JPH0787031A - 符号化信号復号化装置 - Google Patents

符号化信号復号化装置

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JPH0787031A
JPH0787031A JP5229967A JP22996793A JPH0787031A JP H0787031 A JPH0787031 A JP H0787031A JP 5229967 A JP5229967 A JP 5229967A JP 22996793 A JP22996793 A JP 22996793A JP H0787031 A JPH0787031 A JP H0787031A
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JP
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signal
error
sample data
scale factor
synchronization
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JP5229967A
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English (en)
Inventor
Koji Nakajima
康志 中嶋
Kiyotaka Nagai
清隆 永井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 符号化信号に訂正不能な誤りが生じた際、簡
単な構成で誤復号により生じるノイズが目立たない符号
化信号復号化装置を実現する。 【構成】 同期検出部1で符号化信号S101の同期を
検出する。デマルチプレクサ2で符号化信号S101の
分離を行う。逆量子化部3でサンプルデータS109の
逆量子化を行う。逆正規化部4でスケールファクタS1
07により逆量子化を行う。サンプルエラーカウント部
5でサンプルデータエラー信号S110のエラー数のカ
ウントを行う。リピート制御部6で各エラー信号からリ
ピートを制御する。フレームリピートメモリ7でエラー
のある場合にフレームリピートを行う。以上の構成によ
り、サンプルデータにある一定数以上の誤りがある場
合、フレームリピートを行うことによって簡単な処理で
誤りによるノイズを目立たないようにすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号をフレーム単位で
符号化した符号化信号を復号化するための符号化信号復
号化装置に関するものであって、特に符号化信号の誤り
に対する補間に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高能率符号化技術の進歩,発達に
伴い、音声,画像等のデジタル信号を高能率符号化する
技術が、その適用分野を拡大していく時期を迎えつつあ
る。音声においてはサブバンドコーディングやトランス
フォームコーディング等の技術を利用して高能率符号化
を行い、この符号化信号を通信によって伝送あるいは蓄
積メディアを用いて記録再生を行う技術が広く適用され
つつある。
【0003】図8はこのような高能率符号化を利用した
記録再生装置のブロック図を示すものである。図8にお
いて、81は帯域分割部、82は符号化部、83は変調
部、84は復調部、85は復号化部、86は帯域合成部
である。
【0004】以上のように構成された記録再生装置につ
いて、以下その動作を説明する。帯域分割部81は入力
信号S81を直交変換あるいはフィルタバンクによって
複数の周波数帯域の情報に分割し、記録帯域分割信号S
82として出力する。符号化部82は記録帯域分割信号
S82を各周波数帯域の複数サンプルをフレーム単位で
高能率符号化し、記録符号化信号S83として出力す
る。変調部83は記録符号化信号S83に誤り訂正用の
符号等を付加して変調し、記録信号S84として出力す
る。記録信号S84は蓄積メディアあるいは伝送路を経
て再生信号S85として得られる。復調部84はこうし
て得られた再生信号S85を復調し誤り訂正を施すこと
によって再生符号化信号S86を出力する。また、訂正
できない誤りがある場合には訂正不能信号S87を出力
する。復号化部85は再生符号化信号S86と訂正不能
信号S87とから復号化を行う。訂正不能な再生符号化
信号については符号化されているため、誤りの箇所に応
じてミュート等の処理を行い、再生帯域分割信号S88
を出力する。帯域合成部86は再生帯域分割信号S88
の各帯域の信号を合成し出力信号S89として出力す
る。
【0005】このような符号化信号復号化装置として、
例えば特開平3−24834号公報に示されるようなも
のがある。
【0006】以下に、このような技術を用いた従来の符
号化信号復号化装置の一例について説明する。
【0007】図9は従来の符号化信号復号化装置のブロ
ック図を示すものである。図9において、1は同期検出
部、2はデマルチプレクサ、3は逆量子化部、4は逆正
規化部、91はミュート制御部である。
【0008】以上のように構成された符号化信号復号化
装置について、以下その動作を説明する。
【0009】同期検出部1は復調および誤り訂正を行っ
て得られた再生符号化信号S101と訂正不能信号S1
02とから同期パターンを抽出して同期信号S103を
出力する。訂正不能等で同期パターンが抽出できない場
合同期エラー信号S104を出力する。デマルチプレク
サ2は同期信号S103を基準にして再生符号化信号S
101の分離を行いサンプルデータのビット割当を示す
ビットアロケーションS105を抽出し出力する。この
ビットアロケーションS105により各周波数帯域のサ
ンプルデータのレベルを示すスケールファクタS107
とサンプルデータS109とを抽出し出力する。また、
ビットアロケーションS105とスケールファクタS1
07とサンプルデータS109とを分離抽出するとき、
訂正不能信号S102がもとになっている再生符号化信
号S101に訂正不能な誤りがあることを示している場
合、それぞれの該当箇所に対応してビットアロケーショ
ンエラー信号S106と、スケールファクタエラー信号
S108と、サンプルデータエラー信号とを出力する。
逆量子化部3はビットアロケーションS105によって
サンプルデータS109を逆量子化し逆量子化信号S1
11を出力する。逆正規化部4は各周波数帯域の逆量子
化信号S111をそれぞれの帯域のスケールファクタS
107で逆正規化し、逆正規化帯域分割信号S112と
して出力する。ミュート制御部91は同期エラー信号S
104あるいはビットアロケーションエラー信号S10
6がエラーを示している場合は逆正規化帯域分割信号S
112をミュートして再生帯域分割信号S115として
出力する。また、スケールファクタエラー信号S108
がエラーを示している場合はエラーとなっている周波数
帯域をミュートした再生帯域分割信号S115を出力す
る。
【0010】ここで、サンプルデータS109に誤りが
ある場合の補間等の処理は行われていない。この理由と
して、(1)帯域分割信号であるサンプルデータはデシ
メーション(間引き)されており、広帯域信号で一般に
行うような0次あるいは1次ホールドの様な単純な補間
では効果が少ない。(2)エラーが生じても帯域制限さ
れており、なおかつスケールファクタによって信号レベ
ルが制限されるため少しのエラーなら目立ちにくい。
(3)全サンプルデータに補間処理を行うことは処理を
複雑にし、ハードウェア規模を増大させること等があげ
られる。
【0011】図10は符号化信号の符号化フレーム構成
の一例を示したもので、符号化フレームの先頭から同期
パターンT、アロケーションU、スケールファクタV、
サンプルデータWの構成をとる。同期パターンTはフレ
ーム同期のためのビットパターンと同期や再生に必要な
システム情報を含んでいる。アロケーションUはスケー
ルファクタVおよびサンプルデータWのビット並び情
報、すなわち各周波数帯域への割当ビット数を示してい
る。スケールファクタVはフレーム内に含まれるサンプ
ルデータWを各周波数帯域単位で正規化するための係数
である。サンプルデータWは各周波数帯域毎に1フレー
ムに数サンプル〜数十サンプルが含まれる。また、疑似
同期パターンの発生を抑える等の目的でアロケーション
U、スケールファクタV、サンプルデータWに使用禁止
のパターンである禁止パターンを設けることもある。
【0012】図11は従来の符号化信号復号化装置の動
作タイミングを示すものである。再生符号化信号S10
1のA,B,C,D,Eのフレームが入力されたとき、
訂正不能信号S102がフレームBでアロケーションU
に誤りaがあり、フレームCでサンプルデータWに誤り
b,c,d,e,fがあり、フレームDでスケールファ
クタVに誤りgがあるものとする。フレームAは誤りが
ないため再生符号化信号S101から同期検出部1の出
力する同期信号S103を基準にしてビットアロケーシ
ョン,スケールファクタ,サンプルデータの分離を行
い、逆量子化,逆正規化を行って逆正規化帯域分割信号
S112のDAを出力する。フレームBはアロケーショ
ンUに誤りaが存在するためスケールファクタVおよび
サンプルデータWの抽出が正しく行われない。このた
め、逆正規化帯域分割信号S112のDBは斜線で示す
ように正しく復号化できていない。しかし、ビットアロ
ケーションUに誤りaがあるためミュート制御部101
によって再生帯域分割信号S115のDBの期間はミュ
ートとなる。フレームCはサンプルデータWに多数の誤
りb,c,d,e,fが存在するが、誤りを含むまま逆
正規化する。このため、逆正規化帯域分割信号S112
のDCを帯域合成した信号は点線で示す原信号に対して
一部にノイズを含む。フレームDは誤りgをスケールフ
ァクタVに含むため、ミュート制御部91はスケールフ
ァクタエラー信号S108で誤りのある周波数帯域の逆
正規化帯域分割信号S112をミュートする。この例で
は誤りgのある周波数帯域に信号の主成分がなく、サン
プルデータWには誤りがないため、逆正規化帯域分割信
号S112のDDを帯域合成した出力信号としてはほぼ
原信号に近い信号波形が得られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の符号化信号復号化装置では、サンプルデータに誤り
が多く発生した場合、ノイズが目立つという問題点を有
していた。
【0014】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、符号化信号に誤りが発生した時に、簡単な処理で効
果的な補間を行うことのできる符号化信号復号化装置を
提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の符号化信号復号化装置は、伝送路や記録媒体
からの信号に誤り訂正を行って得られた符号化信号と、
訂正不能を示す訂正不能信号とを入力し、符号化信号中
の同期パターンを抽出し、同期信号と同期が検出できな
いことを示す同期エラー信号とを出力する同期検出手段
と、同期信号と符号化信号と訂正不能信号とを入力し、
同期信号を基準にして符号化信号の分離を行いサンプル
データのビット割当を示すビットアロケーションと、ビ
ットアロケーションに訂正不能な誤りが含まれることを
示すビットアロケーションエラー信号と、各周波数帯域
のサンプルデータのレベルを示すスケールファクタと、
各スケールファクタに訂正不能な誤りが含まれることを
示すスケールファクタエラー信号と、サンプルデータ
と、各サンプルデータに訂正不能な誤りがあることを示
すサンプルデータエラー信号とを出力するデマルチプレ
クス手段と、サンプルデータとビットアロケーションと
を入力し、ビットアロケーションに従って逆量子化を行
い、逆量子化信号を出力する逆量子化手段と、逆量子化
信号とスケールファクタとを入力し、各周波数帯域のサ
ンプルデータをそれぞれの帯域のスケールファクタの示
すレベルで逆正規化し、逆正規化帯域分割信号を出力す
る逆正規化手段と、同期信号とサンプルデータエラー信
号とを入力し、同期信号を基準にしてサンプルデータエ
ラー信号から符号化信号中のサンプルデータの訂正不能
データ数をカウントし、1フレーム内に一定数以上の訂
正不能データが存在する場合サンプルエラー信号を出力
するサンプルエラーカウント手段と、同期エラー信号と
ビットアロケーションエラー信号とスケールファクタエ
ラー信号とサンプルエラー信号とを入力し、それらのう
ち何れか一つ以上の信号がエラーであることを示してい
る場合、1回以上のフレームリピートあるいはミュート
を指示するためのリピート制御信号を出力するリピート
制御手段と、リピート制御信号と逆正規化帯域分割信号
とを入力し、リピート制御信号に従って逆正規化帯域分
割信号にスルーあるいはフレームリピートあるいはミュ
ートを行った再生帯域分割信号を出力するフレームリピ
ートメモリ手段とを有している。
【0016】また、本発明の符号化信号復号化装置は、
伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行って得られ
た符号化信号と、訂正不能を示す訂正不能信号とを入力
し、符号化信号中の同期パターンを抽出し、同期信号と
同期が検出できないことを示す同期エラー信号とを出力
する同期検出手段と、同期信号と符号化信号と訂正不能
信号とを入力し、同期信号を基準にして符号化信号の分
離を行いサンプルデータのビット割当を示すビットアロ
ケーションと、ビットアロケーションに訂正不能な誤り
が含まれることを示すビットアロケーションエラー信号
と、各周波数帯域のサンプルデータのレベルを示すスケ
ールファクタと、各スケールファクタに訂正不能な誤り
が含まれることを示すスケールファクタエラー信号と、
サンプルデータと、各サンプルデータに訂正不能な誤り
があることを示すサンプルデータエラー信号とを出力す
るデマルチプレクス手段と、サンプルデータとビットア
ロケーションとを入力し、ビットアロケーションに従っ
て逆量子化を行い、逆量子化信号を出力する逆量子化手
段と、逆量子化信号とスケールファクタとを入力し、各
周波数帯域のサンプルデータをそれぞれの帯域のスケー
ルファクタの示すレベルで逆正規化し、逆正規化帯域分
割信号を出力する逆正規化手段と、同期信号とサンプル
データエラー信号とを入力し、同期信号を基準にしてサ
ンプルデータエラー信号から符号化信号中のサンプルデ
ータの訂正不能データ数をカウントし、1フレーム内に
一定数以上の訂正不能データが存在する場合サンプルエ
ラー信号を出力するサンプルエラーカウント手段と、同
期エラー信号とビットアロケーションエラー信号とサン
プルエラー信号とを入力し、それらのうち何れか一つ以
上の信号がエラーであることを示している場合、1回以
上のフレームリピートあるいはミュートを指示するため
のリピート制御信号を出力するリピート制御手段と、リ
ピート制御信号とスケールファクタエラー信号と逆正規
化帯域分割信号とを入力し、リピート制御信号がリピー
トを示している場合は全ての周波数帯域の逆正規化帯域
分割信号をフレームリピートあるいはミュートを行った
再生帯域分割信号を出力し、リピート制御信号がリピー
トを示していない場合でスケールファクタエラー信号が
エラーを示している場合はエラーのある周波数帯域の逆
正規化帯域分割信号をフレームリピートあるいはミュー
トした再生帯域分割信号を出力し、リピート制御信号と
スケールファクタエラー信号とが共にエラーを示してい
ない場合は逆正規化帯域分割信号をスルーで再生帯域分
割信号として出力する帯域分割信号リピートメモリ手段
とを有している。
【0017】また、本発明の符号化信号復号化装置は、
伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行って得られ
た符号化信号と、訂正不能を示す訂正不能信号とを入力
し、符号化信号中の同期パターンを抽出し、同期信号と
同期が検出できないことを示す同期エラー信号とを出力
する同期検出手段と、同期信号と符号化信号と訂正不能
信号とを入力し、同期信号を基準にして符号化信号の分
離を行いサンプルデータのビット割当を示すビットアロ
ケーションと、ビットアロケーションに訂正不能な誤り
が含まれることを示すビットアロケーションエラー信号
と、各周波数帯域のサンプルデータのレベルを示すスケ
ールファクタと、各スケールファクタに訂正不能な誤り
が含まれることを示すスケールファクタエラー信号と、
サンプルデータと、各サンプルデータに訂正不能な誤り
があることを示すサンプルデータエラー信号とを出力す
るデマルチプレクス手段と、サンプルデータとビットア
ロケーションとを入力し、ビットアロケーションに従っ
て逆量子化を行い、逆量子化信号を出力する逆量子化手
段と、スケールファクタとスケールファクタエラー信号
とを入力し、スケールファクタにエラーのある場合エラ
ーのない直前フレームの値あるいはその値のレベルを減
衰させた値で置き換えた補間スケールファクタを出力す
るスケールファクタ補間手段と、逆量子化信号と補間ス
ケールファクタとを入力し、各周波数帯域のサンプルデ
ータをそれぞれの帯域の補間スケールファクタの示すレ
ベルで逆正規化し、逆正規化帯域分割信号を出力する逆
正規化手段と、同期信号とサンプルデータエラー信号と
を入力し、同期信号を基準にしてサンプルデータエラー
信号から符号化信号中のサンプルデータの訂正不能デー
タ数をカウントし、1フレーム内に一定数以上の訂正不
能データが存在する場合サンプルエラー信号を出力する
サンプルエラーカウント手段と、同期エラー信号とビッ
トアロケーションエラー信号とサンプルエラー信号とを
入力し、それらのうち何れか一つ以上の信号がエラーで
あることを示している場合、1回以上のフレームリピー
トあるいはミュートを指示するためのリピート制御信号
を出力するリピート制御手段と、リピート制御信号と逆
正規化帯域分割信号とを入力し、リピート制御信号に従
って逆正規化帯域分割信号にスルーあるいはフレームリ
ピートあるいはミュートを行った再生帯域分割信号を出
力するフレームリピートメモリ手段とを有している。
【0018】また、本発明の符号化信号復号化装置は、
伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行って得られ
た符号化信号と、訂正不能を示す訂正不能信号とを入力
し、符号化信号中の同期パターンを抽出し、同期信号と
同期が検出できないことを示す同期エラー信号とを出力
する同期検出手段と、同期信号と符号化信号と訂正不能
信号とを入力し、同期信号を基準にして符号化信号の分
離を行いサンプルデータのビット割当を示すビットアロ
ケーションと、ビットアロケーションに訂正不能な誤り
が含まれることを示す第1のビットアロケーションエラ
ー信号と、各周波数帯域のサンプルデータのレベルを示
すスケールファクタと、各スケールファクタに訂正不能
な誤りが含まれることを示す第1のスケールファクタエ
ラー信号と、サンプルデータと、各サンプルデータに訂
正不能な誤りがあることを示す第1のサンプルデータエ
ラー信号とを出力するデマルチプレクス手段と、ビット
アロケーションと第1のビットアロケーションエラー信
号とを入力し、ビットアロケーションをチェックして使
用禁止のパターンである場合かまたはビットアロケーシ
ョンエラー信号がエラーを示している場合第2のビット
アロケーションエラー信号を出力する第1の禁止パター
ン検出手段と、スケールファクタと第1のスケールファ
クタエラー信号とを入力し、スケールファクタをチェッ
クして使用禁止のパターンである場合かまたはスケール
ファクタエラー信号がエラーを示している場合第2のス
ケールファクタエラー信号を出力する第2の禁止パター
ン検出手段と、サンプルデータと第1のサンプルデータ
エラー信号とを入力し、サンプルデータをチェックして
使用禁止のパターンである場合かまたはサンプルデータ
エラー信号がエラーを示している場合第2のサンプルデ
ータエラー信号を出力する第3の禁止パターン検出手段
と、サンプルデータとビットアロケーションとを入力
し、ビットアロケーションに従って逆量子化を行い、逆
量子化信号を出力する逆量子化手段と、逆量子化信号と
スケールファクタとを入力し、各周波数帯域のサンプル
データをそれぞれの帯域のスケールファクタの示すレベ
ルで逆正規化し、逆正規化帯域分割信号を出力する逆正
規化手段と、同期信号と第2のサンプルデータエラー信
号とを入力し、同期信号を基準にして第2のサンプルデ
ータエラー信号から符号化信号中のサンプルデータのエ
ラーデータの数をカウントし、1フレーム内に一定数以
上のエラーデータが存在する場合サンプルエラー信号を
出力するサンプルエラーカウント手段と、同期エラー信
号と第2のビットアロケーションエラー信号と第2のス
ケールファクタエラー信号と第2のサンプルエラー信号
とを入力し、それらのうち何れか一つ以上の信号がエラ
ーであることを示している場合、1回以上のフレームリ
ピートあるいはミュートを指示するためのリピート制御
信号を出力するリピート制御手段と、リピート制御信号
と逆正規化帯域分割信号とを入力し、リピート制御信号
に従って逆正規化帯域分割信号にスルーあるいはフレー
ムリピートあるいはミュートを行った再生帯域分割信号
を出力するフレームリピートメモリ手段とを有してい
る。
【0019】また、本発明の符号化信号復号化装置は、
伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行って得られ
た符号化信号と、訂正不能を示す訂正不能信号とを入力
し、符号化信号中の同期パターンを抽出し、同期信号と
同期が検出できないことを示す同期エラー信号とを出力
する同期検出手段と、同期信号と符号化信号と訂正不能
信号とを入力し、同期信号を基準にして符号化信号の分
離を行いサンプルデータのビット割当を示すビットアロ
ケーションと、ビットアロケーションに訂正不能な誤り
が含まれることを示す第1のビットアロケーションエラ
ー信号と、各周波数帯域のサンプルデータのレベルを示
すスケールファクタと、各スケールファクタに訂正不能
な誤りが含まれることを示す第1のスケールファクタエ
ラー信号と、サンプルデータと、各サンプルデータに訂
正不能な誤りがあることを示す第1のサンプルデータエ
ラー信号とを出力するデマルチプレクス手段と、ビット
アロケーションと第1のビットアロケーションエラー信
号とを入力し、ビットアロケーションをチェックして使
用禁止のパターンである場合かまたはビットアロケーシ
ョンエラー信号がエラーを示している場合第2のビット
アロケーションエラー信号を出力する第1の禁止パター
ン検出手段と、スケールファクタと第1のスケールファ
クタエラー信号とを入力し、スケールファクタをチェッ
クして使用禁止のパターンである場合かまたはスケール
ファクタエラー信号がエラーを示している場合第2のス
ケールファクタエラー信号を出力する第2の禁止パター
ン検出手段と、サンプルデータと第1のサンプルデータ
エラー信号とを入力し、サンプルデータをチェックして
使用禁止のパターンである場合かまたはサンプルデータ
エラー信号がエラーを示している場合第2のサンプルデ
ータエラー信号を出力する第3の禁止パターン検出手段
と、サンプルデータとビットアロケーションとを入力
し、ビットアロケーションに従って逆量子化を行い、逆
量子化信号を出力する逆量子化手段と、逆量子化信号と
スケールファクタとを入力し、各周波数帯域のサンプル
データをそれぞれの帯域のスケールファクタの示すレベ
ルで逆正規化し、逆正規化帯域分割信号を出力する逆正
規化手段と、同期信号と第2のサンプルデータエラー信
号とを入力し、同期信号を基準にして第2のサンプルデ
ータエラー信号から符号化信号中のサンプルデータのエ
ラーデータの数をカウントし、1フレーム内に一定数以
上のエラーデータが存在する場合サンプルエラー信号を
出力するサンプルエラーカウント手段と、同期エラー信
号と第2のビットアロケーションエラー信号と第2のサ
ンプルエラー信号とを入力し、それらのうち何れか一つ
以上の信号がエラーであることを示している場合、1回
以上のフレームリピートあるいはミュートを指示するた
めのリピート制御信号を出力するリピート制御手段と、
リピート制御信号と第2のスケールファクタエラー信号
と逆正規化帯域分割信号とを入力し、リピート制御信号
がリピートを示している場合は全ての周波数帯域の逆正
規化帯域分割信号をフレームリピートあるいはミュート
を行った再生帯域分割信号を出力し、リピート制御信号
がリピートを示していない場合で第2のスケールファク
タエラー信号がエラーを示している場合はエラーのある
周波数帯域の逆正規化帯域分割信号をフレームリピート
あるいはミュートした再生帯域分割信号を出力し、リピ
ート制御信号と第2のスケールファクタエラー信号とが
共にエラーを示していない場合は逆正規化帯域分割信号
をスルーで再生帯域分割信号として出力する帯域分割信
号リピートメモリ手段とを有している。
【0020】また、本発明の符号化信号復号化装置は、
伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行って得られ
た符号化信号と、訂正不能を示す訂正不能信号とを入力
し、符号化信号中の同期パターンを抽出し、同期信号と
同期が検出できないことを示す同期エラー信号とを出力
する同期検出手段と、同期信号と符号化信号と訂正不能
信号とを入力し、同期信号を基準にして符号化信号の分
離を行いサンプルデータのビット割当を示すビットアロ
ケーションと、ビットアロケーションに訂正不能な誤り
が含まれることを示す第1のビットアロケーションエラ
ー信号と、各周波数帯域のサンプルデータのレベルを示
すスケールファクタと、各スケールファクタに訂正不能
な誤りが含まれることを示す第1のスケールファクタエ
ラー信号と、サンプルデータと、各サンプルデータに訂
正不能な誤りがあることを示す第1のサンプルデータエ
ラー信号とを出力するデマルチプレクス手段と、ビット
アロケーションと第1のビットアロケーションエラー信
号とを入力し、ビットアロケーションをチェックして使
用禁止のパターンである場合かまたはビットアロケーシ
ョンエラー信号がエラーを示している場合第2のビット
アロケーションエラー信号を出力する第1の禁止パター
ン検出手段と、スケールファクタと第1のスケールファ
クタエラー信号とを入力し、スケールファクタをチェッ
クして使用禁止のパターンである場合かまたはスケール
ファクタエラー信号がエラーを示している場合第2のス
ケールファクタエラー信号を出力する第2の禁止パター
ン検出手段と、サンプルデータと第1のサンプルデータ
エラー信号とを入力し、サンプルデータをチェックして
使用禁止のパターンである場合かまたはサンプルデータ
エラー信号がエラーを示している場合第2のサンプルデ
ータエラー信号を出力する第3の禁止パターン検出手段
と、サンプルデータとビットアロケーションとを入力
し、ビットアロケーションに従って逆量子化を行い、逆
量子化信号を出力する逆量子化手段と、スケールファク
タと第2のスケールファクタエラー信号とを入力し、ス
ケールファクタにエラーのある場合エラーのない直前フ
レームの値あるいはその値のレベルを減衰させた値で置
き換えた補間スケールファクタを出力するスケールファ
クタ補間手段と、逆量子化信号と補間スケールファクタ
とを入力し、各周波数帯域のサンプルデータをそれぞれ
の帯域の補間スケールファクタの示すレベルで逆正規化
し、逆正規化帯域分割信号を出力する逆正規化手段と、
同期信号と第2のサンプルデータエラー信号とを入力
し、同期信号を基準にして第2のサンプルデータエラー
信号から符号化信号中のサンプルデータのエラーデータ
の数をカウントし、1フレーム内に一定数以上のエラー
データが存在する場合サンプルエラー信号を出力するサ
ンプルエラーカウント手段と、同期エラー信号と第2の
ビットアロケーションエラー信号と第2のサンプルエラ
ー信号とを入力し、それらのうち何れか一つ以上の信号
がエラーであることを示している場合、1回以上のフレ
ームリピートあるいはミュートを指示するためのリピー
ト制御信号を出力するリピート制御手段と、リピート制
御信号と逆正規化帯域分割信号とを入力し、リピート制
御信号に従って逆正規化帯域分割信号にスルーあるいは
フレームリピートあるいはミュートを行った再生帯域分
割信号を出力するフレームリピートメモリ手段とを有し
ている。
【0021】
【作用】本発明の符号化信号復号化装置は上記した構成
により、同期検出手段で同期が検出できない場合か、ビ
ットアロケーションに誤りがあるか、スケールファクタ
に誤りがあるか、サンプルデータカウント手段が1フレ
ーム内にサンプルデータ中の誤りがある一定数以上存在
することを判定した場合に、フレームリピートメモリに
より直前の正しいフレームの逆正規化帯域分割信号を繰
り返すことによって、符号化信号に誤りがあってもノイ
ズの目立たない帯域分割信号を出力することができる。
【0022】また、本発明の符号化信号復号化装置は上
記した構成により、同期検出手段で同期が検出できない
場合か、ビットアロケーションに誤りがあるか、サンプ
ルデータカウント手段が1フレーム内にサンプルデータ
中の誤りがある一定数以上存在することを判定した場合
に、フレームリピートメモリによって直前の正しいフレ
ームの逆正規化帯域分割信号を繰り返し、またスケール
ファクタに誤りがある場合に、誤りのある周波数帯域の
逆正規化帯域分割信号を直前の正しいフレームの逆正規
化帯域分割信号で置き換えることによって、符号化信号
に誤りがあってもノイズの目立たない帯域分割信号を出
力することができる。
【0023】また、本発明の符号化信号復号化装置は上
記した構成により、スケールファクタに誤りが検出され
た場合、スケールファクタ補間手段によって直前フレー
ムのスケールファクタを利用して補間し、同期検出手段
で同期が検出できない場合か、ビットアロケーションに
誤りがあるか、サンプルデータカウント手段が1フレー
ム内のサンプルデータ中の誤りがある一定数以上存在す
ることを判定しフレームリピート手段によって直前の正
しいフレームの逆正規化帯域分割信号を繰り返すことに
よって、符号化信号に誤りがあってもノイズの目立たな
い帯域分割信号を出力することができる。
【0024】また、本発明の符号化信号復号化装置は上
記した構成により、同期検出手段で同期が検出できない
場合か、ビットアロケーションに誤りあるいは禁止パタ
ーンがあるか、スケールファクタに誤りあるいは禁止パ
ターンがあるか、サンプルデータカウント手段が1フレ
ーム内にサンプルデータ中の誤りあるいは禁止パターン
がある一定数以上存在することを判定した場合に、フレ
ームリピートメモリにより直前の正しいフレームの逆正
規化帯域分割信号を繰り返すことによって、符号化信号
に誤りや禁止パターンがあってもノイズの目立たない帯
域分割信号を出力することができる。
【0025】また、本発明の符号化信号復号化装置は上
記した構成により、同期検出手段で同期が検出できない
場合か、ビットアロケーションに誤りあるいは禁止パタ
ーンがあるか、サンプルデータカウント手段が1フレー
ム内にサンプルデータ中の誤りがある一定数以上存在す
ることを判定した場合に、フレームリピートメモリによ
って直前の正しいフレームの逆正規化帯域分割信号を繰
り返し、またスケールファクタに誤りあるいは禁止パタ
ーンがある場合に誤りのある周波数帯域の逆正規化帯域
分割信号を直前の正しいフレームの逆正規化帯域分割信
号で置き換えることによって、符号化信号に誤りや禁止
パターンがあってもノイズの目立たない帯域分割信号を
出力することができる。
【0026】また、本発明の符号化信号復号化装置は上
記した構成により、スケールファクタに誤りあるいは禁
止パターンが検出された場合、スケールファクタ補間手
段によって直前フレームのスケールファクタを利用して
補間し、同期検出手段で同期が検出できない場合か、ビ
ットアロケーションに誤りあるいは禁止パターンがある
か、サンプルデータカウント手段が1フレーム内のサン
プルデータ中の誤りあるいは禁止パターンがある一定数
以上存在することを判定しフレームリピート手段によっ
て直前の正しいフレームの逆正規化帯域分割信号を繰り
返すことによって、符号化信号に誤りがあってもノイズ
の目立たない帯域分割信号を出力することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0028】図1は本発明の第1の実施例における符号
化信号復号化装置の構成を示すブロック図である。図1
において、1は同期検出部、2はデマルチプレクサ、3
は逆量子化部、4は逆正規化部、5はサンプルエラーカ
ウント部、6はリピート制御部、7はフレームリピート
メモリである。
【0029】以上のように構成された第1の実施例の符
号化信号復号化装置について、以下その動作を説明す
る。
【0030】同期検出部1は復調および誤り訂正を行っ
て得られた再生符号化信号S101と訂正不能信号S1
02とから同期パターンを抽出して同期信号S103を
出力する。訂正不能等で同期パターンが抽出できない場
合、同期エラー信号S104を出力する。デマルチプレ
クサ2は同期信号S103を基準にして再生符号化信号
S101の分離を行いサンプルデータのビット割当を示
すビットアロケーションS105を抽出し出力する。こ
のビットアロケーションS105により各周波数帯域の
サンプルデータのレベルを示すスケールファクタS10
7とサンプルデータS109とを抽出し出力する。ま
た、ビットアロケーションS105とスケールファクタ
S107とサンプルデータS109とを分離抽出すると
き、訂正不能信号S102がもとになっている再生符号
化信号S101に訂正不能な誤りがあることを示してい
る場合、それぞれの該当箇所に対応してビットアロケー
ションエラー信号S106と、スケールファクタエラー
信号S108と、サンプルデータエラー信号S110と
を出力する。逆量子化部3はビットアロケーションS1
05によってサンプルデータS109を逆量子化し逆量
子化信号S111を出力する。逆正規化部4は各周波数
帯域の逆量子化信号S111をそれぞれの帯域のスケー
ルファクタS107で逆正規化し、逆正規化帯域分割信
号S112として出力する。サンプルエラーカウント部
5は同期信号S103を基準にしてサンプルデータエラ
ー信号S110からサンプルデータ内の誤りをカウント
し、ある一定数以上の場合、例えば4以上の場合、サン
プルエラー信号S113を出力する。リピート制御部6
は同期エラー信号S104あるいはサンプルエラー信号
S113あるいはビットアロケーションエラー信号S1
06あるいはスケールファクタエラー信号S108がエ
ラーを示している場合、リピートを指示するリピート制
御信号S114を出力する。フレームリピートメモリ7
は逆正規化帯域分割信号S112の正しいフレームデー
タを記憶し、リピート制御信号S114がリピートを指
示している場合のみ記憶しているフレームデータを繰り
返した再生帯域分割信号S115を出力する。リピート
が連続するのを避けるため、例えば2フレームリピート
が連続したら以後ミュートするようにしてもよい。帯域
分割信号をフレームリピートによって繰り返す場合、帯
域分割された信号が不連続であっても復号化部の後に続
く帯域合成部によって各帯域を合成することによって広
帯域信号としてはなめらかにつながるため、広帯域信号
をそのままリピートしたときのように不連続点でパルス
性のノイズを生ずるようなことはない。
【0031】図2は第1の実施例の符号化信号復号化装
置の動作を説明するためのタイミング図である。
【0032】再生符号化信号S101のA,B,C,
D,Eのフレームが入力されたとき、訂正不能信号S1
02がフレームBでアロケーションUに誤りaがあり、
フレームCでサンプルデータWに誤りb,c,d,e,
fがあり、フレームDでスケールファクタVに誤りgが
あるものとする。フレームAは誤りがないため再生符号
化信号S101は同期検出部1の出力する同期信号S1
03を基準にしてビットアロケーション抽出,スケール
ファクタ抽出,逆量子化,逆正規化が行われて逆正規化
帯域分割信号S112のDAをそのまま出力する。フレ
ームBはアロケーションUに誤りaが存在するためスケ
ールファクタVおよびサンプルデータWの抽出が正しく
行われない。このため、逆正規化帯域分割信号S112
のDBは斜線で示すように正しく復号化できない。しか
し、ビットアロケーションUに誤りaがあるためデマル
チプレクサ2は誤りaの入力された直後にビットアロケ
ーションエラー信号S106を出力する(図示せず)。
リピート制御部6はビットアロケーションエラー信号S
106によってリピート制御信号S114を出力する。
フレームリピートメモリ7はフレーム先頭でリピート制
御信号S114が出ている場合、直前のフレームデータ
であるリピートメモリ内の記憶データDAを再生帯域信
号S115として出力する。フレームリピートメモリ7
はこの様にフレーム先頭でリピート制御信号S114が
出ている場合、逆正規化帯域分割信号S112が復号化
できないデータであるため、記憶データを更新せず直前
の正しいフレームデータであるDAを繰り返し出力す
る。フレームCはサンプルデータWに多数の誤りb,
c,d,e,fが存在するが誤りを含むまま逆正規化
し、斜線で示すように誤りを含む逆正規化帯域分割信号
S112を出力する。しかし、サンプルデータに多数の
誤りがあるため、サンプルエラーカウント部5は1フレ
ームに予め定めておいた数以上のエラーをカウントする
とサンプルエラー信号S113を出力する(図示せ
ず)。リピート制御部6はサンプルエラー信号S113
によってリピート制御信号S114を出力する。フレー
ムリピートメモリ7は記憶データDAを再生帯域分割信
号S115として出力する。フレームDは誤りgをスケ
ールファクタVに含むため、リピート制御部6はリピー
ト制御信号S114を出力する。フレームリピートメモ
リ7は記憶データDAを再生帯域分割信号S115とし
て出力する。
【0033】以上のように、第1の実施例によれば、同
期検出部で同期が抽出できない場合とビットアロケーシ
ョンとスケールファクタに誤りが存在する場合に、フレ
ームリピートメモリによって直前の正しいフレームの逆
正規化帯域分割信号を繰り返し、特にサンプルデータカ
ウント部でフレーム内のサンプルデータ中の誤りが、あ
る一定数以上存在することを判定し、フレームリピート
メモリによって記憶した直前の正しい逆正規化帯域分割
信号をフレーム単位で繰り返すことによって、特に符号
化信号中のサンプルデータに多くの誤りがあってもノイ
ズの目立たない帯域分割信号を出力することができる。
【0034】図3は本発明の第2の実施例における符号
化信号復号化装置の構成を示すブロック図である。図3
において、1は同期検出部、2はデマルチプレクサ、3
は逆量子化部、4は逆正規化部、5はサンプルエラーカ
ウント部、6はリピート制御部、31は帯域分割信号リ
ピートメモリである。
【0035】以上のように構成された第2の実施例の符
号化信号復号化装置について、以下その動作を説明す
る。
【0036】同期検出部1は復調および誤り訂正を行っ
て得られた再生符号化信号S101と訂正不能信号S1
02とから同期パターンを抽出して同期信号S103を
出力する。訂正不能等で同期パターンが抽出できない場
合、同期エラー信号S104を出力する。デマルチプレ
クサ2は同期信号S103を基準にして再生符号化信号
S101の分離を行い、サンプルデータのビット割当を
示すビットアロケーションS105を抽出し出力する。
このビットアロケーションS105により各周波数帯域
のサンプルデータのレベルを示すスケールファクタS1
07とサンプルデータS109とを抽出し出力する。ま
た、ビットアロケーションS105とスケールファクタ
S107とサンプルデータS109とを分離抽出すると
き、訂正不能信号S102がもとになっている再生符号
化信号S101に訂正不能な誤りがあることを示してい
る場合、それぞれの該当箇所に対応してビットアロケー
ションエラー信号S106と、スケールファクタエラー
信号S108と、サンプルデータエラー信号S110と
を出力する。逆量子化部3はビットアロケーションS1
05によってサンプルデータS109を逆量子化し逆量
子化信号S111を出力する。逆正規化部4は各周波数
帯域の逆量子化信号S111をそれぞれの帯域のスケー
ルファクタS107で逆正規化し、逆正規化帯域分割信
号S112として出力する。サンプルエラーカウント部
5は同期信号S103を基準にしてサンプルデータエラ
ー信号S110からサンプルデータ内の誤りをカウント
し、ある一定数以上の場合、例えば4以上の場合、サン
プルエラー信号S113を出力する。リピート制御部6
は同期エラー信号S104あるいはサンプルエラー信号
S113あるいはビットアロケーションエラー信号S1
06がエラーを示している場合、リピートを指示するリ
ピート制御信号S114を出力する。帯域分割信号リピ
ートメモリ31は逆正規化帯域分割信号S112の正し
いフレームデータを記憶し、リピート制御信号S114
がリピートを指示している場合のみ記憶している全ての
周波数帯域のフレームデータを繰り返した再生帯域分割
信号S115を出力する。また、スケールファクタエラ
ー信号S108が出力されている場合、該当する周波数
帯域の逆正規化帯域分割信号S112をフレーム単位で
繰り返した再生帯域分割信号S115を出力する。リピ
ートが連続するのを避けるため、例えば2フレームリピ
ートが連続したら以後ミュートするようにしてもよい。
【0037】図4は第2の実施例の符号化信号復号化装
置の動作を説明するためのタイミング図である。
【0038】再生符号化信号S101のA,B,C,
D,Eのフレームが入力されたとき、訂正不能信号S1
02がフレームBでアロケーションUに誤りaがあり、
フレームCでサンプルデータWに誤りb,c,d,e,
fがあり、フレームDでスケールファクタVに誤りgが
あるものとする。フレームAは誤りがないため、再生符
号化信号S101は同期検出部1の出力する同期信号S
103を基準にしてビットアロケーション抽出,スケー
ルファクタ抽出,逆量子化,逆正規化が行われて逆正規
化帯域分割信号S112のDAをそのまま出力する。フ
レームBはアロケーションUに誤りaが存在するため、
スケールファクタVおよびサンプルデータWの抽出が正
しく行われない。このため、逆正規化帯域分割信号S1
12のDBは斜線で示すように正しく復号化できない。
しかし、ビットアロケーションUに誤りaがあるため、
デマルチプレクサ2は誤りaの入力された直後にビット
アロケーションエラー信号S106を出力する(図示せ
ず)。リピート制御部6はビットアロケーションエラー
信号S106によってリピート制御信号S114を出力
する。帯域分割信号リピートメモリ31はフレーム先頭
でリピート制御信号S114が出ている場合、直前のフ
レームデータであるリピートメモリ内の記憶データDA
の全ての周波数帯域を再生帯域信号S115として出力
する。帯域分割信号リピートメモリ31はこの様にフレ
ーム先頭でリピート制御信号S114が出ている場合、
逆正規化帯域分割信号S112が復号化できないデータ
であるため、記憶データを更新せず直前の正しいフレー
ムデータであるDAを繰り返し出力する。フレームCは
サンプルデータWに多数の誤りb,c,d,e,fが存
在するが誤りを含むまま逆正規化し、斜線で示すように
誤りを含む逆正規化帯域分割信号S112を出力する。
しかし、サンプルデータに多数の誤りがあるため、サン
プルエラーカウント部5は1フレームに予め定めておい
た数以上のエラーをカウントするとサンプルエラー信号
S113を出力する(図示せず)。リピート制御部6は
サンプルエラー信号S113によってリピート制御信号
S114を出力する。帯域分割信号リピートメモリ31
は記憶データDAの全ての周波数帯域を再生帯域分割信
号S115として出力する。フレームDは誤りgをスケ
ールファクタVに含むため、スケールファクタエラー信
号S108が出力される。帯域分割信号リピートメモリ
31は逆正規化帯域分割信号S112のDDをエラーの
示されている周波数帯域の逆正規化帯域分割信号S11
2のみ記憶データDA内の該当周波数の信号と入れ換え
て再生帯域分割信号S115として出力する。図4の例
では、訂正不能誤りgが再生帯域分割信号S115の主
要な周波数成分でなかったため帯域合成部86で合成さ
れた再生波形としては原信号に近い波形が得られてい
る。
【0039】以上のように、第2の実施例によれば、ス
ケールファクタに誤りが存在する場合に帯域分割信号リ
ピートメモリによって、誤りのある周波数帯域の逆正規
化帯域分割信号を直前の正しいフレームの該当周波数帯
域の逆正規化分割信号と置き換えることによって、符号
化信号中のスケールファクタに誤りがあっても誤りのな
い帯域の信号を無駄にすることなく帯域合成できるた
め、ノイズの目立たない帯域分割信号を出力することが
できる。
【0040】図5は本発明の第3の実施例における符号
化信号復号化装置の構成を示すブロック図である。図5
において、1は同期検出部、2はデマルチプレクサ、3
は逆量子化部、4は逆正規化部、5はサンプルエラーカ
ウント部、6はリピート制御部、7はフレームリピート
メモリ、51はスケールファクタ補間部である。
【0041】以上のように構成された第3の実施例の符
号化信号復号化装置について、以下その動作を説明す
る。
【0042】同期検出部1は復調および誤り訂正を行っ
て得られた再生符号化信号S101と訂正不能信号S1
02とから同期パターンを抽出して同期信号S103を
出力する。訂正不能等で同期パターンが抽出できない場
合、同期エラー信号S104を出力する。デマルチプレ
クサ2は同期信号S103を基準にして再生符号化信号
S101の分離を行い、サンプルデータのビット割当を
示すビットアロケーションS105を抽出し出力する。
このビットアロケーションS105により各周波数帯域
のサンプルデータのレベルを示すスケールファクタS1
07とサンプルデータS109とを抽出し出力する。ま
た、ビットアロケーションS105とスケールファクタ
S107とサンプルデータS109とを分離抽出すると
き、訂正不能信号S102がもとになっている再生符号
化信号S101に訂正不能な誤りがあることを示してい
る場合、それぞれの該当箇所に対応してビットアロケー
ションエラー信号S106と、スケールファクタエラー
信号S108と、サンプルデータエラー信号S110と
を出力する。逆量子化部3はビットアロケーションS1
05によってサンプルデータS109を逆量子化し逆量
子化信号S111を出力する。スケールファクタ補間部
51はスケールファクタエラー信号S108がエラーを
示している場合、エラーとなっているスケールファクタ
S107を直前のエラーのない値、あるいはその値を減
衰させた値で補間を行い補間スケールファクタS501
を出力する。逆正規化部4は各周波数帯域の逆量子化信
号S111をそれぞれの帯域の補間スケールファクタS
501で逆正規化し、逆正規化帯域分割信号S112と
して出力する。サンプルエラーカウント部5は同期信号
S103を基準にしてサンプルデータエラー信号S11
0からサンプルデータ内の誤りをカウントし、ある一定
数以上の場合、例えば4以上の場合、サンプルエラー信
号S113を出力する。リピート制御部6は同期エラー
信号S104あるいはサンプルエラー信号S113ある
いはビットアロケーションエラー信号S106がエラー
を示している場合、リピートを指示するリピート制御信
号S114を出力する。フレームリピートメモリ7は逆
正規化帯域分割信号S112の正しいフレームデータを
記憶し、リピート制御信号S114がリピートを指示し
ている場合のみ記憶しているフレームデータを繰り返し
た再生帯域分割信号S115を出力する。リピートが連
続するのを避けるため、例えば2フレームリピートが連
続したら以後ミュートするようにしてもよい。
【0043】図6は第3の実施例の符号化信号復号化装
置の動作を説明するためのタイミング図である。
【0044】再生符号化信号S101のA,B,C,
D,Eのフレームが入力されたとき、訂正不能信号S1
02がフレームBでアロケーションUに誤りaがあり、
フレームCでサンプルデータWに誤りb,c,d,e,
fがあり、フレームDでスケールファクタVに誤りgが
あるものとする。フレームAは誤りがないため、再生符
号化信号S101は同期検出部1の出力する同期信号S
103を基準にしてビットアロケーション抽出,スケー
ルファクタ抽出,逆量子化,逆正規化が行われて逆正規
化帯域分割信号S112のDAをそのまま出力する。フ
レームBはアロケーションUに誤りaが存在するため、
スケールファクタVおよびサンプルデータWの抽出が正
しく行われない。このため、逆正規化帯域分割信号S1
12のDBは斜線で示すように正しく復号化できない。
しかし、ビットアロケーションUに誤りaがあるため、
デマルチプレクサ2は誤りaの入力された直後にビット
アロケーションエラー信号S106を出力する(図示せ
ず)。リピート制御部6はビットアロケーションエラー
信号S106によってリピート制御信号S114を出力
する。フレームリピートメモリ7はフレーム先頭でリピ
ート制御信号S114が出ている場合、直前のフレーム
データであるフレームリピートメモリ7内の記憶データ
DAを再生帯域信号S115として出力する。フレーム
リピートメモリ7はこの様にフレーム先頭でリピート制
御信号S114が出ている場合、逆正規化帯域分割信号
S112が復号化できないデータであるため、記憶デー
タを更新せず直前の正しいフレームデータであるDAを
繰り返し出力する。フレームCはサンプルデータWに多
数の誤りb,c,d,e,fが存在するが、誤りを含む
まま逆正規化し、斜線で示すように誤りを含む逆正規化
帯域分割信号S112を出力する。しかし、サンプルデ
ータに多数の誤りがあるため、サンプルエラーカウント
部5は1フレームに予め定めておいた数以上のエラーを
カウントするとサンプルエラー信号S113を出力する
(図示せず)。リピート制御部6はサンプルエラー信号
S113によってリピート制御信号S114を出力す
る。フレームリピートメモリ7は記憶データDAを再生
帯域分割信号S115として出力する。フレームDは誤
りgをスケールファクタVに含むため、スケールファク
タエラー信号S108が出力される。スケールファクタ
補間部51では誤りのある周波数帯域のスケールファク
タをスケールファクタに誤りのない直前の正しいフレー
ムの値であるフレームCのスケールファクタを例えば2
dB減衰したスケールファクタ値に置き換える。この例
の場合、フレームDのサンプルデータWには誤りがない
ことと、一般にフレーム長は数msから10ms程度で
あり、1〜2フレームではそれほど大きなスケールファ
クタ値の変化がないため、再生帯域分割信号S115の
DDを帯域合成した出力信号としてはほぼ原信号に近い
信号が得られる。
【0045】以上のように、第3の実施例によれば、ス
ケールファクタに誤りが存在する場合に、スケールファ
クタ補間部によってエラーのあるスケールファクタを直
前の正しいフレームのスケールファクタ値を補間した値
に置き換えることで、符号化信号中のスケールファクタ
に誤りがあっても原信号に近いスケールファクタ値で置
き換わり、ノイズの目立たない帯域分割信号を出力する
ことができる。
【0046】図7は本発明の第4の実施例における符号
化信号復号化装置の構成を示すブロック図である。図7
において、1は同期検出部、2はデマルチプレクサ、3
は逆量子化部、4は逆正規化部、5はサンプルエラーカ
ウント部、6はリピート制御部、7はフレームリピート
メモリ、71は第1の禁止パターン検出部、72は第2
の禁止パターン検出部、73は第3の禁止パターン検出
部である。
【0047】以上のように構成された第4の実施例の符
号化信号復号化装置について、以下その動作を説明す
る。
【0048】同期検出部1は復調および誤り訂正を行っ
て得られた再生符号化信号S101と訂正不能信号S1
02とから同期パターンを抽出して同期信号S103を
出力する。訂正不能等で同期パターンが抽出できない場
合、同期エラー信号S104を出力する。デマルチプレ
クサ2は同期信号S103を基準にして再生符号化信号
S101の分離を行い、サンプルデータのビット割当を
示すビットアロケーションS105を抽出し出力する。
このビットアロケーションS105により各周波数帯域
のサンプルデータのレベルを示すスケールファクタS1
07とサンプルデータS109とを抽出し出力する。ま
た、ビットアロケーションS105とスケールファクタ
S107とサンプルデータS109とを分離抽出すると
き、訂正不能信号S102がもとになっている再生符号
化信号S101に訂正不能な誤りがあることを示してい
る場合、それぞれの該当箇所に対応して第1のビットア
ロケーションエラー信号S106と、第1のスケールフ
ァクタエラー信号S108と、第1のサンプルデータエ
ラー信号S110とを出力する。第1の禁止パターン検
出部71は第1のビットアロケーションエラー信号S1
06がエラーでない場合にビットアロケーションS10
5が使用禁止のパターンであるかどうかをチェックし、
もし使用禁止パターンであった場合には第1のビットア
ロケーションエラー信号S106にエラーを加えた第2
のビットアロケーションエラー信号S701を出力す
る。第2の禁止パターン検出部72は第1のスケールフ
ァクタエラー信号S108がエラーでない場合にスケー
ルファクタS107が使用禁止のパターンであるかどう
かをチェックし、もし使用禁止パターンであった場合に
は第1のスケールファクタエラー信号S108にエラー
を加えた第2のスケールファクタエラー信号S702を
出力する。第3の禁止パターン検出部73は第1のサン
プルデータエラー信号S110がエラーでない場合にサ
ンプルデータS109が使用禁止のパターンであるかど
うかをチェックし、もし使用禁止パターンであった場合
には第1のサンプルデータエラー信号S110にエラー
を加えた第2のサンプルデータエラー信号S703を出
力する。逆量子化部3はビットアロケーションS105
によってサンプルデータS109を逆量子化し逆量子化
信号S111を出力する。逆正規化部4は各周波数帯域
の逆量子化信号S111をそれぞれの帯域のスケールフ
ァクタS107で逆正規化し、逆正規化帯域分割信号S
112として出力する。サンプルエラーカウント部5は
同期信号S103を基準にして第2のサンプルデータエ
ラー信号S703からサンプルデータ内の誤りをカウン
トし、ある一定数以上の場合、例えば4以上の場合、サ
ンプルエラー信号S113を出力する。リピート制御部
6は同期エラー信号S104あるいはサンプルエラー信
号S113あるいは第2のビットアロケーションエラー
信号S701あるいは第2のスケールファクタエラー信
号S702がエラーを示している場合リピートを指示す
るリピート制御信号S114を出力する。フレームリピ
ートメモリ7は逆正規化帯域分割信号S112の正しい
フレームデータを記憶し、リピート制御信号S114が
リピートを指示している場合のみ記憶しているフレーム
データを繰り返した再生帯域分割信号S115を出力す
る。リピートが連続するのを避けるため、例えば2フレ
ームリピートが連続したら以後ミュートするようにして
もよい。
【0049】第4の実施例の符号化信号復号化装置の動
作タイミングとしては、第4の実施例の第2のビットア
ロケーションエラー信号S701と第2のスケールファ
クタエラー信号S702と第2のサンプルデータエラー
信号S703とをそれぞれ第1の実施例のビットアロケ
ーションエラー信号S106とスケールファクタエラー
信号S108とサンプルデータエラー信号S110とに
置き換えたものと同じであるので省略する。
【0050】以上のように、第4の実施例によれば、ビ
ットアロケーションとスケールファクタとサンプルデー
タの使用禁止のパターンである禁止パターンをチェック
してもし禁止パターンであれば訂正不能によって生じた
誤りと同様の補間を行うことによって、同期検出部の疑
似ロックや復調部の誤訂正等が生じても適切な補間処理
を行うことができ、ノイズの目立たない帯域分割信号を
出力することができる。
【0051】また、第2の実施例および第3の実施例に
ついても第4の実施例と同様に第1の禁止パターン検出
部と第2の禁止パターン検出部と第3の禁止パターン検
出部とを設けてビットアロケーションエラー信号Sとス
ケールファクタエラー信号とサンプルデータエラー信号
とをそれぞれ第2のビットアロケーションエラー信号と
第2のスケールファクタエラー信号と第2のサンプルデ
ータエラー信号として置き換えることにより同様の効果
が得られる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明の符号化信号復号化
装置は、同期検出部で同期が抽出できない場合とビット
アロケーションとスケールファクタに誤りが存在する場
合に、フレームリピートメモリによって直前の正しいフ
レームの逆正規化帯域分割信号を繰り返し、特にサンプ
ルデータカウント部でフレーム内のサンプルデータ中の
誤りが、ある一定数以上存在することを判定し、フレー
ムリピートメモリによって記憶した直前の正しい逆正規
化帯域分割信号をフレーム単位で繰り返すことによっ
て、特に符号化信号中のサンプルデータに多くの誤りが
あってもノイズの目立たない帯域分割信号を出力するこ
とができる。
【0053】また、本発明の符号化信号復号化装置は、
スケールファクタに誤りが存在する場合に、帯域分割信
号リピートメモリによって誤りのある周波数帯域の逆正
規化帯域分割信号を直前の正しいフレームの該当周波数
帯域の逆正規化分割信号と置き換えることによって、符
号化信号中のスケールファクタに誤りがあっても誤りの
ない帯域の信号を無駄にすることなく帯域合成できるた
め、ノイズの目立たない帯域分割信号を出力することが
できる。
【0054】また、本発明の符号化信号復号化装置は、
スケールファクタに誤りが存在する場合に、スケールフ
ァクタ補間部によってエラーのあるスケールファクタを
直前の正しいフレームのスケールファクタ値を補間した
値に置き換えることで、符号化信号中のスケールファク
タに誤りがあっても原信号に近いスケールファクタ値で
置き換わり、ノイズの目立たない帯域分割信号を出力す
ることができる。
【0055】また、本発明の符号化信号復号化装置は、
ビットアロケーションとスケールファクタとサンプルデ
ータの使用禁止のパターンである禁止パターンをチェッ
クして、もし禁止パターンであれば訂正不能によって生
じた誤りと同様の補間を行うことによって、同期検出部
の疑似ロックや復調部の誤訂正等が生じても適切な補間
処理を行うことができ、ノイズの目立たない帯域分割信
号を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における符号化信号復号
化装置の構成を示すブロック図
【図2】同第1の実施例における符号化信号復号化装置
の動作を説明するためのタイミング図
【図3】本発明の第2の実施例における符号化信号復号
化装置の構成を示すブロック図
【図4】同第2の実施例における符号化信号復号化装置
の動作を説明するためのタイミング図
【図5】本発明の第3の実施例における符号化信号復号
化装置の構成を示すブロック図
【図6】同第3の実施例における符号化信号復号化装置
の動作を説明するためのタイミング図
【図7】本発明の第4の実施例における符号化信号復号
化装置の構成を示すブロック図
【図8】従来の高能率符号化を利用した記録再生装置の
構成を示すブロック図
【図9】従来の符号化信号復号化装置の構成を示すブロ
ック図
【図10】従来の符号化信号のフレーム構成の一例を示
した説明図
【図11】従来の符号化信号復号化装置の動作上の問題
点を説明するためのタイミング図
【符号の説明】
1 同期検出部 2 デマルチプレクサ 3 逆量子化部 4 逆正規化部 5 サンプルエラーカウント部 6 リピート制御部 7 フレームリピートメモリ 31 帯域分割信号リピートメモリ 51 スケールファクタ補間部 71 第1の禁止パターン検出部 72 第2の禁止パターン検出部 73 第3の禁止パターン検出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声等の信号を複数の周波数帯域に分割
    し、フレーム単位で圧縮符号化した符号化信号の復号化
    に用いられる符号化信号復号化装置であって、 伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行って得られ
    た符号化信号と、訂正不能を示す訂正不能信号とを入力
    し、前記符号化信号中の同期パターンを抽出し、同期信
    号と同期が検出できないことを示す同期エラー信号とを
    出力する同期検出手段と、 前記同期信号と前記符号化信号と前記訂正不能信号とを
    入力し、前記同期信号を基準にして前記符号化信号の分
    離を行いサンプルデータのビット割当を示すビットアロ
    ケーションと、そのビットアロケーションに訂正不能な
    誤りが含まれることを示すビットアロケーションエラー
    信号と、各周波数帯域のサンプルデータのレベルを示す
    スケールファクタと、各スケールファクタに訂正不能な
    誤りが含まれることを示すスケールファクタエラー信号
    と、サンプルデータと、各サンプルデータに訂正不能な
    誤りがあることを示すサンプルデータエラー信号とを出
    力するデマルチプレクス手段と、 前記サンプルデータと前記ビットアロケーションとを入
    力し、前記ビットアロケーションに従って逆量子化を行
    い、逆量子化信号を出力する逆量子化手段と、 前記逆量子化信号と前記スケールファクタとを入力し、
    各周波数帯域のサンプルデータをそれぞれの帯域のスケ
    ールファクタの示すレベルで逆正規化し、逆正規化帯域
    分割信号を出力する逆正規化手段と、 前記同期信号と前記サンプルデータエラー信号とを入力
    し、前記同期信号を基準にして前記サンプルデータエラ
    ー信号から前記符号化信号中のサンプルデータの訂正不
    能データ数をカウントし、1フレーム内に一定数以上の
    訂正不能データが存在する場合サンプルエラー信号を出
    力するサンプルエラーカウント手段と、 前記同期エラー信号と前記ビットアロケーションエラー
    信号と前記スケールファクタエラー信号と前記サンプル
    エラー信号とを入力し、それらのうち何れか一つ以上の
    信号がエラーであることを示している場合、1回以上の
    フレームリピートあるいはミュートを指示するためのリ
    ピート制御信号を出力するリピート制御手段と、 前記リピート制御信号と前記逆正規化帯域分割信号とを
    入力し、前記リピート制御信号に従って前記逆正規化帯
    域分割信号にスルーあるいはフレームリピートあるいは
    ミュートを行った再生帯域分割信号を出力するフレーム
    リピートメモリ手段とを有することを特徴とする符号化
    信号復号化装置。
  2. 【請求項2】 音声等の信号を複数の周波数帯域に分割
    し、フレーム単位で圧縮符号化した符号化信号の復号化
    に用いられる符号化信号復号化装置であって、 伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行って得られ
    た符号化信号と、訂正不能を示す訂正不能信号とを入力
    し、前記符号化信号中の同期パターンを抽出し、同期信
    号と同期が検出できないことを示す同期エラー信号とを
    出力する同期検出手段と、 前記同期信号と前記符号化信号と前記訂正不能信号とを
    入力し、前記同期信号を基準にして前記符号化信号の分
    離を行いサンプルデータのビット割当を示すビットアロ
    ケーションと、ビットアロケーションに訂正不能な誤り
    が含まれることを示すビットアロケーションエラー信号
    と、各周波数帯域のサンプルデータのレベルを示すスケ
    ールファクタと、各スケールファクタに訂正不能な誤り
    が含まれることを示すスケールファクタエラー信号と、
    サンプルデータと、各サンプルデータに訂正不能な誤り
    があることを示すサンプルデータエラー信号とを出力す
    るデマルチプレクス手段と、 前記サンプルデータと前記ビットアロケーションとを入
    力し、前記ビットアロケーションに従って逆量子化を行
    い、逆量子化信号を出力する逆量子化手段と、 前記逆量子化信号と前記スケールファクタとを入力し、
    各周波数帯域のサンプルデータをそれぞれの帯域のスケ
    ールファクタの示すレベルで逆正規化し、逆正規化帯域
    分割信号を出力する逆正規化手段と、 前記同期信号と前記サンプルデータエラー信号とを入力
    し、前記同期信号を基準にして前記サンプルデータエラ
    ー信号から前記符号化信号中のサンプルデータの訂正不
    能データ数をカウントし、1フレーム内に一定数以上の
    訂正不能データが存在する場合サンプルエラー信号を出
    力するサンプルエラーカウント手段と、 前記同期エラー信号と前記ビットアロケーションエラー
    信号と前記サンプルエラー信号とを入力し、それらのう
    ち何れか一つ以上の信号がエラーであることを示してい
    る場合、1回以上のフレームリピートあるいはミュート
    を指示するためのリピート制御信号を出力するリピート
    制御手段と、 前記リピート制御信号と前記スケールファクタエラー信
    号と前記逆正規化帯域分割信号とを入力し、前記リピー
    ト制御信号がリピートを示している場合は全ての周波数
    帯域の前記逆正規化帯域分割信号をフレームリピートあ
    るいはミュートを行った再生帯域分割信号を出力し、前
    記リピート制御信号がリピートを示していない場合で前
    記スケールファクタエラー信号がエラーを示している場
    合はエラーのある周波数帯域の前記逆正規化帯域分割信
    号をフレームリピートあるいはミュートした再生帯域分
    割信号を出力し、前記リピート制御信号と前記スケール
    ファクタエラー信号とが共にエラーを示していない場合
    は前記逆正規化帯域分割信号をスルーで再生帯域分割信
    号として出力する帯域分割信号リピートメモリ手段とを
    有することを特徴とする符号化信号復号化装置。
  3. 【請求項3】 音声等の信号を複数の周波数帯域に分割
    し、フレーム単位で圧縮符号化した符号化信号の復号化
    に用いられる符号化信号復号化装置であって、 伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行って得られ
    た符号化信号と、訂正不能を示す訂正不能信号とを入力
    し、前記符号化信号中の同期パターンを抽出し、同期信
    号と同期が検出できないことを示す同期エラー信号とを
    出力する同期検出手段と、 前記同期信号と前記符号化信号と前記訂正不能信号とを
    入力し、前記同期信号を基準にして前記符号化信号の分
    離を行いサンプルデータのビット割当を示すビットアロ
    ケーションと、そのビットアロケーションに訂正不能な
    誤りが含まれることを示すビットアロケーションエラー
    信号と、各周波数帯域のサンプルデータのレベルを示す
    スケールファクタと、各スケールファクタに訂正不能な
    誤りが含まれることを示すスケールファクタエラー信号
    と、サンプルデータと、各サンプルデータに訂正不能な
    誤りがあることを示すサンプルデータエラー信号とを出
    力するデマルチプレクス手段と、 前記サンプルデータと前記ビットアロケーションとを入
    力し、前記ビットアロケーションに従って逆量子化を行
    い、逆量子化信号を出力する逆量子化手段と、 前記スケールファクタと前記スケールファクタエラー信
    号とを入力し、前記スケールファクタにエラーのある場
    合、エラーのない直前フレームの値あるいはその値のレ
    ベルを減衰させた値で置き換えた補間スケールファクタ
    を出力するスケールファクタ補間手段と、 前記逆量子化信号と前記補間スケールファクタとを入力
    し、各周波数帯域のサンプルデータをそれぞれの帯域の
    補間スケールファクタの示すレベルで逆正規化し、逆正
    規化帯域分割信号を出力する逆正規化手段と、 前記同期信号と前記サンプルデータエラー信号とを入力
    し、前記同期信号を基準にして前記サンプルデータエラ
    ー信号から前記符号化信号中のサンプルデータの訂正不
    能データ数をカウントし、1フレーム内に一定数以上の
    訂正不能データが存在する場合サンプルエラー信号を出
    力するサンプルエラーカウント手段と、 前記同期エラー信号と前記ビットアロケーションエラー
    信号と前記サンプルエラー信号とを入力し、それらのう
    ち何れか一つ以上の信号がエラーであることを示してい
    る場合、1回以上のフレームリピートあるいはミュート
    を指示するためのリピート制御信号を出力するリピート
    制御手段と、 前記リピート制御信号と前記逆正規化帯域分割信号とを
    入力し、前記リピート制御信号に従って前記逆正規化帯
    域分割信号にスルーあるいはフレームリピートあるいは
    ミュートを行った再生帯域分割信号を出力するフレーム
    リピートメモリ手段とを有することを特徴とする符号化
    信号復号化装置。
  4. 【請求項4】 音声等の信号を複数の周波数帯域に分割
    し、フレーム単位で圧縮符号化した符号化信号の復号化
    に用いられる符号化信号復号化装置であって、 伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行って得られ
    た符号化信号と、訂正不能を示す訂正不能信号とを入力
    し、前記符号化信号中の同期パターンを抽出し、同期信
    号と同期が検出できないことを示す同期エラー信号とを
    出力する同期検出手段と、 前記同期信号と前記符号化信号と前記訂正不能信号とを
    入力し、前記同期信号を基準にして前記符号化信号の分
    離を行いサンプルデータのビット割当を示すビットアロ
    ケーションと、そのビットアロケーションに訂正不能な
    誤りが含まれることを示す第1のビットアロケーション
    エラー信号と、各周波数帯域のサンプルデータのレベル
    を示すスケールファクタと、各スケールファクタに訂正
    不能な誤りが含まれることを示す第1のスケールファク
    タエラー信号と、サンプルデータと、各サンプルデータ
    に訂正不能な誤りがあることを示す第1のサンプルデー
    タエラー信号とを出力するデマルチプレクス手段と、 前記ビットアロケーションと前記第1のビットアロケー
    ションエラー信号とを入力し、前記ビットアロケーショ
    ンをチェックして使用禁止のパターンである場合かまた
    は前記ビットアロケーションエラー信号がエラーを示し
    ている場合第2のビットアロケーションエラー信号を出
    力する第1の禁止パターン検出手段と、 前記スケールファクタと前記第1のスケールファクタエ
    ラー信号とを入力し、前記スケールファクタをチェック
    して使用禁止のパターンである場合かまたは前記スケー
    ルファクタエラー信号がエラーを示している場合第2の
    スケールファクタエラー信号を出力する第2の禁止パタ
    ーン検出手段と、 前記サンプルデータと前記第1のサンプルデータエラー
    信号とを入力し、前記サンプルデータをチェックして使
    用禁止のパターンである場合かまたは前記サンプルデー
    タエラー信号がエラーを示している場合第2のサンプル
    データエラー信号を出力する第3の禁止パターン検出手
    段と、 前記サンプルデータと前記ビットアロケーションとを入
    力し、前記ビットアロケーションに従って逆量子化を行
    い、逆量子化信号を出力する逆量子化手段と、 前記逆量子化信号と前記スケールファクタとを入力し、
    各周波数帯域のサンプルデータをそれぞれの帯域のスケ
    ールファクタの示すレベルで逆正規化し、逆正規化帯域
    分割信号を出力する逆正規化手段と、 前記同期信号と前記第2のサンプルデータエラー信号と
    を入力し、前記同期信号を基準にして前記第2のサンプ
    ルデータエラー信号から前記符号化信号中のサンプルデ
    ータのエラーデータの数をカウントし、1フレーム内に
    一定数以上のエラーデータが存在する場合サンプルエラ
    ー信号を出力するサンプルエラーカウント手段と、 前記同期エラー信号と前記第2のビットアロケーション
    エラー信号と前記第2のスケールファクタエラー信号と
    前記第2のサンプルエラー信号とを入力し、それらのう
    ち何れか一つ以上の信号がエラーであることを示してい
    る場合、1回以上のフレームリピートあるいはミュート
    を指示するためのリピート制御信号を出力するリピート
    制御手段と、 前記リピート制御信号と前記逆正規化帯域分割信号とを
    入力し、前記リピート制御信号に従って前記逆正規化帯
    域分割信号にスルーあるいはフレームリピートあるいは
    ミュートを行った再生帯域分割信号を出力するフレーム
    リピートメモリ手段とを有することを特徴とする符号化
    信号復号化装置。
  5. 【請求項5】 音声等の信号を複数の周波数帯域に分割
    し、フレーム単位で圧縮符号化した符号化信号の復号化
    に用いられる符号化信号復号化装置であって、 伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行って得られ
    た符号化信号と、訂正不能を示す訂正不能信号とを入力
    し、前記符号化信号中の同期パターンを抽出し、同期信
    号と同期が検出できないことを示す同期エラー信号とを
    出力する同期検出手段と、 前記同期信号と前記符号化信号と前記訂正不能信号とを
    入力し、前記同期信号を基準にして前記符号化信号の分
    離を行いサンプルデータのビット割当を示すビットアロ
    ケーションと、そのビットアロケーションに訂正不能な
    誤りが含まれることを示す第1のビットアロケーション
    エラー信号と、各周波数帯域のサンプルデータのレベル
    を示すスケールファクタと、各スケールファクタに訂正
    不能な誤りが含まれることを示す第1のスケールファク
    タエラー信号と、サンプルデータと、各サンプルデータ
    に訂正不能な誤りがあることを示す第1のサンプルデー
    タエラー信号とを出力するデマルチプレクス手段と、 前記ビットアロケーションと前記第1のビットアロケー
    ションエラー信号とを入力し、前記ビットアロケーショ
    ンをチェックして使用禁止のパターンである場合かまた
    は前記ビットアロケーションエラー信号がエラーを示し
    ている場合第2のビットアロケーションエラー信号を出
    力する第1の禁止パターン検出手段と、 前記スケールファクタと前記第1のスケールファクタエ
    ラー信号とを入力し、前記スケールファクタをチェック
    して使用禁止のパターンである場合かまたは前記スケー
    ルファクタエラー信号がエラーを示している場合第2の
    スケールファクタエラー信号を出力する第2の禁止パタ
    ーン検出手段と、 前記サンプルデータと前記第1のサンプルデータエラー
    信号とを入力し、前記サンプルデータをチェックして使
    用禁止のパターンである場合かまたは前記サンプルデー
    タエラー信号がエラーを示している場合第2のサンプル
    データエラー信号を出力する第3の禁止パターン検出手
    段と、 前記サンプルデータと前記ビットアロケーションとを入
    力し、前記ビットアロケーションに従って逆量子化を行
    い、逆量子化信号を出力する逆量子化手段と、 前記逆量子化信号と前記スケールファクタとを入力し、
    各周波数帯域のサンプルデータをそれぞれの帯域のスケ
    ールファクタの示すレベルで逆正規化し、逆正規化帯域
    分割信号を出力する逆正規化手段と、 前記同期信号と前記第2のサンプルデータエラー信号と
    を入力し、前記同期信号を基準にして第2のサンプルデ
    ータエラー信号から前記符号化信号中のサンプルデータ
    のエラーデータの数をカウントし、1フレーム内に一定
    数以上のエラーデータが存在する場合サンプルエラー信
    号を出力するサンプルエラーカウント手段と、 前記同期エラー信号と前記第2のビットアロケーション
    エラー信号と前記第2のサンプルエラー信号とを入力
    し、それらのうち何れか一つ以上の信号がエラーである
    ことを示している場合、1回以上のフレームリピートあ
    るいはミュートを指示するためのリピート制御信号を出
    力するリピート制御手段と、 前記リピート制御信号と前記第2のスケールファクタエ
    ラー信号と前記逆正規化帯域分割信号とを入力し、前記
    リピート制御信号がリピートを示している場合は全ての
    周波数帯域の前記逆正規化帯域分割信号をフレームリピ
    ートあるいはミュートを行った再生帯域分割信号を出力
    し、前記リピート制御信号がリピートを示していない場
    合で第2のスケールファクタエラー信号がエラーを示し
    ている場合はエラーのある周波数帯域の前記逆正規化帯
    域分割信号をフレームリピートあるいはミュートした再
    生帯域分割信号を出力し、前記リピート制御信号と前記
    第2のスケールファクタエラー信号とが共にエラーを示
    していない場合は逆正規化帯域分割信号をスルーで再生
    帯域分割信号として出力する帯域分割信号リピートメモ
    リ手段とを有することを特徴とする符号化信号復号化装
    置。
  6. 【請求項6】 音声等の信号を複数の周波数帯域に分割
    し、フレーム単位で圧縮符号化した符号化信号の復号化
    に用いられる符号化信号復号化装置であって、 伝送路や記録媒体からの信号に誤り訂正を行って得られ
    た符号化信号と、訂正不能を示す訂正不能信号とを入力
    し、前記符号化信号中の同期パターンを抽出し、同期信
    号と同期が検出できないことを示す同期エラー信号とを
    出力する同期検出手段と、 前記同期信号と前記符号化信号と前記訂正不能信号とを
    入力し、前記同期信号を基準にして前記符号化信号の分
    離を行いサンプルデータのビット割当を示すビットアロ
    ケーションと、そのビットアロケーションに訂正不能な
    誤りが含まれることを示す第1のビットアロケーション
    エラー信号と、各周波数帯域のサンプルデータのレベル
    を示すスケールファクタと、各スケールファクタに訂正
    不能な誤りが含まれることを示す第1のスケールファク
    タエラー信号と、サンプルデータと、各サンプルデータ
    に訂正不能な誤りがあることを示す第1のサンプルデー
    タエラー信号とを出力するデマルチプレクス手段と、 前記ビットアロケーションと前記第1のビットアロケー
    ションエラー信号とを入力し、前記ビットアロケーショ
    ンをチェックして使用禁止のパターンである場合かまた
    は前記ビットアロケーションエラー信号がエラーを示し
    ている場合第2のビットアロケーションエラー信号を出
    力する第1の禁止パターン検出手段と、 前記スケールファクタと前記第1のスケールファクタエ
    ラー信号とを入力し、前記スケールファクタをチェック
    して使用禁止のパターンである場合かまたは前記スケー
    ルファクタエラー信号がエラーを示している場合第2の
    スケールファクタエラー信号を出力する第2の禁止パタ
    ーン検出手段と、 前記サンプルデータと前記第1のサンプルデータエラー
    信号とを入力し、前記サンプルデータをチェックして使
    用禁止のパターンである場合かまたは前記サンプルデー
    タエラー信号がエラーを示している場合第2のサンプル
    データエラー信号を出力する第3の禁止パターン検出手
    段と、 前記サンプルデータと前記ビットアロケーションとを入
    力し、前記ビットアロケーションに従って逆量子化を行
    い、逆量子化信号を出力する逆量子化手段と、 前記スケールファクタと前記第2のスケールファクタエ
    ラー信号とを入力し、前記スケールファクタにエラーの
    ある場合、エラーのない直前フレームの値あるいはその
    値のレベルを減衰させた値で置き換えた補間スケールフ
    ァクタを出力するスケールファクタ補間手段と、 前記逆量子化信号と前記補間スケールファクタとを入力
    し、各周波数帯域のサンプルデータをそれぞれの帯域の
    補間スケールファクタの示すレベルで逆正規化し、逆正
    規化帯域分割信号を出力する逆正規化手段と、 前記同期信号と前記第2のサンプルデータエラー信号と
    を入力し、前記同期信号を基準にして前記第2のサンプ
    ルデータエラー信号から前記符号化信号中のサンプルデ
    ータのエラーデータの数をカウントし、1フレーム内に
    一定数以上のエラーデータが存在する場合サンプルエラ
    ー信号を出力するサンプルエラーカウント手段と、 前記同期エラー信号と前記第2のビットアロケーション
    エラー信号と前記第2のサンプルエラー信号とを入力
    し、それらのうち何れか一つ以上の信号がエラーである
    ことを示している場合、1回以上のフレームリピートあ
    るいはミュートを指示するためのリピート制御信号を出
    力するリピート制御手段と、 前記リピート制御信号と前記逆正規化帯域分割信号とを
    入力し、前記リピート制御信号に従って前記逆正規化帯
    域分割信号にスルーあるいはフレームリピートあるいは
    ミュートを行った再生帯域分割信号を出力するフレーム
    リピートメモリ手段とを有することを特徴とする符号化
    信号復号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7978786B2 (en) 2006-03-30 2011-07-12 Samsung Electronics Co., Ltd Apparatus and method for quantization in digital communication system
WO2019008700A1 (ja) * 2017-07-05 2019-01-10 三菱電機株式会社 デジタル放送の音声復号装置

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