JPH0783911B2 - Ｐｃ鋼より線の曲げ上げ金具 - Google Patents
Ｐｃ鋼より線の曲げ上げ金具Info
- Publication number
- JPH0783911B2 JPH0783911B2 JP242991A JP242991A JPH0783911B2 JP H0783911 B2 JPH0783911 B2 JP H0783911B2 JP 242991 A JP242991 A JP 242991A JP 242991 A JP242991 A JP 242991A JP H0783911 B2 JPH0783911 B2 JP H0783911B2
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- metal fitting
- steel
- wire
- bending
- bent
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はベンドアップ配線方式に
ＰＣ鋼より線を張設するプレテンション方式のプレスト
レストコンクリート桁を製造する場合に、ＰＣ鋼より線
を底板型枠下面から保持するためのＰＣ鋼より線の曲げ
上げ金具に関する。
ＰＣ鋼より線を張設するプレテンション方式のプレスト
レストコンクリート桁を製造する場合に、ＰＣ鋼より線
を底板型枠下面から保持するためのＰＣ鋼より線の曲げ
上げ金具に関する。
【０００２】
【従来の技術】プレテンション方式のプレストレストコ
ンクリート桁は、ＰＣ鋼より線をアバットメントと称す
る緊張台の支持スタンド間に張設し、ＰＣ鋼より線の周
囲に型枠を組立てて、コンクリートを打設し、養生硬化
後ＰＣ鋼より線によりコンクリートにプレストレスを導
入する。
ンクリート桁は、ＰＣ鋼より線をアバットメントと称す
る緊張台の支持スタンド間に張設し、ＰＣ鋼より線の周
囲に型枠を組立てて、コンクリートを打設し、養生硬化
後ＰＣ鋼より線によりコンクリートにプレストレスを導
入する。
【０００３】この場合、周知のように、ＰＣ鋼より線を
桁の長手方向に沿って中央が下がった船底形をなすよう
にいわゆるベンドアップ配線方式に配設すると、力学的
に合理的となりＰＣ鋼材量を節減することができる。従
来、「桁橋プレストレストコンクリート橋げた」の断面
はＪＩＳにおいて図４に示すような断面形状に定められ
ていた。ベンドアップ配線方式のプレストレストコンク
リート桁を製造する場合、ＰＣ鋼より線は製品の中間部
分から端部に向かって上がり勾配を持たせて張設され
る。従来の桁２０の断面内の２列のＰＣ鋼より線２１を
型枠下面に引き寄せておくＰＣ鋼より線の曲げ上げ金具
２５は図７に示すように２列のＰＣ鋼より線係止部２６
を有する形状のものであった。図６は図７の側面図であ
る。
桁の長手方向に沿って中央が下がった船底形をなすよう
にいわゆるベンドアップ配線方式に配設すると、力学的
に合理的となりＰＣ鋼材量を節減することができる。従
来、「桁橋プレストレストコンクリート橋げた」の断面
はＪＩＳにおいて図４に示すような断面形状に定められ
ていた。ベンドアップ配線方式のプレストレストコンク
リート桁を製造する場合、ＰＣ鋼より線は製品の中間部
分から端部に向かって上がり勾配を持たせて張設され
る。従来の桁２０の断面内の２列のＰＣ鋼より線２１を
型枠下面に引き寄せておくＰＣ鋼より線の曲げ上げ金具
２５は図７に示すように２列のＰＣ鋼より線係止部２６
を有する形状のものであった。図６は図７の側面図であ
る。
【０００４】すなわち、ＰＣ鋼より線２１に桁長手方向
に勾配を持たせるため、従来図７に示すような羽子板と
呼ばれるＰＣ鋼より線曲げ上げ金具２５を桁の型枠の長
手方向の中間部下方に固定し、ＰＣ鋼より線をこの曲げ
上げ金具２５の溝２６に引っ掛けて緊張することが行わ
れていた。この曲げ上げ金具２５を底板型枠下面に取付
けるための曲げ上げ金具下部のねじ穴２７と、曲げ上げ
金具の両側面から引き込まれるＰＣ鋼より線係止部２６
とは配列中心が別の位置にあり、曲げ上げ金具２５の下
部のねじ部２７は十分に長くとることができ、曲げ上げ
金具２５のＰＣ鋼より線２１による引上力に対して十分
に必要強度を満足していた。
に勾配を持たせるため、従来図７に示すような羽子板と
呼ばれるＰＣ鋼より線曲げ上げ金具２５を桁の型枠の長
手方向の中間部下方に固定し、ＰＣ鋼より線をこの曲げ
上げ金具２５の溝２６に引っ掛けて緊張することが行わ
れていた。この曲げ上げ金具２５を底板型枠下面に取付
けるための曲げ上げ金具下部のねじ穴２７と、曲げ上げ
金具の両側面から引き込まれるＰＣ鋼より線係止部２６
とは配列中心が別の位置にあり、曲げ上げ金具２５の下
部のねじ部２７は十分に長くとることができ、曲げ上げ
金具２５のＰＣ鋼より線２１による引上力に対して十分
に必要強度を満足していた。
【０００５】今回ＪＩＳ Ａ ５３１６『けた橋プレス
トレストコンクリート橋げた』が改正され、変更された
桁３０は図５に示すような断面形状となり、その中央の
ＰＣ鋼より線３１を曲げ上げ金具で型枠底面に引寄せる
ことが必要となった。つまり、ＰＣ鋼より線３１の配列
がＰＣ鋼より線の曲げ上げ金具の下部取付ねじ部と中心
が一致することとなった。また曲げ上げ金具の底面にお
けるコンクリート厚み（図５に示すかぶり３３）が２５
ｍｍ以上を要求されるＪＩＳ Ａ ５３１６（平成３年
１月施行予定）においては、曲げ上げ金具の底面のねじ
穴と最下端のＰＣ鋼より線との間隔が極度に制約され
（３ｍｍ以下となる）、ＰＣ鋼より線による曲げ上げ金
具の引上力に対してねじ部の強度が不足し不都合であ
る。
トレストコンクリート橋げた』が改正され、変更された
桁３０は図５に示すような断面形状となり、その中央の
ＰＣ鋼より線３１を曲げ上げ金具で型枠底面に引寄せる
ことが必要となった。つまり、ＰＣ鋼より線３１の配列
がＰＣ鋼より線の曲げ上げ金具の下部取付ねじ部と中心
が一致することとなった。また曲げ上げ金具の底面にお
けるコンクリート厚み（図５に示すかぶり３３）が２５
ｍｍ以上を要求されるＪＩＳ Ａ ５３１６（平成３年
１月施行予定）においては、曲げ上げ金具の底面のねじ
穴と最下端のＰＣ鋼より線との間隔が極度に制約され
（３ｍｍ以下となる）、ＰＣ鋼より線による曲げ上げ金
具の引上力に対してねじ部の強度が不足し不都合であ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点解
決のために創案されたもので、新しいけた橋プレストレ
ストコンクリート橋桁の製造時における曲げ上げ金具と
して、強度条件を十分満足し取扱が容易なＰＣ鋼材の曲
げ上げ金具を提供することを目的とするものである。
決のために創案されたもので、新しいけた橋プレストレ
ストコンクリート橋桁の製造時における曲げ上げ金具と
して、強度条件を十分満足し取扱が容易なＰＣ鋼材の曲
げ上げ金具を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、ＰＣ鋼より線
の曲げ上げ金具の下面取付ボルトねじ穴を左右２個に分
けて、ＰＣ鋼より線とねじ穴とを離すと共に、ＰＣ鋼よ
り線を係止する係止部の内、最下部の係止部を透孔とす
るかまたは下方へ開口した溝とすることによって、ねじ
部とＰＣ鋼より線との距離を保ち、曲げ上げ金具の下端
の取付強度を確実なものとした。
の曲げ上げ金具の下面取付ボルトねじ穴を左右２個に分
けて、ＰＣ鋼より線とねじ穴とを離すと共に、ＰＣ鋼よ
り線を係止する係止部の内、最下部の係止部を透孔とす
るかまたは下方へ開口した溝とすることによって、ねじ
部とＰＣ鋼より線との距離を保ち、曲げ上げ金具の下端
の取付強度を確実なものとした。
【０００８】
【作用】従来のＰＣ鋼より線の曲げ上げ金具は中央にＰ
Ｃ鋼より線が通っていないので、下端の取付けねじを十
分な強度のものとすることができたが、新しいＪＩＳの
橋桁では中央にＰＣ鋼より線が配設されるので、曲げ上
げ金具の下端の取付部の強度が不足する。これを補うた
め、許容される範囲において最大の幅をとって、ねじを
左右の２本とし、最下部のＰＣ鋼より線の係止部を透孔
とするか下方に開口した溝とした。このことにより、取
付けねじの強度を確保することが可能となった。
Ｃ鋼より線が通っていないので、下端の取付けねじを十
分な強度のものとすることができたが、新しいＪＩＳの
橋桁では中央にＰＣ鋼より線が配設されるので、曲げ上
げ金具の下端の取付部の強度が不足する。これを補うた
め、許容される範囲において最大の幅をとって、ねじを
左右の２本とし、最下部のＰＣ鋼より線の係止部を透孔
とするか下方に開口した溝とした。このことにより、取
付けねじの強度を確保することが可能となった。
【０００９】
【実施例】図２に本発明の実施例のＰＣ鋼より線の曲げ
上げ金具の全体図を示した。図２の（ａ）は立面図、
（ｂ）はそのＡ−Ａ矢視図である。実施例の主要部を図
１に示した。本発明の曲げ上げ金具１はＰＣ鋼より線の
係止部３を曲げ上げ金具１の左右から中心に及ぶ溝３と
して、ここにＰＣ鋼より線を係止する。この曲げ上げ金
具１の最下部の係止部は曲げ上げ金具１の底面に開口す
る溝４とした。この溝４はＰＣ鋼より線３１を挿通する
透孔に代えて、ＰＣ鋼より線３１をこの透孔を挿通させ
て支持するようにすることもできる。この曲げ上げ金具
１の下部の取付けねじ６（めねじ）は左右に２個所に分
けて設けた。この取付ねじ６にそれぞれ２本のボルト５
をねじ込み、この２本のボルト５を、型枠の底板７に取
付けた枠体８に取付け、この枠体８をボルト９によって
ベース１０に結合した。なお、曲げ上げ金具１の底面と
型枠底面７との間には充填材１１を詰めておき、脱型後
この部分をモルタル充填してかぶり寸法を確保するよう
になっている。
上げ金具の全体図を示した。図２の（ａ）は立面図、
（ｂ）はそのＡ−Ａ矢視図である。実施例の主要部を図
１に示した。本発明の曲げ上げ金具１はＰＣ鋼より線の
係止部３を曲げ上げ金具１の左右から中心に及ぶ溝３と
して、ここにＰＣ鋼より線を係止する。この曲げ上げ金
具１の最下部の係止部は曲げ上げ金具１の底面に開口す
る溝４とした。この溝４はＰＣ鋼より線３１を挿通する
透孔に代えて、ＰＣ鋼より線３１をこの透孔を挿通させ
て支持するようにすることもできる。この曲げ上げ金具
１の下部の取付けねじ６（めねじ）は左右に２個所に分
けて設けた。この取付ねじ６にそれぞれ２本のボルト５
をねじ込み、この２本のボルト５を、型枠の底板７に取
付けた枠体８に取付け、この枠体８をボルト９によって
ベース１０に結合した。なお、曲げ上げ金具１の底面と
型枠底面７との間には充填材１１を詰めておき、脱型後
この部分をモルタル充填してかぶり寸法を確保するよう
になっている。
【００１０】図１中に仮想線で示したＰＣ鋼より線３２
は隣接する曲げ上げしないＰＣ鋼より線である。本発明
の曲げ上げ金具はこの隣接ＰＣ鋼より線３２と干渉する
ことのない限度一杯の底部拡大部２を設けここに最大限
のねじ６を設けたものである。こうすることによって新
しい規格の桁の製造を容易に行うことができる。
は隣接する曲げ上げしないＰＣ鋼より線である。本発明
の曲げ上げ金具はこの隣接ＰＣ鋼より線３２と干渉する
ことのない限度一杯の底部拡大部２を設けここに最大限
のねじ６を設けたものである。こうすることによって新
しい規格の桁の製造を容易に行うことができる。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば新しいＪＩＳ規格のプレ
ストレストコンクリート橋桁の製造の際にＰＣ鋼より線
を十分な強度をもつ曲げ上げ金具でベンドアップするこ
とができ桁の製造を容易に行うことができる。
ストレストコンクリート橋桁の製造の際にＰＣ鋼より線
を十分な強度をもつ曲げ上げ金具でベンドアップするこ
とができ桁の製造を容易に行うことができる。
【図１】本発明の実施例の曲げ上げ金具の要部断面図で
ある。
ある。
【図２】本発明の実施例の全体図で、（ａ）は立面図、
（ｂ）はそのＡ−Ａ矢視図である。
（ｂ）はそのＡ−Ａ矢視図である。
【図３】図２の曲げ上げ金具の側面図である。
【図４】従来のＰＣ桁の断面を示し、ＰＣ鋼より線の配
列説明図である。
列説明図である。
【図５】新ＪＩＳのＰＣ桁の断面を示し、ＰＣ鋼より線
の配列説明図である。
の配列説明図である。
【図６】従来の曲げ上げ金具の側面図である。
【図７】従来の曲げ上げ金具の正面図である。
１ 曲げ上げ金具 ３ 係止溝 ４ 下方開口の係止溝 ５ 取付ボルト ６ 取付ねじ ７ 型枠底板 ８ 枠体 ９ 取付ボルト １０ 下部フレーム １１ 充填材
Claims (1)
- 【請求項１】 プレテンション方式のプレストレストコ
ンクリート桁製造用のＰＣ鋼より線の曲げ上げ金具にお
いて、下端取付ボルトのねじ孔を左右に２個設けると共
に、最下部のＰＣ鋼より線を挿通する貫通孔または下方
に開口した溝を設けたことを特徴とするＰＣ鋼より線の
曲げ上げ金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP242991A JPH0783911B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | Ｐｃ鋼より線の曲げ上げ金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP242991A JPH0783911B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | Ｐｃ鋼より線の曲げ上げ金具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04238640A JPH04238640A (ja) | 1992-08-26 |
| JPH0783911B2 true JPH0783911B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=11529019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP242991A Expired - Lifetime JPH0783911B2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | Ｐｃ鋼より線の曲げ上げ金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0783911B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10310715A1 (de) * | 2003-03-10 | 2004-10-07 | Fachhochschule Gießen-Friedberg | Erfindung betreffend Bauteile als Bewehrungselemente sowie daraus hergestellte Betonteile |
| KR20080107082A (ko) * | 2007-06-05 | 2008-12-10 | 삼성물산 주식회사 | 양방향 프리스트레싱 시스템 |
-
1991
- 1991-01-14 JP JP242991A patent/JPH0783911B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04238640A (ja) | 1992-08-26 |
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