JPH0792557B2 - 投影型露光装置 - Google Patents

投影型露光装置

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JPH0792557B2
JPH0792557B2 JP61058624A JP5862486A JPH0792557B2 JP H0792557 B2 JPH0792557 B2 JP H0792557B2 JP 61058624 A JP61058624 A JP 61058624A JP 5862486 A JP5862486 A JP 5862486A JP H0792557 B2 JPH0792557 B2 JP H0792557B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、半導体製造過程において用いられる露光装
置、特にフォトマスクパターンをウェハ上に投影して転
写する投影型露光装置に関する。
〔発明の技術分野〕
半導体素子の製造過程中のリソグラフィ工程において
は、1枚のウェハに対してレジスト塗布−アライメント
−露光−化学プロセスの工程が複数回繰り返して行われ
る。近年、半導体素子の集積密度が高まるに従って、上
記のリソグラフィ工程中のアライメントと露光の工程
に、縮小投影型露光装置が多く用いられるようになって
来た。この縮小投影型露光装置においては、特に高い解
像力を有する投影レンズが要求され、その高解像力投影
レンズによりフォトマスク(以下「レチクル」と称す
る。)上のパターンの像が、移動ステージ上に載置され
た直径75mm乃至150mmのウェハ上に10mm角乃至20mm角の
露光フィールドで投影されて、ステージ移動と露光とが
繰り返し行われる。その際、迅速なアライメント、露
光、ステージ移動ばかりで無く、解像力に見合う高いア
ライメント精度が要求される。
また、縮小投影型露光装置では、投影レンズを介して投
影露光された後、化学プロセスを経てウェハ上に形成さ
れたアライメントマークと次工程のレチクル上のアライ
メントマークとを露光ごとに合致させる、いわゆるダイ
・バイ・ダイアライメントが行われる。この場合、収差
の補正された投影化学系を介して行われるレチクルとウ
ェハとのアライメントマークの重ね合せは、焼付け露光
と同時に確認できることが望ましい。しかしながら、投
影レンズを介してアライメントを行う従来公知のTTL式
のアライメント光学系においては、そのアライメント光
学系の一部が露光用光路内に配置されているため、露光
の際にはそのアライメント光学系の一部を露光用照明光
路外へ退避させねばならず、構造が複雑で、しかも露光
中はアライメント状況を確認できない欠点があった。
また従来、レチクルとウェハとの双方のアライメントマ
ークを照明するためのアライメント用照明光には、露光
波長に近い波長の光が多く用いられていた。そのため、
ウェハ上のレジスト(感光剤)とアライメント波長との
関係で、次のような不具合が生じることが判明した。す
なわち、通常のレジストは、感光域が広く、露光波長近
辺でも感光性を有するため、アライメント波長が露光波
長に近いとアライメント時にアライメントマーク上のレ
ジストが感光してしまい、工程ごとにアライメントマー
クを写し替える煩わしさが有る。そのため、アライメン
トマークの写替えによりアライメント精度を低下させる
一因となっていた。また、ウェハ上のアライメントマー
クをレジスト越しに観察する際に、アライメント光によ
るレジストの感光前後で、レジストの質的変化のため観
察状況(主としてアライメントマークのコントラスト)
が変化するため、アライメント検出信号が不安定となる
欠点があった。さらに、露光波長で干渉条件により無反
射になるように設定された多層レジストや吸収層を持つ
ダイ入りレジストCEL(コントラスト、エンハンスト、
レイヤ)などでは、露光波長に近いアライメント波長で
はウェハ上のアライメントマーク観察が困難となる欠点
があった。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来装置の欠点を解決し、ウェハ上のレ
ジストに影響されることなく良好にアライメント信号が
検出でき、高精度で高スルーブットが期待できる露光装
置を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
上記の目的を達成するために、本発明は、少なくとも2
つの異る波長の光に対して色収差補正され且つレチクル
上のパターンをウェハ上に投影する投影光学系と、その
2つの波長のうち、一方の波長の光をもってレチクル上
のパターンを照明する照明光学系と他方の波長の光をも
ってレチクルとウェハとのアライメント状態を投影光学
系を通して検出するためのアライメント光学系とを設け
ると共に、そのレチクルに対して投影光学系とは反対側
に、前記の2つの波長のうちいずれか一方を反射し他方
を透過させるダイクロイックミラー手段を設け、レチク
ルの照明とアライメントの検出とをそのダイクロイック
ミラー手段を介して行うように構成することを技術的要
点とするものである。
〔実 施 例〕
以下、本発明の実施例を添付の図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図は本発明の一実施例を示す光学系の側面図で、第
2図は第1図に示す光学系の正面図である。
第1図において、図示されない光源から供給されてコン
デンサーレンズ1を通った露光光束は、ダイクロイック
ミラー2にて反射され、レチクル3上のパターンを均一
に照明する。その露光光束によって照明されたレチクル
3上のパターンは、投影レンズ4によりウェハ5上に投
影される。一方、露光光束とは異なる波長の光を発振す
る左右のアライメント照明光源10L、10Rからのレーザ光
束は、第2図に示すように、半透過鏡11L、11Rを透過し
た後、アライメント用第2対物レンズ12L、12R、反射鏡
13L、13Rおよびアライメント用第1対物レンズ、14L、1
4Rを経て、収差補正板15L、15R、16L、16Rおよび17L、1
7Rを通過する。さらに、そのレーザ光束は、後で詳しく
述べられるダイクロイックミラー2を透過した後、レチ
クル3上の左右のアライメントマークPL、PRをそれぞれ
照明する。またさらに、アライメントマークPR、PLを照
明したアライメント用の照明光束は、色収差補正された
投影レンズ4により実質的絞り4aの中心を通ってウェハ
5上のアライメントマークQR、QLをそれぞれ落射照明す
る。この絞り4aは投影レンズ4の後側焦点位置にある。
落射照明されたウェハ5上のアライメントマークQR、QL
からのレーザ光束による反射光は、逆の光路を辿って進
み、レチクル3上にウェハ5のアライメントマークQR
QLの像を形成し、そのアライメントマークQRはレチクル
3上のアライメントマークPLと、またアライメントマー
クQL、QRレチクル3上のアライメントマークPRとそれぞ
れ重ね合わされる。その重ね合わされたレチクル3上の
アライメントマークPL、PRの像とウェハ5上のアライメ
ントマークQR、QLの像とは、ダイクロイックミラー2を
透過した後、収差補正板17L、17R、16L、16R、15L、15R
を透過し、アライメント用第1対物レンズ14L、14R、反
射鏡13L、13R、アライメント用第2対物レンズ12L、12R
を通過し、さらに、半透過鏡11L、11RにてITV撮像管
(または撮像素子)18L、18Rの方へ転向され、それぞれ
の受光面に結像される。
ところで、厚さを持った平行平面板を光が透過する場
合、その透過光が平行光束の場合には、単にその光束が
横ずれするだけで収差に影響を及ぼすことは無いが、そ
の透過光が収斂または発散光の場合には、非点収差とコ
マ収差とに影響する。そのため、レチクル3からアライ
メント用第1対物レンズ14L、14Rに向う光がアライメン
ト光路中のダイクロイックミラー2を透過する際に、コ
マ収差と非点収差とが発生する。そのため、ダイクロイ
ックミラー2に対して90゜傾斜して配置された収差補正
板17R、17Lでコマ収差を補正し、アライメント光軸を中
心にダイクロイックミラー2に対して90゜回転し、さら
にアライメント光軸に対して等しい角度だけ逆向きに傾
斜して配置された一対づつの収差補正板16L、15L、1
6R、15Rで、非点収差を補正するように構成されてい
る。アライメント光束の開口数(NA)が小さい場合やダ
イクロイックミラー2が薄く収差に悪影響を与えない場
合には収差補正板を必要としないが、NAが大きい場合に
は、ダイクロイックミラー2に対し収差補正板15L、1
6L、15R、16Rは、非点収差の補正上極めて重要となる。
また、アライメント方法として図示されないシリンドリ
カルレンズによりレーザ光束を光軸に直交するスリット
状に成型し、このスリット状の光束でアライメントマー
クを走査して、アライメントを行う方式の場合には、ダ
イクロイックミラー2に対して収差補正板17L、17Rはコ
マ収差補正上極めて重要である。
第3図は、第1図中に使用されているダイクロイックミ
ラー2の光学特性を示し、波長λの光を100%反射
し、波長λの光に対しては、ミラー面に垂直な面内で
振動するP方向の偏光成分は100%透過し、これに垂直
な面内で振動するS方向の偏光成分は100%反射するよ
うに、そのダイクロイックミラー2は薄膜設計がなされ
ている。また、S方向の偏光成分が100%透過する領域
を超えて長い波長λに対しては、100%の透過光とな
る。この場合、投影レンズ4に対するレチクル3側の所
定の開口数(NA)の光束が均等にダイクロイックミラー
2を反射または透過しなければならない。
縮小投影型露光装置に用いられる投影レンズは、通常、
5乃至10倍の縮小倍率を持つので、例えばウェハ側でNA
=0.35の投影レンズ4では、レチクル側で0.07乃至0.03
5のNAとなる。そのため、ダイクロイックミラー2とし
ては、露光波長とアライメント波長のスペクトル半値巾
も考慮するとNA=0.1に相当する波長シフト範囲Δλの
波長の光に対して均一な特性を持つことが必要である。
具体的には、薄膜特性上NA=0.1は約±3nmの波長シフト
に相当するため、第3図中で、波長λよりΔλ=±
3nmだけシフトした範囲の波長の光についてもほぼ100%
反射し、また、波長λよりΔλ=±3nmだけシフト
した波長の光についてほぼ100%透過し、さらに、λ
に近い波長λについてはΔλ=±3nmだけシフトし
た波長の光に対して、P方向の偏光成分をほぼ100%透
過し、S方向の偏向成分をほぼ100%反射するように、
第1図に示すダイクロイックミラー2では薄膜設計がな
される。
第4図乃至第6図は、第1図の実施例に使用されるそれ
ぞれ別の投影レンズ4の露光波長とアライメント波長と
に対する色収差補正状態を説明するための線図で、それ
ぞれ横軸に波長λ、縦軸に投影レンズ4の軸上色収差量
を示し、破線にて狭まれた部分dは色収差許容範囲を示
す。
第4図は、一つの極値を持つ2次曲線の軸上色収差状態
を示す通常の投影レンズに見られる色収差補正の状態を
示し、色収差許容範囲d内に比較的広い半値巾(スペク
トル幅)bを持った露光波長λと、レーザ光λのア
ライメント波長とが含まれている。本発明では、これを
「一括色消しタイプ」と呼ぶ。従来の露光装置などに組
み込まれている通常のガラス素材を使用した投影レンズ
4では、色収差許容範囲が狭いため、露光波長λとア
ライメント波長λとは、互いに近い第4図に示すタイ
プのものが多く使用されている。この一括色消しタイプ
の投影レンズ4に対し、ダイクロイックミラー2を介し
て使用される露光波長λとアライメント波長λとの
組合わせの例を第1表に示す。
代表的な露光波長λとしてHgランプ(高圧水銀ラン
プ)のスペクトルの436nm、365nmおよび313nmを選び、
波長半値巾は比較的広いため、ここでは一様に±2nmと
した。また、同じく露光波長λとして選んだエキシマ
レーザについては、XeClとKrFの比較的半値巾の広いも
のを±0.5nmとしている。また、アライメント光として
は高輝度光源が望ましく、使い易いレーザとしてHe−C
d:442nm、He−Cd:325nmなどが選ばれる。また、アライ
メント波長λは露光波長λに近いので、ダイクロイ
ックミラー2は、第3図の波長λにて示すように、P
成分を透過し、S成分を反射する領域が使用される。
第5図は、第4図と同様に1つの極値を有する2次曲線
を示す軸上色収差を持つ投影レンズにおいて、その極値
0を挟む短波長側の波長λと長波長側の波長λに対
して色収差補正を行ったもので、ここでは、これを「挟
帶2色色消しタイプ」と呼ぶ。このタイプの投影レンズ
を露光装置に用いる場合には、露光波長λは極値0か
ら短波長側に大きく離れるので色収差許容範囲d1が挟い
ため、半値巾の狭いエキシマレーザを露光用光源として
使用し、アライメント波長λとしては投影レンズ4の
設計により各種のものが選ばれる。このように色収差補
正された投影レンズに対し、ダイクロイックミラー2を
介して使用される露光波長λとアライメント波長λ
との組合せの例を第2表に示す。
上記第2表のエキシマレーザは、いずれもインジェクシ
ョンロッキング状態など半値巾が狭いものが使用され
る。なお、アライメント波長λは露光波長λから大
きく離れているので、ダイクロイックミラー2の全透過
領域(第3図中でλの領域)で使用される。
上記のような一括色消しタイプでは、アライメント波長
には露光波長に近い波長しか使用できず、また、狭帶2
色色消しタイプでは、露光用、アライメント用共に波長
幅の狭いレーザ光を必要とし、また、複数のアライメン
ト波長を用いることは不可能である。しかし、投影レン
ズ4の構成要素の内に、螢石(CaF2)、弗化リチウム
(LiF)等のような異常分散を示す光学材料を用いて色
収差補正を行うと、波長を関数とする軸上色収差の振舞
いを、第6図に示すように、少なくとも2つの極値01
よび02を有する3次曲線の状態にすることができる。
この第6図に示す軸上色収差曲線において横軸Xを短波
長側の極値01にほぼ接するようにとると、波長λ(極
値01にほぼ等しい波長)と、長波長側の極値02を超えた
長波長域の波長λとに対して軸上色収差を0(ゼロ)
に補正することができる。この場合、極値01の近辺では
色収差許容範囲内において波長幅を広くとることができ
るので、エキシマレーザは勿論、例えばHgランプ(超高
圧水銀ランプ)のようなスペクトル幅の広い光源の使用
が可能となる。それ故、ここではこれを「広帶2色色消
しタイプ」と呼ぶ。また、極値02を超えた長波長域の波
長λは、アライメント光として使用され、λよりわ
ずかに長い波長λは露光用またはアライメント用のい
ずれにも使用できる。上記のような広帯2色色消しタイ
プの投影レンズ4に対して、ダイクロイックミラー2を
介して使用される露光波長λとアライメント波長λ
およびλの組合わせの例を第3表および第4表に示
す。
第3表は露光波長λとしてHgランプのスペクトの436n
m、365nm、313nmなどがスペクトル幅±2nmで用いられ、
また、XeClエキシマレーザは、波長249±0.5nm、KrFエ
キシマレーザは波長249±0.5nmで用いられる。また、ア
ライメント光束としては、いずれも、第6図中で長波長
側の極値02を超えた領域の波長λのみが用いられ、ダ
イクロイックミラー2の第3図中で全透過領域(S成分
も完全透過領域)で使用される。
さらに、広帶2色色消しタイプでは、第4表に示すよう
にアライメント波長として2波長選択も可能である。こ
の場合、ダイクロイックミラー2は、第3図中でλ
よびλにて示すように、露光波長入λに近いアライ
メント波長λについてはP成分を透過すると共にS成
分を反射するように構成され、露光波長λから遠いア
ライメント波長λについて全透過させる。
レジスト(感光剤)が塗布されたウェハに対してアライ
メントを行う際、一方の波長では、レジストの厚さや屈
折率などによる干渉条件で、ウェハ上のアライメントマ
ークの検出信号が得られなかったり、非常にノイズが多
くなる場合がある。このような場合、アライメントに2
つの異なる波長の光を用いると、一つの波長で検出信号
が不充分でも、他方の波長で充分な検出信号が得られる
場合が多く、検出能力の向上が期待できる。
また、上記の第4表には記載されていないが、第6図に
おいて、露光の2つの波長(例えばλとλ)を用
い、アライメントを1つの波長(例えばλ)で行うこ
とも可能である。この場合、1つの波長(例えばλ
で露光を行うと、ウェハ上のパターンエッジにレジスト
の上面とウェハ面との双方の反射光により定在波が生
じ、そのため微細なパターンの形成に支障を来す恐れが
有るが、露光を2波長(例えばλ、入)にて行う
と、その定在波を低減させることが可能なため、焼付け
線巾のコントロールの向上が期待できる。
上記の実施例においてはダイクロイックミラー2を平行
平面板で形成したが、これを直角プリズム2枚を貼り合
わせて、その斜辺が反斜面となるように構成してもよ
い。この場合、そのプリズムの透過光には収差が生じな
いので、収差補正板15R〜17R、15L〜17Lを削除できる。
一方、ダイクロイックミラーは、その特性として短波長
を反射し、長波長を透過するコールドミラータイプのも
のが製作上有利である。また通常、アライメント光束に
高輝度レーザを使用すると、ノイズが少なく、検出能力
の高いアライメント光学系の構成が可能となるが、その
安定したレーザは、露光波長より長い波長を持ったもの
が多い。そのため、第1図の実施例では、露光波長を反
射し、アライメント波長を透過するダイクロイックミラ
ー2を採用している。しかし、アライメント波長と露光
波長との組合せによっては、ダイクロイックミラー2の
透過例に露光光束、反射例にアライメント光束を選んで
もよい。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、ダイクロイックミラーを介
して露光照明とアライメントとを行うように構成したか
ら、ウェハの焼付け露光時にも、露光フィールド近傍ま
たはその内部に設けられたアライメントマークに対して
常時アライメントが可能となり、露光の都度アライメン
ト光学系の一部を照明光路外に退避させる必要が無いか
ら高いアライメント精度と高いスループットが実現でき
る。また、投影レンズの色収差補正された波長を明確に
分別して、反射または透過させるようにダイクロイック
ミラーを構成したから、露光波長と大きく離れたアライ
メント波長は勿論、露光波長近辺の波長でもアライメン
ト波長として使用できるから、露光波長に吸収帶を持つ
多層レジストやダイ入りレジスト、CELなどに対してもS
N比の良好なアライメント信号が得られ、検出能力の大
巾な向上が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す光学系の側面図で、第
2図は第1図に示す光学系の正面図、第3図は、第1図
に示すダイクロイックミラーの光学特性図、第4図乃至
第6図は第1図に示す投影レンズの種々の色収差補正状
態を示す説明図で、第4図は一括色消しタイプ、第5図
は狭帶2色色消しタイプ、第6図は広帶2色色消しタイ
プを示す。 〔主要部分の符号の説明〕 1……コンデンサーレンズ(照明光学系) 2……ダイクロイックミラー(ダイクロイックミラー手
段) 3……レチクル、5……ウェハ 4……投影レンズ(投影光学系) 12L、12R……アライメント用第1対物レンズ(アライメ
ント光学系) 14L、14R……アライメント用第2対物レンズ(アライメ
ント光学系) 15L〜17L、15R〜17R……収差補正板(アライメント光学
系) 10L、10R……アライメント照明光源 18L、18R……ITV撮像管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 亨幸 神奈川県相模原市麻溝台1773番地 日本光 学工業株式会社相模原製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−194521(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2つの異なる波長について色収
    差補正され且つレチクル上のパターン像をウェハ上に形
    成する投影光学系と、前記2つの波長のうちの一方の波
    長の光をもって前記レチクル上のパターンを照明する照
    明光学系と、他方の波長の光をもって前記レチクルと前
    記ウェハとのアライメント状態を前記投影光学系を通し
    て検出するためのアライメント光学系とを設けると共
    に、前記レチクルに対して前記投影光学系とは反対側に
    前記2つの波長のうちいずれか一方を反射し、他方を透
    過させるダイクロイックミラー手段を設け、前記レチク
    ルの照明と前記アライメントの検出とを前記ダイクロイ
    ックミラー手段を介して行う如く構成し、前記投影光学
    系には、波長を関数とする軸上色収差が少なくとも2つ
    の極値を有するように異常分散を示す光学材料が用いら
    れ、前記ダイクロイックミラー手段によって分別されて
    前記照明光学系を介して前記レチクルを照明する露光波
    長には、前記2つの極値のうちの短波長側の極値ないし
    その近辺の波長を用いる如く構成したことを特徴とする
    投影型露光装置。
  2. 【請求項2】前記ダイクロイックミラー手段(2)は平
    行平面板にて形成され、前記アライメント光学系は前記
    ダイクロイックミラー手段(2)を透過した光によるコ
    マ収差と非点収差とを補正する収差補正手段(15L〜1
    7L、15R〜17R)を含むことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の投影型露光装置。
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