JPH079262Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH079262Y2
JPH079262Y2 JP1990105548U JP10554890U JPH079262Y2 JP H079262 Y2 JPH079262 Y2 JP H079262Y2 JP 1990105548 U JP1990105548 U JP 1990105548U JP 10554890 U JP10554890 U JP 10554890U JP H079262 Y2 JPH079262 Y2 JP H079262Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
mounting shaft
spring
spring mounting
rib
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990105548U
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English (en)
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JPH0462574U (ja
Inventor
晴臣 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Publication of JPH0462574U publication Critical patent/JPH0462574U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はテープカセットに係り、詳しくは、スプリング
取付軸へのコイルスプリングの取り付けを容易に行える
と共に、該スプリング取付軸からコイルスプリングが容
易に外れるおそれのないテープカセットに関する。
〔従来の技術〕
テープカセットとして、テープを収納したカセット本体
と、該カセット本体の下ハーフを被覆した状態で該下ハ
ーフに対して前後方向に前進・後退自在に配設されたス
ライダーとを備え、上記下ハーフの係止片に設けたスプ
リング取付軸にコイルスプリングを挿入し、該コイルス
プリングの弾撥力を利用して、上記スライダーを前進位
置または後退位置に保持するように構成したものが知ら
れている。即ち、第6図に示すように、スライダー100
の左右位置には、それぞれ前後方向に間隔をおいて第1
のロック孔110と第2のロック孔120が設けられ、また下
ハーフ200の左右位置には、上記第1のロック孔110また
は上記第2のロック孔120に係脱自在に係止する突起220
を有した係止片210が設けられ、また該係止片210の該突
起220が設けられた側と反対側の面部のスプリング取付
軸230には、コイルスプリング300が挿入されており(第
7図参照)、該コイルスプリング300の弾撥力を利用し
て、上記突起220を上記第1のロック孔110或いは上記第
2のロック孔120に係止させることにより、上記スライ
ダーの前進・後退状態を保持するようにしてある。
ここで、上記スプリング取付軸230は、先端にテーパー
部240を有し、円柱状に形成されており、その外径は上
記コイルスプリング300の内径よりも若干大きく設定さ
れ、上記コイルスプリング300が固定されるようにして
ある。
尚、第8図に示すように、係止片210の突起220が設けら
れた側と反対側の面部に、先端にテーパー部250を有し
た円錐台状のスプリング取付軸260を設けたテープカセ
ットも知られている。そして、上記スプリング取付軸26
0は、その基端部の外径が上記コイルスプリング300の内
径よりも若干大きく形成されて、上記コイルスプリング
300が固定されるようにしてある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記円柱状のスプリング取付軸230を設
けた上記カセットテープは、該スプリング取付軸230に
上記コイルスプリング300を挿入する際、上記テーパー
部240を過ぎた時点で上記コイルスプリング300の挿入が
スムーズに行かなく、コイルスプリング300の挿入が困
難となる欠点があった。
また、上記円錐台状のスプリング取付軸260を設けた上
記カセットテープは、上記コイルスプリング300が該ス
プリング取付軸260の基端部でしか固定されず、上記コ
イルスプリング300が該スプリング取付軸260から外れ易
い欠点があった。
従って、本考案の目的は、スプリング取付軸へのコイル
スプリングの取り付けを容易に行えると共に、該スプリ
ング取付軸からコイルスプリングが容易に外れるおそれ
のないテープカセットを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、テープを収納したカセット本体と、該カセッ
ト本体の下ハーフを被覆した状態で該下ハーフに対して
前後方向に前進・後退自在に配設されたスライダーとを
備え、上記下ハーフの係止片に設けたスプリング取付軸
にコイルスプリングを挿入し、該コイルスプリングの弾
撥力を利用して、上記スライダーを前進位置または後退
位置に保持するように構成したテープカセットにおい
て、 上記スプリング取付軸の外周面に、上記コイルスプリン
グをその半径方向に押し広げるリブを、軸方向に延設
し、且つ該リブの先端部にテーパー状部を設けたことを
特徴とするテープカセットを提供することにより、上記
目的を達成したものである。
〔作用〕
本考案のテープカセットによれば、コイルスプリングを
スプリング取付軸に挿入する際、該コイルスプリング
は、テーパー状部に案内されつつリブにより半径方向に
押し広げられ、該リブの外周面に圧接し、スプリング取
付軸の外周面全体に圧接することがないため、スプリン
グ取付軸にスムーズに挿入される。また、挿入されたコ
イルスプリングは、軸方向に延びるリブに圧接した状態
で取り付けられているため、スプリング取付軸から容易
に外れるおそれがない。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示しており、第
1図は下ハーフの内面を示す平面図、第2図はスプリン
グ取付軸にコイルスプリングを挿入した状態を示す部分
拡大断面図、第3図はスプリング取付軸とコイルスプリ
ングを分解して示した部分斜視図、第4図はスプリング
取付軸にコイルスプリングを挿入した状態を示す平面
図、第5図は下ハーフを上向きにして示したテープカセ
ット全体の斜視図である。
本実施例のテープカセットは、第1図及び第5図に示す
ように、テープ5の一対のテープ供給・巻取ハブ6を回
転自在に収容する、カセット本体1を形成する上ハーフ
2及び下ハーフ3と、該下ハーフ3を被覆した状態で該
下ハーフ3に対して前進・後退自在に配置されたスライ
ダー4と、該スライダー4を前進方向に付勢するスプリ
ング7とを具備して構成されている。
上記下ハーフ3には、第1図に示すように、その中央部
分に上記テープ供給・巻取ハブ6を回転駆動するための
駆動軸(図示せず)が嵌入する一対のハブ孔3aが形成さ
れ、また該ハブ孔3aの両側前方位置には、一対の係止片
3bが一体的に形成されている。
また、上記スライダー4には、第5図に示すように、そ
の中央部分に上記一対のハブ孔3aと略同径の一対の開口
部4aが形成され、また該開口部4aの両側前方位置に前後
して上記係止片3bの自由端に設けた突起3cが係脱自在に
係止する第1のロック孔4bと第2のロック孔4cが形成さ
れている。
そして、上記係止片3bの上記突起3cが設けられた面部と
反対側の面部には、円柱状のスプリング取付軸3dが設け
られ、該スプリング取付軸3dには、上記突起3cと上記ロ
ック孔4b、4c側に付勢するコイルスプリング8(第2図
参照)が挿入されており、該コイルスプリング8の弾撥
力を利用して上記突起3cを上記第1のロック孔4c或いは
上記第2のロック孔4dに係止させることにより、上記ス
ライダー4の前進・後退状態を保持するようにしてあ
る。
以上の構成は従来のテープカセットと同様であるが、本
実施例のテープカセットは、上記スプリング取付軸3dへ
の上記コイルスプリング8の取り付けを容易に行えると
共に、一旦取り付けられた上記コイルスプリング8が上
記スプリング取付軸3dから容易に外れないようにした点
に特徴を有している。
即ち、第2図及び第3図に示すように、上記スプリング
取付軸3dの外周面には、上記コイルスプリング8を半径
方向に押し広げるための、軸方向に延びるリブ3eが、2
個、周方向に適宜間隔(略180°の開き角度)をもって
設けられ、該リブ3eの先端部にはテーパー状部3fが設け
られている。尚、上記スプリング取付軸3dの先端はテー
パー状に形成されている。
ここで、上記コイルスプリング8の内径は、例えば、1.
6mm〜1.8mmに設定するのが好ましく、上記スプリング取
付軸3dの外径は、上記コイルスプリング8の内径よりも
小さく、例えば0.9mm〜1.1mmに設定するのが好ましい。
また、上記スプリング取付軸3dの中心から上記リブ3eの
外周面までの距離は、1.7mm〜1.9mmに設定するのが好ま
しく、該距離を半径として描いた円の径は、上記コイル
スプリング8の内径よりも若干大きく設定されている。
以上のように構成された本実施例のテープカセットによ
れば、上記コイルスプリング8を上記スプリング取付軸
3dに挿入する際、該コイルスプリング8は、該スプリン
グ取付軸3dの外周面全体に圧接することなく、テーパー
状部3fに案内されて上記リブ3eの外周面に圧接し、該リ
ブ3eにより半径方向に押し広げられるだけなので(第4
図参照)、該スプリング取付軸3dにスムーズに挿入され
る。
また、上記コイルスプリング8は、上記スプリング取付
軸3dに挿入されたとき、第4図に示すように、平面形状
が略楕円状になるように変形してリブ3eの外周面に圧接
するので、該スプリング取付軸3dから外れるおそれがな
い。
さらに、上記上記スプリング取付軸3dは、上記リブ3eに
よって補強され、折損するおそれがない。
尚、第4図では、上記コイルスプリング8が、上記リブ
3eの外周面に圧接する他に、上記スプリング取付軸3dの
外周面にも部分的に圧接する場合を示している。しか
し、上記スプリング取付軸3dの中心から上記リブ3eの外
周面までの距離によっては(上記リブ3eが上記スプリン
グ取付軸3dの外周面から突出する高さによっては)、上
記コイルスプリング8は、略楕円状に変形するものの、
その長軸の長さとその短軸の長さとの差が余りなく、上
記リブ3eの外周面にのみ圧接することになる場合があ
る。
また、上記リブ3eを2個設けた場合を示したが、これに
限定されるものではなく、少なくとも1個以上設けてあ
ればよい。
〔考案の効果〕
本考案のテープカセットは、スプリング取付軸へのコイ
ルスプリングの取り付けを容易に行えると共に、スプリ
ング取付軸からコイルスプリングが容易に外れるおそれ
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示しており、第
1図は下ハーフの内面を示す平面図、第2図はスプリン
グ取付軸にコイルスプリングを挿入した状態を示す部分
拡大断面図、第3図はスプリング取付軸とコイルスプリ
ングを分解して示した部分拡大斜視図、第4図はスプリ
ング取付軸にコイルスプリングを挿入した状態を示す平
面図、第5図は下ハーフを上向きにして示したテープカ
セット全体の斜視図、第6図乃至第8図は従来技術を示
し、第6図は下ハーフを上向きにして示したテープカセ
ットの平面図、第7図及び第8図はスプリング取付軸に
コイルスプリングを挿入した状態を示す部分拡大斜視図
である。 1;カセット本体 2;上ハーフ 3;下ハーフ 3b;係止片 3c;突起 3d;スプリング取付軸 3e;リブ 3f;テーパー状部 4;スライダー 4b,4c;ロック孔 5;テープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープを収納したカセット本体と、該カセ
    ット本体の下ハーフを被覆した状態で該下ハーフに対し
    て前後方向に前進・後退自在に配設されたスライダーと
    を備え、上記下ハーフの係止片に設けたスプリング取付
    軸にコイルスプリングを挿入し、該コイルスプリングの
    弾撥力を利用して、上記スライダーを前進位置または後
    退位置に保持するように構成したテープカセットにおい
    て、 上記スプリング取付軸の外周面に、上記コイルスプリン
    グをその半径方向に押し広げるリブを、軸方向に延設
    し、且つ該リブの先端部にテーパー状部を設けたことを
    特徴とするテープカセット。
JP1990105548U 1990-10-05 1990-10-05 テープカセット Expired - Lifetime JPH079262Y2 (ja)

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JP1990105548U JPH079262Y2 (ja) 1990-10-05 1990-10-05 テープカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990105548U JPH079262Y2 (ja) 1990-10-05 1990-10-05 テープカセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0462574U JPH0462574U (ja) 1992-05-28
JPH079262Y2 true JPH079262Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31851275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990105548U Expired - Lifetime JPH079262Y2 (ja) 1990-10-05 1990-10-05 テープカセット

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JP (1) JPH079262Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0685273B2 (ja) * 1986-05-28 1994-10-26 日立マクセル株式会社 テ−プカ−トリツジ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0462574U (ja) 1992-05-28

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