JPH0785115A - 論理回路の検査用データ収集装置及び検査用データ収集方法 - Google Patents

論理回路の検査用データ収集装置及び検査用データ収集方法

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JPH0785115A
JPH0785115A JP5226110A JP22611093A JPH0785115A JP H0785115 A JPH0785115 A JP H0785115A JP 5226110 A JP5226110 A JP 5226110A JP 22611093 A JP22611093 A JP 22611093A JP H0785115 A JPH0785115 A JP H0785115A
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JP
Japan
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asic
logic circuit
data
signal
emulator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5226110A
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English (en)
Inventor
Shingo Kikukawa
信吾 菊川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0785115A publication Critical patent/JPH0785115A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ASICのタイミング検証用データ等の検査
用データの収集・作成効率を大幅に改善することを目的
とする。 【構成】 ASICが搭載されるターゲットシステム2
に、ASICに代えてこのASICの機能をエミュレー
トするASICエミュレータ1を信号接続ラインの群3
を通じて相互に接続する。そして信号接続ライン群3に
検査用データ収集機構4のデータ送出装置6を介挿接続
する。データ送出装置6は、ASICエミュレータ1と
ターゲットシステム2との間で入出力される信号群をエ
ミュレーション環境にて設定された動作クロックの周期
に従って各信号接続ライン3から取り込み、取り込んだ
周期ごとの信号群をひとまとまりの検査用データとして
システムバス8に送出する。そしてシステムバス8に送
出されたデータの群を記憶装置7に記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ASIC等の論理回
路の検査用データ収集装置及び検査用データ収集方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ASIC(Application Spec
ific IC)の機能を検証するための装置としてASICエ
ミュレータが知られている。このASICエミュレータ
は、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプ
ログラマブルな論理素子の群を備えてなり、入力された
ASICの設計情報であるネットリストを基に、このA
SICと同じ機能を持つ論理回路を前記プログラマブル
な論理素子群の上に自動的に構築する。そしてASIC
が搭載されるシステムに、実際のASICチップに代え
てASICエミュレータを接続しプログラムを実行させ
てみることで、ASICの試作以前にASICの機能的
な検証を行うことができる。
【0003】しかしながら、ASICエミュレータによ
る検証では、ASICが機能的に正しく動作するかの判
断はできても、ASICの動作のタイミングが適当であ
るかの検証まではできない。これは、ASICシミュレ
ータがASICと同じ機能を持つ論理回路を実際のAS
ICの構造とは異なるハードウェア上に構築しているが
故に、回路中を伝搬する信号の遅延時間がASICシミ
ュレータ上の論理回路と実際のASICとでは違ったも
のになるからである。
【0004】したがって、ASICのタイミング的な条
件をも考慮した動作検証に関しては、ソフトウェアシミ
ュレータを用いて行う必要があった。
【0005】さて、このソフトウェアシミュレータを用
いた検証では、シミュレータに与えるテストデータつま
りASICへの入力データとこれに対する期待値つまり
ASICからの出力データとを事前に作成しておく必要
がある。しかし、このテストデータ及び期待値の作成
は、一般に、設計者自らが設計図を参照して行ってお
り、大変手間のかかる作業と言える。よって、検証に必
要なすべてのテストデータを事前に用意することは、特
に近年のASICの規模拡大により現実的には困難な状
況となってきている。このため、テスト漏れが起こり、
ASIC試作後に不具合が露呈する等、ASICの開発
工期をいたずらに長びかせてしまうことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するためのものであり、ソフトウェアシミュレ
ータ等の検証システムに与える検査用データを、エミュ
レータによる論理回路の機能的な検証作業と同時に自動
的に収集することができ、タイミング検証用データ等の
検査用データの収集・作成効率を大幅に改善することの
できる論理回路の検査用データ収集装置及び検査用デー
タ収集方法の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の論理回路の検査
用データ収集装置は上記した目的を達成するために、特
定用途向けの論理回路が搭載されるシステムに、前記論
理回路に代えて前記論理回路の機能をエミュレートする
エミュレータを信号接続ラインを通じて接続してなるエ
ミュレーション環境と、前記信号接続ラインに介挿さ
れ、エミュレーションの実行中に前記エミュレータと前
記システムとの間で入出力される信号群を前記エミュレ
ーション環境にて設定された動作クロックの周期に従っ
て前記信号接続ラインより取り込む信号取り込み手段
と、前記信号取り込み手段によって取り込まれた周期ご
との信号群を検査用データとして蓄積する蓄積手段とを
具備することを特徴としている。
【0008】また本発明の論理回路の検査用データ収集
方法は上記した目的を達成するために、特定用途向けの
論理回路が搭載されるシステムに、前記論理回路に代え
て前記論理回路の機能をエミュレートするエミュレータ
を信号接続ラインを通じて接続してなるエミュレーショ
ン環境を構築する工程と、前記エミュレーション環境に
てエミュレーションを実行する工程と、前記エミュレー
ションの実行中に、前記エミュレータと前記システムと
の間で入出力される信号を前記エミュレーション環境に
て設定された動作クロックの周期に従って前記信号接続
ラインから取り込む工程と、前記取り込まれた周期ごと
の信号群を検査用データとして記憶装置に蓄積する工程
とを有することを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明では、エミュレーションの実行中に、エ
ミュレータとシステムとの間で入出力される信号群をエ
ミュレーション環境にて設定された動作クロックの周期
に従って信号接続ラインより取り込み、取り込んだ周期
ごとの信号群を検査用データとして蓄積することで、ソ
フトウェアシミュレータ等の他の検証システムに与える
検査用データを、エミュレータによる論理回路の機能的
な検証作業と同時に自動的に収集することができ、これ
によりタイミング検証用データ等の検査用データの収集
効率を大幅に改善することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0011】図1は本発明に係る一実施例のASIC検
査用データ収集装置の構成を示すブロック図である。
【0012】同図において、1はASICエミュレータ
であり、入力された検証対象の論理回路であるASIC
のネットリスト(設計情報)から、これと同じ機能を持
つ論理回路をFPGA等のプログラマブルな論理素子の
群からなるハードウェア上に構築する。2は検証対象で
あるASICが将来搭載されることになるパーソナルコ
ンピュータ等のターゲットシステムである。現段階にあ
ってこのターゲットシステムには、前記ASICに代え
てASICエミュレータ1が信号接続ラインの群3を通
じて相互に接続されている。また、4は検査用データ収
集機構である。この検査用データ収集機構4はプロセッ
サ5、データ送出装置6及び記憶装置7をシステムバス
8を介して相互に接続して構成される。プロセッサ5は
検査用データ収集機構4における全体の動作を制御す
る。データ送出装置6はASICエミュレータ1とター
ゲットシステム2との間の各信号接続ライン3に介挿さ
れている。そしてこのデータ送出装置6は、ASICエ
ミュレータ1とターゲットシステム2との間で入出力さ
れる信号群をエミュレーション環境にて設定された動作
クロックの周期に従って各信号接続ライン3から取り込
み、取り込んだ周期ごとの信号群をひとまとまりの検査
用データとしてシステムバス8に送出する。記憶装置7
はデータ送出装置6によってシステムバス8に送出され
た検査用データの群を記憶する。
【0013】次に本実施例の動作を説明する。
【0014】まずASICエミュレータ1内のプログラ
マブルな論理素子の群からなるハードウェア上に、検証
対象であるASICと同じ機能を持つ論理回路を構築す
る。この論理回路の構築は、ASICの設計情報である
ネットリストをASICエミュレータ1に与えることに
よって自動的に行われる。
【0015】次に、検査用データ収集機構4において、
ASICエミュレータ1とターゲットシステム2との間
の入出力信号を取り込むためのタイミングを設定する。
このタイミングは、エミュレーション環境つまりASI
Cエミュレータ1及びターゲットシステム2に設定され
た動作クロックの周期に設定する。なお、エミュレーシ
ョン環境における動作クロックの周波数は、実際にAS
ICをターゲットシステム2に搭載して動作させる時よ
りも低く設定してある。
【0016】この後、エミュレーションを開始する。つ
まりASICエミュレータ1内に構築された論理回路を
使ってターゲットシステム2内のアプリケーションプロ
グラムを実際に動作させる。この動作を設計者が監視す
ることによってASICの機能検証(タイミング的な条
件を無視した機能検証)が行われる。そしてこの間、検
査用データ収集機構4によってASICエミュレータ1
とターゲットシステム2との間で入出力される信号の収
集が行われる。
【0017】検査用データ収集機構4の制御はマイクロ
プロセッサ5によって行われる。マイクロプロセッサ5
は、予め設定されているタイミング、つまり前記のエミ
ュレーション環境に設定された動作クロックの周期でデ
ータ送出装置6にシステムバス8への信号送出(各信号
接続ライン3からの信号抽出)を指示する制御信号を出
力するとともに、記憶装置7にデータ書き込みのための
制御信号及びアドレス等を送る。データ送出装置6は、
マイクロプロセッサ5からの制御信号を入力すると各信
号接続ライン3の信号群を取り込み、これらをひとまと
まりの検査用データとしてシステムバス8に送出する。
記憶装置7はマイクロプロセッサ5により指示された番
地にシステムバス8上のデータを書き込んで行く。以上
により、エミュレーション実行中にASICエミュレー
タ1とターゲットシステム2との間で入出力されるすべ
ての信号群のデータを記憶装置7に収集する。
【0018】その後、ASICのエミュレーションによ
る機能異常が検出されなければ、検査用データ収集機構
4が収集した検査用データ群の中からASICのタイミ
ング検証用データとして利用するのに好適なデータを選
び出す。その際、ASICエミュレータ1への入力信号
とこれに対するASICエミュレータ1からの出力信号
を一組として選択が行われる。
【0019】さて、ASICのタイミング検証は既知の
ソウトウェアシミュレータを用いて行われる。従来、こ
のシミュレータに与えるテストデータ及び期待値は設計
者自らが作成していたが、本実施例では収集した検査用
データの中から、タイミング的な問題を起こしやすい動
作条件の検査用データを選択するだけで目的のテストデ
ータ及び期待値を得ることができる。
【0020】したがって、テストデータ及び期待値を得
るための設計者の労力は大幅に軽減される。この結果、
テスト漏れによるASIC試作後の不具合発生率も大幅
に低減でき、ASIC開発工期の安定化、短縮化を図る
こともできる。
【0021】また、本実施例の装置で収集したデータ
は、ASICの製造不良による故障検出用データとして
も用いることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の論理回路の
検査用データ収集装置及び検査用データ収集方法によれ
ば、ソフトウェアシミュレータ等の検証システムに与え
る検査用データを、エミュレータによる論理回路の機能
検証作業と同時に自動的に収集することができ、これに
よりタイミング検証用データ等の検査用データの収集効
率を大幅に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のASIC検査用データ
収集装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…ASICエミュレータ、2…ターゲットシステム、
3…信号接続ラインの群、4…検査用データ収集機構、
5…プロセッサ、6…データ送出装置、7…記憶装置、
8…システムバス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定用途向けの論理回路が搭載されるシ
    ステムに、前記論理回路に代えて前記論理回路の機能を
    エミュレートするエミュレータを信号接続ラインを通じ
    て接続してなるエミュレーション環境と、 前記信号接続ラインに介挿され、エミュレーションの実
    行中に前記エミュレータと前記システムとの間で入出力
    される信号群を前記エミュレーション環境にて設定され
    た動作クロックの周期に従って前記信号接続ラインより
    取り込む信号取り込み手段と、 前記信号取り込み手段によって取り込まれた周期ごとの
    信号群を検査用データとして蓄積する蓄積手段とを具備
    することを特徴とする論理回路の検査用データ収集装
    置。
  2. 【請求項2】 特定用途向けの論理回路が搭載されるシ
    ステムに、前記論理回路に代えて前記論理回路の機能を
    エミュレートするエミュレータを信号接続ラインを通じ
    て接続してなるエミュレーション環境を構築する工程
    と、 前記エミュレーション環境にてエミュレーションを実行
    する工程と、 前記エミュレーションの実行中に、前記エミュレータと
    前記システムとの間で入出力される信号を前記エミュレ
    ーション環境にて設定された動作クロックの周期に従っ
    て前記信号接続ラインから取り込む工程と、 前記取り込まれた周期ごとの信号群を検査用データとし
    て記憶装置に蓄積する工程とを有することを特徴とする
    論理回路の検査用データ収集方法。
JP5226110A 1993-09-10 1993-09-10 論理回路の検査用データ収集装置及び検査用データ収集方法 Withdrawn JPH0785115A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012157054A (ja) * 2004-07-02 2012-08-16 Altera Corp プログラマブル論理の特定用途向け集積回路等価物および関連の方法

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