JPH0786870A - 弾性表面波フィルタ - Google Patents

弾性表面波フィルタ

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JPH0786870A
JPH0786870A JP22914593A JP22914593A JPH0786870A JP H0786870 A JPH0786870 A JP H0786870A JP 22914593 A JP22914593 A JP 22914593A JP 22914593 A JP22914593 A JP 22914593A JP H0786870 A JPH0786870 A JP H0786870A
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acoustic wave
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2端子対形弾性表面波共振器フィルタにおいて
本質的に発生する通過帯域近傍の高域側でのサイドロー
ブのレベルを簡単な構成によって低減させた弾性表面波
フィルタを提供する。 【構成】入力電極3および出力電極4a、4bを有し、
かつ最外側に反射器5a、5bが配置された2端子対形
弾性表面波共振器フィルタ2と、入力電極3に電気的に
直列接続した1端子対形弾性表面波共振器7aと、出力
電極4a、4bに電気的に直列接続した1端子対形弾性
表面波共振器7bとを備え、1端子対形弾性表面波共振
器7a、7bの反共振周波数を2端子対形弾性表面波共
振器フィルタ2の通過帯域よりも高域側の周波数fa、
fbにそれぞれ各別に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性表面波フィルタに関
し、さらにいえば、移動体通信などで使用されるRF帯
域低損失の弾性表面波フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の2端子対形弾性表面波共振器フィ
ルタ20は、図7に示すように、入力電極21と、入力
電極21を挾んで電気的に並列接続された出力電極22
a、22bと、出力電極22a、22bのそれぞれの外
側に配置した反射器23a、23bとを備え、これらを
同一基板上に形成してある。この2端子対形弾性表面波
共振器フィルタ20の周波数特性の計算結果を図8に示
す。図8の周波数特性例は、2端子対形弾性表面波共振
器フィルタ20において、基板として64y−xLiN
bO3を使用し、入力電極指対数18.5対、出力電極
指対数12.5対、開口長約60λとした場合の計算例
である。ここでλは入力信号の波長である。
【0003】上記した2端子対形弾性表面波共振器フィ
ルタ20は低損失特性を実現することができ、さらに、
通過帯域から離れた周波数帯域での減衰特性は良好であ
る。しかし、この構造では、通過帯域近傍の高域側にレ
ベルの大きいサイドローブが本質的に発生する。
【0004】通常はこの欠点を改善するために、図9に
示すように、2端子対形弾性表面波共振器フィルタ40
を、図7で示す入力電極21、出力電極22a、22
b、反射器23a、23bからなる2端子対形弾性表面
波共振器フィルタ20に、同様に構成した入力電極3
1、出力電極32a、32b、反射器33a、33bか
らなる2端子対形弾性表面波共振器フィルタ30を同一
基板上に設けて縦続接続するなど、多段に縦続接続し
て、大きな帯域外減衰量を得ている。
【0005】さらに、他の従来の2端子対形弾性表面波
共振器フィルタ50は、図10に示すように、入力電極
51と、出力電極52と、入力電極51の外側に配置し
た反射器53aと、出力電極52の外側に配置した反射
器53bとを備え、これらを同一基板上に形成してあ
る。この2端子対形弾性表面波共振器フィルタ50の周
波数特性は図11に示すごとくである。この2端子対形
弾性表面波共振器フィルタ50においても、基本的には
図7に示した2端子対形弾性表面波共振器フィルタ20
の場合と同様に通過帯域近傍の高域側の減衰特性が良好
でない。本例の2端子対形弾性表面波共振器フィルタ5
0では基板として、x−112yLiTaO3を使用
し、入力電極指対数50対、出力電極指対数50対、反
射器本数を各100本の場合の計算例である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た2端子対形弾性表面波共振器フィルタ40によれば、
帯域外特性は2端子対形弾性表面波共振器フィルタ20
の2倍の減衰量が得られるが、挿入損失も2倍に増大す
るという問題点があった。さらに、減衰量が不足する場
合には、3段、4段と縦続接続段数を増加させる。この
ように2端子対形弾性表面波共振器フィルタでは、通過
帯域近傍の高域側で発生する限られたサイドローブを抑
圧する方法が無く、これを改善するために、挿入損失が
増大する縦続接続する必要があるという問題点があっ
た。
【0007】すなわち、2端子対形弾性表面波共振器フ
ィルタの場合には、通過帯域近傍の高域側以外の減衰特
性は良好であるにもかかわらず、通過帯域近傍の高域側
での減衰量を確保するためにだけ他の2端子対形弾性表
面波共振器フィルタを縦続接続必要があるという問題点
があった。
【0008】本発明は、2端子対形弾性表面波共振器フ
ィルタにおいて本質的に発生する通過帯域近傍の高域側
でのサイドローブのレベルを簡単な構成によって低減さ
せた弾性表面波フィルタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の弾性表面波フィ
ルタは、入力電極および出力電極を有し、かつ最外側に
反射器が配置された2端子対形弾性表面波共振器フィル
タと、前記2端子対形弾性表面波共振器フィルタの入力
電極または出力電極の少なくとも一方側に配置された1
個以上の1端子対形弾性表面波共振器とを備えて、前記
1端子対形弾性表面波共振器の反共振周波数を前記2端
子対形弾性表面波共振器フィルタの通過帯域よりも高域
側の周波数に設定し、かつ前記1端子対形弾性表面波共
振器と前記2端子対形弾性表面波共振器フィルタとを電
気的に直列接続したことを特徴とする。
【0010】本発明の弾性表面波フィルタは、入力電極
および出力電極を有し、かつ最外側に反射器が配置され
た2端子対形弾性表面波共振器フィルタと、前記2端子
対形弾性表面波共振器フィルタの入力電極または出力電
極の少なくとも一方側に配置された1個以上の1端子対
形弾性表面波共振器とを備えて、前記1端子対形弾性表
面波共振器の反共振周波数を前記2端子対形弾性表面波
共振器フィルタの通過帯域よりも低域側の周波数に設定
し、かつ前記1端子対形弾性表面波共振器と前記2端子
対形弾性表面波共振器フィルタとを電気的に直列接続し
たことを特徴とする。
【0011】本発明の弾性表面波フィルタは、2端子対
形弾性表面波共振器フィルタと1端子対形弾性表面波共
振器とを同一基板上に形成したことを特徴とする。
【0012】本発明の弾性表面波フィルタは、1端子対
形弾性表面波共振器の反共振周波数を互いに異ならせた
ことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の弾性表面波フィルタは、1端子対形弾
性表面波共振器の反共振周波数を2端子対形弾性表面波
共振器フィルタの通過帯域の高域側(低域側)の周波数
に設定し、2端子対形弾性表面波共振器フィルタの入力
電極または出力電極の少なくとも一方側に1個以上の1
端子対形弾性表面波共振器を電気的に直列接続したた
め、1端子対形弾性表面波共振器の反共振周波数近傍の
インピーダンスは高く、2端子対形弾性表面波共振器フ
ィルタの通過帯域より高域側(低域側)の減衰量が増加
させられて、2端子対形弾性表面波共振器フィルタが本
質的に有する通過帯域よりも高域側(低域側)のサイド
ローブのレベルが低減され、周波数特性が改善される。
【0014】本発明の弾性表面波フィルタは、2端子対
形弾性表面波共振器フィルタと1端子対形弾性表面波共
振器とを同一基板上に形成したことによって反共振周波
数の偏差が同一となる。
【0015】本発明の弾性表面波フィルタは、1端子対
形弾性表面波共振器の反共振周波数を互いに異ならせた
ことによって、サイドローブの周波数範囲が広くても、
そのレベルが低減される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例の弾性表面波フィ
ルタの概略構成図である。
【0018】符号1は本発明の一実施例の弾性表面波フ
ィルタを示す。弾性表面波フィルタ1は、入力電極3、
入力電極3の両側に配置した出力電極4a、4b、出力
電極4aの外側に配置した反射器5a、出力電極4b外
側に配置した反射器5bとを備えた2端子対形弾性表面
波共振器フィルタ2と、2端子対形弾性表面波共振器フ
ィルタ2の信号入力端側に配置した1端子対形弾性表面
波共振器7aと、2端子対形弾性表面波共振器フィルタ
2の信号出力端側に配置した1端子対形弾性表面波共振
器7bとからなり、2端子対形弾性表面波共振器フィル
タ2の信号入力端に1端子対形弾性表面波共振器7aを
電気的に直列接続して、1端子対形弾性表面波共振器7
aを介して入力信号を2端子対形弾性表面波共振器フィ
ルタ2の信号入力端に供給し、2端子対形弾性表面波共
振器フィルタ2の出力電極4a、4bの信号出力端に1
端子対形弾性表面波共振器7bを電気的に直列接続し
て、1端子対形弾性表面波共振器7bを介して出力信号
を出力させるように構成するとともに、2端子対形弾性
表面波共振器フィルタ2、1端子対形弾性表面波共振器
7aおよび7bは同一基板上に形成してある。
【0019】一方、図2に示すような1端子対形弾性表
面波共振器の入力インピーダンスは、図3に示すような
共振特性を示す。このような1端子対形弾性表面波共振
器7a、7bを電気的に直列接続することによって、反
共振周波数近傍にて阻止域が得られる。
【0020】ここで、1端子対形弾性表面波共振器7
a、7bの反共振周波数は正規化周波数で、2端子対形
弾性表面波共振器フィルタ2の通過帯域近傍の高域側の
周波数fa、fbにそれぞれ各別に設定してある。
【0021】すなわち、2端子対形弾性表面波共振器フ
ィルタ2の周波数特性は図8に示した周波数特性と同様
の周波数特性を呈するが、1端子対形弾性表面波共振器
7a、7bの反共振周波数は正規化周波数でfa、fb
に各別に設定してあるために、2端子対形弾性表面波共
振器フィルタ2の通過帯域近傍の高域側に生じていたサ
イドローブのレベルは大幅に低減され、本一実施例の弾
性表面波フィルタ1の周波数特性は図4に示すごとくに
なり、さらに挿入損失の増加もほとんど無くなる。
【0022】このように、本実施例の弾性表面波フィル
タ1では1端子対形弾性表面波共振器7a、7bを2端
子対形弾性表面波共振器フィルタ2の信号入力端および
信号出力端にそれぞれ各別に縦続接続することによっ
て、従来技術において示した従来の2端子対形弾性表面
波共振器フィルタ20において生じていた通過帯域近傍
の高域側におけるサイドローブが全域にわたり、そのレ
ベルが低減され、十分な減衰特性が得られる。
【0023】この場合に、1端子対形弾性表面波共振器
7a、7bは、その共振周波数および反共振周波数近傍
以外の周波数においては、静電容量として作用し、この
静電容量値を比較的大きく設定しておくことによって、
2端子対形弾性表面波共振器フィルタ2の通過帯域での
インピーダンスを変化させないようにすることが可能と
なる。また、さらに、この静電容量値を適当な値に設定
することは、2端子対形弾性表面波共振器の通過帯域に
おいては、静電容量素子が電気的に直列に接続されたこ
とと等しく、すなわち、これを整合回路用素子として利
用することができる。よって、2端子対形弾性表面波共
振器フィルタ2の設計自由度が大きくなる。
【0024】実際に、本一実施例でも、50Ω系におい
て整合回路なしにて設計されていた図7に示す2端子対
形弾性表面波共振器フィルタ20に1端子対形弾性表面
波共振器7a、7bを接続した場合、図4に示した周波
数特性が得られる。
【0025】次に本発明の他の実施例について説明す
る。
【0026】図5は本発明の他の実施例の弾性表面波フ
ィルタの概略構成図である。
【0027】符号9は本他の実施例の弾性表面波フィル
タを示す。弾性表面波フィルタ9は、入力電極3、出力
電極4、入力電極3の外側に配置した反射器5a、出力
電極4の外側に配置した反射器5bを備えた2端子対形
弾性表面波共振器フィルタ10と、2端子対形弾性表面
波共振器フィルタ10の信号入力端に1端子対形弾性表
面波共振器8aを電気的に直列接続して、1端子対形弾
性表面波共振器8aを介して入力信号を供給し、2端子
対形弾性表面波共振器フィルタ10の信号出力端に1端
子対形弾性表面波共振器8bを電気的に直列に接続し、
さらに1端子対形弾性表面波共振器8bの信号出力端に
1端子対形弾性表面波共振器8cを電気的に直列接続し
て、1端子対形弾性表面波共振器8cを介して出力信号
を出力させるように構成するとともに、2端子対形弾性
表面波共振器フィルタ10、1端子対形弾性表面波共振
器8a、8bおよび8cは同一基板上に形成してある。
【0028】ここで、1端子対形弾性表面波共振器8
a、8bおよび8cの反共振周波数は正規化周波数で、
2端子対形弾性表面波共振器フィルタ2の通過帯域近傍
の高域側の周波数fa、fb、fcにそれぞれ各別に設
定してある。
【0029】すなわち、2端子対形弾性表面波共振器フ
ィルタ10は2端子対形弾性表面波共振器フィルタ50
と同様であって、その周波数特性は図11に示した周波
数特性と同様の周波数特性を呈するが、1端子対形弾性
表面波共振器8a、8b、8cの反共振周波数は正規化
周波数でfa、fb、fcに各別に設定してあるため
に、2端子対形弾性表面波共振器フィルタ10の通過帯
域近傍の高域側に生じていたサイドローブのレベルは大
幅に低減され、本他の実施例の弾性表面波フィルタ9の
周波数特性は図6に示すごとくになり、さらに挿入損失
の増加もほとんど無くなる。
【0030】この場合は、2端子対形弾性表面波共振器
フィルタ10の通過帯域近傍の高域側の減衰特性が良好
でない範囲、すなわちサイドローブの発生範囲が広いた
めに、1端子対形弾性表面波共振器8a、8bおよび8
cの3個を用いたのである。なお、図11に示した周波
数特性は弾性表面波共振器フィルタ50に整合回路なし
の場合の周波数特性の例であるが、上記した本他の実施
例の周波数特性は整合回路として並列にインダクタンス
を接続して得られたものである。
【0031】なお、上記した一実施例および他の実施例
において2端子対形弾性表面波共振器フィルタと1端子
対形弾性表面波共振器とを同一基板上に形成したため
に、互いの反共振周波数の偏差を同一にすることができ
る。
【0032】また、上記した一実施例および他の実施例
において2端子対形弾性表面波共振器フィルタと1端子
対形弾性表面波共振器とを同一基板上に形成したが、逆
に、2端子対形弾性表面波共振器フィルタの基板と1端
子対形弾性表面波共振器の基板とを異ならせることによ
って設計上の自由度を増加させることができる。
【0033】さらに、上記した一実施例および他の実施
例において1端子対形弾性表面波共振器は反共振周波数
の異なるものとして構成し、2端子対形弾性表面波共振
器フィルタに電気的に直列接続したが、反共振周波数を
同一のものとして構成し、2端子対形弾性表面波共振器
フィルタに電気的に直列接続することにより、高インピ
ーダンスにすることも可能であり、より設計の自由度が
増加する。
【0034】さらにまた、上記した一実施例および他の
実施例において複数の1端子対形弾性表面波共振器を2
端子対形弾性表面波共振器フィルタに電気的に直列接続
した場合を示したが、1つの1端子対形弾性表面波共振
器を2端子対形弾性表面波共振器フィルタに電気的に直
列接続しても、通過帯域近傍の高域側に存在するサイド
ローブの周波数範囲が狭い場合には、サイドローブのレ
ベルを低減できて有効である。
【0035】また、上記した一実施例および他の実施例
において1端子対形弾性表面波共振器は、電極のみで構
成されている場合を例示したが、1端子対形弾性表面波
共振器の外側に反射器が配置された1端子対形弾性表面
波共振器であっても同様の効果が得られる。
【0036】なお、2端子対形弾性表面波共振器フィル
タの通過帯域近傍の低域側にサイドローブが存在する場
合は、通過帯域近傍の低域側に反共振周波数を有する1
個以上の1端子対形弾性表面波共振器を2端子対形弾性
表面波共振器フィルタの入力電極または出力電極に電気
的に直列接続してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の弾性表面波フ
ィルタによれば、1端子対形弾性表面波共振器の反共振
周波数の近傍のインピーダンスは高く、反共振周波数が
2端子対形弾性表面波共振器フィルタの通過帯域よりも
高域側の周波数に設定された1個以上の1端子対形弾性
表面波共振器を2端子対形弾性表面波共振器フィルタの
入力電極または出力電極の少なくとも一方側に電気的に
直列接続したため、2端子対形弾性表面波共振器フィル
タの通過帯域より高域側の減衰量が増加させられて、2
端子対形弾性表面波共振器フィルタが本質的に有する通
過帯域よりも高域側のサイドローブのレベルが低減さ
れ、周波数特性が改善される効果がある。
【0038】2端子対形弾性表面波共振器フィルタの通
過帯域近傍の低域側にサイドローブが存在する場合は、
通過帯域近傍の低域側に反共振周波数を有する1個以上
の1端子対形弾性表面波共振器を2端子対形弾性表面波
共振器フィルタの入力電極または出力電極に電気的に直
列接続するようにしたため、2端子対形弾性表面波共振
器フィルタの通過帯域よりも低減側のサイドローブのレ
ベルは低減され、周波数特性が改善される。
【0039】本発明の弾性表面波フィルタによれば、さ
らに、2端子対形弾性表面波共振器フィルタと1端子対
形弾性表面波共振器とを同一基板上に形成したため、反
共振周波数の偏差が同一になる効果がある。
【0040】本発明の弾性表面波フィルタによれば、1
端子対形弾性表面波共振器の反共振周波数を互いに異な
らせたために、サイドローブの周波数範囲が広くても、
そのレベルが低減される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の弾性表面波フィルタの概略
構成図である。
【図2】本発明の一実施例における1端子対形弾性表面
波共振器の構成図である。
【図3】1端子対形弾性表面波共振器の入力インピーダ
ンス特性図である。
【図4】本発明の一実施例の弾性表面波フィルタの周波
数特性図である。
【図5】本発明の他の実施例の弾性表面波フィルタの概
略構成図である。
【図6】本発明の他の実施例の弾性表面波フィルタの周
波数特性図である。
【図7】従来の2端子対形弾性表面波共振器フィルタの
概略構成図である。
【図8】図7に示す2端子対形弾性表面波共振器フィル
タの周波数特性図である。
【図9】図7に示す2端子対形弾性表面波共振器フィル
タを縦続接続した場合の概略構成図である。
【図10】従来の他の2端子対形弾性表面波共振器フィ
ルタの概略構成図である。
【図11】図10に示す従来の2端子対形弾性表面波共
振器フィルタの周波数特性図である。
【符号の説明】
1、9…弾性表面波フィルタ 2、10…2端子対形弾性表面波共振器フィルタ 3…入力電極 4、4a、4b…出力電極 5a、5b…反射器 7a、7b、8a〜8c…1端子対形弾性表面波共振器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力電極および出力電極を有し、かつ最外
    側に反射器が配置された2端子対形弾性表面波共振器フ
    ィルタと、前記2端子対形弾性表面波共振器フィルタの
    入力電極または出力電極の少なくとも一方側に配置され
    た1個以上の1端子対形弾性表面波共振器とを備えて、
    前記1端子対形弾性表面波共振器の反共振周波数を前記
    2端子対形弾性表面波共振器フィルタの通過帯域よりも
    高域側の周波数に設定し、かつ前記1端子対形弾性表面
    波共振器と前記2端子対形弾性表面波共振器フィルタと
    を電気的に直列接続したことを特徴とする弾性表面波フ
    ィルタ。
  2. 【請求項2】入力電極および出力電極を有し、かつ最外
    側に反射器が配置された2端子対形弾性表面波共振器フ
    ィルタと、前記2端子対形弾性表面波共振器フィルタの
    入力電極または出力電極の少なくとも一方側に配置され
    た1個以上の1端子対形弾性表面波共振器とを備えて、
    前記1端子対形弾性表面波共振器の反共振周波数を前記
    2端子対形弾性表面波共振器フィルタの通過帯域よりも
    低域側の周波数に設定し、かつ前記1端子対形弾性表面
    波共振器と前記2端子対形弾性表面波共振器フィルタと
    を電気的に直列接続したことを特徴とする弾性表面波フ
    ィルタ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の弾性表面波フィル
    タにおいて、2端子対形弾性表面波共振器フィルタと1
    端子対形弾性表面波共振器とを同一基板上に形成したこ
    とを特徴とする弾性表面波フィルタ。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の弾性表面波フィル
    タにおいて、1端子対形弾性表面波共振器の反共振周波
    数は互いに異なることを特徴とする弾性表面波フィル
    タ。
JP5229145A 1992-12-01 1993-09-14 弾性表面波フィルタ Expired - Lifetime JP2888739B2 (ja)

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