JPH0789131B2

JPH0789131B2 - 分離式電力量計

Info

Publication number: JPH0789131B2
Application number: JP1156852A
Authority: JP
Inventors: 達雄藤井; 修二郎小熊
Original assignee: Tohoku Electric Power Co Inc; Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Tohoku Electric Power Co Inc; Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1989-06-21
Filing date: 1989-06-21
Publication date: 1995-09-27
Anticipated expiration: 2010-09-27
Also published as: JPH0324414A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、使用電力量を計量する発信装置と、その使
用電力量を表示する表示装置とが分離した分離式電力量
計に関するものである。

特に、分離式電力量計の信頼性の向上に関するものであ
る。

［従来の技術］従来例の構成を第３図を参照しながら説明する。

第３図は、従来の分離式電力量計を示すブロック図であ
る。

第３図において、従来の分離式電力量計は、発信装置
（10）と、30程度の信号線（３）を介して発信装置（1
0）に接続された表示装置（20）とから構成されてい
る。

発信装置（10）は、計量部（１）と、この計量部（１）
に接続された発信部（２）とから構成され、表示装置
（20）は、発信部（２）に信号線（３）を介して接続さ
れた計数部（４）と、この計数部（４）に接続された表
示部（５）とから構成されている。

つぎに、上述した従来例の動作を説明する。

発信装置（10）の計量部（１）は、負荷の使用電力量を
検出し、計数パルスとして発信部（２）に出力する。

発信部（２）は、計数パルスを信号線（３）により30程
度離れた表示装置（20）の計数部（４）に発信する。

一方、表示装置（20）の計数部（４）は、送られてきた
計数パルスをカウントし、そのカウント値を表示部
（５）に出力する。

表示部（５）は、カウント値を表示する。

［発明が解決しようとする課題］上述したような従来の分離式電力量計では、信号線
（３）等の故障等により使用電力量の計量もれがあって
も検出することができず、信頼性が低いという問題点が
あった。

この発明は、上述した問題点を解決するためになされた
もので、使用電力量の計量もれを検出することができ、
したがって信頼性を向上することができる分離式電力量
計を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］この発明に係る分離式電力量計は、発信装置と表示装置
とが所定の距離だけ離れて設置され、前記発信装置は、
負荷の使用電力量を検出する計量部、及び前記検出され
た使用電力量を計数パルスとして第１の信号線を通じて
発信する発信部を備え、前記表示装置は、前記第１の信
号線を通じて送られてきた前記計数パルスをカウントし
そのカウント値を出力する計数部、及び前記カウント値
を表示する表示部を備えた分離式電力量計において、前
記発信装置は、前記計数パルスの所定数毎に同期した確
認信号のパルスを第２の信号線を通じて送信する確認信
号送信部をさらに備え、前記表示装置は、前記第２の信
号線を通じて送られてきた前記確認信号のパルスを受信
し前記計数部へ出力する確認信号受信部をさらに備える
とともに、前記計数部は、前記確認信号のパルス間の前
記計数パルスをカウントしそのカウント値が前記所定数
でないときはエラー情報を前記表示部へ出力するもので
ある。

［作用］この発明においては、発信装置の確認信号送信部によっ
て、計数パルスの所定数毎に同期した確認信号のパルス
を第２の信号線を通じて送信される。また、表示装置の
確認信号受信部によって、前記第２の信号線を通じて送
られてきた前記確認信号のパルスが受信され計数部へ出
力される。そして、前記計数部によって、前記確認信号
のパルス間の前記計数パルスがカウントされそのカウン
ト値が前記所定数でないときはエラー情報が表示部へ出
力される。

［実施例］この発明の実施例の構成を第１図を参照しながら説明す
る。

第１図は、この発明の一実施例を示すブロック図であ
る。

第１図において、この発明の一実施例は、発信装置（10
A）と、30程度の信号線（３）及び（７）を介して発信
装置（10A）に接続された表示装置（20A）とから構成さ
れている。

発信装置（10A）は、計量部（１）と、この計量部
（１）に接続された発信部（２）と、この発信部（２）
に接続された確認信号送信部（６）とから構成され、表
示装置（20A）は、確認信号送信部（６）に信号線
（７）を介して接続された確認信号受信部（８）と、こ
の確認信号受信部（８）に接続されかつ発信部（２）に
信号線（３）を介して接続された計数部（4A）と、この
計数部（4A）に接続された表示部（５）とから構成され
ている。

つぎに、上述した実施例の動作を第２図を参照しながら
説明する。

第２図は、この発明の一実施例の各部の信号を示す信号
波形図である。

発信装置（10A）の計量部（１）は、負荷の使用電力量
を検出し、計数パルスとして発信部（２）に出力する。

発信部（２）は、第２図で示すように、計数パルス
（…,N,N＋1,N＋2,…,2N,…）を信号線（３）により30
程度離れた表示装置（20A）の計数部（4A）に発信す
る。

また、確認信号送信部（６）は、第２図で示すように、
上述した計数パルスに同期した確認信号を信号線（７）
により表示装置（20A）の確認信号受信部（８）に送信
する。例えば、計数パルスが0.01KWh毎のパルスで、確
認信号が1KWh毎のパルスである。したがって、Ｎ＝100
である。

一方、表示装置（20A）の確認信号受信部（８）は、確
認信号を受信したら計数部（4A）に出力する。

計数部（4A）は、確認信号のパルス間における、送られ
てきた計数パルスをカウントし、そのカウント値を表示
部（５）に出力する。カウント値が所定の値でない場合
はエラー情報を表示部（５）に出力する。例えば、上述
した例の場合、Ｎ≠100のときエラー情報を出力する。

表示部（５）は、カウント値又はエラー情報を表示す
る。

この発明の一実施例では、上述したように計数パルスに
同期した確認信号を同時に送信しているので、計数パル
スの計量もれを検出することができ、かつ計量もれの量
（大きさ）も検出することができるという効果を奏す
る。

［発明の効果］この発明は、以上説明したとおり、発信装置と表示装置
とが所定の距離だけ離れて設置され、前記発信装置は、
負荷の使用電力量を検出する計量部、及び前記検出され
た使用電力量を計数パルスとして第１の信号線を通じて
発信する発信部を備え、前記表示装置は、前記第１の信
号線を通じて送られてきた前記計数パルスをカウントし
そのカウント値を出力する計数部、及び前記カウント値
を表示する表示部を備えた分離式電力量計において、前
記発信装置は、前記計数パルスの所定数毎に同期した確
認信号のパルスを第２の信号線を通じて送信する確認信
号送信部をさらに備え、前記表示装置は、前記第２の信
号線を通じて送られてきた前記確認信号のパルスを受信
し前記計数部へ出力する確認信号受信部をさらに備える
とともに、前記計数部は、前記確認信号のパルス間の前
記計数パルスをカウントしそのカウント値が前記所定数
でないときはエラー情報を前記表示部へ出力するので、
使用電力量の計量もれを検出することができ、したがっ
て信頼性を向上することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
はこの発明の一実施例の各部の信号を示す信号波形図、
第３図は従来の分離式電力量計を示すブロック図であ
る。図において、（１）……計量部、（２）……発信部、（３）……信号線、（4A）……計数部、（５）……表示部、（６）……確認信号送信部、（７）……信号線、（８）……確認信号受信部、（10A）……発信装置、（20A）……表示装置である。なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】発信装置と表示装置とが所定の距離だけ離
れて設置され、前記発信装置は、負荷の使用電力量を検出する計量部、
及び前記検出された使用電力量を計数パルスとして第１
の信号線を通じて発信する発信部を備え、前記表示装置は、前記第１の信号線を通じて送られてき
た前記計数パルスをカウントしそのカウント値を出力す
る計数部、及び前記カウント値を表示する表示部を備え
た分離式電力量計において、前記発信装置は、前記計数パルスの所定数毎に同期した
確認信号のパルスを第２の信号線を通じて送信する確認
信号送信部をさらに備え、前記表示装置は、前記第２の信号線を通じて送られてき
た前記確認信号のパルスを受信し前記計数部へ出力する
確認信号受信部をさらに備えるとともに、前記計数部
は、前記確認信号のパルス間の前記計数パルスをカウン
トしそのカウント値が前記所定数でないときはエラー情
報を前記表示部へ出力することを特徴とする分離式電力量計。