JPH079139B2 - ブラインド内蔵二重ガラス - Google Patents
ブラインド内蔵二重ガラスInfo
- Publication number
- JPH079139B2 JPH079139B2 JP20419089A JP20419089A JPH079139B2 JP H079139 B2 JPH079139 B2 JP H079139B2 JP 20419089 A JP20419089 A JP 20419089A JP 20419089 A JP20419089 A JP 20419089A JP H079139 B2 JPH079139 B2 JP H079139B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealed space
- drive shaft
- double glazing
- outside
- blind
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はブラインドを内蔵した二重ガラスの密封構造
に関するものである。
に関するものである。
[従来の技術] 従来、二重ガラスの一種類として枠体と二枚のガラス板
とで密封空間を形成し、その密封空間内にはブラインド
を配設するとともに乾燥空気等を充填し、そのブライン
ドを外部から駆動可能としたものが実用化されている。
このような二重ガラスは密封空間を形成したことにより
防音断熱効果を向上させるとともに、ブラインドによる
遮光効果を確保し、さらに密封空間内での結露を防止す
るようにしたものである。
とで密封空間を形成し、その密封空間内にはブラインド
を配設するとともに乾燥空気等を充填し、そのブライン
ドを外部から駆動可能としたものが実用化されている。
このような二重ガラスは密封空間を形成したことにより
防音断熱効果を向上させるとともに、ブラインドによる
遮光効果を確保し、さらに密封空間内での結露を防止す
るようにしたものである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記のような二重ガラスではブラインドを外
部から駆動するための駆動軸を密封空間外へ突出させる
必要があり、この駆動軸の軸シールが問題となる。すな
わち、日中と夜間の温度差に基く密封空間内圧の変化や
気圧の変化により、密封空間の内外に気圧差が生じ、従
来の軸シールではこの気圧差に耐えることはできず、密
封状態を長期間に亘って保持することは困難であるとい
う問題点があった。
部から駆動するための駆動軸を密封空間外へ突出させる
必要があり、この駆動軸の軸シールが問題となる。すな
わち、日中と夜間の温度差に基く密封空間内圧の変化や
気圧の変化により、密封空間の内外に気圧差が生じ、従
来の軸シールではこの気圧差に耐えることはできず、密
封状態を長期間に亘って保持することは困難であるとい
う問題点があった。
この発明の目的は、上記のように密封空間外へ突出する
駆動軸を備えた二重ガラスにおいて、その密封空間の密
封状態を確実に保持可能とする密封構造を提供するにあ
る。
駆動軸を備えた二重ガラスにおいて、その密封空間の密
封状態を確実に保持可能とする密封構造を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するために、枠体と二枚のガ
ラス板との間に密封空間を形成し、その密封空間内にブ
ラインドを配設し、そのブラインドの駆動軸を密封空間
外の駆動装置で駆動する二重ガラスにおいて、駆動軸は
オイルシールで構成される軸受装置を介して密封空間外
へ突出させた構成としている。
ラス板との間に密封空間を形成し、その密封空間内にブ
ラインドを配設し、そのブラインドの駆動軸を密封空間
外の駆動装置で駆動する二重ガラスにおいて、駆動軸は
オイルシールで構成される軸受装置を介して密封空間外
へ突出させた構成としている。
[作用] 上記手段により、駆動軸の軸受部分はオイルシールで確
実に密封される。
実に密封される。
[実施例] 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に従って説
明する。
明する。
第2図及び第3図に示すように、二重ガラス1は四角枠
状の枠体2の両側にブチルゴム3を介してガラス板4が
それぞれ接着固定され、その枠体2及びガラス板4との
間に密封空間5が形成されている。
状の枠体2の両側にブチルゴム3を介してガラス板4が
それぞれ接着固定され、その枠体2及びガラス板4との
間に密封空間5が形成されている。
密封空間5内には乾燥空気が充填されるとともにブライ
ンド6が配設されている。すなわち、ブラインド6は密
封空間5の上下において枠体2に上部ヘッドボックス7
及び下部ヘッドボックス8がそれぞれ固定され、両ヘッ
ドボックス7,8間に張設されるラダーコード9に多数段
のスラット10が支持されている。そして、上部ヘッドボ
ックス7内に配設される駆動軸11を回転駆動することに
より各スラット10を同位相で角度調節可能となってい
る。なお、各スラット10には両端が枠体2に固定される
支持ワイヤ12が貫通されて密封空間5内でのスラット10
の無用な移動が防止されている。
ンド6が配設されている。すなわち、ブラインド6は密
封空間5の上下において枠体2に上部ヘッドボックス7
及び下部ヘッドボックス8がそれぞれ固定され、両ヘッ
ドボックス7,8間に張設されるラダーコード9に多数段
のスラット10が支持されている。そして、上部ヘッドボ
ックス7内に配設される駆動軸11を回転駆動することに
より各スラット10を同位相で角度調節可能となってい
る。なお、各スラット10には両端が枠体2に固定される
支持ワイヤ12が貫通されて密封空間5内でのスラット10
の無用な移動が防止されている。
駆動軸11は軸受装置13を介して枠体2外へ突出されてギ
アボックス14の出力軸15に連結されている。そして、ギ
アボックス14の入力軸16にはモータ17の出力軸18が連結
され、そのモータ17の動作によりギアボックス14を介し
て駆動軸11が回転駆動される。
アボックス14の出力軸15に連結されている。そして、ギ
アボックス14の入力軸16にはモータ17の出力軸18が連結
され、そのモータ17の動作によりギアボックス14を介し
て駆動軸11が回転駆動される。
前期軸受装置13の構造を第1図に従って説明すると、円
筒状のケース19内の基端側にはベアリング20が配設さ
れ、先端側にはオイルシール21すなわちこの実施例では
一対のオイルシール21a,21bが配設され、駆動軸11はこ
のベアリング20及びオイルシール21a,21bに回転可能に
支持されている。そのオイルシール21a,21bはニトリル
ゴムで環状に形成されるとともに、内部に環状のスチー
ル材22a及び環状のスプリング22bが埋め込まれて弾性が
確保され、互いに逆方向となるように配設されている。
従って、内側のオイルシール21aは密封空間5内の気圧
が外部より高い場合にその気密保持性が有効に作用し、
外側のオイルシール21bは密封空間5内の気圧が外部よ
り低い場合にその気密保持性が有効に作用する。
筒状のケース19内の基端側にはベアリング20が配設さ
れ、先端側にはオイルシール21すなわちこの実施例では
一対のオイルシール21a,21bが配設され、駆動軸11はこ
のベアリング20及びオイルシール21a,21bに回転可能に
支持されている。そのオイルシール21a,21bはニトリル
ゴムで環状に形成されるとともに、内部に環状のスチー
ル材22a及び環状のスプリング22bが埋め込まれて弾性が
確保され、互いに逆方向となるように配設されている。
従って、内側のオイルシール21aは密封空間5内の気圧
が外部より高い場合にその気密保持性が有効に作用し、
外側のオイルシール21bは密封空間5内の気圧が外部よ
り低い場合にその気密保持性が有効に作用する。
そして、駆動軸11はベアリング20及びオイルシール21a,
21bに支持されてケース19外へ突出され、オイルシール2
1a,21bで支持される部分は特に鏡面仕上げとなってい
る。
21bに支持されてケース19外へ突出され、オイルシール2
1a,21bで支持される部分は特に鏡面仕上げとなってい
る。
ケース19はその先端側に取付軸23が形成され、駆動軸11
はその取付軸23を貫通してケース19外へ突出されてい
る。そして、取付軸23の外周面にはネジが刻設され、そ
のネジに螺合されるナット24とケース19先端面とで枠体
2を挟むようにして同ケース19が枠体2に固定されてい
る。なお、ケース19先端面と枠体2との間にはOリング
25が介在され、ナット24と枠体2外面との間にはワッシ
ャ26及びブチルゴム27が挟み込まれてそれぞれ枠体2の
内外を密封している。
はその取付軸23を貫通してケース19外へ突出されてい
る。そして、取付軸23の外周面にはネジが刻設され、そ
のネジに螺合されるナット24とケース19先端面とで枠体
2を挟むようにして同ケース19が枠体2に固定されてい
る。なお、ケース19先端面と枠体2との間にはOリング
25が介在され、ナット24と枠体2外面との間にはワッシ
ャ26及びブチルゴム27が挟み込まれてそれぞれ枠体2の
内外を密封している。
さて、上記のように構成された軸受装置13ではケース19
内で駆動軸11が一対のオイルシール21a,21bで支持され
ている。従って、オイルシール21a,21bのシール特性に
より駆動軸11の軸受装置13において充分な密封性を確保
することができる。特に、一対のオイルシール21a,21b
は互いに逆方向となるように配設されているので、密封
空間5内外のいずれの気圧が高くなっても密封状態を確
実に保持することができる。
内で駆動軸11が一対のオイルシール21a,21bで支持され
ている。従って、オイルシール21a,21bのシール特性に
より駆動軸11の軸受装置13において充分な密封性を確保
することができる。特に、一対のオイルシール21a,21b
は互いに逆方向となるように配設されているので、密封
空間5内外のいずれの気圧が高くなっても密封状態を確
実に保持することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明は密封空間外へ突出する
駆動軸を備えた二重ガラスにおいて、その駆動軸の軸受
部分を確実に密封可能とする軸受構造を提供することが
できる優れた効果を発揮する。
駆動軸を備えた二重ガラスにおいて、その駆動軸の軸受
部分を確実に密封可能とする軸受構造を提供することが
できる優れた効果を発揮する。
第1図はこの発明を具体化した軸受装置の断面図、第2
図はこの発明を具体化した二重ガラスの正面図、第3図
はその縦断面図である。 密封空間5、駆動軸11、軸受装置13、オイルシール21a,
21b。
図はこの発明を具体化した二重ガラスの正面図、第3図
はその縦断面図である。 密封空間5、駆動軸11、軸受装置13、オイルシール21a,
21b。
Claims (1)
- 【請求項1】枠体と二枚のガラス板との間に密封空間を
形成し、その密封空間内にブラインドを配設し、そのブ
ラインドの駆動軸を密封空間外の駆動装置で駆動する二
重ガラスにおいて、 駆動軸(11)はオイルシール(21)で構成される軸受装
置(13)を介して密封空間(5)外へ突出させたことを
特徴とするブラインド内蔵二重ガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20419089A JPH079139B2 (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | ブラインド内蔵二重ガラス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20419089A JPH079139B2 (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | ブラインド内蔵二重ガラス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0369788A JPH0369788A (ja) | 1991-03-26 |
JPH079139B2 true JPH079139B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=16486326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20419089A Expired - Fee Related JPH079139B2 (ja) | 1989-08-07 | 1989-08-07 | ブラインド内蔵二重ガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079139B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2591430Y2 (ja) * | 1992-06-30 | 1999-03-03 | 旭硝子株式会社 | 複層ガラス構造 |
-
1989
- 1989-08-07 JP JP20419089A patent/JPH079139B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0369788A (ja) | 1991-03-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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