JPH078597A - ピン・オーバーフローを最小限に抑えた自動ピンセッタ - Google Patents

ピン・オーバーフローを最小限に抑えた自動ピンセッタ

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Publication number
JPH078597A
JPH078597A JP6090753A JP9075394A JPH078597A JP H078597 A JPH078597 A JP H078597A JP 6090753 A JP6090753 A JP 6090753A JP 9075394 A JP9075394 A JP 9075394A JP H078597 A JPH078597 A JP H078597A
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JP
Japan
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pin
pins
positioning
transfer device
cells
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Application number
JP6090753A
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English (en)
Inventor
Corneilius M Mccarthy
エム マッカーシー コーネリアス
Michael J Katje
ジェイ カッツェ マイケル
Ted E Brim
イー ブリム テッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brunswick Bowling and Billiards Corp
Original Assignee
Brunswick Bowling and Billiards Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH078597A publication Critical patent/JPH078597A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63DBOWLING GAMES, e.g. SKITTLES, BOCCE OR BOWLS; INSTALLATIONS THEREFOR; BAGATELLE OR SIMILAR GAMES; BILLIARDS
    • A63D5/00Accessories for bowling-alleys or table alleys
    • A63D5/08Arrangements for setting-up or taking away pins
    • A63D5/09Arrangements for setting-up or taking away pins the pins being assembled in right order before setting down

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 オーバーフローを減らしてボウリング・ピン
およびピンセッタそのものの摩耗、ピンセッタの扱うボ
ウリング・ピンの発する騒音、ピンジャムの発生率及び
人的介入を減らすことのできる自動ピンセッタを提供す
る。 【構成】 複数のピン位置へピンを分配するディストリ
ビュータ44を有する自動ピンセッタ26におけるボウ
リング・ピンのオーバーフローを実質的に減らすため
に、各ピン位置でピン位置決めセルにおいて付加的なス
イッチを利用し、対応するピン位置決めセルにピンが装
填されているかどうかを示し、この情報をCPUによっ
て処理し、ディストリビュータ44、ピット・コンベヤ
34およびピン・エレベータ38への電力を制御する継
電器を付勢してピン給送が不要のときにこれらの構成要
素の動作を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、ボウリング・ゲーム用の自動
ピンセッタ、一層詳しくは、ピンがピン位置決めステー
ションを過ぎて移送された後に1つまたはそれ以上のオ
ーバーフロー点へ通り、ピンセッタを組み合わせたボウ
リング・レーンのピットへ戻され得る形式の自動ピンセ
ッタの改良に関する。
【0002】
【発明の背景】近年、ボウリング設備の或る大手メーカ
ー(本願の譲受人)が自動ピンセッタ(時にゲームセッ
タとも呼ぶ)の全く新しく設計を変更した。この変更
は、部分的に、普通のボウリングで用いられている全部
で10本のピンよりも少ない種々のピン組み合わせをセ
ットする際の融通性が大きい新しい設計にある。種々の
組み合わせをセットする能力により、普通の10ピン・
ボウリングと全く異なった種々のベースでスコアを付け
ることのできる種々のボウリング・ゲームを設定するこ
とが可能となる。また、これは実際の目的のために種々
のピン組み合わせの設定を容易にする。
【0003】この種のピンセッタの作動原理がスイス国
のAugust Schmid への多数の特許、たとえば、限定する
つもりはないが、1984年 5月 7日に発行された米国特許
第3,809,398 号、1974年 5月14日に発行された米国特許
第3,810,617 号、1976年 6月29日に発行された米国特許
第3,966,206 号および1989年 3月21日に発行された米国
特許第4,813,673 号に開示されている。これらの特許の
詳細は参考資料としてここに援用する。
【0004】この種の市販されているピンセッタは、先
に述べた米国特許第4,813,673 号に示されているものと
同様のピン分配装置を使用している。この装置では、2
つの異なった移送装置を用いており、これらの移送装置
の一方が10ピン・ボウリング位置3、6、9、10へ
ピンを給送するようになっている。第2の移送装置は1
ピン、2ピン、4ピン、5ピン、7ピン、8ピンに対応
する位置へピンを給送する。すなわち、一方の移送装置
がピン4つのピン位置へ給送するのに対し、他方の移送
装置が6つのピン位置へピンを給送するのである。
【0005】米国特許第4,813,673 号および1992年10月
6日に発行され、普通に譲渡されたBrim等の米国特許第
5,152,525 号は、自動ピンセッタの作動しているボウリ
ング・レーンのピットから転倒ピンを上昇させるピン・
エレベータからピンを受け取り、2つの移送装置のうち
の一方または他方へ交互にピンをそらせるピンそらせ器
を使用することを特徴としている。これは意図した目的
にとっては良く作動するが、一方の移送装置が他方より
も多いピンを扱い、そして、所与の時間にわたると共に
同数のピンを受け取るため、より少ないピン位置に作用
する移送装置がオーバーフローを有し、それによって、
ピンセッタ上の種々のピン位置と組み合ったピンステー
ションまたはピン位置決めセルに送られない余分なピン
がオーバーフローし、ピットに戻され得る必要がある。
さらに、数の多いピン位置に作用する移送装置でも、と
きには、たとえば、すべてのピンステーションに既にピ
ンが装填されているときなどにはオーバーフローしたピ
ンをピットに戻す必要がある。この種のピンセッタの代
表的な市販バージョンは1フレームあたり10〜12本
のピンをオーバーフローさせる。
【0006】このオーバーフローは特に望ましくない。
一例として、それがピンが常時オーバーフローされ続け
ることを必ず意味するため、レーン上に位置決めしたと
きを除いて常時動き続けているのでピンの摩耗が進むの
である。また、オーバーフローさせられつつあるピンを
繰り返し取扱うためにピンセッタの摩耗も進むことにな
る。
【0007】さらに、美観の点からオーバーフローは望
ましくない。周知のように、ボウリング・ゲームにおけ
るピンの転倒はかなりの騒音を発する。ピンのオーバー
フロー動作も同様に騒音を発し、ボウリング施設での騒
音レベルを高める。このような騒音レベルの低減が非常
に望ましい。
【0008】摩耗、騒音に加えて、他の理由でもオーバ
ーフローは望ましくない。自動ピンセッタに精通した当
業者であれば、ときに、いわゆる「ピンジャム」が生
じ、ピンセッタの自動動作が再開する前に手動で処理し
なければならないということを知っている。ピンジャム
は、統計的には、取扱われるピンの数に比例して生じ
る。その結果、所与の得点フレーム中にピンセッタの取
扱うピンの数を減らすことができれば、ピンジャムの発
生率もそれ相当に減らすことができ、人的な介入も減ら
すことができる。したがって、ピンのオーバーフロー回
数を減らせば、ピンジャムの発生回数が減り、自動ピン
セッタ動作の信頼性も高まることになる。
【0009】したがって、Schmid特許による自動ピンセ
ッタのピン設定における融通性の利点を有し、しかもオ
ーバーフローを最小限に抑えて摩耗、高い騒音レベルお
よびピンジャムによって生じる問題を解決できる新規な
改良自動ピンセッタについての真の需要がある。本発明
はこの需要に応えるものである。
【0010】
【発明の概要】本発明の主たる目的は、ピンセッタ動作
中のピンのオーバーフローをかなり減らす新規な改良自
動ピンセッタを提供することにある。一層詳しくは、本
発明の目的は、オーバーフローを減らしてボウリング・
ピンおよびピンセッタそのものの摩耗を減らし、ピンセ
ッタの扱うボウリング・ピンの発する騒音を減らし、ピ
ンジャムの発生率を減らして人的介入を減らすことので
きる上記ような自動ピンセッタを提供することにある。
【0011】本発明の一実施例が、フレームと、このフ
レーム上に所定のパターンで設けた複数のピン受けステ
ーションとを包含するピンセッタ構造において上記の目
的を達成する。各ステーションには1つのピン位置決め
セルが設けてあり、また、第1、第2のピン移送装置が
ピンを受け取り、ステーションの各々にピンを移送する
ように設けてあり、一方のピン移送装置がステーション
のいくつかに作用し、他方のピン移送装置が残りのステ
ーションに作用するようになっている。各ピン移送装置
は、それが作用するステーションのすべてがピンを受け
取った後にピンを給送することのできるオーバーフロー
を有する。ピン移送装置の一方または他方へ選択的にピ
ンをそらせるそらせ器が設けてあり、ステーションの各
々と組み合わせて、そこにおけるピンの有無を決定する
センサが設けてある。ピン移送装置の作用するステーシ
ョンのすべてにピンが存在するときにセンサに応答して
ピン移送装置の動作を停止させ、オーバーフローへのピ
ンの移動を停止させるかあるいはそれを最小限に抑える
手段が設けてある。
【0012】本発明の好ましい実施例では、所定数のス
テーションが設けてあり、ピン移送装置の一方が他方の
ピン移送装置よりも多い数のステーションに作用する。
各ピン移送装置の作用するステーションの数に正比例し
てピン移送装置へピンをそらせるようにそらせ器を作動
させる作動手段が設けてある。
【0013】非常に好ましい実施例では、そらせ器は、
数の多いステーションに作用する一方のピン移送装置へ
ピンをそらせる第1位置と数の少ないステーションに作
用する他方のピン移送装置へピンをそらせる第2位置と
の間で動けるように装置した機械的要素である。作動手
段はこれら2つの位置の間でそらせ器を変位させる手段
を包含する。
【0014】非常に好ましい実施例では、この変位手段
は、第1位置へ向かってそらせ器を片寄せているばね
と、このばねに抗してそらせ器を第2位置へ移動させる
モータとを包含する。本発明のこの局面によれば、そら
せ器を第1位置へ向かって片寄せ、ピンを数の多いステ
ーションへそらせるばねを使用することによって、そら
せ器を変位させるモータの付勢回数を最小限に抑えて摩
耗を減らすことができる。
【0015】本発明の一実施例では、モータはソレノイ
ドである。
【0016】本発明の或る好ましい実施例は、そらせ器
へピンを移送する第3の移送装置と、この第3移送装置
にそらせ器よりも接近して設けてあって、1本のピンが
そらせ器よりへ接近しつつあることを作動手段へ知らせ
るピン・センサとを包含する。
【0017】本発明の非常に好ましい実施例は、ステー
ションが10個あり、多い数のステーションが6であ
り、少ない数のステーションが4である。そらせ器は以
下の反復順序で順次に移動する。すなわち、第1移送装
置へピンを送り、第1移送装置へピンを送り、第2移送
装置へピンを送り、第1移送装置へピンを送り、第2移
送装置へピンを送る等、等、等。
【0018】本発明の別の局面によれば、自動ピンセッ
タはピンデッキに対して前後方向に移動してそこにピン
を位置決めすることができるピン位置決めデッキを包含
する。ピン位置決めデッキは、ピン保持位置とピン位置
決め位置との間で移動できるように所定の場所で位置決
めデッキに装着した複数のピン位置決めセルを有する。
ピン位置決めセルの各々に組み合わせてピン・センサが
設けてあり、これはピンデッキ上の対応場所における直
立ピンの有無を検知するようになっている。ピン・ステ
ーションの各々へ、そして引き続いてオーバーフロー・
ステーションへピンを移送する移送装置が設けてある。
前記場所の各々にそらせ機構が配置してあり、これは対
応するピン位置決めセルをピンが占有していないときに
それを検知し、移送装置から対応するピン位置決めセル
へピンをそらせるようになっている。本発明は、各ピン
位置決めセルに設けてあって対応するセルをピンが占有
しているかどうかを決定する付加ピン・センサと、各ピ
ン位置決めセル毎にこの付加ピン・センサに接続してあ
り、対応する場所における所与の転倒ピン状態または直
立ピン状態に応じて状態信号を変化させる手段とを包含
する上記のようなピンセッタの改良を特に意図してい
る。
【0019】好ましい実施例において、各センサおよび
各付加センサは、通常開極、通常閉極および共通極を有
するスイッチであり、センサの各々の通常閉極、通常開
極が、それぞれ、対応する付加センサの通常開極、通常
閉極に接続してある。状態信号の変化は前記場所の各々
におけるセンサの共通極を横切って存在する。
【0020】非常に好ましい実施例では、センサを構成
するスイッチは、直立ピンについては通常開極を通して
閉じるようになっており、付加センサを構成するスイッ
チは、対応するピン位置決めセルにおけるピンの存在に
応答して通常開極を通して閉じるようになっている。本
発明のこの局面によれば、或るピン位置決めセルに装填
されたピンの有無を対応する場所における直立ピンの有
無と独立して決定することができ、これを用いて移送装
置の制御を行い、ピンをセル内に装填してピン設定動作
における遅延を防ぐと共に、移送装置の消勢を行ってオ
ーバーフローを防止または最小限に抑えることができ
る。
【0021】本発明のまた別の局面によれば、ボウリン
グ・レーンに対して前後方向に移動できるデッキを有す
る自動ピンセッタを提供できる。デッキ上には複数のピ
ン位置決めセルが装着してあり、デッキと一緒に移動で
きると共にピン装填位置とピン位置決め位置との間でデ
ッキに相対的にも移動できる。これらピン位置決めセル
の各々にはピン検知パッドが担持させてあり、このピン
検知パッドは対応するピン位置決めセルが装填位置にあ
るときにレーンに向く。ピン位置決めセルの各々には第
1スイッチが設けてあり、この第1スイッチは対応する
ピン検知パッドがレーン上の直立ピンと接触したときに
ピン検知パッドによって作動させられる。ピン位置決め
セルの各々にはピン・センサも設けてあり、このピン・
センサはピンが対応するピン位置決めセル内に装填され
たときに1つの位置から別の位置へ移動できるようにな
っている。ピン位置決めセルの各々には第2スイッチが
配置してあり、この第2スイッチはピンが対応するピン
位置決めセル内に装填されたときに対応するピン・セン
サによって作動させられるようになっている。
【0022】本発明のまた別の局面によれば、複数の所
定のピン位置にボウリング・ピンをセットする自動ピン
セッタは、複数の所定位置を定めるボウリング・レーン
に対して前後方向に移動できるピンデッキを包含する。
このデッキは複数のピン位置決めセルを担持しており、
これらのピン位置決めセルはデッキと一緒に移動でき、
各々が前記ピン位置のうちの対応するピン位置にあり、
ピン装填位置とピン位置決め位置との間でデッキに相対
的に移動できる。これらピン位置決めセルの各々にグリ
ッパが組み合わせてあり、このグリッパはピン位置決め
セルがピン装填位置からピン位置決め位置へ移動すると
きにその中にピンを保持するようになっている。各ピン
位置決めセルと組み合わせてあってピンがそこに装填さ
れているかどうかを知らせる信号発生手段と、各ピン位
置決めセルへピンを分配するディストリビュータ手段と
が設けてある。信号発生手段を読んで、ピン位置決めセ
ルのうちの所定のものの少なくともいくつかにピンが装
填して或るかどうかを決定する読み取り手段と、この読
み取り手段に応答してディストリビュータ手段を作動さ
せ、読み取り手段がピンの不装填を決定した場合に前記
ピン位置決めセルのうちの少なくともいくつかの所定の
ピン位置決めセルにピンを装填する手段とが設けてあ
る。
【0023】本発明の一実施例では、ピンセッタはピン
位置決めサイクルまたはピン検知サイクルを実行し、読
み取り手段がこのサイクルの終結であるいはその付近で
作動する。
【0024】本発明の一実施例では、サイクルはボウリ
ング・フレームに転がる第1ボールに追従し、読み取り
手段がセルのすべてを読み取る。
【0025】本発明の別の実施例では、ディストリビュ
ータ手段は所定の順序でセルへピンを分配し、セルのう
ちのいくつはこの順序の先にあり、他のセルがこの順序
の最後にある。前記セルのうちの少なくともいくつかの
所定せるは他方のセルである。すなわち、ピンセッタの
サイクル時間を最小限にするのに必要となる前にピンを
分配順序の最後に他方のセルに分配する。
【0026】他の目的および利点は添付図面に関連した
以下の説明から明らかとなろう。
【0027】
【好ましい実施例の詳細な説明】ほぼ前記の特許に従っ
て構成され、本発明を利用できるピンセッタの具体例を
普通のボウリングレーン22のピンデッキ20に重ねて
図1に示す。マスキング装置24を利用してボウラーの
視線からピンセッタ(全体的に26で示す)を隠すよう
にしてもよい。ピンセッタ26は普通の上下方向に移動
できるピン位置決めデッキ28を包含し、これは参照符
号30で全体的に示す対応するピン・ステーションから
通常の方法でピンを受け取り、これらのピンを所定の場
所、代表的には周知の10ピン・トライアングルにピン
をセットする。周知のように、各ピン場所に対して1つ
のピン・ステーションがあり、ピン場所には詳しく後述
する2つの隔たったコンベヤ装置上を移動するピンが装
填される。さらに、明らかなように、ピン位置決めデッ
キ28は複数のピン位置決めセルを包含し、これらのピ
ン位置決めセルはデッキ28と一緒に移動し、ピン装填
位置とピン位置決め位置との間でデッキ上を移動でき
る。このデッキ上での移動で、ピン33はピンデッキ上
に位置決めされ、デッキと一緒の移動で、ピンはピン・
ステーション30からピン位置決めセル内へ装填され
る。
【0028】ピンデッキ20の後部にはいわゆるピット
(全体的に32で示す)があり、このピット内へは、ピ
ンセッタの作用によって、または、ボウリング・ボール
(図示せず)による衝突によってボウリング・ピン33
が周期的に払い落とされる。ピット32内にはピット・
コンベヤ34があり、これはピット32の後部に向かっ
て矢印36の方向へ転倒ピンを移動させるように作動す
る。このように給送されたピンはベルト40で駆動され
る垂直方向のピン・エレベータ38によって受け取られ
る。ピン・エレベータ38は、ピンを上昇させ、全体的
に42で示すピン配向装置へ放出させる。このピン配向
装置は、ピンを基端を先にしてピン・ディストリビュー
タ装置(全体的に44で示す)へそらせる。もちろん、
ピン・ディストリビュータ装置はピンをピン・ステーシ
ョン30へそらせる。ピン配向装置42は、好ましく
は、Brim等へ1992年10月 6日に発行された普通の譲渡の
米国特許第5,152,525 号に開示されている形式のもので
ある。なお、この米国特許の詳細はここに参考資料とし
て援用する。
【0029】次に図2を参照して、ディストリビュータ
装置44をより詳しく説明する。滑車48まわりに通し
た一対のベルト46はボウリング・ピンを基端を先にし
てピン配向装置44から受け取り、それらをくさび状の
そらせ器52に向かって矢印50の方向へ搬送する。そ
らせ器52は軸54の上端に装着してあり、この軸はベ
ルト46の間でそれらの上方走行部の下方に配置したピ
ボットピン56の定める水平方向のピボット軸線まわり
に回転できる。軸54はピボットピン56の下方へ延
び、ピボットピン58も支持している。このピボットピ
ン58はピン62によってソレノイド66のアーマチャ
64に枢着されたリンク60に枢着してある。
【0030】ピン58は引張りばね68にも連結してあ
り、この引張りばねは機械枠の任意適当な部分70に連
結してある。
【0031】ベルト46の各々の上方走行部から離れる
ように傾斜面72、74が設けてある。傾斜面72はデ
ィストリビュータ44内に第1の移送装置を構成する一
対のベルト76の上方走行部に向かって傾斜している。
傾斜面74はディストリビュータ44内に組み込んだ第
2移送装置の一部を構成する一対のベルト78の上方走
行部に向かって傾斜している。
【0032】符号を付けていない適当数の滑車を介し
て、フレーム80が第1移送装置の一部を構成する一対
のベルト82および別の対のベルト84と一緒に、ま
た、ベルト78と共に第2の移送装置の一部を構成する
一対のベルト86および別の対のベルト88と一緒にベ
ルト76、78を支持している。
【0033】上記のSchmidの米国特許第4,813,673 号に
より充分に記載されているように、フレーム80は以下
のような一連のピン・ステーション(図1に全体的に3
0で示す)も構成している。ベルト76の作用する第1
ピン・ステーションは普通の10ピン・ボウリングにお
ける9ピン位置として作用するので90−9で示してあ
る。ベルト76の作用する第2ステーションは、それが
6ピン位置として作用するので、90−6で示してあ
る。第3ステーションは3ピン位置に対応する90−3
で示してあり、この位置もベルト76が作用する。
【0034】ピンは矢印92の方向へベルト76で動か
され、ステーション90内にピンがない場合にはそられ
指片94によってステーション90内へそらされる。こ
のステーションにピンがある場合には、上記のSchmidの
米国特許第3,809,398 号に開示されているような機構に
よって、そらせ指片94はベルト76の上方走行部の下
方へ移動し、ピンを次のステーションへ通過させること
ができる。
【0035】ステーション90−9、90−6、90−
3が装填済みのときには、ピンはベルト76からベルト
84へ通り、そこで矢印96の方向へ移動する。ベルト
84からピンはベルト82へ通り、機械内を矢印98の
方向へ後方へそらせ指片94(10ピン・ボウリングの
10ピンの位置に対応するピン位置90−10と組み合
わせたそらせ指片)に向かって移動する。ステーション
90−10内へそらされなかった場合には、ピンはオー
バーフロー・ステーション91を構成するベルト80の
端へ通り、そこにおいて、ピンはディストリビュータ4
4へオーバーフローしてピット34内へ落下する。
【0036】第2移送装置を構成しているベルト78、
88、86も同様に作動するが、ただし、その動作は以
下の順序で遭遇する6つのピン・ステーションと関連し
たものである。すなわち、8ピン位置に対応する90−
8、5ピン位置に対応する90−5、2ピン位置に対応
する90−2、ヘッドピン位置に対応し、ベルト88そ
して最終的にはベルト86上へ4ピン位置に対応するス
テーション90−4に続いて給送される90−1、最後
に、7ピン位置に対応する90−7という順序である。
もちろん、ベルト78、86と組み合ったピン・ステー
ションの各々には、そらせ指片94が設けてある。
【0037】ベルト82と同様に、ベルト86はオーバ
ーフロー・ステーションとして役立つピット34に重な
った端95で終っており、そらせ指片94によってピン
・ステーション90−8、90−5、90−2、90−
4、90−7のいずれへもそらされなかったピンがここ
に戻される。これを行うために、ベルト86上のピンの
動きは矢印100の方向である。
【0038】図3に示すように、そらせ器52はばね6
8によってピボットピン56まわりに全体的に反時計方
向へ片寄せられている。そらせ器52が図示の位置にあ
るとき、ベルト46によって運ばれるピンはベルト78
に向かってそらされることになる。しかしながら、ソレ
ノイド66が付勢されると、アーマチャ64が内側へ引
かれ、そらせ器52を図3に示す位置からベルト76に
より近い位置へ回動させ、その結果、そらせ器52がベ
ルト76へピンをそらせるように作用することになる。
【0039】これに関連して、ベルト76、82、84
を包含する第1移送装置が4つのピン・ステーションに
作用し、ベルト76、86、88を包含する第2移送装
置が6つのピン・ステーションへ作用することに注意さ
れたい。
【0040】ピンが2つの移送装置間で交互にそらされ
る場合、ベルト46が10本のピンを受け取る度に、5
本のピンが4つのピンのみを必要とする第1移送装置へ
そらされ、別の5本のピンが6本のピンを必要とする第
2移送装置へそらされることになる。この場合、少なく
とも1本のピンが第1移送装置からピット44へオーバ
ーフローしなければならず、第2移送装置と組み合った
ピン・ステーションのすべてを満たすにはピンが1本少
ないことになる。したがって、そらせ器52の上流側で
棒状スイッチ102がベルト46と組み合わせてある。
【0041】この棒状スイッチ102の棒104は、ベ
ルト46上を移動するピンがそらせ器52に出会う前に
そのピンに当たるように位置させてある。図9に概略的
に示すように、こうして生じた信号はライン106を通
ってこの種の市販のピンセッタに設けられている中央演
算処理装置(CPU)108へ送られる。適当なソフト
ウェアを介して、このCPU108はライン108上に
ある信号によってソレノイド66を周期的に付勢するよ
うに作動する。特に、10ピン・ボウリングの場合、C
PUは次のプログラムに従って作動する。すなわち、 1本のピンについて待機 ピンを7ピン側へ送る(ソレノイド66を付勢しない) 1秒間待機 1本のピンについて待機 ピンを7ピン側へ送る(ソレノイド66を付勢しない) 1秒間待機 1本のピンについて待機 ピンを10ピン側へ送る(ソレノイド66を1秒間付勢する) 1秒間待機 1本のピンについて待機 ピンを7ピン側へ送る(ソレノイド66を付勢しない) 1秒間待機 1本のピンについて待機 ピンを10ピン側へ送る(ソレノイド66を1秒間付勢する) 1秒間待機
【0042】容易にわかるように、そらせ器52は、こ
うして、各移送装置の作用するピン・ステーション90
の数に正比例して第1、第2の移送装置のいずれかへピ
ンを送るように作動する。また、ばね66がそらせ器5
2を通常押圧していて最も多いピンを扱う移送装置へピ
ンを送るようになっていることに注目されたい。このこ
とは、ソレノイド66が構成が逆の場合よりも少ない頻
度で作動することができ、これが順次ソレノイド66の
摩耗を最小限に抑えるということを意味する。
【0043】ここで、扱っているピン・ステーション9
0の数に正比例してピンをそらせる上記のプログラムを
10ピン・ボウリングに適用しているが、他のプログラ
ムを他のゲームまたは他のピン・セットアップに用いる
ことができるということは了解されたい。たとえば、ピ
ンセッタ26が実際のボウリングに対して特殊なピン・
セットアップを与えるようにCPU108によって制御
されており、そして、ボウラーが#5ピン−#7ピン・
スプリット(両ピン位置共第2移送装置によって扱われ
る)を繰り返し行っている場合、そらせ器52のソレノ
イド66はCPU108によって付勢される必要はまっ
たくない。
【0044】同様に、#5ピン−#10ピン・スプリッ
トが実際のゲームの目的である場合には、#5ピン位置
が第2移送装置によって装填され、#10ピン位置が第
1移送装置によって装填されているため、第2ピン毎に
ソレノイド66が付勢されてそらせ器52を変位させる
ことになる。明らかに、多くの他の組み合わせも可能で
ある。
【0045】したがって、そらせ器52の位置の上記の
制御によって、普通の機械においてそれぞれの移送装置
の作用するピン・ステーションの数が異なっていても同
数のピンを各移送装置へ送り込み、結果として、オーバ
ーフローさせなければならなくなる移送装置の余分なピ
ンを招くことによるオーバーフローの一原因を避けるこ
とができることは明らかであろう。すなわち、本発明に
よれば、各移送装置は必要とする数に比例してピンを受
け取り、オーバーフローさせなければならない余分なピ
ンをなくすことができるのである。
【0046】先に述べたように、ピン・ステーション9
0のそれぞれの下方にピン位置決めセルが設けてあり、
ピン位置決めデッキ28によって支持されている。この
ようなピン位置決めセルの1つが図4に断面で示してあ
り、全体的に120の符号が付けてある。このピン位置
決めセル120は、本質的に、といって絶対的ではない
が、普通のものであり、今日市販されているピンセッタ
に普通に見出されるものである。ピン位置決めセル10
2は本体122を包含し、この本体は傾斜内面126を
有する上方へ開口した揺れ台部124を包含する。ピン
がピン・ステーションから解放されたときに、ピンの腹
部がこの揺れ台部124によって受け取られ、ピンの頸
部は傾斜面126上に嵌合する。
【0047】ピン検知アーム128が揺れ台部124に
設けてあり、これはピボットピン130まわりに回動で
きるように取り付けてある。アーム128とピン位置決
めセル120の一部にばね132が任意適当な方法で連
結してあり、このばねはアーム128をピボットまわり
に図4に示す位置へ反時計方向へ片寄せている。
【0048】アーム128は、傾斜面126にあるスロ
ット134内でばね132の片寄せ力に抗して時計方向
へ、アーム128のノーズ136が傾斜面126の最上
方部分とほぼ同じ高さになる位置へ回動することができ
る。アーム128にはバナナ状のカム・トラック138
が形成してあり、これは全体的に144で示すベルクラ
ンクの一方のアーム142(図7)にある突起140を
受けるようになっている。
【0049】揺れ台部124の下方で、ピン位置決めセ
ル120はほぼ垂直方向に延びる垂れウェブ146を包
含し、この垂れウェブは一対のマイクロスイッチ148
(図4、6)、150(図7)を支持している。これら
のマイクロスイッチ150はウェブ146の反対側にあ
り、図4では見えない。
【0050】ピボット152がベルクランク144を水
平軸線まわりに回転できるように支持している。ピボッ
ト152は、たとえば、ウェブ146を貫いて延びてい
てもよい。
【0051】ベルクランク144の他のアーム154は
その上面に板ばね156を支持している。この板ばね1
56はアーム154の端を過ぎてスイッチ150のアク
チュエータ158と重なる状態へ延びている。その結
果、図4、7からわかるように、1本のピンがピン位置
決めセル120内に位置するとき、そのピンの頸部がレ
バー128のノーズ136に衝突してそれをスロット1
34内へ下向きに駆動することになる。カム・トラック
138がその結果下降し、ベルクランク142をピボッ
ト152まわりに図7で見て時計方向へ回動させ、これ
が板ばね156をアクチュエータ158と係合させ、ス
イッチ150の状態を変化させる。こうして、スイッチ
150はピン位置決めセル120内に装填されたピンの
有無を示す信号を与えるのに用いることができる。
【0052】一対の耳部160(1つだけ示す)がピン
位置決めセル120の下面からその一端付近で垂れてい
る。これらの耳部160はピン検知パッド164を枢着
したピボットピン162を支持している。アーム166
がパッド164からピボット162まで延びている。パ
ッド164は、ピン位置決めデッキ28がピン検知目的
のために下降させられ、ピン位置決めセル120が図4
に示すピン装填位置にあるとき、ピンデッキ20(図
1)上の直立ピン33の存在を検知するように作動す
る。
【0053】一層詳しくは、デッキ28が下降したとき
に直立ピンが存在する場合には、パッド164がピボッ
トピン162まわりに反時計方向に回動しようとする。
これは、順次、アーム166に取り付けた調整ねじ17
0の形での調節可能な突き合わせを生じさせ、ピボット
ピン176(ピボット152と同じでもよい)によって
ウェブ146に枢着したレバー174のノーズ172と
衝合することになる。図6でわかるように、レバー17
4はスイッチ148のアクチュエータ182に重なるば
ね指片180も支持している。通常の場合、パッド16
4が直立ピンに遭遇しなかった場合には、レバー174
は図6に示す実線位置を取り、スイッチ148のアクチ
ュエータ182がばね指片180と接触することはな
い。しかしながら、ピン位置決めデッキ28が下降し、
パッド164が直立ピンと接触してピボットピン162
まわりに反時計方向へ回動し、衝合部170をノーズ1
72と接触させると、レバー174が図6に示す破線位
置へ変位してばね指片をスイッチ148のアクチュエー
タ182に向かって移動させ、それを押し下げ、スイッ
チ148の状態を変化させる。こうして、スイッチ14
8は対応するピン位置決めセル120の場所に直立ピン
が存在することを示す信号を発生するのに利用される。
各ピン位置決めセルは、くぼみ184も包含し、このく
ぼみによって、ピン位置決めセル120をピン位置決め
デッキ128の一部をなす軸186上に枢着することが
できる。前述したように、ピン位置決めセル120は、
図4では、ピン装填位置にあるように示しているが、普
通の手段によって軸186まわりに時計方向へ90度回
転させてピン位置決め位置に移動させることもできる。
こうすることで、揺れ台部124に受け取られたピンを
ピンデッキ20へ向かって垂直方向へ給送することがで
きる。
【0054】このような移動中にピンを保持するため
に、各ピン位置決めセル102上には普通のグリッパ1
88(1つだけ示す)が設けてあり、ピン位置決めセル
120がピン位置決め位置へ装填位置から移動するとき
にピン位置決めセル120からピンが落ちるのを防ぐよ
うに対応するピンをその頸部まわりに把持するように配
置してある。各グリッパ188は、対応するピンの頸部
まわりに嵌合するようになっている把持面192を有
し、垂直軸線(ピン位置決めセル120がその装填位置
にあると仮定して)まわりに回転できるようにジャーナ
ル支持された回転軸192上に位置している。図4、5
からわかるように、軸192の各々はリンク198の一
端196を連結するアイ194を包含する。各リンク1
98の反対端200はピン位置決めセル120の下面に
取り付けたソレノイド204のアーマチャ202に枢着
してある。アーマチャ202とウェブ146の間には引
張りばね206が延びており、アーマチャ202を突出
位置へ常時片寄せている。この突出位置では、グリッパ
190は図5に概略的に示す実線位置にあり、揺れ台ス
ペース124を横切って延びていてピンを頸部まわりに
把持する。ソレノイド204が付勢されると、アーマチ
ャ202がソレノイド204の本体内へ引き込まれ、そ
れによって、グリッパ190を図5に示す破線位置へ回
動させ、この位置では、ピンが位置決めの目的のために
解放されるか、あるいは、ピン位置決めセル120内へ
装填され得る。すなわち、ソレノイド204が付勢され
ると、ピンはピン位置決めセル120に装填されるかあ
るいはそこから解放され得、ソレノイド204が消勢さ
れると、ばね206がグリッパ190を図5に示す位置
へ移動させ、ピンをピン位置決めセル内に保持するか、
あるいは、ピンのピン位置決めセル内への装填を阻止す
るか、または、これら両方を行うこちになる。
【0055】前述したように、ピン位置決めセル120
は、市販のものとほぼ同じである。本発明に関するかぎ
り、本質的な差異は2つのスイッチ148、150を使
用し、一方のスイッチがピン検知レバー128によって
作動させられ、他方のスイッチがパッド164によって
作動させられるという点にのみある。市販の構造では、
このようなスイッチが1つだけしか用いられておらず、
このスイッチが、本質的にベルクランク144とレバー
174とからなるレバーを介してパッド164またはア
ーム128のいずれかによって作動させられる。
【0056】スイッチ148、150の独特の電気的構
成が図8に示してある。スイッチ148、150の各々
は通常閉の接点210と、通常開の接点212と、共通
の極214とを包含する。ジャンパ216がスイッチ1
48の通常閉接点210とスイッチ150の通常開接点
212とを交差接続している。別のジャンパ218がス
イッチ150の通常閉接点210とスイッチ148の通
常開接点212とを交差接続している。リード線22
0、222が、それぞれ、スイッチ148、150の共
通極214に接続している。制御の目的で使用される状
態信号の変化がリード線220、222を横切って存在
する。
【0057】回路の動作は次の通りである。ここではピ
ン位置決めセル120内にピンがないものと仮定する。
この状況においては、スイッチ150はその通常閉接点
210を通して閉じている。もし直立ピンが検知される
と、スイッチ148はその通常開接点212を通して閉
じており、リード線220、222の間の回路が閉じて
いる。すなわち、スイッチの組み合わせはオンとなって
いる。
【0058】逆に、ピン位置決めセル102内にピンが
あると、スイッチ150はその通常開接点212を通し
て閉じている。この時点で、リード線220、222は
スイッチ組み合わせを通して接続されており、スイッチ
組み合わせは「オン」となっている。直立ピンがあった
場合には、スイッチ148はその通常開接点212を通
して閉じており、スイッチ組み合わせを「オフ」とす
る。
【0059】こうして、直立ピンの検出とピン位置決め
セル内のピンの存在の判断は、スイッチ組み合わせがオ
ンかあるいはオフであるかを見ることによってはわから
ない。むしろ、スイッチ組み合わせはその状態が或る初
期状態から変化したかどうかを判断するように周期的に
注視しなければならない。スイッチ組み合わせが状態変
化を読み取った時点が変化した状態が直立ピンあるいは
装填ピンを示しているかどうかを決定する。すなわち、
ピンデッキ28がピン検出位置へ下降したときにのみピ
ン検出が生じるため、デッキ28がピン検出位置より上
方にあるときには、スイッチ148はその通常閉接点2
10を通して常に閉じている。その結果、ピン位置決め
セルへのピンの装填はスイッチ150をその通常開接点
212を通して閉ざし、スイッチ組み合わせを「オン」
として装填ピンを示すことになる。
【0060】当業者であれば容易にわかるように、この
種のピンセッタ、すなわち、本願の譲受人から入手でき
るモデル番号GS10、GS92に結実したピンセッタはピンセ
ッタ・サイクルとして順次に作動する4つのスイッチを
有する。これら4つのスイッチは図9に全体的に223
で示してあり、この業界では、Aスイッチ、Bスイッ
チ、Cスイッチ、Dスイッチと呼ばれている。これらの
スイッチは図5にライン224として示すリード線を通
してCPUに接続している。スイッチを詳細に説明する
ために、部品番号第47-902719-000 号として本願の譲受
人から入手できるGS-92 ピンセッタのための「操作・点
検マニュアル」、特に、その第4章に言及する。本発明
の目的のためには、Aスイッチの動作がホーム位置(す
なわち、ピン位置決めデッキ28の最高位置)で生じる
ことに注目すれば充分である。Bスイッチはテーブルの
中間高さ位置で作動させられ、Cスイッチはピンが位置
決めされる位置に対応するテーブルの最低位置で作動さ
せられる。Dスイッチはテーブルの中間位置で作動させ
られる。
【0061】これらのスイッチは、ピンセッタ・サイク
ルの通りにピン位置決めデッキ・ドライブ226と一緒
に反時計方向または時計方向のいずれかに回転できるカ
ムによって作動させられる。第1ボール・サイクル(直
立ピンがある)で、カム226はまず360°反時計方
向へ移動して直立ピンを検知し、それらを上昇させ、転
倒ピンをデッキから払い落とすのを可能とする。ピンセ
ッタのモータ方向が次に逆転し、直立ピンが再位置決め
され、デッキがその最上方位置へ戻るにつれてカム22
6を時計方向へ移動させる。
【0062】ピットへ移動するボールが検知されたとき
にピンセッタ動作が開始する。図9でわかるように、レ
ーンの片側にある光源227が通常は反対側にある光電
池228を照射している。この光電池はライン229に
よってCPU108へ接続しており、通過するボールに
よって光源227から遮断されると、CPU108へ信
号を送ってピンセッタ・サイクルを開始させる。
【0063】本発明によれば、第1ボールについての設
定サイクルは次の通りである。
【表1】
【0064】上記のピンセッタ・サイクルに加えて、C
PU108(図9)を含むピンセッタ制御器が作動して
以下の種々のピン位置における直立ピンの有無を判断す
る。特に、ピン・スイッチの現状態が読み取られた後
(上記の4.(b))、CPU108がサイクルのステップ2
で読み取られたようなピン・スイッチの状態をステップ
4.(b) で読み取られたスイッチの状態と比較する。いず
れかの状態が変化していた場合、すなわち、直立ピンを
示す場合、その情報は普通の方法でCPU108内で処
理される。論理的に、排他的論理和比較は次の表に従っ
て行われる。
【表2】
【0065】こうして、CPUはピン検知時刻で決定さ
れたスイッチの状態と共にスイッチの記憶状態のソース
を問い合わせ、適当に直立ピン表示を行う。
【0066】前述のように、スイッチ組み合わせの状態
は、ピンがピン位置決めセル120に装填されたときに
変化する。この環境はサイクルのピン検知部分以外の任
意の時点で見られ、サイクルの終わりに向かって見られ
る。この目的は以下に明らかとなる。
【0067】図1の説明から明らかなように、本装置は
ピット・コンベヤ34、ピン・エレベータ38およびデ
ィストリビュータ44を包含する。これら各々はモータ
駆動であり、ピット32からピン・ステーション30へ
転倒ピンを移動させる目的を持つ。
【0068】本発明によれば、ディストリビュータ電力
継電器230がライン232によってCPU108に接
続しており、これはCPU108によって指令を受けた
ときにのみディストリビュータ44、ピン・エレベータ
38およびピン・コンベヤ34の電動機を付勢するよう
に作動する。好ましくは、これらの構成要素を駆動する
のに用いられるモータは3相モータである。これは反復
ピン位置決め・始動デューティサイクルになったときに
単相モータよりもストレスが少ない。
【0069】本発明によれば、これらの構成要素は、ピ
ンをピン・ステーション30へ給送する必要があるとき
にのみ付勢され、その他の時点では付勢されることはな
い。その結果、これらの構成要素を停止させることによ
って、ピンの望ましくないオーバーフローが回避でき
る。
【0070】こうして、本発明によれば、第1ボール・
サイクルのステップ12において、ピン・スイッチ組み
合わせがピン位置毎に読み取られ、スイッチ組み合わせ
が「オフ」となっているピン位置にあるソレノイド20
4が付勢されて対応するピン位置決めセル120内への
ピンの装填を可能とする。より早期には、すなわち、ボ
ールが光電池228によって検知されたときには、CP
U108は電力継電器230を付勢してピット・コンベ
ヤ34、ピン・エレベータ38およびディストリビュー
タ44のモータに電力を与え、その結果、ピンが先に述
べた2つの移送装置によって種々のピン位置へ移動させ
られることになる。引き続く或る時点(装填を必要とす
るピン位置決めセルの数に依存するので不確定である)
で、10個すべての場所におけるスイッチ組み合わせは
すべて「オン」となり、ピン位置決めセル120のすべ
てにピンが装填してあることを示す。この時点で、CP
Uは、スイッチ148、150からオン信号を受け取る
と、継電器230をしてピット・コンベヤ34、ピン・
エレベータ38およびディストリビュータ44のモータ
を消勢させることになる。
【0071】これにより、すべてのピン位置決めセルが
装填されて次のサイクル時に10本すべてのピンの新し
いセットを給送することが確実になる。同時に、すべて
のセルが装填されるとピン移動が停止されるため、オー
バーフローが最小になる。ここで、ピット・コンベヤ3
4、ピン・エレベータ38およびディストリビュータ4
4のモータがかなりの時間にわたってオフとなっている
ため、電力が節約できることがわかった。
【0072】本発明による第2ボール・サイクル(得点
目的のためのピン検知を含む)は次の通りである。
【表3】
【0073】こうして、本発明によれば、ステップ14
において、#7、#10ピン位置のピン位置決めセル1
20のグリッパ・ソレノイド204が付勢され、ピン位
置決めセル90−7、90−10のところでグリッパを
開く。この時点で、ピン・ディストリビュータ継電器2
30は、ボールが検知されたときにオンとなっているの
で数秒間オンとなる(表3、ステップ1を参照)。その
結果、ピンは#7、#10ピン・ステーションへ送られ
ることになるか、おそらくは、既に送られている。こう
して、テーブル28がそのホーム位置へ戻ると、#7、
#10ピン位置の開いているグリッパが対応するピン・
ステーション90−7、90−10をトリガし、ピンを
解放し、#7、#10ピン位置のピン位置決めセル12
0を予装填することになる。
【0074】この機能の目的は、#7、#10ピン位置
がディストリビュータ44の入力端から最も遠くにあ
り、装填するのに最大の間隔を必要とするため、#7、
#10ピン位置を予装填することにある。こうして予装
填することにより、引き続くピンセッタ・サイクルが短
縮され、すべてのピン位置決めセルが装填されていない
結果としてのゲームのあらゆる可能性のある遅延を防ぐ
ことができる。
【0075】本発明のこの「予装填」の特徴は、また、
ストライクに続いてピンセッタを再始動させるときにも
使用される。本発明によれば、予装填を含む代表的なス
トライク・サイクルは次の通りである。
【表4】
【0076】上記から明らかなように、本発明は多数の
利点を与える。そらせ器52(図2、3、9)を適当に
プログラミングすることによって、各移送装置へ送られ
るピンの数はその移送装置の作用するピン・ステーショ
ン90の数に正比例する。したがって、いずれの移送装
置も機械の通常の動作中にオーバーフローさせなければ
ならない余分なピンを受け取ることがなく、オーバーフ
ローに伴う望ましくない欠点を持つことがない。もちろ
ん、1つの移送装置の作用する1つ以上のピン・ステー
ション90が既に装填されているならば、或る程度のオ
ーバーフローが生じる可能性はある。しかしながら、本
発明によれば、オーバーフローはかなり低減する。
【0077】本発明は、また、オーバーフローを減ら
し、付加的に電力を節減するさらに別の手段も提供す
る。すなわち、前述の環境下でピット・コンベヤ34、
ピン・エレベータ38およびディストリビュータ44の
動作を停止させる手段が設けられるのである。従来技術
におけるように連続動作と異なり、ピンが必要とされる
ときにのみこれらの構成要素を作動させることによっ
て、オーバーフローがかなり低減する。
【0078】同時に、ピンがすべてのピン位置を満たす
のにピンセッタが「待機する」結果としてのピンセッタ
・サイクルの遅延がない。本発明の第1ボール・サイク
ルの一部としてすべてのピン・ステーションにピンを送
るという特徴、すなわち、第2ボール・サイクルすなわ
ちストライク・サイクルの一部として#7、#10ピン
位置でピン位置決めセルを予装填するという本発明の特
徴は、事実上、ピンの必要性を予想し、ピンに対する待
機時間を減らし、ほぼ完全になくすことができる。実
際、これらの特徴によれば、各ピンセッタによって扱わ
れるピンの数を幾分減らすことも可能であることがわか
った。
【0079】テストによれば、本発明の特徴を持たない
普通のピンセッタは、ピンセッタ内で扱われるべきピン
の数(普通は、21本または22本)、ボウリングのペ
ース、ボウリングのタイプ(10ピン対他の形式のボウ
リング・ゲーム)、使用されるボールの数、すなわち、
オープン・ボウリング対リーグ・ボウリング、ボウラー
の熟達度およびピン・エレベータへのピン送り速度を含
む多数のファクタに依存して、1フレームあたり約8本
から12本のピンより幾分多い本数をオーバーフローさ
せることが示された。上述した予想装填機能をそらせ器
52による2つの移送装置へのピンの比例転換と組み合
わせたとき、1フレームあたりのオーバーフローは約6
本半のピンまで低減する。
【0080】本発明の付加的な特徴、すなわち、ディス
トリビュータの作動停止を組み込んだ場合、1フレーム
あたりにオーバーフローするピンの本数は約3本まで減
る。すなわち、実際のテストに基づいてオーバーフロー
の70%低減が得ることができると思われる。
【0081】もちろん、最大の利益を得るためには本発
明で4つの特徴すべてを使用すると好ましい。しかしな
がら、複雑さとコストを避けたい場合には1つまたはそ
れ以上の特徴を除くこともできる。たとえば、ここで用
いられている特殊なそらせ器52を従来技術で知られて
いる別の転換技術に替え、ディストリビュータの動作停
止と共に#7、#10ピン位置を予装填するかあるいは
10個すべての位置を装填するという特徴を残してオー
バーフローを約50%低減することもできる。こうし
て、本発明はオーバーフローを最小限に抑え、それに伴
う摩耗、騒音、ピンジャムの問題を実質的に解決する。
さらに、消費電力をかなり節減することができ、他の利
点も自動ピンセッタの分野の当業者には自明であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動ピンセッタの側面図である。
【図2】本発明で利用するピン分配装置の平面図であ
る。
【図3】本発明で用いるそらせ器の拡大断面図であり、
図2の3−3線にほぼ沿った図である。
【図4】本発明で使用するピン位置決めセルの垂直断面
図である。
【図5】ピン位置決めセルで用いるグリッパ機構の概略
図である。
【図6】ピン位置決めセルで用いる1つのスイッチ機構
の図である。
【図7】ピン位置決めセルで用いる別のスイッチ機構の
図である。
【図8】図6、7に示すスイッチ間の接続を示す配線図
である。
【図9】ピンセッタの制御器の部分概略部分ブロック図
である。
【符号の説明】
20・・・ピンデッキ 22・・・ボウリング・レーン 26・・・ピンセッタ 28・・・ピン位置決めデッキ 30・・・ピン・ステーション 32・・・ピット 33・・・ボウリング・ピン 34・・・ピット・コンベヤ 38・・・ピン・エレベータ 40・・・ベルト 42・・・ピン配向装置 44・・・ピン・ディストリビュータ装置 46・・・ベルト 48・・・滑車 52・・・そらせ器 54・・・軸 56・・・ピボットピン 58・・・ピボットピン 60・・・リンク 62・・・ピン 64・・・アーマチャ 66・・・ソレノイド 68・・・引張りばね 72・・・傾斜面 74・・・傾斜面 76・・・ベルト 78・・・ベルト 80・・・フレーム 82・・・ベルト 84・・・ベルト 86・・・ベルト 88・・・ベルト 90・・・第1ピン・ステーション 94・・・そらせ指片 102・・・棒状スイッチ 104・・・棒 108・・・CPU 120・・・ピン位置決めセル 128・・・ピン検知アーム 130・・・ピボットピン 132・・・ばね 134・・・スロット 136・・・ノーズ 138・・・カム・トラック 140・・・突起 144・・・ベルクランク 146・・・垂れウェブ 148・・・マイクロスイッチ 150・・・マイクロスイッチ 152・・・ピボット 154・・・アーム 156・・・板ばね 158・・・アクチュエータ 160・・・耳部 162・・・ピボットピン 164・・・ピン検知パッド 166・・・アーム 170・・・調整ねじ 172・・・ノーズ 174・・・レバー 176・・・ピボットピン 180・・・ばね指片 182・・・アクチュエータ 188・・・グリッパ 192・・・回転軸 194・・・アイ 198・・・リンク 202・・・アーマチャ 204・・・ソレノイド 206・・・引張りばね 210・・・通常閉接点 212・・・通常開接点 214・・・共通極 216・・・ジャンパ 218・・・ジャンパ 220・・・リード線 222・・・リード線
【表1】第1ボール設定サイクル 1. t=0.0秒 ボールが光電池を通過する。ボールド
ア錠止ソレノイドが作動し、ドアを2−3秒間錠止す
る。ディストリビュータ始動。 2. t=0.5秒 払い落とし解放ソレノイドが作動して
払い落とし板が下降し、払い落とし板が完全に下りたと
きにスイッチ「G」が閉じる。10個すべてのデッキス
イッチ組み合わせの状態を読み取り、記憶する。 3. t=3.0秒 設定テーブル・モータが反時計方向へ
回転し、設定テーブルがリミッタに当たるまで下降す
る。 4. t=4.0秒 スイッチ「B」がカム軸によって作動
させられる。スイッチ「B」が反時計方向へ回転するモ
ータによって作動させられると、以下の機能が解除され
る。 a. プレーヤ制御ピン・インジケータ・メモリが解錠
されてピン転倒情報を受け取る。 b. 240 マイクロ秒間待機。ピンスイッチの現在の状
態を読み取る。 c. もしすべてのピンが転倒していなければ、カム軸
がスイッチ「B」を通過した(接点開放)直後にピン位
置決め舌片ソレノイドが始動する。これらピン位置決め
舌片が閉じ、直立ピンを保持する。 5. t=5.0秒 スイッチ「C」が作動。 6. t=6.0秒 スイッチ「D」が作動し、ピン位置決
め舌片ソレノイドがオフとなり、テーブルが上昇する。 7. t=7.0秒 スイッチ「A」が作動し、設定テーブ
ル・モータがオフとなる。 8. t=7.0秒 払い落としモータがオンとなる。払い
落としサイクルは360°。 9. t=9.0秒 設定テーブル・モータがオンとなり、
時計方向へ回転してテーブルを下降させる。 10.t=12.0 秒 スイッチ「D」が作動(設定テーブル
・モータが時計方向へ回転し、ピン位置決め舌片ソレノ
イドがオンとなる)。ピン位置決め舌片が開き始める。 11.t=13.0 秒 スイッチ「C」が作動。ピン位置決め
舌片が開き、ピンがピンデッキ上に載る。 12.t=13.5 秒? スイッチ「B」が作動。ピン・スイッ
チを読み取り、「オフ」スイッチ位置でグリッパ・ソレ
ノイドを付勢してグリッパを開き、装填を行う。 13.t=15.0 秒 スイッチ「A」が作動し、設定テーブ
ル・モータがオフとなり、ピンセッタが始動位置にあ
る。開いたピン・ホルダ・グリッパがディストリビュー
タ・ピン・ステーションのピン解放レバーと係合し、ピ
ンがピットホルダ・ピン位置決めセル内へ落下する。ス
イッチが閉じると、グリッパ・ソレノイドが消勢し、グ
リッパが閉じる。 14.t=15.0 秒 すべてのスイッチ組み合わせが「オ
ン」となると、ディストリビュータがオフとなる。
【表2】 記憶状態 現状態 直立ピン? オフ オフ ノー オフ オン イエス オン オフ イエス オン オン ノー
【表3】1. t=0.0秒 ボールが光電池の光線を遮
り、ディストリビュータが再始動する(もし現在オフで
あったならば)。 2. t=0.5秒 払い落とし板がガード位置へ下降させ
られ、ボールドアが3秒間錠止される。 3. t=3.0秒 テーブル・モータが反時計方向へ回転
してテーブルを下降させる。テーブル軸上のカムがスイ
ッチ「A」を通過する。 4. t=4.0秒 テーブル・ラックが下降し、全検知ス
トロークを示すスイッチを閉じる。 5. t=4.0秒 テーブルがストローク・リミッタ板上
に止まるときに短いストロークをなす。 6. t=4.0秒 カムが「B」スイッチを通過するにつ
れて、ゲームセッタがすべての10ピン検知スイッチ組
み合わせを読み取る。この時点で、ゲームセッタがピン
転倒ディスプレイを更新し、得点装置にピン転倒アクテ
ィビティを送る。 7. t=5.0秒 カムがスイッチ「C」を通過するが、
なんのアクションも生じない。 8. t=6.0秒 カムが「D」スイッチを通過する。 9. t=7.0秒 テーブルがその上昇位置へ戻る。
「A」スイッチが閉じると、テーブル・モータ・スイッ
チはオフとなる。 10.t=7.0秒 払い落としモータがオンとなり、払い
落とし板を前後に引いてデッドウッドをクリヤする。払
い落とし板が再度完全に前方に移動すると、「SM」ス
イッチが閉じ、払い落としモータが「オフ」となる。 11.t=9.0秒 テーブル・モータが時計方向へ回転
し、カムが「A」スイッチを通過し、スイッチ「D」へ
移動する。 12.t=9.0秒 テーブルが下降し始めると、ストロー
ク・リミッタ・ソレノイドが付勢され、ストローク・リ
ミッタ板を後方へ引く。これにより、長いストロークに
わたってテーブルがピン位置決め高さまで下降し、テー
ブル上の揺動軸を解放する。これにより、ピン位置決め
セルが垂直方向のピン位置決め位置まで移動できる。 13.t=13.0 秒 カムが「D」を通過し、「C」のとこ
ろでピン・ソレノイドが付勢され、グリッパが開き、ピ
ンがレーン面に置かれる。「B」のところで、ピン・ソ
レノイドが消勢され、グリッパが閉じる。 14.t=14.5 秒 #7、#10ピン・グリッパ・ソレノ
イドが再付勢されて#7、#10のピン位置決めセルの
予装填を許す。ディストリビュータは作動し続けてすべ
てのピン・ステーションを装填する。 15.t=15.0 秒 ピン転倒ディスプレイがリセットされ
る。スイッチ「A」が作動する。設定テーブル・モータ
が「オフ」となり、#7、#10ピン・ステーションか
らピンを入手できるならば、#7、#10ピン位置決め
セルを予装填する。ディストリビュータは作動し続け、
ピンセッタは新しい第1ボール・サイクルの準備が整
う。
【表4】ストライク設定サイクル 1. t=0.0秒 ボールが光電池の光線を遮り、ボール
ドア錠止ソレノイドが作動する。ボールドアは2−3秒
間錠止される。ピン・ディストリビュータを始動する。 2. t=0.5秒 払い落としソレノイドが作動し、払い
落とし板が降下する。 3. t=3.0秒 設定テーブル・モータが左へ回転し、
リミッタに当たるまで設定テーブルが下降する。 4. t=4.0秒 スイッチ「B」が作動し、ストライク
と判断される。ピン位置決め舌片は動かない。 5. t=6.0秒 スイッチ「C」が作動する。 6. t=6.0秒 スイッチ「D」が作動し、ピン・グリ
ッパ・ソレノイドが付勢されてグリッパを開き、装填を
行う。 7. t=7.0秒 スイッチ「A」が作動し、設定テーブ
ル・ソレノイドがオフとなる。ピンがピン・ステーショ
ンから対応するピン位置決めセルへ移動した後にピン・
グリッパ・ソレノイドが消勢されてグリッパを閉じ、そ
こにおけるスイッチを閉じる。 8. t=7.0秒 スイッチ「G」が閉じており、ボール
がボールドアを通過しているならば、払い落としモータ
がオンとなる。払い落としサイクルは360°。 9. t=9.0秒 すべてのピン位置決めセルにピンが入
っている場合、設定テーブル・モータがオンとなり、時
計方向へ回転する。スイッチ「A」を通過するとすぐ
に、テーブル・ソレノイドが作動してストローク・リミ
ッタを上昇させ、ピン・ホルダ・ラッチが作動して装填
済みのピン・ホルダを揺り動かす。 10.t=13.0 秒 スイッチ「C」が作動する。グリッパ
・ソレノイドが付勢して10本のピンをセットする。 11.t=13.5 秒 スイッチ「B」が作動する。グリッパ
・ソレノイドが消勢されてグリッパを閉じる。 12.t=14.5 秒 #7、#10ピン・グリッパ・ソレノ
イドが再付勢されて#7、#10ピン位置決めセルの予
装填を許す。ディストリビュータは作動し続けてすべて
のピン・ステーションを装填する。 13.t=15.0 秒 スイッチ「A」が作動する。設定テー
ブル・モータがオフとなり、ピンが入手できるならば、
#7、#10ピン位置決めセルが予装填される。ディス
トリビュータは作動し続ける。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル ジェイ カッツェ アメリカ合衆国 ミシガン州 49456、ス プリング レイク、エッジウッド シーテ ィ、15214 (72)発明者 テッド イー ブリム アメリカ合衆国 ミシガン州 49417、グ ランドヘブン、ぺノイヤー アベニュー 1021

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、このフレーム上に所定のパ
    ターンで設けた複数のピン受けステーションと、これら
    のステーションの各々にあるピン位置決めセルと、第
    1、第2のピン移送装置であって、一方が前記ステーシ
    ョンのいくつかに作用し、他方が前記ステーションの残
    りに作用するようになっており、ピンを受け取り、前記
    ステーションの各々にピンを移送するようになってお
    り、これらピン移送装置の各々が対応するステーション
    のすべてがピンを受け取った後にピンを給送できるオー
    バーフローを有する第1、第2のピン移送装置と、これ
    らピン移送装置のいずれかに選択的にピンをそらせるそ
    らせ器と、前記ステーションの各々に組み合わせてあっ
    てそこにおけるピンの有無を検知するセンサと、これら
    のセンサに応答し、対応するステーションのすべてにピ
    ンが存在するときには前記ピン移送装置の動作を停止さ
    せ、前記オーバーフローへピンが移動するのを阻止また
    は最小限に抑える手段とを包含することを特徴とするボ
    ウリング・ピンセッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1のピンセッタにおいて、前記ス
    テーションが所定数設けてあり、前記ピン移送装置の一
    方が他方のピン移送装置よりも多い数のステーションに
    作用するようになっており、また、前記そらせ器を作動
    させて前記ピン移送装置の各々が作用するステーション
    の数に正比例して前記ピン移送装置へピンをそらせる作
    動手段を包含することを特徴とするピンセッタ。
  3. 【請求項3】 請求項2のピンセッタにおいて、前記そ
    らせ器が、数の多いステーションに作用する前記一方の
    ピン移送装置へピンをそらせる第1位置と前記他方のピ
    ン移送装置へピンをそらせる第2位置との間で移動でき
    るように装着した機械的要素であり、前記作動手段が前
    記そらせ器を前記位置の間で変位させる変位手段を包含
    することを特徴とするピンセッタ。
  4. 【請求項4】 請求項3のピンセッタにおいて、前記変
    位手段が前記第1位置へ向かって前記そらせ器を片寄せ
    るばねと、前記そらせ器を前記ばねに抗して前記第2位
    置へ移動させるモータとを包含することを特徴とするピ
    ンセッタ。
  5. 【請求項5】 請求項4のピンセッタにおいて、前記モ
    ータがソレノイドであることを特徴とするピンセッタ。
  6. 【請求項6】 請求項3のピンセッタにおいて、さら
    に、前記そらせ器へピンを移送する第3のピン移送装置
    と、前記そらせ器の手前で前記第3ピン移送装置に近接
    して設けてあり、ピンが前記そらせ器へ接近しつつある
    ことを前記作動手段に知らせるピン・センサとを包含す
    ることを特徴とするピンセッタ。
  7. 【請求項7】 フレームと、このフレーム上で所定位置
    に設置した所定数のピン受けステーションと、これらの
    ステーションにピンを移送する第1、第2の移送装置で
    あって、第1の移送装置が数の多いステーションにピン
    を移送し、前記第2移送装置が数の少ないステーション
    へピンを移送するようになっている第1、第2の移送装
    置と、これら第1、第2の移送装置に向かってピンを移
    送する第3の移送装置と、前記第1、第2の移送装置と
    前記第3移送装置の間に設けてあり、前記第3移送装置
    から受け取ったピンを前記第1、第2の移送装置のいず
    れかに選択的にそらせるそらせ器と、ピンが前記第3移
    送装置によって前記そらせ器へ移送されつつあるときに
    それを検知するセンサと、このセンサに応答して前記そ
    らせ器を作動させ、前記多い数と前記少ない数の比率に
    比例して前記第1、第2の移送装置へピンをそらせる応
    答手段とを包含することを特徴とするピン装填装置。
  8. 【請求項8】 請求項7のピンセッタにおいて、前記そ
    らせ器が前記第1移送装置へピンをそらせる第1位置と
    前記第2移送装置へピンをそらせる第2位置との間で移
    動できるように装着してあり、前記応答手段が前記そら
    せ器を前記2つの位置の間で移動させるドライバを包含
    することを特徴とするピンセッタ。
  9. 【請求項9】 請求項8のピンセッタにおいて、前記ド
    ライバが前記そらせ器を前記第1位置に向かって片寄せ
    るばねと、このばねに抗して作動して前記そらせ器を前
    記第2位置へ移動させるモータとを包含することを特徴
    とするピンセッタ。
  10. 【請求項10】 請求項9のピンセッタにおいて、前記
    ステーションが10個あり、前記多い数が6であり、前
    記少ない数が4であり、前記応答手段が前記そらせ器を
    以下の順序、すなわち、 第1移送装置へピンを送り、 第1移送装置へピンを送り、 第2移送装置へピンを送り、 第1移送装置へピンを送り、 第2移送装置へピンを送るという順序で繰り返し作動さ
    せることを特徴とするピンセッタ。
  11. 【請求項11】 請求項7のピンセッタにおいて、さら
    に、前記ステーションの各々に1つずつ設けてあってそ
    こにおけるピンの存在を検知する付加的なセンサと、こ
    れらの付加的なセンサに応答して各ステーションにピン
    があるときに前記移送装置を停止させる手段とを包含す
    ることを特徴とするピンセッタ。
  12. 【請求項12】 ピンデッキに対して前後方向に移動し
    てそこにピンを位置決めすることができる位置決めデッ
    キであって、ピン保持位置とピン位置決め位置との間で
    移動できるように位置決めデッキ上の所定位置に装着し
    た複数のピン位置決めセルを有する位置決めデッキと、
    前記ピン位置決めセルの各々に組み合わせてあってピン
    デッキ上の対応場所における直立ピンの有無を検知する
    ピン・センサと、前記場所の各々へ、そして引き続いて
    オーバーフロー・ステーションへピンを移送する移送装
    置と、前記場所の各々に設けてあり、対応するピン位置
    決めセルをピンが占有していないときにそれを検知し、
    前記移送装置から対応するピン位置決めセルへピンをそ
    らせるそらせ機構とを包含する自動ピンセッタ等におい
    て、各ピン位置決めセルに設けてあって対応するセルを
    ピンが占有しているかどうかを決定する付加ピン・セン
    サと、各ピン位置決めセル毎にこの付加ピン・センサに
    接続してあり、対応する場所における所与の転倒ピン状
    態または直立ピン状態に応じて状態信号を変化させる手
    段とを包含することを特徴とするピンセッタ。
  13. 【請求項13】 請求項12のピンセッタにおいて、前
    記センサの各々および前記付加センサの各々が通常開
    極、通常閉極および共通極を有するスイッチを包含し、
    前記センサの各々の通常閉極、通常開極が、それぞれ、
    対応する付加センサの通常開極、通常閉極に接続してあ
    り、前記状態信号の変化が前記場所の各々におけるセン
    サの共通極を横切って存在することを特徴とするピンセ
    ッタ。
  14. 【請求項14】 請求項13のピンセッタにおいて、前
    記センサを構成する前記スイッチが、直立ピンについて
    は通常開極を通して閉じるようになっており、前記付加
    センサを構成する前記スイッチが、対応するピン位置決
    めセルにおけるピンの存在に応答して通常開極を通して
    閉じるようになっていることを特徴とするピンセッタ。
  15. 【請求項15】 ボウリング・レーンに対して前後方向
    に移動できるデッキを包含する自動ピンセッタにおい
    て、前記デッキ上に装着してあり、一緒に移動できると
    共にピン装填位置とピン位置決め位置との間でデッキに
    相対的にも移動できる複数のピン位置決めセルと、これ
    らピン位置決めセルの各々に担持させてあり、対応する
    ピン位置決めセルが前記装填位置にあるときにレーンに
    向くピン検知パッドと、前記ピン位置決めセルの各々に
    設けてあり、対応するピン検知パッドがレーン上の直立
    ピンと接触したときに前記ピン検知パッドによって作動
    させられる第1スイッチと、前記ピン位置決めセルの各
    々に設けてあり、ピンが対応するピン位置決めセル内に
    装填されたときに1つの位置から別の位置へ移動できる
    ピン・センサと、前記ピン位置決めセルの各々に設けて
    あり、ピンが対応するピン位置決めセル内に装填された
    ときに対応するピン・センサによって作動させられる第
    2スイッチとの組み合わせからなることを特徴とするピ
    ンセッタ。
  16. 【請求項16】 請求項15のピンセッタにおいて、前
    記第1、第2のスイッチの各々が通常開接点、通常閉接
    点および共通接点を有し、各セルの第1、第2のスイッ
    チが通常開接点を通常閉接点に接続しており、各セルの
    前記共通接点がそのセルのいずれかのスイッチが作動し
    たときにはいつでも状態出力信号の変化を与えるように
    なっていることを特徴とするピンセッタ。
  17. 【請求項17】 複数の所定のピン位置にボウリング・
    ピンをセットする自動ピンセッタにおいて、前記ピン位
    置を定めるボウリング・レーンに対して前後方向に移動
    できるピンデッキと、このデッキに担持させてあってそ
    れと一緒に移動できる複数のピン位置決めセルであり、
    各々が前記ピン位置の対応する位置にあり、ピン装填位
    置とピン位置決め位置との間でデッキに相対的に移動で
    きるピン位置決めセルと、これらピン位置決めセルの各
    々と組み合わせてあり、そのピン位置決めセルが前記ピ
    ン装填位置から前記ピン位置決め位置へ移動するときに
    ピンを保持するグリッパと、各ピン位置決めセルと組み
    合わせてあってピンがそこに装填されているかどうかを
    知らせる信号発生手段と、各ピン位置決めセルにピンを
    分配するディストリビュータ手段と、前記信号発生手段
    を読んでピンが前記ピン位置決めセルのうちの少なくと
    もいくつかの所定ピン位置決めセル内に装填されている
    かどうかを決定する読み取り手段と、この読み取り手段
    に応答して、それがピンの不装填を判断している場合に
    は前記ピン位置決めセルのうちの前記少なくともいくつ
    かの所定ピン位置決めセルにピンを装填するように前記
    ディストリビュータ手段を作動させる手段との組み合わ
    せからなることを特徴とするピンセッタ。
  18. 【請求項18】 請求項17のピンセッタにおいて、ピ
    ン位置決めサイクルまたはピン検知サイクルを実行した
    ときにそのサイクルの終結またはその付近で前記読み取
    り手段が作動することを特徴とするピンセッタ。
  19. 【請求項19】 請求項18のピンセッタにおいて、前
    記サイクルがボウリング・フレーム内に転がる第1ボー
    ルに追従し、前記読み取り手段が前記ピン位置決めセル
    のすべてを読むことを特徴とするピンセッタ。
  20. 【請求項20】 請求項17のピンセッタにおいて、前
    記ディストリビュータ手段が所定の順序で前記ピン位置
    決めセルにピンを分配するようになっており、前記ピン
    位置決めセルのいくつかが前記順序の中で先にあり、残
    りのピン位置決めセルが前記順序の中で後にあり、前記
    ピン位置決めセルのうち前記少なくともいくつかの所定
    ピン位置決めセルが前記残りのピン位置決めセルである
    ことを特徴とするピンセッタ。
  21. 【請求項21】 ボウリング・ゲームで用いる自動ピン
    セッタであって、ボウリング・レーンに対して前後方向
    に移動してそこにピンをセットできるデッキと、複数の
    ピン位置の各々に1つずつ設けてあり、ピン位置決め位
    置とピン装填位置との間で動けるように前記デッキ上に
    可動装着してある複数のピン位置決めセルと、第1、第
    2のピン移送装置を包含し、前記第1ピン移送装置が前
    記ピン位置決めセルのうちのいくつかに作用し、前記第
    2ピン移送装置が前記ピン位置決めセルの残りのものに
    作用し、各ピン移送装置がそれに対応した前記ピン位置
    決めセルのすべてが装填された後にピンを給送できるピ
    ン・オーバーフローを有するピン・ディストリビュータ
    と、このディストリビュータに通じており、進入してく
    るピンを前記第1、第2のピン移送装置のいずれかにそ
    らせるそらせ器を包含するピン入力部と、前記そらせ器
    を作動させ、各ピン移送装置の作用する前記ピン位置決
    めセルの数に比例して前記ピン移送装置の各々へ退出す
    るピンをそらせる手段と、各ピン位置決めセル毎に設け
    てあり、対応するピン位置にある直立ピンを検知する第
    1センサと、各ピン位置決めセル毎に設けてあり、そこ
    に装填されたピンの存在を検知する第2センサと、この
    第2センサを読み取ってピンが前記ピン位置決めセルの
    うちの少なくとも所定のものに装填されているかどうか
    を決定する読み取り手段と、前記ディストリビュータに
    応答し、前記読み取り手段がピンが装填されていないこ
    とを決定している場合に前記ピン位置決めセルのうちの
    前記少なくともいくつかの所定のピン位置決めセルにピ
    ンを装填する手段と、前記読み取り手段に応答して、前
    記ピン位置決めセルが装填済みの場合に前記ディストリ
    ビュータの動作を停止させ、前記オーバーフローへのピ
    ンの移動を最小限に抑えるかあるいは阻止する手段とを
    包含することを特徴とする自動ピンセッタ。
JP6090753A 1993-06-21 1994-04-06 ピン・オーバーフローを最小限に抑えた自動ピンセッタ Pending JPH078597A (ja)

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US08/080,290 1993-06-21
US08/080,290 US5372551A (en) 1993-06-21 1993-06-21 Energy conserving pinsetter with minimized pin overflow

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