JPH0783230B2 - Fm信号弁別用の弾性表面波装置 - Google Patents

Fm信号弁別用の弾性表面波装置

Info

Publication number
JPH0783230B2
JPH0783230B2 JP60102521A JP10252185A JPH0783230B2 JP H0783230 B2 JPH0783230 B2 JP H0783230B2 JP 60102521 A JP60102521 A JP 60102521A JP 10252185 A JP10252185 A JP 10252185A JP H0783230 B2 JPH0783230 B2 JP H0783230B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface acoustic
acoustic wave
thin film
metal thin
wave device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60102521A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61264809A (ja
Inventor
金燦 黄
Original Assignee
金星エレクトロン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 金星エレクトロン株式会社 filed Critical 金星エレクトロン株式会社
Priority to JP60102521A priority Critical patent/JPH0783230B2/ja
Publication of JPS61264809A publication Critical patent/JPS61264809A/ja
Publication of JPH0783230B2 publication Critical patent/JPH0783230B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、弾性表面波装置に関し、特に、多重ストリッ
プ結合器またはホーン形態の音響ビーム幅圧縮器をすだ
れ状電極すなわちインターデジタル変換器(以下、IDT
と称する)に結合した、FM信号を弁別するための弾性表
面波装置に関する。
[従来の技術] 従来の弾性表面波装置は、圧電基板の表面に金属薄膜を
蒸着することにより構成され実用化されている。この種
の弾性表面波装置からなるIDTは、図1に示すように、
一対の櫛形電極が絶縁状態にかみ合うように配置された
入力側IDT11、11′と、同様に一対の櫛形電極が絶縁状
態にかみ合うように配置された出力側IDT12、12′で構
成されている。そして、入力側IDTに電気的な信号を供
給すると、圧電基板の表面上を弾性表面波信号13が進行
して出力側IDTから出力される。
このとき、圧電物質からなる基板の表面上を進行する弾
性表面波の速度は、電磁波に比べて遅いため、例えば1/
10万程度であるため、小さい素子でも長時間の遅延時間
を得ることができる。
このような弾性表面波装置の中心周波数は櫛形電極の幅
によって定まるので、弾性表面波装置を利用する場合に
は、従来のR.L.C回路を使用する場合に比べて同調を取
る必要がない。また、IC回路とほぼ同じ程度の小型で平
面構造であるので、IC製作工程で採用される写真蝕刻
(photolithography)方法によって簡単に製造すること
ができ、しかも信頼度が高い。また、弾性表面波装置の
中心周波数とその帯域幅は櫛形電極の幅と数とによって
定まるので、それらを適宜設定することにより、高い中
心周波数(10〜500MHz程度)と広い帯域(10〜300MHz程
度)の信号を処理することができる。
一方、周波数変調された信号(以下、FM信号と称する)
を弁別する技術は既に知られている技術であり、微分器
と包絡線検波器とで構成される同調型FM弁別器、微分器
とパルス幅変調器と低域フィルタとで構成される直角位
相FM弁別器、電圧制御発振器と位相比較器と低域フィル
タとで構成される弁別器、等のFM弁別器が知られてい
る。
これらのFM弁別器は、抵抗、コイル、コンデンサ、トラ
ンジスタ、ダイオード等を使用するので、回路構成が複
雑であり、また周辺回路との同調が必要なため、その大
きさ及び消費電力も相当なものになる。このような弁別
器を改良して集積回路に小型化したものもあるが、これ
は30MHz以上の高周波数帯域では使用不可能であった。
このような点に鑑み、圧電素子を利用してFM信号を弁別
することができる弾性表面波装置が開発されたが、該開
発された従来の弾性表面波装置は、シリコンの空間電荷
の非直線性を利用したものであり、表面上に設置される
シリコン半導体と一定の空隙を保持する層状の二重構造
を有する必要があるという問題点があった。したがっ
て、圧電基板上に設置される半導体との間に一定の空隙
を保持する必要がなく、弾性表面波装置の設計及び製作
が容易であり、しかも高周波および高帯域の信号の処理
も可能となる弾性表面波装置の出現が求められている。
[発明の概要] 本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、本発明の
目的は、小型で製造が簡単で同調が不要であり、消費電
力が少なく、かつ高周波で広帯域の周波数信号を処理す
ることができる弾性表面波装置を提供することである。
このような目的を達成するために、本発明の弾性表面波
装置においては、 圧電物質からなる基板上に形成された弾性表面波装置に
おいて、 それぞれ複数の櫛形電極(5)からなり、所定の中心距
離をおいて基板上に配置された同一のFM信号が供給され
る一対のインダーデジタル変換器であって、供給された
FM信号(f(t))と、該FM信号に対して上記中心距離
に対応している遅延時間(t0)を有している遅延FM信号
(f(t−t0))と、に対応する2つの弾性表面波を出
力する一対のインターデジタル変換器(41、41′及び4
2、42′;51、51′及び52、52′)と、 上記基板上に上記一対のインダーデジタル変換器の出力
側に隣接配置された音響ビーム圧縮手段であって、該イ
ンターデジタル変換器からの2つの弾性表面波を混合し
かつその入力側ビーム幅に対して出力側ビーム幅が圧縮
されて最大エネルギが伝達されるように上記基板の非線
形性を増大することにより、混合されビーム圧縮された
弾性表面波を出力する音響ビーム圧縮手段(43;53)
と、 上記基板上に上記音響ビーム圧縮手段の出力に隣接配置
されたストリップ状の金属薄膜からなり、上記音響ビー
ム圧縮手段からの弾性表面波を空間積分により低域通過
フィルタリングし、その電気的変位を表す信号をその金
属薄膜端子(44、45;54、55)から出力する低域通過フ
ィルタリング手段と を含み、FM信号弁別器を構成していることを特徴として
いる。
特に本発明の弾性表面波装置は、高周波(10〜500MHz)
で広帯域(10〜300MHz)の信号を処理することができる
ので、通常のFM受信機(88〜108MHz)内に用いたとき
に、中間周波数への変換回路を省略することができる。
また、遅延時間及び導電性薄膜の長さを適宜設定するこ
とにより、デファレンシャル位相シフト・キーイング復
調器にも使用することができる。
[実施例] 以下、添付した図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
FM信号の弁別は、図2に示すように、入力されたFM信号
f(t)を遅延時間t0を有する遅延回路1によって遅延
させ、かつ入力されたFM信号f(t)と該遅延されたFM
信号f(t−t0)とをミキシング回路2によって混合
し、そして該混合された信号を低域通過フィルタ3によ
ってフィルタリングすることによってなされている。し
たがって、弾性表面波装置を用いてFM信号を弁別する装
置(以下、SAW弁別器と称する)を構成する場合、該SAW
弁別器は、信号遅延機能、混合機能及びフィルタリング
機能を有する必要があり、例えば第3図に示すように、
圧電基板上に金属薄膜を蒸着することによりSAW弁別器
を実現することが考えられる。なお、信号の遅延は圧電
基板上に形成された2つのIDT31、31′及び32、32′に
よって得られ、これらのIDTによって時間差t0を有する
2つの弾性表面波を生成する。
2つの弾性表面波変換器すなわちIDTは、圧電基板の非
線形性により、弾性表面波の電気的変位と機械的変形を
結合する。しかしながら、圧電物質の非線形性はそれほ
ど大きくないため、それぞれの弾性表面波の電界を結合
するには十分ではない。
このような問題点を解決するために、本発明において
は、第4図及び第5図に示されるように、音響圧縮器で
ある多重ストリップ結合器43またはホーン型の音響ビー
ム幅圧縮器53をIDTの出力端に隣接して圧電基板上に薄
膜蒸着させている。特に、第5図のホーン型の音響ビー
ム幅圧縮器53は、その入力側音響ビーム幅l1と出力側音
響ビーム幅l2の比率l1/l2により、音響電力密度を圧縮
するので、最大エネルギを伝達できるように設計するこ
とができる。また、第4図の多重ストリップ結合器43
は、第8図に示されるような複数の導電性ストリップか
らなる構造を有しており、この多重ストリップ結合器
は、弾性物質の非線形性を高め、入力側音響ビーム幅l1
と出力側音響ビーム幅l2との比率l1/l2により、最大エ
ネルギを伝播するものである。第4図及び第5図の音響
圧縮器を用いて音響電力密度を増大させれば、圧電基板
の圧電非線形性をさらに増大することができる。
なお、第4図の多重ストリップ結合器43および第5図の
音響ビーム幅圧縮器53は、従来から公知のものであり、
それぞれ、例えば米国特許第4369390号、同4428062号に
開示されている。これらの特許文献をみれば、多重スト
リップ結合器43および音響ビーム幅圧縮器53により、圧
電非線形性を増大させることができることは明らかであ
ろう。
上記したように、音響圧縮器(多重ストリップ結合器43
及びホーン型音響ビーム幅圧縮器53)により増大した圧
電基板の圧電非直線性によって、電気的変位及び機械的
変形が結合されまたは混合されて弾性表面波が発生さ
れ、該弾性表面波は、出力側のストリップ状の金属薄膜
の金属薄膜端子44、54においてその電気的変位を検出す
ることができる。すなわち、ストリップ状の金属薄膜の
長さLに応じて弾性表面波の電気的変位が空間的に連続
して演算されるので、空間積分が自動的に行われ、該空
間積分演算は、低域通過フィルタリングを行っているこ
とに等しい。このとき、出力端子は2端子形状(44及び
45;54及び55)に形成されているので、電気的変位よっ
てこれら2つの端子間に誘起する電圧を検出すれば、弁
別された信号を得ることができる。なお、ストリップ状
の金属薄膜の構成及びその機能(積分機能)は、上記し
た米国特許第4428062号に開示されており、端子44、54
が接続されている金属薄膜は相互作用チャンネルを構成
するものであり、端子45、55が接続されている金属薄膜
は、グランド・プレーンとして機能するものである。
上記したような本発明のSAW弁別器、すなわち弾性表面
波装置を用いたFM信号弁別器の動作原理を、以下に数式
的に展開して説明する。
FM信号は通常、以下のように表すことができる。
ただし、f(t):時間tの関数としての入力FM信号 A:定数 ωc:搬送周波数 Δω:周波数変調幅 ωm:変調周波数 β:変調率(Δω/ω) このようなFM信号f(t)を、遅延時間t0の時間差を有
する2つのIDT41、41′及び42、42′(第4図)、また
はIDT51、52′及び52、52′(第5図)に供給すれば、
同一方向に遅延時間t0で伝播する弾性表面波が励起す
る。これらの2つの表面弾性波は、以下のように表され
る。
f(t−z/v)exp[jω(t−z/v)] (21) f(t−t0−Z/v)exp[jω(t−t0−z/v)] (22) ただし、v:弾性表面波の伝播速度 z:軸方向(弾性表面波の進行方向)の変位距離 なお、t0は、2つのIDTの間の中心距離をl(第6図参
照)とする、l/vにより求められる。
(21)式及び(22)式で表される2つの弾性表面波は、
音響ビーム圧縮器(43または53)により増大した圧電非
線形性と混合効果とにより、非線形的に結合すなわち乗
算されるので、その結果得られる信号は、以下の(3)
式で表される。
2f(t)・f(t−t0) =2ABcos(ωct+βsinωmt)cos[ω(t−t0) +βsin{ω(t−t0)}] =ABcos{ωct0+2βsin(ωmt0/2)cos(ωmt −ωmt0/2)} + ABcos{2ωct−ωct0+2βcos(ωmt0/2)sin(ωmt −ωmt0/2)} (3) ただし、B:定数 一方、ベッセル(Bessel)関数展開の恒等式は、 ただし、Jn、Jp:ベッセル関数展開 のように表され、(4)式を(3)式に代入すれば、以
下のようになる。
(5)式で表されるように電気的に非線形結合されたf
(t)・f(t−t0)は、出力端子電極の長さに応じて
空間積分演算(dz)が自動的に行われ、出力電圧V
opは、以下の(6)式で表される。
ただし、L:金属薄膜ストリップの長さ k:定数(=2/(AB)) (6)式は、三角関数の恒等式により、以下のように変
形できる。
すべてのnに対してω≫1であるので、 sin{1/2・(2ω+nω)L/v}/{1/2・(2ω +nω)L/v}≒0 (8) が成立し、またp≦2であるpに関して、以下の(9)
式のように近似することができる。
sin(1/2・pωmL/v)/(1/2・pωmL/v)≒1 (9) したがって、(7)式は、以下のように近似的に表すこ
とができる。
ここで、ωmt0/2≪1と仮定すれば、(10)式の右辺中
の 2βsin(ωmt0/2)≒βωmt0=Δωt0 (11) と近似することができ、したがって、Δωt0<1及びω
mt0≪1となるように遅延時間t0を設定すれば、FM信号
を弁別することができる。
一方、弾性表面波装置は、第3図に示すように、同一の
IDTを2つ設置した場合、幅λ(すなわち、1つの櫛形
電極5の幅と隣接する一対の櫛形電極5の間の幅とを加
算した値、第6図参照)と中心周波数f0とは、 λ=v/f0 (12) の関係がある。ただし、vは前記したように弾性表面波
の伝播速度である。
したがって、所望の中心周波数f0に応じて上記の幅λを
選定すればよい。なお、このとき、1個の櫛形電極の幅
は種種の形状にすることもできる。
また、第6図の弾性表面波装置の帯域幅Bwは、IDTを構
成する対をなす櫛形電極5の数N及び中心周波数f0によ
り定まり、以下のような関係を有している。
Bw=2f0/N (13) (13)式から、中心周波数f0が大きく、かつ櫛形電極の
数Nが小さければ帯域幅Bwを非常に大きくすることがで
きることが明らかであり、例えば、10〜300MHz等の広帯
域の信号を処理することができる。
第4図及び第5図のSAW弁別器それぞれにおいて、2つ
のIDTの間の遅延時間t0、は以下の条件を満足しなけれ
ばならない。
(a)(10)式において、ωmt0≪1 (b)(11)式において、Δωt0<1 (c)弁別感度と別弁線形性を向上させるために、Δω
t0≦0.3 (d)2つのIDTにおける弾性表面波の位相を同期させ
るために、t0がλ/4の整数倍 また、第4図及び第5図のSAW弁別器は、遅延時間t0
一対の出力端子の長さLを調節することにより、デジタ
ル通信方式において使用されるDPSK(デファレンシャル
位相シフト・キーイング)復調器に使用することができ
る。すなわち、第7図に示すように、2つのIDTからの
弾性表面波の遅延時間t0を、DPSK信号のビット間隔Tと
なるように定めればDPSK復調が可能となり、このとき出
力電圧e0は、(14)式で表される。
ただし、b(t):DPSKデータ ω0:DPSKデータの搬送周波数 (14)式を、u=t−z/vにより変換すると、 が得られる。(15)式において、L/v≪Tの場合は、 e0≒k′b(u)・b(u−T) =k′b′(u) (16) ただし、k′:定数 b′(u):時間uの関数 が得られ、したがってDPSK信号が得られる。
以上説明したように、本発明によれば、FM弁別器を小型
のチップ状に形成することができるとともに、同調が不
要で、消費電力も少なく、かつIC製作工程の1つである
写真蝕刻工程をその製造に使用する事ができるので、製
作が簡単である。
さらに、高周波及び広帯域の信号の処理が可能であるの
で、通常の受信機(88〜108MHz)に用いた場合に中間周
波数変換が不要となり、構成が簡単になる。
また、本発明において、遅延時間t0をデジタル通信方式
のビット間隔Tと一致するように設定し、かつ出力端子
の長さを調節すれば、DPSK復調器として使用が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、簡単な態様の従来例の弾性表面波装置を示す
説明図である。 第2図は、本発明による弾性表面波装置を用いてFM信号
を弁別する原理を概略的に説明するブロック図である。 第3図は、第2図のブロック図の構成を弾性表面波装置
で実現した簡単な構成のFM信号弁別器を示す説明図であ
る。 第4図は、第3のFM信号弁別器において、微弱な圧電非
線形性を増大させるために多重ストリップ結合器からな
る音響ビーム圧縮器を用いた場合の、本発明の一実施例
のFM信号弁別器を示す説明図である。 第5図は、第3のFM信号弁別器において、微弱な圧電非
線形性を増大させるためにホーン状音響ビーム圧縮器を
用いた場合の、本発明の他の実施例のFM信号弁別器を示
す説明図である。 第6図は、櫛形電極を有する2つのIDTの構造を示す説
明図である。 第7図は、FM信号弁別器がDPSK復調を行うときの信号の
タイミングを示す説明図である。 第8図は、第4図のFM弁別器に用いられた多重ストリッ
プ結合器の構造を示す説明図である。 [符号の簡単な説明] 1……遅延回路、2……ミキシング回路、3……低域通
過フィルタ 5……櫛形電極、14……圧電基板 11、11′12、12′、31、31′、32、32′、41、41′、4
2、42′51、51′、52、52′、61、61′、62、62′……I
DTの電極 33……音響ビーム圧縮器、43……多重ストリップ結合器 53……ホーン型音響ビーム圧縮器 44、45、54、55……出力電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電物質からなる基板上に形成された弾性
    表面波装置において、 それぞれが上記基板上に形成された複数の櫛形電極
    (5)を有し、上記基板上を進行する弾性表面波の速度
    (v)と予め定められた遅延時間(t0)との積となるよ
    う設定された中心距離(l)をおいて近接して並列配置
    された一対のインターデジタル変換器であって、同一の
    FM信号(f(t))が供給され、上記遅延時間(t0)の
    時間差を有する2つのFM信号に対応する2つの弾性表面
    波を出力する一対のインターデジタル変換器(41、41′
    及び42、42′;51、51′及び52、52′)と、 上記基板上に上記一対のインターデジタル変換器の出力
    に隣接配置された音響ビーム圧縮手段であって、該イン
    ターデジタル変換器からの2つの弾性表面波を混合しか
    つその入力側ビーム幅に対し出力側ビーム幅が圧縮され
    て最大エネルギが伝達されるように上記基板の非線形性
    を増大することにより、混合されビーム圧縮された弾性
    表面波を出力する音響ビーム圧縮手段(43;53)と、 上記基板上に上記音響ビーム圧縮手段の出力に隣接配置
    されかつ表面弾性波の進行方向に伸びた金属薄膜ストリ
    ップと、該金属薄膜ストリップに平行して設けられた金
    属薄膜からなるグランド・プレートとからなり、上記音
    響ビーム圧縮手段からの弾性表面波を空間積分により低
    域通過フィルタリングし、その電気的変位を表す信号を
    上記金属薄膜ストリップ及びグランド・プレーンの金属
    薄膜端子(44、45;54、55)から出力する低域通過フィ
    ルタリング手段と を含み、FM信号弁別器を構成していることを特徴とする
    弾性表面波装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の弾性表面波装
    置において、前記インターデジタル変換器の遅延時間が
    デジタル通信方式のビット間隔となるように設定され、
    かつ上記金属薄膜ストリップの長さが調整されて、デフ
    ァレンシャル位相シフト・キーイング復調器として構成
    されていることを特徴とする弾性表面波装置。
JP60102521A 1985-05-14 1985-05-14 Fm信号弁別用の弾性表面波装置 Expired - Lifetime JPH0783230B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60102521A JPH0783230B2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14 Fm信号弁別用の弾性表面波装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60102521A JPH0783230B2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14 Fm信号弁別用の弾性表面波装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61264809A JPS61264809A (ja) 1986-11-22
JPH0783230B2 true JPH0783230B2 (ja) 1995-09-06

Family

ID=14329642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60102521A Expired - Lifetime JPH0783230B2 (ja) 1985-05-14 1985-05-14 Fm信号弁別用の弾性表面波装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0783230B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55179421U (ja) * 1979-06-11 1980-12-23
JPS58190116A (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 Nec Corp エラステイツク・コンボルバ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61264809A (ja) 1986-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4910839A (en) Method of making a single phase unidirectional surface acoustic wave transducer
EP0337703B1 (en) Surface acoustic wave filter
US6104260A (en) Surface acoustic wave filter with first and second filter tracks and balanced or unbalanced terminals
US4081769A (en) Acoustic surface wave resonator with suppressed direct coupled response
AU779050B2 (en) Programmable surface acoustic wave (SAW) filter
Kino et al. Signal processing by parametric interactions in delay-line devices
US3686518A (en) Unidirectional surface wave transducers
KR20010023310A (ko) 저역 통과 구성을 이용하는 saw 필터 및 그 제조 방법
US3750027A (en) Surface wave frequency discriminators
CA1049646A (en) Acoustic surface wave device with harmonic coupled transducers
US10886893B2 (en) Reduced-size guided-surface acoustic wave (SAW) devices
US11791799B2 (en) Ladder-type surface acoustic wave device
US4575696A (en) Method for using interdigital surface wave transducer to generate unidirectionally propagating surface wave
US3846722A (en) Surface wave preselector
JPH0783230B2 (ja) Fm信号弁別用の弾性表面波装置
JP3322413B2 (ja) 表面波共振器
KR890004157B1 (ko) 탄성표면파 지연선을 이용한 fm복조기 구성방식
US3968462A (en) Electromechanical resonance device and its application to filtering of television signals
US4551695A (en) Surface acoustic device having multistrip coupler comprised of alternate coupled and uncoupled strips
TW587367B (en) Edge reflection type surface acoustic wave filter
US4390807A (en) Surface acoustic wave device
KR860000162B1 (ko) 탄성표면파 장치
JPH0157521B2 (ja)
JP2000151337A (ja) 弾性表面波共振器フィルタ
JP3292054B2 (ja) 弾性表面波フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term