JPH0792053B2 - 空気圧縮装置の防錆方法 - Google Patents

空気圧縮装置の防錆方法

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JPH0792053B2
JPH0792053B2 JP63024121A JP2412188A JPH0792053B2 JP H0792053 B2 JPH0792053 B2 JP H0792053B2 JP 63024121 A JP63024121 A JP 63024121A JP 2412188 A JP2412188 A JP 2412188A JP H0792053 B2 JPH0792053 B2 JP H0792053B2
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、空気圧縮装置内の酸化による錆を防ぐ空気
圧縮装置の防錆方法に関する。
(従来の技術) 空気圧縮装置内には、空気を圧隙した際に発生する凝結
水がたまる。
ところが、この凝結水は、大気汚染等の関係で硫化水素
等の酸性要因物質が含まれ酸性となっている。
これに対して、従来の空気圧縮装置は、オイルレスタイ
プのものが多くなってきている反面、防錆対策はほとん
どなされておらないのが現状であり、錆の発生は非常に
多く傷みが激しい。又、その防錆対策として考えられる
のは、防錆塗料を空気圧縮装置の内部に塗布するか、或
いは亜鉛メッキの如き耐蝕メッキを全面に施すか、或い
は材質自体をステンレス鋼にする方法がある。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上述した防錆対策を空気圧縮装置内に施そう
とすると次のような問題点がある。
すなわち、塗料を塗布する方法の場合は、前記凝結水が
溜る場所として空気タンク内がほとんどであるから、そ
のタンク内の塗料を塗布しなければならない。ところ
が、このようにタンク内に塗料を塗布しようとしても、
完成されたタンク内は塗料が塗り難く、又、製造途中の
段階で塗料を塗ると最終溶接工程でその溶接部分近傍の
塗料が熱で剥離、或いは消滅してしまう。そのため、タ
ンク内における塗料が塗りきれない部分、或いは剥離消
滅した部分から錆が急速に発生してしまう問題点があ
る。
又、亜鉛メッキの如き耐蝕メッキを空気タンク内に施す
場合は、製造途中の段階でメッキを施すと、最終溶接工
程でメッキが剥離してしまう問題点があり、完成された
タンクに上記メッキを施そうとすると、タンク自体が大
型であるので大掛かりになってしまいコストアップに繋
がり、又、タンク内をメッキするとなると非常に面倒な
作業となってしまう問題点がある。
更に、空気タンク自体をステンレス鋼にて形成するとな
ると材料が高価であると共に、加工しにくい材料である
から大幅なコストアップに繋がる問題点がある。
そこで、この発明は、従来の防錆対策とは全く異なる観
点から防錆対策を施し、且つそれを安価で容易に行える
ようにすることを課題として創出されたものである。
(問題点を解決するための手段) この発明は、空気圧縮機と、この空気圧縮機の後方に配
された冷却器と、この冷却器の後方に配されたドレン分
離器と、このドレン分離器の後方に配された空気タンク
とからなり、これらを一連に連結して形成した空気圧縮
装置内に、水を電気分解して形成したアルカリイオン水
を、冷却器の入口前から取入れ、空気圧縮装置内に発生
し大気汚染等の関係で硫化水素等の酸性要因物質が含ま
れ酸性となっている凝結水を中和し、或いは弱アルカリ
にすることにより上述した問題点を解決するものであ
る。
(作用) この発明に係る空気圧縮装置の防錆方法は、空気圧縮機
と、この空気圧縮機の後方に配された冷却器と、この冷
却器の後方に配されたドレン分離器と、このドレン分離
器の後方に配された空気タンクとからなり、これらを一
連に連結して形成した空気圧縮装置内に、水を電気分解
して形成したアルカリイオン水を、冷却器の入口前から
取入れ、空気圧縮装置内に発生し大気汚染等の関係で硫
化水素等の酸性要因物質が含まれ酸性となっている凝結
水を中和し、或いは弱アルカリにする。
それによって、単にアルカリイオン水を取り入れただけ
では、例えば、アルカリイオン水を霧状にして取り入れ
たとしても、硫化水素等の酸性要因物質が含まれた空気
にはなかなか混合させ難く、完全な化学反応を行い難く
かったが、アルカリイオン水を冷却器の入口前から取入
れることで、冷却器の部分で凝結水が発生し、その時に
アルカリイオン水も取り入れられるため、混合がほぼ完
全に行われ、化学反応がほぼ完全に行われて凝結水は中
和され、或いは弱アルカリとなって、ドレン分離器にて
分離された凝結水を廃棄するにあっても、中性、或いは
弱アルカリとして無公害のものとする。
又、空気圧縮装置にあって、凝結水が酸性であってもド
レン分離器があればそのドレン分離器にて凝結水は廃棄
されるためその後方に配された機器は凝結水による悪影
響はないように考えられているが、実際に、空気圧縮装
置内という特殊な圧力下での現象にあっては、どうして
もドレン分離器を越えてその後方に配されている機器に
凝結水の一部が侵入してしまう。そのため、ドレン分離
器の前に配された冷却器の段階でアルカリイオン水を取
り入れて中和し、或いは弱アルカリとするから、ドレン
分離器にて分離された凝結水を廃棄するにあっても凝結
水を無公害のものとすると共に、最も酸化が激しいとさ
れているドレン分離器の後方に配された機器の防錆を図
るという一石二鳥の作用をさせ、ひいては空気圧縮装置
内全体の酸化を防止する。
(実施例) 以下、図面を参照しながらこの発明の一実施例を説明す
ると次の通りである。
すなわち、図に示す符号1は空気圧縮装置であり、この
空気圧縮装置1は一般的に使用されているもので、例え
ば、吸込みフィルター2、中間冷却器3、圧縮機4、モ
ーター5、後部冷却器6、そして、その後方に配された
ドレン分離器7、更にその後方に配された空気タンク8
等から構成されている。
そして、少なくともドレン分離器7の入口前、図示にあ
っては、前記後部冷却器6の近傍には、水を電気分解し
てアルカリイオン水を作る電気分解装置9を配してお
き、後部冷却器6の入口前のところから、作られたアル
カリイオン水を注入して取入れるものである。
一方、大気を圧縮した際に大気中の水蒸気が凝結して発
生する凝結水は、大気中に存する酸性要因物質が溶込ん
でpH4〜5の酸性の溶液となる。
そこで、前記電気分解装置9によってpH9〜11程度の強
アルカリのイオン水を作り、前述したように、後部冷却
器6の入口前のところから内部に適量取入れ、前記酸性
の凝結水をpH7〜7.5の中性或いは弱アルカリの溶液にす
る。
そうすれば、空気圧縮装置1の最も酸化しやすい場所と
しての後部冷却器6以降の機器の内部は酸化することが
なくなるから、従来の防錆対策を施す必要がなくなり、
電気分解装置9自体は高価なものではないので安価にて
防錆対策を施すことができるものである。
尚、電気分解装置9の設置場所、アルカリイオン水の取
入れる場所は少なくともドレン分離器7の入口前であれ
ばどの位置でもよく、アルカリの強弱は、前述した実施
例に限定されることがないことは言うまでもない。
又、前述した空気圧縮装置1において発生した凝結水
は、ドレン分離器7によって分離されドレインとして排
出されるのであるが、空気圧縮装置1という特殊の圧力
下にあっては、全ての凝結水がこのドレン分離器7から
排出されるのではなく空気タンク8内にも一部入ること
があり、空気タンク8の防錆対策を含めて前述したアル
カリイオン水を取入れるものである。
(発明の効果) 上述の如く構成したこの発明は、空気圧縮機4と、この
空気圧縮機4の後方に配された冷却器6と、この冷却器
6の後方に配されたドレン分離器7と、このドレン分離
器7の後方に配された空気タンク8とからなる空気圧縮
装置1に、水を電気分解して形成したアルカリイオン水
を、冷却器6の入口前から取入れ、空気圧縮装置1内に
発生し大気汚染等の関係で硫化水素等の酸性要因物質が
含まれ酸性となっている凝結水を中和し、或いは弱アル
カリにすることにより、大気を圧縮した際に大気中の水
蒸気が凝結して発生するpH4〜5程度の酸性の凝結水
は、前記電気分解装置9によって作られたアルカリのイ
オン水によって中性或いは弱アルカリの溶液にされる。
その時に、冷却器6の入口前からアルカリイオン水を取
り入れるから、ドレン分離器7の前の段階で中和され、
或いは弱アルカリになり、ドレン分離器7にて分離され
た凝結水を廃棄するにあっても、中性、或いは弱アルカ
リとして無公害のものとなるものであり、単にアルカリ
イオン水を取り入れただけでは、例えば、アルカリイオ
ン水を霧状にして取り入れたとしても、硫化水素等の酸
性要因物質が含まれた空気にはなかなか混合させ難く、
完全な化学反応を行い難くかったが、アルカリイオン水
を冷却器の入口前から取入れることで、冷却器の部分で
凝結水が発生し、その時にアルカリイオン水も取り入れ
られるため、混合がほぼ完全に行われ、化学反応がほぼ
完全に行われて凝結水は中和され、或いは弱アルカリと
なって、凝結水を無公害のものとするものである。
又、空気圧縮装置1にあって、凝結水が酸性であっても
ドレン分離器7があればそのドレン分離器7にて凝結水
は廃棄されるためその後方に配された機器は凝結水によ
る悪影響はないように考えられているが、実際に、空気
圧縮装置1内という特殊な圧力下での現象にあっては、
どうしてもドレン分離器7を越えてその後方に配されて
いる機器に凝結水の一部が侵入してしまう。そのため、
ドレン分離器7にて分離された凝結水を廃棄するにあっ
ても凝結水を無公害のものとすると共に、最も酸化が激
しいとされているドレン分離器7の後方に配された機器
の防錆を図るという一石二鳥の作用をさせ、ひいては空
気圧縮装置1内全体の酸化を防止することができる。
そのため、空気圧縮装置1の内部は酸化することがなく
なるから、従来の防錆対策を施す必要がなくなり、電気
分解装置9自体は高価なものではないので安価にて防錆
対策を施すことができるものである。
従って、従来の防錆対策とは全く異なる観点から防錆対
策を施し、且つそれを安価で容易に行えるようにして、
特に、最も酸化が激しいとされているドレン分離器の後
方に配された機器の防錆を図ることで空気圧縮装置の寿
命を格段に向上させると共に、凝結水を無公害の状態で
廃棄することができる等の一石二鳥の優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明を実施するための空気圧縮装置1の正面
図である。 1……空気圧縮装置、2……吸込みフィルター、3……
中間冷却器、4……圧縮機、5……モーター、6……後
部冷却器、7……ドレン分離器、8……空気タンク、9
……電気分解装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気圧縮機と、この空気圧縮機の後方に配
    された冷却器と、この冷却器の後方に配されたドレン分
    離器と、このドレン分離器の後方に配された空気タンク
    とからなり、これらを一連に連結して形成した空気圧縮
    装置内に、水を電気分解して形成したアルカリイオン水
    を、冷却器の入口前から取入れ、空気圧縮装置内に発生
    し大気汚染等の関係で硫化水素等の酸性要因物質が含ま
    れ酸性となっている凝結水を中和し、或いは弱アルカリ
    にすることを特徴とした空気圧縮装置の防錆方法。
JP63024121A 1988-02-04 1988-02-04 空気圧縮装置の防錆方法 Expired - Lifetime JPH0792053B2 (ja)

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US07/307,111 US5015441A (en) 1988-02-04 1989-02-03 Anti-corrosion method of air compression device and anti-corrosion air compression device

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GB8507010D0 (en) * 1985-03-19 1985-04-24 Framo Dev Ltd Compressor unit

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US5015441A (en) 1991-05-14

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