JPH0780089A - ファントーム - Google Patents

ファントーム

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JPH0780089A
JPH0780089A JP22868093A JP22868093A JPH0780089A JP H0780089 A JPH0780089 A JP H0780089A JP 22868093 A JP22868093 A JP 22868093A JP 22868093 A JP22868093 A JP 22868093A JP H0780089 A JPH0780089 A JP H0780089A
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JP
Japan
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cam
housing
phantom
movement
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP22868093A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Goto
良洋 後藤
Osamu Sasahara
修 笹原
Satoshi Ogino
敏 荻野
Takaaki Furubiki
孝明 古曳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Technology Research Association of Medical and Welfare Apparatus
Original Assignee
Technology Research Association of Medical and Welfare Apparatus
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Publication date
Application filed by Technology Research Association of Medical and Welfare Apparatus filed Critical Technology Research Association of Medical and Welfare Apparatus
Priority to JP22868093A priority Critical patent/JPH0780089A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動く病巣部に追随させて放射線が確実に照射
されるか否かを容易に判定できる。 【構成】 模擬臓器と、この模擬臓器を所定の運動形態
で駆動させる駆動装置とを備え、該模擬臓器の部分はフ
ィルム収納箱と互換できる構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファントームに係り、
特に、定位的放射線治療装置の調整段階で使用されるフ
ァントームに関する。
【0002】
【従来の技術】放射線治療装置のうちで、特に定位的放
射線治療装置と称されるものは、放射線の細いビームを
形成し、この放射線ビームを多方向から順次被検体の病
巣部に照射することによってその破壊を行なうようにし
たものである。
【0003】このような放射線治療装置は、病巣部以外
の周囲の正常部位に照射される放射線量が極めて少なく
できることから、該放射線による正常部位への悪影響を
及ばさないようにすることができる。
【0004】したがって、このような理由から、放射線
源からの放射線は所定のビーム径で病巣部に確実に照射
されることが必要条件となる。
【0005】そして、該病巣部に放射線を確実に照射さ
せるためには、その病巣部が被検体のどの位置に位置づ
けられているかはもちろんのこと、該病巣部が動く臓器
にある場合は被検体の呼吸の位相に対応してどの位置に
位置づけられるかをも認識しておく必要がある。
【0006】このような認識は、たとえばCTスキャナ
等を用いて被検体の病巣部の断面像を得ることによって
なされている。
【0007】その後、このような認識のもとで被検体の
呼吸にともなって動いている臓器にどのように放射線を
照射するかの計画をたて、その計画に基づいて放射線を
照射するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された定位的放射線治療装置は、計画どおりに
動作して正しく動き、動いている病巣部に追随させて放
射線が確実に照射されるか否かが問題となる。また、計
画自体が正しかったか否かが問題となる。
【0009】このため、定位的放射線治療装置の患者に
対する使用の前には、その放射線が、動いている病巣部
に追随させて確実に照射されるか否かを確認することが
必要になってくる。
【0010】それ故、本発明はこのような事情に基づい
てなされたものであり、その目的とするところのもの
は、動く病巣部に追随させて放射線が確実に照射される
か否かを容易に判定できるファントームを提供するにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、模擬臓器の動き、模
擬肺の動き、および模擬腹部の動きが同期して動く機構
が備えられたことを特徴とするものである。そして、模
擬臓器の部分はフィルム収納箱と互換できる構成となっ
ていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】このような構成からなるファントームによれ
ば、まず、CTスキャナ等を用いて模擬臓器の撮影を行
ない、この際に、駆動装置の駆動によって動いた状態の
模擬臓器を撮影することができることになる。
【0013】このことは、被検体の呼吸等によって対応
する位置の模擬臓器の撮影をすることができ、その後の
治療計画において、より正確な情報を得ることができる
ことになる。
【0014】そして、定位的放射線治療装置の調整にお
いて、該ファントームを再び使用し、該模擬臓器に代え
てフィルム収納箱を同様の動きをさせるとともに該情報
に基づいて放射線を照射する。
【0015】これにより、該フィルム収納箱内のフィル
ムの感光の状態によって、被検体の目的部位に放射線が
確実に照射されていることを確認できるようになる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明によるファントームの一実施
例を示す平面側から観た断面図である。
【0017】同図において、まず第1ハウジング1があ
り、この第1ハウジング1内には図示しない電源によっ
て駆動されるモータ2が配置されている。このモータ2
の回転軸2Aはそのまま延在されその延在方向にカム3
およびカム4が順次取り付けられている。
【0018】また、モータ2の回転軸2Aはハウジング
1から突出され、この突出した部分の該回転軸2Aには
カム5が取り付けられている。
【0019】そして、このカム5を被うようにして第2
ハウジング6が配置され、この第2ハウジング6は前記
第1ハウジング1に対して前記回転軸2Aの周りを中心
として回動できるようになっている。
【0020】カム5は、その軸方向から観た形状が所定
形状をなし、その周側面の一部には、軸体7の一端が附
勢された状態で当接され、該軸体7はそのまま第2ハウ
ジング6の外側に延在されている。軸体7の他端には球
体8が取りつけられ、この球体8はたとえば肝臓に対応
させている。
【0021】カム5が回転することによりその形状に対
応した動きを前記軸体7を介して球体8を駆動させるよ
うになっている。そして、この球体8の動きは肝臓の動
き(呼吸にともなう動き)に対応しており、したがっ
て、前記カム3の形状はその要求を満たすような形状と
なっている。
【0022】なお、後の説明において明らかとなるが、
球体8を支持する軸体7は第2ハウジング6から突出し
た軸体7と結合部材9によって結合されており、この結
合部材9の部分において、必要に応じて球体8を分離さ
せることができるとともに後述するフィルム収納箱30
と交換できるようになっている。
【0023】前記カム3は、その軸方向から観た形状が
所定形状をなし、その周側面には、いわゆる蛇腹10の
中心軸に相当する軸体11が附勢された状態で当接され
ている。すなわち、該カム3が回転することによりその
形状に対応した動きを前記軸体11を介して蛇腹10を
駆動するようになっている。
【0024】そして、この蛇腹10の駆動に対応して内
部の空気の出入りを第1ハウジング1外に取りだし、気
流抵抗管に導かれるようになっている。
【0025】この空気の出入りは被検体の呼吸に対応さ
せているものであり、前記気流抵抗管から呼吸信号を取
り出せるようになっている。したがって、前記カム3の
形状はその要求を満たすような形状となっている。
【0026】前記カム4は、その軸方向から観た形状が
所定形状をなし、その周側面には、加重センサ12を押
圧する軸体13が附勢された状態で当接されている。す
なわち、該カム4が回転することによりその形状に対応
した動きを前記軸体13を介して該加重センサ12を必
要に応じて押圧するようになっている。
【0027】加重センサ12からは、被検体の呼吸にと
もなう腹部の動きに対応する電気信号がとりだせるよう
になっており、したがって該カム4の形状はその要求を
満たすような形状となっている。
【0028】そして、たとえば、球体8と蛇腹10が図
中左側に移動している際には、軸体13は図中右側に移
動して呼吸の吸期時期が明確に判るようになっている。
【0029】なお、このような構成において、それぞれ
のカム3、4、5は他の形状のそれと交換することがで
きるようになっており、このようにすることにより、呼
吸の態様を任意のものに変更することができるようにな
っている。
【0030】また、モータ2の回転数においても調整す
ることができるようになっており、このようにすること
により、呼吸数も任意のものに変更することができるよ
うになっている。
【0031】次に、このように構成したファントームを
用いた画像の撮影について説明する。図2に示すよう
に、CTスキャナ20の計測空間20A中に該ファント
ームの球体8を位置づけ、ベッド21の移動およびファ
ントームの振動をさせながら、撮影を行なう。この際
に、加重センサ12からの電気信号、あるいは蛇腹10
からの呼吸信号を取り出しておくことによって、この信
号を基に、球体8がどの振動位置にあるときに撮影した
かが判るようになる。
【0032】そして、その後、このようにして得られた
画像を分類する。たとえば、空気を吐きだした時に対応
する画像だけを取り出して治療計画をたてることができ
る。この治療計画の結果、放射線を照射する領域が決定
されるが、この決定が正しいか否かは実際に放射線を照
射してみて確認することができる。
【0033】すなわち、定位的放射線治療装置に前記フ
ァントームをセットし、この際、図3に示すように、球
体8を取外し、感光フィルムを内蔵したフィルム収納箱
30を取りつける。
【0034】感光フィルムを振動させておき、その加重
センサ12からの信号から空気を吐きだした時を検知
し、その期間だけ放射線を照射するようにする。
【0035】治療計画の結果が正しく、しかも放射線治
療装置が正確に動作していれば、フィルム収納箱30の
感光フィルムには、球体8の形状と対応して丸く感光す
ることになる。
【0036】それ以外の形状で感光されれば、治療計画
の結果が正しくなく、あるいは放射線治療装置が正確に
動作していないことを判定することができる。
【0037】このようにな実施例のような構成からなる
ファントームによれば、まず、CTスキャナ等を用いて
模擬臓器の撮影を行ない、この際に、駆動装置の駆動に
よって動いた状態の模擬臓器を撮影することができるこ
とになる。
【0038】このことは、被検体の呼吸等によって対応
する位置の模擬臓器の撮影をすることができ、その後の
治療計画において、より正確な情報を得ることができる
ことになる。
【0039】そして、定位的放射線治療装置の調整にお
いて、該ファントームを再び使用し、該模擬臓器に変え
てフィルム収納箱を同様の動きをさせるとともに該情報
に基づいて放射線を照射する。
【0040】これにより、該フィルム収納箱内のフィル
ムの感光の状態によって、被検体の目的部位に放射線が
確実に照射されるか否かを容易に判定できるようにな
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によるファントームによれば、動く病巣部に追随
させて放射線が確実に照射されるか否かを容易に判定で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファントームの一実施例を示す構
成図である。
【図2】本発明によるファントームのCTスキャナにお
ける使用態様の一実施例を示す説明図である。
【図3】本発明によるファントームの放射線治療装置に
おける使用態様の一実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 モータ 8 球体 3、4、5 カム 30 フィルム収納箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古曳 孝明 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模擬臓器の動き、模擬肺の動き、および
    模擬腹部の動きが同期して動く機構が備えられたことを
    特徴とするファントーム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、該模擬臓
    器の部分はフィルム収納箱と互換できる構成となってい
    ることを特徴とするファントーム。
JP22868093A 1993-09-14 1993-09-14 ファントーム Pending JPH0780089A (ja)

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JP22868093A JPH0780089A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 ファントーム

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JP22868093A JPH0780089A (ja) 1993-09-14 1993-09-14 ファントーム

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JPH0780089A true JPH0780089A (ja) 1995-03-28

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