JPH0780326B2 - 耐摩耗性トラクタベルト - Google Patents

耐摩耗性トラクタベルト

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JPH0780326B2
JPH0780326B2 JP2210161A JP21016190A JPH0780326B2 JP H0780326 B2 JPH0780326 B2 JP H0780326B2 JP 2210161 A JP2210161 A JP 2210161A JP 21016190 A JP21016190 A JP 21016190A JP H0780326 B2 JPH0780326 B2 JP H0780326B2
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インターナショナル、ビジネス、マシーンズ、コーポレーション
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/26Pin feeds
    • B41J11/30Pin traction elements other than wheels, e.g. pins on endless bands

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、送り機構、とくに高速プリンタに使用される
型のトラクタ送り機構用送りベルトに関する。
〔従来の技術〕
プリンタおよび他の装置用の紙送りトラクタは通常ピン
送りベルトと称する無端送りベルトを使用している。そ
のようなベルトは均一に離れた駆動要素を備えた可撓性
ウエブを有する。駆動要素は、文書を形成する紙の送り
孔に進入するベルト外側の送りピンと、適当な駆動機構
によつて回転される一つ以上スプロケツトまたはプーリ
の溝のような開口に係合する、ベルト内側のギア歯また
はラグとを有する。
低コスト型送りトラクタを製造する一つの方法は、薄い
引張部材の孔を通して熱可塑性樹脂をモールドして紙送
りピンおよび引張部材の反対側にベルト駆動歯を形成す
ることである。この技術は米国特許第3,825,162号およ
び同時係属中の1988年2月2日に出願された米国特許出
願第153,394号に記載されている。またベルト全体が、
ワイヤのような補強ストランドを埋設した熱可塑性材料
がモールドされものである送りベルトを製造することも
公知である。この技術は米国特許第3,113,823号および
同第4,079,633号に記載されている。
トラクタ紙送りベルトの設計における重要な課題は紙に
よるピンの摩耗である。中程度の送り加速度を有するプ
リンタにおいて、熱可塑性ピンは紙の摩耗に耐えるが、
高速プリンタにおいてはピンを著しい摩耗が起こり、印
刷線における紙の整合およびピンからの紙剥離において
問題を生ずることがある。摩耗の区域はピン基礎部分の
側面を少し上つたところであり、該側面は、前記同時係
属中の出願に記載されたように、円錐形とすることがで
きる。結局、摩耗はピン面にアンダーカツトを生じ、ピ
ンから剥離されるとき紙の破れを生じ、ある高い加速度
負荷および紙によるピンの衝撃の状態のもとでピンの破
断さえ生ずる。
摩耗の問題の一つの解消法は金属または金属被覆プラス
チツクピンのような耐摩耗性材料から作られたピンを使
用することであり、該ピンは所要のサイズおよび形状に
予め成形され、別々に引張部材に押込み嵌合、かしめま
たは溶接のような機械的方法によつて取付けられる。同
様の技術がプラスチツクピンを引張部材に取付けるため
使用される。種々のピン構造に対するそのような技術は
米国特許第3,392,893号、同第3,507,431号、同第3,608,
801号、同第3,938,721号、同第4,193,527号および同第
4,316,567号、ならびに、IBM技報、1958年12月発行、第
1巻第4号第2頁;1977年9月発行、第20巻第4号第133
9頁:1978年4月発行、第20巻第11A号4524頁以下;1980年
12月発行、第23巻第7B号第3111頁以下に記載されてい
る。金属および金属被覆プラスチツクピンもまたIBM140
3、3203、4245および4248型プリンタトラクタに使用さ
れるベルトに機械的に取付けられた。1403型プリンタに
おいて、金属ピンは、モールドされたタイミングベルト
と別々に組合わされかつそれに取付けられるタブまたは
ブラケツトにモールドされた。
3203および4245型プリンタにおいて、金属ピンはモール
ドされたタイミングベルトに形成された通孔に押込まれ
る。4248型プリンタにおいてピン要素はクロームまたは
ニツケルのような鍍金したプラスチツクであり、それら
はそれぞれモールドされたタイミングベルトの通孔に別
々に押込まれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ピンまたはピン集合体の別々の取付けによつて作られた
送りベルトに関する問題は、製造が高価で所要のピンの
整合を維持するのが難しいことである。これはとくにピ
ンの取付けがラグまたは駆動歯への取付けを含むとき、
とくに1989年1月27日月出願の同時係属中の特許出願第
07/303,707に記載されたように、駆動歯の表面がトラク
タ本体に案内面に係合してベルトと駆動ピンとの整合を
維持するときそうである。また大きい加速度が望ましい
とき金属のピンの慣性力の問題が発生する。
〔課題を解決するための手段〕
一般的にいえば、本発明は、送りピンが少なくとも部分
的に耐摩耗性材料から作られかつモールドされた熱可塑
性材料によつて送りベルトの引張部材にロツクされる送
りベルトを提供することにより、上記課題を解決するも
のである。このようにして、送りベルトの耐摩耗性なら
びにモールデイングの利点を実現することができる。好
ましい実施例において、送りピンは少なくとも送りピン
の基礎部分を形成しモールドされた熱可塑性材料によつ
て引張部材にロツクされた耐摩耗性要素を有する。耐摩
耗性要素は、少なくとも送りピンの基礎部分を形成しか
つモールドされた熱可塑性材料のコアによつて引張部材
にロツクされた中空シエルまたはスリーブ要素であり、
該コアは引張部材または引張部材にモールドされた駆動
歯と一体である。このようにして、低慣性力かつ低コス
トの送りベルトが実現する。本発明を実施する一形態に
おいて、引張部材はモールドされたウエブを有し、熱可
塑性材料のコアは前記ウエブと一体である。第2の形態
において、引張部材は孔を備えた薄い条片であり熱可塑
性材料のコアはモールドされた熱可塑性材料の駆動歯と
一体で、かつコアおよび駆動歯が条片に機械的に対向す
るように条片の孔を貫通する。シエル内部はモールドさ
れたコアと作用してシエル引張部材上の所定位置にロツ
クする溝状要素を備える。シエルはまたコア材料の先端
部分によつて外部で所定位置にロツクされ、該コア材料
は開口を通つて延び前記先端によつてコア内部と連結す
る。コアの外部先端部分はシエル外部形状に移行するよ
うに形成され送りピン先端を形成する。第3と形態にお
いて、シエルはモールドされた熱可塑性材料に埋設され
た拡大スカート部分を有する。別の実施例において、送
りピンは全部耐摩耗性材料から形成され引張部材条片の
孔を貫通する突起を有する。送りピンは駆動歯の種々の
方法でピン突起上にモールドすることにより引張部材に
取付けられ、頑丈なロツクされた重合体が得られる。種
々の本発明から得られる利益は、送りベルトが多数のピ
ンを一回の作業でベルトにモールドすることによつて容
易に製造しうることである。また、精密な面に対してピ
ンおよび駆動歯を正確に位置決めし、送りトラクタにお
ける紙送り作業の間送りベルトとピンとの整合を維持す
る。他の利益および利点は下記の詳細な記載から明らか
になるであろう。
〔実施例〕
第1図に示すように、高速プリンタに使用されるトラク
タ送り機構および他の機構に使用しうる型の送りベルト
10は可撓性無端引張部材11を有し、それに複数の均一に
離れた駆動要素12が取付けられている。引張部材11はス
テンレス鋼、ポリイミド、またある別の比較的伸長性の
材料から作ることができる。駆動要素12は引張部材11に
取付けられ、かつ紙媒体の送り孔に係合する外側または
送り面11aから突出する送りピン12aおよび駆動プーリの
ような駆動機構が係合する内側または駆動側11bから突
出する駆動歯12bを有する。一型式において、引張部材1
1は一列の均一に離れかつ整合した孔(11c:第3図)を
備えた不銹鋼(ステンレス鋼)の薄いバンドで、孔11c
の中に駆動要素12が、前記1988年2月2日の出願の同時
係属中の特許出願153,394号に一層完全に詳記されたよ
うに、モールデイングによるようにして取付けられてい
る。別の型式において、引張部材11および駆動要素12は
補強要素を埋設しまたは埋設しない単一片としてモール
ドされる。
第2図に示すように、ベルト10は一対のプーリ13および
14の周りに拘束され、それらは一緒に一対の(図示しな
い)支持板の間に支持された送り機構を構成し、駆動プ
ーリの一方は1989年1月27日出願の前記係属中の07/30
3,707に一層完全に記載されたように駆動機構に連結さ
れている。第3図に示すように引張部材11はトラクタ機
構の板15および16の案内面15aおよび16aによりその端部
が沿つて支持され板15および16は互いにその中を駆動歯
12bが移動する溝を形成している。駆動歯12bは少なくと
もプーリ13および14間の距離の一部に対して側板15bに
接触する側端12cを有する。そのようにして、送りピン1
2aは紙の送り孔に対して整合を維持され、紙もまた案内
面15aおよび16aに支持される。送りピン12aと一体にモ
ールドされた駆動歯12bはナイロンのような低摩擦材料
によつて作られ、側板15の案内壁15bに沿つてまた駆動
プーリ上を移動する駆動歯面の摩耗を最少にするのが好
ましい。しかしながら、ナイロンは前記のように高速プ
リンタにおいてかなりの摩耗を生じ易い。第4図に示す
ように送りピン12aは基礎部分12dおよびキヤツプ部分12
eを有する。基礎部分12dは円筒形とするともできるが円
錐形であり、またキヤツプ部分12eはインボリユート型
のテーパ付きである。キヤツプ部分12eは紙の端部に係
合することなく孔に進入しかつ通過しうるためテーパ付
きである。端部との係合は基礎部分において生ずる。紙
の摩耗作用により、基礎部分12dは摩耗し、その面の寸
法は変化する。破線12fは基礎部分12dの最初の面を示
し、一方実線は基礎部分が高速プリンタに使用されたと
きの比較的短時間に摩耗しうる程度を示す。この摩耗は
バンド11上方の距離hの所で開始する。十分な時間が与
えられると、面12gは凹状となり紙の孔の端部にオーバ
ーハングするアダーカツトを形成し、それにより紙が送
りピン12aから離れるとき送り孔に裂けを生ずる。
摩耗の問題は少なくとも部分的に耐摩耗材料から作られ
た送りピンを使用することにより解決され、該ピンはモ
ールド工程によつて引張部材に取付けることができる。
第5図に示すように、本発明の一実施例によれば、送り
ピン12aはキヤビテイ21にモールドされた熱可塑性コア3
0によつてバンド11にロツクされた中空耐摩耗性シエル2
0を有し、コア30はバンド11の孔11cを通りかつモールド
された駆動歯12bと一体である。シエル20の外面は円錐
形基礎部分22およびテーパ付きキヤツプ部分23を有する
形状にされている。キヤツプ部分23は端部24を形成する
ように載頭されている。基礎部分22の形状は円錐形で、
キヤツプ部分23は、同時係属中の特許出願第153,394号
に一層詳細に記載されたように、インボリユートのよう
な形状にされている。シエル20は円筒形基礎部分ならび
に他の形状をもつことができる。この実施例において、
シエル20は外部でバンド11にロツクされている。コア30
はシエル20のキヤビテイ21から道路25を通つて延び、シ
エル20の端部24に重なる外部先端部分31に終わつてい
る。先端部分31の外面はシエル20のキヤツプ部分23に移
行するような形状にされ、送りピン12aの先端を完成し
ている。シエル20はさらにキヤビテイ21をその基礎部分
で十分に大きくすることによりバンド11にロツクされ、
コア30は好ましくは非円形の孔11cを囲むバンド11の上
面部分11dに重なつている。そこでモールドされたコア3
0をバンド11にロツクし送りピン装置の回転を防止す
る。しかして、完全にロツクされた装置が形成され頑丈
な、送りピンおよび引張部材装置が形成される。
第6図において、機械的ロツクがシエル20のキヤビテイ
壁内側の加工された溝に形成される。コア30は対応する
形状のリブ33を有し、該リブは溝26を占有しかつシエル
20を所定位置にロツクする。キヤツプ部分23の外面は好
ましくはインボリユートのように完全にテーパ付きであ
り、空気がキヤビテイ21内へコア30のモールド中空気が
逃げるのを許すため空気孔27を有する。この型のシエル
20はピン面が全て耐摩耗性であることを望まれる場合有
用である。シエル20のバンド11へのロツクは内部で実施
される。
ある種の耐摩耗性材料は引張部材を摩耗しベルトの故障
を早める。一例は鋼バンド引張部材に対するセラミツク
シエルの使用である。この問題を解決するため、スペー
サ36が、第8図に示すように、シエル20の底端とバンド
11の上面11aとの間に設けられる。スペーサ36は熱可塑
性材料で、熱可塑性材料をキヤビテイ内に射出成形され
るとき形成されたコア30の延長部で、シエル20の底端と
バンド11の上面11aとの間に許された小さい分離部は存
在する。さもなければ、スペーサ36はシエル20の底端に
取付けられたガスケツト型要素の形状を有する。そのよ
うなガスケツト型要素に適当な材料はモールド工程に適
合することができ、シエル20による摩耗および浸蝕を防
止する。シエル20がセラミツクから作られ条片11が薄い
不銹鋼が作られる場合のスペーサの適切な材料はポリイ
ミドである。スペーサ36の厚さはシエル20の摩耗区域の
位置に従つて変化し、第4図の寸法hをこえることはな
い。
第9図において、耐摩耗性シエル20は接着剤によつてコ
ア30にロツクされる。この場合、コア30および駆動歯12
bは、前記のように、孔11cを通つてバンド11上にロツク
状態にモールドされる。接着剤40がついで適当な面に塗
布されおよびピン型シエル20はコア30に取付けられる。
接着剤40はエポキシまたはアネロビツク接着剤とするこ
とができる。接着中に生ずる低温のため、シエル20はク
ローム鍍金ABSまたは同様の材料から作ることができ
る。この解決法の欠点は、シエル20が前記実施例のよう
にモールデイング工程中でなくモールドデイング工程後
に別々に塗布されることである。
第10図において、コア30、駆動歯12bおよび引張部材11
は単一の一体にモールドされた熱可塑性マトリツクスか
ら形成される。第11図において、駆動歯12bはシエルの
両側に設置され、コア30はマトリツクスの引張部材と一
体である。
第17〜19図において、シエル20は、ニツケルおよび/ま
たはクローム鍍金された鋼、真鍮、またはアルミニウム
もしくは鍍金されない不銹鋼のような薄い中空金属片か
ら形成される。シエル20の形状は前記実施例をおけるよ
うに載頭円錐基礎部分22上のインボリユートキヤツプ部
分23である。この実施例において、シエル20は円錐また
は基礎部分22の底端部分で部分的にスカート状に拡大す
る。シエル20はモールドされた熱可塑性コア30を充填さ
れている。
スカート状に拡大した底端部分は熱可塑性コアおよび/
または引張部材に埋設され、それによりシエル20をベル
ト装置の所定位置に一層強固にロツクする。
シエル20を作る適当な耐摩耗性材料はセラミツク、金属
またはポリマのいずれかとすることができる。材料が硬
くなればなるほど耐摩耗性も大きくなる。適当な金属材
料は、シエル20を作るため機械加工、成形、鍛造、焼結
または鋳造に適合する鉄または鋼である。耐蝕性材料が
使用されなければ、また一層耐摩耗性が望まれるならば
無電解ニツケル鍍金が推奨がされる。一層の耐摩耗性の
ため鋼製シエルがもつともよく処理されまたは滲炭さ
れ、無電解ニツケルが焼入れされる。シエル20を作るポ
リマ材料は、ポリイミドアミド、PEEK(ポリエチレンエ
チレンケントン)またはフエノールのような、コアモー
ルデイング工程の温度である、高融点を有する適当なポ
リマ材料とすることができる。
コア30および駆動歯12bを作るのに使用される熱可塑性
材料はPAN炭素繊維およびPTFE充填ナイロン6/10であ
り、該材料は前記同時係属中の特願07/303,707号に記載
されたPAN炭素およびPTFE充填トラクタ本体に関する摩
耗特性に匹敵する。しかしながら、充填または非充填の
適当な熱可塑性材料も使用することができる。
引張部材は、モールデイング中遭遇する温度に耐えう
る、強く、薄い、可撓性で比較的伸長しにくいいかなる
材料から作ることもできる。適当な材料はポリイミドお
よび鋼を含んでいる。
第12図において、送りピン12aは全部耐摩耗性材料から
作られている。送りピン12aはバンド11の孔11cを通つて
延びる一体の突起または支柱12cを有する。支柱12cは溝
12dのような機械的ロツクを有する。送りピン12aはモー
ルドされた駆動歯12bによつてバンド11にロツクされ、
該歯12bは支柱12cと孔11cの端部の間および溝12dに充満
する。第14図において、駆動歯12bおよび引張部材11は
熱可塑性材料によつて一緒にモールドされ、かつ耐摩耗
性ピン12aの支柱12cにロツクされる。
紙に対しては良い耐摩耗性を示すが、トラクタ本体に対
しては迅速に摩耗する熱可塑性材料が存在する。第13図
において、耐摩耗性材料の送りピン12aはロツク溝12dを
備えた支柱12cを有する。この場合、ピン12aはバンド11
の孔11cを通してモールドされ、支柱は孔11cの周りでバ
ンドにロツクされる。ついで駆動歯12bが支柱12cにモー
ルドされる。孔11cは回転を防止するため非円形とする
のが好ましい。この構造を有効に製造するため、送りピ
ン12aの材料は駆動歯12bをモールドする温度に耐えうる
ものでなければならない。ピン12a用の満足な材料はガ
ラスまたは炭素を充填したPEEK、PPSまたはポリイミド
である。ナイロンまたはポリカーボネート(炭素または
PTFE充填)も駆動歯に対して使用可能である。
第7図は第13図に図示された二重にモールドされたベル
トの変形を示している。コア30は駆動歯12bと一体で、
かつ耐摩耗性シエル20の材料より高い融点を有する。こ
の変型において、駆動歯12bおよびコア30はまず部材11
の孔11cを通してモールドされる。ついで耐摩耗性シエ
ル20がコア30上にモールドされそれにロツクされる。コ
ア30は溝28およびリブ29にそれぞれロツクされたリブ34
および溝35を有する。
第15図に示すように、第5図の送りベルト装置を作るモ
ールドは一連のシエルキヤビテイ51を備えた工具ブロツ
ク50を有する。シエルキヤビテイ51の数はベルトに設け
られる送りピンの数に等しく、その間隔は送りピンの所
要の間隔に対応する。シエル20はまず上記のような耐摩
耗性材料から作られる。耐摩耗性シエル20は各シエルキ
ヤビテイ51に挿入される。孔11cを有するバンド11はブ
ロツク50の上に置かれ、孔11cはシエルキヤビテイ51に
整合する。ベルト装置上に形成される駆動歯の形状を有
する歯キヤビテイ53を備えた工具ブロツク52は、バンド
11とブロツク50との上に設置される。流体通路54は歯キ
ヤビテイ53に連通する出口ポート55および入口ポート56
を有する。ブロツク50および52が一緒にロツクされた
後、ノズル57は熱可塑性流体をポート56に射出し、通路
54および出口ポートを通つて歯キヤビテイ53に、バンド
11の孔11cを通りまた中空シエル20を通つてシエルキヤ
ビテイ51に達する。このようにして、ベルト装置全体は
簡単、有効かつ精密に制御された工程で作ることができ
る。上記工程を実施するため、引張部材は平らなまたは
無端ループとすることができる。しかしながら、後の場
合、シエル20を、湾曲したモールドが使用される場合、
それぞれのキヤビテイ内に維持するため一層の注意が必
要である。
第16図に示されたように、第10図のようなモールドされ
た引張部材を備えたベルト装置を作るモールドは、歯キ
ヤビテイ53およびシエル51を連通する溝58を有する。第
16図のモールドは本質的に第15図のモールドと同じであ
るが、バンド11はモールドには挿入されない点で相違し
ている。前記特定されたような流体熱可塑性材料が入口
ポート56に射出されるとき、流体は溝58を歯キヤビテイ
53から通過して、第10図のベルト装置の引張部材ならび
にコア30、先端部分31および駆動歯12bを形成する。
上記から、製造するのが簡単で、コストが最少、紙送り
用送りピンの整合を維持するのに使用しうる、送りピン
の位置決め精度および駆動歯のサイズおよび形状の制御
が最高のベルト装置が提供されることが分かるであろ
う。また同時に、紙の摩耗および送りピンの摩耗の問題
が解消された、進歩した送りピンベルトが提供されたこ
とが容易に分かるであろう。耐摩耗性要素がすべてのま
たは大部分の送りピンの特殊な形状で示されたが、その
ような要素は他の形状および型式をもちうるものであ
り、それらは摩耗が起こる場所においてコア材料にロツ
クされ、すべてのまたは大部分コア材料を包囲する必要
がないことが理解あされるであろう。耐摩耗性材料の使
用は紙送り装置に対して示されたが、本発明は同様な摩
耗の問題が供給要素へ送られる材料に経験される他の装
置にも利用しうることが分かるであろう。
したがつて、本発明は特殊な型式において、図示しかつ
記載されたが、形状および詳細における別の変更もまた
本発明の精神および範囲から離れることなくなしうるも
のであることが分かるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は紙送りトラクタに使用される型の無端送りベル
トの斜視図であり、 第2図は一対の駆動プーリに巻かれた無端送りベルトを
示すトラクタ送り機構の一部の略図であり、 第3図は、駆動歯がトラクタ装置の側板によつて形成さ
れた溝面を案内される方法を示す、トラクタ送り機構の
一部の断面図であり、 第4図は本発明によつて解決された摩耗の問題を説明す
るトラクタ送りベルトの部分の側面図であり、 第5図は本発明の第1実施例を示すトラクタ送りベルト
の部分の断面図であり、 第6図は第5図に示された本発明の変型を示すトラクタ
送りベルトの部分の断面図であり、 第7図は第13図の本発明の別の変型のトラクタ送りベル
トの部分の断面図であり、 第8〜11図は第5図の本発明のさらに別の変型したトラ
クタ送りベルトの部分の断面図であり、 第12〜14図は本発明の第2実施例のいくつかの形態を示
すトラクタ送りベルトの部分の断面図であり、 第15図は第5図に示されたトラクタ送りベルトの実施例
を作るのに使用される射出成形工具の一部の断面図であ
り、 第16図は第10図に示された型のトラクタ送りベルトを作
る方法を示す別の射出成形工具の断面図であり、 第17図はモールドされた引張部材にさらにモールドされ
た中空ピンの別の形態を示すトラクタ送りベルトの平面
図であり、 第18図は第17図の18−18線に沿う断面図であり、 第19図は第17図の19−19線に沿う断面図である。 10……送りベルト、11……引張部材、11a……外側面、1
1b……内側面、11c……孔、12……駆動要素、12a……送
りピン、12b……駆動歯、12c……側端、12d……基礎部
分、12e……キヤツプ部分、20……シエル、21……キヤ
ビテイ、22……円錐形基礎部分、23……キヤツプ部分、
24……端部、26……溝、28……溝、29……リブ、30……
コア、31……先端部分、33……リブ、35……溝、36……
スペーサ、40……接着剤、50……工具ブロツク、51……
キヤビテイ、52……工具ブロツク、53……キヤビテイ、
56……入口ポート、58……溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビッド、ブライアン、ハウ アメリカ合衆国ニューヨーク州、ビンガム トン、エドウィン、レーン、アール、ディ ー、ナンバー、9 (72)発明者 ダニエル、ジョセフ、ハント アメリカ合衆国ニューヨーク州、エンディ コット、ジャクソン、アベニュ、413 (72)発明者 デイビッド、ブライアン、シェーファー アメリカ合州国ニューヨーク州、アパラチ ン ウッドサイド、ドライブ、ウェスト、 10 (72)発明者 ジョセフ、タウンゼンド、ウィルソン、 ザ、サード アメリカ合衆国ニューヨーク州、エンディ コット、ペンブルーク、ドライブ、37 (56)参考文献 特開 昭48−37026(JP,A) 実公 昭45−10729(JP,Y1) 実公 昭59−7092(JP,Y2) 米国特許3825162(US,A)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性引張部材、および該引張部材の一面
    から突出する紙のような被輸送材料の孔に係合する送り
    ピンを有する耐摩耗性トラクタベルトであって、 前記送りピンは、前記引張部材の一面から突出する熱可
    塑性材料のコア、および該コアの一部分をカバーする、
    前記熱可塑性材料より前記被輸送材料による摩耗に対す
    る耐摩耗性が高い材料で作られた中空シェル要素からな
    り、 前記中空シェル要素は基礎部分の頂部にキャップ部分を
    有し、前記キャップ部分は前記中空シェル要素内のキャ
    ビティに連通する通孔を有し、前記コアを形成する熱可
    塑性材料は前記キャビティ内で前記通孔を通って先端部
    分に終わり、該先端部分は前記中空シェル要素の前記キ
    ャップ部分に係合して前記シェル要素を前記引張部材に
    ロックするようにした耐摩耗性トラクタベルト。
  2. 【請求項2】前記引張部材は、更に、一面に前記中空シ
    ェルを位置決めする孔を備え持つ可撓性条片要素を有
    し、 前記条片要素の反対側の第2の面から突出する少なくと
    も一つの駆動歯を有し、 前記駆動歯は、前記コアと同じ材料で作られ、前記コア
    に一体にモールドされ前記条片材料の前記孔を貫通する
    よう一体形成されている、請求項1に記載の耐摩耗性ト
    ラクタベルト。
  3. 【請求項3】前記シェル要素と前記条片要素の前記一面
    との間にスペーサを持つ請求項1記載の耐摩耗性トラク
    タベルト。
  4. 【請求項4】前記スペーサが前記コアに一体にモールド
    される請求項3記載の耐摩耗性トラクタベルト。
  5. 【請求項5】前記スペーサがガスケット要素である請求
    項3記載の耐摩耗性トラクタベルト。
  6. 【請求項6】可撓性引張部材と前記引張部材の一面から
    突出する少なくとも一つの送りピンとを有する耐摩耗性
    トラクタベルトであって、 前記送りピンは、紙のような被輸送材料の孔に係合する
    ように形成され、少なくとも部分的に第1の材料を用い
    て予め形成された送りピン要素を有し、また、前記引張
    部材の一面から突出する第2の材料のコアを含み、 前記送りピン要素は、前記送りピン要素と前記引張部材
    とにモールドされた第2の材料のコアによって前記引張
    部材に恒久的にロックされ、また、前記コアの少なくと
    も一部をカバーする第1の材料で作られた保護カバー要
    素であり、 前記予め形成された保護カバー要素は、ロック手段を備
    え持つ予め形成された中空シェルであり、 前記中空シェルは、前記ロック手段と前記引張部材とに
    係合するようモールドされている前記コアによって前記
    引張部材に恒久的にロックされ、 前記引張部材は、更に、一面に前記中空シェルを位置決
    めする孔を備え持つ可撓性条片要素を有し、 前記条片要素の反対側の第2の面から突出する少なくと
    も一つの駆動歯を有し、 前記駆動歯は、前記第2の材料で作られ、前記コアに一
    体にモールドされ前記条片材料の前記孔を貫通するよう
    一体形成され、 前記中空シェルは、更に、基礎部分の頂部にキャップ部
    分を有し、前記キャップ部分は前記中空シェルの前記基
    礎部分内のキャビテイに連通する通孔を有し、 前記コアは、前記通孔を通して前記キャビテイにモール
    ドされ、前記中空シェルを前記条片に恒久的にロックす
    るため前記中空シェルのキャップ部分に係合する外部に
    接した先端部分まで延び、 前記第1の材料は、前記第2の材料に比較し、前記被輸
    送材料による摩耗に対する耐摩耗性が高い材料である、 耐摩耗性トラクタベルト。
  7. 【請求項7】前記中空シェルの前記キャップ部分は、テ
    ーパ付き外周面を有し、前記キャップ部分を越える前記
    キャップ部分の先端部分は、前記キャップ部分のテーパ
    付き外周面と混ざり合って前記送りピン要素のテーパを
    完成する外周面を有する、 請求項6記載の耐摩耗性トラクタベルト。
JP2210161A 1989-09-07 1990-08-07 耐摩耗性トラクタベルト Expired - Lifetime JPH0780326B2 (ja)

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