JPH0784710A - 位置入力装置 - Google Patents
位置入力装置Info
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- JPH0784710A JPH0784710A JP23206693A JP23206693A JPH0784710A JP H0784710 A JPH0784710 A JP H0784710A JP 23206693 A JP23206693 A JP 23206693A JP 23206693 A JP23206693 A JP 23206693A JP H0784710 A JPH0784710 A JP H0784710A
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- optical waveguide
- light
- optical path
- optical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、位置の入力または検出を精度良
く、高分解能に行うことができ、耐久性に優れた位置入
力装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、光導波路2を備える光導波路部材
1と、この光導波路部材1に設けられて光導波路2中を
導波する光の光路を光導波部材1の外方に変換する光路
変換部5と、光導波路2の一方の端面4側に配置されて
光導波路2中を導波させる光を発する発光手段10と前
記光導波路2の一方の端面4側に配置されて光を受光す
る受光手段の少なくとも一方と、前記光導波路の一方の
端面側に配置された発光手段に対応する受光手段と前記
光導波路の一方の端面側に配置された発光手段に対応す
る受光手段の少なくとも一方を備えて前記光路変換部5
に対して移動自在に設けられる位置入力手段9と、前記
受光手段に受光された光に基づいて前記位置入力手段の
位置を算出する演算手段7とを具備してなるものであ
る。
く、高分解能に行うことができ、耐久性に優れた位置入
力装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明は、光導波路2を備える光導波路部材
1と、この光導波路部材1に設けられて光導波路2中を
導波する光の光路を光導波部材1の外方に変換する光路
変換部5と、光導波路2の一方の端面4側に配置されて
光導波路2中を導波させる光を発する発光手段10と前
記光導波路2の一方の端面4側に配置されて光を受光す
る受光手段の少なくとも一方と、前記光導波路の一方の
端面側に配置された発光手段に対応する受光手段と前記
光導波路の一方の端面側に配置された発光手段に対応す
る受光手段の少なくとも一方を備えて前記光路変換部5
に対して移動自在に設けられる位置入力手段9と、前記
受光手段に受光された光に基づいて前記位置入力手段の
位置を算出する演算手段7とを具備してなるものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、座標入力等に好適な位
置入力装置に関するもので、特に光導波路を有する光導
波部材を利用した位置入力装置に関する。
置入力装置に関するもので、特に光導波路を有する光導
波部材を利用した位置入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスプレイ画面に座標入力面を
重ねて用いるのに好適な座標入力装置として、例えば、
2枚の透明抵抗シートの抵抗膜が、絶縁スペーサを介し
て所定間隔を隔てて相対向されてなる抵抗膜方式による
もの、短冊状の透明電極が複数本形成されてなる2枚の
透明電極シートの透明電極が、絶縁スペーサにより所定
の間隔を隔てて相対向されてなるスイッチマトリックス
方式によるものなどが知られている。
重ねて用いるのに好適な座標入力装置として、例えば、
2枚の透明抵抗シートの抵抗膜が、絶縁スペーサを介し
て所定間隔を隔てて相対向されてなる抵抗膜方式による
もの、短冊状の透明電極が複数本形成されてなる2枚の
透明電極シートの透明電極が、絶縁スペーサにより所定
の間隔を隔てて相対向されてなるスイッチマトリックス
方式によるものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の抵抗
膜方式およびスイッチマトリックス方式による座標入力
装置は、ペンや指をタッチ入力面に直接触れる方式であ
るため、入力時に絶縁スペーサの近傍の透明抵抗シート
および透明電極シートの変形が局部的に大きくなり、複
雑に力が加わるので、耐久性が低いという問題がある。
また、抵抗膜方式によれば、抵抗膜の抵抗値のばらつき
により位置検出誤差が大きいという問題がある。一方、
スイッチマトリックス方式によれば、透明電極を微細パ
ターンにて形成すると抵抗値が大きくなり、発熱したり
消費電力が大きくなるので、高分解能の位置検出ができ
ないという問題がある。
膜方式およびスイッチマトリックス方式による座標入力
装置は、ペンや指をタッチ入力面に直接触れる方式であ
るため、入力時に絶縁スペーサの近傍の透明抵抗シート
および透明電極シートの変形が局部的に大きくなり、複
雑に力が加わるので、耐久性が低いという問題がある。
また、抵抗膜方式によれば、抵抗膜の抵抗値のばらつき
により位置検出誤差が大きいという問題がある。一方、
スイッチマトリックス方式によれば、透明電極を微細パ
ターンにて形成すると抵抗値が大きくなり、発熱したり
消費電力が大きくなるので、高分解能の位置検出ができ
ないという問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、位置の入力または検出を精度良く、かつ、高分
解能に行うことができ、耐久性に優れた位置入力装置を
提供することを目的とするものである。
もので、位置の入力または検出を精度良く、かつ、高分
解能に行うことができ、耐久性に優れた位置入力装置を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記課題を解決するために、光導波路を備える板状または
フイルム状の光導波路部材と、この光導波路部材の主面
あるいはその近傍に設けられて前記光導波路中を導波す
る光の光路を前記光導波部材の外方に変換する光路変換
部と、前記光導波路の一方の端面側に配置されて前記光
導波路中を導波させる光を発する発光手段と前記光導波
路の一方の端面側に配置されて光を受光する受光手段の
少なくとも一方と、前記光導波路の一方の端面側に配置
された発光手段に対応する受光手段と前記光導波路の一
方の端面側に配置された発光手段に対応する受光手段の
少なくとも一方を備えて前記光路変換部に対して移動自
在に設けられる位置入力手段と、前記受光手段に受光さ
れた光に基づいて前記位置入力手段の位置を算出する演
算手段を具備してなるものである。
記課題を解決するために、光導波路を備える板状または
フイルム状の光導波路部材と、この光導波路部材の主面
あるいはその近傍に設けられて前記光導波路中を導波す
る光の光路を前記光導波部材の外方に変換する光路変換
部と、前記光導波路の一方の端面側に配置されて前記光
導波路中を導波させる光を発する発光手段と前記光導波
路の一方の端面側に配置されて光を受光する受光手段の
少なくとも一方と、前記光導波路の一方の端面側に配置
された発光手段に対応する受光手段と前記光導波路の一
方の端面側に配置された発光手段に対応する受光手段の
少なくとも一方を備えて前記光路変換部に対して移動自
在に設けられる位置入力手段と、前記受光手段に受光さ
れた光に基づいて前記位置入力手段の位置を算出する演
算手段を具備してなるものである。
【0006】請求項2記載の発明は前記課題を解決する
ために、請求項1記載の位置入力装置において、光路変
換部をマトリックス状に配置してなるものである。
ために、請求項1記載の位置入力装置において、光路変
換部をマトリックス状に配置してなるものである。
【0007】請求項3記載の発明は前記課題を解決する
ために、光導波路を備える板状またはフイルム状の光導
波路部材と、この光導波路部材の主面あるいはその近傍
に設けられて前記光導波路中を導波する光の光路を前記
光導波部材の外方に変換する光路変換部と、前記光導波
路の一方の端面側に配置されて前記光導波路中を導波さ
せる光を発する発光手段と、前記光路変換部から出射さ
れる光を前記光路変換部に向けて反射する反射部材を供
え、かつ、前記光路変換部に対して移動自在な反射型位
置入力手段と、前記発光手段の近傍に配置されて前記反
射型位置入力手段により反射される光を受光するための
受光手段と、該受光手段により受光される光に基づいて
前記反射型位置入力手段の位置を算出する演算手段を具
備してなるものである。
ために、光導波路を備える板状またはフイルム状の光導
波路部材と、この光導波路部材の主面あるいはその近傍
に設けられて前記光導波路中を導波する光の光路を前記
光導波部材の外方に変換する光路変換部と、前記光導波
路の一方の端面側に配置されて前記光導波路中を導波さ
せる光を発する発光手段と、前記光路変換部から出射さ
れる光を前記光路変換部に向けて反射する反射部材を供
え、かつ、前記光路変換部に対して移動自在な反射型位
置入力手段と、前記発光手段の近傍に配置されて前記反
射型位置入力手段により反射される光を受光するための
受光手段と、該受光手段により受光される光に基づいて
前記反射型位置入力手段の位置を算出する演算手段を具
備してなるものである。
【0008】請求項4記載の発明は前記課題を解決する
ために、請求項3記載の位置入力装置において、光路変
換部をマトリックス状に配置してなるものである。
ために、請求項3記載の位置入力装置において、光路変
換部をマトリックス状に配置してなるものである。
【0009】請求項5記載の発明は前記課題を解決する
ために、請求項3または4記載の位置入力装置におい
て、発光手段および受光手段と光導波路の一方の端面と
の間に偏向手段を配設してなるものである。
ために、請求項3または4記載の位置入力装置におい
て、発光手段および受光手段と光導波路の一方の端面と
の間に偏向手段を配設してなるものである。
【0010】
【作用】請求項1および請求項2による位置入力装置
は、光導波路を備える板状またはフィルム状の光導波部
材と発光手段と受光手段を主構成とするので、光導波部
材の光導波路や光路変換部を微細パターンにて形成でき
ることから、高分解能に位置検出を行うことができる。
また、位置入力手段を光導波部材に直接接触させること
なく入力できるので、極めて耐久性に優れる。更にま
た、複数の光導波路を直交させて設けるならば、光変換
部をマトリックス状に配置できるので、座標入力にも適
用できる。
は、光導波路を備える板状またはフィルム状の光導波部
材と発光手段と受光手段を主構成とするので、光導波部
材の光導波路や光路変換部を微細パターンにて形成でき
ることから、高分解能に位置検出を行うことができる。
また、位置入力手段を光導波部材に直接接触させること
なく入力できるので、極めて耐久性に優れる。更にま
た、複数の光導波路を直交させて設けるならば、光変換
部をマトリックス状に配置できるので、座標入力にも適
用できる。
【0011】請求項3ないし請求項5による位置入力装
置は、光導波路を備える板状またはフィルム状の光導波
部材と発光手段と反射部材とを主構成とするから、光導
波部材の光導波路や光路変換部を微細パターンにて形成
できることから、高分解能にて位置検出を行うことがで
きる。更に、光導波部材の外方に出射された光を反射部
材によって反射させて光導波部材に戻し、光導波部材の
近傍に配置された受光部で検出し、演算手段で演算する
ことで、正確な信号処理ができるようになり、正確な位
置入力ができる。また、反射部材を光度は部材に直接接
触させることなく入力できるので、極めて耐久性に優れ
る。更にまた、複数の光導波路を直交させて設けるなら
ば、光変換部をマトリックス状に配置できるので、座標
入力にも適用できる。
置は、光導波路を備える板状またはフィルム状の光導波
部材と発光手段と反射部材とを主構成とするから、光導
波部材の光導波路や光路変換部を微細パターンにて形成
できることから、高分解能にて位置検出を行うことがで
きる。更に、光導波部材の外方に出射された光を反射部
材によって反射させて光導波部材に戻し、光導波部材の
近傍に配置された受光部で検出し、演算手段で演算する
ことで、正確な信号処理ができるようになり、正確な位
置入力ができる。また、反射部材を光度は部材に直接接
触させることなく入力できるので、極めて耐久性に優れ
る。更にまた、複数の光導波路を直交させて設けるなら
ば、光変換部をマトリックス状に配置できるので、座標
入力にも適用できる。
【0012】また、発光手段および受光手段と光導波路
の一方の端面との間に偏向手段を配設した構造としたも
のは、反射部材で反射されて光路変換部に戻る光を発光
手段に戻すことなく効率良く受光手段に入射させること
ができ、演算手段における信号処理上有利となる。
の一方の端面との間に偏向手段を配設した構造としたも
のは、反射部材で反射されて光路変換部に戻る光を発光
手段に戻すことなく効率良く受光手段に入射させること
ができ、演算手段における信号処理上有利となる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。なお、各実施例の同一構成要素には同一符号を付
すことにする。
する。なお、各実施例の同一構成要素には同一符号を付
すことにする。
【0014】(実施例1)以下に、本発明による位置入
力装置の第1実施例を図1ないし図5に基づいて説明す
る。図1は、位置入力手段を除く位置入力装置の主要部
の略平面図、図2は、位置入力手段の概略断面図、図3
は、光導波部材1の要部拡大正面図、図4は光導波部材
1の要部拡大斜視図である。図1と図4において、1は
フイルム状または板状の光導波部材、2は光を導波させ
るためのコア部からなる光導波路で、この例の光導波路
2は格子状に形成され、自身の屈折率よりも高い屈折率
を有する図3に示すクラッド層8の内部に埋め込まれた
構造になっている。図1と図4において、3は前記光導
波路2から分岐して設けられた分岐光導波路であり、4
はクラッド層8の側面に露出されている光導波路2の一
方の端面であり、この端面4は光導波部材1の側面に位
置している。
力装置の第1実施例を図1ないし図5に基づいて説明す
る。図1は、位置入力手段を除く位置入力装置の主要部
の略平面図、図2は、位置入力手段の概略断面図、図3
は、光導波部材1の要部拡大正面図、図4は光導波部材
1の要部拡大斜視図である。図1と図4において、1は
フイルム状または板状の光導波部材、2は光を導波させ
るためのコア部からなる光導波路で、この例の光導波路
2は格子状に形成され、自身の屈折率よりも高い屈折率
を有する図3に示すクラッド層8の内部に埋め込まれた
構造になっている。図1と図4において、3は前記光導
波路2から分岐して設けられた分岐光導波路であり、4
はクラッド層8の側面に露出されている光導波路2の一
方の端面であり、この端面4は光導波部材1の側面に位
置している。
【0015】また、図1と図4に示す5は、分岐光導波
路3の端部に形成された光路変換部であり、光導波路2
と分岐光導波路3を導波する光の光路を光導波部材1の
外方に変換する機能を有し、光導波部材1の主面または
その近傍に形成されている。従って、前記光路変換部5
は、分岐光導波路3を導波する光の光路を光導波部材1
の外方に変換する一方で、光導波部材1の外方から光路
変換部5へ入射される光を分岐光導波路3と光導波路2
へと導くことができるようになっている。更に、図1に
示す6は、光導波路2の端面4から出射される光を受光
できるように配置されたピンフォトダイオードなどの受
光素子からなる受光手段を示し、7は、受光手段6で受
光される光に基づいて、後述する位置入力手段9の位置
を算出する演算手段である。この例では、光導波部材1
の側面に露出された光導波路2の端面4・・・に対応す
るように複数の受光素子が光導波部材1の側面側に整列
配置され、各受光素子が演算手段7に接続されている。
路3の端部に形成された光路変換部であり、光導波路2
と分岐光導波路3を導波する光の光路を光導波部材1の
外方に変換する機能を有し、光導波部材1の主面または
その近傍に形成されている。従って、前記光路変換部5
は、分岐光導波路3を導波する光の光路を光導波部材1
の外方に変換する一方で、光導波部材1の外方から光路
変換部5へ入射される光を分岐光導波路3と光導波路2
へと導くことができるようになっている。更に、図1に
示す6は、光導波路2の端面4から出射される光を受光
できるように配置されたピンフォトダイオードなどの受
光素子からなる受光手段を示し、7は、受光手段6で受
光される光に基づいて、後述する位置入力手段9の位置
を算出する演算手段である。この例では、光導波部材1
の側面に露出された光導波路2の端面4・・・に対応す
るように複数の受光素子が光導波部材1の側面側に整列
配置され、各受光素子が演算手段7に接続されている。
【0016】一方、図2において、9は、位置入力手
段、10はLEDなどの発光素子からなる発光手段、1
1は発光手段10から発せられた光を平行光あるいは収
束光にするためのレンズなどからなる光学部材である。
この位置入力手段9には、発光手段10を駆動するため
の電源やスイッチ(いずれも図面では省略)などが設け
られている。
段、10はLEDなどの発光素子からなる発光手段、1
1は発光手段10から発せられた光を平行光あるいは収
束光にするためのレンズなどからなる光学部材である。
この位置入力手段9には、発光手段10を駆動するため
の電源やスイッチ(いずれも図面では省略)などが設け
られている。
【0017】次に、図3において、8はコア部からなる
光導波路2の屈折率よりも高い屈折率を有するクラッド
層を示す。また、この例の光導波部材1においては、図
4に示すように格子状の光導波路2で区切られた各矩形
領域上に光路変換部5が設けられており、これらの各光
路変換部5が分岐光導波路3によって光導波路2に接続
されている。
光導波路2の屈折率よりも高い屈折率を有するクラッド
層を示す。また、この例の光導波部材1においては、図
4に示すように格子状の光導波路2で区切られた各矩形
領域上に光路変換部5が設けられており、これらの各光
路変換部5が分岐光導波路3によって光導波路2に接続
されている。
【0018】図5は、図1の光路変換部5の一例を示す
要部断面図である。図5において、15は格子からなる
光路変換部である。この光路変換部15のの格子パター
ンは、分岐光導波路3を導波する光の光路を光導波部材
1の外方、即ち、図中Z方向に変換できるパターンにて
形成されている。従って、図中−Z方向、即ちZ方向の
逆方向に進む光は、光路変換部15で光路が変換され、
分岐光路導波路3に導波される。
要部断面図である。図5において、15は格子からなる
光路変換部である。この光路変換部15のの格子パター
ンは、分岐光導波路3を導波する光の光路を光導波部材
1の外方、即ち、図中Z方向に変換できるパターンにて
形成されている。従って、図中−Z方向、即ちZ方向の
逆方向に進む光は、光路変換部15で光路が変換され、
分岐光路導波路3に導波される。
【0019】次に図6に基づいて光導波部材1の製造方
法の一例について説明する。まず、図6(a)に示すよ
うに、酢酸ブチルセルロースのどの樹脂をベースとし
て、これに高移動度のモノマーと硬化開始剤とを加え、
キャスティング法によりフィルム12上に100〜30
0μmの厚さの基体13を形成する。次に、図6(b)
に示すようにパターンマスク14を介して紫外線露光し
て光重合させることにより、高屈折率の光導波路2と分
岐導波路3を所望のパターンに形成し、更に図6(c)
に示すように分岐光導波路3の端部近傍上側に、エキシ
マレーザ加工などの手法により、格子からなる光路変換
部15を形成する。次に、図6(d)および(e)に示
すように、基体13の上下面にそれぞれ基体13と同じ
材料を所定の厚さで積層してクラッド層8を形成し、更
に125℃程度の温度で1時間以上保持した後、図6
(f)に示すように紫外線露光して全体を光重合するこ
とで光導波部材1が得られる。
法の一例について説明する。まず、図6(a)に示すよ
うに、酢酸ブチルセルロースのどの樹脂をベースとし
て、これに高移動度のモノマーと硬化開始剤とを加え、
キャスティング法によりフィルム12上に100〜30
0μmの厚さの基体13を形成する。次に、図6(b)
に示すようにパターンマスク14を介して紫外線露光し
て光重合させることにより、高屈折率の光導波路2と分
岐導波路3を所望のパターンに形成し、更に図6(c)
に示すように分岐光導波路3の端部近傍上側に、エキシ
マレーザ加工などの手法により、格子からなる光路変換
部15を形成する。次に、図6(d)および(e)に示
すように、基体13の上下面にそれぞれ基体13と同じ
材料を所定の厚さで積層してクラッド層8を形成し、更
に125℃程度の温度で1時間以上保持した後、図6
(f)に示すように紫外線露光して全体を光重合するこ
とで光導波部材1が得られる。
【0020】次に、第1実施例の位置検出装置の作用に
ついて説明する。図2に示す位置入力装置9の光学部材
11を、光導波部材1に非接触状態で対向させて、位置
入力手段9の図示しないスイッチをONの状態にする
と、発光手段10から発せられる光は、光学部材11に
よって絞り込まれて光導波部材1の光路変換部5に入射
される。この光は、光路変換部5から分岐光導波路3に
導かれ、さらに図中X方向およびY方向に延びる光導波
路2を導波して、それぞれ図中左側と下側に向けて導波
した後、端面4から出射されてそれらの端面4に対峙す
る受光手段6に受光される。ここで演算手段7は、この
受光手段6で受光した光に基づいて、光導波部材1上に
おける光のスポットの位置、即ち、位置入力手段9の光
導波部材1に対する位置を算出することができる。
ついて説明する。図2に示す位置入力装置9の光学部材
11を、光導波部材1に非接触状態で対向させて、位置
入力手段9の図示しないスイッチをONの状態にする
と、発光手段10から発せられる光は、光学部材11に
よって絞り込まれて光導波部材1の光路変換部5に入射
される。この光は、光路変換部5から分岐光導波路3に
導かれ、さらに図中X方向およびY方向に延びる光導波
路2を導波して、それぞれ図中左側と下側に向けて導波
した後、端面4から出射されてそれらの端面4に対峙す
る受光手段6に受光される。ここで演算手段7は、この
受光手段6で受光した光に基づいて、光導波部材1上に
おける光のスポットの位置、即ち、位置入力手段9の光
導波部材1に対する位置を算出することができる。
【0021】このように、実施例1の位置入力装置によ
れば、位置入力手段9から発せられた光を光導波部材1
上の所望の位置に照射することにより、その所望の位置
を指定入力することができる。また、位置入力手段9の
スイッチをONの状態にしたままで光導波部材1の上を
移動させると、その移動の軌跡を入力できるので、文字
や絵を入力することができる。更に、光導波部材1の光
導波路2、分岐導波路3および光路変換部5は、光学技
術を利用して作成できるので、ミクロンオーダーの微細
パターンにて形成できるため、位置の検出または入力を
高分解能に行うことができる。更にまた、位置入力手段
9を光導波部材1に対して非接触状態で対向させて入力
できるので、極めて耐久性に優れる。
れば、位置入力手段9から発せられた光を光導波部材1
上の所望の位置に照射することにより、その所望の位置
を指定入力することができる。また、位置入力手段9の
スイッチをONの状態にしたままで光導波部材1の上を
移動させると、その移動の軌跡を入力できるので、文字
や絵を入力することができる。更に、光導波部材1の光
導波路2、分岐導波路3および光路変換部5は、光学技
術を利用して作成できるので、ミクロンオーダーの微細
パターンにて形成できるため、位置の検出または入力を
高分解能に行うことができる。更にまた、位置入力手段
9を光導波部材1に対して非接触状態で対向させて入力
できるので、極めて耐久性に優れる。
【0022】なお、実施例1の位置入力装置では、発光
手段10を位置入力手段9に設け、受光手段6を光導波
路2の端面4に対峙する側に設けた例が開示されている
が、この発光手段10と受光手段6とを逆に設けても良
いことは言うまでもない。
手段10を位置入力手段9に設け、受光手段6を光導波
路2の端面4に対峙する側に設けた例が開示されている
が、この発光手段10と受光手段6とを逆に設けても良
いことは言うまでもない。
【0023】次に、実施例1に示した位置入力装置に用
いる光導波部材の変形例を図7ないし図9に基づいて説
明する。図7に示す光導波部材21は、第1光導波部材
16と第2光導波部材17を重ねてなるものであり、光
導波部材21を除くと、他の構成は、前記実施例1と同
等である。ここで、第1光導波部材16は、図中Y方向
に平行に延びる複数の光導波路2を有し、第2光導波部
材17は、図中X方向に延びる複数の光導波路2を有す
る。なお、図7に示すように、第1光導波部材16と第
2光導波部材17におけるそれぞれの光路変換部5は、
第1光導波部材16と第2光導波部材17とを重ねた際
に、上下に重ならないように配置されている。このよう
に、光導波部材21の光路変換部25は、第1光導波部
材16の光路変換部5と第2光導波部材17の光路変換
部5とからなる。
いる光導波部材の変形例を図7ないし図9に基づいて説
明する。図7に示す光導波部材21は、第1光導波部材
16と第2光導波部材17を重ねてなるものであり、光
導波部材21を除くと、他の構成は、前記実施例1と同
等である。ここで、第1光導波部材16は、図中Y方向
に平行に延びる複数の光導波路2を有し、第2光導波部
材17は、図中X方向に延びる複数の光導波路2を有す
る。なお、図7に示すように、第1光導波部材16と第
2光導波部材17におけるそれぞれの光路変換部5は、
第1光導波部材16と第2光導波部材17とを重ねた際
に、上下に重ならないように配置されている。このよう
に、光導波部材21の光路変換部25は、第1光導波部
材16の光路変換部5と第2光導波部材17の光路変換
部5とからなる。
【0024】このような光導波部材21に用いられる光
路変換部の好ましい一例を図8と図9に示す。図8と図
9は、光路変換部とその近傍の断面図である。図8にお
いて、35は、分岐光導波路3の軸と直交する垂直面に
対して傾斜する傾斜平面からなる光路変換部であり、こ
の光路変換部35は、クラッド層8と分岐光導波路3と
にわたるV字状切欠部を形成することで形成されてい
る。なお、前記の光路変換部35には、Alなどの金属
からなる反射膜が形成されていても良いし、また、前記
V字状切欠部に分岐光導波路3と異なる屈折率を有する
材料を充填して形成しても良い。図9において、45
は、光路変換部、20は、分岐光導波路3と異なる屈折
率を有する高屈折率層である。この光路変換部45は、
分岐光導波路3と高屈折率層20との境界であって、分
岐光導波路3の軸に対して傾斜する傾斜面から構成され
ている。
路変換部の好ましい一例を図8と図9に示す。図8と図
9は、光路変換部とその近傍の断面図である。図8にお
いて、35は、分岐光導波路3の軸と直交する垂直面に
対して傾斜する傾斜平面からなる光路変換部であり、こ
の光路変換部35は、クラッド層8と分岐光導波路3と
にわたるV字状切欠部を形成することで形成されてい
る。なお、前記の光路変換部35には、Alなどの金属
からなる反射膜が形成されていても良いし、また、前記
V字状切欠部に分岐光導波路3と異なる屈折率を有する
材料を充填して形成しても良い。図9において、45
は、光路変換部、20は、分岐光導波路3と異なる屈折
率を有する高屈折率層である。この光路変換部45は、
分岐光導波路3と高屈折率層20との境界であって、分
岐光導波路3の軸に対して傾斜する傾斜面から構成され
ている。
【0025】ここで、図9に示す光路変換部45の形成
方法について説明する。光路変換部45は、例えば図6
(b)に示す分岐光導波路3の終端部近傍に対して、所
望のパターンを形成するマスクを介して紫外線を斜め方
向に照射することにより形成される。この工程を除く他
の作成方法は、図6(c)に示すエキシマレーザ加工工
程を除いた図6の製造方法と同様であり、この方法を実
施することで図9に示す光路変換部45を形成すること
ができる。
方法について説明する。光路変換部45は、例えば図6
(b)に示す分岐光導波路3の終端部近傍に対して、所
望のパターンを形成するマスクを介して紫外線を斜め方
向に照射することにより形成される。この工程を除く他
の作成方法は、図6(c)に示すエキシマレーザ加工工
程を除いた図6の製造方法と同様であり、この方法を実
施することで図9に示す光路変換部45を形成すること
ができる。
【0026】次に、実施例1に示した位置入力装置に用
いる光導波部材の他の変形例を図10ないし図12に基
づいて説明する。図10に示す光導波部材31は、第3
光導波部材18と第4光導波部材19を重ねてなるもの
であり、光導波路31を除いた他の構成は、前記実施例
1と同等である。なお、第3光導波部材18および第4
光導波部材19が、前記変形例による第1光導波部材1
6および第2光導波部材17と異なるのは、分岐光導波
路3のない光導波路2に光路変換部5が複数個形成され
ている点である。この例のように光導波路2上に分岐光
導波路3を形成することなく光路変換部5を形成しても
良い。ここで、光路変換部5は、第3光導波部材18と
第4光導波部材19とを重ねた際に上下に重ならないよ
うに配置されている。このように、光導波部材31の光
路変換部55は、第3光導波部材18の光路変換部5
と、第4光導波部材19の光路変換部5とからなる。
いる光導波部材の他の変形例を図10ないし図12に基
づいて説明する。図10に示す光導波部材31は、第3
光導波部材18と第4光導波部材19を重ねてなるもの
であり、光導波路31を除いた他の構成は、前記実施例
1と同等である。なお、第3光導波部材18および第4
光導波部材19が、前記変形例による第1光導波部材1
6および第2光導波部材17と異なるのは、分岐光導波
路3のない光導波路2に光路変換部5が複数個形成され
ている点である。この例のように光導波路2上に分岐光
導波路3を形成することなく光路変換部5を形成しても
良い。ここで、光路変換部5は、第3光導波部材18と
第4光導波部材19とを重ねた際に上下に重ならないよ
うに配置されている。このように、光導波部材31の光
路変換部55は、第3光導波部材18の光路変換部5
と、第4光導波部材19の光路変換部5とからなる。
【0027】次に、図10に示す光導波部材に用いられ
る光路変換部の一例を図11と図12に示す。図11と
図12は、光路変換部とその近傍の断面図である。図1
1において65は、光導波路2の軸と直交する垂直な面
に対して傾斜する傾斜平面からなる光路変換部である。
光路変換部65は、光導波路2を導波する光の一部をこ
の光変換部65から出射させるとともに残りの光を直進
させる機能を有し、同一の光導波路2に対して複数個形
成されている。そして、光路変換部65の傾斜角度θ
は、各光路変換部65から出射される光の強度がほぼ同
じになるような適当な角度に設定されている。一方、図
12において75は、図9に示す光路変換部45と同じ
構造を有する光路変換部であり、同一の光導波路2に複
数個形成されている。この光路変換部75の傾斜角度θ
は、各光路変換部75から出射される光の強度がほぼ同
じになるような適当な角度に設定されている。
る光路変換部の一例を図11と図12に示す。図11と
図12は、光路変換部とその近傍の断面図である。図1
1において65は、光導波路2の軸と直交する垂直な面
に対して傾斜する傾斜平面からなる光路変換部である。
光路変換部65は、光導波路2を導波する光の一部をこ
の光変換部65から出射させるとともに残りの光を直進
させる機能を有し、同一の光導波路2に対して複数個形
成されている。そして、光路変換部65の傾斜角度θ
は、各光路変換部65から出射される光の強度がほぼ同
じになるような適当な角度に設定されている。一方、図
12において75は、図9に示す光路変換部45と同じ
構造を有する光路変換部であり、同一の光導波路2に複
数個形成されている。この光路変換部75の傾斜角度θ
は、各光路変換部75から出射される光の強度がほぼ同
じになるような適当な角度に設定されている。
【0028】図7および図10に示す光導波部材を用い
た位置検出装置は、それぞれ光導波部材21と光導波部
材31を除くと、他の構成は、前記実施例と同様である
ことから、基本的に前記実施例による位置検出装置と同
様の効果を発揮する。
た位置検出装置は、それぞれ光導波部材21と光導波部
材31を除くと、他の構成は、前記実施例と同様である
ことから、基本的に前記実施例による位置検出装置と同
様の効果を発揮する。
【0029】(実施例2)本発明による第2の実施例を
図13と図14に基づいて説明する。図13および図1
4において、23は、発光手段10と受光手段6と偏光
ビームスリッタなどの偏向手段とからなる受発光手段、
25は反射型位置入力手段、26は反射型位置入力手段
25に備えられた反射部材である。ここで反射部材25
は、光路変換部5から出射される光を再び光路変換部5
に戻すためのものであり、偏向手段24は、光路変換部
から戻ってくる光を発光手段10に戻すことなく受光手
段6に入射させる機能を有する。また、22は、発光手
段10を駆動する機能と、受光手段6が受光する光に基
づいて反射型位置入力手段23の光導波部材1に対する
位置を算出する機能を兼ね備えた演算手段であり、これ
らの受発光手段23と反射型位置入力手段23と演算手
段22を除く他の構成は実施例1と同様である。
図13と図14に基づいて説明する。図13および図1
4において、23は、発光手段10と受光手段6と偏光
ビームスリッタなどの偏向手段とからなる受発光手段、
25は反射型位置入力手段、26は反射型位置入力手段
25に備えられた反射部材である。ここで反射部材25
は、光路変換部5から出射される光を再び光路変換部5
に戻すためのものであり、偏向手段24は、光路変換部
から戻ってくる光を発光手段10に戻すことなく受光手
段6に入射させる機能を有する。また、22は、発光手
段10を駆動する機能と、受光手段6が受光する光に基
づいて反射型位置入力手段23の光導波部材1に対する
位置を算出する機能を兼ね備えた演算手段であり、これ
らの受発光手段23と反射型位置入力手段23と演算手
段22を除く他の構成は実施例1と同様である。
【0030】従って第2の実施例による位置検出装置
は、実施例1に示した位置検出装置と同様の効果を有す
るとともに、位置入力手段として単に反射部材26を備
えるだけの単純な構造のものを用いることができる。更
に受発光手段として発光手段10および受光手段6と光
導波路1の端面4との間に偏向手段24を配設した構成
としたので、反射部材26で反射されて光路変換部5に
戻る光を発光手段10に戻すことなく効率良く受光手段
6に入射させることができ、演算手段20における信号
処理上有利となる。
は、実施例1に示した位置検出装置と同様の効果を有す
るとともに、位置入力手段として単に反射部材26を備
えるだけの単純な構造のものを用いることができる。更
に受発光手段として発光手段10および受光手段6と光
導波路1の端面4との間に偏向手段24を配設した構成
としたので、反射部材26で反射されて光路変換部5に
戻る光を発光手段10に戻すことなく効率良く受光手段
6に入射させることができ、演算手段20における信号
処理上有利となる。
【0031】なお、図14に示した反射型位置入力手段
25は、凹曲面からなり、周辺部に丸みを有する反射部
材26を備え、光路変換部5から出射される発散光を収
束光または光として反射できるために、光の反射効率が
極めて良く、また、反射型位置入力手段25の先端を光
導波部材1に直接触れても、光導波部材1の表面を傷つ
けることがない。また、本発明に係る装置は光学式読み
取り形式を採用しており、抵抗反射型位置入力手段25
を光導波部材1に無用に押しつける必要はないので、長
期間の使用によっても光導波部材1を痛めるおそれはな
い。
25は、凹曲面からなり、周辺部に丸みを有する反射部
材26を備え、光路変換部5から出射される発散光を収
束光または光として反射できるために、光の反射効率が
極めて良く、また、反射型位置入力手段25の先端を光
導波部材1に直接触れても、光導波部材1の表面を傷つ
けることがない。また、本発明に係る装置は光学式読み
取り形式を採用しており、抵抗反射型位置入力手段25
を光導波部材1に無用に押しつける必要はないので、長
期間の使用によっても光導波部材1を痛めるおそれはな
い。
【0032】更に、光導波部材1の光導波路2、分岐光
導波路3および光路変換部5は、光学技術を利用して形
成できるので、ミクロンオーダーの微細パターンにて形
成できるため、位置の検出を高分解能に行うことができ
る。また、位置入力手段9を光導波部材1に対して非接
触状態で対向させて入力できるので、極めて耐久性に優
れ、長期間の使用に耐え得る。
導波路3および光路変換部5は、光学技術を利用して形
成できるので、ミクロンオーダーの微細パターンにて形
成できるため、位置の検出を高分解能に行うことができ
る。また、位置入力手段9を光導波部材1に対して非接
触状態で対向させて入力できるので、極めて耐久性に優
れ、長期間の使用に耐え得る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1または請求
項2記載の位置入力装置は、光導波路を備える板状また
はフィルム状の光導波部材と発光手段と受光手段を主構
成とするので、光導波部材の光導波路や光路変換部を微
細パターンにて形成できることから、高分解能に位置検
出を行うことができる。また、位置入力手段を光導波部
材に直接接触させることなく入力できるので、極めて耐
久性に優れる。更にまた、複数の光導波路を直交させて
設けるならば、光変換部をマトリックス状に配置できる
ので、座標入力にも適用できる。
項2記載の位置入力装置は、光導波路を備える板状また
はフィルム状の光導波部材と発光手段と受光手段を主構
成とするので、光導波部材の光導波路や光路変換部を微
細パターンにて形成できることから、高分解能に位置検
出を行うことができる。また、位置入力手段を光導波部
材に直接接触させることなく入力できるので、極めて耐
久性に優れる。更にまた、複数の光導波路を直交させて
設けるならば、光変換部をマトリックス状に配置できる
ので、座標入力にも適用できる。
【0034】請求項3ないし請求項5による位置入力装
置は、光導波路を備える板状またはフィルム状の光導波
部材と発光手段と反射部材とを主構成とし、光導波部材
の光導波路や光路変換部を微細パターンにて形成できる
ことから、高分解能にて位置検出を行うことができる。
更に、光導波部材の外方に出射された光を反射部材によ
って反射させて光導波部材の光導波路に戻し、光導波部
材の近傍に配置された受光部で検出し、演算手段で演算
することで、正確な信号処理ができるようになり、正確
な位置入力ができる。また、反射部材を光度は部材に直
接接触させることなく入力できるので、極めて耐久性に
優れる。更にまた、複数の光導波路を直交させて設ける
ならば、光変換部をマトリックス状に配置できるので、
座標入力にも適用できる。
置は、光導波路を備える板状またはフィルム状の光導波
部材と発光手段と反射部材とを主構成とし、光導波部材
の光導波路や光路変換部を微細パターンにて形成できる
ことから、高分解能にて位置検出を行うことができる。
更に、光導波部材の外方に出射された光を反射部材によ
って反射させて光導波部材の光導波路に戻し、光導波部
材の近傍に配置された受光部で検出し、演算手段で演算
することで、正確な信号処理ができるようになり、正確
な位置入力ができる。また、反射部材を光度は部材に直
接接触させることなく入力できるので、極めて耐久性に
優れる。更にまた、複数の光導波路を直交させて設ける
ならば、光変換部をマトリックス状に配置できるので、
座標入力にも適用できる。
【0035】また、発光手段および受光手段と光導波路
の一方の端面との間に偏向手段を配設した構造としたの
で、反射部材で反射されて光路変換部に戻る光を発光手
段に戻すことなく効率良く受光手段に入射させることが
でき、演算手段における信号処理上有利となり、正確な
位置入力ができる。
の一方の端面との間に偏向手段を配設した構造としたの
で、反射部材で反射されて光路変換部に戻る光を発光手
段に戻すことなく効率良く受光手段に入射させることが
でき、演算手段における信号処理上有利となり、正確な
位置入力ができる。
【図1】本発明に係る位置入力装置の主要部の第1実施
例を示す略平面図である。
例を示す略平面図である。
【図2】本発明に係る位置入力装置の位置入力手段の第
1実施例を示す断面図である。
1実施例を示す断面図である。
【図3】本発明に係る光導波部材の第1実施例を示す要
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
【図4】本発明に係る光導波部材の第1実施例を示す要
部拡大斜視図である。
部拡大斜視図である。
【図5】本発明に係る光路変換部の第1実施例を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図6】本発明に係る光導波部材の製造方法を示す説明
図である。
図である。
【図7】本発明に係る光導波部材の第1実施例の変形例
を示す要部拡大断面図である。
を示す要部拡大断面図である。
【図8】本発明に係る光路変換部の第1実施例の変形例
を示す拡大断面図である。
を示す拡大断面図である。
【図9】本発明に係る光路変換部の第1実施例の変形例
を示す拡大断面図である。
を示す拡大断面図である。
【図10】本発明に係る光導波部材の第1実施例の他の
変形例を示す要部拡大断面図である。
変形例を示す要部拡大断面図である。
【図11】本発明に係る光路変換部の第1実施例の他の
変形例を示す拡大断面図である。
変形例を示す拡大断面図である。
【図12】本発明に係る光路変換部の第1実施例の他の
変形例を示す拡大断面図である。
変形例を示す拡大断面図である。
【図13】本発明に係る位置入力装置の主要部の第2実
施例を示す略平面図である。
施例を示す略平面図である。
【図14】本発明に係る位置入力装置の第2実施例を示
す要部拡大断面図である。
す要部拡大断面図である。
1、21、31 光導波部材、 2 光導波路、 3 分岐光導波路、 4 端面、 5、25、35、55、65、75 光路変換部、 6 受光手段、 7、22 演算手段、 8 クラッド層、 9 位置入力手段、 10 発光手段、 11 光学部材、 12 フィルム、 13 基体、 14 パターンマスク、 15 光路変換部、 16 第1光導波部材、 17 第2光導波部材、 18 第3光導波部材、 19 第4光導波部材、 20 高屈折率層、 23 受発光手段、 24 偏向手段、 25 反射型位置入力手段、 26 反射部材、
Claims (5)
- 【請求項1】 光導波路を備える板状またはフイルム状
の光導波路部材と、この光導波路部材の主面あるいはそ
の近傍に設けられて前記光導波路中を導波する光の光路
を前記光導波部材の外方に変換する光路変換部と、前記
光導波路の一方の端面側に配置されて前記光導波路中を
導波させる光を発する発光手段と前記光導波路の一方の
端面側に配置されて光を受光する受光手段の少なくとも
一方と、前記光導波路の一方の端面側に配置された発光
手段に対応する受光手段と前記光導波路の一方の端面側
に配置された発光手段に対応する受光手段の少なくとも
一方を備えて前記光路変換部に対して移動自在に設けら
れる位置入力手段と、前記受光手段に受光された光に基
づいて前記位置入力手段の位置を算出する演算手段を具
備してなることを特徴とする位置入力装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の位置入力装置において、
光路変換部が、マトリックス状に配置されてなることを
特徴とする位置入力装置。 - 【請求項3】 光導波路を備える板状またはフイルム状
の光導波路部材と、この光導波路部材の主面あるいはそ
の近傍に設けられて前記光導波路中を導波する光の光路
を前記光導波部材の外方に変換する光路変換部と、前記
光導波路の一方の端面側に配置されて前記光導波路中を
導波させる光を発する発光手段と、前記光路変換部から
出射される光を前記光路変換部に向けて反射する反射部
材を供え、かつ、前記光路変換部に対して移動自在な反
射型位置入力手段と、前記発光手段の近傍に配置されて
前記反射型位置入力手段により反射される光を受光する
ための受光手段と、前記受光手段により受光される光に
基づいて前記反射型位置入力手段の位置を算出する演算
手段を具備してなることを特徴とする位置入力装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の位置入力装置において、
光路変換部が、マトリックス状に配置されてなることを
特徴とする位置入力装置。 - 【請求項5】 請求項3または4記載の位置入力装置に
おいて、発光手段および受光手段と光導波路の一方の端
面との間に偏向手段を配設してなることを特徴とする位
置入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23206693A JPH0784710A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 位置入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23206693A JPH0784710A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 位置入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0784710A true JPH0784710A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16933456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23206693A Pending JPH0784710A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 位置入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0784710A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000132317A (ja) * | 1998-10-21 | 2000-05-12 | Sharp Corp | エリアセンサ及びエリアセンサを用いた入力装置 |
JP2015531922A (ja) * | 2012-08-06 | 2015-11-05 | クォルコム・メムズ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | タッチおよび/またはジェスチャを感知するためのチャネル導波路システム |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP23206693A patent/JPH0784710A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000132317A (ja) * | 1998-10-21 | 2000-05-12 | Sharp Corp | エリアセンサ及びエリアセンサを用いた入力装置 |
JP2015531922A (ja) * | 2012-08-06 | 2015-11-05 | クォルコム・メムズ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | タッチおよび/またはジェスチャを感知するためのチャネル導波路システム |
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