JPH0792047A - 微小圧力差検出装置 - Google Patents

微小圧力差検出装置

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Publication number
JPH0792047A
JPH0792047A JP23833193A JP23833193A JPH0792047A JP H0792047 A JPH0792047 A JP H0792047A JP 23833193 A JP23833193 A JP 23833193A JP 23833193 A JP23833193 A JP 23833193A JP H0792047 A JPH0792047 A JP H0792047A
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JP
Japan
Prior art keywords
hall element
pressure difference
magnetic
diaphragm
detecting device
Prior art date
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Pending
Application number
JP23833193A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Iwagami
邦彦 岩上
Toshihiko Tsuzawa
敏彦 津沢
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Nikkoshi Co Ltd
Original Assignee
Nikkoshi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 従来よりヒステリシスが少なく、高感度の微
小圧力差の検出装置を提供する。 【構成】 中央部にホール素子センサー5を設けたベー
ス1とそのカバー2とで形成される密閉空間が、金属製
ダイヤフラム3により上下2室に区分され、前記ダイヤ
フラム3が非磁性の場合は、その下面中央部にホール素
子6に微小間隔を保って対面する磁性体10が接合さ
れ、磁性の場合は、中央部が磁力線21を集中するよう
ホール素子6に向かって凸状となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気体または液体が示す
数10mm/H2 O未満の微小圧力差の検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、気体または液体の圧力差測定に
は、ダイヤフラム式圧力検出装置が用いられていた。し
かしこの場合、ダイヤフラムがゴム製であるため、図5
に見られるように、微小圧力を増減させると検出装置に
約2%にも及ぶ出力電圧の差、すなわちヒステリシス現
象を起こすので実用には供されなかった。これを解決す
るためにダイヤフラムに原点復帰用バネを用いることが
考えられたが、微小圧力差の場合はバネの設定が難しい
という問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この点につ
いて検討し、微小圧力差に対して検出感度が高く、ヒス
テリシス現象を生じない微小圧力差検出装置を提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、中央部にホー
ル素子センサーを設けたベースとそのカバーとで形成さ
れる密閉空間が、金属製ダイヤフラムにより上下2室に
区分され、前記ダイヤフラムが非磁性の場合は、その下
面中央部にホール素子に微小間隔を保って対面する磁性
体が接合され、磁性の場合は、中央部が磁力線を集中す
るようホール素子に向かって凸状となっていることを特
徴とする微小圧力差検出装置を要旨とする。
【0005】以下本発明の一実施態様を図によって詳し
く説明する。図1(a)において、本発明の検出装置は
ベース1とこれにかぶせるカバー2よりなり、両者によ
り形成された密閉空間は、両者間に挟持した金属製ダイ
ヤフラム3によりA,Bの上下2室に気密に区分され
る。4はゴムシールである。しかしてベース1の中央部
にホール素子センサー5が設けられている。これは上端
にホール素子6が設けられ、これに接して順に磁石7、
継鉄8を配してケース9に保持したものである。金属製
ダイヤフラム3は非磁性で、可撓性を与えるため波状を
なし、下面中央部に磁性体10が、ホール素子6に微小
間隔を保って対面するよう接合されている。開口11、
12はそれぞれA、B室への流体の出入口である。13
はホール素子6の出力電圧を増幅する増幅装置、14は
増幅出力すなわち検出した微小圧力差に応じた電圧の表
示用メーターである。
【0006】増幅器の一例を図1(b)に示すと、ホー
ル素子6の電流電極15、15´間に、電源電圧Vcc
を定電圧化した電圧を増幅器16を通して加え所定電流
を流すと、出力電圧電極17、17´間に微小圧力差に
比例した電圧が得られる。これを係数増幅器18、19
を通して表示用メーター14に加える。可変抵抗器20
はホール素子5の不平衡電圧を除去するために調節す
る。
【0007】金属製ダイヤフラム3が磁性の場合は、磁
性体を設けず、磁力線を集中するよう中央部が下、すな
わちホール素子に向かって凸状とする。またその厚さは
薄いほど圧力差に対し敏感であるが、直線性は悪くな
る。本発明では10mm/H2O未満の圧力差に対し、
厚さを20μm程度にしたとき直線性、感度ともに良好
であることを見出した(図4参照)。同一流体回路の異
なる部分の圧力差を検出するような場合は、開口11に
一方の流体検出部分を接続し、他方の流体検出部分を開
口12に接続するのがよい。大気圧との差を検出する場
合は、開口の一方を大気に解放すればよい。
【0008】ホール素子6はGaAs等の半導体の縦、
横0.1mm程度の薄片で、面に平行に一方向に電流を
流し、面に垂直に磁力線を透過させると、流した電流に
直角方向に、透過させた磁束密度に比例した電圧が得ら
れる。したがってホール素子にバイアス磁界を与えるた
めの磁石と、磁力線を集束させるための継鉄を重ねたホ
ール素子センサーに、磁性体を0.1〜0.5mm程度
の間隔を保って対面させると、間隔のわずかな変化が電
圧の変化となって取り出される。しかもこれは磁性体ま
でのわずかな間隔を非接触で正確に検出することができ
る。
【0009】
【作用】つぎに図2(a)によって本発明の検出装置の
作用を説明する。ベース1の中央部に設けたホール素子
センサー5に磁性体10を近接して対面させると、磁力
線21は一部磁性体10を通る。ここで図1(a)のA
室の圧力が増加すると、図2(b)に示すように、金属
製ダイヤフラム3が押下げられ、磁性体10とホール素
子6との間隔がd1 よりd2 に減少する。この結果磁石
7の周囲の磁気抵抗が減少してホール素子6を垂直に透
過する磁力線が増し、磁束密度の増加に比例して出力電
圧電極17、17´に生じる電圧が増加し、これが係数
増幅器18、19で増幅されて表示用メーター14に、
間隔が変化した量に応じたすなわち微小圧力差に応じた
指示が現れる。初めに圧力差がないときの表示用メータ
ーの指示を零に調節すれば、以後の圧力差の増加を直接
読み取ることができる。
【0010】
【実施例】図1に示す検出装置において、受圧面積2,
200mm2 、厚さ20μmのステンレス製ダイヤフラ
ムをもち、GaAsのホール素子を使用した検出装置に
より測定した、空気の微小圧力差と検出電圧の変化を図
3に示す。図より明らかなようにヒステリシスは0.0
1%以下におさえられている。
【0011】
【発明の効果】本発明の検出装置によれば、20mm/
2 O未満の微小な圧力差も非接触でヒステリシスな
く、高感度でしかも正確に検出することができ、産業上
の優位性はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の検出装置の全体説明図、
(b)は駆動・増幅装置の回路図である。
【図2】(a)はホール素子センサーの作用の説明図、
(b)は(a)の場合より磁性体とホール素子の間隔が
小さくなったときの説明図である。
【図3】本発明の実施例の結果を示すグラフである。
【図4】各種金属製ダイヤフラムによる検出感度を示す
グラフである。
【図5】従来のゴム製ダイヤフラムによる検出感度を示
すグラフである。
【符号】
1…ベース 2…カバー 3…金属製ダイヤフラム 4…ゴムシール 5…ホール素子センサー 6…ホール素子 7…磁石 8…継鉄 9…ケース 10…磁性体 11…開口 12…開口 13…増幅装置 14…表示用メーター 15、15´…電流電極 16…増幅器 17、17´…出力電圧電極 18、19…係数増幅器 20…可変抵抗器 21…磁力線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部にホール素子センサーを設けたベ
    ースとそのカバーとで形成される密閉空間が、金属製ダ
    イヤフラムにより上下2室に区分され、前記ダイヤフラ
    ムが非磁性の場合は、その下面中央部にホール素子に微
    小間隔を保って対面する磁性体が接合され、磁性の場合
    は、中央部が磁力線を集中するようホール素子に向かっ
    て凸状となっていることを特徴とする微小圧力差検出装
    置。
  2. 【請求項2】 上下2室には、それぞれ気体または液体
    のための開口が設けられている請求項1に記載の微小圧
    力差検出装置。
JP23833193A 1993-09-24 1993-09-24 微小圧力差検出装置 Pending JPH0792047A (ja)

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JP23833193A JPH0792047A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 微小圧力差検出装置

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JP23833193A JPH0792047A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 微小圧力差検出装置

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JPH0792047A true JPH0792047A (ja) 1995-04-07

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100800414B1 (ko) * 2004-02-02 2008-02-01 드와이어 인스투르먼쓰 인코포레이티드 압력 변환기 및 압력 차이에 응답하여 전자 신호를 생성하는 방법
WO2023007870A1 (ja) * 2021-02-02 2023-02-02 シチズンファインデバイス株式会社 圧力センサ装置及び受圧素子

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