は受け取ったデータをバス1
27を通してメモリ107〜114に送る。制御信号1
25に従い、メモリ107〜114にデータが書き込ま
れる。
【0020】又、プロセッサ101は、バス120を通
して入出力装置104、主メモリ105とデータをやり
取りする。又、キャッシュがミスしたときには、所望の
ブロックを主メモリ105よりバス120を通して読み
だし、メモリ107〜114にバス121,127を通し
て転送する。
【0021】図3は、図1のプロセッサ101の第1の
構成例を示す図である。301は命令キャッシュ、30
2はデコーダ、303はキャッシュコントローラ、30
5はレジスタ、306はALU、304はアドレス加算
器、303はバッファである。命令キャッシュ301か
ら命令が信号310を通してデコーダ302に転送され
る。デコーダ302はキャッシュコントローラ303を
信号311を通して制御し、又、ALU306,レジス
タ305,アドレス加算器304を制御する。ALU306
は、バス312,バス313より転送されたデコーダに
演算を施し、バス316を通してレジスタ305を書き
込む。又、アドレス加算器304は、バス314,31
5を通してレジスタ305よりデータを読みだし、ロー
ド、又は、ストアすべきアドレスを計算し、バス124
にその結果を出力する。ロード時にはバス121よりデ
ータをレジスタ305に取り込む。またストア時には、
レジスタ305よりバス121にデータを出力する。メ
モリからキャッシュにデータを転送する時には、メモリ
からのデータをバッファ330に取り込み、それをバス
121に出力する。キャッシュコントローラ303はデ
コーダ302より起動され、ロード、又は、ストアのた
めのキャッシュ制御信号125を送出する。又、キャッ
シュヒット信号122を受け取り、キャッシュミス時に
は、主メモリ105からメモリ107〜114へデータ
を転送する制御を行う。又、その際、バス123を通し
てセット判定部102に必要な情報を登録する。
【0022】図4は、パイプライン動作を説明する図で
ある。命令1はロード命令、命令2,3はレジスタ間演
算命令である。IFは命令キャッシュ読みだしステー
ジ、Dはデコードステージ、Aはレジスタ読みだし、及
び、アドレス計算ステージ、Cはキャッシュ読みだしス
テージ、Wはレジスタへの書き込みステージである。
又、Rはレジスタ読みだしステージ、EはALUでの演
算ステージである。
【0023】命令2では、命令1でロードしたレジスタ
の内容を使うことができないが、命令3では命令1のW
ステージでレジスタに書き込んだ内容を、命令3のRス
テージで、レジスタより読みだすことにより使うことが
できる。
【0024】図5はロード命令を連続して実行するとき
のタイミングチャートである。アドレス124は、毎サ
イクルn−1,n,n+1と切り替わり、アドレスnに
対して、データバス127にデータn,n′がのる。デ
ータは、1マシンサイクルに2度転送される。図1の制
御信号125は、図5に示したクロック125−1,リ
ードライト選択信号125−2を含んでいる。データn
はクロックの立ち上がりで、データn′はクロックの立
ち下がりでラッチされる。
【0025】図6は、ストア命令実行時のタイミングチ
ャートである。アドレスnがストア命令のアドレスであ
り、これに対し、データバス127上にCPUより、メ
モリに対しデータnが送出される。リードライト選択信
号125−2は書き込みを示すため、1サイクルの間Hi
ghになる。
【0026】図7は、メモリ107の構成を示す図であ
る。メモリ107だけの構成例を示すが、他のメモリ1
08〜114も同様である。700は第1メモリバン
ク、701は第2メモリバンク、703は第3メモリバ
ンク、703は第4メモリバンクである。704は第1
ライトレジスタ、705は第2ライトレジスタ、706は
第1リードレジスタ、707は第2リードレジスタであ
る。709,710,711はセレクタ、712はトラ
イステートバッファである。708はタイミング生成回
路である。第1メモリバンク700と第3メモリバンク
702で第1セットを、第2メモリバンク701と第4
メモリバンク703で第2セットを構成している。
【0027】信号124はアドレス入力である。図16
はアドレス構成を説明する図である。アドレスはバイト
毎にふられており、ブロックサイズは16バイトである
のでビット0から3までがブロック内アドレス、ビット
4から19までがブロックアドレスとなる。図7の信号
124−1は、ビット4から19に対応し、メモリバン
ク700〜703のアドレス入力として使用される。信
号124−2はビット3に対応し、1ブロック16バイ
トのなかでどちらかの8バイトを読み書きするかを示
す。
【0028】読みだし時の動作について説明する。第1
メモリバンク700、第3メモリバンク702の出力は
それぞれ信号715,717を通してセレクタ710に
送出される。セレクタ710は、信号124−2が0の
時には信号715を、1の時には信号717を選択す
る。選択されたデータが第1セットより読みだされたデ
ータで、第1リードレジスタ706にセットされる。同
様に、第2メモリバンク701,第4メモリバンク70
3の出力はそれぞれ信号716,718を通してセレク
タ709に送出される。セレクタ709は、信号124
−2が0の時には信号716を、1の時には信号718
を選択する。選択されたデータが第2セットより読みだ
されたデータで、第2リードレジスタ707にセットさ
れる。第1リードレジスタ706と第2リードレジスタ
707の内容はそれぞれ信号719,720を通してセ
レクタ711に送出される。711の出力はトライステ
ートバッファ712に送出され、トライステートバッフ
ァ712は8ビットバス127−1をドライブする。
【0029】第1リードレジスタ706、及び、第2リ
ードレジスタ707へのセットタイミング、セレクタ7
11の切り替えタイミング、ドライバ712のドライブ
タイミングは、それぞれタイミング生成回路708によ
り信号728,729,730,731を通して図5に示
すように制御される。信号730はHighの時に第1リー
ドレジスタ706を、Low の時に第2リードレジスタ7
07を選択する信号で、図5に示すようにちょうどクロ
ックの反転信号となっている。タイミング生成回路70
8はクロック125−1,リードライト選択信号125
−2等からタイミング信号を生成する。
【0030】次に書き込み動作について説明する。書き
込み時には、バス127−1を通してデータがドライブ
されているので、それを第1ライトレジスタ704、又
は、第2ライトレジスタ705にセットする。どちらの
バンクに書くかは信号124−2を見てタイミング生成
回路708が第1ライトレジスタ704へのセット信号
722、又は、第2ライトレジスタ705へのセット信
号727を送出することにより制御する。信号124−
2が0の時には、第1ライトレジスタ704に、1の時
には、第2ライトレジスタ705にセットする。第1ラ
イトレジスタ704の出力は信号713を通して、第1
メモリバンク700、又は、第2メモリバンク701に
転送される。又、第2ライトレジスタ705の出力は信
号714を通して第3メモリバンク702、又は、第4メ
モリバンク703に転送される。又、タイミング生成回
路708は、メモリバンク700〜703への書き込み
信号723〜726を生成する。タイミング生成回路7
08は、図6に示すようにクロック125−1,リード
ライト選択信号125−2,セット選択信号126,アド
レス124−2を見て上記タイミングを制御する。セッ
ト選択信号は、Highのときには第1セットへの書き込み
を、Low のときには第2セットへの書き込みを意味す
る。即ち、論理的には、 信号723=セット選択信号・NOT(124−2)・
リードライト選択信号 信号725=セット選択信号・124−2・リードライ
ト選択信号 信号724=NOT(セット選択信号)・NOT(12
4−2)・リードライト選択信号 信号723=NOT(セット選択信号)・124−2・
リードライト選択信号 となる。
【0031】図8は、図1のセット選択部103の第1
の構成例を示す図である。801は第1レジスタ、80
2は第2レジスタ、806はトライステートドライバで
ある。803はセレクタである。読みだし時には、第1
レジスタ801にはバス127を通して最初に送られてく
る第1セットのデータをセットし、第2レジスタ802に
はバス127を通して次に送られてくる第2セットのデ
ータをセットする。セレクタ803は、第1セット選択
信号126が1ならば第1レジスタの出力信号804
を、0ならば第2レジスタの出力信号805を選択し、
信号121を通してプロセッサ101へ送出する。書き
込み時には、信号121を通してプロセッサ101より
送られてくるデータをトライステートバッファ806を
用いてバス127へ送出する。
【0032】図9は図1のセット選択部103の第2の
構成例である。同じ部品には、同じ番号がふってある。
図9では、図8に比較して第2レジスタがなく、セレク
タ803は、第2セットよりのデータはバス127より
直接入力する。こうすることにより、レジスタを1つ節
約できる。
【0033】図10は、図1のセット判定部102の構
成例である。1001は第1セットのタグ部、1002
は第1セットの有効ビット部、1003は第2セットの
タグ部、1004は第2セットの有効ビット部である。
1005,1006はコンパレータ、1007は判定回
路である。アドレス124−1により第1タグ1001,第
1有効ビット1002,第2タグ1003,第2有効ビ
ット1004を読みだす。第1コンパレータ1005
は、第1タグよりの信号1014とアドレス124−3を
比較し、一致しているか否かを示す信号1010を判定
回路1007に送出する。アドレス124−3のビット
位置については、図16に説明してある。同様に、第2
コンパレータ1006は、第2タグよりの信号1015
とアドレス124−3を比較し、一致しているか否かを
示す信号1012を判定回路1007に送出する。
【0034】判定回路1007は、第1コンパレータ1
005よりの一致信号1010,第1有効ビット部10
02よりの有効信号1011,第2コンパレータ100
6よりの一致信号1012,第2有効ビット部1004
よりの有効信号1013を受け、キャッシュヒット信号
122と、第1セット選択信号126を選択する。どち
らかのセットが有効かつ一致信号がアサートされたとき
に、キャッシュヒット信号122をアサートし、信号1
010がアサートされ1011が有効なときに、第1セ
ット選択信号126をアサートする。
【0035】図11は、図10の判定回路の構成例であ
る。1102はANDゲート、1101はAND−ORゲー
トである。
【0036】図12は、図1のプロセッサ101の第2
の構成例である。第1の構成例を示した図3と同じ部品
は同じ番号にしてある。図12の構成では、図3の構成
に比べて、セレクタ330と340が加わっており、バ
ス121よりALU306の入力にデータをバイパスできるよ
うになっている点が異なっている。セレクタ330,3
40の制御はデコーダ302が、信号331,341を
用いて行う。
【0037】図13は、図12に示したプロセッサのパ
イプライン動作を説明する図である。パイプライン動作
の説明は、図4と同じであるので省略する。図4との違
いは、図13に示すパイプラインでは、図12のセレク
タ330,340を用いて、命令1でロードしたデータ
を命令2で使用することができることである。
【0038】図14は図13のパイプラインを実現する
ためのメモリのタイミングチャートである。この実施例
では、アドレスnが出たサイクルのなかで、2つのデー
タn,n′を返さなくてはならないため、図5のタイミ
ングより厳しい。
【0039】上記第2の実施例ではセレクタ330,3
40、及び、その制御が必要となり、メモリのアクセス
タイミングが厳しくなるが、ロードしたデータを次の命
令ですぐ使用できるという利点がある。
【0040】図17は、図1のプロセッサ101の第3
の実施例である。図17の構成は、図12とほぼ同じで
あり、同じ部品には、同じ番号が付けてあり説明を省略
する。図17の構成例の図12に対する違いは、セット
判定部102よりのセット選択信号126がデコーダ3
02にも入力していることである。
【0041】図15は図17に示したプロセッサのパイ
プライン動作を示す図である。又、本実施例でのメモリ
のタイミングは図5と同じである。図15のパイプライ
ンでは、命令1がロード命令だとしたときに、命令1で
第1セットがヒットしたときには、図15中矢印Aで示
したように、そのデータをセレクタ330、又は、34
0を用いてALU306に転送して用いることができる。一
方、命令1でセット2がヒットしたときには、図15中
矢印Bで示したように、命令2ではそのデータを用いる
ことができずに、命令3で初めて用いることができる。
この時には、命令1のWステージで書き込んだデータを
命令3のRステージでレジスタより読んで使う。この第
3の実施例では、デコーダ302でセット選択信号12
6を用いてバイパス制御信号331,341を制御する
ことにより、図14に示したタイミングより楽な図5の
タイミングで、第1のセットのデータを次の命令ですぐ
に使うことができるという利点がある。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、mセットアソシアティ
ブキャッシュメモりを有する計算機に必要なメモリの個
数を従来の1/mにすることができ、価格を下げること
ができる。
【0043】本発明によれば、mセットアソシアティブ
キャッシュメモりを有する計算機に必要なメモリの個数
を従来の1/mにすることができ、マシンサイクルを低
減することができる。
【0044】本発明によれば、mセットアソシアティブ
キャッシュメモりを有する計算機に必要なメモリの個数
を従来の1/mにすることができ、CPUのピン数を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体図。
【図2】従来例を示す図。
【図3】図1のプロセッサ101の第1の構成例を示す
図。
【図4】図3のプロセッサ101のパイプラインを説明
する図。
【図5】リード時のメモリ動作のタイミングを示す図。
【図6】ライト時のメモリ動作のタイミングを示す図。
【図7】図1のメモリ107の構成図。
【図8】図1のセット選択部103の第1の構成例。
【図9】図1のセット選択部103の第2の構成例。
【図10】図1のセット判定部102の構成例。
【図11】図10の判定回路1007の構成例。
【図12】図1のプロセッサ101の第2の構成例。
【図13】図12のプロセッサ101のパイプライン動
作を説明する図。
【図14】リード時のメモリ動作のタイミングを示す
図。
【図15】図17のプロセッサ101のパイプライン動
作を説明する図。
【図16】アドレス構成を説明する図。
【図17】図1のプロセッサ101の第3の構成例。
【符号の説明】
101…プロセッサ、102…セット判定部、103…
セット選択部、106…CPU、107〜114…メモ
リ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 拡二 神奈川県秦野市堀山下1番地 株式会社日 立製作所汎用コンピュータ事業部内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】命令またはデータを処理するプロセッサ
    と、 1つのメモリチップ中にm(mは2以上の整数)セット
    のメモリバンク領域と、それぞれの上記mセットのメモ
    リバンク領域から1セットずつ順次データセットのアク
    セスを行う出力部とからなるメモリチップを複数有して
    構成されるセットアソシアティブキャッシュメモリと、 上記プロセッサからのアドレスに基づいて、上記mセッ
    トのメモリバンク領域の中から1セットのメモリバンク
    領域を選択する選択信号を生成するセット判定部と、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリから順次ア
    クセスされるデータセットから上記選択信号によって選
    択されたデータセットを上記プロセッサに出力するセッ
    ト選択部と、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリと上記プロ
    セッサとの間に接続され、上記プロセッサからデータを
    指定するためのアドレスを伝達するアドレスバスと、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリと上記セッ
    ト選択部との間に接続され、上記データセットのアクセ
    スを行う第1のデータバスと、 上記セット選択部と上記プロセッサとの間に接続され、
    選択された上記データセットのアクセスを行う第2のデ
    ータバスとを有することを特徴とするセットアソシアテ
    ィブキャッシュメモリを有するデータ処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリの出力部
    は、mセットのメモリバンク領域の中から順次1セット
    ずつのデータセットを出力するセレクタ部を有すること
    を特徴とするセットアソシアティブキャッシュメモリを
    有するデータ処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリのmセット
    のメモリバンク領域から読み出されたデータセットまた
    はmセットのメモリバンク領域への書き込みのデータセ
    ットを一時保持するレジスタを有することを特徴とする
    セットアソシアティブキャッシュメモリを有するデータ
    処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 上記セット選択部は、mセット分のデータセットを保持
    するレジスタと、上記セット判定部の選択信号に基づい
    て、上記レジスタの中から選択すべきデータセットを選
    択するセレクタとを有することを特徴とするセットアソ
    シアティブキャッシュメモリを有するデータ処理装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 上記セット選択部は、(m−1)セット分のデータセッ
    トを保持するレジスタと、上記セット判定部の選択信号
    に基づいて、上記レジスタ及び信号線の中から選択すべ
    きデータセットを選択するセレクタとを有することを特
    徴とするセットアソシアティブキャッシュメモリを有す
    るデータ処理装置。
  6. 【請求項6】1つのメモリチップ中にm(mは2以上の
    整数)セットのメモリバンク領域と、それぞれの上記m
    セットのメモリバンク領域から1セットずつ順次データ
    セットのアクセスを行う出力部とからなるメモリチップ
    を複数有して構成されることを特徴とするセットアソシ
    アティブキャッシュメモリ。
  7. 【請求項7】請求項6において、 上記出力部は、mセットのメモリバンク領域の中から順
    次1セットずつのデータセットを出力するセレクタ部を
    有することを特徴とするセットアソシアティブキャッシ
    ュメモリ。
  8. 【請求項8】請求項6において、 上記mセットのメモリバンク領域から読み出されたデー
    タセットまたはmセットのメモリバンク領域への書き込
    みのデータセットを一時保持するレジスタを有すること
    を特徴とするセットアソシアティブキャッシュメモリ。
  9. 【請求項9】命令またはデータを処理するプロセッサ
    と、 1つのメモリチップ中にm(mは2以上の整数)セット
    のメモリバンク領域と、それぞれの上記mセットのメモ
    リバンク領域から1セットずつ順次データセットのアク
    セスを行う出力部とからなるメモリチップを複数有し、
    上記プロセッサからのアドレスに基づいて、上記mセッ
    トのメモリバンク領域の中から1セットのメモリバンク
    領域を選択する選択信号を生成するセット判定部と、上
    記セットアソシアティブキャッシュメモリから順次アク
    セスされるデータセットから上記選択信号によって選択
    されたデータセットを上記プロセッサに出力するセット
    選択部とて構成されるセットアソシアティブキャッシュ
    メモリと、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリと上記プロ
    セッサとの間に接続され、上記プロセッサからデータを
    指定するためのアドレスを伝達するアドレスバスと、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリと上記プロ
    セッサとの間に接続され、選択された上記データセット
    のアクセスを行うデータバスとを有することを特徴とす
    るセットアソシアティブキャッシュメモリを有するデー
    タ処理装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリの出力部
    は、mセットのメモリバンク領域の中から順次1セット
    ずつのデータセットを出力するセレクタ部を有すること
    を特徴とするセットアソシアティブキャッシュメモリを
    有するデータ処理装置。
  11. 【請求項11】請求項9において、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリのmセット
    のメモリバンク領域から読み出されたデータセットまた
    はmセットのメモリバンク領域への書き込みのデータセ
    ットを一時保持するレジスタを有することを特徴とする
    セットアソシアティブキャッシュメモリを有するデータ
    処理装置。
  12. 【請求項12】請求項9において、 上記セット選択部は、mセット分のデータセットを保持
    するレジスタと、上記セット判定部の選択信号に基づい
    て、上記レジスタの中から選択すべきデータセットを選
    択するセレクタとを有することを特徴とするセットアソ
    シアティブキャッシュメモリを有するデータ処理装置。
  13. 【請求項13】請求項9において、 上記セット選択部は、(m−1)セット分のデータセッ
    トを保持するレジスタと、上記セット判定部の選択信号
    に基づいて、上記レジスタ及び信号線の中から選択すべ
    きデータセットを選択するセレクタとを有することを特
    徴とするセットアソシアティブキャッシュメモリを有す
    るデータ処理装置。
  14. 【請求項14】1つのメモリチップ中にm(mは2以上
    の整数)セットのメモリバンク領域と、それぞれの上記
    mセットのメモリバンク領域から1セットずつ順次デー
    タセットのアクセスを行う出力部とからなるメモリチッ
    プを複数有して構成されるセットアソシアティブキャッ
    シュメモリと、 命令またはデータを処理するプロセッサと、上記プロセ
    ッサからのアドレスに基づいて、上記mセットのメモリ
    バンク領域の中から1セットのメモリバンク領域を選択
    する選択信号を生成するセット判定部と、上記セットア
    ソシアティブキャッシュメモリから順次アクセスされる
    データセットから上記選択信号によって選択されたデー
    タセットを上記プロセッサに出力するセット選択部とか
    らなるデータ処理部と、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリと上記プロ
    セッサとの間に接続され、上記プロセッサからデータを
    指定するためのアドレスを伝達するアドレスバスと、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリと上記セッ
    ト選択部との間に接続され、上記データセットのアクセ
    スを行うデータバスとを有することを特徴とするセット
    アソシアティブキャッシュメモリを有するデータ処理装
    置。
  15. 【請求項15】請求項14において、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリの出力部
    は、mセットのメモリバンク領域の中から順次1セット
    ずつのデータセットを出力するセレクタ部を有すること
    を特徴とするセットアソシアティブキャッシュメモリを
    有するデータ処理装置。
  16. 【請求項16】請求項14において、 上記セットアソシアティブキャッシュメモリのmセット
    のメモリバンク領域から読み出されたデータセットまた
    はmセットのメモリバンク領域への書き込みのデータセ
    ットを一時保持するレジスタを有することを特徴とする
    セットアソシアティブキャッシュメモリを有するデータ
    処理装置。
  17. 【請求項17】請求項14において、 上記セット選択部は、mセット分のデータセットを保持
    するレジスタと、上記セット判定部の選択信号に基づい
    て、上記レジスタの中から選択すべきデータセットを選
    択するセレクタとを有することを特徴とするセットアソ
    シアティブキャッシュメモリを有するデータ処理装置。
  18. 【請求項18】請求項14において、 上記セット選択部は、(m−1)セット分のデータセッ
    トを保持するレジスタと、上記セット判定部の選択信号
    に基づいて、上記レジスタ及び信号線の中から選択すべ
    きデータセットを選択するセレクタとを有することを特
    徴とするセットアソシアティブキャッシュメモリを有す
    るデータ処理装置。
JP5240937A 1993-08-05 1993-09-28 セットアソシアティブキャッシュメモリを有するデータ処理装置 Pending JPH0793218A (ja)

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US08/281,002 US5848432A (en) 1993-08-05 1994-07-27 Data processor with variable types of cache memories
DE69432133T DE69432133T2 (de) 1993-08-05 1994-08-03 Datenprozessor mit Cache-Speicher
EP07016550A EP1901170A1 (en) 1993-08-05 1994-08-03 Data processor having cache memory
EP94305771A EP0637800B1 (en) 1993-08-05 1994-08-03 Data processor having cache memory
EP02014525A EP1256879A3 (en) 1993-08-05 1994-08-03 Data processor having cache memory
US09/188,693 US6275902B1 (en) 1993-08-05 1998-11-10 Data processor with variable types of cache memories and a controller for selecting a cache memory to be access
US09/864,287 US6587927B2 (en) 1993-08-05 2001-05-25 Data processor having cache memory
US10/426,828 US6848027B2 (en) 1993-08-05 2003-05-01 Data processor having cache memory
US11/014,885 US7240159B2 (en) 1993-08-05 2004-12-20 Data processor having cache memory
US11/802,944 US20070233959A1 (en) 1993-08-05 2007-05-29 Data processor having cache memory

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6138206A (en) * 1997-06-12 2000-10-24 International Business Machines Corporation Data register for multicycle data cache read

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6138206A (en) * 1997-06-12 2000-10-24 International Business Machines Corporation Data register for multicycle data cache read

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