JPH078832A - し渣、沈砂等の洗浄機 - Google Patents
し渣、沈砂等の洗浄機Info
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- JPH078832A JPH078832A JP8751192A JP8751192A JPH078832A JP H078832 A JPH078832 A JP H078832A JP 8751192 A JP8751192 A JP 8751192A JP 8751192 A JP8751192 A JP 8751192A JP H078832 A JPH078832 A JP H078832A
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Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 下水処理等で発生するし渣、沈砂等を洗浄し
分離する回転二重胴型洗浄機の洗浄、分離効率を高める
もの。 【構成】 回転する同心的内外二重胴の内胴8の一端に
し渣、沈砂等の吸入シュート9と砂排出部14とを設
け、他端の外周に砂分離スクリーン10を固定し、砂分
離スクリーン10の端部を囲んで二次スクリーン10′
を設け、その外周に流出防止スクリーン28を設けて砂
分離スクリーン10と二次スクリーン10′の間から洗
浄されたし渣が外胴6内へ流出するのを防止し、洗浄さ
れたし渣と沈砂とを確実に分離する。
分離する回転二重胴型洗浄機の洗浄、分離効率を高める
もの。 【構成】 回転する同心的内外二重胴の内胴8の一端に
し渣、沈砂等の吸入シュート9と砂排出部14とを設
け、他端の外周に砂分離スクリーン10を固定し、砂分
離スクリーン10の端部を囲んで二次スクリーン10′
を設け、その外周に流出防止スクリーン28を設けて砂
分離スクリーン10と二次スクリーン10′の間から洗
浄されたし渣が外胴6内へ流出するのを防止し、洗浄さ
れたし渣と沈砂とを確実に分離する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水処理,し尿処理等
において発生するし渣(スクリーン渣),沈砂(汚砂)
等を洗浄し、これらを分離するための回転二重胴型の洗
浄機に関するものである。
において発生するし渣(スクリーン渣),沈砂(汚砂)
等を洗浄し、これらを分離するための回転二重胴型の洗
浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、下水処理場,下水の中継ポンプ場
等で発生するし渣,沈砂等は、それぞれ別々の装置で洗
浄し、洗砂を分離し、洗浄し渣は脱水処理後焼却,埋立
処分等が行われるのが一般的な処理方式であった。しか
し、この方式では、洗浄,分離にそれぞれの専用設備が
必要であり、設備費用が嵩むばかりか、故障率があが
り、運転効率が悪くなり、さらに設置面積が大きくなる
等の欠点があった。このような欠点を解決するために、
特公昭60−51852号公報に示されるような、コン
パクトな回転二重胴型のし渣,沈砂洗浄機が開発されて
いる。この洗浄機では、洗浄効果を高めるために金属そ
の他のボール状物体を内胴内で転がし、摩擦,衝突など
の外力により洗浄効果の向上を期待するものである。
等で発生するし渣,沈砂等は、それぞれ別々の装置で洗
浄し、洗砂を分離し、洗浄し渣は脱水処理後焼却,埋立
処分等が行われるのが一般的な処理方式であった。しか
し、この方式では、洗浄,分離にそれぞれの専用設備が
必要であり、設備費用が嵩むばかりか、故障率があが
り、運転効率が悪くなり、さらに設置面積が大きくなる
等の欠点があった。このような欠点を解決するために、
特公昭60−51852号公報に示されるような、コン
パクトな回転二重胴型のし渣,沈砂洗浄機が開発されて
いる。この洗浄機では、洗浄効果を高めるために金属そ
の他のボール状物体を内胴内で転がし、摩擦,衝突など
の外力により洗浄効果の向上を期待するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公昭60−51852号公報のし渣,沈砂の洗浄機で
は、洗浄物の量,質等によりボール状物体は回転不能と
なって運動せず、洗浄物に混入したまま排出されてしま
うなど、洗浄効果が不安定になるなどの問題点があり、
このために、洗浄物の10倍程度の洗浄水(水道水,下
水処理水等)を必要とし、また、砂分離部から浮遊し渣
分が、洗浄水の増減により砂移送部へ流入してしまうこ
とがあり、洗浄し渣分と洗砂分の分離効率が極めて悪化
することが多かった。
公昭60−51852号公報のし渣,沈砂の洗浄機で
は、洗浄物の量,質等によりボール状物体は回転不能と
なって運動せず、洗浄物に混入したまま排出されてしま
うなど、洗浄効果が不安定になるなどの問題点があり、
このために、洗浄物の10倍程度の洗浄水(水道水,下
水処理水等)を必要とし、また、砂分離部から浮遊し渣
分が、洗浄水の増減により砂移送部へ流入してしまうこ
とがあり、洗浄し渣分と洗砂分の分離効率が極めて悪化
することが多かった。
【0004】本発明は、回転二重胴型洗浄機における従
来の課題を解決し、洗浄効果を高めて洗浄水を節減し、
洗浄後の洗浄し渣分,洗砂分,洗浄排水を効率よく分離
して排出させ、設備費,運転費の低減,故障率の軽減,
安全性の向上等を期待し得るし渣,沈砂等の洗浄機を提
供することを目的とするものである。
来の課題を解決し、洗浄効果を高めて洗浄水を節減し、
洗浄後の洗浄し渣分,洗砂分,洗浄排水を効率よく分離
して排出させ、設備費,運転費の低減,故障率の軽減,
安全性の向上等を期待し得るし渣,沈砂等の洗浄機を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、架台上に回転
可能に支持された同心的内外二重胴の、内胴の一端にし
渣,沈砂等の供給部を設けると共にその他端の外周に砂
分離スクリーンを固定し、外胴の前記内胴の供給部側端
部に砂排出部を連接すると共に他端部に前記内胴に固定
された砂分離スクリーン端部を囲繞する二次スクリーン
ならびに該二次スクリーンに連接する水切りスクリーン
を固定し、該水切りスクリーンにし渣排出部を連接し、
さらに前記二次スクリーンの前記砂分離スクリーンを囲
繞する端部外周に、し渣の外胴への流出を防止する流出
防止スクリーンを設けたことを特徴とするし渣、沈砂等
の洗浄機である。
可能に支持された同心的内外二重胴の、内胴の一端にし
渣,沈砂等の供給部を設けると共にその他端の外周に砂
分離スクリーンを固定し、外胴の前記内胴の供給部側端
部に砂排出部を連接すると共に他端部に前記内胴に固定
された砂分離スクリーン端部を囲繞する二次スクリーン
ならびに該二次スクリーンに連接する水切りスクリーン
を固定し、該水切りスクリーンにし渣排出部を連接し、
さらに前記二次スクリーンの前記砂分離スクリーンを囲
繞する端部外周に、し渣の外胴への流出を防止する流出
防止スクリーンを設けたことを特徴とするし渣、沈砂等
の洗浄機である。
【0006】
【作用】上記構成になる本発明では、供給部から内胴内
に供給されたし渣,沈砂等は、内胴の回転によって撹拌
され、洗浄されながら砂分離スクリーンに至る。砂分離
スクリーンでは、洗砂分がスクリーンの目から外胴内へ
落下し、砂排出部へ送られて排出される一方、洗浄し渣
分は洗浄排水と共に外胴と同時に回転する二次スクリー
ンへ流れ、さらに連接された水切りスクリーンを経て洗
浄排水と分離され、洗浄し渣分はし渣排出部から排出さ
れる。このような作用において、二次スクリーンが砂分
離スクリーン端部を囲繞しており、しかも、二次スクリ
ーンの砂分離スクリーンを囲繞する端部外周にし渣が外
胴内へ流出するのを防止するように流出防止スクリーン
を設けてあるから、二次スクリーンと砂分離スクリーン
との間から洗浄し渣分が外胴内に流出するのが防止され
る。
に供給されたし渣,沈砂等は、内胴の回転によって撹拌
され、洗浄されながら砂分離スクリーンに至る。砂分離
スクリーンでは、洗砂分がスクリーンの目から外胴内へ
落下し、砂排出部へ送られて排出される一方、洗浄し渣
分は洗浄排水と共に外胴と同時に回転する二次スクリー
ンへ流れ、さらに連接された水切りスクリーンを経て洗
浄排水と分離され、洗浄し渣分はし渣排出部から排出さ
れる。このような作用において、二次スクリーンが砂分
離スクリーン端部を囲繞しており、しかも、二次スクリ
ーンの砂分離スクリーンを囲繞する端部外周にし渣が外
胴内へ流出するのを防止するように流出防止スクリーン
を設けてあるから、二次スクリーンと砂分離スクリーン
との間から洗浄し渣分が外胴内に流出するのが防止され
る。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照しながら説明
すれば、架台1上に固定された軸受台2に保持された軸
受3で支承されたローラ4を前後4ヶ所に配備し、各ロ
ーラ4によってこれらと接するタイヤ5が取り付けられ
た外胴6が支持され、外胴は図示しない駆動機により駆
動される駆動用チェーンホイール7を介して回転され
る。外胴6の内部には、同心的に内胴8が固定され、内
胴8の一端には固定枠等で支持されたし渣,沈砂等の投
入シュート9が開口し、この投入シュート9は内胴8の
端面とは接触せず、回転しない構造となっている。ま
た、内胴8の他端の外周には砂分離スクリーン10が固
定され、砂分離スクリーン10のの内側には撹拌と移送
を兼ねた撹拌移送羽根11が設けられている。外胴6の
内面には、砂送り羽根12が配備され、外胴6の投入シ
ュート9側端部の内側には砂掻揚げ羽根13が設けられ
ると共に砂排出部14が連接されている。また、外胴6
の他端部には、砂分離スクリーン10の端部を囲繞する
二次スクリーン10′ならびに二次スクリーン10′に
連接する水切りスクリーン15が固定され、この水切り
スクリーン15にし渣排出部16が連接されている。図
中、17は水切りスクリーン15の下部に設けられた洗
浄排水流出部、18は投入シュート9への給水管、19
は砂排出部14付近への給水管、20は内胴8内の洗浄
水噴出管、21,22は水切りスクリーン15の内外の
洗浄水噴出管である。
すれば、架台1上に固定された軸受台2に保持された軸
受3で支承されたローラ4を前後4ヶ所に配備し、各ロ
ーラ4によってこれらと接するタイヤ5が取り付けられ
た外胴6が支持され、外胴は図示しない駆動機により駆
動される駆動用チェーンホイール7を介して回転され
る。外胴6の内部には、同心的に内胴8が固定され、内
胴8の一端には固定枠等で支持されたし渣,沈砂等の投
入シュート9が開口し、この投入シュート9は内胴8の
端面とは接触せず、回転しない構造となっている。ま
た、内胴8の他端の外周には砂分離スクリーン10が固
定され、砂分離スクリーン10のの内側には撹拌と移送
を兼ねた撹拌移送羽根11が設けられている。外胴6の
内面には、砂送り羽根12が配備され、外胴6の投入シ
ュート9側端部の内側には砂掻揚げ羽根13が設けられ
ると共に砂排出部14が連接されている。また、外胴6
の他端部には、砂分離スクリーン10の端部を囲繞する
二次スクリーン10′ならびに二次スクリーン10′に
連接する水切りスクリーン15が固定され、この水切り
スクリーン15にし渣排出部16が連接されている。図
中、17は水切りスクリーン15の下部に設けられた洗
浄排水流出部、18は投入シュート9への給水管、19
は砂排出部14付近への給水管、20は内胴8内の洗浄
水噴出管、21,22は水切りスクリーン15の内外の
洗浄水噴出管である。
【0008】さらに、内胴8の内面には撹拌部材25を
植設するのが好ましく、内胴8の内径をDとすれば撹拌
部材25の高さを(1/10〜1/30)Dとし、円周方向ピッ
チを(0.6〜1)Dとするのが好ましい。撹拌部材25
の形状は、図示例の如く内胴8の軸方向に延びた羽根状
とするほか、錐状,柱状その他の適宜形状の突起物を配
設しても良く、例えば内胴8の回転方向側に湾曲した牛
角形状の突起物にすればし渣分等の撹拌に極めて有効で
ある。また、撹拌部材25を、内胴8内面に固定された
台座に対してねじ込み式として着脱可能とし、し渣,沈
砂等の性状に応じた適当な形状,高さの撹拌部材25と
交換できるようにすることが便利である。さらに、内胴
8内に撹拌部材25によってある程度上方へ持ち上げら
れるような転動体を収容すれば、特に沈砂分の洗浄に有
効である。転動体としては、ボール状,筒状(ドラム
状)等が使用でき、内胴8の内径をDとすれば、ボール
状転動体の直径は(1/3〜1/5)D、筒状転動体の直径は(1
/4〜1/6)Dで、その時の撹拌部材25は円周方向に3〜
5個配設し、その高さは転動体の直径の1/5 から直径よ
り少し大とすることが好ましい。例えば、撹拌部材25を
ほとんど内胴8の長さと等しく軸方向に延ばした羽根状
とし、転動体を長い筒状とすれば、転動体は1個で足り
る。
植設するのが好ましく、内胴8の内径をDとすれば撹拌
部材25の高さを(1/10〜1/30)Dとし、円周方向ピッ
チを(0.6〜1)Dとするのが好ましい。撹拌部材25
の形状は、図示例の如く内胴8の軸方向に延びた羽根状
とするほか、錐状,柱状その他の適宜形状の突起物を配
設しても良く、例えば内胴8の回転方向側に湾曲した牛
角形状の突起物にすればし渣分等の撹拌に極めて有効で
ある。また、撹拌部材25を、内胴8内面に固定された
台座に対してねじ込み式として着脱可能とし、し渣,沈
砂等の性状に応じた適当な形状,高さの撹拌部材25と
交換できるようにすることが便利である。さらに、内胴
8内に撹拌部材25によってある程度上方へ持ち上げら
れるような転動体を収容すれば、特に沈砂分の洗浄に有
効である。転動体としては、ボール状,筒状(ドラム
状)等が使用でき、内胴8の内径をDとすれば、ボール
状転動体の直径は(1/3〜1/5)D、筒状転動体の直径は(1
/4〜1/6)Dで、その時の撹拌部材25は円周方向に3〜
5個配設し、その高さは転動体の直径の1/5 から直径よ
り少し大とすることが好ましい。例えば、撹拌部材25を
ほとんど内胴8の長さと等しく軸方向に延ばした羽根状
とし、転動体を長い筒状とすれば、転動体は1個で足り
る。
【0009】次に、水切りスクリーン15は、洗浄し渣
分と共に流入する洗浄排水の水切りを行って洗浄し渣分
をし渣排出部16へ送るものであるが、水切り孔の数を
し渣排出部16側に向けて増加すれば、水切り効果が高
まる。また、洗砂分を排出するために外胴6に連接され
た砂排出部14内に、外胴6端部に固定されて外胴6と
共に回転する砂排出羽根26を設け、第4図に示すよう
に、砂排出口27を横方向に開口すれば、設備全体の高
さを低くできて有利である。
分と共に流入する洗浄排水の水切りを行って洗浄し渣分
をし渣排出部16へ送るものであるが、水切り孔の数を
し渣排出部16側に向けて増加すれば、水切り効果が高
まる。また、洗砂分を排出するために外胴6に連接され
た砂排出部14内に、外胴6端部に固定されて外胴6と
共に回転する砂排出羽根26を設け、第4図に示すよう
に、砂排出口27を横方向に開口すれば、設備全体の高
さを低くできて有利である。
【0010】さらに、砂分離スクリーン10端部を囲繞
する二次スクリーン10′の端部外周に、これら砂分離
スクリーン10と二次スクリーン10′間の間隙を塞ぐ
ように流出防止スクリーン28を設け、砂分離スクリー
ン10と二次スクリーン10′との間からし渣分が外胴6内
に流出するのを防止することが極めて重要である。
する二次スクリーン10′の端部外周に、これら砂分離
スクリーン10と二次スクリーン10′間の間隙を塞ぐ
ように流出防止スクリーン28を設け、砂分離スクリー
ン10と二次スクリーン10′との間からし渣分が外胴6内
に流出するのを防止することが極めて重要である。
【0011】しかして、し渣,沈砂等は投入シュート9
から回転する内胴8内に供給されて給水管18から水を
供給しながら、必要により洗浄水噴出管20から洗浄水
の噴出を受けながら、撹拌部材25によって掻揚げら
れ、上方から水中に落下する。このような掻揚げ,落下
が繰り返されることによって撹拌され、し渣,沈砂等は
効果的に洗浄、分離される。また、この時内胴8内に転
動体が収容されていれば、撹拌部材25によって転動体
もある程度持ち上げられたのち内胴8内面を転がり落
ち、内胴8の内面とによって沈砂等をすりつぶすように
作用し、洗浄効果をさらに高める。
から回転する内胴8内に供給されて給水管18から水を
供給しながら、必要により洗浄水噴出管20から洗浄水
の噴出を受けながら、撹拌部材25によって掻揚げら
れ、上方から水中に落下する。このような掻揚げ,落下
が繰り返されることによって撹拌され、し渣,沈砂等は
効果的に洗浄、分離される。また、この時内胴8内に転
動体が収容されていれば、撹拌部材25によって転動体
もある程度持ち上げられたのち内胴8内面を転がり落
ち、内胴8の内面とによって沈砂等をすりつぶすように
作用し、洗浄効果をさらに高める。
【0012】次いで、洗浄を受けた洗浄し渣分と洗砂分
は、洗浄排水と共に砂分離スクリーン10に至り、ここ
で洗砂分はスクリーン目から外胴6内に落下し、砂送り
羽根12によって送られて砂排出部14に至る。一方、洗
浄し渣分は、洗浄排水と共に二次スクリーン10′を通
って水切りスクリーン15に入るが、二次スクリーン1
0′の砂分離スクリーン10を囲繞する端部外周に設け
られた流出防止スクリーン28によって、洗浄し渣分が
外胴6内に流出することが確実に防止でき、し渣と沈砂
との分離も確実に行える。洗浄排水と共に水切りスクリ
ーン15に入った洗浄し渣分は、ここで洗浄排水が分離
されて洗浄排水流出部17から流出し、洗浄し渣分はし
渣排出部16から排出されるが、水切りスクリーン15の
水切り孔の数をし渣排出部16側に向けて増加させてお
けば、前段で残った水分も後段で除かれ、水切り効果が
極めて良好になる。
は、洗浄排水と共に砂分離スクリーン10に至り、ここ
で洗砂分はスクリーン目から外胴6内に落下し、砂送り
羽根12によって送られて砂排出部14に至る。一方、洗
浄し渣分は、洗浄排水と共に二次スクリーン10′を通
って水切りスクリーン15に入るが、二次スクリーン1
0′の砂分離スクリーン10を囲繞する端部外周に設け
られた流出防止スクリーン28によって、洗浄し渣分が
外胴6内に流出することが確実に防止でき、し渣と沈砂
との分離も確実に行える。洗浄排水と共に水切りスクリ
ーン15に入った洗浄し渣分は、ここで洗浄排水が分離
されて洗浄排水流出部17から流出し、洗浄し渣分はし
渣排出部16から排出されるが、水切りスクリーン15の
水切り孔の数をし渣排出部16側に向けて増加させてお
けば、前段で残った水分も後段で除かれ、水切り効果が
極めて良好になる。
【0013】また、砂排出部14内には、外胴6端部に
固定されて外胴6と共に回転する砂排出羽根26を設
け、砂排出口27を横方向に開口すれば、洗浄機本体を
高い架台上に設置する必要がなくなり、排出された洗砂
分を移送するコンベヤ等は、すべて洗浄機本体と同一床
面に設置可能となり、設備全体の高さを低くすることが
でき、また点検,整備に際し、高所作業がなくなり安全
性が向上する。
固定されて外胴6と共に回転する砂排出羽根26を設
け、砂排出口27を横方向に開口すれば、洗浄機本体を
高い架台上に設置する必要がなくなり、排出された洗砂
分を移送するコンベヤ等は、すべて洗浄機本体と同一床
面に設置可能となり、設備全体の高さを低くすることが
でき、また点検,整備に際し、高所作業がなくなり安全
性が向上する。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の回転二重胴
型洗浄機は、洗浄し渣分が内胴から二次スクリーンに入
る際に、流出防止スクリーンによって洗浄し渣分が外胴
内に流出して洗砂分と混合されるようなことがなく、洗
浄し渣分と洗砂分とが確実に分離され、安全性が向上
し、設備の信頼性が高まるという極めて有益なる効果を
有するものである。
型洗浄機は、洗浄し渣分が内胴から二次スクリーンに入
る際に、流出防止スクリーンによって洗浄し渣分が外胴
内に流出して洗砂分と混合されるようなことがなく、洗
浄し渣分と洗砂分とが確実に分離され、安全性が向上
し、設備の信頼性が高まるという極めて有益なる効果を
有するものである。
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のC−C線断面図である。
【図5】図1のD−D線断面図である。
1 架台 2 軸受台 3 軸受 4 ローラ 5 タイヤ 6 外胴 7 駆動用チェーンホイール 8 内胴 9 投入シュート 10 砂分離スクリーン 10′ 二次スクリーン 11 攪拌移送羽根 12 砂送り羽根 13 砂掻揚げ羽根 14 砂排出部 15 水切りスクリーン 16 し渣排出部 17 洗浄排水流出部 18 給水管 19 給水管 20 洗浄水噴出管 21 洗浄水噴出管 22 洗浄水噴出管 25 攪拌部材 26 砂排出羽根 27 砂排出口 28 流出防止スクリーン
Claims (1)
- 【請求項1】 架台上に回転可能に支持された同心的内
外二重胴の、内胴の一端にし渣,沈砂等の供給部を設け
ると共にその他端の外周に砂分離スクリーンを固定し、
外胴の前記内胴の供給部側端部に砂排出部を連接すると
共に他端部に前記内胴に固定された砂分離スクリーン端
部を囲繞する二次スクリーンならびに該二次スクリーン
に連接する水切りスクリーンを固定し、該水切りスクリ
ーンにし渣排出部を連接し、さらに前記二次スクリーン
の前記砂分離スクリーンを囲繞する端部外周に、し渣の
外胴内への流出を防止する流出防止スクリーンを設けた
ことを特徴とするし渣,沈砂等の洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8751192A JPH0787905B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | し渣、沈砂等の洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8751192A JPH0787905B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | し渣、沈砂等の洗浄機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63183443A Division JPH0647081B2 (ja) | 1988-07-25 | 1988-07-25 | し渣洗浄機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078832A true JPH078832A (ja) | 1995-01-13 |
JPH0787905B2 JPH0787905B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=13917015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8751192A Expired - Lifetime JPH0787905B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | し渣、沈砂等の洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0787905B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4502531B2 (ja) * | 2001-02-23 | 2010-07-14 | 旭テック環境ソリューション株式会社 | 沈砂及びし渣の処理装置 |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP8751192A patent/JPH0787905B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4502531B2 (ja) * | 2001-02-23 | 2010-07-14 | 旭テック環境ソリューション株式会社 | 沈砂及びし渣の処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0787905B2 (ja) | 1995-09-27 |
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