JPH078781B2 - 浴用剤組成物 - Google Patents
浴用剤組成物Info
- Publication number
- JPH078781B2 JPH078781B2 JP2155490A JP15549090A JPH078781B2 JP H078781 B2 JPH078781 B2 JP H078781B2 JP 2155490 A JP2155490 A JP 2155490A JP 15549090 A JP15549090 A JP 15549090A JP H078781 B2 JPH078781 B2 JP H078781B2
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- Japan
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- bath
- green tea
- bath agent
- tea
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、緑茶を有効成分とした新規な浴用組成物に関
するものである。さらに詳しくいえば、本発明は浴湯中
に投入して使用する際、茶渋により浴槽が汚染されるこ
とのない浴用組成物に関するものである。
するものである。さらに詳しくいえば、本発明は浴湯中
に投入して使用する際、茶渋により浴槽が汚染されるこ
とのない浴用組成物に関するものである。
従来の技術 緑茶の中には、カフェイン、タンニン、アミノ酸、葉緑
素、芳香油、ビタミンA、ビタミンE、鉄分などが含ま
れており、飲料用としてだけでなく浴湯に加えて体外か
ら作用させても種々の効果を示すことが知られている。
例えば、緑茶の抽出液を浴湯に加えて入浴すると末梢血
管の拡張や皮膚の温度上昇がみられ、からだがぽかぽか
と温まり、肌が滑らかになることが報告されている(名
古屋女子文化短期大学研究紀要第15集(1989年)、第43
〜47ページ)。
素、芳香油、ビタミンA、ビタミンE、鉄分などが含ま
れており、飲料用としてだけでなく浴湯に加えて体外か
ら作用させても種々の効果を示すことが知られている。
例えば、緑茶の抽出液を浴湯に加えて入浴すると末梢血
管の拡張や皮膚の温度上昇がみられ、からだがぽかぽか
と温まり、肌が滑らかになることが報告されている(名
古屋女子文化短期大学研究紀要第15集(1989年)、第43
〜47ページ)。
ところで、従来の緑茶浴用剤は、飲料用として回収した
緑茶の残りの粉末をそのまま使用するか、あるいはこの
粉末を水で煮出して調製したエキス液として使用される
が、いずれの場合でも、長期間にわたって使用すると、
浴槽に茶渋が付着し、洗浄しても除去できない程度に汚
染されるという欠点がある。
緑茶の残りの粉末をそのまま使用するか、あるいはこの
粉末を水で煮出して調製したエキス液として使用される
が、いずれの場合でも、長期間にわたって使用すると、
浴槽に茶渋が付着し、洗浄しても除去できない程度に汚
染されるという欠点がある。
発明が解決しようとする課題 本発明は、長期間にわたって使用しても浴槽の汚染を生
じない、緑茶を有効成分として浴用剤を提供することを
目的としてなされたものである。
じない、緑茶を有効成分として浴用剤を提供することを
目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、緑茶を有効成分とする浴用剤について種
々研究を重ねた結果、茶渋吸着剤を添加すれば、長期間
にわたって同一浴槽で使用しても、浴槽の汚染を生じな
いことを見いだし、この知見に基づいて本発明をなすに
至った。
々研究を重ねた結果、茶渋吸着剤を添加すれば、長期間
にわたって同一浴槽で使用しても、浴槽の汚染を生じな
いことを見いだし、この知見に基づいて本発明をなすに
至った。
すなわち、本発明は、緑茶を有効成分として含有する浴
用剤に、緑茶の重量に基づき少なくとも5重量%の茶渋
吸着剤を添加したことを特徴とする浴用組成物を提供す
るものである。
用剤に、緑茶の重量に基づき少なくとも5重量%の茶渋
吸着剤を添加したことを特徴とする浴用組成物を提供す
るものである。
本発明における茶渋吸着剤としては、茶渋を吸着しうる
物質であれば、特に制限はないが、取り扱いの容易性と
いう点で、固体状のものが望ましい。このようなものと
しては、例えばけいそう土、活性白土、シリカ、アルミ
ナ、ゼオライトなどの粉末やか粒を挙げることができ
る。これらは単独で用いてもよいし、2種以上組み合わ
せて用いてもよい。
物質であれば、特に制限はないが、取り扱いの容易性と
いう点で、固体状のものが望ましい。このようなものと
しては、例えばけいそう土、活性白土、シリカ、アルミ
ナ、ゼオライトなどの粉末やか粒を挙げることができ
る。これらは単独で用いてもよいし、2種以上組み合わ
せて用いてもよい。
また、本発明においては、これらの茶渋吸着剤を緑茶の
重量に基づき少なくとも5重量%添加することが必要で
ある。この量が5重量%未満であると、茶渋による浴槽
の汚染を完全に防止することができない。この量の上限
値については特に制限はないが、あまり多いと固体残さ
として浴槽中に沈積し、除去に手間取るので、通常は緑
茶の量を越えない範囲内で選ばれる。
重量に基づき少なくとも5重量%添加することが必要で
ある。この量が5重量%未満であると、茶渋による浴槽
の汚染を完全に防止することができない。この量の上限
値については特に制限はないが、あまり多いと固体残さ
として浴槽中に沈積し、除去に手間取るので、通常は緑
茶の量を越えない範囲内で選ばれる。
本発明の浴用剤組成物には、従来の浴用剤に慣用されて
いる各種添加剤例えば界面活性剤、安定剤、着色剤、香
料、殺菌剤、無機塩などを所望に応じ含有させることが
できる。
いる各種添加剤例えば界面活性剤、安定剤、着色剤、香
料、殺菌剤、無機塩などを所望に応じ含有させることが
できる。
本発明の浴用剤組成物は、所望の成分を適当なミキサー
を用いて混合することによって簡単に調製することがで
きるが、特に好適なのは、緑茶をバインダー含有溶液で
適度に湿潤させたのち、これに所要量の茶渋吸着剤を微
粉末状で加え十分に混合して緑茶と接触させ、緑茶表面
に茶渋吸着剤をまぶしたものとして調製する方法であ
る。
を用いて混合することによって簡単に調製することがで
きるが、特に好適なのは、緑茶をバインダー含有溶液で
適度に湿潤させたのち、これに所要量の茶渋吸着剤を微
粉末状で加え十分に混合して緑茶と接触させ、緑茶表面
に茶渋吸着剤をまぶしたものとして調製する方法であ
る。
この際のバインダーとしては、カルボキシメチルセルロ
ース、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルア
ルコールなどが用いられる。
ース、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルア
ルコールなどが用いられる。
また、いずれの場合においても、浴用剤組成物を1回使
用分ごとに、通水性材料で作ったパックに充てんして用
いれば不溶分が浴湯中に混入しない状態で使用できるの
で有利である。
用分ごとに、通水性材料で作ったパックに充てんして用
いれば不溶分が浴湯中に混入しない状態で使用できるの
で有利である。
本発明の浴用剤組成物は、通常緑茶の重量基準で0.2g/
の割合で浴湯中に加え、使用される。
の割合で浴湯中に加え、使用される。
発明の効果 本発明の浴用剤組成物は、長期間にわたって連続的に使
用しても、浴槽を茶渋で汚染することがないので清潔な
状態で利用できるという利点がある。
用しても、浴槽を茶渋で汚染することがないので清潔な
状態で利用できるという利点がある。
実施例 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 緑茶粉末30gをかきまぜながら、10%−カルボキシメチ
ルセルロース水溶液を滴々加え、粉末全体が一様に湿潤
した状態にしたのち、この中へ粉末状のけいそう土2gを
加えて十分に混合し、緑茶粉末に付着させ、次いで1時
間風乾する。
ルセルロース水溶液を滴々加え、粉末全体が一様に湿潤
した状態にしたのち、この中へ粉末状のけいそう土2gを
加えて十分に混合し、緑茶粉末に付着させ、次いで1時
間風乾する。
別に、無水硫酸ナトリウム15gに青色染料と香料を含む
溶液0.8mlを加えて混合し、乾燥したものを調製し、上
記の緑茶粉末処理物に加え混合する。
溶液0.8mlを加えて混合し、乾燥したものを調製し、上
記の緑茶粉末処理物に加え混合する。
このようにして得られた浴用剤組成物50gずつを耐水性
紙から成る袋に詰め、浴用剤パックとした。
紙から成る袋に詰め、浴用剤パックとした。
このパックを毎日1袋ずつ浴湯に投入し、陶性の同一浴
槽における茶渋の付着状態を観察したところ、1週間後
においても浴槽の汚れはほとんど認められなかった。
槽における茶渋の付着状態を観察したところ、1週間後
においても浴槽の汚れはほとんど認められなかった。
なお、比較のためにけいそう土を加えずに全く同様にし
て調製した浴用剤パックを用い、同様のテストを行った
ところ、2日目で既に浴槽の汚れが認められた。
て調製した浴用剤パックを用い、同様のテストを行った
ところ、2日目で既に浴槽の汚れが認められた。
実施例2 種々の成分を用い、第1表に示す組成の浴用剤を調製し
た。これらの浴用剤について実施例1と同様の方法で白
色ホーロー浴槽内での茶渋付着テストを行った結果を第
2表に示す。
た。これらの浴用剤について実施例1と同様の方法で白
色ホーロー浴槽内での茶渋付着テストを行った結果を第
2表に示す。
Claims (2)
- 【請求項1】緑茶を有効成分として含有する浴用剤に、
緑茶の重量に基づき少なくとも5重量%の茶渋吸着剤を
添加したことを特徴とする浴用剤組成物。 - 【請求項2】茶渋吸着剤がけいそう土、活性白土、シリ
カ、アルミナ及びゼオライトの中から選ばれた少なくと
も1種である請求項1記載の浴用剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2155490A JPH078781B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 浴用剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2155490A JPH078781B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 浴用剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0449227A JPH0449227A (ja) | 1992-02-18 |
JPH078781B2 true JPH078781B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=15607189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2155490A Expired - Fee Related JPH078781B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 浴用剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078781B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000508916A (ja) * | 1996-04-25 | 2000-07-18 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシャープ | ゼオライトを用いる茶の加工 |
KR20030045343A (ko) * | 2001-12-03 | 2003-06-11 | 주식회사 이레피아 | 원적외선 방사 물질과 녹차를 이용한 미용 조성물제조방법 및 그 장치 |
JP3597859B2 (ja) * | 2003-12-22 | 2004-12-08 | 花王株式会社 | 容器詰緑茶飲料及びその製造法 |
JP4015631B2 (ja) * | 2004-02-19 | 2007-11-28 | 株式会社 伊藤園 | 容器詰緑茶飲料の製造方法 |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP2155490A patent/JPH078781B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0449227A (ja) | 1992-02-18 |
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