JPH0779890B2 - ミシンの上糸供給装置 - Google Patents
ミシンの上糸供給装置Info
- Publication number
- JPH0779890B2 JPH0779890B2 JP11122289A JP11122289A JPH0779890B2 JP H0779890 B2 JPH0779890 B2 JP H0779890B2 JP 11122289 A JP11122289 A JP 11122289A JP 11122289 A JP11122289 A JP 11122289A JP H0779890 B2 JPH0779890 B2 JP H0779890B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- solenoid
- threads
- guide member
- needle
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、２本の上糸の供給をスムーズに行うようにし
たミシンの上糸供給装置に関する。
たミシンの上糸供給装置に関する。
［従来技術］ 本出願人が提案した上糸供給装置として第４図に示すも
のが知られている。第４図において、２本の上糸１、２
は糸案内３を通り、それぞれ第１のソレノイド４、５の
挟持部４′、５′を通過し、糸案内６から駆動ローラ７
と従来ローラ８で挟持されている。そして、駆動ローラ
７と従来ローラ８で送るようにされた上糸１、２は糸案
内９から第２のソレノイド10の挟持部10′を通過し、糸
案内11、12を通って天秤（図示せず）に通されている。
なお、従来ローラ８は一端が支点13で回動自在に支持さ
れたアーム14の中間の突出部14aに支持され、アーム14
の他端14bはばね15で下方に付勢され、また、ソレノイ
ド16の作動軸16′はアーム14の突出部14cに係合されて
いるので、ソレノイド16の作動軸16′は上方に作動する
ことにより、従動ローラ８を駆動ローラ７から離すこと
ができる。
のが知られている。第４図において、２本の上糸１、２
は糸案内３を通り、それぞれ第１のソレノイド４、５の
挟持部４′、５′を通過し、糸案内６から駆動ローラ７
と従来ローラ８で挟持されている。そして、駆動ローラ
７と従来ローラ８で送るようにされた上糸１、２は糸案
内９から第２のソレノイド10の挟持部10′を通過し、糸
案内11、12を通って天秤（図示せず）に通されている。
なお、従来ローラ８は一端が支点13で回動自在に支持さ
れたアーム14の中間の突出部14aに支持され、アーム14
の他端14bはばね15で下方に付勢され、また、ソレノイ
ド16の作動軸16′はアーム14の突出部14cに係合されて
いるので、ソレノイド16の作動軸16′は上方に作動する
ことにより、従動ローラ８を駆動ローラ７から離すこと
ができる。
このように構成した従来例では、駆動ローラ７と従動ロ
ーラ８で２本の上糸１、２を送るようにするとともに、
第１のソレノイド４、５及び第２のソレノイド10のオン
−オフを適宜行って、それぞれのソレノイド４、５、10
の挟持部４′、５′、10′で挟持またはフリーにさせる
ことにより、縫い目に合わせた適量の上糸を供給するよ
うにしている。
ーラ８で２本の上糸１、２を送るようにするとともに、
第１のソレノイド４、５及び第２のソレノイド10のオン
−オフを適宜行って、それぞれのソレノイド４、５、10
の挟持部４′、５′、10′で挟持またはフリーにさせる
ことにより、縫い目に合わせた適量の上糸を供給するよ
うにしている。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、この上糸供給装置では、上糸１、２が駆
動ローラ７と従来ローラ８と第２のソレノイド10との間
で張力がかかっている間は、第５図の実線で示すよう
に、上糸１、２は決められた径路内に治まっているが、
天秤の上下及び糸の繰り出しタイミングによって上糸
１、２が緩んだ場合には、第５図の点線で示すように上
糸が両側に膨らみ、それによって第２のソレノイド10か
ら上糸１、２が外れるという問題があった。さらに、糸
切りの時に40〜80mm程度の糸を繰り出すがその際に２本
の糸１、２がからみ、そのまま第２のソレノイド10の挟
持部10′の間に入ってしまい、それによって糸１、２が
切断されるという問題があった。
動ローラ７と従来ローラ８と第２のソレノイド10との間
で張力がかかっている間は、第５図の実線で示すよう
に、上糸１、２は決められた径路内に治まっているが、
天秤の上下及び糸の繰り出しタイミングによって上糸
１、２が緩んだ場合には、第５図の点線で示すように上
糸が両側に膨らみ、それによって第２のソレノイド10か
ら上糸１、２が外れるという問題があった。さらに、糸
切りの時に40〜80mm程度の糸を繰り出すがその際に２本
の糸１、２がからみ、そのまま第２のソレノイド10の挟
持部10′の間に入ってしまい、それによって糸１、２が
切断されるという問題があった。
本発明は、第２のソレノイドの挿入側に糸分離案内部材
を設けた上糸供給装置を提供することを目的とするもの
である。
を設けた上糸供給装置を提供することを目的とするもの
である。
［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、上記課題を解決するために、２本の上糸をそ
れぞれ第１のソレノイドの挟持部を通し、駆動ローラと
従動ローラの間で常時挟持して送り、第２のソレノイド
の挟持部を通して天秤に通すとともに、前記第１、第２
のソレノイドのオン−オフにより前記２本の上糸をそれ
ぞれ適量送るようにした上糸供給装置において、前記第
２のソレノイドの糸挿入側に、前記２本の上糸の間に設
けた分離部と、それぞれの上糸を囲む糸囲み部とからな
る糸分離案内部材を設けたものである。
れぞれ第１のソレノイドの挟持部を通し、駆動ローラと
従動ローラの間で常時挟持して送り、第２のソレノイド
の挟持部を通して天秤に通すとともに、前記第１、第２
のソレノイドのオン−オフにより前記２本の上糸をそれ
ぞれ適量送るようにした上糸供給装置において、前記第
２のソレノイドの糸挿入側に、前記２本の上糸の間に設
けた分離部と、それぞれの上糸を囲む糸囲み部とからな
る糸分離案内部材を設けたものである。
［作用］ 本考案によれば、駆動ローラ及び従来ローラから送られ
る上糸を糸分離案内部材の分離部で分離し、糸囲み部で
第２のソレノイドから糸が外れないように案内すること
により、第２のソレノイドの挟持部へ送られる２本の上
糸の絡み及び挟持部からの離脱を防ぐことができる。
る上糸を糸分離案内部材の分離部で分離し、糸囲み部で
第２のソレノイドから糸が外れないように案内すること
により、第２のソレノイドの挟持部へ送られる２本の上
糸の絡み及び挟持部からの離脱を防ぐことができる。
［実施例］ 第１図を参照すると、本発明の上糸供給装置において、
１、２は上糸、３は糸案内、４、５は第１のソレノイ
ド、６は糸案内、７は駆動ローラ、８は従来ローラ、９
は糸案内９、10は第２のソレノイド、11、12は糸案内、
13は支点、14はアーム、15はばね、16はソレノイドであ
り、これらの構成は上記実施例と同じ構成であるので説
明は省略するが、本実施例では、第２のソレノイド10の
上糸１、２の挿入側に糸分離案内部材17が設けられてい
る。
１、２は上糸、３は糸案内、４、５は第１のソレノイ
ド、６は糸案内、７は駆動ローラ、８は従来ローラ、９
は糸案内９、10は第２のソレノイド、11、12は糸案内、
13は支点、14はアーム、15はばね、16はソレノイドであ
り、これらの構成は上記実施例と同じ構成であるので説
明は省略するが、本実施例では、第２のソレノイド10の
上糸１、２の挿入側に糸分離案内部材17が設けられてい
る。
この糸分離案内部材17は、第２図に示すように、第２の
ソレノイド10の挟持部10′の軸にねじ18で支持部17aが
支持され、この支持部17aの延長部がほぼ90゜折れ曲が
って分離部17bを構成し、さらに、この分離部17bの端部
が両側に突出し、上糸１、２を囲むように糸囲み部17
c、17dが構成されている。
ソレノイド10の挟持部10′の軸にねじ18で支持部17aが
支持され、この支持部17aの延長部がほぼ90゜折れ曲が
って分離部17bを構成し、さらに、この分離部17bの端部
が両側に突出し、上糸１、２を囲むように糸囲み部17
c、17dが構成されている。
本実施例の上糸供給装置において、糸分離案内部材17は
分離部17aで２本の上糸１、２を分離し、糸囲み部17c、
17dで上糸１、２を案内するので、上糸１、２が互いに
絡まった状態で第２のソレノイド10の挟持部10′に入っ
たり、また上糸１、２が緩んだときに、第２のソレノイ
ド10から離脱することを防ぐことができる。
分離部17aで２本の上糸１、２を分離し、糸囲み部17c、
17dで上糸１、２を案内するので、上糸１、２が互いに
絡まった状態で第２のソレノイド10の挟持部10′に入っ
たり、また上糸１、２が緩んだときに、第２のソレノイ
ド10から離脱することを防ぐことができる。
第３図を参照すると、本発明の他の実施例の糸分離案内
部材が示されており、この糸分離案内部材19は第２のソ
レノイド10の挟持部10′の軸にねじ18で支持部19aが支
持され、支持部19aの中央から分離部19bが突出し、さら
に支持部19aの両側に腕状の糸囲み部19c、19dが突出
し、それぞれ糸囲み部19c、19dの先端が対向するように
設けられている。
部材が示されており、この糸分離案内部材19は第２のソ
レノイド10の挟持部10′の軸にねじ18で支持部19aが支
持され、支持部19aの中央から分離部19bが突出し、さら
に支持部19aの両側に腕状の糸囲み部19c、19dが突出
し、それぞれ糸囲み部19c、19dの先端が対向するように
設けられている。
このように構成された本実施例の糸分離案内部材19にお
いても、分離部19bで上糸１、２を分離し、分離部19bと
糸囲み部19c、19dにより上糸１、２をそれぞれを案内す
ることができる。
いても、分離部19bで上糸１、２を分離し、分離部19bと
糸囲み部19c、19dにより上糸１、２をそれぞれを案内す
ることができる。
なお、糸分離案内部材としては、上記実施例に限らず、
分離部と糸囲み部を設けたものであればよい。
分離部と糸囲み部を設けたものであればよい。
［発明の効果］ 本発明は、以上のように構成されているので、駆動ロー
ラ及び従来ローラから送られる上糸を糸分離案内部材の
分離部で分離し、糸囲み部で第２のソレノイドから糸が
外れないように案内することにより、第２のソレノイド
の挟持部へ送られる２本の上糸の絡み及び挟持部からの
離脱を防ぐことができ、従って、正確な上糸の供給が保
証されるという利点がある。
ラ及び従来ローラから送られる上糸を糸分離案内部材の
分離部で分離し、糸囲み部で第２のソレノイドから糸が
外れないように案内することにより、第２のソレノイド
の挟持部へ送られる２本の上糸の絡み及び挟持部からの
離脱を防ぐことができ、従って、正確な上糸の供給が保
証されるという利点がある。
第１図は本発明の１実施例の上糸供給装置の構成図、第
２図は第１図の装置で使用される本発明の実施例の糸分
離案内部材を設けた第２のソレノイドの斜視図、第３図
は第１図の装置で使用される本発明の他の実施例の糸分
離案内部材を設けた第２のソレノイドの平面図、第４図
は従来の上糸供給装置の構成図、第５図は第４図の従来
装置の欠点を説明するための概略構成図である。 １、２……上糸、３……糸案内、４、５……第１のソレ
ノイド、６……糸案内、７……駆動ローラ、８……従来
ローラ、９……糸案内、10……第２のソレノイド、11、
12……糸案内、13……支点、14……アーム、15……ば
ね、16……ソレノイド、17、19……糸分離案内部材。
２図は第１図の装置で使用される本発明の実施例の糸分
離案内部材を設けた第２のソレノイドの斜視図、第３図
は第１図の装置で使用される本発明の他の実施例の糸分
離案内部材を設けた第２のソレノイドの平面図、第４図
は従来の上糸供給装置の構成図、第５図は第４図の従来
装置の欠点を説明するための概略構成図である。 １、２……上糸、３……糸案内、４、５……第１のソレ
ノイド、６……糸案内、７……駆動ローラ、８……従来
ローラ、９……糸案内、10……第２のソレノイド、11、
12……糸案内、13……支点、14……アーム、15……ば
ね、16……ソレノイド、17、19……糸分離案内部材。
Claims (1)
- 【請求項１】２本の上糸をそれぞれ第１のソレノイドの
挟持部を通し、駆動ローラと従動ローラの間で常時挟持
して送り、第２のソレノイドの挟持部を通して天秤に通
すとともに、前記第１、第２のソレノイドのオン−オフ
により前記２本の上糸をそれぞれ適量送るようにした上
糸供給装置において、前記第２のソレノイドの糸挿入側
に、前記２本の上糸の間に設けた分離部と、それぞれの
上糸を囲む糸囲み部とからなる糸分離案内部材を設けた
ことを特徴とするミシンの上糸供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11122289A JPH0779890B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | ミシンの上糸供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11122289A JPH0779890B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | ミシンの上糸供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02291894A JPH02291894A (ja) | 1990-12-03 |
| JPH0779890B2 true JPH0779890B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14555632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11122289A Expired - Lifetime JPH0779890B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | ミシンの上糸供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0779890B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5311986B2 (ja) * | 2008-06-05 | 2013-10-09 | 株式会社バルダン | 多針刺繍ミシンの上糸送り装置 |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP11122289A patent/JPH0779890B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02291894A (ja) | 1990-12-03 |
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