JPH0791355B2 - 硬質ウレタンフオーム用ポリオール組成物 - Google Patents

硬質ウレタンフオーム用ポリオール組成物

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JPH0791355B2
JPH0791355B2 JP1181568A JP18156889A JPH0791355B2 JP H0791355 B2 JPH0791355 B2 JP H0791355B2 JP 1181568 A JP1181568 A JP 1181568A JP 18156889 A JP18156889 A JP 18156889A JP H0791355 B2 JPH0791355 B2 JP H0791355B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は機械的強度、フオーム脆性及び耐熱性にすぐれ
る耐久性硬質ウレタンフオームを製造することができる
ポリオール組成物に関する。
従来の技術 硬質ウレタンフオームは、従来、通常、ポリオール成分
として低分子量又は多官能性ポリオールを用いることに
よつて製造されている。例えば、特公昭57−45770号公
報には、脆性を改善するために、6〜8官能性の多価ア
ルコール、例えば、ソルビトールやシヨ糖へのエチレン
オキサイドやプロピレンオキサイド付加物と、グリセリ
ンのエチレンオキサイドやプロピレンオキサイド付加物
とからなるポリオールを用いる硬質ウレタンフオームの
製造が提案されている。また、米国特許第4,342,842号
明細書には、4,4′−ジアミノジフエニルメタンへのア
ルキレンオキサイド付加物を含む多官能性ポリオールを
用いる硬質ウレタンフオームの製造が提案されている。
しかし、従来より知られているかかる硬質ウレタンフオ
ームは、製造直後の機械的強度にはすぐれるものの、耐
熱性に劣り、かくして、長期間にわたつて高温雰囲気下
に用いられるとき、機械的強度が著しく低下する。
そこで、例えば、特開昭59−47223号公報には、得られ
る硬質ウレタンフオームの耐熱性を改善するために、ポ
リオール成分として、ビスフエノールAへのポリオール
付加物と共に、2,6−トリレンジアミンのような芳香族
ポリアミノ化合物へのアルキレンオキサイド付加物から
なるポリオールを併用することが提案されており、更
に、上記公報には、その他のポリオール成分として、例
えば、ハイドロキノンのような芳香族ポリヒドロキシ化
合物へのアルキレンオキサイド付加物からなるポリオー
ルを併用することの可能性についても、言及されてい
る。かかるポリオールを用いる硬質ウレタンフオーム
は、工業部品、特に、耐熱性が要求される摺動部品や被
覆材料として好適に用いることができるとされている。
しかしながら、かかる硬質ウレタンフオームは、耐熱性
は幾分改善されているものの、脆性等の機械的性質が、
尚、不十分である。
発明が解決しようとする課題 本発明は、硬質ウレタンフオームの製造における上記し
た問題を解決するためになされたものであつて、機械的
強度にすぐれると共に、特に、耐熱性にすぐれる硬質ウ
レタンフオームを与えるポリオール組成物を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明による硬質ウレタンフオーム用ポリオール組成物
は、硬質ウレタンフオームの製造において、芳香族ポリ
イソシアネートと組合わせて、ポリオール成分として用
いられる組成物であつて、 (a)一般式 (式中、Rはエチレン基又はプロピレン基を示し、m及
びnは1以上の数であつて、m+n=3〜40である。) で表わされるポリオール20〜50重量%、及び (b)3官能以上の多価アルコール及びポリアミノ化合
物から選ばれる少なくとも1種へのアルキレンオキサイ
ド付加物 を含有することを特徴とする。
本発明によるポリオール組成物において、必須成分とし
て用いられる上記一般式で表わされるポリオールは、通
常、ハイドロキノン又は で表わされる1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼ
ンを開始剤として、これにエチレンオキサイド及び/又
はプロピレンオキサイドを付加させることによつて得る
ことができる。これらは、通常、m及びnの種々異なる
混合物として得られる。
上記一般式で表わされるポリオールにおいて、m及びn
は1以上の数であつて、且つ、m+nで表わされるアル
キレンオキサイド付加モル数は3〜40である。付加モル
数が40を越えるときは、得られる硬質ウレタンフオーム
は、機械的強度、特に、曲げ強度に劣り、また、耐熱性
にも劣る。他方、付加モル数が3よりも小さいときは、
得られる硬質ウレタンフオームは、耐熱性においては改
善されるが、靱性が乏しく、種々の製品としての実用性
に欠ける場合がある。
ウレタンフオームの製造においては、用いるポリオール
を水酸基価で表わすのが便利である。この意味におい
て、本発明において用いる上記ポリオールは、水酸基価
が50〜480の範囲にあることが好ましい。
本発明による硬質ウレタンフオーム用ポリオール組成物
において、上記ポリオールは、ポリオール組成物の20〜
50重量%を占める。上記ポリオールの量がポリオール組
成物の20重量%よりも少ないときは、脆性及び耐熱性が
改善された硬質ウレタンフオームを得ることができな
い。他方、50重量%を越えて多量に用いるときは、得ら
れるウレタンフオームが硬度が小さく、硬質フオームと
しての実用性に欠けることとなる。好ましくは、上記ポ
リオールは、ポリオール組成物の25〜45重量%を占める
ように用いられる。
本発明によるポリオール組成物は、前記ポリオールと共
に、以下に述べるようなポリエーテルポリオールを含有
する。即ち、このポリエーテルポリオールは、3官能以
上の多価アルコール及びポリアミノ化合物から選ばれる
少なくとも1種を開始剤として、これにアルキレンオキ
サイドを付加して得られるものであつて、アルキレンオ
キサイドとしては、エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド等が用いられるが、特
に、エチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイ
ドが好ましい。更に、かかるポリエーテルポリオール
は、水酸基価が400以上、特に、450〜1000の範囲にある
ことが好ましい。これらポリエーテルポリオールは、単
独で又は2種以上の混合物として用いられる。
ここに、上記多価アルコール及びポリアミノ化合物の官
能数は、それらが有する活性水素の数に基づく。従つ
て、多価アルコールにおける官能数は、その多価アルコ
ールが有する水酸基数に等しい。他方、ポリアミノ化合
物としては、分子中にアミノ基のみを有するものと、ア
ミノ基以外に例えば水酸基等を有するアルカノールアミ
ンが挙げられる。分子中にアミノ基のみを有するポリア
ミノ化合物の官能数は、それが有するアミノ基中の活性
水素数に等しい。また、アルカノールアミンの官能数
は、それが有する水酸基数とアミノ基中の活性水素数と
の和に等しい。
本発明において、上記多価アルコールとしては、脂肪族
又は脂環族多価アルコールが好ましく、かかる多価アル
コールとして、例えば、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ソルビ
トール、シヨ糖等を挙げることができる。分子中にアミ
ノ基のみを有するポリアミノ化合物としては、具体例と
して、例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン等の(ポリ)アルキレンポ
リアミンのような脂肪族ポリアミンや、4,4′−ジアミ
ノジフエニルメタン、トリレンジアミン等の芳香族ポリ
アミンを挙げることができる。これらのなかでは、脂肪
族ポリアミンが好ましく用いられる。また、アルカノー
ルアミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパ
ノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノー
ルアミン等を挙げることができる。
本発明による硬質ウレタンフオーム用ポリオール組成物
は、更に、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等
のグリコール類へのアルキレンオキサイド付加物を含有
していてもよい。上記アルキレンオキサイドとしては、
例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
ブチレンオキサイド等が用いられるが、特に、エチレン
オキサイド及び/又はプロピレンオキサイドが好ましく
用いられる。
本発明による硬質ウレタンフオーム用ポリオール組成物
は、硬質ウレタンフオームの製造において、芳香族ポリ
イソシアネートと組み合わせて用いられる。ここに、芳
香族ポリイソシアネートとしては、特に、限定されるも
のではなく、例えば、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジ
イソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートとの
種々の量比での混合物、例えば、80/20(TDI−80)や65
/35(TDI−65)の混合物、粗トリレンジイソシアネー
ト、ジフエニルメタンジイソシアネート、粗製MDIとし
て知られるポリフエニレンポリメチレンポリイソシアネ
ート等や、これらポリイソシアネートのカルボジイミド
変成体、ビウレツト変成体、二量体、三量体、これらポ
リイソシアネートと活性水素化合物との末端イソシアネ
ート基プレポリマー等を挙げることができ、これらは単
独にて、又は二種以上の混合物として用いられる。
本発明によるポリオール組成物を用いて、硬質ウレタン
フオームを製造するには、用いるポリイソシアネートに
おけるイソシアネート基とポリオール組成物における活
性水素との当量比(NCO/OH)が0.8〜1.5、好ましくは0.
9〜1.1の範囲にあるように、ポリイソシアネートとポリ
オール組成物とを反応させる。
更に、硬質ウレタンフオームの製造においては、触媒及
び発泡剤が用いられ、必要に応じて、界面活性剤又は整
泡剤、架橋剤、安定剤、着色剤等も用いられる。
上記触媒としては、特に限定されるものではなく、従来
より知られている任意のものが用いられる。例えば、ア
ミン触媒としては、トリエチルアミン、トリプロピルア
ミン、トリブチルアミン、トリオクチルアミン、ヘキサ
デシルジメチルアミン、N−メチルモルホリン、N−エ
チルモルホリン、N−オクタデシルモルホリン、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、トリイソプロパノールアミン、N−メチルジエ
タノールアミン、N,N′−ジメチルエタノールアミン、
ジエチレントリアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエ
チレンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピレ
ンジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチル−1,3−ブタン
ジアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルヘキサメチレン
ジアミン、ビス〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エチ
ル〕エーテル、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,N−ジ
メチルシクロヘキシルアミン、N,N,N′,N′−ペンタメ
チルジエチレントリアミン、トリエチレエンジアミン、
トリエチレンジアミンのギ酸塩等の種々の塩、第1級又
は第2級アミンのアミノ基のオキシアルキレン付加物等
を挙げることができる。
また、有機金属系触媒としては、例えば、酢酸スズ、オ
クチル酸スズ、オレイン酸スズ、ラウリン酸スズ、ジブ
チルスズジクロライド、オクタン酸鉛、ナフテン酸鉛、
ナフテン酸ニツケル、ナフテン酸コバルト等を挙げるこ
とができる。
これら触媒は、単独にて又は二種以上の混合物として用
いられる。その使用量は、通常、組成物において活性水
素を有する化合物100重量部に対して、0.001〜5重量部
の範囲が好適である。
また、発泡剤としては、水や種々のハロゲン化炭化水
素、例えば、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフ
ルオロメタン、塩化メチレン、トリクロロトリフルオロ
エタン、ジブロモテトラフルオロエタン、トリクロロエ
タン、及びペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素
を挙げることができる。これら発泡剤も単独にて、又は
二種以上の混合物として用いられる。通常は、水は、ポ
リオールを含む活性水素化合物及びポリイソシアネート
の合計量に基づいて0.05〜2重量%、好ましくは0.2〜
1.0重量%の範囲で用いられる。また、ハロゲン化炭化
水素は、ポリオールを含む活性水素化合物及びポリイソ
シアネートの合計量に基づいて0〜12重量%の範囲で用
いられる。
整泡剤も、従来より知られている通常の有機ケイ素系界
面活性剤が用いられる。具体例として、例えば、日本ユ
ニカー(株)製のL−520、L−532、L−540、L−54
4、L−550、L−3550、L−3600、L−3601、L−530
5、L−5305、L−5307、L−5309、L−5710、L−572
0、L−5740M等や、トーレシリコーン(株)製のSH−19
0、SH−192、SH−194、SH−200、SRX−253、SRX−274
C、SF−2961、SF−2962、SRX−280A、SRX−294A等、信
越シリコーン(株)製のF−114、F−121、F−122、
F−220、F−230、F−258、F−260B、F−317、F−
341、F−601、F−335等を挙げることができる。これ
ら整泡剤は、組成物において、活性水素を有する化合物
とポリイソシアネートとの合計量100重量部に対して、
通常、0.25〜2重量部の範囲である。
更に、本発明による組成物は、必要に応じて、架橋剤を
含有する。かかる架橋剤としては、例えば、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリメチレングリコール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール等の単量体グリコール類、ジエタ
ノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノール
アミン類、エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、、トリエチレンテトラミン等の脂肪族ポリアミン
類、メチレン−o−クロロアニリン、4,4′−ジフエニ
ルメタンジアミン、2,4−トリレンジアミン、2,6−トリ
レンジアミン等の芳香族ジアミン類が用いられる。これ
ら架橋剤は、通常、ポリオール100重量部に対して5〜1
5重量部の範囲で用いられる。
本発明によるポリオール組成物を前述したようなポリイ
ソシアネートその他と共に用いて、硬質ウレタンフオー
ムを得るには、RIM法、低圧又は高圧発泡機による注入
法等、種々の方法によつて採用することができる。かか
る発泡成形においては、金型は、通常、30〜70℃、好ま
しくは35〜60℃の温度とし、組成物は、20〜40℃、好ま
しくは25〜35℃とするのが好適である。自由発泡密度に
対する成形品発泡密度の割合である所謂パツク率は、通
常、1〜5倍、好ましくは1.5〜3.5倍の範囲が好適であ
る。
本発明によれば、このようにして、密度0.08〜0.4g/c
m3、好ましくは0.15〜0.35g/cm3の硬質ウレタンフオー
ムを製造することができる。
発明の効果 以上のようにして、本発明に従つて、ポリオール成分と
して、ハイドロキノン又は1,4−ビス(ヒドロキシエト
キシ)ベンゼンから導かれるポリオールと、前記3官能
以上の多価アルコール及びポリアミノ化合物から選ばれ
る少なくとも1種へのアルキレンオキサイド付加物とを
用いることによつて、機械的強度にすぐれると共に、耐
熱性及び脆性が改善された硬質ウレタンフオームを得る
ことができる。
実施例 以下に本発明の実施例及び本発明にて用いるポリオール
の製造例を示す参考例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
参考例1 温度計と撹拌機とを備えた加圧可能な反応容器に1,4−
ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼン(イハラ(株)製
キユアミンH)10kgを仕込み、次いで、水酸化カリウム
のフレーク100gを仕込んだ後、反応容器内を窒素置換
し、120〜130℃の温度に加熱して、水酸化カリウムを溶
解させた。
混合物の温度を110〜130℃に保持しつつ、これにエチレ
ンオキサイド15.4kgを5時間にわたつて加え、更に、上
記温度にて約1時間、撹拌した後、僅かに残存する未反
応のエチレンオキサイドを窒素にてストリツピングし
た。次いで、反応混合物を90〜110℃の温度に冷却し、
これに少量の水及び合成ケイ酸マグネシウム500gを加え
て、約1時間撹拌した後、ケイ酸マグネシウムを濾過に
よつて除き、脱水し、ジ−t−ブチルヒドロキシトルエ
ン25gを加えた。
このようにして得たポリオールは、水分0.02%を含有
し、水酸基価192、pH6.8、1,4−ビス(ヒドロキシエト
キシ)ベンゼン1モル当りのエチレンオキサイド全付加
量8.8モルの淡黄色の粘稠な液体であつた。
参考例2 参考例1と同様の反応容器に1,4−ビス(ヒドロキシエ
トキシ)ベンゼン5kgと水酸化カリウムのフレーク50gを
仕込み、水酸化カリウムを溶解させた後、減圧下に反応
容器内に窒素を吹き込んで脱水した。
この混合物にエチレンオキサイド20.5kgを7時間にわた
つて加え、以後、参考例1と同様に処理して、水分0.02
%を含有し、水酸基価110、pH6.7、1,4−ビス(ヒドロ
キシエトキシ)ベンゼン1モル当りのエチレンオキサイ
ド全付加量18.7モルの付加物を淡黄色の粘稠な液体とし
て得た。
参考例3 参考例2において、エチレンオキサイド3kgを用いた以
外は、参考例2と同様にして、水分0.03%を含有し、水
酸基価407、pH7.0、1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)
ベンゼン1モル当りのエチレンオキサイド全付加量1.8
モルの付加物を淡黄色の粘稠な液体として得た。
参考例4 参考例1と同様の反応容器に1,4−ビス(ヒドロキシエ
トキシ)ベンゼン10kgと水酸化カリウムのフレーク150g
を仕込み、水酸化カリウムを溶解させた後、減圧下に反
応容器内に窒素を吹き込んで脱水した。
この混合物に最初にプロピレンオキサイド16kgを6時間
にわたつて加え、次いで、エチレンオキサイド5kgを4
時間にわたつて加えて反応させ、以後、参考例1と同様
に処理して、水分0.04%を含有し、水酸基価188、pH6.
8、1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼン1モル当
りのエチレンオキサイド全付加量2.2モル、プロピレン
オキサイドの全付加量5.2モルの付加物を淡黄色の粘稠
な液体として得た。
実施例1〜5及び比較例1及び2 第1表に示す処方の組成物を調製し、鉄からなる1000mm
×250mm×10mmの金型を50±5℃とし、ヘネツケ社製の
発泡機を用いて、3分間加熱発泡させ、硬質ウレタンフ
オームを製造した。第1表にその物性を示す。
尚、第1表において、ポリオールAはシヨ糖/グリセリ
ンのプロピレンオキサイド付加物(水酸基価460)、ポ
リオールBはトリメチロールプロパンのエチレンオキサ
イド付加物(水酸基価920)、ポリオールCは1,4−ビス
(ヒドロキシエトキシ)ベンゼンのエチレンオキサイド
付加物(水酸基価110)、ポリオールDはエチレンジア
ミンへのプロピレンオキサイド付加物(水酸基価50
0)、ポリオールEはシヨ糖/ジプロピレングリコール
へのプロピレンオキサイド付加物(水酸基価500)を示
す。また、ポリイソシアネートとしては、ポリフエニレ
ンポリメチレンポリイソシアネート(日本ポリウレタン
(株)製ミリオネートMR−200)を用いた。
物性測定において、曲げ強度及び曲げ弾性率は、13×11
0×10mm(厚み)の試験片を調製し、スパン50.8mmにて
測定した。また、圧縮強度は、30×30×10mm(厚み)の
試験片を調製し、厚み方向に30%圧縮した。
次に、得られた硬質フオームを100℃の温度にて1000時
間放置した後、同様にして、曲げ強度、曲げ弾性率及び
圧縮強度を測定し、耐久試験後の物性として示す。
本発明による硬質ウレタンフオームは、強度及び脆性の
バランスにすぐれると共に、耐熱性にすぐれ、耐久試験
後にも物性の低下がない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 71/02 LQC // C07C 43/23 D 7419−4H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質ウレタンフオームの製造において、芳
    香族ポリイソシアネートと組合わせて、ポリオール成分
    として用いられる組成物であつて、 (a)一般式 (式中、Rはエチレン基又はプロピレン基を示し、m及
    びnは1以上の数であつて、m+n=3〜40である。) で表わされるポリオール20〜50重量%、及び (b)3官能以上の多価アルコール及びポリアミノ化合
    物から選ばれる少なくとも1種へのアルキレンオキサイ
    ド付加物 を含有することを特徴とする硬質ウレタンフオーム用ポ
    リオール組成物。
  2. 【請求項2】前記一般式で表わされるポリオールが水酸
    基価50〜480を有することを特徴とする請求項第1項記
    載の硬質ウレタンフオーム用ポリオール組成物。
JP1181568A 1988-07-15 1989-07-13 硬質ウレタンフオーム用ポリオール組成物 Expired - Fee Related JPH0791355B2 (ja)

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JP63-176796 1988-07-15

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