JPH0785899A - 積層型電池 - Google Patents

積層型電池

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JPH0785899A
JPH0785899A JP23315693A JP23315693A JPH0785899A JP H0785899 A JPH0785899 A JP H0785899A JP 23315693 A JP23315693 A JP 23315693A JP 23315693 A JP23315693 A JP 23315693A JP H0785899 A JPH0785899 A JP H0785899A
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JP
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terminal
air
cell
electrode
battery
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JP23315693A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Kajio
克宏 梶尾
Koji Nishida
宏二 西田
Kazushi Nomura
一志 野村
Yasuo Kuwabara
保雄 桑原
Koji Ito
浩二 伊藤
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】隣設するセル1間の電気的接触性を安定させる
のに有利な積層型金属空気電池を提供すること。 【構成】この積層型電池では、電解液を介して互いに対
面する空気極11及びアルミニウム電極20とを備えた
セル1を積層してセル積層体25が形成されている。第
1端子40は各セル1の空気極11に導通する。第2端
子50は、各セル1のアルミニウム電極20に導通する
と共に、隣設するセルの第1端子40と導通する。第1
端子40は、複数個並設されたバネ性を有する分割端子
板42を備えている。各分割端子板4は独立して第2端
子50の平坦端子面51に圧接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電池セルを積層した積層
型電池に関する。この電池は電気自動車用駆動電源に適
用できる。
【0002】
【従来の技術】積層型電池の従来技術を金属空気電池を
例にとって説明する。金属空気電池は、空気中の酸素を
活物質として用いるものであり、空気極での酸素の還元
と金属極での電子放出を伴う金属の溶解とを組合わせて
発電を行う電池であり、アルミニウム空気電池、亜鉛空
気電池等がある。
【0003】図9はアルミニウム空気電池の原理図を示
す。この電池では、空気極100及びアルミニウム極2
00が電解液300に接触している。この電池では空気
極100で下記の(1)の反応が生じ、アルミニウム極
200で(2)の反応が生じるとされ、かかる反応によ
り電気的エネルギが取り出される。なお反応生成物とし
てAl(OH)3 が生じるとされている。 (1)3/402 +3/2H2 +3e- →3OH- (2)Al+3OH- →Al(OH)3 +3e- この様なアルミニウム空気電池では、セルを多数積層し
て直列に接続し、大電流が得られる様にした積層型電池
が開発されている(米国特許5049457、4828
939、特開平2−295072号公報)。
【0004】ここで米国特許4828939では、隣設
するセルを直列に電気接続するに際して、アルミニウム
電極と空気極との間に導電材料製の板状のバネを介在さ
せ、そのバネをアルミニウム電極に直接圧接させ、バネ
を利用してアルミニウム電極と空気極とを電気的に接続
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電池の
使用につれて、アノードであるアルミニウム電極は消費
されてその厚みが薄くなる。そのため、アルミニウム電
極の厚みの薄肉化につれてバネのバネ力が低下し、アル
ミニウム電極とバネとの間における電気的接触性が安定
しない問題がある。この場合接触抵抗の変動ひいては出
力電圧の低下を招来する。
【0006】本発明は上記した実情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、隣設するセルの端子同士の電気的
接触性を安定させ、これにより接触抵抗の変動、出力電
圧の変動を抑えるのに有利な積層型電池を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は大電流化した
積層型電池の各セル間における電気的接触性について鋭
意開発を進めた。端子が板状である場合、その端子が相
手側端子に外観上『面接触』していても、微視的にみれ
ばその接触点は数点であることがあり、基本的には3点
の微小突起が接触するとされている。そのため一枚の端
子板の面積をかなり大きくし外観上大きな面積で『面接
触』させても、大電流の導通には必ずしも適切でないこ
とに着目した。そして、一枚の端子板を複数に分割した
分割端子板をそれぞれ独立して相手側端子に接触させる
様にすれば、総計接触点の増加が期待でき、結果とし
て、接触抵抗が低減できると共に一つの接触点に流れる
電流値を低減できることに着目し、本発明を開発した。
【0008】即ち、本発明の積層型電池は、電解質を介
して互いに対面する第1電極及び第2電極とを備えたセ
ルを2個以上積層したセル積層体と、セル積層体の各セ
ルの第1電極に導通する第1端子と、セル積層体の各セ
ルの第2電極に導通すると共に隣設するセルの第1端子
と接触する第2端子とで構成され、各セルの第1端子及
び第2端子の一方は平坦端子面を備え、各セルの第1端
子及び第2端子の他方は、2個以上並設され且つ平坦端
子面に圧接するバネ性を有する分割端子板からなる端子
板群を備えていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】端子板群を構成する分割端子板のそれぞれは独
立して、相手側の端子の平坦端子面に接触するので、総
計接触点の数が増加する。
【0010】
【実施例】以下、積層型金属空気電池を例にとって本発
明の実施例を説明する。 (実施例の構成)この積層型金属空気電池で用いる1個
のセルの主要部の斜視図を図1に示す。図1に示す様に
セル1を構成する盤状の樹脂体2には、電解液(KOH
液)が収納される液室3が形成されている。液室3の底
壁部は電極載置部4とされ、電極載置部4はセル1の厚
み方向つまり矢印X1方向に向かうにつれて下降傾斜し
ている。液室3の上部には、液室3に連通する薄形の電
極挿入口5が形成されている。
【0011】樹脂体2には、導電材料からなる枠状のカ
ソード集電フレーム10が保持されている。カソード集
電フレーム10は上部10aと下部10bを備えてい
る。カソード集電フレーム10にはカソードとなる第1
電極としての板状の空気極11が接続されている。空気
極11は樹脂体2と共に液室3を区画する。空気極11
は金属網と触媒層と多孔性のフッ素樹脂からなる撥水膜
とを備えており、撥水性により液非透過性を有し、多孔
性により酸素透過性を有する様にされている。
【0012】更に樹脂体2には導電材料からなる枠状の
アノード集電フレーム14が配置されている。アノード
集電フレーム14は上部14aと下部14bを備えてい
る。アノード集電フレーム14には、縦方向にのびる適
数本の集電ワイヤ15が橋架状態に固定されている。図
1に示す様に樹脂体2にはステンレス鋼製の背押しバネ
17が液室3に対面して配置されている。背押しバネ1
7には切り起こし片状のバネ突起板17aが複数個形成
されている。バネ突起板17aは下方に向かうにつれて
矢印X1方向に向かう様に傾斜している。
【0013】アノードとなる第2電極としての板状のア
ルミニウム電極20は電極挿入口5からセル1の高さ方
向にそってつまり矢印Y1方向に挿入される。挿入され
ると、背押しバネ17のバネ突起片17aのバネ力によ
りアルミニウム電極20は矢印X1方向に付勢され、液
室3の電極載置部4にそって矢印X1方向に自動的に移
行され、集電ワイヤ15に当接する。この様に背押しバ
ネ17によりアルミニウム電極20が電極載置部4にそ
って移行する際に、アルミニウム電極20の下端が電極
載置部4を擦るので、電極載置部4に付着している反応
生成物を除去するのに有利である。なお本例ではアルミ
ニウム電極20は、液室3に通常二枚挿入されている。
【0014】図1に示す様に、この電極載置部4には排
液溝21がセル1の幅方向つまり矢印Z1方向にそって
所定間隔で多数個形成されている。排液溝21は、アル
ミニウム電極20の背面20i側の空間3hに進入した
電解液を空間3hから排出するためのものである。従っ
て排液溝21の溝底面21kは下降傾斜している。カソ
ードとなる空気極11とアノードとなるアルミニウム電
極20との間にはシート状をなす樹脂製のセパレータ2
3が配置されている。セパレータ23は、空気極11と
アルミニウム電極20との短絡を回避しつつ、電池のエ
ネルギ密度を高めるためアノードとカソードとをできる
だけ接近させるものであり、含液性をもちイオン伝導性
を有する。
【0015】本実施例では、図2に示す様に、この様な
セル1をその厚み方向につまり矢印X1方向に積層して
セル積層体25を構成する。この例では図2に示す様に
3個のセル1(1a、1b、1c)を積層している。セ
ル1の積層個数は用途に応じて適宜選択できるものであ
る。セル積層体25において空気極11の側方は、空気
極11に活物質としての酸素を供給する空気室26とさ
れている。図示はしないが樹脂体2には外部と連通する
空気供給口が形成されており、図略のファンにより送風
された空気は、フィルタを通過し空気供給口を介して空
気室26に供給される。
【0016】図2に示す様にセル積層体25の積層方向
の一方の端側には、プラス極となる第1電気取り出し部
30を有する第1端板31が取付けられている。セル積
層体25の積層方向の他方の端側には、マイナス極とな
る第2電気取り出し部35を有する第2端板32が取付
けられている。なお第1端板31及び第2端板32は樹
脂製である。
【0017】さて図3は図1のW−W線に沿う方向の断
面を示す。図1のW−W線はセル1の矢印Z1方向にお
ける端側を縦方向にそって切るものである。図3に示す
様にセル1を構成する樹脂体2のうち液室3の上部に位
置して、導電材料(銅合金、リン青銅等)からなる第1
端子40及び第2端子50が設けられている。第1端子
40はカソード集電フレーム10に固定されており、カ
ソード集電フレーム10を介して空気極11と導通す
る。第2端子50はアノード集電フレーム14、集電ワ
イヤ15を介してアルミニウム電極20と導通する。
【0018】図5に第1端子40を示す。図5に示す様
に、第1端子40は、基板41と、基板41に並設され
た多数個の分割端子板42からなる端子板群43とを備
えている。各分割端子板42は『くの字』形状に曲成さ
れており、屈曲部42aを介して方向が異なる第1小板
部42bと第2小板部42cとを備えている。基板41
はカソード集電フレーム10にスポット溶接で結合され
ている。図4に示す様に第1端子40はカソード集電フ
レーム10と共に樹脂体2の取付孔2kに配置されてい
る。
【0019】図6に第2端子50を示す。図6に示す様
に、第2端子50は、平坦端子面51を有するフランジ
状の平盤52と、平盤52と一体的な円柱部53と、円
柱部53に突設されたかしめ片54と、円柱部53の外
周面に形成されたリング状のリング溝55とを備えてい
る。そして図4から理解できる様に、アノード集電フレ
ーム14の板部14cの孔と第2端子50のかしめ片5
4とを嵌合した状態で、かしめ片54を径外側に折り曲
げてかしめ、第2端子50とアノード集電フレーム14
とを接続している。この様な第2端子50は、リング溝
55にシールリング56を装着した状態で、樹脂体2の
取付孔2fに挿入されている。
【0020】図4に示す様にセル積層体25において
は、一方のセル1aの第2端子50の平坦端子面51に
セル1bの第1端子40の分割端子板42の屈曲部42
aが接触し、電気的な導通が得られる。このとき分割端
子板42はバネ力を有するので、バネ力でもって分割端
子板42の屈曲部42aが平坦端子面51に圧接し、か
つ第2小板部42cの先端42eがカソード集電フレー
ム10に圧接する。このとき図4から理解できる様に、
第1端子40の分割端子板42のバネ力で押圧された第
2端子50の平盤52は樹脂体2の取付孔2fの規制面
2nに当接して位置規制される。ここで、かしめ処理に
おいてかしめ片54の張り出し突出量t(図4参照)が
変動するおそれがある。この点本実施例では、かしめ片
54の突出量の変動を許容する空間2sを確保しても、
第2端子50の矢印X1方向におけるがた、変位は抑止
される。この意味でも第1端子40と第2端子50との
良好な電気的接触が期待できる。
【0021】図3に示す様に、一方の端側のセル1aの
第1端子40の屈曲部42aは第1電気取り出し部30
のフランジ部30iに圧接し、他方の端側のセル1cの
第2端子50の平坦端子面51に端子32rが圧接す
る。なお端子32rは第2電気取り出し部35のフラン
ジ部35iに固定されており、第1端子40と同様な構
成とされている。
【0022】図7はセル積層体25における導電経路を
模式的に示す。図7に示す様に空気極11とアルミニウ
ム電極20との間は電解液中におけるイオン伝導であ
り、セル1a、1b、1cは第1端子40及び第2端子
50を介して直列に電気接続されているのが理解でき
る。更に本実施例では図2に示す様にセル積層体25の
下部には樹脂ブロック60が配置されている。図8に示
す様に樹脂ブロック60には、液入口61、液供給口6
2が形成され、電解液は液供給口62、液入口61を介
して各セル1の液室3に供給される。更に樹脂ブロック
60には、液出口64、液吐出口65が形成され、液室
3に収納されている電解液は液出口64、液吐出口65
を介して外部に吐出される。また図8に示す様に樹脂ブ
ロック60には、空気出口67、空気排出口68が形成
され、空気室26の空気は空気出口67、空気排出口6
8を介して外部に排出される。各空気出口67には下降
傾斜するV形状の案内壁面69が形成されている。V形
状の案内壁面69の底部69mは空気排出口68に連通
している。
【0023】さて使用の際には液室3に電解液を供給し
た状態で、電極挿入口5から各セル1につきアルミニウ
ム電極20を2枚づつ挿入する。この状態でファンによ
り空気室26に空気を供給する。この電池では、空気極
11では既述の(1)の反応が生じ、アルミニウム電極
20では既述の(2)の反応が生じるとされ、これによ
り電気取り出し部30、35から電気的エネルギが取り
出される。アルミニウム電極20のうち、空気極11に
対面する反応面20fが主として消耗する。消耗に伴い
アルミニウム電極20の厚みが薄くなったら、電極挿入
口5からアルミニウム電極20を補充する。
【0024】本実施例の積層型電池は、使用の際に液室
3の電解液が図略のポンプにより循環する方式とされて
いる。即ち図7から理解できる様に各セル1から排出さ
れた電解液は液通路70を介して電解液タンク71に戻
され、図7に示す液通路72を経て図8に示す液供給口
62に送られ、これにより各セル1の液室3に送給され
る。循環の際に反応生成物は取り除かれる。また空気室
26の空気は図8に示す空気出口67、空気排出口68
を経て、図7に破線で示す空気通路80を経てノックア
ウトタンク82、凝縮器83に送られ、空気中に含まれ
ていた水滴は取り除かれる。
【0025】(実施例の効果)以上説明した様に本実施
例では、第1端子40の多数の分割端子板42がそれぞ
れ独立して第2端子50の平坦端子面51に接触するの
で、分割端子板42の総面積を有する幅広な1枚の端子
板を平坦端子面51に接触させた場合に比較して、総計
接触点の増加が期待でき、第1端子40と第2端子50
との間における電気的接触性が向上すると共に安定す
る。従って本実施例では、第1端子40と第2端子50
との接触抵抗を低減させ得、接触抵抗の増加に起因する
出力電圧の低下を回避できる。よって本実施例の様にセ
ル1を積層して多数のセル1を直列に配置し大電流を得
る電池に採用するのに適する。
【0026】更に本実施例では図4から理解できる様に
各分割端子板42が『くの字』形状のため、屈曲部42
aが平坦端子面51に圧接するに際して、分割端子板4
2の第1小板部42bのバネ力及び第2小板部42cの
バネ力の双方が機能するので、バネ力は高くなり、分割
端子板42の屈曲部42aが平坦端子面51に圧接する
度合は大きくなり、電気的接触の安定化に一層有利であ
る。
【0027】加えて本実施例では、導通経路を構成する
第1端子40及び第2端子50はセル1の液室3の上部
に設けられており、従ってアルミニウム電極20の消耗
に関係なく、第1端子40と第2端子50との導通がな
される。よって電気的接触性の安定化に一層有利であ
る。また電池の不使用時にはアルミニウム電極20の消
耗を防止すべく液室3の電解液を排出するものである。
このとき液室3に電解液が残留すると、残留した電解液
によりアルミニウム電極20の溶解、消耗が進行する。
この点本実施例では液室3の底壁部を形成する電極載置
部4には排液溝21が形成されており、アルミニウム電
極20の背面20i側の空間3hに進入した電解液であ
っても、この排液溝21を介して自然落下により排出で
き、更に液出口64、液吐出口65を介して外部に排出
することができ、電解液の残留が阻止される。よって、
電池不使用時において残留した電解液によりアルミニウ
ム電極20が消費することを抑止できる。この際、空間
3h内の反応生成物も排液溝21を介して、液出口6
4、液吐出口65に排出される。
【0028】また電池使用の際の発熱に起因して、空気
極11のうち空気室26側の表面で水滴が生成されるこ
とがある。また使用期間が長期にわたれば材質劣化等が
生じるので、空気極11の空気室26側に電解液が滲み
出る可能性が全くないとはいえない。水滴や電解液が空
気室26の下部26aに溜まると、隣設するセル1の空
気極11同士が短絡するおそれがある。この場合セル1
の直列接続の面で不利である。この点本実施例では水
滴、滲み出た電解液が空気室26の下部26aに到達し
た場合であっても、その水滴、電解液は空気出口67、
案内壁面69により案内されて空気排出口68に到達す
るので、その水滴、電解液が空気室26の下部26aに
溜まることは回避され、よって空気極11同士の短絡は
回避される。
【0029】水滴、滲み出た電解液は空気と共に空気排
出口68を経て、図7に示す空気通路80、ノックアウ
トタンク82、凝縮器83、電解液タンク71に送給さ
れるので、水滴は除去され、電解液も電解液タンク71
に戻されるので、電解液の無駄な消費を抑止できる。 (他の例)なおセル1を積層する個数は適宜選択でき、
用途によっては数十個、数百個積層することもできる。
上記した実施例ではアルミニウム空気電池について説明
したが、アルミニウムに代えて鉄、亜鉛を用いた積層型
の電池にも適用できる。また、酸素水素燃料電池、バイ
ポーラ型積層型電池にも適用できるものである。
【0030】
【発明の効果】本発明の積層型電池によれば、第1端子
の分割端子板がそれぞれ独立して第2端子の平坦端子面
に接触するので、総計接触点の増加が期待でき、電気的
接触性が向上すると共に安定する。これにより第1端子
と第2端子との間における接触抵抗を低下させ得、接触
抵抗の増加に起因する出力電圧の低下を回避できる。
【0031】加えて積層型金属空気電池に適用した場合
には、導通経路を構成する第1端子及び第2端子の導通
は、既述した従来とは異なりアルミニウム電極等の電極
の消耗に関係なく得られるので電気的接触性の安定化に
有利である。よってセルを積層して多数のセルを直列に
配置し大電流を得る電池に採用するのに適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】セルの斜視図である。
【図2】セル積層体を備えた積層型電池の断面図であ
る。
【図3】積層型電池の導電経路を示す拡大断面図であ
る。
【図4】第1端子及び第2端子の接続構造を示す拡大断
面図である。
【図5】第1端子の斜視図である。
【図6】第2端子の斜視図である。
【図7】導電経路及び電解液タンク付近を模式的に示す
構成図である。
【図8】樹脂ブロックの斜視図である。
【図9】アルミニウム空気電池の原理図である。
【符号の説明】
図中、1(1a、1b、1c)はセル、2は樹脂体、3
は液室、4は電極載置部、11は空気極、20はアルミ
ニウム電極、25はセル積層体、40は第1端子、42
は分割端子板、42aは屈曲部、50は第2端子、51
は平坦端子面を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 保雄 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 伊藤 浩二 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解質を介して互いに対面する第1電極及
    び第2電極とを備えたセルを2個以上積層したセル積層
    体と、 該セル積層体の各セルの該第1電極に導通する第1端子
    と、 該セル積層体の各セルの該第2電極に導通すると共に隣
    設するセルの該第1端子と接触する第2端子とで構成さ
    れ、 各該セルの第1端子及び第2端子の一方は平坦端子面を
    備え、 各該セルの第1端子及び第2端子の他方は、2個以上並
    設され且つ該平坦端子面に圧接するバネ性を有する分割
    端子板からなる端子板群を備えていることを特徴とする
    積層型電池。
JP23315693A 1993-09-20 1993-09-20 積層型電池 Pending JPH0785899A (ja)

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Cited By (4)

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