JPH0793156A - プロダクションシステム - Google Patents
プロダクションシステムInfo
- Publication number
- JPH0793156A JPH0793156A JP5237056A JP23705693A JPH0793156A JP H0793156 A JPH0793156 A JP H0793156A JP 5237056 A JP5237056 A JP 5237056A JP 23705693 A JP23705693 A JP 23705693A JP H0793156 A JPH0793156 A JP H0793156A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、プロダクションシステムの条件照
合時間を短縮し、その結果として推論時間を短縮すると
ともに、RETEネットワークメモリの必要量も小容量
化できるプロダクションシステムを提供することを目的
とする。 【構成】 本発明のプロダクションシステムはRETE
ネットワークを使用するものにおいて、RETEネット
ワークのデータ送り元であるルートノードと、このルー
トノードに連結され1方向からの入力データの所定条件
を調べ後段の1方向へ出力データを送る一入力ノード
と、この一入力ノードあるいは他の二入力ノードに連結
され2方向からの入力データの論理条件を調べ後段の複
数方向へ出力データを送る二入力ノードと、この二入力
ノードに連結され1方向からの入力データを集合に登録
する終端ノードとから構成されるプロダクションルール
条件部照合装置を具備する。
合時間を短縮し、その結果として推論時間を短縮すると
ともに、RETEネットワークメモリの必要量も小容量
化できるプロダクションシステムを提供することを目的
とする。 【構成】 本発明のプロダクションシステムはRETE
ネットワークを使用するものにおいて、RETEネット
ワークのデータ送り元であるルートノードと、このルー
トノードに連結され1方向からの入力データの所定条件
を調べ後段の1方向へ出力データを送る一入力ノード
と、この一入力ノードあるいは他の二入力ノードに連結
され2方向からの入力データの論理条件を調べ後段の複
数方向へ出力データを送る二入力ノードと、この二入力
ノードに連結され1方向からの入力データを集合に登録
する終端ノードとから構成されるプロダクションルール
条件部照合装置を具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はRETEネットワークを
使用し条件照合処理を行うプロダクションシステムに関
する。
使用し条件照合処理を行うプロダクションシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、RETEネットワーク(後記、注
1参照)を使用したプロダクションシステムの照合処理
は、図6に示すように、RETEネットワークのデータ
送り元であるルートノードと、ルートノードからの入力
データの定数チェックを行い二入力ノードのどちらかの
口にデータを送る一入力ノードと、2方向から入力デー
タのAND条件やNOT条件を調べ次の二入力ノードあ
るいは終端ノードにデータを送る二入力ノードと、入力
データを競合集合に登録する終端ノードから構成されて
おり、ある二入力ノードの出力はただ一つの次のノード
に限定されていた。そして、従来のルールコンパイラ
は、一入力ノードは入力ルール集合のなかで共通なパタ
ーンは共有するものの、二入力ノードで共有する部分が
存在するにも関わらず、ルール単位で二入力ノードと終
端ノードを構成するRETEネットワークを生成してい
た。
1参照)を使用したプロダクションシステムの照合処理
は、図6に示すように、RETEネットワークのデータ
送り元であるルートノードと、ルートノードからの入力
データの定数チェックを行い二入力ノードのどちらかの
口にデータを送る一入力ノードと、2方向から入力デー
タのAND条件やNOT条件を調べ次の二入力ノードあ
るいは終端ノードにデータを送る二入力ノードと、入力
データを競合集合に登録する終端ノードから構成されて
おり、ある二入力ノードの出力はただ一つの次のノード
に限定されていた。そして、従来のルールコンパイラ
は、一入力ノードは入力ルール集合のなかで共通なパタ
ーンは共有するものの、二入力ノードで共有する部分が
存在するにも関わらず、ルール単位で二入力ノードと終
端ノードを構成するRETEネットワークを生成してい
た。
【0003】(注1)参考文献:RETEネットワーク
手法 C.L.Forgy著: Rete:A Fast Algorithm for the Many Pattern/Many Ob
ject Pattern Match Problem,Artificial Intelligenc
e 19(1982)
手法 C.L.Forgy著: Rete:A Fast Algorithm for the Many Pattern/Many Ob
ject Pattern Match Problem,Artificial Intelligenc
e 19(1982)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式では、二入
力ノードの出力がただ一つに限られていたため、複数個
のルールの条件部のパターンの組み合わせで共通な部分
があっても、そのルールの個数分だけ、同じ構成の部分
ネットワークを構成していた。また二入力ノードの構成
はルールの条件部のパターンそのままに対応したネット
ワークが生成されていた。
力ノードの出力がただ一つに限られていたため、複数個
のルールの条件部のパターンの組み合わせで共通な部分
があっても、そのルールの個数分だけ、同じ構成の部分
ネットワークを構成していた。また二入力ノードの構成
はルールの条件部のパターンそのままに対応したネット
ワークが生成されていた。
【0005】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、ルー
ルコンパイラに入力するプロダクションルールの条件部
のパターンの組み合わせのうち、複数のルールで共有で
きる部分を抽出し、その部分は単一の部分ネットワーク
を生成して、その部分ネットワークの終端となるノード
と、各ルールに固有な非共通部分の条件パターンを展開
したノードとを結合してRETEネットワークを生成す
るルールコンパイラと、前記部分ネットワークの終端と
なる二入力ノードから複数のルールの固有条件ネットワ
ークへ情報を送ることができる多出力二入力ノードとを
提供することによって、プロダクションシステムの条件
照合時間を短縮し、その結果として推論時間を短縮する
ことである。
ルコンパイラに入力するプロダクションルールの条件部
のパターンの組み合わせのうち、複数のルールで共有で
きる部分を抽出し、その部分は単一の部分ネットワーク
を生成して、その部分ネットワークの終端となるノード
と、各ルールに固有な非共通部分の条件パターンを展開
したノードとを結合してRETEネットワークを生成す
るルールコンパイラと、前記部分ネットワークの終端と
なる二入力ノードから複数のルールの固有条件ネットワ
ークへ情報を送ることができる多出力二入力ノードとを
提供することによって、プロダクションシステムの条件
照合時間を短縮し、その結果として推論時間を短縮する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明のプロダクションシステムは図1に示すよう
に、入力プロダクションルール集合3の各プロダクショ
ンルールの条件部パターン組み合わせのうち、複数のル
ールで共有できる部分を抽出し、その部分は単一の部分
ネットワークを生成して、その部分ネットワークの終端
となるノードと、各々のルールに固有な非共通部分の条
件パターンを展開したノードとを結合したRETEネッ
トワークを生成するルールコンパイラ1と、特に複数の
ノードにデータを送ることができる多出力二入力ノード
を備えるRETEネットワークを有するプロダクション
ルール条件部照合装置2とからなる。
に、本発明のプロダクションシステムは図1に示すよう
に、入力プロダクションルール集合3の各プロダクショ
ンルールの条件部パターン組み合わせのうち、複数のル
ールで共有できる部分を抽出し、その部分は単一の部分
ネットワークを生成して、その部分ネットワークの終端
となるノードと、各々のルールに固有な非共通部分の条
件パターンを展開したノードとを結合したRETEネッ
トワークを生成するルールコンパイラ1と、特に複数の
ノードにデータを送ることができる多出力二入力ノード
を備えるRETEネットワークを有するプロダクション
ルール条件部照合装置2とからなる。
【0007】
【作用】図2に本発明のルールコンパイラの構成を示
す。本発明はパターンによるルール分類処理手段11と二
入力ノードネットワーク生成処理手段12と一入力ノード
ネットワーク生成処理手段13から構成されるルールコン
パイラ1である。ルールコンパイラ1はプロダクション
ルール集合(入力ルール集合)3を読み込んで、第1段
階として入力ルールの条件部パターンの中で一番多用さ
れているパターンを一つ見つける(step1)。もし一番
多用されているパターンが複数個見つかったら、そのう
ちの任意のパターンを選択する。そして第2段階でその
パターンを含むルール集合と含まない集合とに二分する
(step2)。このそれぞれの集合に対して、上記の処理
を再帰的に行い、集合の要素がただ一つのルールになる
か、またはなくなるまで分類を行う(step3)。
す。本発明はパターンによるルール分類処理手段11と二
入力ノードネットワーク生成処理手段12と一入力ノード
ネットワーク生成処理手段13から構成されるルールコン
パイラ1である。ルールコンパイラ1はプロダクション
ルール集合(入力ルール集合)3を読み込んで、第1段
階として入力ルールの条件部パターンの中で一番多用さ
れているパターンを一つ見つける(step1)。もし一番
多用されているパターンが複数個見つかったら、そのう
ちの任意のパターンを選択する。そして第2段階でその
パターンを含むルール集合と含まない集合とに二分する
(step2)。このそれぞれの集合に対して、上記の処理
を再帰的に行い、集合の要素がただ一つのルールになる
か、またはなくなるまで分類を行う(step3)。
【0008】この分類を行うと、図4で示すような分類
木が生成されるので、最初のノードと、そのノードの枝
のノードとの組み合わせに対して二入力ノードを生成す
る(step4)。そして次に枝に対してその枝と組み合わ
せて二入力ノードを生成する(step5)というように、
再帰的に枝がなくなるまで二入力ノードを生成していっ
て、親の二入力ノードと子の二入力ノードとを連結して
いく。枝がなくなって、二入力ノードの終端に到達した
場合は、この二入力ノードの次のノードとして終端ノー
ドを生成して連結する(step6)。
木が生成されるので、最初のノードと、そのノードの枝
のノードとの組み合わせに対して二入力ノードを生成す
る(step4)。そして次に枝に対してその枝と組み合わ
せて二入力ノードを生成する(step5)というように、
再帰的に枝がなくなるまで二入力ノードを生成していっ
て、親の二入力ノードと子の二入力ノードとを連結して
いく。枝がなくなって、二入力ノードの終端に到達した
場合は、この二入力ノードの次のノードとして終端ノー
ドを生成して連結する(step6)。
【0009】各ノードから伸びている枝は複数個あるの
で、すべての枝に対して二入力ノードの生成と連結を行
う。このようにして図5に示すような二入力ネットワー
ク5を得る。
で、すべての枝に対して二入力ノードの生成と連結を行
う。このようにして図5に示すような二入力ネットワー
ク5を得る。
【0010】一入力ノードネットワークの生成13は従来
技術を用いて行えば良い。それぞれの種類のノードの機
能であるが、ルートノード、一入力ノードおよび終端ノ
ードは従来技術のRETEネットワークのノードの機能
と同じである。二入力ノードの機能は、データの送り先
が複数個であることを除けば同じである。
技術を用いて行えば良い。それぞれの種類のノードの機
能であるが、ルートノード、一入力ノードおよび終端ノ
ードは従来技術のRETEネットワークのノードの機能
と同じである。二入力ノードの機能は、データの送り先
が複数個であることを除けば同じである。
【0011】
【実施例】図2は本発明のルールコンパイラの一実施例
を示す構成図である。ルールコンパイラ1が入力ルール
集合3を受け取って、それらの条件部のパターンを分類
11、RETEネットワークを生成11・12して、図1のプ
ロダクションルール条件照合装置2のRETEネットワ
ークメモリにロードする。ロードされたRETEネット
ワークをもとに、プロダクションルール条件照合装置2
がネットワークのルートノードにデータを与えると、ネ
ットワークの中をデータが流れて、最終的に条件部の照
合が成功したルールインスタンスが競合集合に蓄えられ
る。
を示す構成図である。ルールコンパイラ1が入力ルール
集合3を受け取って、それらの条件部のパターンを分類
11、RETEネットワークを生成11・12して、図1のプ
ロダクションルール条件照合装置2のRETEネットワ
ークメモリにロードする。ロードされたRETEネット
ワークをもとに、プロダクションルール条件照合装置2
がネットワークのルートノードにデータを与えると、ネ
ットワークの中をデータが流れて、最終的に条件部の照
合が成功したルールインスタンスが競合集合に蓄えられ
る。
【0012】入力ルール集合3として図3で示すルール
集合を与えた場合の本発明の作用について述べる。ルー
ルコンパイラの第1段階として、入力ルールの条件部パ
ターンの中で一番多用されているパターンを一つ見つけ
る(step1)。例の場合はパターンCが3個で最大であ
る。第2段階として、Cを含むルール集合(rule1,ru
le2,rule3)と含まないルール集合(なし)に分離す
る(step2)。第3段階として、まずCを含んでいる集
合に対してC以外のパターンで一番多用されているパタ
ーンを一つ見つける(再帰処理のstep1)。例の場合は
パターンDが最大で2個使用されている。そこで、パタ
ーンCで行ったのと同じように、Dを含むルールの集合
(rule2,rule3)と含まない集合(rule1)と分離す
る(再帰処理のstep2)。集合に含まれるルールが一つ
になるまで再帰的に繰り返す(step3)。Dを含む集合
はまだ要素が一つになっていないのでパターンCおよび
D以外で多用されているパターンを一つ見つけようとす
る。この時、パターンAもパターンEも一つなので、適
当に一つ選ぶことにして、今回はパターンAを選択す
る。一方、Cを含まない集合は要素がないのでこれで分
類処理を終え、Dを含まない集合に対しても同様に処理
を行うが、この集合の要素数はすでに1であるので、こ
れで処理は終わりである。ここまでで、図4のようにど
のパターンがどのルールに含まれているかがわかる分類
木4が生成される。
集合を与えた場合の本発明の作用について述べる。ルー
ルコンパイラの第1段階として、入力ルールの条件部パ
ターンの中で一番多用されているパターンを一つ見つけ
る(step1)。例の場合はパターンCが3個で最大であ
る。第2段階として、Cを含むルール集合(rule1,ru
le2,rule3)と含まないルール集合(なし)に分離す
る(step2)。第3段階として、まずCを含んでいる集
合に対してC以外のパターンで一番多用されているパタ
ーンを一つ見つける(再帰処理のstep1)。例の場合は
パターンDが最大で2個使用されている。そこで、パタ
ーンCで行ったのと同じように、Dを含むルールの集合
(rule2,rule3)と含まない集合(rule1)と分離す
る(再帰処理のstep2)。集合に含まれるルールが一つ
になるまで再帰的に繰り返す(step3)。Dを含む集合
はまだ要素が一つになっていないのでパターンCおよび
D以外で多用されているパターンを一つ見つけようとす
る。この時、パターンAもパターンEも一つなので、適
当に一つ選ぶことにして、今回はパターンAを選択す
る。一方、Cを含まない集合は要素がないのでこれで分
類処理を終え、Dを含まない集合に対しても同様に処理
を行うが、この集合の要素数はすでに1であるので、こ
れで処理は終わりである。ここまでで、図4のようにど
のパターンがどのルールに含まれているかがわかる分類
木4が生成される。
【0013】次に第4段階として、生成した分類木から
RETEネットワークを作成する。図5は図4で示した
分類木から生成されたRETEネットワークである。図
4で示した分類木のトップである「Cを含む」41とその
枝の一つである「Dを含む」43の二つの条件のANDを
調べる二入力ANDノード51を作成する(step4)。
「Dを含む」43の枝は「Aを含む」45と「Aを含まずE
を含む」46があるので、二入力ノード51のデータの送り
先は二つある。一つは二入力ノード51から流れてきたデ
ータとAとのAND条件を調べる二入力ANDノード52
と、もう一つはEとのAND条件を調べる二入力AND
ノード53である。この二つの二入力ノード(52と53)を
生成し、親ノード51に連結する(step5)。「Aを含
む」45の枝はもうないので、二入力ノード52の次のノー
ドはルールrule2のルールインスタンスを競合集合に登
録する終端ノード54を生成して、それを連結する(step
6)。同様に二入力ノード53の次ノードはルールrule3
のインスタンスを競合集合に登録する終端ノード55とす
る。一方、「Cを含む」41の枝には「Dを含まずA・B
を含む」44があり、これに対応して、CとAとのAND
条件を調べる二入力ANDノード56と、二入力ノード56
から流れてきたデータとBとのAND条件を調べる二入
力ANDノード57を生成し、二入力ノード57の次ノード
として、ルールrule1を競合集合に登録する終端ノード
58を生成し、連結する。
RETEネットワークを作成する。図5は図4で示した
分類木から生成されたRETEネットワークである。図
4で示した分類木のトップである「Cを含む」41とその
枝の一つである「Dを含む」43の二つの条件のANDを
調べる二入力ANDノード51を作成する(step4)。
「Dを含む」43の枝は「Aを含む」45と「Aを含まずE
を含む」46があるので、二入力ノード51のデータの送り
先は二つある。一つは二入力ノード51から流れてきたデ
ータとAとのAND条件を調べる二入力ANDノード52
と、もう一つはEとのAND条件を調べる二入力AND
ノード53である。この二つの二入力ノード(52と53)を
生成し、親ノード51に連結する(step5)。「Aを含
む」45の枝はもうないので、二入力ノード52の次のノー
ドはルールrule2のルールインスタンスを競合集合に登
録する終端ノード54を生成して、それを連結する(step
6)。同様に二入力ノード53の次ノードはルールrule3
のインスタンスを競合集合に登録する終端ノード55とす
る。一方、「Cを含む」41の枝には「Dを含まずA・B
を含む」44があり、これに対応して、CとAとのAND
条件を調べる二入力ANDノード56と、二入力ノード56
から流れてきたデータとBとのAND条件を調べる二入
力ANDノード57を生成し、二入力ノード57の次ノード
として、ルールrule1を競合集合に登録する終端ノード
58を生成し、連結する。
【0014】これで二入力ノード・終端ノードの部分の
RETEネットワークを構成することができた。次に一
入力ノードの生成であるが、これは従来技術でのルール
コンパイラが生成するノードと同じである。
RETEネットワークを構成することができた。次に一
入力ノードの生成であるが、これは従来技術でのルール
コンパイラが生成するノードと同じである。
【0015】ルートノードからデータがRETEネット
ワークに流されると、定数項のチェックや、ANDチェ
ックなどを行い、成功したデータが下のノードに流され
て行くのは従来技術と同じであるが、二入力ノード51だ
けは、C&Dのチェックが成功した時点で、その情報を
二入力ノード52と二入力ノード53の両方に流すことが従
来技術とは異なった点である。
ワークに流されると、定数項のチェックや、ANDチェ
ックなどを行い、成功したデータが下のノードに流され
て行くのは従来技術と同じであるが、二入力ノード51だ
けは、C&Dのチェックが成功した時点で、その情報を
二入力ノード52と二入力ノード53の両方に流すことが従
来技術とは異なった点である。
【0016】図6に従来技術により生成されたRETE
ネットワークの図を示す。A、B、C、D、Eのデータ
をRETEネットワークに流した場合、一入力ノードか
ら下の部分のノードとノードを結ぶパスを通る本数は、
従来技術では15本であるのに対して、本発明による場合
では13本であり、2本少ない。したがって、パスを2本
分通るのにかかる時間だけ照合処理に要する時間が短く
て済む。また、ノードの値数は、従来技術の場合の二入
力ノードの個数6個に対して、本発明の場合は5個であ
る。本発明による多出力二入力ノードの占めるメモリの
大きさと従来の二入力ノードの場合の大きさの差は、次
の行き先のノードが複数個に対応できるために確保する
領域の差程度であり、問題にならない。したがって、プ
ロダクションルール条件照合装置に必要なRETEネッ
トワークメモリの必要量も少なくて済む。
ネットワークの図を示す。A、B、C、D、Eのデータ
をRETEネットワークに流した場合、一入力ノードか
ら下の部分のノードとノードを結ぶパスを通る本数は、
従来技術では15本であるのに対して、本発明による場合
では13本であり、2本少ない。したがって、パスを2本
分通るのにかかる時間だけ照合処理に要する時間が短く
て済む。また、ノードの値数は、従来技術の場合の二入
力ノードの個数6個に対して、本発明の場合は5個であ
る。本発明による多出力二入力ノードの占めるメモリの
大きさと従来の二入力ノードの場合の大きさの差は、次
の行き先のノードが複数個に対応できるために確保する
領域の差程度であり、問題にならない。したがって、プ
ロダクションルール条件照合装置に必要なRETEネッ
トワークメモリの必要量も少なくて済む。
【0017】
【発明の効果】実施例の効果で示したように、本発明に
よれば、データがRETEネットワーク内を流れるとき
の通過するパスの本数が少なくなるため、条件照合に要
する時間が短くて済み、また二入力ノードの個数が少な
くなるので、プロダクションルール条件照合装置に必要
なRETEネットワークの必要量も少なくて済む。
よれば、データがRETEネットワーク内を流れるとき
の通過するパスの本数が少なくなるため、条件照合に要
する時間が短くて済み、また二入力ノードの個数が少な
くなるので、プロダクションルール条件照合装置に必要
なRETEネットワークの必要量も少なくて済む。
【図1】本発明のルールコンパイラのブロック構成図
【図2】本発明のプロダクションシステムのブロック構
成図
成図
【図3】プロダクションルール集合の説明図
【図4】本発明の分類木の系統図
【図5】本発明のRETEネットワークの構成図
【図6】従来のRETEネットワークの構成図
1…ルールコンパイラ、2…プロダクションルール条件
部照合装置、3…プロダクションルール集合、4…分類
木、5…二入力ノードネットワーク、11…ルール分類処
理手段、12…二入力ノードネットワーク生成処理手段、
13…一入力ノードネットワーク生成処理手段、51,52,
53,56,57…二入力(AND)ノード、54,55,58…終
端ノード。
部照合装置、3…プロダクションルール集合、4…分類
木、5…二入力ノードネットワーク、11…ルール分類処
理手段、12…二入力ノードネットワーク生成処理手段、
13…一入力ノードネットワーク生成処理手段、51,52,
53,56,57…二入力(AND)ノード、54,55,58…終
端ノード。
Claims (3)
- 【請求項1】 RETEネットワークを使用するプロダ
クションシステムにおいて、RETEネットワークのデ
ータ送り元であるルートノードと、このルートノードに
連結され1方向からの入力データの所定条件を調べ後段
の1方向へ出力データを送る一入力ノードと、この一入
力ノードあるいは他の二入力ノードに連結され2方向か
らの入力データの論理条件を調べ後段の複数方向へ出力
データを送る二入力ノードと、この二入力ノードに連結
され1方向からの入力データを集合に登録する終端ノー
ドとから構成されるプロダクションルール条件部照合装
置を具備することを特徴とするプロダクションシステ
ム。 - 【請求項2】 請求項1記載のプロダクションシステム
において、プロダクションルール集合からそれらプロダ
クションルールの条件部の共通条件パターンを再帰的に
抽出し、集合の要素が一つまたは無しになるまで分類し
分類木を生成するルール分類処理手段と、この分類木を
基に当該ノードと当該ノードの枝のノードとの組み合わ
せに対して前記二入力ノードを再帰的に生成し、当該ノ
ードに枝がない場合は終端ノードを生成するネットワー
ク生成処理手段を具備するルールコンパイラを備えるこ
とを特徴とするプロダクションシステム。 - 【請求項3】 請求項2において、前記ルールコンパイ
ラのルール分類処理手段は、プロダクションルール集合
からそれらプロダクションルールの条件部の共通条件パ
ターンを多用されているものから順に再帰的に抽出する
ことを特徴とするプロダクションシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5237056A JPH0793156A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | プロダクションシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5237056A JPH0793156A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | プロダクションシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0793156A true JPH0793156A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17009770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5237056A Pending JPH0793156A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | プロダクションシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0793156A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010517185A (ja) * | 2007-01-26 | 2010-05-20 | シーエフピーエイチ, エル.エル.シー. | アルゴリズム取引 |
WO2011104767A1 (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-01 | 株式会社日立製作所 | 管理装置及び管理方法 |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP5237056A patent/JPH0793156A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010517185A (ja) * | 2007-01-26 | 2010-05-20 | シーエフピーエイチ, エル.エル.シー. | アルゴリズム取引 |
WO2011104767A1 (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-01 | 株式会社日立製作所 | 管理装置及び管理方法 |
JP2011175357A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Hitachi Ltd | 管理装置及び管理方法 |
US8473786B2 (en) | 2010-02-23 | 2013-06-25 | Hitachi, Ltd. | Management apparatus and management method |
US8671313B2 (en) | 2010-02-23 | 2014-03-11 | Hitachi, Ltd. | Management apparatus and management method |
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