JPH0784026A - 衛星信号受信アンテナ装置 - Google Patents

衛星信号受信アンテナ装置

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Publication number
JPH0784026A
JPH0784026A JP25237493A JP25237493A JPH0784026A JP H0784026 A JPH0784026 A JP H0784026A JP 25237493 A JP25237493 A JP 25237493A JP 25237493 A JP25237493 A JP 25237493A JP H0784026 A JPH0784026 A JP H0784026A
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JP
Japan
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antenna
satellite
monitoring
receiving
vehicle
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Application number
JP25237493A
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English (en)
Inventor
Tatsunori Sada
達典 佐田
Tomonori Takada
知典 高田
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】素早く確実に障害物の有無を判定し、人工衛星
が発する衛星信号を途絶え無いように受信する。 【構成】車両42に、人工衛星45が発する衛星信号S
Sを受信し得る受信アンテナ22を備えた受信測量装置
21を設け、車両42に、移動駆動装置5を受信アンテ
ナ22の周囲を回転自在に設け、移動駆動装置5に人工
衛星45が発する衛星信号SSを受信し得る監視アンテ
ナ6を設け、移動駆動装置5に、該移動駆動装置5を介
して監視アンテナ6を、受信アンテナ22に対して所定
の角度位置θ1に回転位置決めし得るモータ5b、モー
タ制御部20、監視アンテナ駆動制御部19を設け、監
視アンテナ駆動制御部19に対して、監視アンテナ6の
回転駆動を指令する入力手段10を設けて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工衛星が発する電波
を受信するのに好適な衛星信号受信アンテナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】人工衛星が発する衛星軌道情報等を含む
電波(以下、衛星信号という)を受信して受信位置を把
握するシステムを、通常、汎地球測位システム(Gloval
Positioning system、以下GPSという)等と言い、
該GPSは、航空機や船舶等の航行位置及び自動車等の
走行位置の把握、地上の三次元位置の測量等に利用され
ている。但し、受信位置(自己の位置)を求めるために
は、受信位置において、少なくとも4個の人工衛星が発
する衛星信号を受信し得る必要がある。また、特に、こ
のGPSを利用して精度良く受信位置を求める手段とし
て、RTK(リアルタイム・キネマティック)により受
信位置を演算する受信装置があり、該受信装置は、受信
開始時に人工衛星から受信した初期の衛星信号を基準値
として設定し、任意の移動先における受信位置を、該基
準値に基づき逐次演算するものである。しかし、このR
TKによる受信装置を用いて受信位置を求める場合は、
人工衛星からの衛星信号が一度でも途絶えると、再度基
準値を設定し直す必要があるが、この基準値を設定し直
す作業は大変手間の掛かるのもであった。そこで、例え
ば、測量等において前記受信装置を用いて測量する場
合、この人工衛星から発せられる衛星信号を途絶えるこ
と無く受信するためには、仰角15度以上に該電波を遮
る山や建物、樹木や電柱等の障害物がないことを、それ
ら障害物を直接目視することにより、確認しつつ測量を
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、測
量開始から終了まで途絶えること無く連続して受信して
いたいので、測量すべき場所を移動する際中も障害物の
有無を直接目視することにより確認しつつ移動する必要
があり、移動に手間が掛かるばかりか、直接目視するこ
とにより障害物の有無を正確に判定することは困難であ
り、素早く確実に障害物の有無を判定し得るものが望ま
れている。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、GPSを利用
して受信位置を求める場合に、人工衛星が発する衛星信
号を途絶え無いように受信し得る衛星信号受信アンテナ
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、移動車
両(42)を有し、前記移動車両(42)に、人工衛星
(45)が発する衛星信号(SS)を受信し得る受信ア
ンテナ(22)を備えた受信装置(21)を設け、前記
移動車両(42)に監視アンテナ支持手段(5、50、
52)を、前記受信アンテナの周囲を回転自在に設け、
前記監視アンテナ支持手段(5、50、52)に、人工
衛星が発する衛星信号を受信し得る監視アンテナ(6)
を設け、前記監視アンテナ支持手段(5、50、52)
に、該監視アンテナ支持手段(5、50、52)を介し
て前記監視アンテナ(6)を、前記受信アンテナ(2
2)に対して所定の角度位置(θ1)に回転位置決めし
得る監視アンテナ駆動制御手段(5b、51、19、2
0)を設け、前記監視アンテナ駆動制御手段(5b、5
1、19、20)に対して、前記監視アンテナ(6)の
回転駆動を指令する入力手段(10)を設けて構成され
る。なお、( )内の番号等は、図面における対応する
要素を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図
面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の「作
用」の欄についても同様である。
【0006】
【作用】上記した構成により本発明では、移動車両(4
2)を方向転換させる際には、該方向転換に先行した形
で監視アンテナ(6)の受信アンテナ(22)に対する
角度位置(θ1)が移動車両(42)の方向転換して移
動しようとする方向に一致するように監視アンテナ駆動
制御手段(5b、20、19、51)によって回転位置
決めた後、監視アンテナ(6)により受信した衛星信号
(SS)により、該監視アンテナ(6)により捕捉され
た人工衛星(45)の数(P)と、該人工衛星(45)
の該監視アンテナ(6)に対する相対的な配置状態
(Q)を演算して衛星位置データとして出力し、出力さ
れた衛星位置データに基づいて移動車両(42)を方向
転換させる。また、移動車両(42)を前進移動させる
際には、該移動に先行した形で監視アンテナ(6)の受
信アンテナ(22)に対する角度位置(θ1)を移動車
両(42)の前進移動方向に一致するように監視アンテ
ナ駆動制御手段(5b、20、19、51)によって回
転位置決めた後、監視アンテナ(6)により受信した衛
星信号(SS)により、該監視アンテナ(6)により捕
捉された人工衛星(45)の数(P)と、該人工衛星
(45)の該監視アンテナ(6)に対する相対的な配置
状態(Q)を演算して衛星位置データとして出力し、出
力された衛星位置データに基づいて移動車両(42)を
移動させる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による衛星信号受信アンテナ装置を
用いて測量を行っている一例を示した模式図、図2は、
図1を上方から見た模式平面図、図3は、図1に示した
衛星信号受信アンテナ装置のうち衛星監視装置のブロッ
ク図、図4は、図1に示した衛星信号受信アンテナ装置
のうち受信測量装置のブロック図、図5は、図3に示し
た衛星監視装置の行う監視作業の手順を示した流れ図、
図6は、図1に示した衛星信号受信アンテナ装置のうち
監視アンテナ及び、受信アンテナ付近の拡大図、図7
は、監視アンテナ支持手段が保持部材及び、アンテナ支
持棒等によって構成された衛星信号受信アンテナ装置の
他の一例を示した図である。
【0008】地上の測量現場40では、図1及び図2に
示すように、本発明による衛星信号受信アンテナ装置1
がGPSを利用して測量を行っている。衛星信号受信ア
ンテナ装置1は自動車等の車両42を有しており、車両
42には衛星監視装置2が搭載されている。衛星監視装
置2は、図1乃至図3及び、図6に示すように、前記車
両42の屋根の水平な上面42aに複数の支持部材3a
を介して適宜支持固定された形で設けられた円環状のガ
イドレール3を有している。ガイドレール3には円環状
のガイド軌道G1が形成されており、ガイドレール3は
円環状の該ガイド軌道G1が水平になる形で支持固定さ
れ設けられている。また、ガイドレール3には、ガイド
軌道G1に沿った形でラックギヤ3bも円環状に形成さ
れている。ガイドレール3には、該ガイドレール3に係
合し、該ガイドレール3のガイド軌道G1に沿って、即
ち、図2の矢印A、B方向に沿って移動自在なる移動駆
動装置5が設けられており、移動駆動装置5には、ピニ
オンギヤ5aを有し、該ピニオンギヤ5aを回転駆動し
得る形のモータ5bが設けられている。このピニオンギ
ヤ5aはガイドレール3の前記ラックギヤ3bに噛合さ
れており、従って、移動駆動装置5はモータ5bの駆動
によりピニオンギヤ5aを駆動させて、該移動駆動装置
5自身をガイドレール3に対して移動駆動し得るように
なっている。移動駆動装置5には、人工衛星45(45
A〜45F)が発する衛星軌道情報等を含む電波である
衛星信号SS(SS1〜SS6)を受信し得る監視アン
テナ6が上方(図1中上方)に向けて固定立設されてい
る。また、移動駆動装置5には該移動駆動装置5の角度
位置θ2を検出する角度位置検出装置4が設けられてい
る。角度位置検出装置4は、ガイド軌道G1の中心位置
CP(即ち、ガイド軌道G1が描く円の中心点)を始点
とした方向のうち、車両42の中心軸CL方向を基準方
向とし、該基準方向と、中心位置CPから移動駆動装置
5に向かう方向(図2の矢印C1方向等)との角度差量
を角度位置θ2として検出出力するものである。なお、
図1及び図2では、図示された人工衛星45(45A〜
45F)については、車両42、監視アンテナ6等に対
するこれら人工衛星45の方角のみを模式的に示してい
る。
【0009】衛星監視装置2は更に監視作業制御装置7
を有している。監視作業制御装置7は、図3に示すよう
に、主制御部9を有しており、主制御部9には、バス線
9aを介して、キーボード等から成る入力手段10、安
全表示ランプ及び危険表示ランプ等から成る表示部1
1、捕捉衛星数検出部12、衛星配置指数演算部13、
捕捉衛星数判定部15、衛星配置指数判定部16、デー
タ入力部17、監視アンテナ駆動制御部19、モータ制
御部20が接続されている。また、データ入力部17に
は前記監視アンテナ6が接続されており、監視アンテナ
6によって受信された人工衛星45の衛星信号SSはデ
ータ入力部17に伝送されるようになっている。また、
モータ制御部20には前記移動駆動装置5のモータ5b
が接続されており、モータ5bはモータ制御部20によ
って駆動及び、駆動停止されるようになっている。更
に、監視アンテナ駆動制御部19には前記角度位置検出
装置4が接続されており、角度位置検出装置4によって
出力された角度位置θ2は監視アンテナ駆動制御部19
に伝送されるようになっている。
【0010】衛星信号受信アンテナ装置1は上述した衛
星監視装置2の他に受信測量装置21を前記車両42に
搭載させた形で有しており、受信測量装置21は、図
1、図2、図4に示すように、人工衛星45(45A〜
45F)が発する衛星軌道情報等を含む電波である衛星
信号SS(SS1〜SS6)を受信し得る受信アンテナ
22を有している。受信アンテナ22は、車両42の屋
根の上面42a側に上方(図1中上方)に向けて固定立
設されており、受信アンテナ22の受信位置22aは前
記ガイドレール3のガイド軌道G1の中心位置CPの鉛
直上方に位置している。なお、前記監視アンテナ6の受
信位置6aと、受信アンテナ22の受信位置22aは高
さは互いに等しくなっている。また、移動駆動装置5
が、上述したように、中心位置CPを中心にガイド軌道
G1に沿って回転移動自在であることから、監視アンテ
ナ6は受信アンテナ22の周りを回転移動自在になって
いる。従って、監視アンテナ6の受信位置6aは、受信
アンテナ22の受信位置22aを中心に回転移動自在に
なっており、これら受信位置6a、22a間の距離L
(即ち、回転移動の半径)は一定となっている。また、
受信測量装置21は演算測量装置23を有している。演
算測量装置23は、図4に示すように、主制御部25を
有しており、主制御部25にはバス線25aを介して、
キーボード等からなる入力部26、信号解析演算部2
7、測量位置補正部29、出力部30が接続されてい
る。また、信号解析演算部27には前記受信アンテンア
22が接続されており、受信アンテナ22によって受信
された人工衛星45の衛星信号SSは信号解析演算部2
7に伝送されるようになっている。信号解析演算部27
は該受信アンテナ22により受信した衛星信号SSに基
づいて、該衛星信号SSを発した人工衛星45に対する
該受信アンテナ22の相対位置をRTK(リアルタイム
・キネマティック)により演算して、該演算の結果を受
信位置データRDとして出力し、測量位置補正部29は
信号解析演算部27により出力された受信位置データR
Dを補正して測量位置データMDとして出力し、出力部
30は測量位置補正部29により出力された測量位置デ
ータMDを示す数値等を画像表示するものである。
【0011】衛星信号受信アンテナ装置1は以上のよう
に構成されているので、該衛星信号受信アンテナ装置1
を用いて測量を行うと次のようになる。即ちまず、測量
を開始すべき、緯度、経度、高さ等が既知である測量位
置M1の鉛直上方に受信アンテナ22の受信位置22a
が位置するように、車両42を、図2中の二点鎖線で示
したもののうち紙面右下側に示された状態になる形で移
動させて位置決めする(なお、受信位置22aに対する
測量すべき測量位置の相対位置関係が既知であれば、車
両42をどのように位置決めしてもよい。)。そして、
受信測量装置21を作動させて、軌道上の各人工衛星4
5が発する衛星信号SSを受信アンテナ22を介して受
信し、測量に使用し得る人工衛星45を4個以上捕捉す
る。測量位置M1付近には、図2に示すように、人工衛
星45(45A〜45F)と受信アンテナ22との間に
何ら障害物等が存在しないことから、6個の人工衛星4
5A、45B、……、45Fを全て受信アンテナ22に
より捕捉し、しかも受信アンテナ22の受信位置22a
に対する各人工衛星45の相対的な配置が良好な状態
(即ち、捕捉された6個の人工衛星45のうち少なくと
も4個の人工衛星45の位置が受信位置22aから見て
東西南北等の各方向にそれぞれ分散して存在している状
態)で捕捉する。受信アンテナ22により捕捉受信した
人工衛星45(45A〜45F)の衛星信号SS(SS
1〜SS6)は、図4に示すように、信号解析演算部2
7に出力される。信号解析演算部27では、まず衛星信
号SSと、該衛星信号SSを受信したことを主制御部2
5に伝送報告し、主制御部25は、該報告を受けて該衛
星信号SSを出力部30に数値等として表示させる。
【0012】なお、RTKによる測量においては、人工
衛星45(45A〜45F)から受信した、衛星軌道情
報等を示す衛星信号SS(SS1〜SS6)の値を基準
値Kとして、測量作業に先立ってまず設定する必要があ
る。なぜなら、設定後、任意の移動先における受信位置
を、そのつど受信する衛星信号SS(SS1〜SS6)
をもとに求める際、該受信位置は、該基準値Kと、その
つど受信する衛星信号SS(SS1〜SS6)の値との
比較演算をすることによって求められるからである。但
し、設定後、人工衛星45(45A〜45F)からの衛
星信号SS(SS1〜SS6)が測量に必要な状態で受
信されなくなった場合には、再度基準値Kを設定し直す
必要がある。そこで、図示しないオペレータは、出力部
30に数値等として表示された衛星信号SSを確認し、
キーボード等の入力部16を介して、該衛星信号SSの
示す値に基づいて基準値Kを設定入力する。設定入力に
より、主制御部25は、該基準値Kを信号解析演算部2
7に記憶格納させる。
【0013】次いで、図示しないオペレータが入力部2
6を介して測量開始の指示を与えることにより、信号解
析演算部27では、前記基準値K及び各衛星信号SSを
もとに各人工衛星45(45A〜45F)の軌道上の発
信位置を解析すると共に、それら人工衛星45(45A
〜45F)の発信位置から受信アンテナ22の受信位置
22aまでの受信距離を演算して、各人工衛星45(4
5A〜45F)の発信位置及び受信距離から、受信アン
テナ22の受信位置22aの地上における三次元位置を
示す受信位置データRDを求める。信号解析演算部27
は受信位置データRDを主制御部25を介して測量補正
部29に伝送し、主制御部25は測量位置補正部29
に、受信アンテナ22の受信位置22aと測量位置M1
との相対位置を補正させ、該測量位置M1の地上におけ
る三次元位置を示す測量位置データMDを求めさせる。
測量位置補正部29は測量位置データMDを主制御部2
5を介して出力部30に伝送し、主制御部25は出力部
30に測量位置データMDを数値等の形で画像表示させ
る。
【0014】このようにして基準値Kの設定を完了し、
測量を開始したら、次に車両42を走行させることによ
って測量位置M1から別の測量をすべき測量位置M2に
移動させる。測量位置M1から測量位置M2まで車両4
2を移動させる場合に、例えば図2の矢印C1方向(即
ち、車両42から見て前方右寄りの方向)に方向転換さ
せて移動させる経路R1を第一の候補として選択し、こ
の矢印C1方向に車両42の移動を開始しようとする際
には、まず当該移動に先立って衛星監視装置2を作動さ
せて人工衛星45に対する第一監視作業(即ち、車両4
2が方向転換の際に行う監視作業)を行う。即ち、図示
しないオペレータが作業監視制御装置7の入力手段10
を介して車両42を走行させようとする方向即ち、矢印
C1方向を示す方向W1を入力する。方向W1はバス線
9aを介して主制御部9に伝送され、主制御部9は監視
アンテナ駆動制御部19に方向W1を伝送し、監視アン
テナ駆動制御部19では、方向W1より、車両42の直
進前進方向である矢印C0方向(即ち、車両42の中心
軸CL方向)と該矢印C1方向との角度差量を角度位置
θ1として演算算出する。監視アンテナ駆動制御部19
には、上述したように、角度位置検出装置4より移動駆
動装置5の中心軸CLに対する現在の角度位置θ2が出
力伝送されており、監視アンテナ駆動制御部19は該角
度位置θ2と前記角度位置θ1とをもとに、移動駆動装
置5を駆動すべき角移動量Δθを演算算出する。即ち、
移動駆動装置5を該角移動量Δθ分移動駆動させると、
中心位置CPから移動駆動装置5に向かう方向が矢印C
1方向に一致するように角移動量Δθは演算算出され
る。次いで、監視アンテナ駆動制御部19は算出した角
移動量Δθを主制御部9に報告し、主制御部9は該報告
を受けて、角移動量Δθをモータ制御部20に伝送する
と共に、モータ制御部20に移動駆動装置5のモータ5
bの駆動を行わせる。即ち、モータ5bを駆動させて、
移動駆動装置5を角移動量Δθだけ移動させて、移動駆
動装置5の受信アンテナ22から見た方向(即ち、中心
位置CPから見た方向)を車両42を方向転換させよう
とする方向即ち、矢印C1方向に一致させる。
【0015】次いで、監視アンテナ6により受信されて
いる人工衛星45(45A〜45F)の衛星信号SS
(SS1〜SS6)を、図3に示すように、データ入力
部17に出力する。なお、測量位置M1からの移動を開
始しようとする際には、図2に示すように、人工衛星4
5(45A〜45F)と監視アンテナ6との間には何ら
障害物が存在していないことから、監視アンテナ6は6
個の人工衛星45A、45B、……、45Fを全て捕捉
受信している。データ入力部17はこれら衛星信号SS
を受け取ると共に、主制御部9にこれら衛星信号SSを
伝送する。これにより衛星監視装置2では以下に示す作
業が行われる。即ち、データ入力部17からの衛星信号
SSを受け取った主制御部9は、図5の第一ステップS
T1に従って、これら衛星信号SSを捕捉衛星数検出部
12に伝送すると共に、該捕捉衛星数検出部12に、捕
捉された人工衛星45の個数である捕捉衛星数P(即
ち、測量位置M1から車両42が移動を開始した時には
6である)を解析検出させる(但し、「捕捉された人工
衛星45」とは、予め基準値Kとして設定した衛星信号
SSを発した人工衛星45A〜45Fに限定され
る。)。捕捉衛星数検出部12は解析検出した捕捉衛星
数Pを主制御部9に伝送報告する。
【0016】次いで、主制御部9は、図5の第二ステッ
プST2に従って、前記捕捉衛星数Pを捕捉衛星数判定
部15に伝送すると共に、該捕捉衛星数判定部15に捕
捉衛星数Pの判定を行わせる。即ち、捕捉衛星数判定部
15は捕捉衛星数Pが4以上の場合、主制御部9に続行
信号Zを伝送し、捕捉衛星数Pが4未満の場合、主制御
部9に危険信号Nを伝送する。主制御部9が続行信号Z
を受けた場合、主制御部9は作業を後述する第三ステッ
プST3に移行続行させ、主制御部9が危険信号Nを受
けた場合、主制御部9は表示部11に危険ランプを表示
させて第一監視作業を終了させる。なお、測量位置M1
から車両42が方向転換を開始するために、監視アンテ
ナ6を、これから車両42が移動しようとする矢印C1
方向に向けた時には捕捉衛星数Pが6なので、捕捉衛星
数判定部15は主制御部9に続行信号Zを伝送し、主制
御部9は作業を第三ステップST3に移行続行させる。
即ち、主制御部9は、図5の第三ステップST3に従っ
て、前記衛星信号SSを衛星配置指数演算部13に伝送
すると共に、該衛星配置指数演算部13に衛星配置指数
Qを解析算出させる。即ち、衛星配置指数演算部13で
は、捕捉された各人工衛星45の位置の、監視アンテナ
6の受信位置6aから見た方角を解析し、これら捕捉さ
れた人工衛星45のうち受信位置6aから見た方角が互
いに最も分散した状態にある4個の人工衛星45の組を
選択し、この4個の人工衛星45の組について、各人工
衛星45の位置の、受信位置6aから見た方角の分散の
程度を示した衛星配置指数Qを算出する(なお、衛星配
置指数Qは、その大きさが小さいほど分散の程度が大き
い。)。算出後、衛星配置指数演算部13は衛星配置指
数Qを主制御部9に伝送報告する。
【0017】次いで、主制御部9は、図5の第四ステッ
プST4に従って、前記衛星配置指数Qを衛星配置指数
判定部16に伝送すると共に、該衛星配置指数判定部1
6に衛星配置指数Qの判定を行わせる。即ち、衛星配置
指数判定部16は衛星配置指数Qが、入力手段10を介
して予め入力設定されている所定の衛星配置指数を示す
数値αより小さい場合、主制御部9に安全信号Yを伝送
し、衛星配置指数Qが数値α以上の場合、主制御部9に
危険信号Nを伝送する。主制御部9が安全信号Yを受け
た場合、主制御部9は表示部11に安全ランプを表示さ
せて監視作業を終了させ、主制御部9が危険信号Nを受
けた場合、主制御部9は表示部11に危険ランプを表示
させて作業を終了させる。なお、本実施例の場合、測量
位置M1から車両42が方向転換を開始するために、監
視アンテナ6を、これから車両42が方向転換しようと
する矢印C1方向に向けた時には衛星配置指数Qが数値
αより小さいので、主制御部9は表示部11に安全ラン
プを表示させて作業を終了させる。
【0018】ところで、表示部11に安全ランプ或い
は、危険ランプが表示されるということは以下のような
意味をもっている。即ち、車両42が矢印C1方向に方
向転換して移動する場合には、受信アンテナ22の受信
位置22aは矢印C1方向に移動するので、当該方向転
換の開始直前に受信位置22aの矢印C1方向に存在し
ている受信位置6aは、当該方向転換を行った後に移動
を開始して車両42が矢印C1方向に直線距離にして距
離Lだけ移動した場合の受信位置22aに略等しくな
る。よって、車両42が矢印C1方向に方向転換を開始
する直前において監視アンテナ6で捕捉した人工衛星4
5の数(捕捉衛星数P)及び該人工衛星45の該監視ア
ンテナ6に対する相対的な配置状態(衛星配置指数Q)
を示した衛星位置データSDは、当該方向転換を行った
後に移動を開始して車両42が矢印C1方向に直線距離
にして距離Lだけ移動した場合における受信アンテナ2
2で捕捉する人工衛星45の数及び該人工衛星45の該
受信アンテナ22に対する相対的な配置状態を予測する
データとなる。また、受信アンテナ22により受信され
た衛星信号SSにより測量可能であるための条件は、受
信アンテナ22で捕捉した人工衛星45の数が4個以上
であり、かつ受信アンテナ22の受信位置22aに対す
る衛星配置指数が所定の数値αよりも小さいということ
である。更に、監視アンテナ6で捕捉した人工衛星45
の数が4個以上であり、かつ監視アンテナ6の受信位置
6aに対する衛星配置指数が所定の数値αよりも小さい
場合には表示部11に安全ランプが表示され、監視アン
テナ6で捕捉した人工衛星45の数が3個以下、或いは
監視アンテナ6の受信位置6aに対する衛星配置指数が
所定の数値α以上の場合には表示部11に危険ランプが
表示される。従って、表示部11に表示される安全ラン
プ或いは、危険ランプが示す意味は、車両42が矢印C
1方向に方向転換した後直進移動して、当該方向転換の
直前の位置から直線距離にして距離L以内で移動する場
合、受信アンテナ22において測量を可能とならしめる
数及び状態の衛星信号SSが受信され続けるか否かの予
測である。なお、衛星位置データSDは目視確認等の人
手を介した作業により求められるものではないので、前
記予測は正確で、かつ迅速なものとなる。よって、後述
する衛星信号をさえぎる障害物等を正確に迅速に回避す
ることが可能となり、回避により測量に必要な衛星信号
SSの受信状態は継続して良好に維持されるので基準値
Kの再設定を行う必要がなく、従って、手間がかから
ず、安定した測量が可能となる。また、前記予測は矢印
C1方向等への方向転換移動が実行される前になされる
ため、測量が不可能となる方向への移動が、当該移動の
開始前に放棄され、無駄な方向転換が極力省かれる。
【0019】以上のように、測量位置M1から車両42
が矢印C1方向に方向転換して移動を開始しようとする
際には、第一監視作業の結果、表示部11に安全ランプ
が表示されるので、測量位置M1から車両42が矢印C
1方向に直線距離にして距離L以内で移動しても、受信
アンテナ22では測量を可能とならしめる数及び状態の
衛星信号SSが受信され続けることが正確、かつ迅速に
予測された。従って、車両42を矢印C1方向へ方向転
換する。方向転換後、車両42は車両42の中心軸CL
方向(矢印C0方向)即ち、該方向転換前の矢印C1方
向に直進移動する。当該直進移動を開始する際にも人工
衛星45の監視作業である第二監視作業を行う。第二監
視作業を行うに当たって、まず、図示しないオペレータ
は、第一監視作業と同様の手順により、作業監視制御装
置7の入力手段10を介して矢印C0方向を示す方向W
0を入力し、監視アンテナ駆動制御部19に、矢印C0
方向と車両42の中心軸CL方向との角度差量(即ち、
0度)である角度位置θ1と、角度位置検出装置4より
伝送されている移動駆動装置5の中心軸CLに対する現
在の角度位置θ2とをもとに、移動駆動装置5を駆動す
べき角移動量Δθを演算算出させる。そして、監視アン
テナ駆動制御部19により算出された角移動量Δθによ
りモータ制御部20に、移動駆動装置5のモータ5bの
駆動を行わせ、移動駆動装置5を角移動量Δθだけ移動
させて、移動駆動装置5の、従って監視アンテナ6の受
信アンテナ22から見た方向(即ち、中心位置CPから
見た方向)を矢印C0方向に一致させる。一致させた
後、第一監視作業と同様に、監視アンテナ6で衛星信号
SSを捕捉受信し、該衛星信号SSをデータ入力部17
を介して捕捉衛星数検出部12に伝送して捕捉衛星数P
を解析検出させ、該捕捉衛星数Pを捕捉衛星数判定部1
5において判定し、判定結果によって続行信号Zを主制
御部9に伝送し(なぜなら、図2に示すように、測量位
置M1、M2間では、車両42の周囲に障害物が存在し
ないから)、主制御部9は前記衛星信号SSを衛星配置
指数演算部13に伝送して衛星配置指数Qを解析算出さ
せ、該衛星配置指数Qを衛星配置指数判定部16におい
て判定し、判定結果によって、主制御部9に安全信号Y
を伝送し、主制御部9は表示部11に安全ランプを表示
させる形の作業を繰り返して車両42を直進移動させる
(なお、該第二監視作業が連続して行われる際には、2
回目の第二監視作業以降においては、上述した移動駆動
装置5の位置を、受信アンテナ22から見て矢印C0方
向に一致させる作業は、移動駆動装置5は既に矢印CO
方向に一致しているので省略してもよい。)。つまり、
受信アンテナ22の受信位置22aに対して監視アンテ
ナ6の受信位置6aが車両42の矢印C0方向即ち、中
心軸CL方向である前方に位置し、かつこれら両受信位
置6a、22a間に所定の水平な距離Lが形成されてい
るので、車両42が直進移動する際には、受信アンテナ
22の受信位置22aは監視アンテナ6の受信位置6a
を正確に追う形で移動する。よって、或る時刻において
監視アンテナ6で捕捉した人工衛星45の数(捕捉衛星
数)及び該人工衛星45の該監視アンテナ6に対する相
対的な配置状態(衛星配置指数Q)を示した衛星位置デ
ータSDは、該時刻よりも後の時刻における受信アンテ
ナ22で捕捉する人工衛星45の数及び該人工衛星45
の該受信アンテナ22に対する相対的な配置状態を予測
するデータとなる。従って、第二監視作業における表示
部11に表示される安全ランプが示す意味は、車両42
が距離L以内で移動する場合、受信アンテナ22では測
量を可能とならしめる数及び状態の衛星信号SSが受信
され続けることの予測である(なお、表示部11に危険
ランプが表示される場合には、車両42が少なくとも距
離L移動する場合、受信アンテナ22では測量を可能と
ならしめる数及び状態の衛星信号SSが受信されないと
予測されているので、後述する車両42の回避作業を直
ちに行う。)。以上のように、衛星位置データSDは目
視確認等の人手を介した作業により求められるものでは
ないので、前記予測は正確で、かつ迅速なものとなる。
よって、後述する衛星信号をさえぎる障害物等を正確に
迅速に回避することが可能となり、回避により測量に必
要な衛星信号SSの受信状態は継続して良好に維持され
るので基準値Kの再設定を行う必要がなく、従って、手
間がかからず、安定した測量が可能となる。次いで、以
上の第二監視作業を車両42が多くとも距離L前進する
毎に繰り返して行いながら、また受信アンテナ22を介
して適正な測量作業を行いながら、車両42を続けて矢
印C0方向に目的の測量位置M2まで進める。
【0020】車両42を測量位置M2まで進めて位置決
めし、該測量位置M2での測量を完了した後、再び車両
42を測量位置M2において方向転換させて、別の測量
をすべき測量位置M3に移動させる場合には、例えば図
1及び図2の経路R2を第一の候補として選択し、車両
42の中心軸CL方向に対する該経路R2の方向に車両
42の移動をする際には、前述した手順と同様にまず第
一監視作業を行った後に方向転換し、次いで第二監視作
業を行いつつ前進移動する(なお、図1及び図2に実線
で示した車両42は、測量位置M2において方向転換し
た直後の状態であり、測量位置M2における方向転換前
の状態は図示していない。)。即ちまず、第一監視作業
では、上述した手順と同様に、作業監視制御装置7の入
力手段10を介して車両42を方向転換させて走行させ
ようとする方向を示す方向を入力することにより、監視
アンテナ駆動制御部19に移動駆動装置5を駆動すべき
角移動量Δθを演算算出させて、モータ制御部20及び
モータ5bにより移動駆動装置5を角移動量Δθだけ移
動させて、移動駆動装置5の受信アンテナ22から見た
方向(即ち、中心位置CPから見た方向)を車両42を
方向転換して走行させようとする方向(図2経路R2方
向)に一致させる。そして、監視アンテナ6で衛星信号
SSを捕捉受信し、該衛星信号SSをデータ入力部17
を介して捕捉衛星数検出部12に伝送して捕捉衛星数P
を解析検出させ、該捕捉衛星数Pを捕捉衛星数判定部1
5において判定し、判定結果によって続行信号Zを主制
御部9に伝送し(なぜなら、図1及び、図2に示すよう
に、測量位置M2付近では、車両42の周囲に障害物が
存在しないから)、主制御部9は前記衛星信号SSを衛
星配置指数演算部13に伝送して衛星配置指数Qを解析
算出させ、該衛星配置指数Qを衛星配置指数判定部16
において判定し、判定結果によって、主制御部9に安全
信号Yを伝送し、主制御部9は表示部11に安全ランプ
を表示させる。従って、オペレータは該安全ランプを確
認する形で車両42を方向転換させる。方向転換後、第
二監視作業即ち、作業監視制御装置7の入力手段10を
介して車両42の中心軸CL方向である矢印C0方向を
示す方向W0を入力することにより、監視アンテナ駆動
制御部19に移動駆動装置5を駆動すべき角移動量Δθ
を演算算出させて、モータ制御部20及びモータ5bに
より移動駆動装置5を角移動量Δθだけ移動させて、移
動駆動装置5の受信アンテナ22から見た方向(即ち、
中心位置CPから見た方向)を車両42を走行させよう
とする方向即ち、矢印C0方向に一致させ(或いは、受
信アンテナ22から見て矢印C0方向に位置している移
動駆動装置5の位置を保持しつつ)、監視アンテナ6で
衛星信号SSを捕捉受信し、該衛星信号SSをデータ入
力部17を介して捕捉衛星数検出部12に伝送して捕捉
衛星数Pを解析検出させ、該捕捉衛星数Pを捕捉衛星数
判定部15において判定し、判定結果によって続行信号
Zを主制御部9に伝送し(なぜなら、図1及び、図2に
示すように、測量位置M2、M3間では、車両42の周
囲に障害物が存在しないから)、主制御部9は前記衛星
信号SSを衛星配置指数演算部13に伝送して衛星配置
指数Qを解析算出させ、該衛星配置指数Qを衛星配置指
数判定部16において判定し、判定結果によって、主制
御部9に安全信号Yを伝送し、主制御部9は表示部11
に安全ランプを表示させる形の作業を車両42が多くと
も距離L前進する毎に繰り返しながら、車両42を矢印
C0方向に前進移動させる。第二監視作業を行いつつ、
前進移動を更につづけて、車両42を矢印C0方向に目
的の測量位置M3まで進める。
【0021】車両42が測量位置M3まで進み、該測量
位置M3での測量を完了した後、更に再び継続して矢印
C0方向に、上述した監視作業を車両42が多くとも距
離L前進する毎に繰り返して行いながら移動し、この移
動により車両42から見た左右前方に木43等の障害物
が現われる場合について説明する。即ち、図示しないオ
ペレータが入力手段10を介して矢印C0方向を示す方
向W0を入力し、監視アンテナ駆動制御部19では、該
方向W0より演算した角度位置θ1と、角度位置検出装
置4より伝送される角度位置θとによって、移動駆動装
置5を駆動すべき角移動量Δθを演算算出し、モータ制
御部20は算出された角移動量Δθに基づいて移動駆動
装置5を角移動量Δθだけ移動させて(なお、角移動量
Δθがゼロの場合には移動駆動装置5を停止させてお
く)、移動駆動装置5の受信アンテナ22から見た方向
を車両42を走行させようとする方向即ち、矢印C0方
向に一致させる。
【0022】ところで、監視アンテナ6から見て或る方
向に木43等の障害物が存在する場合には、該監視アン
テナ6の受信位置6aから見た該或る方向における所定
の仰角(例えば図1の仰角θγ)以下の仰角(例えば図
1の仰角θα)の方向に存在する人工衛星45(例えば
図1の人工衛星45A)から発せられた衛星信号SS
(例えば図1の衛星信号SS1)は該木43等の障害物
によって遮断されてアンテナ12に到達しない。また、
前記所定の仰角(例えば図1の仰角θγ)の大きさは、
受信位置6aから障害物までの水平距離(例えば図1の
水平距離LA)が長いほど小さく、該水平距離が短いほ
ど大きくなる形で該水平距離によって決定される。つま
り、車両42が木43に近づく形で移動する場合には、
受信位置6aから障害物までの図1及び図2で示す水平
距離LAが移動に従って短くなるので、該木43によっ
て遮断されて監視アンテナ6に到達し得ない衛星信号S
S等の、受信位置6aから見た仰角の最大値は大きくな
る。従って、監視アンテナ6では、図1及び図2に示す
ように、該監視アンテナ6の受信位置6aから見て、車
両42の前進移動方向である矢印C0方向側即ち、車両
42の前方側に存在する2個の人工衛星45A、45B
を含む6個の人工衛星45を捕捉受信していたが、車両
42が矢印C0方向に移動することによって受信位置6
aが矢印C0方向に移動し、該受信位置6aが所定の位
置MM4を過ぎることにより、監視アンテナ6では人工
衛星45A、45Bによる衛星信号SS1、SS2が該
木43等の障害物によって遮断されて捕捉受信できなく
なる。一方、衛星監視装置2では、上述したように、車
両42が多くとも距離L移動する毎に監視作業が行われ
ており、受信位置6aが所定の位置MM4を過ぎた瞬間
或いは、過ぎた後受信位置6aが多くとも距離L移動す
る前に監視作業が行われる。なお、受信アンテナ22
は、上述したように、監視アンテナ6の後を追う形で矢
印C0方向に移動しているため、受信位置6aが所定の
位置MM4を過ぎた瞬間或いは、過ぎた後受信位置6a
が多くとも距離L移動する前には、受信位置22aは所
定の位置MM4に到っていない。つまり、受信位置6a
が所定の位置MM4を過ぎた瞬間或いは、過ぎた後受信
位置6aが多くとも距離L移動する前に行われる監視作
業の時刻においては、受信アンテナ22では、継続して
6個の人工衛星45(45A〜45F)を捕捉受信し、
測量を可能とならしめる数及び状態の衛星信号SSを受
信しており、これらの衛星信号SS(SS1〜SS6)
を介して適正な測量作業を行っている。
【0023】即ち、受信位置6aが所定の位置MM4を
過ぎた瞬間或いは、過ぎた後受信位置6aが多くとも距
離L移動する前に行われる第二監視作業では、受信位置
6aが所定の位置MM4を過ぎたので、監視アンテナ6
は、2個の人工衛星45(45A、45B)の捕捉受信
を失い、4個の人工衛星45C、45D、45E、45
Fのみを捕捉受信するようになる。次いで、監視アンテ
ナ6で衛星信号SSを捕捉受信し、該衛星信号SSをデ
ータ入力部17を介して捕捉衛星数検出部12に伝送し
て捕捉衛星数Pを解析検出させ、該捕捉衛星数Pを捕捉
衛星数判定部15において判定する。受信位置6aが所
定の位置MM4を過ぎた状態では、監視アンテナ6は4
個の人工衛星45C、45D、45E、45Fのみを捕
捉受信する。衛星監視装置2は、監視アンテナ6で捕捉
受信した衛星信号SS(SS3〜SS6)をデータ入力
部17を介して捕捉衛星数検出部12に伝送して捕捉衛
星数P(即ち、4)を解析検出させ、該捕捉衛星数Pを
捕捉衛星数判定部15において判定し、判定結果(4以
上)によって続行信号Zを主制御部9に伝送する。続行
信号Zを受けて主制御部9は、前記衛星信号SS(SS
3〜SS6)を衛星配置指数演算部13に伝送して衛星
配置指数Qを解析算出させ、該衛星配置指数Qを衛星配
置指数判定部16において判定する。受信位置6aが所
定の位置MM4を過ぎた状態では、図1及び図2に示す
ように、監視アンテナ6によって捕捉された4個の人工
衛星45C、45D、45E、45Fのうち、3個の人
工衛星45C、45D、45Eの位置の、監視アンテナ
6の受信位置6aから見た方角は十分には互いに分散し
ておらず、衛星配置指数Qが所定の数値αよりも大きく
なっている。よって、その判定結果によって、主制御部
9に危険信号Nを伝送し、主制御部9は表示部11に危
険ランプを表示させる。以上のように、監視作業の結
果、表示部11に危険ランプが表示されたので、該第二
監視作業を開始した時に存在している受信位置6aの位
置に、受信アンテナ22の受信位置22aが受信位置6
aを追う形で距離Lだけ移動すれば、受信アンテナ22
では測量を可能とならしめる数及び状態の衛星信号SS
が受信され得ないことが正確、かつ迅速に予測された。
従って、車両42は回避作業を行う。即ち、車両42は
矢印C0方向への前進を直ちに停止し、後方或いは、右
方、左方等の他の移動方向を第二候補として考慮選択
し、選択された第二候補の移動方向に方向転換して移動
した場合に受信アンテナ22では測量を可能とならしめ
る数及び状態の衛星信号SSが受信され得るかどうかの
予測を行う形の第三監視作業を、前述した第一監視作業
と同様に行う。第三監視作業の結果、表示部11に危険
ランプが表示される限り、続けて第三、第四、……候補
の移動方向を考慮選択して第三監視作業を行い、表示部
11に安全ランプが表示されることによって、車両42
をその安全な方向に、受信アンテナ22で測量を可能と
ならしめる数及び状態の衛星信号SSが受信されている
状態を維持しながら方向転換させ或いは、直進前進させ
て移動させる。回避作業が完了した後も、更に、第二監
視作業で安全ランプを確認しながら前進移動を続け、或
いは、第一監視作業で安全ランプを確認した後に方向転
換をしつつ、或いは、これら第一、第二監視作業で危険
ランプを確認して回避作業を行う形で移動経路を適宜選
択しながら、該車両42を目的の測量位置(或いは、目
的の測量位置に代替し得る位置)まで移動到達させる。
つまり、衛星信号受信アンテナ装置1を用いると、第
一、第二監視作業においては、衛星信号SSをさえぎる
木43等の障害物等或いは、衛星配置指数Qが不良とな
る車両42の配置状態を正確に迅速に予測し得ると共
に、回避作業においては、新しい候補として選択された
移動方向に方向転換或いは、移動した場合に、受信アン
テナ22において測量を可能とならしめる数及び状態の
衛星信号SSが受信されるかどうかの予測が第三監視作
業によって正確に迅速に行われるので、手間がかから
ず、しかも安定した測量が可能となる。
【0024】なお、監視作業において捕捉衛星数Pが3
以下と検出された場合には、捕捉衛星数判定部13は危
険信号Nを主制御部9に伝送し、主制御部9は表示部1
1に危険ランプを表示させるので、図示しないオペレー
タは危険ランプを確認することにより、車両42の移動
方向を他の方向に選択し直し、該他の方向について第三
監視作業を行い、その結果、安全ランプを確認すること
によって車両42を、受信アンテナ22で測量を可能と
ならしめる数及び状態の衛星信号SSが受信されている
状態を維持しながら該他の方向に移動させる。
【0025】また、上述した回避作業は、車両42が矢
印C0方向に直進前進する途中で行われた第二監視作業
の結果即ち、危険ランプの表示によって行われたが、車
両42が方向転換を行うに先立って行われる第一監視作
業の結果即ち、危険ランプの表示によっても同様に行わ
れる。例えば、車両42が第一の方向に方向転換を行う
に先立って行われる第一監視作業の結果即ち、危険ラン
プが表示された場合、車両42は該第一の方向への方向
転換を放棄し、方向転換すべき他の移動方向(或いは、
直進方向)を第二候補として考慮選択し、選択された第
二候補の移動方向に方向転換して移動した場合に受信ア
ンテナ22では測量を可能とならしめる数及び状態の衛
星信号SSが受信され得るかどうかの予測を行う形の第
三監視作業を、監視アンテナ6を矢印A、B方向に適宜
回転位置決めしつつ行う。第三監視作業の結果、表示部
11に危険ランプが表示される限り、続けて第三、第
四、……候補の移動方向を考慮選択して第三監視作業を
行い、表示部11に安全ランプが表示されることによっ
て、車両42をその安全な方向に、受信アンテナ22で
測量を可能とならしめる数及び状態の衛星信号SSが受
信されている状態を維持しながら方向転換(或いは、直
進前進移動)する。
【0026】なお、上述の実施例では、監視アンテナ6
を設けた移動駆動装置5を監視アンテナ支持手段とし
て、受信アンテナ22の周囲を回転自在に設けて衛星信
号受信アンテナ装置1を構成した。しかし、監視アンテ
ナ支持手段は移動駆動装置5の形だけに限定されている
わけではない。例えば監視アンテナ支持手段は、図7に
示すように、挿嵌穴50bが形成されていると共に、該
挿嵌穴50bを介して受信アンテナ22の支持柱22b
に挿嵌された形の保持部材50を、該保持部材50が該
支持柱22bに対して摺動回転自在なる形で有し、保持
部材50に、水平方向に伸延したアンテナ支持棒52
を、該アンテナ支持棒52の一端において接合して設け
て構成されてもよい。この場合、監視アンテナ6は、ア
ンテナ支持棒52のうち保持部材50とは反対側の端部
において立設されている。また、保持部材50の外周側
にはギヤ50aが形成されており、該ギヤ50aには、
保持部材50とは独立的に存在するモータ51のギヤ5
1aが噛合している。更に、保持部材50には、該保持
部材50、従って監視アンテナ6の支持柱22bを中心
とした回転角度位置θを検出し、監視作業制御装置7の
監視アンテナ駆動制御部19に出力する角度位置検出装
置4が設けられており、モータ51は監視作業制御装置
7のモータ制御部20と、該モータ制御部20によって
駆動或いは、駆動停止される形で接続されている。
【0027】なお、上述の実施例においては、衛星信号
受信アンテナ装置1を用いて測量する場合について述べ
たが、人工衛星45が発する衛星信号SSを受信して受
信位置を求めるために使用するためであれば、どのよう
な目的に使用されても良いことは言及するまでもない。
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、車両4
2等の移動車両を有し、前記移動車両に、人工衛星45
(45A〜45F)等の人工衛星が発する衛星信号SS
(SS1〜SS6)等の衛星信号を受信し得る受信アン
テナ22等の受信アンテナを備えた受信測量装置21等
の受信装置を設け、前記移動車両に移動駆動装置5、保
持部材50、アンテナ支持棒52等の監視アンテナ支持
手段を、前記受信アンテナの周囲を回転自在に設け、前
記監視アンテナ支持手段に、人工衛星が発する衛星信号
を受信し得る監視アンテナ6等の監視アンテナを設け、
前記監視アンテナ支持手段に、該監視アンテナ支持手段
を介して前記監視アンテナを、前記受信アンテナに対し
て所定の角度位置θ1等の角度位置に回転位置決めし得
るモータ5b、51、モータ制御部20、監視アンテナ
駆動制御部19等の監視アンテナ駆動制御手段を設け、
前記監視アンテナ駆動制御手段に対して、前記監視アン
テナの回転駆動を指令する入力手段10等の入力手段を
設けて構成した。よって、移動車両を方向転換させる際
には、該方向転換に先行した形で、監視アンテナの受信
アンテナに対する角度位置が移動車両の方向転換して移
動しようとする方向に一致するように監視アンテナ駆動
制御手段によって該監視アンテナが回転位置決めされた
後、該監視アンテナにより受信した衛星信号により、該
監視アンテナに対する衛星位置データを出力し、出力さ
れた衛星位置データに基づいて移動車両を方向転換させ
る。方向転換前の監視アンテナの位置は、移動車両の方
向転換及び移動が実現した場合の該方向転換及び移動後
の受信アンテナの位置を予測するものなので、方向転換
前において監視アンテナにより得られた衛星位置データ
は、方向転換及び移動後の受信アンテナで捕捉する人工
衛星の数及び該人工衛星の該受信アンテナに対する相対
的な配置状態即ち、方向転換及び移動後においても測量
等の三次元位置検出を可能とならしめる数及び状態の衛
星信号が受信アンテナにより受信され続けるか否かを予
測するものとなる。衛星位置データは目視確認等の人手
を介した作業により求められるものではないので、前記
予測は正確で、かつ迅速なものとなり、前記予測に基づ
いて移動車両を方向転換させることにより、衛星信号を
さえぎる障害物等を正確に迅速に回避することができ
る。また、前記予測は移動車両が方向転換を行う前にな
すことが出来るため、無駄な方向転換が行われず、測量
等の三次元位置検出が迅速に進行される。また、移動車
両を前進移動させる際には、該移動に先行した形で、監
視アンテナの受信アンテナに対する角度位置が移動車両
の前進移動方向に一致するように監視アンテナ駆動制御
手段によって該監視アンテナが回転位置決めされた後、
該監視アンテナにより受信した衛星信号により、該監視
アンテナに対する衛星位置データを出力し、出力された
衛星位置データに基づいて移動車両を移動させる。従っ
て、移動車両が前進移動する場合には、受信アンテナが
監視アンテナを、該該監視アンテナの移動軌跡に沿って
追う形で移動するので、或る時刻において監視アンテナ
により得られた衛星位置データは、移動車両が継続して
移動した場合の該時刻よりも後の時刻における受信アン
テナで捕捉する人工衛星の数及び該人工衛星の該受信ア
ンテナに対する相対的な配置状態即ち、該時刻よりも後
の時刻においても三次元位置検出を可能とならしめる数
及び状態の衛星信号が受信アンテナにより受信され続け
るか否かを正確にかつ迅速に予測するものとなるので、
前記予測に基づいて移動車両を移動させることにより、
衛星信号をさえぎる障害物等を正確に迅速に回避するこ
とができる。つまり、本発明による衛星信号受信アンテ
ナ装置を用いると、人工衛星が発する衛星信号を途絶え
無いように受信することが容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による衛星信号受信アンテナ装
置を用いて測量を行っている工程の一例を示した模式図
である。
【図2】図2は、図1を上方から見た模式平面図であ
る。
【図3】図3は、図1に示した衛星信号受信アンテナ装
置のうち衛星信号監視装置のブロック図である。
【図4】図4は、図1に示した衛星信号受信アンテナ装
置のうち受信測量装置のブロック図である。
【図5】図5は、図3に示した衛星監視装置の行う監視
作業の手順を示した流れ図である。
【図6】図6は、図1に示した衛星信号受信アンテナ装
置のうち監視アンテナ及び、受信アンテナの拡大図であ
る。
【図7】図7は、監視アンテナ支持手段が保持部材及
び、アンテナ支持棒等によって構成された衛星信号受信
アンテナ装置の他の一例を示した図である。
【符号の説明】
1……衛星信号受信アンテナ装置 5……監視アンテナ支持手段(移動駆動装置) 5b……監視アンテナ駆動制御手段(モータ) 6……監視アンテナ 10……入力手段 19……監視アンテナ駆動制御手段(監視アンテナ駆動
制御部) 20……監視アンテナ駆動制御手段(モータ制御部) 21……受信装置(受信測量装置) 22……受信アンテナ 42……移動車両(車両) 45(45A〜45F)……人工衛星 50……監視アンテナ支持手段(保持部材) 51……監視アンテナ駆動制御手段(モータ) 52……監視アンテナ支持手段(アンテナ支持棒) SS(SS1〜SS6)……衛星信号 θ1……角度位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動車両を有し、 前記移動車両に、人工衛星が発する衛星信号を受信し得
    る受信アンテナを備えた受信装置を設け、 前記移動車両に監視アンテナ支持手段を、前記受信アン
    テナの周囲を回転自在に設け、 前記監視アンテナ支持手段に、人工衛星が発する衛星信
    号を受信し得る監視アンテナを設け、 前記監視アンテナ支持手段に、該監視アンテナ支持手段
    を介して前記監視アンテナを、前記受信アンテナに対し
    て所定の角度位置に回転位置決めし得る監視アンテナ駆
    動制御手段を設け、 前記監視アンテナ駆動制御手段に対して、前記監視アン
    テナの回転駆動を指令する入力手段を設けて構成した衛
    星信号受信アンテナ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003075144A (ja) * 2001-06-21 2003-03-12 Franz Plasser Bahnbaumaschinen-Industrie Gmbh 軌道保守装置および軌道の位置を検出する方法
US20210116251A1 (en) * 2017-12-07 2021-04-22 International Business Machines Corporation Location calibration based on movement path and map objects

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