JPH0785883A - 異常検出装置および異常時制御装置 - Google Patents

異常検出装置および異常時制御装置

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JPH0785883A
JPH0785883A JP5250078A JP25007893A JPH0785883A JP H0785883 A JPH0785883 A JP H0785883A JP 5250078 A JP5250078 A JP 5250078A JP 25007893 A JP25007893 A JP 25007893A JP H0785883 A JPH0785883 A JP H0785883A
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hydrogen
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JP5250078A
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Nobuo Fujita
信雄 藤田
Masayoshi Miura
正芳 三浦
Hideto Kubo
秀人 久保
Hiroyuki Mitsui
宏之 三井
Akihiko Asano
明彦 浅野
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Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Toyota Motor Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水素吸蔵合金を用いたシステムの異常を検出
し、システムの運転を停止する。 【構成】 熱交換器14から熱を奪ってMHタンク10
の水素吸蔵合金から水素を放出し、この水素をMHタン
ク30の水素吸蔵合金で吸蔵することにより熱交換器3
4へ熱を供給するヒートポンプ1において、MHタンク
内の水素圧と温度とが、ファント・ホッフの近似直線式
から所定の範囲にないとき、圧力計や温度計またはMH
タンクに異常があると判断して運転を停止する。また、
MHタンク10から取り出した水素の流量とMHタンク
30に受け入れた水素の流量とが式Y=Xの直線から所
定の範囲にないとき、流量計やヒートポンプ1に異常が
あると判断して運転を停止する。この結果、運転効率の
低い状態でのヒートポンプ1の運転を防止し、エネルギ
資源を有効に利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異常検出装置および異
常時制御装置に関し、詳しくは水素吸蔵合金を収納した
水素吸蔵合金槽を用いたシステムにおける異常を検出す
る異常検出装置および異常検出装置により異常を検出し
たときに所定の処理をする異常時制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水素吸蔵合金は、比較的低圧力で
高密度に水素を吸蔵する性質に着目し、水素貯蔵装置や
水素輸送容器などとして用いられている。また、水素吸
蔵合金は、水素を吸蔵する際の発熱反応と水素を放出す
る際の吸熱反応を利用した蓄熱装置やヒートポンプ(例
えば、特開昭63−108168)、温度によって水素
吸蔵合金の水素平衡圧力が異なる性質を利用したケミカ
ル・コンプレッサーやケミカル・エンジン等の動力シス
テム、水素を選択的に吸蔵する性質に着目した水素の分
離・精製システムなどにも広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの水素吸蔵合金
を用いた装置では、水素吸蔵合金と水素との状態を把握
し、この状態に基づいて装置を制御することが装置の運
転の際に望まれる。しかしながら、水素吸蔵合金と水素
との状態を検出する計測機器の長年の使用による誤差や
故障などにより正しく計測されず、適正な運転制御がな
されない場合には、装置の運転効率を低下させ、エネル
ギ損失を招き、エネルギ資源の高効率利用に反するとい
う問題が生じる。
【0004】本発明の異常検出装置および異常時制御装
置は、こうした問題を解決し、計測機器の故障等による
装置の運転性能の低下を防止し、エネルギ資源の高効率
利用することを目的としてなされ、次の構成を採った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の異常検出
装置は、図1(a)に例示するように、水素吸蔵合金を
収納した水素吸蔵合金槽MH1と、水素を消費または吸
蔵する水素消費機関NH1と、前記水素吸蔵合金槽MH
1から取り出した水素を前記水素消費機関NH1へ供給
する供給装置とを備えたシステムにおける異常を検出す
る異常検出装置であって、前記水素吸蔵合金槽MH1か
ら取り出した水素量を検出する取出量検出手段M1と、
前記水素消費機関NH1に受け入れた水素量を検出する
受入量検出手段M2と、前記取出量検出手段M1により
検出された水素量と前記受入量検出手段M2により検出
された水素量との差が所定の値よりも大きいとき、異常
と判定する異常判定手段M3とを備えたことを要旨とす
る。
【0006】本発明の第2の異常検出装置は、図1
(b)に例示するように、水素吸蔵合金を収納した水素
吸蔵合金槽MH2と、水素を消費または吸蔵する水素消
費機関NH2と、前記水素吸蔵合金槽MH2から取り出
した水素を前記水素消費機関NH2へ供給する供給装置
とを備えたシステムにおける異常を検出する異常検出装
置であって、前記水素吸蔵合金槽MH2から取り出した
水素量を検出する取出量検出手段N1と、前記水素消費
機関NH2により消費または吸蔵された水素量を検出す
る消費量検出手段N2と、前記水素消費機関NH2によ
り消費または吸蔵されずに放出された水素量を検出する
放出量検出手段N3と、前記消費量検出手段N2により
検出された水素量と前記放出量検出手段N3により検出
された水素量との和と、前記取出量検出手段N1により
検出された水素量との差が所定の値より大きいとき、異
常と判定する異常判定手段N4とを備えたことを要旨と
する。
【0007】本発明の第3の異常検出装置は、図1
(c)に例示するように、水素吸蔵合金を収納した少な
くとも二以上の水素吸蔵合金槽MH3,MH4と、該水
素吸蔵合金槽間を連絡し、該水素吸蔵合金槽間の水素の
移動を行なう水素移動装置とを備えたシステムにおける
異常を検出する異常検出装置であって、前記水素吸蔵合
金槽の各槽の水素吸蔵合金に単位重量の水素を吸蔵させ
た際に生じる反応熱量の関係を予め記憶する記憶手段L
1と、前記水素吸蔵合金槽のうち水素を取り出した槽M
H3の水素吸蔵合金が水素を放出する際の反応熱量を検
出する放出熱量検出手段L2と、前記水素吸蔵合金槽の
うち水素を受け入れた槽MH4の水素吸蔵合金が水素を
吸蔵する際の反応熱量を検出する吸蔵熱量検出手段L3
と、前記放出熱量検出手段L2により検出された熱量と
前記吸蔵熱量検出手段L3により検出された熱量とが前
記記憶手段L1により記憶された関係から逸脱したと
き、異常と判定する異常判定手段L4とを備えたことを
要旨とする。
【0008】本発明の第4の異常検出装置は、図2
(a)に例示するように、水素吸蔵合金を収納した水素
吸蔵合金槽MH5の異常を検出する異常検出装置であっ
て、前記水素吸蔵合金槽MH5に受け入れた水素量を検
出する水素量検出手段R1と、該検出された水素量の総
和が、前記水素吸蔵合金槽MH5に収納された水素吸蔵
合金の量に基づいて算出される吸蔵され得る総水素量よ
り大きいとき、異常と判定する異常判定手段R2とを備
えたことを要旨とする。
【0009】本発明の第5の異常検出装置は、図2
(b)に例示するように、水素吸蔵合金を収納した水素
吸蔵合金槽MH6の異常を検出する異常検出装置であっ
て、該水素吸蔵合金槽MH6内の圧力と温度との関係を
予め記憶する関係記憶手段U1と、前記水素吸蔵合金槽
MH6内の圧力を検出する圧力検出手段U2と、前記水
素吸蔵合金槽MH6内の温度を検出する温度検出手段U
3と、前記圧力検出手段U2により検出された圧力と前
記温度検出手段U3により検出された温度とが、前記関
係記憶手段U1により記憶された関係から逸脱したと
き、異常と判定する異常判定手段U4とを備えたことを
要旨とする。
【0010】本発明の異常時制御装置は、前記第1ない
し第5いずれか記載の異常検出装置と、該異常検出装置
により異常が検出されたとき、所定の処理を行なう異常
時対処手段とを備えたことを要旨とする。
【0011】ここで、前記異常時制御装置において、異
常時対処手段は、警報を出力する構成とすることもでき
る。また、前記異常時制御装置において、異常時対処手
段は、前記水素吸蔵合金槽からの水素の取り出しまたは
前記水素吸蔵合金槽の水素の受け入れを遮断して前記水
素吸蔵合金槽の運転を停止する構成とすることもでき
る。
【0012】
【作用】以上のように構成された本発明の第1の異常検
出装置は、取出量検出手段M1が水素吸蔵合金槽MH1
から取り出した水素量を検出し、受入量検出手段M2が
水素消費機関NH1に受け入れた水素量を検出する。異
常判定手段M3は、取出量検出手段M1により検出され
た水素量と受入量検出手段M2により検出された水素量
との差が所定の値よりも大きいとき、異常と判定する。
ここで、「差」とは、一方から他方を減じたときの正符
号の値または一方から他方を減じ絶対値をとったときの
値をいう。以下についても同様である。
【0013】本発明の第2の異常検出装置は、取出量検
出手段N1が水素吸蔵合金槽MH2から取り出した水素
量を検出し、消費量検出手段N2が水素消費機関NH2
により消費または吸蔵された水素量を検出し、放出量検
出手段N3が水素消費機関NH2により消費または吸蔵
されずに放出された水素量を検出する。異常判定手段N
4は、消費量検出手段N2により検出された水素量と放
出量検出手段N3により検出された水素量との和と、取
出量検出手段N1により検出された水素量との差が所定
の値より大きいとき、異常と判定する。
【0014】本発明の第3の異常検出装置は、記憶手段
L1が水素吸蔵合金槽の各槽の水素吸蔵合金に単位重量
の水素を吸蔵させた際に生じる反応熱量の関係を予め記
憶する。放出熱量検出手段L2は水素吸蔵合金槽のうち
水素を取り出した槽MH3の水素吸蔵合金が水素を放出
する際の反応熱量を検出し、吸蔵熱量検出手段L3は水
素吸蔵合金槽のうち水素を受け入れた槽MH4の水素吸
蔵合金が水素を吸蔵する際の反応熱量を検出する。異常
判定手段L4は、放出熱量検出手段L2により検出され
た熱量と吸蔵熱量検出手段L3により検出された熱量と
が記憶手段L1により記憶された関係から逸脱したと
き、異常と判定する。
【0015】本発明の第4の異常検出装置は、異常判定
手段R2が、水素量検出手段R1により検出された水素
吸蔵合金槽MH5に受け入れた水素量の総和が水素吸蔵
合金槽MH5に収納された水素吸蔵合金の量に基づいて
算出される吸蔵され得る総水素量より大きいとき、異常
と判定する。
【0016】本発明の第5の異常検出装置は、関係記憶
手段U1が、水素吸蔵合金槽MH6内の圧力と温度との
関係を予め記憶する。圧力検出手段U2は水素吸蔵合金
槽MH6内の圧力を検出し、温度検出手段U3は水素吸
蔵合金槽MH6内の温度を検出する。異常判定手段U4
は、圧力検出手段U2により検出された圧力と温度検出
手段U3により検出された温度とが、関係記憶手段U1
により記憶された関係から逸脱したとき、異常と判定す
る。
【0017】本発明の異常時制御装置は、前記第1ない
し第5いずれか記載の異常検出装置により異常が検出さ
れたとき、異常時対処手段が所定の処理を行なう。ここ
で、所定の処理には、警報を出力する処理や水素吸蔵合
金槽からの水素の取り出しまたは水素吸蔵合金槽の水素
の受け入れを遮断して水素吸蔵合金槽の運転を停止する
処理等がある。
【0018】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。図3は、本発明の一実施例である異常検出装置
と異常時対処装置とを兼ね備えたシステム制御装置を2
槽の水素吸蔵合金槽によるヒートポンプ1に適用した場
合の概略を示すブロック図である。
【0019】ヒートポンプ1は、水素吸蔵合金を充填し
た2個の水素吸蔵合金タンク(MHタンク)10および
30と、各MHタンクを接続するパイプ50と、パイプ
50の中間に設置されたコンプレッサ60と、コンプレ
ッサ60の方向を切り換えるバルブ26,28,46お
よび48と、各機器の運転を制御する制御装置70とか
ら構成されている。
【0020】MHタンク10は、熱媒体回路12を介し
て熱交換器14に接続されている。熱媒体回路12は、
タンク内の熱の出入りを媒介する熱媒体、例えばブライ
ン(不凍液)を内封したものであり、熱交換器14は、
図示しない他の機関とMHタンク10との熱を交換する
ものである。MHタンク10に充填された水素吸蔵合金
は、MHタンク10内の圧力または温度を変化させるこ
とにより、水素を吸蔵または放出する。一般的に、水素
吸蔵合金が水素を吸蔵する反応は発熱反応であり、水素
を放出する反応は吸熱反応である。本実施例のMHタン
ク10に充填された水素吸蔵合金もこの反応を示す。し
たがって、MHタンク10から水素を吸引し、MHタン
ク10内の圧力を下げて水素吸蔵合金から水素を放出さ
せることにより、熱媒体回路12から熱を奪って熱交換
器14を冷却する。逆にMHタンク10へ水素を圧送
し、MHタンク10内の圧力を上げて水素吸蔵合金に水
素を吸蔵させることにより、熱媒体回路12へ熱を放出
して熱交換器14を加熱する。
【0021】MHタンク10には、タンク内の水素圧P
1を検出する圧力計16と、タンク内の温度T1を検出
する温度計18とが設置されている。MHタンク10と
パイプ50との接続部には、アクチュエータ22により
駆動されMHタンクへの水素の出入りを制御するバルブ
20と、水素の流量を検出する流量計24とが設置され
ている。これらの各計測機器およびアクチュエータは制
御装置70に接続されている。
【0022】MHタンク30もMHタンク10と同様
に、タンク内の熱の出入りを媒介する熱媒体を内封した
熱媒体回路32を介して熱交換器34に接続されてい
る。MHタンク30に充填された水素吸蔵合金は、MH
タンク10に充填された水素吸蔵合金と同一である。し
たがって、上述したMHタンク10の動作と同様に、M
Hタンク30から水素を吸引することにより熱交換器3
4を冷却し、MHタンク30へ水素を圧送することこと
により熱交換器34を加熱する。
【0023】MHタンク30にもMHタンク10と同様
に、タンク内の水素圧P2を検出する圧力計36と、タ
ンク内の温度T2を検出する温度計38とが設置されて
おり、MHタンク30とパイプ50との接続部には、ア
クチュエータ42により駆動するバルブ40と、水素の
流量を検出する流量計44とが設置されている。これら
の各計測機器およびアクチュエータも制御装置70に接
続されている。
【0024】コンプレッサ60は、バルブ26,48を
開き、バルブ28,46を閉じることにより、MHタン
ク10から水素を吸引してMHタンク30へ圧送する。
逆にバルブ28,46を開き、バルブ26,48を閉じ
ることにより、MHタンク30から水素を吸引してMH
タンク10へ圧送する。また、コンプレッサ60の図示
しない運転スイッチは、制御装置70に接続されてお
り、コンプレッサ60は、制御装置70により運転制御
される。
【0025】制御装置70は、図4に示すようにマイク
ロコンピュータを中心とする論理回路として構成され、
詳しくは、予め設定された制御プログラムに従ってヒー
トポンプ1を制御するための各種演算処理を実行するC
PU70a、CPU70aで各種演算処理を実行するの
に必要な制御プログラムや制御データ等が予め格納され
たROM70b、同じくCPU70aで各種演算処理を
実行するのに必要な各種データが一時的に読み書きされ
るRAM70c、上記各計測機器からの検出信号を入力
するA/Dコンバータ70d、CPU70aでの演算結
果に応じてコンプレッサ60,アクチュエータ22およ
び42等に駆動信号を出力する出力処理回路70eを備
えている。また、制御装置70は、電源回路70fを備
え、各部に必要な電圧を供給する構成となっている。こ
うして構成された制御装置70により、ヒートポンプ1
の運転が制御される。
【0026】次に、ヒートポンプ1のバルブ20,2
6,48および40を開き、バルブ28および46を閉
じた状態で運転したときの動作について説明する。バル
ブのこの開閉状態で、コンプレッサ60を運転すると、
水素は、MHタンク10から吸引されてMHタンク30
へ圧送される。MHタンク10では、水素が吸引される
ことによりMHタンク10内の圧力が低下し、MHタン
ク10内の水素吸蔵合金が、水素の吸蔵・放出反応にお
ける平衡を失い、水素を放出する。この放出反応の際
に、熱媒体回路12から熱を奪って熱交換器14を冷却
する。
【0027】一方、MHタンク30では、水素が圧送さ
れることによりMHタンク30内の圧力が上昇し、MH
タンク30内の水素吸蔵合金が、水素の吸蔵・放出反応
における平衡を失い、水素を吸蔵する。この吸蔵反応の
際に、熱媒体回路32へ熱を放出して熱交換器34を加
熱する。
【0028】逆に、ヒートポンプ1のバルブ20,2
8,46および40を開き、バルブ26および48を閉
じた状態でコンプレッサ60を運転すると、MHタンク
30内の水素吸蔵合金は、水素の放出反応を行なって熱
媒体回路32を介して熱交換器34を冷却し、MHタン
ク10の水素吸蔵合金は、水素の吸蔵反応を行なって熱
媒体回路12を介して熱交換器14を加熱する。
【0029】こうしたヒートポンプ1の運転動作は、制
御装置70が図示しない運転制御プログラムを実行する
ことにより制御されている。ヒートポンプ1の運転中
は、制御装置70が、この運転制御プログラムを実行す
ると共に、図5に例示する異常監視プログラムを実行す
る。
【0030】異常監視プログラムが実行されると、CP
U70aは、まず、圧力計16,36により検出される
各MHタンクの水素圧P1,P2と、温度計18,38
により検出される各MHタンクの温度T1,T2をA/
Dコンバータ70dを介して読み込む(ステップS10
0)。読み込んだ水素圧P1,P2と温度T1,T2と
が各MHタンク毎に所定の範囲内にあるか否かを判定す
る(ステップS110)。ここで、所定の範囲とは、例
えば、図6に示すように、水素圧Pの対数と温度Tの逆
数とが示す近似直線(ファント・ホッフの式)を中心と
して所定値aの幅の範囲をいう。所定値aは、ヒートポ
ンプ1の運転に伴う圧力振動等を許容するために設定さ
れる値であり、圧力振動により変動する値より少し大き
な値として設定される。実施例では、図上所定値aを温
度Tに関わらず一定としたが、温度Tにより変化させる
構成でも差し支えない。なお、ファント・ホッフの式
は、Rを気体定数,ΔHを反応のエンタルピー変化(反
応熱),ΔSを反応のエントロピー変化とすると式lo
gP=ΔH/RT−ΔS/Rで表わされる。
【0031】ステップS110で、各MHタンクの水素
圧P1,P2と温度T1,T2とが所定の範囲にないと
きには、圧力計16,36か温度計18,38またはM
Hタンク10,30のいずれかが正常でないと判断し、
バルブ20および40を閉じ、コンプレッサ60を停止
して運転中のヒートポンプ1を停止する。実施例では、
水素圧P1,P2と温度T1,T2とが所定の範囲にな
いときは、ヒートポンプ1の運転を停止したが、警報を
発する構成や警報灯を点灯させる構成も差し支えない。
また、ヒートポンプ1の運転中に、水素圧P1,P2と
温度T1,T2とが所定の範囲にないときは、直ちにヒ
ートポンプ1の運転を停止したが、連続して複数回所定
の範囲にないときに運転を停止する構成や、図6に示し
たファント・ホッフの式の直線を水素圧Pと温度Tとが
有する領域の境界線とし連続して同一領域にありかつ所
定の範囲にないときにヒートポンプ1の運転を停止する
構成も好適である。
【0032】このステップS110と同様な処理は、図
示しない運転制御プログラムにおいてヒートポンプ1の
運転が開始されるときにも実行される。運転制御プログ
ラムでは、各MHタンクの水素圧P1,P2と温度T
1,T2とが所定の範囲にないときには、各バルブの操
作およびコンプレッサ60の運転を許さず、ヒートポン
プ1の運転を開始しない。
【0033】一方、各MHタンクの水素圧P1,P2と
温度T1,T2とがそれぞれ所定の関係にあるときに
は、圧力計16,36と温度計18,38およびMHタ
ンク10,30のいずれもが正常であると判断し、流量
計24,44により検出される水素体積流量VQ1,V
Q2(m3/sec)をA/Dコンバータ70dを介し
て読み込む(ステップS120)。読み込んだ水素体積
流量VQ1,VQ2から水素圧P1,P2と温度T1,
T2に基づいて水素重量流量MQ1,MQ2(kg/s
ec)を計算する(ステップS130)。
【0034】次に、この水素重量流量MQ1とMQ2と
が所定の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS1
40)。ここで、所定の範囲の一例を示したマップを図
7に示す。この範囲は、図示するようにMQ1=MQ2
の直線を中心として所定値bの幅の範囲である。ヒート
ポンプ1の運転が定常状態にあるときには、水素重量流
量MQ1とMQ2とは等しい値となり、その差は値0と
なるはずである。したがって、所定値bは、流量計2
4,44の計測誤差やヒートポンプ1の運転に伴う圧力
振動等を許容するために設定される値であり、計測誤差
や圧力振動により変動する値より少し大きな値として設
定される。実施例では、MHタンク10の水素重量流量
MQ1の大きさに関わらず所定値bを一定としたが、水
素重量流量MQ1の大きさに基づいて所定値bを定める
構成でも差し支えない。
【0035】ステップS140で、水素重量流量MQ1
とMQ2とが所定の範囲にあるときには、流量計24,
44が正常で他にも異常がないと判断し、運転を継続し
(ステップS150)、ステップS100に戻る。水素
重量流量MQ1とMQ2とが所定の範囲にないときに
は、流量計24,44またはその他の異常があると判断
し、バルブ20および40を閉じ、コンプレッサ60を
停止してヒートポンプ1の運転を停止する。実施例で
は、水素重量流量MQ1とMQ2とが所定の範囲にない
ときは、ヒートポンプ1の運転を停止したが、警報を発
する構成や警報灯を点灯させる構成も差し支えない。ま
た、実施例では、水素重量流量MQ1とMQ2とが所定
の範囲にないときには、直ちにヒートポンプ1の運転を
停止したが、水素重量流量MQ1とMQ2とが連続して
複数回所定の範囲にないときにヒートポンプ1の運転を
停止する構成や、直線MQ1=MQ2を領域の境界線と
し水素重量流量MQ1とMQ2とが連続して同一領域に
ありかつ所定の範囲にないときにヒートポンプ1の運転
を停止する構成も好適である。
【0036】以上説明した実施例のシステム制御装置で
は、MHタンク内の水素圧と温度が所定の関係(ファン
ト・ホッフの式の関係)を有することを利用して圧力計
16,36か温度計18,38またはMHタンク10,
30の異常を検出することができる。また、水素発生側
のMHタンク10から取り出される水素重量流量MQ1
と水素吸蔵側のMHタンク30へ圧送される水素重量流
量MQ2との差に基づいて流量計24,44またはその
他の異常、例えば事故などに起因する予測できない水素
の漏洩等を検出することができる。
【0037】また、異常を検出したときには、運転中の
ヒートポンプ1を停止するので、ヒートポンプ1の低効
率の運転をすることがない。警報を発する構成や警報灯
を点灯する構成とすれば、ヒートポンプ1の運転状態の
異常を迅速に知ることができる。さらに、ヒートポンプ
1の運転開始時にも異常を判断するので、異常な状態で
運転を開始することがない。
【0038】本実施例では、2個のMHタンクによりヒ
ートポンプ1を構成したが、3個以上のMHタンクによ
り構成してもかまわない。この場合、各MHタンクにつ
いて水素圧と温度の関係によりMHタンクの状態を判断
し、発生側のMHタンクの水素重量流量の和と吸蔵側の
MHタンクの水素重量流量の和との差により流量計およ
びその他の異常を判断する。
【0039】次に、本実施例の変形例として、例えば使
用する水素吸蔵合金の温度と圧力との関係が、合金に吸
蔵されている水素量により大きく異なる場合に、より精
度良く異常を検出方法について説明する。図5のステッ
プS100の圧力と温度の読み込みにおいて、水素重量
流量の各時刻の積算値を読み込み、圧力と温度との関係
を判断する際に、水素含有率による同一温度での圧力の
違いを補正することで、より精度良く圧力と温度の所定
範囲を設定できる。
【0040】次に、本実施例のヒートポンプ1において
図5に示す異常監視プログラムに代えて図8に示す第2
の異常監視プログラムを制御装置70で実行した場合に
ついて説明する。第2異常監視プログラムが実行される
と、まず、図5に示す異常監視プログラムと同様に各M
Hタンクの水素圧と温度が所定の範囲内にあるか否かを
判定する(ステップS200,210)。水素圧と温度
が所定の範囲内にあるときには、流量計44により検出
される水素体積流量VQ2を読み込み(ステップS22
0)、水素体積流量VQ2に水素圧P2と温度T2とを
用いて算出される水素重量流量MQ2を積算してMHタ
ンク30に圧送される水素重量Mを求める(ステップS
230)。次に、求めた水素重量Mを設定値Mmaxと
比較する(ステップS240)。ここで、設定値Mma
xは、MHタンク30に充填された水素吸蔵合金が吸蔵
し得る水素重量である。水素重量Mの方が小さいとき
は、正常範囲の運転であると判断して運転を継続し(ス
テップS250)、水素重量Mの方が大きいときは、M
Hタンク30の水素吸蔵量を越えているので流量計44
かMHタンク30に異常があると判断して運転を停止す
る。
【0041】第2異常監視プログラムを実行するシステ
ム制御装置では、MHタンク30に吸蔵できる水素量に
基づいて流量計44またはMHタンク30の異常を検出
することができ、流量計44またはMHタンク30が異
常な状態での運転を防止することができる。流量計44
が正常な場合には、MHタンク30内の水素吸蔵合金が
吸蔵し得る水素量を越えることになるので、MHタンク
30の異常な状態による運転やMHタンク30の些細な
異常をも発見することができる。
【0042】次に、本実施例のヒートポンプ1において
図5に示す異常監視プログラムに代えて図9に示す第3
の異常監視プログラムを制御装置70で実行した場合に
ついて説明する。第3異常監視プログラムが実行される
と、まず、図5に示す異常監視プログラムと同様に各M
Hタンクの水素圧と温度が所定の範囲内にあるか否かを
判定する(ステップS300,310)。水素圧と温度
が所定の範囲内にあるときには、熱交換器14により交
換される熱量Q1と熱交換器34により交換される熱量
Q2とを熱媒体回路12,32に循環する熱媒体の流
量,熱容量および温度差により計算する(ステップS3
20)。続いて、熱量Q1と熱量Q2との差の絶対値を
設定値ΔQと比較する(ステップS340)。ここで、
設定値ΔQは、熱媒体回路12,32および熱交換器1
4,34などから放出される熱量により生じる偏差より
少し大きな値として設定される。したがって、熱量Q1
と熱量Q2との差の絶対値が設定値ΔQより小さいとき
には、正常な運転状態にあると判断して運転を継続し
(ステップS350)、この絶対値が設定値ΔQより大
きいときには、正常な運転状態にないと判断して運転を
停止する。
【0043】第3異常監視プログラムを実行するシステ
ム制御装置では、ヒートポンプ1に加えられる熱量と取
り出される熱量に基づいて異常を検出することができ
る。このため、ヒートポンプ1を常に運転効率の高い状
態で運転することができる。なお、実施例では、熱量Q
1と熱量Q2との差の絶対値が設定値ΔQより大きいと
きには、直ちにヒートポンプ1の運転を停止したが、連
続して複数回設定値ΔQより大きいときにヒートポンプ
1の運転を停止する構成、熱量Q1から熱量Q2を減じ
たときの符号が同一で、その絶対値が連続して設定値Δ
Qより大きいときにヒートポンプ1の運転を停止する構
成も好適である。
【0044】また、第3異常監視プログラムを実行する
システム制御装置では、MHタンク10に充填される水
素吸蔵合金とMHタンク30に充填される水素吸蔵合金
とが同一であるが、MHタンク10に充填される水素吸
蔵合金とMHタンク30に充填される水素吸蔵合金が異
なる構成も好適である。この場合には、各水素吸蔵合金
毎の水素1kgを放出または吸蔵する際の吸熱量または
発熱量に基づいて熱媒体回路および熱交換器から求めら
れる熱量を水素量に換算し、換算した水素量の差を所定
値と比較する構成または換算した水素量の比を所定値と
比較する構成等とするのが望ましい。
【0045】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図10は、本発明の一実施例である異常検出装置
と異常時対処装置とを兼ね備えたシステム制御装置を水
素吸蔵合金槽から取り出した水素を燃料とする燃料電池
システム400に適用した場合の概略を示すブロック図
である。
【0046】燃料電池システム400は、水素吸蔵合金
を充填した水素吸蔵合金槽(MHタンク)410,44
0と、MHタンク410と熱媒体回路422により接続
された第1熱交換器420および第2熱交換器421
と、水素と酸素を燃料として発電する燃料電池430
と、各機器の運転状態を制御する制御装置450とから
構成されている。
【0047】MHタンク410は、燃料電池430から
熱の供給を受けると共にタンク内に熱を供給する熱媒体
回路422を介して第1熱交換器420および第2熱交
換器421と接続しており、稼働中は第1熱交換器42
0から熱の供給を受け、燃料電池430の起動時は第2
熱交換器421から熱の供給を受けることにより水素吸
蔵合金から水素を放出して燃料電池430に水素を供給
する。MHタンク410には、タンク内の水素圧P1を
検出する圧力計412と、タンク内の温度T1を検出す
る温度計414とが設置されている。また、MHタンク
410の水素取り出し口には、アクチュエータ417に
より駆動されMHタンク410からの水素の取り出しを
制御するバルブ416と、MHタンク410から取り出
された水素の流量を検出する流量計418とが設置され
ている。これらの各計器とアクチュエータ417は制御
装置450に接続されている。
【0048】熱媒体回路422には、熱媒体であるオイ
ルを循環させるオイルポンプ423が設けられ、このオ
イルポンプ423の駆動により前記第1熱交換器42
0,第2熱交換器421およびMHタンク410へオイ
ルの循環を行なっている。また、このオイルポンプ42
3は、制御装置450と接続しており、制御装置450
により熱交換の制御を受ける。第1熱交換器420は、
燃料電池430に設けられると共に、オイルポンプ42
3およびMHタンク10に接続されている。燃料電池4
30の運転中に、この燃料電池430で発生する熱は、
熱媒体回路422内のオイルに伝達され、MHタンク4
10へ送られてこのMHタンク410の加熱に利用され
る。第2熱交換器421は、MHタンク440およびブ
ロワ424と接続しており、燃料電池430の起動時に
は、MHタンク440から供給される水素とブロワ42
4から供給される空気とを図示しない燃焼室で燃焼し、
熱媒体回路422を介してMHタンク410に熱を供給
する。また、第2熱交換器421は、制御装置450と
接続しており、制御装置450により燃料電池430の
起動時の燃焼および熱交換の制御を受ける。
【0049】燃料電池430は、水素の供給を受けて式
2→2H++2e-で表わされる陰極反応をする水素極
431と、酸素の供給を受けて式2H++2e-+1/2
2→H2Oで表わされる陽極反応をする空気極432
と、陰極反応により水素極431に生じた水素イオンを
空気極432に運ぶ電解質434とから構成されてい
る。MHタンク410から取り出された水素は、水素極
431に供給され、その一部は上述した陰極反応により
消費され、未反応の水素はMHタンク440へ送られ
る。空気極432への通路には、ブロワ435が設けら
れており、ブロワ435により送付された空気中の酸素
は、空気極432で上述した陽極反応により消費され、
未反応酸素を含んだ空気は大気中に放出される。水素極
431と空気極432とは、導電線により出力端子43
9に接続されている。この出力端子439から燃料電池
430で発電された電力が取り出される。この導電線に
は、水素極431と空気極432との電圧Vを検出する
電圧計436と、導電線に流れる電流Iを検出する電流
計438とが設置されており、電圧計436と電流計4
38は、制御装置450に接続されている。
【0050】MHタンク440は、燃料電池430の水
素極431および第2熱交換器421と接続しており、
水素極431で未反応の水素をタンク内の水素吸蔵合金
により吸蔵すると共に、燃料電池430の起動時に水素
吸蔵合金から水素を放出して第2熱交換器421に水素
を供給する。MHタンク440には、タンク内の水素圧
P2を検出する圧力計442と、タンク内の温度T2を
検出する温度計444とが設置されている。また、燃料
電池430に接続されたMHタンク440の水素の受け
入れ口には、アクチュエータ447により駆動されMH
タンク440の水素の受け入れを制御するバルブ446
と、MHタンク440に受け入れられる水素の流量を検
出する流量計448とが設置されている。第2熱交換器
421に接続されたMHタンク440の水素取り出し口
には、アクチュエータ427により駆動されMHタンク
440から水素の取り出しを制御するバルブ426が設
置されている。これらの各計器とアクチュエータは、制
御装置450に接続されている。
【0051】制御装置450は、図11に示すようにマ
イクロコンピュータを中心とする論理回路として構成さ
れ、詳しくは、予め設定された制御プログラムに従って
燃料電池システム400を制御するための各種演算処理
を実行するCPU450a、CPU450aで各種演算
処理を実行するのに必要な制御プログラムや制御データ
等が予め格納されたROM450b、同じくCPU45
0aで各種演算処理を実行するのに必要な各種データが
一時的に読み書きされるRAM450c、上記各計測機
器からの検出信号を入力するA/Dコンバータ450
d、CPU450aでの演算結果に応じてアクチュエー
タ417,427,447やブロワ424,435およ
び第2熱交換器421等に駆動信号を出力する出力処理
回路450eを備えている。また、制御装置450は、
電源回路450fを備え、各部に必要な電圧を供給する
構成となっている。
【0052】こうして構成された制御装置450によ
り、燃料電池システム400の運転が制御され、次のよ
うに動作する。制御装置450のCPU450aから出
力処理回路450eを介してアクチュエータ427とブ
ロワ424に駆動信号が出力され、制御装置450から
第2熱交換器421へ駆動信号が出力されることによ
り、第2熱交換器421の図示しない燃焼室でMHタン
ク440から取り出した水素とブロワ424により送り
込まれた空気とが燃焼し、熱を発する。この熱を熱媒体
回路422がMHタンク410に供給することにより、
MHタンク410内の水素吸蔵合金が水素を放出する。
制御装置450からアクチュエータ417に駆動信号を
出力してバルブ416を開くと、放出された水素は燃料
電池430の水素極431に送り込まれる。
【0053】燃料電池430の水素極431では、上述
の陰極反応により水素を消費し、空気極432では同じ
く上述の陽極反応により空気中の酸素を消費して、燃料
電池430は、出力端子439に接続された図示しない
機器等に電力を供給する。水素極431で消費されなか
った水素(未反応水素)は、アクチュエータ447を駆
動してバルブ446を開くことによりMHタンク440
に送られ、タンク内の水素吸蔵合金に吸蔵される。
【0054】この燃料電池430が作動を開始した後、
燃料電池430の温度が上昇してくると、MHタンク4
40から第2熱交換器421への水素の供給を停止して
水素の燃焼を止める。燃料電池430の温度が上昇した
以降は、この燃料電池430の発生熱が第1熱交換器4
20を介してMHタンク410へ伝達され、この燃料電
池430の発生熱によりMHタンク410により水素吸
蔵合金からの水素の放出が行なわれる。
【0055】こうした燃料電池システム400の運転動
作は、制御装置450が図示しない運転制御プログラム
を実行することにより制御されている。燃料電池システ
ム400の運転中は、制御装置450が、この運転制御
プログラムを実行すると共に、図12に例示する異常監
視プログラムを実行する。
【0056】異常監視プログラムが実行されると、ま
ず、圧力計412,442により検出される各MHタン
クの水素圧P3,P4と、温度計414,444により
検出される各MHタンクの温度T3,T4をA/Dコン
バータ450dを介して読み込む(ステップS50
0)。読み込んだ水素圧P3,P4と温度T3,T4と
がそれぞれ所定の範囲内にあるか否かを判定する(ステ
ップS510)。所定の範囲については、第1実施例で
説明したので、ここでは省略する。なお、このステップ
S510と同様な処理は、図示しない運転制御プログラ
ムにおいて燃料電池システム400の運転が開始される
ときにも実行され、各MHタンクの水素圧P3,P4と
温度T3,T4とが所定の範囲にないときには、各バル
ブの操作を許さず、燃料電池システム400の運転を開
始しない。
【0057】続いて、流量計418,448により検出
される水素体積流量VQ3,VQ4と、電圧計436に
より検出される電圧Vと、電流計438により検出され
る電流Iを読み込む(ステップS520)。読み込んだ
水素体積流量VQ3,VQ4から各タンクの水素圧P
3,P4および温度T3,T4を用いて水素重量流量M
Q3,MQ4を計算する(ステップS530)。また、
ステップS520で読み込んだ電圧Vと電流Iから燃料
電池430で消費する水素重量流量MQ5を計算する
(ステップS540)。
【0058】算出した水素重量流量MQ3からMQ4と
MQ5を減じ、絶対値をとって水素流量MQ6を算出し
(ステップS550)、算出した水素流量MQ6と設定
値ΔMQとを比較する(ステップS560)。ここで、
設定値ΔMQは、流量計418,448や電圧計436
および電流計438の検出誤差などにより生じる誤差よ
り少し大きな値として設定される。したがって、水素流
量MQ6の方が小さいときには、燃料電池システム40
0は正常に運転されていると判断して運転を継続し、水
素流量MQ6の方が大きいときには、流量計418,4
48か電圧計436,電流計438またはその他の異常
により効率よく運転されていないと判断して、バルブ4
16,426および446を閉じて燃料電池システム4
00の運転を停止する。
【0059】以上説明した第2実施例のシステム制御装
置では、MHタンク410および440の水素圧および
温度に基づいて圧力計412,442か温度計414,
444またはMHタンク410,440の異常を検出す
ることができる。また、水素発生側のMHタンク410
から取り出した水素の重量流量MQ3と燃料電池430
により消費される水素の重量流量MQ5と水素吸蔵側の
MHタンク440に受け入れられる水素の重量流量MQ
4とに基づいて流量計418,448か電圧計436,
電流計438またはその他の異常、例えば事故などに起
因する予測できない水素の漏洩等を検出することができ
る。したがって、燃料電池システム400の運転効率を
下げることがない。
【0060】また、異常を検出したときには、運転中の
燃料電池システム400を停止するので、燃料電池シス
テム400の低効率運転をすることがない。さらに、運
転開始時にも異常を判断するので、異常な状態で運転を
開始することがない。
【0061】なお、第2実施例では、水素流量MQ6が
設定値ΔMQより大きいときには、燃料電池システム4
00の運転を停止したが、警報を発する構成、警報灯を
点灯する構成も好適である。この構成とすれば、燃料電
池システム400の運転状態の異常を迅速に知ることが
できる。また、第2実施例では、水素流量MQ6が設定
値ΔMQより大きいときには、直ちに燃料電池システム
400の運転を停止したが、連続して複数回設定値ΔM
Qより大きいときに燃料電池システム400を停止する
構成や、水素重量流量MQ3からMQ4とMQ5を減じ
たときの符号が同一で、連続して水素流量MQ6が設定
値ΔMQより大きいときに燃料電池システム400を停
止する構成等も好適である。
【0062】また、第2実施例では、燃料電池430の
水素極431で未反応な水素をMHタンク440の水素
吸蔵合金に吸蔵する構成としたが、水素極431ですべ
ての水素を反応させ、MHタンク440のない構成も好
適である。この場合、MHタンク410から取り出した
水素の重量流量MQ3から燃料電池430で消費する水
素の重量流量MQ5を減じて水素流量MQ6を算出す
る。
【0063】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば水素吸蔵合金の吸熱反応と発熱反応を用いて
一時的または連続的に熱を蓄熱するシステムに適用する
構成、水素吸蔵合金を加熱および冷却することによる水
素吸蔵合金槽内の水素平衡圧力の変化を用いて機械的動
力を得るシステムに適用する構成など、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において、種々なる態様で実施し得る
ことは勿論である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の異常
検出装置では、水素吸蔵合金槽から取り出した水素量と
水素消費機関に受け入れた水素量とにより取出量検出手
段や受入量検出手段の異常やその他のシステムの異常を
検出するので、システムの運転効率の低下を早期に発見
することができる。この結果、低効率の運転を防止し、
エネルギ資源を有効に利用することができる。
【0065】本発明の第2の異常検出装置では、水素消
費機関により消費または吸蔵された水素量と消費機関か
ら消費されずに放出された水素量との和と、水素吸蔵合
金槽から取り出した水素量とにより取出量検出手段や消
費量検出手段,放出量検出手段の異常またはその他のシ
ステムの異常を検出するので、水素消費機関での効率の
低下やシステムの運転効率の低下を早期に発見すること
ができ、エネルギ資源を有効に利用することができる。
【0066】本発明の第3の異常検出装置では、水素を
取り出した水素吸蔵合金槽での反応熱量と水素を受け入
れた水素吸蔵合金槽での反応熱量とにより放出熱量検出
手段や吸蔵熱量検出手段の異常またはその他のシステム
の異常を検出するので、システムの運転効率の低下を早
期に発見することができ、エネルギ資源を有効に利用す
ることができる。
【0067】本発明の第4の異常検出装置では、水素吸
蔵合金槽に受け入れた水素量の総和と水素吸蔵合金槽に
収納された水素吸蔵合金の量に基づいて算出される総水
素量とにより水素量検出手段の異常やその他の水素吸蔵
合金槽の異常を検出するので、水素吸蔵合金槽の水素吸
蔵能力を越える運転を防止し、水素吸蔵合金槽の些細な
異常をも発見することができる。
【0068】本発明の第5の異常検出装置では、水素吸
蔵合金槽内の圧力と温度とにより圧力検出手段や温度検
出手段の異常または水素吸蔵合金槽の異常を検出するの
で、水素吸蔵合金槽の低効率の運転を防止することがで
きる。
【0069】本発明の異常時制御装置では、異常検出装
置が異常を検出したときに警報の出力や水素吸蔵合金槽
の運転の停止等の所定の処理をするので、異常を早期に
知ることができると共に、運転効率が低い状態での運転
を防止することができる。この結果、エネルギ資源を有
効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1ないし第3の異常検出装置の基本
的構成を例示するブロック図である。
【図2】本発明の第4および第5の異常検出装置の基本
的構成を例示するブロック図である。
【図3】本発明の一実施例であるシステム制御装置をヒ
ートポンプ1に適用した場合の概略を示すブロック図で
ある。
【図4】制御装置70を中心とした制御系の電気的な構
成を例示するブロック図である。
【図5】制御装置70のCPU70aにより実行される
異常監視プログラムを示すフローチャートである。
【図6】MHタンクの正常な範囲を水素圧Pの対数と温
度Tの逆数との関係により例示した説明図である。
【図7】ヒートポンプ1の正常運転の範囲を水素重量流
量MQ1と水素重量流量MQ2との関係により例示した
説明図である。
【図8】制御装置70のCPU70aにより実行される
第2の異常監視プログラムを示すフローチャートであ
る。
【図9】制御装置70のCPU70aにより実行される
第3の異常監視プログラムを示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の第2の実施例であるシステム制御装
置を燃料電池システム400に適用した場合の概略を示
すブロック図である。
【図11】制御装置450を中心とした制御系の電気的
な構成を例示するブロック図である。
【図12】制御装置450のCPU450aにより実行
される異常監視プログラムを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
M1…取出量検出手段 M2…受入量検出手段 M3…異常判定手段 N1…取出量検出手段 N2…消費量検出手段 N3…放出量検出手段 N4…異常判定手段 L1…記憶手段 L2…放出熱量検出手段 L3…吸蔵熱量検出手段 L4…異常判定手段 R1…水素量検出手段 R2…異常判定手段 U1…関係記憶手段 U2…圧力検出手段 U3…温度検出手段 U4…異常判定手段 MH1ないし6…水素吸蔵合金槽 NH1,NH2…水素消費機関 1…ヒートポンプ 10,30…MHタンク 12,32…熱媒体回路 14,34…熱交換器 16,36…圧力計 18,38…温度計 20,26,28,40,46,48…バルブ 22,42…アクチュエータ 24,44…流量計 50…パイプ 60…コンプレッサ 70…制御装置 70a…CPU 70b…ROM 70c…RAM 70d…A/Dコンバータ 70e…出力処理回路 70f…電源回路 400…燃料電池システム 410,440…MHタンク 412,442…圧力計 414,444…温度計 416,426,446…バルブ 417,427,447…アクチュエータ 418,448…流量計 420…第1熱交換器 421…第2熱交換器 422…熱媒体回路 423…オイルポンプ 424,435…ブロワ 430…燃料電池 431…水素極 432…空気極 434…電解質 436…電圧計 438…電流計 439…出力端子 450…制御装置 450a…CPU 450b…ROM 450c…RAM 450d…A/Dコンバータ 450e…出力処理回路 450f…電源回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 信雄 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 三浦 正芳 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 久保 秀人 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 三井 宏之 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 浅野 明彦 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素吸蔵合金を収納した水素吸蔵合金槽
    と、水素を消費または吸蔵する水素消費機関と、前記水
    素吸蔵合金槽から取り出した水素を前記水素消費機関へ
    供給する供給装置とを備えたシステムにおける異常を検
    出する異常検出装置であって、 前記水素吸蔵合金槽から取り出した水素量を検出する取
    出量検出手段と、 前記水素消費機関に受け入れた水素量を検出する受入量
    検出手段と、 前記取出量検出手段により検出された水素量と前記受入
    量検出手段により検出された水素量との差が所定の値よ
    りも大きいとき、異常と判定する異常判定手段とを備え
    た異常検出装置。
  2. 【請求項2】 水素吸蔵合金を収納した水素吸蔵合金槽
    と、水素を消費または吸蔵する水素消費機関と、前記水
    素吸蔵合金槽から取り出した水素を前記水素消費機関へ
    供給する供給装置とを備えたシステムにおける異常を検
    出する異常検出装置であって、 前記水素吸蔵合金槽から取り出した水素量を検出する取
    出量検出手段と、 前記水素消費機関により消費または吸蔵された水素量を
    検出する消費量検出手段と、 前記水素消費機関により消費または吸蔵されずに放出さ
    れた水素量を検出する放出量検出手段と、 前記消費量検出手段により検出された水素量と前記放出
    量検出手段により検出された水素量との和と、前記取出
    量検出手段により検出された水素量との差が所定の値よ
    り大きいとき、異常と判定する異常判定手段とを備えた
    異常検出装置。
  3. 【請求項3】 水素吸蔵合金を収納した少なくとも二以
    上の水素吸蔵合金槽と、該水素吸蔵合金槽間を連絡し、
    該水素吸蔵合金槽間の水素の移動を行なう水素移動装置
    とを備えたシステムにおける異常を検出する異常検出装
    置であって、 前記水素吸蔵合金槽の各槽の水素吸蔵合金に単位重量の
    水素を吸蔵させた際に生じる反応熱量の関係を予め記憶
    する記憶手段と、 前記水素吸蔵合金槽のうち水素を取り出した槽の水素吸
    蔵合金が水素を放出する際の反応熱量を検出する放出熱
    量検出手段と、 前記水素吸蔵合金槽のうち水素を受け入れた槽の水素吸
    蔵合金が水素を吸蔵する際の反応熱量を検出する吸蔵熱
    量検出手段と、 前記放出熱量検出手段により検出された熱量と前記吸蔵
    熱量検出手段により検出された熱量とが前記記憶手段に
    より記憶された関係から逸脱したとき、異常と判定する
    異常判定手段とを備えた異常検出装置。
  4. 【請求項4】 水素吸蔵合金を収納した水素吸蔵合金槽
    の異常を検出する異常検出装置であって、 前記水素吸蔵合金槽に受け入れた水素量を検出する水素
    量検出手段と、 該検出された水素量の総和が、前記水素吸蔵合金槽に収
    納された水素吸蔵合金の量に基づいて算出される吸蔵さ
    れ得る総水素量より大きいとき、異常と判定する異常判
    定手段とを備えた異常検出装置。
  5. 【請求項5】 水素吸蔵合金を収納した水素吸蔵合金槽
    の異常を検出する異常検出装置であって、 該水素吸蔵合金槽内の圧力と温度との関係を予め記憶す
    る関係記憶手段と、 前記水素吸蔵合金槽内の圧力を検出する圧力検出手段
    と、 前記水素吸蔵合金槽内の温度を検出する温度検出手段
    と、 前記圧力検出手段により検出された圧力と前記温度検出
    手段により検出された温度とが、前記関係記憶手段によ
    り記憶された関係から逸脱したとき、異常と判定する異
    常判定手段とを備えた異常検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載の異常検
    出装置と、 該異常検出装置により異常が検出されたとき、所定の処
    理を行なう異常時対処手段とを備えた異常時制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の異常時制御装置であっ
    て、 異常時対処手段は、警報を出力する手段である異常時制
    御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の異常時制御装置であっ
    て、 異常時対処手段は、前記水素吸蔵合金槽からの水素の取
    り出しまたは前記水素吸蔵合金槽の水素の受け入れを遮
    断して前記水素吸蔵合金槽の運転を停止する手段である
    異常時制御装置。
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