JPH0785526B2 - 衛星搭載用進行波管増幅器 - Google Patents
衛星搭載用進行波管増幅器Info
- Publication number
- JPH0785526B2 JPH0785526B2 JP31094489A JP31094489A JPH0785526B2 JP H0785526 B2 JPH0785526 B2 JP H0785526B2 JP 31094489 A JP31094489 A JP 31094489A JP 31094489 A JP31094489 A JP 31094489A JP H0785526 B2 JPH0785526 B2 JP H0785526B2
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- traveling
- traveling wave
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は人工衛星に搭載されて高周波電力を増幅する進
行波管増幅器に関する。
行波管増幅器に関する。
一般に衛星搭載用進行波管増幅器は、PF信号を増幅する
進行波管と、この進行波管に電力を供給する進行波管用
電源とで構成されている。そして、この種の進行波管増
幅器では、決められた周波数若しくは周波数帯に対して
最適に動作するように、進行波管用電源から信号波管に
供給される電圧を固定的に設定している。
進行波管と、この進行波管に電力を供給する進行波管用
電源とで構成されている。そして、この種の進行波管増
幅器では、決められた周波数若しくは周波数帯に対して
最適に動作するように、進行波管用電源から信号波管に
供給される電圧を固定的に設定している。
上述した従来の進行波管増幅器は、使用周波数で最適に
動作するように調整されるため、他の周波数で使用する
場合に、例えば高周波出力特性等が低下してしまう。こ
のため、使用チャンネルが複数個ある場合には、使用周
波数チャンネル毎に進行波管増幅器を各々用意する必要
がある。
動作するように調整されるため、他の周波数で使用する
場合に、例えば高周波出力特性等が低下してしまう。こ
のため、使用チャンネルが複数個ある場合には、使用周
波数チャンネル毎に進行波管増幅器を各々用意する必要
がある。
したがって、従来では進行波管増幅器を比較的広い周波
数帯域で動作できるように調整することで、用意する進
行波管増幅器の数を可及的に低減させる試みがなされて
いる。しかしながら、この対策では進行波管増幅器を完
成させる上で大変時間,費用がかかるばかりでなく、衛
星搭載用中継装置の電力増幅器に使用する場合には、そ
の冗長構成を制限してしまう等、進行波管増幅器を使用
する上で大きな不利をまねくという問題がある。
数帯域で動作できるように調整することで、用意する進
行波管増幅器の数を可及的に低減させる試みがなされて
いる。しかしながら、この対策では進行波管増幅器を完
成させる上で大変時間,費用がかかるばかりでなく、衛
星搭載用中継装置の電力増幅器に使用する場合には、そ
の冗長構成を制限してしまう等、進行波管増幅器を使用
する上で大きな不利をまねくという問題がある。
本発明の目的は、1台の進行波管増幅器で広い周波数に
対して出力特性を改善することを可能にした進行波管増
幅器を提供することにある。
対して出力特性を改善することを可能にした進行波管増
幅器を提供することにある。
本発明の進行波管増幅器は、進行波管に電圧を供給する
進行波管用電源を、遠隔指令に基づいて進行波管の遅波
回路電極電圧を変化させ、かつ必要に応じて進行波管の
アノード電極電圧を相関して変化し得るように構成して
いる。
進行波管用電源を、遠隔指令に基づいて進行波管の遅波
回路電極電圧を変化させ、かつ必要に応じて進行波管の
アノード電極電圧を相関して変化し得るように構成して
いる。
この構成によれば、進行波管の遅波回路電極電圧を変化
することで、RF出Nの周波数特性を変化でき、広い周波
数範囲にわたって好適な周波数特性を得ることが可能と
なる。また、周波数の変更に伴うRF出力の減少は、アノ
ード電極電圧を相関して変化することで補正することが
できる。
することで、RF出Nの周波数特性を変化でき、広い周波
数範囲にわたって好適な周波数特性を得ることが可能と
なる。また、周波数の変更に伴うRF出力の減少は、アノ
ード電極電圧を相関して変化することで補正することが
できる。
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の進行波管増幅器の一実施例のブロック
回路図である。図において、1は進行波管増幅器であ
り、この進行波管増幅器1は、RF信号を電力増幅する進
行波管2と、この進行波管2に電力を供給する進行波管
用電源3とで構成される。
回路図である。図において、1は進行波管増幅器であ
り、この進行波管増幅器1は、RF信号を電力増幅する進
行波管2と、この進行波管2に電力を供給する進行波管
用電源3とで構成される。
前記進行波管2は、RF入力21が入力され、ここで電力増
幅されてRF出力22から出力される。前記電源3は入力電
力線路11を通して衛星側から入力された電力を信号波管
2を最適に動作し得るような電圧に制御した上で、電圧
供給用の高圧ケーブル31,32,33を介して進行波管2に供
給する。また、電源3の電圧制御は、コマンド信号入力
線路41から入力されるコマンドに応じて行われ、その制
御状態はモニター用出力線路42を通して出力される。
幅されてRF出力22から出力される。前記電源3は入力電
力線路11を通して衛星側から入力された電力を信号波管
2を最適に動作し得るような電圧に制御した上で、電圧
供給用の高圧ケーブル31,32,33を介して進行波管2に供
給する。また、電源3の電圧制御は、コマンド信号入力
線路41から入力されるコマンドに応じて行われ、その制
御状態はモニター用出力線路42を通して出力される。
ここで、前記高圧ケーブル31,32,33は、それぞれ進行波
管2の遅延回路電極に電圧を供給する高圧ケーブル31
と、進行波管2のアノード電極に電圧を供給する高圧ケ
ーブル32と、その他の電極に電圧を供給する電圧ケーブ
ル33として構成される。
管2の遅延回路電極に電圧を供給する高圧ケーブル31
と、進行波管2のアノード電極に電圧を供給する高圧ケ
ーブル32と、その他の電極に電圧を供給する電圧ケーブ
ル33として構成される。
この構成によれば、電源3においては、コマンド信号入
力線路41から入力される信号に応じて進行波管2の各電
極電圧が設定され、これらの電圧を進行波管2に供給す
る。進行波管2では、RF入力線路21からの高周波信号を
所要の値に電力増幅し、RF出力線路22より出力する。
力線路41から入力される信号に応じて進行波管2の各電
極電圧が設定され、これらの電圧を進行波管2に供給す
る。進行波管2では、RF入力線路21からの高周波信号を
所要の値に電力増幅し、RF出力線路22より出力する。
この進行波管2の増幅作用におけるRF出力特性は、第2
図に示すように、設定された周波数f1に対して例えば10
1のようになるよう調整される。この状態において、他
の周波数f2(f2<f1)で増幅を行うと、通常ではRF出力
は劣化されるため、そのまま利用することはできない。
図に示すように、設定された周波数f1に対して例えば10
1のようになるよう調整される。この状態において、他
の周波数f2(f2<f1)で増幅を行うと、通常ではRF出力
は劣化されるため、そのまま利用することはできない。
進行波管は既に知られているように、遅波回路電極電圧
をある設定値より増加させると周波数に対する高周波出
力特性は低い周波数へ移行される。例えばf1の101よりf
2の102の方向に移行する。この時、同時にRF出力の周波
数特性は低下して103になることも知られている。
をある設定値より増加させると周波数に対する高周波出
力特性は低い周波数へ移行される。例えばf1の101よりf
2の102の方向に移行する。この時、同時にRF出力の周波
数特性は低下して103になることも知られている。
逆に、遅波回路電極電圧を設定値から減少させると、RF
出力特性は第2図において、102より101に移行する。こ
の場合においても、高調波出力特性は低下して103′と
成る。
出力特性は第2図において、102より101に移行する。こ
の場合においても、高調波出力特性は低下して103′と
成る。
一方、進行波管では、アノード電極電圧を増加させる
と、第3図に示すように、RF出力特性は104から105へ改
善されることも知られている。
と、第3図に示すように、RF出力特性は104から105へ改
善されることも知られている。
そこで、本発明において、電源3における電圧制御に際
して、遅波回路電極電圧の電圧とアノード電極電圧とを
相関させて変化制御させる。即ち、コマンド信号入力線
路41に通して地上からのコマンド信号(指令)に基づい
て遅波回路電極電圧を増加或いは減少させてRF出力対周
波数特性を変化させるのと同時に、アノード電極電圧を
増加させてRF出力特性の劣化を補正している。これによ
り、進行波管2のRF出力特性を、必要に応じて第2図の
101から102へ、あるいは102から101となるように制御す
ることが可能となり、異なる周波数及び周波数帯におい
ても略一定した利得を得ることができる。
して、遅波回路電極電圧の電圧とアノード電極電圧とを
相関させて変化制御させる。即ち、コマンド信号入力線
路41に通して地上からのコマンド信号(指令)に基づい
て遅波回路電極電圧を増加或いは減少させてRF出力対周
波数特性を変化させるのと同時に、アノード電極電圧を
増加させてRF出力特性の劣化を補正している。これによ
り、進行波管2のRF出力特性を、必要に応じて第2図の
101から102へ、あるいは102から101となるように制御す
ることが可能となり、異なる周波数及び周波数帯におい
ても略一定した利得を得ることができる。
したがって、1台の進行波管増幅器で広い周波数範囲に
わたって好適な増幅を行うことが可能となり、進行波管
増幅器を構成する時間の短縮、費用の低減をそれぞれ可
能にするとともに、衛星搭載用中継装置等の冗長構成を
制限するようなこともない。
わたって好適な増幅を行うことが可能となり、進行波管
増幅器を構成する時間の短縮、費用の低減をそれぞれ可
能にするとともに、衛星搭載用中継装置等の冗長構成を
制限するようなこともない。
なお、コマンド信号による遠隔制御に際してはモニター
用出力線路42からのモニター信号を利用すればよい。
用出力線路42からのモニター信号を利用すればよい。
また、遅波回路電極電圧を変化させて周波数特性を変化
させた際に、RF出力の低下が問題にならない場合には、
アノード電極電圧を変化させる必要はない。
させた際に、RF出力の低下が問題にならない場合には、
アノード電極電圧を変化させる必要はない。
以上説明したように本発明は、進行波管用電源を、遠隔
指令に基づいて進行波管の遅波回路電極電圧を、かつ必
要に応じて進行波管のアノード電極電圧をそれぞれ変化
し得るように構成しているので、RF出力を劣化させるこ
となくその周波数特性を変化することができる。これに
より、進行波管増幅器を種々の異なる周波数若しくは周
波数帯において最適状態で使用することが可能となり、
特に、多周波数チャンネル使用の望まれる高出力進行波
管増幅器に対して有効となる。
指令に基づいて進行波管の遅波回路電極電圧を、かつ必
要に応じて進行波管のアノード電極電圧をそれぞれ変化
し得るように構成しているので、RF出力を劣化させるこ
となくその周波数特性を変化することができる。これに
より、進行波管増幅器を種々の異なる周波数若しくは周
波数帯において最適状態で使用することが可能となり、
特に、多周波数チャンネル使用の望まれる高出力進行波
管増幅器に対して有効となる。
第1図は本発明の一実施例のブロック回路図、第2図は
進行波管における遅波回路電極電圧に依存するRF出力対
周波数特性図、第3図は進行波管におけるアノード電圧
に依存するRF出力対周波数特性図である。 1……進行波管増幅器、2……進行波管、3……進行波
管用電源、11……入力電力線路、21……RF入力、22……
RF出力、31……遅波回路電極電圧ケーブル、32……アノ
ード電極電圧ケーブル、33……他の電極電圧ケーブル、
41……コマンド信号入力線路、42……モニター用出力線
路。
進行波管における遅波回路電極電圧に依存するRF出力対
周波数特性図、第3図は進行波管におけるアノード電圧
に依存するRF出力対周波数特性図である。 1……進行波管増幅器、2……進行波管、3……進行波
管用電源、11……入力電力線路、21……RF入力、22……
RF出力、31……遅波回路電極電圧ケーブル、32……アノ
ード電極電圧ケーブル、33……他の電極電圧ケーブル、
41……コマンド信号入力線路、42……モニター用出力線
路。
Claims (1)
- 【請求項1】進行波管と、この進行波管の各電極に電圧
を供給する進行波管用電源とで構成される進行波管増幅
器において、前記進行波管用電源は、遠隔指令に基づい
て進行波管の遅波回路電極電圧を変化させ、かつ必要に
応じて進行波管のアノード電極電圧を相関して変化し得
るように構成したことを特徴とする衛星搭載用進行波管
増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31094489A JPH0785526B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 衛星搭載用進行波管増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31094489A JPH0785526B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 衛星搭載用進行波管増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03171910A JPH03171910A (ja) | 1991-07-25 |
JPH0785526B2 true JPH0785526B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=18011271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31094489A Expired - Lifetime JPH0785526B2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 衛星搭載用進行波管増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0785526B2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP31094489A patent/JPH0785526B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03171910A (ja) | 1991-07-25 |
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