JPH0791797B2 - 製紙装置 - Google Patents

製紙装置

Info

Publication number
JPH0791797B2
JPH0791797B2 JP28302886A JP28302886A JPH0791797B2 JP H0791797 B2 JPH0791797 B2 JP H0791797B2 JP 28302886 A JP28302886 A JP 28302886A JP 28302886 A JP28302886 A JP 28302886A JP H0791797 B2 JPH0791797 B2 JP H0791797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate frame
press
frame
roll
press roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28302886A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62133197A (ja
Inventor
マルクー・アウチオ
Original Assignee
バルメット・ペーパー・マシーナリー・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE3541943A external-priority patent/DE3541943C2/de
Application filed by バルメット・ペーパー・マシーナリー・インコーポレーテッド filed Critical バルメット・ペーパー・マシーナリー・インコーポレーテッド
Publication of JPS62133197A publication Critical patent/JPS62133197A/ja
Publication of JPH0791797B2 publication Critical patent/JPH0791797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ウエブのプレスロール機構におけるプレス
ロール及びプレスファブリックの交換機能に改良を施し
た製紙装置に関する。
[従来の技術] 従来の製紙装置としては、例えばフィンランド国のバル
メット・オーワイ社製造に係る「SYM−PRESS(商標)」
と称するものがある。
このような製紙装置には、プレスロール機構のウエブ走
行方向の前後にフロント・フレームとリア・フレームと
が設置されているとともに、これら前後両フレームは、
水平なビームにより連結されて固定されている。
そして、フロント・フレームは、プレス部を走行するウ
エブの走行方向に沿ってプレスロール機構の前方側に配
置されている一方、リア・フレームは、プレスロール機
構の後方側に配置されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記した従来構造の製紙装置にあって
は、前後両フレームが固定されていることかに、プレス
ロールやプレスファブリックを交換するための作業が極
めて困難であった。
また、プレスファブリックにプラスチック素材を用いて
なるものでは、プレスファブリックの幅方向が堅くなる
ために、シワ寄りの原因となり易く、小さなボリューム
に圧縮することができない。
そこで、このような不具合を解消するために、米国ウイ
スコンシン州ベロイトのベロイト・コーポレーション社
製造のフリップ−トップ型構造と称されるフレーム構造
を有するものが提案されている。
このようなフリップ−トップ型構造によれば、フロント
・フレームまたはリア・フレームの上部が回転操作によ
り開放されるようになっているものであるが、前後両フ
レームを同時に開放することができない構造になってい
る。
そして、このフリップ−トップ型構造のものでは、第1
と第2のプレスニップのプレスファブリックとして機能
するプレスロール機構におけるピックアップ・ファブリ
ックを交換する場合、フロント・フレームの上部が開放
されるようになっている。
さらに、リア・フレームの上部を開放して第3のプレス
ニップのプレスファブリックを交換するには、フロント
・フレームの上部を閉止してロックしなければならな
い。
また、第1のプレスニップの下側プレスファブリック
は、ベースメント・スペースを通過するために、この下
側プレスファブリックの交換は、通常の方法により行な
われているのが現状である。
しかも、上記したフリップ−トップ型構造の前後両フレ
ームは、所謂「跳ね上げ橋」型の開閉構造となってお
り、プレスロール機構の真上の前後両フレーム間の中央
にジョイントが位置し、一方のフレームがジョイント部
分を枢支点として回動するようになっているために、フ
ロント・フレームとリア・フレームとの開放動作が同時
に行なえないばかりでなく、前後両フレームの開閉構造
も複雑であるという問題があった。
[発明の目的] この発明の目的は、簡単な構造で迅速に前後両フレーム
の開閉動作を同時に行なえるようにして、プレスロール
及びプレスファブリックの交換を簡単にかつ容易に行な
うことができるようにした製紙装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するために、この発明は、少なくと
も第1と第2の二つのプレスニップの間をウエブがプレ
スロール及びプレスファブリックを介して通過するプレ
スロール機構を備え、このプレスロール機構を間に存し
てウエブ走行方向の前後にフロント・フレームとリア・
フレームとが設置された製紙装置において、前記フロン
ト・フレームとリア・フレームとの間に前記プレスロー
ル機構が装着される中間フレーム機構を介在させるとと
もに、この中間フレーム機構は、前部中間フレームと、
後部中間フレームと、これら前後両中間フレームの間に
固定的に介在させた固定中間フレームとからなり、前記
前部中間フレーム及び後部中間フレームは、前記固定中
間フレームに対し互いに独立した態様で作動機構による
回転動作により接離自由に構成され、前記前部中間フレ
ーム及び後部中間フレームそれぞれが前記固定中間フレ
ームに対し接続状態にあるときは、前記前部中間フレー
ム及び後部中間フレームを閉止状態にし、前記前部中間
フレーム及び後部中間フレームそれぞれが前記固定中間
フレームに対し離間状態にあるときは、前記前部中間フ
レーム及び後部中間フレームを開放状態にして、この開
放状態により前記前部中間フレーム及び後部中間フレー
ムの部分の上方へ突き抜けた前記プレスロール及びプレ
スファブリックを交換するための作業空間を形成してな
る構成としたものである。
ところで、上述した従来のベロイト・コーポレーション
社製の製紙装置が前後両フレームの中央を枢支点とする
「跳上げ橋」状のフレーム開閉構造であるのに対し、こ
の発明の製紙装置は、前後両フレームの両端を枢支点と
して「ハの字」状に開閉するフレーム構造である点にお
いて、両者は基本的に相違する。
[実 施 例] 以下、この発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
ると、第1図から第3図に示すように、プレスロール機
構は、プレスロール13,16,21,31を備え、これら各々の
プレスロールは、互いに接近させて配置することによ
り、第1から第3のプレスニップN1,N2,N3をそれぞれ構
成しているとともに、第2図及び第3図に示すように、
第4のプレスニップN4がプレスロール33,43との間に形
成されている。
前記プレスロール機構における第1のプレスニップN1に
は、第1と第2のファブリック(通常フェルト)10,20
がそれぞれ通過し、この第1のファブリック10は、第1
のプレスニップN1においてはピックアップ・ファブリッ
クとして作用し、第2のプレスニップN2においては、プ
レスファブリックとして作用するようになっている。
一方、第3のプレスニップN3には第3のプレスファブリ
ック30が、また、第4のプレスニップN4には第4のプレ
スファブリック40がそれぞれ通過している。
第3図に示すように、第1のファブリック10にて構成さ
れるループ内には、ピックアップロール11′が配置され
ていて、このピックアップロール11′には、吸引部が設
けられ、このピックアップロール11′の吸引作用によっ
て、ロール28,28にて案内される成形ファブリック27か
らのウエブWを吸引するとともに、このウエブWを案内
ロール12にて案内される第1のファブリック10にてプレ
スロール13,21との間の第1のプレスニップN1に移送す
るようになっている。
第2のファブリック20は、案内ロール22により案内さ
れ、第3のファブリック30は、案内ロール32により案内
されるようになっている。
また、第4のファブリック40は、ウエブWを移送ロール
18に面する点から第4のプレスニップN4へシフトするよ
うに吸引−移送ロール41,42及び案内ロール42′により
案内されるようになっている。
次に、ピックアップ・ポイントPからプレスロール機構
へのウエブWの移送状態を説明すると、ピックアップロ
ール11′の吸引作用によって成形ファブリック27から離
れたウエブWは、第1のファブリック10の底面に保持さ
れ、この第1のファブリック10の移送により第1のプレ
スニップN1に案内される。
この第1のプレスニップN1を上側のプレスロール13と構
成する下側のプレスロール21の周面には、溝21′が設け
られていて、これらプレスロール13とプレスロール21と
による第1のプレスニップN1を通過後のウエブWは、プ
レスロール(吸引ロール)13の吸引セクタ13aのの作用
を受けながら第1及び第2のファブリック10,20の移動
に追従して、第2のプレスニップN2に移送される。
この第2のプレスニップN2に移送されたウエブWは、セ
ンターロール16の平滑な周面16′に案内され、このセン
ターロール16を通過後、第3のプレスニップN3に移送さ
れる。
この第3のプレスニップN3に移送されたウエブWは、第
3のファブリック30にて移送ロール18側に案内されて、
吸引ロール41の吸引セクタ41aによる吸引作用で第4の
ファブリック40へ移される。
この第4のファブリック40に保持されたウエブWは、下
流側の吸引ロール42へと移行され、第4のプレスニップ
N4に移送させるようになっているものである。
このようなウエブWの移送は、一般に広く知られている
ものであり、この発明では、プレスロール機構の構造に
ついて説明する。
また、この発明は、ウエブがオープンドローを有するプ
レスロール機構にも適用することができ、さらに、各々
のプレスロールを図示の実施例以外の態様でも設置する
ことが可能である。
すなわち、この発明のプレスロール機構は、第1図に示
すように、フロント・フレーム50を備え、このフロント
・フレーム50の頂部には、補助フレーム51が水平の枢軸
を有する円弧状のジョイント52を介して枢着されてい
る。
第1のファブリック10の案内ロール12は、補助フレーム
51に支持されていて、これらの一つ12bは、補助フレー
ム51上に設置したテンション装置54に支持されて、第1
のファブリック10に適当なテンションを与えるようにな
っている。
フロント・フレーム50には、中間部材35,55が設けられ
ていて、これら中間部材35,55は、第1のファブリック1
0を交換するために開放されるようになっている。
図中70はリア・フレームで、このリア・フレーム70の前
面側に形成した突出部71には、中間フレーム機構60を構
成する後部中間フレーム60bが水平枢軸62bを介して回転
自在に枢着され、この後部中間フレーム60bの一部は、
プレスロール機構におけるプレスロール13,16,21,31の
上方に配置されているとともに、これらプレスロール中
のセンタープレスロール16は、製紙装置が設置される設
置床501上に固定されたフレーム19に設けた軸受ハウジ
ング17を介して回転自在に軸支されている。
第2図及び第3図に示すように、フロント・フレーム5
0、補助フレーム51及び下側フレーム26の各々の操作側
面は、カンチレバー・ビーム110,111,114により互いに
連結されていて、これら各々のビームは、一端が牽引ビ
ーム(図示せず)により支持されている。
第1図に示すように、前記中間フレーム機構60はまた、
後部中間フレーム60bの前面側に対向させて配置した前
部中間フレーム60aを備え、これら前後両中間フレーム6
0a,60bとの間には、固定中間フレーム60cが介在位置し
ている。
前部中間フレーム60aは、実質的にはV字型またはL字
型の部材からなり、ジョイントの水平軸62aを介してフ
ロント・フレーム50に枢着され、油圧シリンダ等の作動
部材64a′に連結されて前記水平軸62aの廻りを開閉自在
に回転するようになっているとともに、結合部材65aを
介して前記中間フレーム機構60の固定中間フレーム60c
に連結されている。
この固定中間フレーム60c自体は、設置床501上に固定さ
れたフレーム19に設けた軸受ハウジング17に取り付けら
れている。
また、前部中間フレーム60aには、サクション・プレス
ロール13が回転自在に支持された圧接フレーム14が水平
ジョイント15を介して回転自在に取り付けられていて、
この圧接フレーム14は、パワーユニット14aによりジョ
イント15を中心に回転して、サクション・プレスロール
13をプレスロール21及びセンタープレスロール16に圧接
させることにより、第1及び第2のプレスニップN1,N2
にプレス荷重を掛けるようになっている。
さらに、中間フレーム機構60の後部中間フレーム60b
は、第1図に示すように、作動部材64bにより開閉自在
に回転可能になっているとともに、この後部中間フレー
ム60bには、圧接フレーム67bが水平枢軸62bに回転自在
に枢着され、この圧接フレーム67bには、プレスロール3
1がジャーナル結合されてセンタープレスロール16と共
に第3のプレスニップN3を形成している。
圧接フレーム67bは、パワーユニット68bにより回転し
て、プレスロール31を第1図一点破線で示す開放位置3
1′へシフトさせるようになっているとともに、その開
放方向とは逆方向の圧接動作で、プレスロール31をセン
タープレスロール16に圧接させることにより、第3のプ
レスニップN3にプレス荷重を掛けるようになっている。
ところで、後部中間フレーム60bのサイドビームは、側
面から見たとき、U字状の形状をなし、固定中間フレー
ム60cに対し後部中間フレーム60bが結合部材65bにて連
結される閉止位置となるように水平枢軸62bに取り付け
られている。
すなわち、上記した中間フレーム機構60は、前部中間フ
レーム60aと後部中間フレーム60bとの二つのフレーム部
材と、これら前後中間フレーム60a,60bとを結合部材65
a,65bを介して連結する固定中間フレーム60cとから構成
することにより、この発明の目的とする「ハの字」状に
開閉するフレーム構造を可能にしているものである。
第2図は、上記したプレスロール機構におけるロール交
換作業状態を示すもので、まず、ピックアップロール1
1′を交換するには、フロント・フレーム50の上部に設
けた補助フレーム51を開放位置51′まで枢軸52の廻りに
回転させることにより、ジョイント53a,53bを開放した
後、補助フレーム51を掛金にて固定する。
このとき、ロール交換に先立ち、交換すべきロールが位
置しているループ状のファブリックを取り外す。
この状態で、クレーン(図示せず)のフック90に吊支し
たロープ95をピックアップロール11′の軸に掛け、ピッ
クアップロール11′を引き上げることにより、ピックア
ップロール11′の交換が行なわれる。
また、プレスロール13,16,21,31を交換する場合には、
まず、中間フレーム機構60の前後両中間フレーム60a,61
bを、第1図に示す閉止位置から「ハの字」状に開放位
置60a′,60b′まで開いて、固定中間フレーム60cとのジ
ョイント65a,6bを開放位置65a′,65b′まで開放し、こ
れによって、閉止状態にあった前部中間フレーム60a及
び後部中間フレーム60bの部分に、上方へ突き抜けた空
間Tが形成されるようにし、この空間Tをプレスロール
13,16,21,31を引上げ交換するための作業空間として利
用してなるものである。
そして、プレスロール機構の第1のプレスニップN1にお
けるプレスロール13を交換するには、プレスロール13の
軸をクレーン(図示せず)のフック91に吊支されたケー
ブル96に掛けて引き上げることにより行なわれ、また、
その下側のプレスロール21を交換する場合には、上側プ
レスロール13の引上げ状態において、ケーブル96′に掛
けて引き上げることにより行なわれるようになっている
もので、プレスロール13の引上げに際しては、プレスロ
ール13の両軸に一対のロープを掛けて引き上げたり、あ
るいは、引上げラインによるセンターリフティング方式
により引き上げることもできる。
中間フレーム機構60の前後両中間フレーム60a,60bが開
放位置60a′,60b′にそれぞれあるとき、第3のプレス
ニップN3のプレスロール31もセンターリフティング方
式、またはフック93に吊支したロープまたはライン98に
より引き上げることが可能である。
この場合には、プレスロール31の交換に先立ち、ロール
32cをパスa2に沿って仮保持場所32a′にシストされる。
一方、第4のプレスニップN4のプレスロール33またはプ
レスロール43を交換するには、第3のファブリック30を
取り外すか、または、第3のファブリック30のテンショ
ンロールを仮保持場所32a′にシストすることにより、
第4のプレスニップN4の上方に突き抜けるような自由な
空間T1を形成し、この空間T1からプレスロール33,43を
センターリフティング方式により引き上げるようになっ
ている。
この場合、第2図に示すように、プレスロール33は、フ
ック94に吊支したリフティングライン99により引き上げ
られ、その下側プレスロール43は、リフティングライン
99′により引き上げられる。
上記した「センターリフティング方式」なる用語は、単
一のクレーン・フックに取り付けられたリフティングラ
インを逆V字状に左右対称的に拡げ、このように拡げた
ラインによりロールを吊支する方式を称し、このような
方式によりロールを吊支すると、吊支したロールを水平
方向に回転させることが可能になり、これによって、狭
く立て込んだ場所におけるロールの引上げ作業が容易に
行なえる。
これに反し、一対のリフティングライン(ロープ)をロ
ールの両端の軸に掛けて引き上げる場合には、二基のク
レーンの使用による引上げ作業を必要とするために、操
作が複雑で危険性を伴う欠点がある。
また、ロール11,13,16,21,31,33,43の交換または補修
は、第2図に示すような状態で行なわれるものである
が、実際には、交換または補修の対象となるロールは、
一個の場合が多く、このような場合には、必要のファブ
リックのみを取外し、必要なフレーム部分のみを開放す
ることにより行なわれる。
第3図は、上記プレスロール機構における第1から第4
のファブリック10,20,30,40の取外し及び交換状態を示
すものである。
すなわち、第1のファブリック10を交換するには、ま
ず、ファブリック交換に先立って、フロント・フレーム
50の上部に設けた補助フレーム51を開放位置51′まで枢
軸52の廻りに回転させることにより、ジョイント53a,53
bを開放した後、補助フレーム51を掛金にて固定する
か、補助フレーム51が固定の場合には、テンション装置
54に支持された第1のファブリック10のテンションロー
ル12bをパスa1に沿って仮保持場所12a′にシフトする。
次いで、前部中間フレーム60aを作動部材64a′の駆動に
より開放位置60a′まで回動させて、第1のプレスニッ
プN1を形成するプレスロール13をサイド位置13′にシフ
トするとともに、製紙装置の操作側のフロント・フレー
ム50の中間部材35,55を開放させ、フレーム部分に開放
ギャップVを形成した後、これらの開放ギャップVを介
してフェルトループ10′を通過させることにより行なわ
れる。
また、第2のファブリック20を交換するためには、第1
のプレスニップN1を形成するプレスロール13をサイド位
置13′にシフトするとともに、下側のプレスロール21を
下方に移動させて、中間部材25とフレーム26との間に開
放ギャップVを形成することにより行なわれる。
さらに、第3のファブリック30を交換するには、中間部
材72,72を開放して開放ギャップVを形成するととも
に、第3のファブリック30のテンションロール32bをパ
スa3を沿ってリア・フレーム70の上部にある保持場所32
a′にシフトする。
次いで、後部中間フレーム60bを回転させると同時に、
プレスロール31と案内ロール32c,32dを内側に回転させ
ることにより、空間Tを第2のプレスニップN2の上方に
突き抜き形成することにより行なわれ、これによって、
第3のファブリック30の交換が容易となる。
さらにまた、第4のプレスニップN4における第4のファ
ブリック40の交換においては、中間部材72,74,75を開放
して開放ギャップVを形成するとともに、第4のプレス
ニップN4を開放し、第4のプレスニップN4の上方に突き
抜き形成される空間T1を介して第4のファブリック40の
交換が行なわれる。
この場合、第4のファブリック40としてのフェルト400
のロールは、製紙装置の中間部材72,74の間のスペース
に配置されたレール(図示せず)に沿って押される。
第1のファブリック10の交換においては、第3図に示す
ように、リフティングワイヤ101に吊支された軸に支持
された第1のファブリックのロール100は、製紙装置の
作業側へ搬送されるようになっているとともに、このロ
ール100から繰り出されたループ10′は、開放ギャップ
Vを通り開放状態にある第1及び第2のプレスニップN
1,N2を経てカンチレバー・ビーム111の廻りの操作位置
に達するようになっているもので、この状態で、ロール
12aを操作位置へシフトさせ、開放位置51′にある補助
フレーム51を回転させて閉止状態にすることにより、ジ
ョイント53a,53bを閉止する。
第2のファブリック20の交換においては、ワイヤ201の
軸廻りに巻かれた第2のファブリックのロール200は、
製紙装置側へ移動され、このロール200から繰り出され
たループ20′は、開放ギャップVを通り開放状態にある
第1のプレスニップN1を経てカンチレバー・ビーム114
の廻りの操作位置に達するようになっている。
第2のファブリック20のテンションロールと調整ロール
は、製紙装置の設置床501の下側に設けたベースメント
・スペースに設けられていて、フィンランド国特許出願
第803020号に記載されている手段によって、ロール21の
上側位置にあるカンチレバー・ビーム114のレベルまで
シストされ、このとき、ロール200を支持する軸がワイ
ヤ201によって空間Tの方向へシフトされるようになっ
ているもので、これによって、第2のファブリック20を
第2のプレスニップN2の開放によりカンチレバー・ビー
ム114の廻りの操作位置に位置させてなるものである。
第3のファブリック30の交換においては、ワイヤ301の
軸に巻かれた第3のファブリックのロール300からルー
プ30′が繰り出され、このループ30′は、カンチレバー
・ビーム113の廻りに位置する各種のロール31などの廻
りに開放ギャップVを経て位置するようになっているも
のである。
第4のファブリック40の交換においては、上記した第2
のファブリック20の交換と同様な操作により行なわれ、
第4のプレスニップN4が開放状態にあるとき、ワイヤ40
1に巻かれた第4のファブリックのロール400からループ
30′が繰り出され、第3図に示すような態様によって、
カンチレバー・ビーム115の廻りに位置するようになっ
ている。
このような各種のフェルト及びロールの交換に関する操
作は、米国特許第4,608,125号明細書に記載されてい
る。
上記したこの発明に係る製紙装置におけるロール及びフ
ァブリックの取外し交換に関する態様は、ファブリック
10,20,30,40を従来技術よりも有利な方法で交換するこ
とができ、ファブリックの交換の間、主として、中間フ
レーム機構60の前後両フレーム60a,60bがファブリック
交換に最も適切な位置に開放位置するなどの結果、適当
なスペースを確保することができ、このようなスペース
を利用することにより、各種の操作、作業が迅速かつ円
滑に行なえる。
しかも、中間フレーム機構60の前後両フレーム60a,60b
は、同時に、または、いずれか一方を任意の時点で必要
に応じ開放できる。
第3図に示すように、この発明によれば、交換されたフ
ァブリックのループの内側に位置すべきロールを互いに
近接した状態で配置でき、この結果、ファブリック・ロ
ールから繰り出されて、各種のロールとカンチレバー・
ビームの廻りに装着される自由なループを比較的小さな
ボリュームに圧縮することができ、これによって、ルー
プの装着が簡単に行なえる。
また、ファブリックとしてプラスチック製のものを使用
すれば、従前のような幅方向のシワ寄りなどが発生する
こともない。
この発明は、図示の実施例以外にの構造のプレス部分に
も適用することができ、例えば本出願人の発明であるプ
レス装置の「SYM−PRESS I(商標)」(二つのプレス
ニップN1,N2を有するのみで、プレスニップN3,N4がな
い。)や「SYM−PRESS II(商標)」(三つのプレスニ
ップN1,N2,N3を有するが、プレスニップN4がない。)な
どにも適用することができるもので、このような場合に
は、第3及び第4のファブリック30,40または第4のフ
ァブリック40は省略される。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、この発明は、少なくと
も第1と第2の二つのプレスニップの間をウエブがプレ
スロール及びプレスファブリックを介して通過するプレ
スロール機構を備え、このプレスロール機構を間に存し
てウエブ走行方向の前後にフロント・フレームとリア・
フレームとが設置された製紙装置において、前記フロン
ト・フレームとリア・フレームとの間に前記プレスロー
ル機構が装着される中間フレーム機構を介在させるとと
もに、この中間フレーム機構は、前部中間フレームと、
後部中間フレームと、これら前後両中間フレームの間に
固定的に介在させた固定中間フレームとからなり、前記
前部中間フレーム及び後部中間フレームは、前記固定中
間フレームに対し互いに独立した態様で作動機構による
回転動作により接離自由に構成され、前記前部中間フレ
ーム及び後部中間フレームそれぞれが前記固定中間フレ
ームに対し接続状態にあるときは、前記前部中間フレー
ム及び後部中間フレームを閉止状態にし、前記前部中間
フレーム及び後部中間フレームそれぞれが前記固定中間
フレームに対し離間状態にあるときは、前記前部中間フ
レーム及び後部中間フレームを開放状態にして、この開
放状態により前記前部中間フレーム及び後部中間フレー
ムの部分の上方へ突き抜けた前記プレスロール及びプレ
スファブリックを交換するための作業空間を形成してな
る構成としたことから、簡単な構造で迅速に前後両フレ
ームの開閉動作を同時に行なうことができるために、プ
レスロール及びプレスファブリックの交換を簡単にかつ
容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る製紙装置の一実施例を示すプレ
スロール機構における中間フレーム機構の閉止状態の概
略的拡大説明図。 第2図は同じく中間フレーム機構の開放状態における全
ロールの交換状態を示す概略的説明図。 第3図は同じく中間フレーム機構の開放状態における全
ファブリックの交換状態を示す概略的説明図。 [符号の説明] 10,20,30,40……プレスファブリック、 11′……ピックアップロール、 13,16,21,31,33,43……プレスロール、 50……フロント・フレーム、 60……中間フレーム機構、 60a……前部中間フレーム、 60b……後部中間フレーム、 60c……固定中間フレーム、 62a,62b……枢軸、 65a,65b……結合部材、 70……リア・フレーム、 N1……第1のプレスニップ、 N2……第2のプレスニップ、 N3……第3のプレスニップ、 N4……第4のプレスニップ、 T,T1……空間、 W……ウエブ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも第1と第2の二つのプレスニッ
    プの間をウエブがプレスロール及びプレスファブリック
    を介して通過するプレスロール機構を備え、このプレス
    ロール機構を間に存してウエブ走行方向の前後にフロン
    ト・フレームとリア・フレームとが設置された製紙装置
    において、 前記フロント・フレームとリア・フレームとの間に前記
    プレスロール機構が装着される中間フレーム機構を介在
    させるとともに、 この中間フレーム機構は、前部中間フレームと、後部中
    間フレームと、これら前後両中間フレームの間に固定的
    に介在させた固定中間フレームとからなり、 前記前部中間フレーム及び後部中間フレームは、前記固
    定中間フレームに対し互いに独立した態様で作動機構に
    よる回転動作により接離自由に構成され、 前記前部中間フレーム及び後部中間フレームそれぞれが
    前記固定中間フレームに対し接続状態にあるときは、前
    記前部中間フレーム及び後部中間フレームを閉止状態に
    し、 前記前部中間フレーム及び後部中間フレームそれぞれが
    前記固定中間フレームに対し離間状態にあるときは、前
    記前部中間フレーム及び後部中間フレームを開放状態に
    して、この開放状態により前記前部中間フレーム及び後
    部中間フレームの部分の上方へ突き抜けた前記プレスロ
    ール及びプレスファブリックを交換するための作業空間
    を形成したことを特徴とする製紙装置。
  2. 【請求項2】前記プレスロール機構は、センタープレス
    ロール及び該センタープレスロールを支持する手段を含
    み、このセンタープレスロールを支持する手段が前記中
    間フレーム機構の固定中間フレームに関連させてなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の製紙装
    置。
  3. 【請求項3】前記中間フレーム機構における前部及び後
    部中間フレームは、前記固定中間フレームに対しロック
    機構によりロックされ、このロックされた状態において
    は、前記前部及び後部中間フレームが閉止されて、前記
    固定中間フレームと共働して一連の固定フレームとして
    機能させてなることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    乃至第2項のいずれかに記載の製紙装置。
  4. 【請求項4】前記プレスロール機構には、前記第1と第
    2のプレスニップを付加されたプレスロールと共働して
    形成する吸引ロールが含まれ、前記中間フレーム機構の
    前部中間フレームを回転動作させる機構により前記第1
    と第2のプレスニップの少なくとも一方に荷重をかける
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれか一つに記載の製紙装置。
  5. 【請求項5】前記プレスロール機構には、センターロー
    ルと第3のプレスニップを形成するプレスロールとが含
    まれ、前記中間フレーム機構の後部中間フレームを回転
    動作させる機構により前記第3のプレスニップに荷重を
    かけるようにしたことを特徴とする特許請求範囲第1項
    乃至第4項のいずれか一つに記載の製紙装置。
  6. 【請求項6】前記プレスロール機構には、吸引ロールと
    センターロールとが含まれ、これらロールは、前記中間
    フレーム機構に形成される作業空間を介して交換または
    補修作業側へ引き上げ操作により引き上げられ、さら
    に、前記空間を介して操作位置へ戻されることを特徴と
    する特許請求範囲第1項乃至第5項のいずれか一つに記
    載の製紙装置。
JP28302886A 1985-11-27 1986-11-27 製紙装置 Expired - Fee Related JPH0791797B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3541943.1 1985-11-27
DE3541943A DE3541943C2 (de) 1984-11-29 1985-11-27 Pressenpartie einer Papiermaschine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62133197A JPS62133197A (ja) 1987-06-16
JPH0791797B2 true JPH0791797B2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=6286996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28302886A Expired - Fee Related JPH0791797B2 (ja) 1985-11-27 1986-11-27 製紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0791797B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07109075B2 (ja) * 1987-08-21 1995-11-22 三菱重工業株式会社 抄紙機のフレ−ム構造
FI84377C (fi) * 1988-06-20 1991-11-25 Valmet Paper Machinery Inc Pressparti med stomkonstruktioner i pappersmaskin.
JPH0389198U (ja) * 1989-12-26 1991-09-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62133197A (ja) 1987-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4699692A (en) Method in a paper machine press section for facilitating replacement of press rolls and fabrics
US4657634A (en) Frame construction and method in a paper machine press section for facilitating replacement of press rolls and fabrics
US4919762A (en) Press section and press section/frame construction combination in a paper machine
EP0287543B1 (en) Frame construction for the press section of a paper machine provided with separate nips
JPH0791797B2 (ja) 製紙装置
CA1183376A (en) Procedure and means for changing a press fabric in the press section of a paper machine
JP2846345B2 (ja) 抄紙機のプレス部
US5535670A (en) Cantileverable roll for roll pair of paper making machine
CA1274108A (en) Frame construction and method in a paper machine press section for facilitating replacement of press rolls and fabrics
SE454190B (sv) Forfarande for byte av en pick-up-vevnad och/eller en pressvevnad i presspartiet i en pappersmaskin
US5049239A (en) Frame construction for a compact press section of a paper machine
JP2647896B2 (ja) 抄紙機のプレス部およびそのフレーム構造
EP0319502B1 (en) Device in a cantilevered frame part of the press section and/or wire part of a paper machine
US7384511B2 (en) Device for changing the cloth of a paper machine
US5154799A (en) Method and device in a compact press section of a paper machine for replacement of rolls and fabrics
CA2201668C (en) Roll press
US5329844A (en) Calender with pivotally displaceable roll
FI73025B (fi) Foerfarande och en stomkonstruktion som tillaempar detta till presspartiet av en pappersmaskin foer utbyte av vaevnader och/eller valsar.
US5256256A (en) Frame construction for a press section of a paper machine
CA1307688C (en) Method in the press section of a paper machine for the replacement of fabrics and/or rolls as well as a frame contruction of the press section for the application of the method
FI78940B (fi) Lyftanlaeggning foer filtledvals.
WO2001094695A1 (en) Method for replacing a roll in a calender

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees