JPH079307U - パルスオキシメータ用プローブの装着用シート - Google Patents

パルスオキシメータ用プローブの装着用シート

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JPH079307U
JPH079307U JP3901093U JP3901093U JPH079307U JP H079307 U JPH079307 U JP H079307U JP 3901093 U JP3901093 U JP 3901093U JP 3901093 U JP3901093 U JP 3901093U JP H079307 U JPH079307 U JP H079307U
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light
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 酸素飽和度の測定精度を損なうことなく、パ
ルスオキシメータ用プローブ部の長時間の装着による低
温火傷の発生を好適に緩和する装着用シートを提供す
る。 【構成】 装着用シート10は、例えば0.5mm程度
の比較的均一な厚さを有して例えば硬度60°の透明な
シリコーンゴム等から成り、第1発光素子24と第2発
光素子26と受光素子20とを備えたパルスオキシメー
タ用プローブ12と、皮膚18との間に介在させて用い
られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、血液中の酸素飽和度を測定するパルスオキシメータにおいて、プロ ーブと生体との間に介在される装着用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
生体の血液中の酸素飽和度を測定するために、生体の皮膚に向かって光を照射 する照射光源と、その皮膚内からの反射光を受けてそれを検知する光検知手段と を有して、その生体の表面に装着されるプローブを備えたパルスオキシメータが 知られている。このパルスオキシメータは、医療現場において生体に苦痛を与え ることなくその酸素摂取量を監視できるため、呼吸器乃至は循環器系に障害のあ る場合や手術の際等に有効に用いられる。
【0003】
【考案が解決すべき課題】
一般に、上記パルスオキシメータ用プローブは、生体の皮膚に対する押圧力等 によって反射光の信号強度が変化するため、その変化が生じ難いように一定の押 圧力で皮膚に装着される。しかしながら、パルスオキシメータでの血中酸素飽和 度の監視が重要となるのは、前記のような呼吸器或いは循環器系に障害のある場 合、体力が低下して呼吸が安定しない場合、或いは長時間に亘る手術の場合等で あり、これらの場合には何れも長時間に亘って連続してプローブを装着しておく 必要がある。ところが、前記照射光源は通常LED等から構成されて若干の発熱 を伴っており、上記のような長時間装着時には低温火傷を生じ得るという問題が あった。
【0004】 本考案は、以上の事情を背景として為されたものであって、その目的は、酸素 飽和度の測定精度を損なうことなく、上記のような長時間の装着による低温火傷 の発生を好適に緩和する装着用シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】 斯かる目的を達成するため、本考案の要旨とするところは、血液中の酸素飽和 度を測定するパルスオキシメータにおいて、生体の皮膚に向かって所定の波長の 光を照射する照射光源とその皮膚内からの反射光を受けてそれを検知する光検知 手段とを備えたプローブと、前記生体の皮膚との間に介在させられるパルスオキ シメータ用プローブの装着用シートであって、前記所定の波長の光に対する透過 性を有し、且つ低熱伝導率である材料から構成されたことにある。
【0006】
【作用および考案の効果】
このようにすれば、プローブと皮膚との間に介在される装着用シートは、低熱 伝導率材料から構成されているため、長時間の連続装着に起因する低温火傷の発 生が好適に緩和される。また、この装着用シートは測定に用いられる所定の波長 の光に対する透過性を有して、反射光が光検知手段に充分に供給されるため、測 定精度が好適に維持される。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【0008】 第1図は、本考案の一実施例である装着用シート10の使用状態を示す図であ る。パルスオキシメータ用プローブ12は、有底円筒状のハウジング14と、そ のハウジング14の開口部に嵌め着けられた遮光部材16とを備えており、例え ば硬度60°(JIS K6301 スプリング式硬さ試験による)の透明なシ リコーンゴムから成る、例えば0.5mm程度の比較的均一な厚さでハウジング 14よりも大きな外径の円板状の装着用シート10を介して皮膚18に押圧され ている。上記遮光部材16は、受光素子20を収容する中央凹部22と、第1発 光素子24および第2発光素子26を収容する環状凹部28を備えており、ハウ ジング14の押圧状態においてそれら第1発光素子24および第2発光素子26 から発射された赤外光および赤色光が皮膚18の表面に反射されて受光素子20 へ向かう光を遮光するとともに、外部から受光素子20へ向かう光も遮光するよ うに構成されている。なお、本実施例においては、第1発光素子24および第2 発光素子26が照射光源に、受光素子20が光検知手段に相当する。
【0009】 上記受光素子20、第1発光素子24、および第2発光素子26は、複数本の リード線30を介して図示しないパルスオキシメータ本体と接続されており、第 1発光素子24および第2発光素子26が時分割的に交互に駆動される一方、上 記パルスオキシメータ本体内では、上記受光素子20により検出された反射光信 号がその時分割駆動に同期して振り分けられることにより、皮膚18内からの赤 外光の反射光と赤色光の反射光とが得られ、たとえば特公昭53−26437号 に記載されているような良く知られたアルゴリズムからそれらの反射光の振幅値 に基づいて血液中の酸素飽和度が決定されるようになっている。
【0010】 ここで、装着用シート10は、シリコーンゴムから構成されて、第1発光素子 24から発射される赤色光(例えば波長660nm程度)および第2発光素子か ら発射される赤外光(例えば波長800nm程度)を透過させるため、測定に必 要な皮膚18からの反射光が充分に受光素子20に供給されると共に、シリコー ンゴムは熱伝導率が比較的低いため、長時間連続して装着されても低温火傷が発 生し難い。したがって、呼吸器或いは循環器系に障害のある場合、体力が低下し て呼吸が安定しない場合、或いは長時間に亘る手術の場合等の、長時間に亘って 連続してパルスオキシメータ用プローブ12を装着しておく必要があるときにも 、比較的安全である。
【0011】 また、装着用シート10は、ハウジング14よりもやや大きくされ、且つ比較 的軟質のシリコーンゴムから構成されているため、ハウジング14の押圧力が緩 和されて、特に長時間装着したときの装着部位の皮膚18の痕跡ひいては鬱血の の発生が緩和される。
【0012】 第2図は、他の装着用シート32の使用例であり、パルスオキシメータ用プロ ーブ12は前述の実施例と同様なものが用いられているため、その細部は省略し て示してある。この装着用シート32は、前記第1発光素子24および第2発光 素子26の外周側の遮光部材16の内壁面と略同じ外径の透光部34と、その外 周側に形成された遮光部36とから構成されている。透光部34は、例えば前記 装着用シート10と同様なシリコーンゴムから構成されており、遮光部36は、 例えば同様なシリコーンゴムに発色剤等を添加すること等により、赤色光および 赤外光を遮光するようにされている。このような装着用シート32は、パルスオ キシメータ用プローブ12を装着する際に装着用シート32を介在させることに より発生する、遮蔽部材16と皮膚18間に生じる隙間からの外乱光が遮られて 、一層正確な酸素飽和度が測定される。
【0013】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて説明したが、本考案はその他の態様 でも実施される。
【0014】 例えば、装着用シート10、32は、パルスオキシメータ用プローブ12に接 着剤等で予め固着されていても良く、或いは、装着用シート10、32を皮膚1 8に張り着けて、その上にシリコーン等を用いてパルスオキシメータ用プローブ 12を張り着けても良い。
【0015】 また、装着用シート10、32は、実施例のシリコーンゴムの他に軟質ビニー ル樹脂等でもよい。本考案においては、この装着用シート10、32によって酸 素飽和度の測定精度が低下されない必要があり、実施例で述べたように、赤色光 および赤外光を透過し、比較的均一な厚さであることと、パルスオキシメータ用 プローブ12の押圧による厚さの変化が生じ難いことが好ましい。また、測定精 度の確保の点からは、充分な断熱効果が得られる範囲内でできるだけ薄いほうが 好ましいのである。
【0016】 また、測定のために用いられる光は、前述の特公昭53−26437号公報等 にも示されるように、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンとの吸収係数が大き く異なる波長の光と、その吸収係数が略同じである波長の光であれば良く、実施 例で述べた660nmと800nm程度の波長の光に限定されるものではない。 例えば、400nm程度と700nm程度の波長の2つの光が選択されても良い 。したがって、装着用シート10、32は赤色光および赤外光を透過するものに 限られず、用いられる波長の光を好適に透過させるものであれば良い。
【0017】 その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得る ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が一実施例の装着用シートの使用状態を
示す図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す、図1に対応する図
である。
【符号の説明】
10:装着用シート 12:プローブ 18:皮膚 20:受光素子(光検知手段) {24:第1発光素子、26:第2発光素子}(照射光
源)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液中の酸素飽和度を測定するパルスオ
    キシメータにおいて、生体の皮膚に向かって所定の波長
    の光を照射する照射光源と該皮膚内からの反射光を受け
    てそれを検知する光検知手段とを備えたプローブと、前
    記生体の皮膚との間に介在させられるパルスオキシメー
    タ用プローブの装着用シートであって、 前記所定の波長の光に対する透過性を有し、且つ低熱伝
    導率である材料から構成されたことを特徴とするパルス
    オキシメータ用プローブの装着用シート。
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