JPH0780662A - 材料接合方法および装置 - Google Patents

材料接合方法および装置

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Publication number
JPH0780662A
JPH0780662A JP25222293A JP25222293A JPH0780662A JP H0780662 A JPH0780662 A JP H0780662A JP 25222293 A JP25222293 A JP 25222293A JP 25222293 A JP25222293 A JP 25222293A JP H0780662 A JPH0780662 A JP H0780662A
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JP
Japan
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container
vacuum furnace
pressure
joined
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP25222293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Matsuo
英明 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属,セラミックス等の材料を適正な接合圧
力にて精密に溶融接合し得る方法および装置を提供す
る。 【構成】 耐熱性,気密性のあるフレキシブルな容器2
0内に被接合物21を入れて該容器20を真空炉1内に
配置し、該容器20内を真空炉1内より低圧力に保ちそ
の差圧で該容器20を収縮させることにより被接合物2
1を容器20内面により均一に押圧すると共に被接合物
21の溶融温度近くに加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属,セラミックス等
の材料を接合する方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば各種精密フィルター等に使用され
る金網における縦横の線材の交差部分をその線材移動防
止のために接合するに際しては、炉内に装入した該金網
の上に重錘を乗せ、或いは該金網をプレス装置により両
面より挟むことにより、該金網の線材の各交差部分に一
定の荷重を掛けてから該金網を溶融温度近くまで加熱す
ることにより、該交差部分を熱溶着させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、金網の上に重
錘を均等に乗せ、或いはプレス装置により均等に挟んだ
としても、金網自体の厚さの不均一性等のために該金網
中の多数の交差部分に均等に荷重を掛けることは極めて
困難であった。このため荷重の掛かっていない交差部分
は接合されず、反対に荷重が集中した部分の線材は変形
し、高精度のフィルターが得られないという問題があっ
た。
【0004】また、金網の両面が荷重を掛けるための平
板に圧着されるために熱伝達性が悪く、金網を加熱する
のに長時間を要し、しかも均一加熱が困難となるので一
層接合が困難になるという問題があった。
【0005】さらに大形の重錘やプレス装置を炉内に設
けているためにその熱容量が大きく加熱および冷却のた
めのエネルギーコストが高くつくという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の材料接合方法は
上記の金網を例にして説明したような材料の精密接合上
生じる種々の課題を解決しようとするもので、耐熱性,
気密性のあるフレキシブルな容器内に被接合物を入れて
該容器を真空炉内に配置し、該容器内を真空炉内より低
圧力に保ちその差圧で該容器を収縮させることにより被
接合物を容器内面により均一に押圧すると共に被接合物
の溶融温度近くに加熱することを特徴とする。
【0007】また本発明は上記材料接合方法において、
容器内を雰囲気ガスに置換することを特徴とする。
【0008】さらに、本発明の装置は上記材料接合方法
を実施するためのもので、被接合物を入れる耐熱性,気
密性のあるフレキシブルな容器と、該容器が装入される
真空炉とからなり、前記容器内と真空炉内を夫々別々に
圧力制御および雰囲気ガス制御し得るようにしたことを
特徴とする。
【0009】
【作用】容器内と真空炉内との差圧を自在に制御できそ
の差圧により容器を収縮させることで被接合物に常に均
一にしかも適正な接合圧力が得られるように調整でき、
質の高い高精度な熱溶着が可能となる。しかも、被接合
物に対する熱伝達性が良く加熱および冷却が容易であ
る。また、容器内を雰囲気ガスに置換するだけで所期の
雰囲気中での接合が可能であるので、雰囲気ガスの消費
量が少なくその点でもランニングコストが軽減される。
【0010】
【実施例】次に図面と共に本発明の実施例を説明する。
図1にこの材料接合方法に使用する真空炉の概略を縦断
面にて示し、図2にはその横断面を示す。この真空炉1
は支台15により横向に支持された円筒形の耐圧性炉体
からなり、2は該真空炉1内にカーボン等の断熱材16
によって囲って形成された加熱室、3は該加熱室2内に
設けられたテーブル、4は加熱室2内面に設けられたヒ
ータである。5は該加熱室2に隣接して設けられたガス
クーラ、6は真空炉1外に設けられたモータ7により回
転動されるガス循環用のファン、8は真空炉1の一端に
開閉可能に設けられた装入扉である。なお加熱室2の相
対する壁面には冷却時に開放される開閉蓋9,10が設
けられている。
【0011】11は該真空炉1内の空気を配管12を介
して外部に排出するために設けられた真空ポンプであ
る。また、13は該真空炉1内に必要に応じ、アルゴ
ン,窒素,水素等の雰囲気ガスを供給するために雰囲気
ガスタンク14に配管されたガス供給管であり、該真空
ポンプ11または雰囲気ガスタンク14を作動させるこ
とにより該真空炉1内の気圧を1気圧以下または1気圧
以上に自由に制御できると共に、該真空炉1内を所要の
雰囲気ガスに置換することができる。
【0012】20は厚さ0.3mm程度に薄くすること
により自由な可撓性(フレキシブル)を有するステンレ
ス板を使用し、その周囲を溶接により気密に止着し袋状
に形成してなるフレキシブルな容器で、該容器20内に
図3に示したように被接合物である金網21を数枚入れ
る。22は該容器20中に連通するように先端を該容器
20に溶接により気密に止着した通気管である。該容器
20は該通気管22が下になるようにして前記テーブル
3に設けられた貫通孔23に該通気管22を貫通させて
加熱室2内に装入される。24は真空炉1の器壁を貫通
するように設けられた通気管で、該通気管24の炉内側
には蛇腹状のフレキシブルチューブ25が連結され、該
フレキシブルチューブ25の先端に前記通気管22を接
合金具30を介して着脱自在に連結している。そして、
通気管24の炉外部を二又に分岐しその一方にバルブ2
6を介して真空ポンプ27を連結すると共に、他方にバ
ルブ28を介して雰囲気ガスタンク29を連結してい
る。このため真空ポンプ27の作動で容器20内の空気
またはガスを通気管22,通気管24を介して外部に排
出させ容器20内の圧力を自由に制御できると共に、雰
囲気ガスタンク29よりアルゴン,窒素等の不活性ガス
或いは水素等の還元性ガスを容器20内に供給し、容器
20内を所要の雰囲気ガスに置換できるようになってい
る。
【0013】しかしてこの装置では、上記のように容器
20内に被接合物である金網21を入れて該容器20を
配管12のテーブル3上に配置し、バルブ26を開き真
空ポンプ27の作動により該容器20内の空気を排出さ
せる。容器20はフレキシブルであるのでこうして容器
20内を真空炉1内より低圧力にすることによりその差
圧により器壁が収縮し、その器壁内面により金網21が
均一に押圧され、該金網21の線材の多数の交差部分に
略々等しい接合圧力が掛けられる。そしてその状態でヒ
ータ4により容器20を加熱し金網21をその溶融温度
近くまで温度上昇させることにより、その交差部分を溶
融拡散接合させる。なお交差部分の接合圧力は容器20
内外の圧力差により自由に制御できるので、真空炉1内
を1気圧以上に加圧すればさらにその接合圧力を高く設
定できる。例えば真空炉1内の圧力を3kg・f/cm
2 (絶対圧力)とし容器20内を真空にすれば、容器2
0が1メートル四方の容器であるとした場合、 (3−0)×100×100=30000(kg) で容器20を押圧することができ、30トンの重錘を炉
内に配置し金網21に荷重を掛けたのと同等になる。
【0014】なお容器20内を予め通気管24により供
給される雰囲気ガスに置換しておくことにより金網21
の酸化,窒化,還元等を防止することができる。この場
合容器20内には余乗な空間がないために置換用の雰囲
気ガスの所要供給量は少なく、アルゴン等の高価なガス
でもその消費量を少なくできるのでランニングコストを
軽減できる。また、その場合でも真空炉1内は比較的安
価な窒素ガスとするか、或いは雰囲気ガス置換をしない
で単に減圧または加圧するだけでもよい。
【0015】こうして金網21が接合できたところで、
加熱室2の開閉蓋9,10を開け、ガスクーラ5,ファ
ン6を駆動し、真空炉1内に窒素ガス等の雰囲気ガスを
導入してこれを冷却しつつ循環させることにより、容器
20を急冷することができる。このため容器20の熱処
理目的に応じた冷却(例えば冷却スピードを要求される
ステンレスの溶体化処理)をすることができる。
【0016】なおこの実施例に示した容器20は1本の
通気管22が設けられているのみであるが、このような
通気管22を間隔を離して2本設け、一方を真空ポンプ
に継いで排気用とし他方を雰囲気ガスタンクに継いでガ
ス供給用として使用してもよい。また、この実施例は金
網21の交差部を接合することを例としたが、本発明は
他の金属製品、或いはセラミックス製品、或いは金属と
セラミックスとの接合にも使用できる。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、フレキシブ
ルな容器を差圧により収縮させその内面により被接合物
を押圧するようにしたので、被接合物の形状に拘わりな
くこれを均一に押圧することができ、金網のような多数
の所要接合部を有する物でもその接合圧力を均一にで
き、質の高い高精度な溶着を可能にする。しかも炉内に
重錘等を要しないので炉内熱容量が小さく、また被接合
物に対する熱伝達性もよいので、少ない熱エネルギーで
均一加熱でき、雰囲気ガスの所要量も少ないこととも相
俟ってランニングコストが大幅に軽減されるなど有益な
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す真空炉の縦断面図。
【図2】図1の横断面図。
【図3】フレキシブル容器の縦断面図。
【符号の説明】
1 真空炉 2 加熱室 11 真空ポンプ 14 雰囲気ガスタンク 20 容器 21 金網(被接合物) 22 通気管 24 通気管 27 真空ポンプ 29 雰囲気ガスタンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性,気密性のあるフレキシブルな容
    器内に被接合物を入れて該容器を真空炉内に配置し、該
    容器内を真空炉内より低圧力に保ちその差圧で該容器を
    収縮させることにより被接合物を容器内面により均一に
    押圧すると共に被接合物の溶融温度近くに加熱すること
    を特徴とした材料接合方法。
  2. 【請求項2】 容器内を雰囲気ガスに置換することを特
    徴とした請求項1に記載の材料接合方法。
  3. 【請求項3】 被接合物を入れる耐熱性,気密性のある
    フレキシブルな容器と、該容器が装入される真空炉とか
    らなり、前記容器内と真空炉内を夫々別々に圧力制御お
    よび雰囲気ガス制御し得るようにしたことを特徴とする
    材料接合装置。
JP25222293A 1993-09-14 1993-09-14 材料接合方法および装置 Pending JPH0780662A (ja)

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JP25222293A JPH0780662A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 材料接合方法および装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102922123A (zh) * 2012-11-08 2013-02-13 西安智拓精密焊接科技有限公司 不锈钢滤芯的焊接方法
CN106863846A (zh) * 2016-12-30 2017-06-20 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种用于制备碳纤维件的高压均温系统
WO2022102356A1 (ja) * 2020-11-11 2022-05-19 株式会社 ニフコ ステンレス焼結メッシュの製造方法

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