JPH079052Y2 - 超音波流量計 - Google Patents

超音波流量計

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JPH079052Y2
JPH079052Y2 JP1989020238U JP2023889U JPH079052Y2 JP H079052 Y2 JPH079052 Y2 JP H079052Y2 JP 1989020238 U JP1989020238 U JP 1989020238U JP 2023889 U JP2023889 U JP 2023889U JP H079052 Y2 JPH079052 Y2 JP H079052Y2
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JP1989020238U
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孝史 石原
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Kaijo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は送受波器より送受信される音波の伝播路及びそ
の出力を電気的処理により変更することのできる超音波
流量計に関する。
[従来の技術] 従来、この種の超音波流量計は、実開昭60−61622号に
示すものがある。この従来例は第16図に示すように、管
路9の外側に固接されたシュー10の斜面に固定された振
動子11より出射される超音波は、シュー10と管路9間に
塗布されたグリス12を通過して管路9に入射する。した
がって、このシュー10の底面の範囲を有効接触面積とす
ると、管路9の外径が小さくなるにつれて前記有効接触
面積が減少するので、これに応じて管路9に出射される
超音波量が振動子11から出射される全超音波量に対する
割合が減少して送信された超音波を、受信する側の振動
子に到達する超音波が減少する。このような問題を解決
するために、流量測定における最小管径の管路9の外面
とシュー10の底面との間に形成される有効接触面積を略
等しくなるようにシュー10の底面の形状を逆台形状10a
とし、該形状の底辺の長さを設定するようにしている。
また、「板を透過する超音波音場の空間周波数領域での
解析」(USA87−34)によれば、配管の厚さに応じて最
適な水中への入射角が異なることが指摘されている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来の超音波流量計では受波器における
S/Nが低下して正確な超音波伝幡時間の測定を行なうこ
とができず測定誤差を生ずるという欠点がある。また、
実開昭60−61622号超音波流量計では従来のものに比べ
てS/Nが改善されているが、この流量計ではシュー10の
底面の形状を有効接触面積に略等しく設定する必要があ
るため管路の径の大きさにより円形振動子の直径が限定
されてしまうという欠点がある。
上記従来の装置では音波伝幡路各部の音速の変化により
音波の最適発射角が異なるため超音波送受波器の発射角
及び入射角を変えることができないという欠点がある。
また、超音波素子から発射された超音波の流体への入射
角が温度変化により変化してしまうが、従来の装置では
この入射角を最適な状態に一定に保つことができない。
したがって、測定誤差を生ずという欠点がある。
本考案の目的は上述の欠点を除去し、超音波送受波器の
最適な音波発射角及び入射角を得ることのできる超音波
流量計を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、一方の電気−音響変換手段より出射された超
音波を管路内の流体中を透過させて他方の電気−音響変
換手段で受波することにより超音波伝播時間を測定して
管路内部の流量測定を行う超音波流量計において、 少なくとも一辺に斜面を有する柱状体と該柱状体の斜面
に一定の間隔で配列された振動子とからなる電気−音響
変換手段と、該電気−音響変換手段に対して位相の異な
る信号を順次送信する送信手段と、該送信手段からの送
信信号により前記電気−音響変換手段が駆動されて送出
された位相の異なる信号を他方の電気−音響変換手段で
受信し、この受信された信号波形を合成する波形合成手
段とを備えたものである。
[実施例] 次に本考案について図面を用いて詳細に説明する。
はじめに、第1図乃至第3図を用いて本考案の基本原理
を説明する。
第1図は、3つの音源A,B,Cから同時に音波が発射され
ると各音源より放射状に音波が広がることを示してい
る。すなわち、媒体Iの音速をvとすると、時間tでは
音波は各音源より半径vtの距離Sまで放射状に進む。し
たがって、同一の位相を持つ波面であれば、ある任意の
時間t経過後の波面は第1図図示の太線のようになる。
ここで、音源が複数存在するものとすると第2図太線で
示すように波面は略直線的なものとなる。
次に、第1図及び第2図のものにおいて、各音源より音
波を発射するタイミングを遅延させると、t時間経過後
の波面は第3図のように形成される。これはt時間経過
後に各音源から音波の進む距離が異なるからである。こ
こで、第3図の時間(t1−t2)はAからCまでの遅延時
間である。
したがって、上記原理を用いることにより音波の向きを
変えることができる。
第4図は第1図乃至第3図の原理を適用した本考案の一
実施例であり、クランプオン型の超音波流量計の取付け
状態を示す概略図である。
第4図において、1は内部を流体が流れる管路である。
2及び3は超音波センサを構成する電気−音響変換素子
であり、管路1の外面に当接して固定されている。この
センサは、素子2の送波器より出射された超音波を管路
内の流体中を透過させて素子3で受波することにより超
音波伝播時間を測定して管路内部の流量測定を行なうも
のである。素子2及び3は、合成樹脂等からなり同一の
構成であるので素子2を中心に説明する。この素子2
は、第5図(a)に示すような一辺に斜面を有する断面
5角形の柱状体4及びこの柱状体4の斜面4aに接着材等
で固着されたセラミック圧電素子等からなる振動子5と
で構成されている。第5図(b)は、第5図(a)の平
面図を示し、振動子5が斜面4aに対して横方向に平行に
配列されている状態を示す。第5図は第4図に示すA−
A′断面の超音波発射角を制御する振動子5の配列を示
す。この第5図(a)の→の方向に順次位相の異な
る信号を送ると第6図のような斜面4aに垂直な軸X−X
に対してθ1の角度(ア)を有する方向に波面が向き、
逆に、→の方向に同じ方法で信号を送るとθ2の角
度(イ)の方向に波面が向く。
第7図は第4図に示すB−B′断面の超音波発射角を制
御する振動子5の配列を示す。この第7図は、振動子5
が斜面4aに対して縦方向に平行に配列している点で第5
図実施例と異なる。第7図(b)の→の方向に順次
位相の異なる信号を送ると第8図(第4図に示すB−
B′断面)の軸Y−Yに対してα1の角度(ア)方向に
波面が向き、逆に、→の方向に同じ方法で信号を送
るとα2の角度(イ)方向に波面が向く。
また、第7図及び第8図に示す及びの方向より略中
央のの方向に夫々遅延された信号を送ると及びの
方向より出射された超音波は第9図の軸Y−Yに対して
収束する。
第10図は、振動子5を基盤目状に配列した第5図及び第
7図の実施例の両方の機能を備えたものである。
第11図は超音波素子2及び3に固着された振動子5に遅
延された信号6a,6b・・・6nを送信する送信部6及び素
子3で受波される信号7a,7b・・・7nを受信する受信部
7、これら送信部及び受信部を制御する制御回路の概略
を示すブロック図である。
以上のように構成された本考案の動作について第12図乃
至第15図を用いて説明する。
まず、第12図(a)及び第12図(b)は第5図の各振動
子5の各々に符号A1,A2・・・A10を付したものであり、
これら各振動子に第13図のような同じ波形を有するパル
スを少しずつ遅延させて送出すると第6図に示すような
(ア)の方向に音波は発射させる。逆に、第6図の
(イ)の方向に発射したいときは送出パルスを振動子A1
0側より送ればよい。また、第7図のB−B′断面の超
音波発射角制御については第13図に示すパルス信号を用
いればよいので説明を省略する。
次に、第14図(a)は第10図の基盤目状に配列された振
動子5の各々に符号を付したものである。この実施例で
は各振動子毎にパルスを送ることができるので、第14図
(b)に示すような管路の中心に音波を収束しようとす
る場合には第15図に示すようなパルスを各振動子に対し
て印加すればよい。したがって、本実施例によれば駆動
される振動子を選定することにより発射角を適宜選ぶこ
とができる。
なお、上記の説明は第11図の位相制御送信部から送出さ
れる信号の説明であるが、振動数が同じである単振動は
いくつ合成しても常に同じ振動数を有する1つの振動数
になるということから、受信された音波の合成により完
全な単振動の波形を得ることができる。そこで、本実施
例は素子3により所定の時間内に受波される信号の波形
を合成し、合成された信号波形のレベルを判定して最適
な信号となるように制御する。
また、本実施例における電気−音響変換素子の駆動され
る素子数を制御することにより本考案はオートパワーコ
ントロール(APC)としても用いることができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、以下のような効果
を有する。
(1)本考案は、超音波送受波器の検出器の取付けに手
を加える必要がなく、最適な感度が得られるように超音
波の発射角を電気的に探索することができる。
(2)超音波素子より発射される超音波が管路内に入射
する入射角は温度変化に影響されるが、超音波素子から
の発射角を制御することにより一定に保持することがで
きるので温度変化に伴なう測定誤差をなくすことができ
る。
(3)本考案は、管路の外周に対して発射される超音波
が全て直角に入社されるように制御することができるの
で受波器におけるノイズの減少及びS/N比を大幅に向上
させることができる。したがって、測定精度を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は本考案の基本的原理を説明
する図、第4図は本考案の一実施例を示すクランプオン
型の超音波流量計の取付け状態を示す概略図、第5図及
び第7図は第4図の超音波素子2を示す図、第6図、第
8図及び第9図は第5図及び第7図の実施例による超音
波の発射角を示す説明図、第10図は本考案の他の実施例
を示す図、第11図は本考案の制御回路を示すブロック
図、第12図は第5図の詳細を示す図、第13図は第12図の
タイミングチャート図、第14図は第10図の詳細を示す
図、第15図は第14図の一例を示すタイミングチャート
図、第16図は従来の超音波流量計を示す図である。 1……管路、2、3……超音波素子、4……柱状体、5
……電気−音響変換素子、6……位相制御送信部、7…
…波形合成受信部、8……制御回路。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の電気−音響変換手段より出射された
    超音波を管路内の流体中を透過させて他方の電気−音響
    変換手段で受波することにより超音波伝播時間を測定し
    て管路内部の流量測定を行う超音波流量計において、 少なくとも一辺に斜面を有する柱状体と該柱状体の斜面
    に一定の間隔で配列された振動子とからなる電気−音響
    変換手段と、該電気−音響変換手段に対して位相の異な
    る信号を順次送信する送信手段と、該送信手段からの送
    信信号により前記電気−音響変換手段が駆動されて送出
    された位相の異なる信号を他方の電気−音響変換手段で
    受信し、この受信された信号波形を合成する波形合成手
    段とを備えたことを特徴とする超音波流量計。
  2. 【請求項2】前記電気−音響変換手段の振動子は、一定
    の間隔で平行に配列されてなることを特徴とする請求項
    1記載の超音波流量計。
  3. 【請求項3】前記電気−音響変換手段の振動子は、基盤
    目状に配列されてなることを特徴とする請求項1記載の
    超音波流量計。
  4. 【請求項4】前記送信手段は、前記振動子に対して位相
    の異なる信号を一方から他方へ及び/又は他方から一方
    へ順次送信するようにしたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のうちいずれか1に記載の超音波流量計。
JP1989020238U 1989-02-27 1989-02-27 超音波流量計 Expired - Lifetime JPH079052Y2 (ja)

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JPH02113125U JPH02113125U (ja) 1990-09-11
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0926342A (ja) * 1995-07-13 1997-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波振動子及びこれを用いた超音波流量計

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257847A (en) * 1975-11-07 1977-05-12 Oki Electric Ind Co Ltd Ultrasonic transmitter and receiver array
JPS56158912A (en) * 1980-05-13 1981-12-08 Toshiba Corp Ultrasonic flow rate and current meter

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