JPH0781172A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH0781172A
JPH0781172A JP25011493A JP25011493A JPH0781172A JP H0781172 A JPH0781172 A JP H0781172A JP 25011493 A JP25011493 A JP 25011493A JP 25011493 A JP25011493 A JP 25011493A JP H0781172 A JPH0781172 A JP H0781172A
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carriage
speed
control
current
braking
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JP25011493A
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Hajime Yoshida
一 吉田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DCモータによるキャリッジの速度制御、位
置制御、停止制御を可能にした印字装置を提供する。 【構成】 印字装置に、キャリッジの移動に伴って90
度位相のずれた2相パルス信号を発生するエンコーダ手
段と、該エンコーダ手段からの2相パルス信号からキャ
リッジの移動方向、移動速度および現在位置を検出する
検出手段と、前記キャリッジを駆動するDCモータと、
該DCモータの正転駆動機能、逆転駆動機能、および制
動機能を有するモータ駆動回路と、前記各手段等の制御
を行う制御ソフトウエアを実行するマイクロコンピュー
タを設け、キャリッジの速度制御、位置制御、停止制御
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置に関し、特に
シリアルプリンタ装置における印字準備処理(キャリッ
ジの印字開始位置までの位置制御)、印字開始処理(キ
ャリッジの印字終了位置までの速度制御)、印字終了処
理(キャリッジの停止制御)およびこれらの処理を組み
合わせて用いた印字制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシリアルプリンタ装置におけるキ
ャリッジの速度制御においては、駆動手段としてDCモ
ータを用いる場合には、速度検出手段を用いて、目標速
度との差分を検出し、より速く動いていれば駆動パワー
を弱め、より遅く動いていれば駆動パワーを強めるなど
して移動速度を一定に保つように制御している(一般に
PID制御と呼ばれている)。このPID速度制御で
は、キャリッジの重さ、移動に伴う機械的な摩擦損失、
モータの駆動力などの機械的特性によって基本制御特性
が決定づけられる。これは、電気回路というハードウエ
アのみで実現する場合も、ソフトウエアを併用する場合
も同様である。しかるに実際の機械的特性には、構成部
品の製造上避けられない個体差によるバラツキがあり、
同一の個体においても経年による特性変化がある。ま
た、温度や湿度などの動作環境によっても何らかの特性
の変化が生じる。したがって、結果として得られる速度
特性も変化する。これらの特性のバラツキ幅が許容範囲
内に収まるように、機械的特性のバラツキを管理するの
が従来の手法であった。
【0003】また、従来のシリアルプリンタ装置のキャ
リッジの位置決めにおいては、駆動手段としては、ステ
ップモータが用いられてきた。ステップモータを用いた
位置決め制御は、駆動パルス数を管理することで実現で
き、比較的簡単であった。
【0004】さらにまた、従来のシリアルプリンタ装置
のキャリッジの駆動手段としてDCモータを用い、位置
検出手段としてエンコーダを併用したことで速度制御や
位置制御を実現するシリアルプリンタ装置において、キ
ャリッジなどの可動部材を移動状態から停止させる際に
は、モータ駆動端子を短絡状態にすることでモータ自身
の制動効果を利用するか、またはモータをそれまでの駆
動方向と逆方向に駆動することで停止状態になるまで、
強制的に速度を低下させる方法などが用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キャリッジの
速度制御において、機械的特性のバラツキを精密に管理
することは、製造コストの増大を招きやすく、コスト低
減という経済的要求にそぐわない。
【0006】さらに、キャリッジの位置制御において、
ステップモータの駆動電気回路やステップモータなどの
構成部品はその複雑さによって経済的に不利であった。
そこで、ステップモータに代わって構造の簡単なDCモ
ータを用いることで、その駆動回路も単純化でき、部品
コストの低減に有利である。ただ、そのDCモータで
は、その構造上位置検出機構をもたないため、光学式ま
たは磁気式などのエンコーダを併用した位置検出機構を
必要とするばかりでなく、モータの構造に起因する位置
制御の困難さがある。これらの困難さによって、コスト
低減上のメリットがあるにもかかわらず、いままでは使
われていなかった。
【0007】さらにまた、キャリッジの停止制御におい
て、キャリッジの可動部材を移動状態から停止させる際
には、モータ駆動端子を短絡状態にすることでモータ自
身の制動効果を利用するか、モータをそれでの駆動方向
と逆方向に駆動することで停止状態になるまで、強制的
に速度を低下させる方法などが用いられてきた。
【0008】したがって、本発明の第1の目的は、機械
的特性のバラツキに起因する速度特性のバラツキを改善
した印字装置を提供することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、DCモータによる
位置制御を可能にした印字装置を提供することにある。
【0010】本発明の第3の目的は、制動距離のバラツ
キに起因する固定部材との接触を回避する印字装置を提
供することにある。
【0011】本発明の第4の目的は、DCモータによる
キャリッジの速度制御、位置制御および停止制御を組み
合わせた印字装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述の第1の目的を達成
するために、本発明は、キャリッジの移動に伴って90
度位相のずれた2相パルス信号を発生するエンコーダ手
段と、該エンコーダ手段からの2相パルス信号からキャ
リッジの移動方向、移動速度および現在位置を検出する
検出手段と、前記キャリッジを駆動するDCモータと、
該DCモータの正転駆動機能、逆転駆動機能、および制
動機能を有するモータ駆動回路と、前記各手段等の制御
を行う制御ソフトウエアを実行するマイクロコンピュー
タとを有する印字装置において、(a)速度制御終了位
置及び目標速度を設定し、(b)設定された前記目標速
度と現在速度との差分などから算出される駆動パワーを
前記モータ駆動回路に与え、(c)現在位置が設定され
た前記速度制御終了位置に達したときに設定された目標
速度に達していればその時の駆動パワーと標準駆動パワ
ーから制御利得を調整する、制御を行うことを特徴とす
る印字装置を採用するものである。
【0013】また、第2の目的を達成するために、本発
明は、キャリッジの移動に伴って90度位相のずれた2
相パルス信号を発生するエンコーダ手段と、該エンコー
ダ手段からの2相パルス信号からキャリッジの移動方
向、移動速度および現在位置を検出する検出手段と、前
記キャリッジを駆動するDCモータと、該DCモータの
正転駆動機能、逆転駆動機能、および制動機能を有する
モータ駆動回路と、前記各手段等の制御を行う制御ソフ
トウエアを実行するマイクロコンピュータとを有する印
字装置において、(a)前記キャリッジの基準制動距離
を予め算出し、(b)前記キャリッジを目標停止位置に
向かって移動させ、(c)基準速度、予め算出した基準
制動距離および現在速度から現在制動距離を算出し、
(d)算出した現在制動距離と、現在位置と目標停止位
置との差分を比較し、現在制動距離が差分以下となる位
置で制動を開始してキャリッジを停止させ、(e)キャ
リッジが停止した実停止位置と目標停止位置の差分が許
容範囲か否かを判断し、前記差分が許容範囲内である場
合には制御を停止し、許容範囲外であると場合には、前
記(b)からの制御をやり直す、制御を行うことを特徴
とする印字装置を採用するものである。
【0014】さらにまた、第3の目的を達成するため
に、本発明は、キャリッジの移動に伴って90度位相の
ずれた2相パルス信号を発生するエンコーダ手段と、該
エンコーダ手段からの2相パルス信号からキャリッジの
移動方向、移動速度および現在位置を検出する検出手段
と、前記キャリッジを駆動するDCモータと、該DCモ
ータの正転駆動機能、逆転駆動機能、および制動機能を
有するモータ駆動回路と、前記各手段等の制御を行う制
御ソフトウエアを実行するマイクロコンピュータとを有
する印字装置において、(a)前記キャリッジの基準制
動距離を予め算出し、(b)前記キャリッジを目標停止
位置に向かって移動させ、(c)基準速度、予め算出し
た基準制動距離および現在速度から現在制動距離を算出
し、(d)逆転モードが必要か否かを判断し、(e)逆
転モードでない場合には、制動モードでキャリッジを停
止させ、逆転モードの場合には、逆転モードでキャリッ
ジを停止させ、停止後制動モードを働かせ、(f)停止
距離と標準停止距離の差分と許容値を比較して、前記差
分が許容値内ならば、制御を終了し、前記差分が許容値
外であるならば、逆転パワーを補正して制御を終了す
る、制御を行うことを特徴とする印字装置を採用するも
のである。
【0015】さらにまた、第4の目的を達成するため
に、本発明は、キャリッジの移動に伴って90度位相の
ずれた2相パルス信号を発生するエンコーダ手段と、該
エンコーダ手段からの2相パルス信号からキャリッジの
移動方向、移動速度および現在位置を検出する検出手段
と、前記キャリッジを駆動するDCモータと、該DCモ
ータの正転駆動機能、逆転駆動機能、および制動機能を
有するモータ駆動回路と、前記各手段等の制御を行う制
御ソフトウエアを実行するマイクロコンピュータとを有
する印字装置において、(a)印字開始位置までキャリ
ッジの位置制御を行い、(b)印字開始位置に到達して
から印字終了位置までキャリッジの速度制御を行い、
(c)印字完了後に、停止制御を行う、制御を行うこと
を特徴とする印字装置を採用するものである。
【0016】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、以下に説明する実施例1は、印字装置、特
にシリアルプリンタ装置の速度制御に関するものであ
り、実施例2〜4はシリアルプリンタ装置の位置制御に
関するものであり、実施例5は停止制御に関するもので
あり、実施例6は、これらの各制御を組み合わせた印字
制御に関するものである。
【0017】(実施例1)図1は、本発明の実施例1の
シリアルプリンタ装置のシステム構成を示す図である。
シリアルプリンタ装置は、マイクロコンピュータ1、R
OM2、RAM3、演算器4、入出力器5、モータ駆動
回路6、モータ7、キャリッジ8、エンコーダ9、ベル
ト10、プーリ11、方向検出器12、位置検出器13
および速度検出器14の主要部分から成る。以下に、こ
れらの主要部分について説明する。
【0018】(A)エンコーダ(エンコーダ手段):エ
ンコーダ9は、キャリッジ8の移動に伴って90度位相
がずれた2相パルスを発生する。このようなエンコーダ
には磁気式、光学式などがある。磁気式エンコーダで
は、一定間隔で磁化した部材と90度位相がずれた2相
磁気検出器から成り、いずれかの部材が非可動な本体側
に固定され、他方の部材がキャリッジなどの可動部材側
に固定される。光学式エンコーダでは、一定間隔に遮蔽
部と透明部を有するスリットと90度位相がずれた2相
フォトインタラプタから成り、磁気式と同様に、一方が
非可動部材に固定され、他方が可動部材に固定される。
【0019】(B)方向検出器(方向検出手段)(図2
〜図4参照):方向検出器12は、図2に示すように、
エンコーダ9から出力される2相信号を入力信号とし、
キャリッジ8の移動方向情報を出力信号とする論理回路
から成る方向判定器である。図3に示すようなA相およ
びB相の信号がこの方向判定器に入力されると、図3に
示すような方向信号が出力される。また、方向判定論理
としては、一方の相の信号の立ち上がりまたは立ち下が
り時における他の相の値から正方向か逆方向かを判定す
る。例えば、B相の立ち上がり時にA相の値が1である
場合には、正方向と判断する。図4には、正方向および
逆方向を判断するためのすべての場合が示されている。
なお、ここで、A相(B相↑)は、B相信号の立ち上が
り時のA相の値を意味し、またA相(B相↓)は、B相
信号の立ち下がり時のA相の値を意味する。また、方向
判定器は、電気的な論理回路のみで構成することができ
るが、マイクロコンピュータのような電気的な論理回路
とソフトウエアを組み合わせて構成してもよい。
【0020】(C)位置検出器(位置検出手段)(図5
〜図7参照):位置検出器13は、図5に示すように、
エンコーダ9から出力される2相信号のうちの一方の信
号と、方向検出器12で得られた方向信号を入力信号と
し、キャリッジの位置信号を出力とするような論理回
路、例えばパルス加減計数器である。図6に示すような
A相信号と方向信号がこのパルス加減計数器に入力され
ると、エンコーダ信号(この例ではA相信号)の立ち上
がり時の方向信号の値によって、エンコーダ信号の入力
毎に、パルス加減計数器は、その内部に保持している現
在値に対して1アップ(+1)または1ダウン(−1)
の計数を行い、計数結果から得られた位置情報を含む位
置信号を出力する。位置検出論理を示す図7に示すよう
に、例えばエンコーダ信号(この例ではA相信号)の立
ち上がり時の方向信号の値が0ならば加算を行い、1な
らば減算を行う。なお、ここで、図7中、方向信号(エ
ンコーダ信号↑)はエンコーダ信号(この例ではA相信
号)の立ち上がり時の方向信号の値を意味する。この位
置検出器も、方向検出器と同様に、電気的な論理回路の
みで構成することができるが、マイクロコンピュータの
ような電気的な論理回路とソフトウエアを組み合わせて
構成してもよい。
【0021】(D)速度検出器(速度検出手段)(図8
および図9参照):速度検出器14は、図8に示すよう
に、図9に示すエンコーダ信号とクロックが入力されて
エンコーダ信号の1周期内のクロック数を計数して周期
信号を出力する周期計数器と、周期計数器から得られた
周期信号と基準周期が入力され、除算を行い速度信号を
出力する除算器とから成る。この速度検出器も電気的な
論理回路のみで構成することができるが、マイクロコン
ピュータのような電気的な論理回路とソフトウエアを組
み合わせて構成してもよい。
【0022】(E)制御本体:制御本体は、各ハードウ
エアをソフトウエアで制御するためのマイクロコンピュ
ータ1とそれに付随するROM2、RAM3を有する。
マイクロコンピュータ1は、制御データを演算する演算
部4と、前述した各検出器12、13、14からの出力
信号を入力しかつ各駆動回路(後述する)などへ制御信
号を出力する機能を有する入出力部5から成る。なお、
マイクロコンピュータ1は、制御ソフトウエアを格納す
るROM、制御データを一時的に記憶するRAMを内蔵
してもよい。
【0023】(F)キャリッジ駆動源(モータ):キャ
リッジ駆動源としては、DCモータ7が用いられる。
【0024】(G)キャリッジ駆動回路(モータ駆動回
路):キャリッジ駆動回路は、DCモータ7を正転駆動
する機能と、逆転駆動する機能と、モータ端子を短絡し
て制動する機能を有するモータ駆動回路である。
【0025】(H)キャリッジ機構:キャリッジ8はベ
ルト10に固定されており、べルト10はモータ7の軸
とプーリ11にかけられている。
【0026】次に、本発明の速度制御の動作を図10の
フローチャートを参照して説明する。
【0027】ステップS1:速度制御終了位置および目
標位置を設定し、ステップS2に進む。
【0028】ステップS2:現在位置が速度制御終了位
置に到達したか否かを判断し、達していれば、ステップ
S7に進み、達してなければ、ステップS3へ進む。
【0029】ステップS3:駆動パワーの算出、設定を
行い、ステップS4に進む。駆動パワーS(n)は次式
で与えられる。 S(n)=A×P(n)+B×I(n)+C×D(n) (1) P(n)=Vref−V(n) (2) I(n)=P(n)+I(n−1) (3) D(n)=P(n)−P(n−1) (4)
【0030】ステップS4:目標速度に達したことを記
憶しているか否かを判断し、記憶していれば、ステップ
S2に戻り、そうでないなら、ステップS5に進む。
【0031】ステップS5:目標速度に達したか否かを
判断し、達しているならば、ステップS6に進み、そう
でないならば、ステップS2に戻る。
【0032】ステップS6:目標に達したことを記憶し
てステップS2に戻る。
【0033】ステップS7:ステップS2で制御終了位
置に達したと判断したならば、制動を開始し、その後、
ステップS8に進む。
【0034】ステップS8:目標速度到達を記憶してい
れば、ステップS9に進み、そうでないならば、制御を
終了する。
【0035】ステップS9:速度制御利得の調整を行
う。速度制御利得の調整は、ステップS3の式(1)の
係数A、B、Cを調整することによって行う。係数は次
式で表される。 係数={S(n)/標準駆動パワー}×標準係数 (5)
【0036】(実施例2)図11は本発明の実施例2の
シリアルプリンタ装置のシステム構成を示す図である。
この実施例2のシリアルプリンタ装置は実施例1のシリ
アルプリンタ装置と比べて不揮発性記憶素子15をさら
に有する点で実施例1のシリアルプリンタと異なってい
るだけであり、他の構成は同様である。したがって、不
揮発性記憶素子15についてだけ説明し、他の構成は省
略する。
【0037】(I)不揮発性記憶素子:不揮発性記憶素
子15は制御に必要なデータを非通電時にも保持するた
めに、電源を切っても記憶内容を保持する記憶素子であ
る。
【0038】次に、本発明の位置制御動作を図14のフ
ローチャートを参照して説明するが、位置制御動作の準
備に関する説明を図12、図13を参照して最初に行
う。
【0039】(a)駆動パワー関数の設定:図12に示
すように、目標停止位置と移動開始位置の差分に応じて
固定した駆動パワー値を用意する。
【0040】(b)初期制動距離の測定:図13に示す
ように、キャリッジの制動を開始し、制動開始位置にお
ける移動速度v0、および制動開始位置と停止位置の差
分d0を計測する。測定制度を向上させるために、n回
繰り返して測定し、n回の平均値をd0としてもよい。
【0041】(c)基準制動距離の算出:基準速度をV
とし、次式で基準制動距離Dを算出する。 D=d0×V/v0 (6) (d)基準制動距離の記憶:次に、基準制動距離Dを不
揮発性記憶素子15に記憶する。
【0042】以上のようにして位置制御のための準備を
整えた後、位置制御動作を行う。
【0043】ステップS11:準備段階で設定した初期
駆動パワーをモータ駆動回路6に与えて、キャリッジ8
を目標停止位置に向かって移動開始させる。
【0044】ステップS12:現在制動距離を算出す
る。基準制動距離Dを用いて、次式で現在速度vに対す
る現在制動距離d1を得る。 現在制動距離d1=D×v/V (7)
【0045】ステップS13:制動を開始するか否かを
判断する。即ち、現在制動距離と、現在位置と目標停止
位置との差分d2を比較して、d1>d2ならば、ステ
ップS12に戻り、d1≦d2ならば、ステップS14
に進む。
【0046】ステップS14:制動を開始する。
【0047】ステップS15:停止するのを待つ。
【0048】ステップS16:停止精度の検査を行う。
即ち、現在停止位置と目標停止位置の差分の絶対値cと
許容範囲Cを比較して、c>Cならば、ステップ11に
戻り、制御をやり直し、c≦Cならば、制御を終了す
る。
【0049】(実施例3)実施例3のシステム構成は実
施例2のシステム構成と同一であるので、その説明は省
略する。次に、実施例3の位置制御動作を図15のフロ
ーチャートを参照して説明する。実施例3の位置制御動
作は、実施例2の位置制御動作を比べて、ステップS2
2に記載の駆動パワー制限のステップが加わっている点
を除いて、他のステップは同一であるので(実施例3の
ステップS21は、実施例2のステップS11に対応
し、実施例3のステップS23〜27は実施例2のステ
ップS12〜16に対応する)、ステップS22を説明
し、他のステップの説明は省略する。
【0050】ステップS22:ステップS21におい
て、初期駆動パワーで移動を開始した後、図16に示す
ように、目標停止位置と現在位置の差分dに応じて、次
式によって駆動パワーを制限し、ステップS23に進
む。 駆動パワーp≦Plim ×d+Pmin (8)
【0051】この実施例3は、実施例2と比べると、目
標位置に接近するにつれて、駆動パワーを制限するた
め、制動開始時の移動速度が遅くなる。したがって、制
動に要する時間が短くなり、その結果、実施例2に比べ
て停止精度の向上が得られる。
【0052】(実施例4)実施例4のシステム構成は実
施例2および3のシステム構成と同一であるので、その
説明は省略する。次に、実施例4の位置制御動作を図1
7のフローチャートを参照して説明する。実施例4の位
置制御動作は、実施例3の位置制御動作を比べて、ステ
ップS38および39が加わっている点を除いて、他の
ステップは同一であるので(実施例4のステップS31
〜37は実施例3のステップS21〜27に対応す
る)、ステップS38および39を説明し、他のステッ
プの説明は省略する。
【0053】ステップS38:ステップS37におい
て、停止精度は十分か否かを判断したとき十分でない場
合には、基準制動距離を補正するか否かを判断する。即
ち、現在停止位置と目標停止位置の差分cと許容範囲C
max とCmin を比較し、Cmin >cまたはc>Cmax な
らば、ステップS39に進み、Cmin ≦c≦Cmax なら
ば、ステップS31に戻る。
【0054】ステップS39:基準制動距離を補正す
る。Cmin >cならば、基準制動距離Dに補正値aを加
算して、新たな基準制動距離Dとする。またc>Cmax
ならば、基準制動距離Dから補正値aを減算して、新た
な基準制動距離Dとする。そして、新たな基準制動距離
Dは不揮発性記憶素子15に記憶する。その後、ステッ
プS31に戻る。
【0055】前述の補正値aは、固定値でもある程度の
効果を期待できるが、停止精度の度合いの関数としても
よい。また補正ゲインは1ばかりでなく1より小さくて
もよい。
【0056】この実施例4は、実施例3と比べると、基
準制動距離の補正を行っているので、実停止位置が目標
停止位置から著しく離れていた場合に、次回の位置制御
時の基準制動距離を補正する。その結果、実施例3に比
べて、機構上の経年変化などの影響による制動距離の変
化に伴う停止精度の悪化や個体差による停止精度のバラ
ツキを防ぐことができる。
【0057】(実施例5)実施例5のシステム構成は実
施例2〜4のシステム構成と同一であるので、その説明
は省略する。次に、実施例5の停止制御動作を図18の
フローチャートを参照して説明する。実施例5の停止制
動動作においても、実施例2で既に説明した基準制動距
離Dが予め算出して不揮発性記憶素子に記憶される。ま
た、この停止制御では、制御効果を利用する方法(制動
モードという)と逆転駆動を利用する方法(逆転モード
という)の2種類の停止制御を選択して実行する。
【0058】ステップS41:キャリッジを目標停止開
始位置に向かって移動開始する。
【0059】ステップS42:実施例2のステップS1
2と同様に、現在制動距離を算出する。即ち、基準制動
距離Dを用いて、次式で現在速度vに対する現在制動距
離d1を得る。 現在制動距離d1=D×v/V (7)
【0060】ステップS43:逆転モードが必要か否か
を判断する。即ち、制動時の停止予定位置pと機構上の
移動限界位置(左端Pmin 、右端Pmax )(図19参
照)を比較して、Pmin ≪pかつp≪Pmax ならば、制
動モードを選び、ステップS44に進み、p≪Pmin ま
たはPmax ≪pならば、逆転モードを選び、ステップS
45に進む。なお、ここで、符号「≪」は、A≪Bと表
現したとすると、AがBより左に位置すること意味する
ものとして用いている。
【0061】ステップS44:現在位置が目標停止開始
位置に達しているか否かを判断し、達している場合に
は、ステップS50に進み、達してない場合には、ステ
ップS42に戻る。
【0062】ステップS45:逆転モードを行う。即
ち、現在速度v、係数Aおよび最小逆転駆動パワーPmi
n から、次の式で算出される駆動パワーで逆転方向に駆
動し、ステップS46に進む。 現在逆転駆動パワーp=A×v+Pmin (9)
【0063】ステップS46:停止するのを待つ。
【0064】ステップS47:モータ端子を短絡し、制
動させて停止させ、ステップS48に進む。
【0065】ステップS48:停止精度が十分か否かを
判断する。即ち、停止位置と逆転駆動開始位置の差であ
る停止距離dと既定の標準停止距離Dの差分cと許容値
Cを比較し、c≦Cであれば、制御を終了し、c>Cな
らば、ステップS49に進む。
【0066】ステップS49:逆転駆動パワーを補正す
る。即ち、停止距離dと既定の標準停止距離Dを比較
し、d>Dならば、係数Aを増加させ、d<Dならば、
係数Aを減少させる。その後、新たな係数Aを不揮発性
記憶素子に記憶する。
【0067】ステップS50:ステップS44におい
て、現在位置が目標停止位置に達していれば、モータ端
子を短絡し、制動させて停止させる。
【0068】(実施例6)次に、前述したキャリッジの
速度制御、位置制御および停止制御を組み合わせて用い
る印字制御について図20を参照して説明する。
【0069】ステップS51:印字命令を受信したか否
かを判断し、受信するまで待ち、受信したらステップS
52に進む。
【0070】ステップS52:印字準備処理、即ち、印
字開始位置までの位置制御を行う。位置制御は実施例2
〜4で説明した位置制御に基づいて行う。
【0071】ステップS53:印字開始位置に到達した
か否かを判断し、到達するまで待ち、ステップS54に
進む。
【0072】ステップS54:印字開始処理、即ち、印
字終了位置まで速度制御を行う。速度制御は、実施例1
で説明した速度制御に基づいて行う。
【0072】ステップS55:印字を完了したか否かを
判断し、印字完了まで待ち、ステップS56に進む。
【0073】ステップS56:印字終了処理、即ち停止
制御を行い、ステップS57に進む。停止制御は、実施
例5に基づき行う。
【0074】ステップステップ57:制御制御が完了す
るまで待つ。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、DCモ
ータの速度制御において、機械的特性のバラツキに起因
する速度特性のバラツキを改善できる。その結果、機械
的特性のバラツキの管理を緩和できるので、製造コスト
の低減を行うことができる。
【0076】また、DCモータによる位置制御が可能に
なった。
【0077】さらにまた、DCモータの制動制御におい
て、制動距離のバラツキに起因する固定部材との接触が
回避できる。
【0078】さらにまた、DCモータを用いて印字装置
において、キャリッジの速度制御、位置制御、停止制御
を組み合わせて用いることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例1のシステム構成を示
す図である。
【図2】図2は、方向判定器を説明するための図であ
る。
【図3】図3は、エンコーダ信号と方向信号の波形を示
す波形図である。
【図4】図4は、方向判定論理を説明するための図であ
る。
【図5】図5は、位置検出器を説明するための図であ
る。
【図6】図6は、位置検出器への入力信号の波形を示す
波形図である。
【図7】図7は、位置検出論理を説明するための図であ
る。
【図8】図8は、速度検出器を説明するための図であ
る。
【図9】図9は、エンコーダ波形を示す波形図である。
【図10】図10は、速度制御手順を示すフローチャー
トである。
【図11】図11は、本発明の実施例2〜5のシステム
構成を示す図である。
【図12】図12は、初期駆動関数を説明するための波
形図である。
【図13】図13は、基準制動距離の測定を説明するた
めの波形図である。
【図14】図14は、位置制御手順を示すフローチャー
トである。
【図15】図15は、駆動力制限付き位置制御手順を示
すフローチャートである。
【図16】図16は、駆動パワー制限関数を説明するた
めの波形図である。
【図17】図17は、駆動力制限付きかつ基準制動距離
補正付きの位置制御手順を示すフローチャートである。
【図18】図18は、停止制御手順を説明するためのフ
ローチャートである。
【図19】図19は、停止制御の選択を説明するための
波形図である。
【図20】図20は、印字制御手順を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 ROM 3 RAM 4 演算器 5 入出力器 6 モータ駆動回路 7 モータ 8 キャリッジ 9 エンコーダ 10 ベルト 11 プーリ 12 方向検出器 13 位置検出器 14 速度検出器 15 不揮発性記憶素子

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジの移動に伴って90度位相の
    ずれた2相パルス信号を発生するエンコーダ手段と、該
    エンコーダ手段からの2相パルス信号からキャリッジの
    移動方向、移動速度および現在位置を検出する検出手段
    と、前記キャリッジを駆動するDCモータと、該DCモ
    ータの正転駆動機能、逆転駆動機能、および制動機能を
    有するモータ駆動回路と、前記各手段等の制御を行う制
    御ソフトウエアを実行するマイクロコンピュータとを有
    する印字装置において、(a)速度制御終了位置及び目
    標速度を設定し、(b)設定された前記目標速度と現在
    速度との差分などから算出される駆動パワーを前記モー
    タ駆動回路に与え、(c)現在位置が設定された前記速
    度制御終了位置に達したときに設定された目標速度に達
    していればその時の駆動パワーと標準駆動パワーから制
    御利得を調整する、制御を行うことを特徴とする印字装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印字装置において、駆動
    パワーが標準駆動パワーより大きい場合に制御利得を増
    大するように調整し、駆動パワーが標準駆動パワーより
    小さい場合に制御利得を減少するように調整することを
    特徴とする印字装置。
  3. 【請求項3】 キャリッジの移動に伴って90度位相の
    ずれた2相パルス信号を発生するエンコーダ手段と、該
    エンコーダ手段からの2相パルス信号からキャリッジの
    移動方向、移動速度および現在位置を検出する検出手段
    と、前記キャリッジを駆動するDCモータと、該DCモ
    ータの正転駆動機能、逆転駆動機能、および制動機能を
    有するモータ駆動回路と、前記各手段等の制御を行う制
    御ソフトウエアを実行するマイクロコンピュータとを有
    する印字装置において、(a)前記キャリッジの基準制
    動距離を予め算出し、(b)前記キャリッジを目標停止
    位置に向かって移動させ、(c)基準速度、予め算出し
    た基準制動距離および現在速度から現在制動距離を算出
    し、(d)算出した現在制動距離と、現在位置と目標停
    止位置との差分を比較し、現在制動距離が差分以下とな
    る位置で制動を開始してキャリッジを停止させ、(e)
    キャリッジが停止した実停止位置と目標停止位置の差分
    が許容範囲か否かを判断し、前記差分が許容範囲内であ
    る場合には制御を停止し、許容範囲外であると場合に
    は、前記(b)からの制御をやり直す、制御を行うこと
    を特徴とする印字装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の印字装置において、前記
    基準制動距離は、該基準制動距離をDとし、制動開始位
    置における移動速度をv0 とし、制動開始位置と停止位
    置との差分をd0とし、基準速度をVとすると、式D=
    d0×V/v0 から算出することを特徴とする印字装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の印字装置において、前記
    現在制動距離は、該現在制動距離をd1とし、基準制動
    距離をDとし、現在速度をvとすると、式d1=D×v
    /Vから算出することを特徴とする印字装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の印字装置において、キャ
    リッジを目標停止位置に向かって移動させた後、キャリ
    ッジを駆動する駆動パワーを所定の値以下に制限するこ
    とを特徴とする印字装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の印字装置において、キャ
    リッジが停止した実停止位置と目標停止位置の差分が許
    容範囲外である場合、基準制動距離を補正することを特
    徴とする印字装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の印字装置において、前記
    差分が許容最小値より小さい場合には、所定の値を加算
    して新たな基準制動距離を設定し、前記差分が許容最大
    値より大きい場合には所定の値を減算して新たな基準制
    動距離を設定することを特徴とする印字装置。
  9. 【請求項9】 キャリッジの移動に伴って90度位相の
    ずれた2相パルス信号を発生するエンコーダ手段と、該
    エンコーダ手段からの2相パルス信号からキャリッジの
    移動方向、移動速度および現在位置を検出する検出手段
    と、前記キャリッジを駆動するDCモータと、該DCモ
    ータの正転駆動機能、逆転駆動機能、および制動機能を
    有するモータ駆動回路と、前記各手段等の制御を行う制
    御ソフトウエアを実行するマイクロコンピュータとを有
    する印字装置において、(a)前記キャリッジの基準制
    動距離を予め算出し、(b)前記キャリッジを目標停止
    位置に向かって移動させ、(c)基準速度、予め算出し
    た基準制動距離および現在速度から現在制動距離を算出
    し、(d)逆転モードが必要か否かを判断し、(e)逆
    転モードでない場合には、制動モードでキャリッジを停
    止させ、逆転モードの場合には、逆転モードでキャリッ
    ジを停止させ、停止後制動モードを働かせ、(f)停止
    距離と標準停止距離の差分と許容値を比較して、前記差
    分が許容値内ならば、制御を終了し、前記差分が許容値
    外であるならば、逆転パワーを補正して制御を終了す
    る、制御を行うことを特徴とする印字装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の印字装置において、前
    記基準制動距離は、該基準制動距離をDとし、制動開始
    位置における移動速度をv0 とし、制動開始位置と停止
    位置との差分をd0とし、基準速度をVとすると、式D
    =d0×V/v0 から算出することを特徴とする印字装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の印字装置において、前
    記現在制動距離は、該現在制動距離をd1とし、基準制
    動距離をDとし、現在速度をvとすると、式d1=D×
    v/Vから算出することを特徴とする印字装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の印字装置において、逆
    転モードが必要か否かの判断は、制動時の停止予定位置
    が機構上の限界移動位置を越える場合には逆転モードが
    必要であると判断し、越えない場合には必要でないと判
    断することを特徴とする印字装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の印字装置において、前
    記逆転モードにおける逆転駆動パワーは、逆転駆動パワ
    ーをpとし、係数をAとし、現在速度をvとし、最小逆
    転駆動パワーをPmin とすると、式p=A×v+Pmin
    で算出されることを特徴とする印字装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の印字装置において、
    前記逆転駆動パワーの補正は、停止位置と逆転駆動開始
    位置の差である停止距離をdとし、標準停止距離Dとす
    ると、dがDより大きいならば、前記係数Aを増加し、
    dがDより小さければ前記係数を減少することによって
    行うことを特徴とする印字装置。
  15. 【請求項15】 キャリッジの移動に伴って90度位相
    のずれた2相パルス信号を発生するエンコーダ手段と、
    該エンコーダ手段からの2相パルス信号からキャリッジ
    の移動方向、移動速度および現在位置を検出する検出手
    段と、前記キャリッジを駆動するDCモータと、該DC
    モータの正転駆動機能、逆転駆動機能、および制動機能
    を有するモータ駆動回路と、前記各手段等の制御を行う
    制御ソフトウエアを実行するマイクロコンピュータとを
    有する印字装置において、(a)印字開始位置までキャ
    リッジの位置制御を行い、(b)印字開始位置に到達し
    てから印字終了位置までキャリッジの速度制御を行い、
    (c)印字完了後に、停止制御を行う、制御を行うこと
    を特徴とする印字装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の印字装置において、
    キャリッジの前記速度制御は、速度制御終了位置及び目
    標速度を設定し、設定された前記目標速度と現在速度と
    の差分などから算出される駆動パワーを前記モータ駆動
    回路に与え、現在位置が設定された前記速度制御終了位
    置に達したときに設定された目標速度に達していればそ
    の時の駆動パワーと標準駆動パワーから制御利得を調整
    する、ことによって行うことを特徴とする印字装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の印字装置において、
    キャリッジの前記位置制御は、前記キャリッジの基準制
    動距離を予め算出し、前記キャリッジを目標停止位置に
    向かって移動させ、基準速度、予め算出した基準制動距
    離および現在速度から現在制動距離を算出し、算出した
    現在制動距離と、現在位置と目標停止位置との差分を比
    較し、現在制動距離が差分以下となる位置で制動を開始
    してキャリッジを停止させ、キャリッジが停止した実停
    止位置と目標停止位置の差分が許容範囲か否かを判断
    し、前記差分が許容範囲内である場合には制御を停止
    し、許容範囲外であると場合には、前記キャリッジを目
    標停止位置に向かって移動させる制御からやり直すこと
    によって行うことを特徴とする印字装置。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の印字装置において、
    キャリッジの前記停止制御は、前記キャリッジの基準制
    動距離を予め算出し、前記キャリッジを目標停止位置に
    向かって移動させ、基準速度、予め算出した基準制動距
    離および現在速度から現在制動距離を算出し、逆転モー
    ドが必要か否かを判断し、逆転モードでない場合には、
    制動モードでキャリッジを停止させ、逆転モードの場合
    には、逆転モードでキャリッジを停止させ、停止後制動
    モードを働かせ、停止距離と標準停止距離の差分と許容
    値を比較して、前記差分が許容値内ならば、制御を終了
    し、前記差分が許容値外であるならば、逆転パワーを補
    正して制御を終了することによって行うことを特徴とす
    る印字装置。
JP25011493A 1993-09-10 1993-09-10 印字装置 Pending JPH0781172A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012131156A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Brother Industries Ltd インクジェット記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012131156A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Brother Industries Ltd インクジェット記録装置

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