JPH0779587B2 - 茸栽培用ほだ木への植菌装置 - Google Patents

茸栽培用ほだ木への植菌装置

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JPH0779587B2
JPH0779587B2 JP5185979A JP18597993A JPH0779587B2 JP H0779587 B2 JPH0779587 B2 JP H0779587B2 JP 5185979 A JP5185979 A JP 5185979A JP 18597993 A JP18597993 A JP 18597993A JP H0779587 B2 JPH0779587 B2 JP H0779587B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椎茸等の茸を栽培する
ためのほだ木に茸の菌を植え付けるための装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】椎茸を栽培するには、図21(a)に示
すように、ほだ木Aの表面に、直径が9mm程度で深さ
が25mm程度の植菌用孔Bを、円周方向及び長手方向
に適宜間隔であけて、これら各植菌用孔Bに、おがくず
等に培養した菌Cを入れたのち、菌Cを蝋や木片で植菌
用孔B内に封止するようにしている。
【0003】そして、ほだ木Aに植菌用孔Bを空ける装
置として、図23に示すように、ほだ木Aを回転自在に
支持する支持台60の上方に、ほだ木Aの回転軸心Oに
対してドリル61を昇降自在に設けること考えられる。
ところで、ほだ木Aは真っ直ぐのものは少なく、殆どの
ものは多少なりとも曲がっているものである。
【0004】他方、各植菌用孔A内の菌Cは、ほだ木A
の養分を吸収して椎茸に成長するものであるから、各植
菌用孔B内の菌Cの成長を均一化して椎茸の栽培効率を
向上するためには、各植菌用孔Bの菌Cの繁殖に要する
エリアを均等にして、各植菌用孔B内の菌Cにほだ木A
の養分が均等に行き渡るようにする必要があり、そのた
めには、図21(a)に示すように、各植菌用孔Bが、
ほだ木Aの軸心O1に沿った方向から見た状態と、図2
2に実線で示すように、ほだ木Aの半径方向から見た状
態との両方において、ほだ木Aの表面と直交した方向に
沿って延びていることが必要である(この場合、曲った
ほだ木Aの表面を展開すると図21(b)のようにな
る。
【0005】ところが、前記図23の装置では、ほだ木
Aが曲がっていると、ほだ木Aを支持台60上で一定角
度ずつ間欠的に回転しつつ、上方からドリル61を下降
させた場合、ドリル51の軸心61aとほだ木Aの軸心
O1とがずれてしまうため、各植菌用孔Bの菌Cの繁殖
に要するエリアを均等化することができず、椎茸の栽培
効率を向上することができないことになる。
【0006】このため、今までほだ木に植菌用孔を空け
る作業を自動化することができず、植菌用孔を空ける作
業の能率が悪いと言う問題があった。本発明は、この問
題を解消した植菌装置を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、ほだ木を回転自在に支持する支持台の上方
に、上下方向と前記ほだ木の軸線と略直交した水平方向
とに移動自在で且つほだ木の軸線と略直交した水平軸回
りに回動自在なスライド体を設け、このスライド体に、
前記ほだ木に植菌用孔を穿設するためのドリルを昇降自
在に設けると共に、該ドリルを挟んだ両側においてほだ
木に跨がるようにしたガイド体を設ける構成にした。
【0008】
【発明の作用・効果】この構成において、曲がったほだ
木を支持台上で回転させると、ガイド体が押圧作用を受
けることにより、スライド体が、当該ほだ木の軸線と直
交した水平方向と上下方向との両方向に移動して、ガイ
ド体がほだ木に跨がった状態が保持されるから、ドリル
は、ほだ木の軸線方向に沿って見た状態で、その軸心が
ほだ木の中心に向かうような姿勢に修正される。
【0009】また、スライド体がほだ木の軸線と直交し
た水平軸回りに回動自在であることと、ガイド体がドリ
ルの軸心を挟んだ両側においてほだ木に跨がっているこ
とにより、ほだ木を回転させると、スライド体が、ほだ
木の曲がりに倣うようにして回動することになり、その
結果、ほだ木の半径方向から見た状態でも、ドリルは、
ほだ木の表面と直交した姿勢となるように姿勢が修正さ
れる。
【0010】つまり、ほだ木が曲がっていても、ほだ木
の回転に連動して、スライド体が上下動及び水平移動並
びに回動することにより、ほだ木の軸線方向から見た状
態とほだ木の半径方向から見た状態との両方において、
ドリルがほだ木の表面と直交した姿勢となるように、ド
リルの姿勢が自動的に修正されるのである。従って本発
明によると、曲がったほだ木に対しても、多数個の植菌
用孔を、各植菌用孔の菌の繁殖に要するエリアを均等化
した状態で簡単に且つ能率良く空けることができる効果
を有する。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面(図1〜図2
0)に基づいて説明する。図1〜図16で第1の実施例
を示しており、これらの図において符号1で示す植菌装
置は、脚部2で支持された左右長手の台枠3を備えてお
り、前記左右両脚部2間に装架した連結板4に、ほだ木
Aを左右に寝かせた状態で支持する支持台5を、エアシ
リンダ6等にて昇降自在に設ける一方、前記台枠3の内
部には、複数個(実施例では6個)の植菌ユニット6
を、ほだ木Aの長手方向に沿って一定間隔で設けてい
る。
【0012】なお、以下の説明において、方向を説明す
る場合、図1(A)の矢印Eの方向から見た状態で前後
・左右と表現する。図2及び図3に示すように、前記支
持台5の両端部には、ほだ木Aを回転自在に支持する二
股部5aを設けており、支持台5のうち一方の二股部5
aよりも外側の部位(左端)に、ほだ木Aの一端面に突
き刺さる針7を備えた第1チャック円板8を、第1ブラ
ケット9を介して回転自在に装着している。
【0013】一方、支持台5のうち他方の二股部5aよ
りも外側の部位に、ほだ木Aの他端面に突き刺さる針7
を備えた第2チャック円板10を、第2ブラケット11
と外向きに開口した筒状の3ブラケット12とを介して
回転自在且つ左右摺動自在に支持している。そして、第
3ブラケット12の筒部に、外向きに開口した係合溝1
3を円周方向に沿って等間隔で切り開き形成し、第2チ
ャック円板10における軸10aに、当該軸10aの長
手方向に回動するハンドル14を取付け、ハンドル14
を第3ブラケット12の係合溝13に間欠的に嵌め込む
ことにより、ほだ木Aを、両チャック円板8,10の軸
線回りに間欠的に一定角度ずつ回転できるようにしてい
る。
【0014】前記各植菌ユニット6は、図1(B)に示
すように、前後方向に延びるように装架した回動体16
と、この回動体16に前後移動自在に装着した第1スラ
イド体17と、この第1スライド体17に前後移動自在
に装着した第2スライド体18とを備えており、第2ス
ライド体18を、第1スライド体17の後端に設けた第
1エアシリンダ19にて往復移動できるように構成し、
更に、第2スライド体18に、ほだ木Aに植菌用孔Bを
空けるためのドリル装置20と、植菌用孔Bに菌Cを投
入するための菌投入機21と、菌Cを植菌用孔B内に固
定するための蝋噴出機22とを設けている。
【0015】以下、植菌ユニット6における各部材の詳
細を説明する。前記回動体16は前後方向に沿って長手
の矩形に形成されており、図4〜5及び図12に示すよ
うに、その前面板16aと後面板16bの左右中央部に
ピン23を外向きに突設し、これら両ピン23を、台枠
3に穿設した上下長手の長溝孔24に挿入することによ
り、回動体16が、上下動自在で且つ左右回動自在とな
るようにしている。また、回動体16の左右両側板を断
面内向きコ字状のレール16bに構成している。
【0016】図5及び図12に示すように、回動体16
における後面板16bのうち左右中間部に重りWを吊り
下げて、当該回動体16に外力が作用していない状態
で、左右いずれの方向にも回動しない姿勢が保持される
ようにしている。なお、回動体16の最大傾動角度は、
鉛直線に対してそれぞれ左右に20度程度で良い。前記
第1スライド体17は、断面上向きコ字状に形成されて
おり、図5〜7に示すように、その左右両側板17aに
回転自在に取りつけた前後一対ずつのローラ26を、前
記回動体16に形成したレール16aに装架することに
より、第1スライド体17が回動体16の長手方向に沿
って移動自在となるように構成しており、また、第1ス
ライド体17における左右両側板17cの内面に、断面
内向きコ字状のレール27を固着している。
【0017】前記第1スライド体17の下面には、図4
〜図6に示すように、ほだ木Aに跨がるよう略ハ字状に
形成された2個のガイド体28を、左右に適宜隔てて取
り付けている。これら両ガイド体28は、その付け根が
前記回動体16のピン23と略同じになるように設定し
ている。前記第1スライド体17の下面のうち、両ガイ
ド体28で挟まれた部位は切り欠かれている。また、第
1スライド体17の前端には前面板17aが、後端には
後面板17bがそれぞれ固着されている。
【0018】前記第2スライド体18は、前後左右を閉
塞した下向き開口の箱状に形成されており、その左右両
側板に固着した前後一対ずつのローラ29を、前記第1
スライド体17のレール27に嵌挿している。また、第
1スライド体17における後面板17bの上向き延出部
に、前記第1エアシリンダ19を固着し、この第1エア
シリンダ19のピストンロッド19aを第2スライド体
18における後面板18bの上向き延出部に固着してい
る。
【0019】従って、第1スライド体17の位置及び姿
勢に関係なく、第1エアシリンダ19を作動することに
より、第2スライド体18を、第1スライド体17に沿
って前後移動させることができる。第1スライド体17
における前面板17aと後面板17bとには、第2スラ
イド体18の前面板18a及び後面板18bに接当する
ねじ式の前後ストッパー30,31を設けて、第1スラ
イド体17に対する第2スライド体18の前進位置と後
退位置とを一定に保持するようにしている。
【0020】前記第2スライド体18に取付けられたド
リル手段20は、動力にて上下昇降しつつ回転するスピ
ンドル32を備えており、スピンドル32の下端に取り
付けたチャック33にドリル34を固定している。この
とき、図5及び図6に明示するように、ドリル34の軸
心O2が、左右両ガイド体28の付け根個所を結んだ線
上で、且つ、両ガイド体28の中間点に位置するように
設定している。
【0021】前記菌投入機21は、図7〜8に示すよう
に、おが屑等に培養した菌Cを収容する菌容器36を備
えており、この菌容器36を第2スライド体18の内面
に固着し、この菌容器36の端部に、押し出しロッド3
7が嵌まった上下長手の貫通孔38を穿設し、押し出し
ロッド37を、第2スライド体18の上面に固着した第
2エアシリンダ39のピストンロッドに固着する一方、
前記貫通孔38の下端寄り部位を、菌容器36内に開口
するように部分的に切り欠き、更に、菌容器36の下面
に、前記貫通孔38を塞ぐ一対の弾性板40を変形可能
な状態で固着している。
【0022】従って、図7及び図8(A)に一点鎖線で
示すように、第2エアシリンダ39にて押し出しロッド
37を下降させて、弾性板40を変形させながら押し出
しロッド37を菌容器36の下方に突出させることによ
り、菌Cを一定量だけ落下させることができる。前記菌
容器36の上面には、開閉自在な蓋41を設けている。
なお、菌容器36は着脱自在に構成するのが望ましい。
【0023】前記ドリル手段21にてほだ木Aに植菌用
孔Bを空けてから、第2スライド体18を前進動させ
て、植菌用孔Bに菌Cを投入するものであり、従って、
第2スライド体18を、ドリル34と菌投入機21の押
し出しロッド37との間隔寸法L1(図5参照)だけ移
動させてから停止させる必要がある。このため、図7及
び図9に示すように、第2スライド体18の側板18c
に、ピストンロッド42aが外向きに出没するようにし
たストッパー用エアシリンダ42を固着する一方、第1
スライド体17における側板17cに固着したレール2
7の前後中途部の内面に固定ストッパー43を設け、第
2スライド体18がドリル34と菌投入機21との間隔
寸法L1だけ移動すると、前記ストッパー用エアシリン
ダ42のピストンロッド42aが固定用ストッパー43
に接当し得るようにしている。
【0024】前記蝋噴出機22は、図9〜図10に示す
ように、内部に電熱式ヒータ45を備えた蝋容器44を
備えており、この蝋容器44内に、上下長手の筒体46
と、該筒体46に連通した状態で下向きに突出するノズ
ル47とを取付け、筒体46に装着した押し出しピン4
8を、第2スライド体18に固着した第3エアシリンダ
49のピストンロッドに固着する一方、筒体46の下端
寄り部位に、蝋容器46内に開口する連通孔46aを穿
設している。
【0025】従って、第3エアシリンダ49にて押し出
しピン48を下降させると、筒体46の下端部に溜まっ
ていた蝋Dが、ノズル47から一定量だけ下方に噴出さ
れる。なお、溶融した蝋Dの表面張力は大きい一方、ノ
ズル47の孔の直径は小さいので、押し出しピン48を
上昇した状態では、蝋Dがノズル47から垂れ落ちるこ
とはない。
【0026】第2スライド体18が前進して前ストッパ
ー30に接当した位置では、押し出しピン48は、植菌
用孔Bの真上にくるように設定している。蝋容器44に
は、蝋Dを補給するために、キャップ51付きの注入口
44aを設けている。前記各植菌ユニット6におけるド
リル手段20と菌投入機21、蝋噴出機22、第1エア
シリンダ19及びストッパー用エアシリンダ42は、リ
ミットスイッチやセンサー等の手段で相互に関連して、
メインスイッチをONにすると、次の〜の順序で一
斉に作動するように設定している。
【0027】.メインスイッチをONにすると、ドリ
ル34が下降してほだ木Aに植菌用孔Bが穿設される。 .ドリル34が上昇すると、ストッパー用エアシリン
ダ42のピストンロッド42aが突出すると共に第1エ
アシリンダ19が作動して、第2スライド体18は、ス
トッパー用エアシリンダ42におけるピストンロッド4
2aが固定式ストッパー43に接当して、第2スライド
体18は、菌投入機21における押し出しロッド37が
植菌用孔Bの真上にきたところで停止する。
【0028】.第2エアシリンダ39が作動して、菌
Cが一定量だけ植菌用孔B内に投入される。 .第2エアシリンダ39が元の状態に戻ると、ストッ
パー用エアシリンダ42のピストンロッド42aが後退
すると共に、第1エアシリンダ19により、第2スライ
ド体18が、前ストッパー30に接当するまで前進す
る。この状態で、蝋噴出機22における押し出しピン4
8は、植菌用孔Bの真上に位置する。
【0029】.第2スライド体18が前ストッパー3
0で停止すると、第3エアシリンダ39が作動して、蝋
Dが一定量だけ霧状の状態で植菌用品B内に噴出され
て、菌Cは植菌用孔B内に固定される。 .蝋Dの噴出を終えて第3エアシリンダ49が元の状
態に戻ると、第2スライド体18が第1エアシリンダ1
9にて後退動して、後退しきると同時に、全体の回路が
リセットされる。
【0030】そして、支持台5にほだ木Aを載せて、支
持台5を、ほだ木Aに各植菌ユニット6のガイド体28
が接当するように上昇させてから、一定角度ずつ間欠的
に回転して、回転を停止した状態でメインスイッチをO
Nにして、各植菌ユニット6における前記ドリル手段等
の一連の作動を行うことにより、ほだ木Aの長手方向に
沿った複数個所に菌Cを植え付けることができる。
【0031】この場合、第2スライド体18は、回動体
16を介して上下動自在で且つ、前後摺動自在であるか
ら、例えば図14に示すように、ほだ木Aが曲がってい
ることによってガイド体28との接触個所が、ほだ木A
の回転軸心に対して偏心すると、ほだ木Aの回転に連動
して第2スライド体18が上下動及び前後回動して、両
ガイド体28がほだ木Aに跨がった状態が保持されるこ
とになり、これにより、いずれの植菌ユニット6におい
ても、植菌装置6の側面視で(ほだ木Aの軸線方向から
見た状態で)、常にドリル34の軸心O2がほだ木Aの
軸心中心O1を通るように保持される。
【0032】他方、回動体16が左右回動することによ
り、両ガイド体28がほだ木Aの長手方向に沿った2箇
所に接当した状態が保持されるから、例えば図13に示
すように、ほだ木Aが植菌装置1の正面視で曲がった状
態であっても、ドリル34の軸心O2がほだ木Aの表面
と直交するように、鉛直線Hに対して傾いた状態になっ
て、回動体16及び両スライド体17,18の姿勢が修
正される。
【0033】更に、図15及び図16に示すように、ほ
だ木Aが平面視で曲がった状態になっている場合には、
両ガイド体28がほだ木Aの軸心O2を挟んだ両側に対
してそれぞれ片当たりの状態で接当する。この場合もド
リル34の軸心O2は、両ガイド体28の付け根個所を
結ぶ線上に位置しているから、植菌用孔Bは、ほだ木A
の表面と直交した方向に延びるように穿設される。
【0034】このように、ほだ木Aがどのように曲がっ
ていても、各植菌ユニット6の個所で、ほだ木Aの軸線
方向と半径方向との両方向から見た状態でドリル34の
軸心34aがほだ木Aの表面と直交するように、ほだ木
Aの回転に連動して第2スライド体18の姿勢が自動的
に修正されるから、植菌用孔Bにおける菌Cを繁殖させ
るエリアが均等になるように植菌用孔Bを穿設すること
を、能率良く行うことができるのであり、その結果、椎
茸等の茸の栽培効率を向上できるのである。
【0035】上記の実施例は、第2スライド体18を前
後移動自在に設けた場合であったが、図17図に第2実
施例として示すように、第2スライド体18を、第1ス
ライド体17に左右移動自在に設けても良い。また、図
18に第3実施例として示すように、第1スライド体1
7に、鉛直状の軸線回りに回転する往復回動式等のター
ンテーブル52を設け、このターンテーブル52に、ド
リル手段20と菌投入機21と蝋噴出機22とを、円周
方向に沿って設け、ターンテーブル52を間欠的に回転
して、ドリル手段20と菌投入機21と蝋噴出機22と
を順次作動させるようにしても良いのである。
【0036】更に、装置の非作動時に回動体16を左右
に傾かない姿勢に保持する手段としては、図19に第4
実施例として示すように、回動体16に突設した板材5
3を左右両側から圧縮ばね54で押圧するようにしても
良い。更にまた、図20(a)に第5実施例として示す
ように、回動体16に装架した複数本のガイドバー55
に対して第1スライド体17を前後摺動自在に装架して
も良いし、同図(b)に示すように、回動体を設けるこ
となく、第1スライド体17を、前後方向に延びる1本
の支軸56に対して回動自在で前後摺動自在に被嵌した
りしても良い。
【0037】また、上記の各実施例は、第2スライド体
18に菌投入機21と蝋噴出機22とを設けた場合であ
ったが、植菌用孔Bへの菌Cの投入と蝋等による封止と
は、別途手作業で行うようにしても良いのである(この
場合は、スライド体は1個だけで良い)。更にまた、本
発明の実施形態は上記のものに限らず、他の種々の態様
を採用できるものであり、例えばドリルの駆動等は、油
圧等の他の手段で行っても良いし、また、ガイド体を1
個だけ設けて、その平面視中心部に設けた孔の部分にド
リルが位置するようにしても良いのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は装置全体の概略斜視図、(b)植菌ユ
ニットの概略斜視図である。
【図2】装置の正面図である。
【図3】(a)は支持台の正面図、(b)はチャックの
斜視図、(c)は(a)のc−c視断面図、(d)は
(a)のd−d視断面図である。
【図4】植菌ユニットの平面図である。
【図5】図4のV−V視断面図である。
【図6】図4のVI−VI視断面図である。
【図7】図4のVII−VII視図である。
【図8】(a)は図8の要部拡大図、(b)は図4のVI
II−VIII視平断面図である。
【図9】図7のIX−IX視平断面図である。
【図10】図4のX−X視断面図である。
【図11】図10の要部拡大図である。
【図12】図4のXII−XII視断面図である。
【図13】ほだ木の軸線方向視における作用を示す図で
ある。
【図14】図4のXIV−XIV視での作用を示す図であ
る。
【図15】平面視における作用を示す図である。
【図16】図15のXVI−XVI視断面図である。
【図17】第2実施例を示す概略平面図である。
【図18】第3実施例を示す概略平面図である。
【図19】第4実施例を示す図である。
【図20】第5実施例を示す図である。
【図21】(a)は植菌用孔を好ましい状態で空けたほ
だ木の断面図、(b)はほだ木の表面を展開した状態の
図である。
【図22】ほだ木の半径方向から見た状態での植菌用孔
の姿勢を示す図である。
【図23】本発明に至る前の装置の図の原理を示す図で
ある。
【符号の説明】
A ほだ木 B 植菌用孔 C 菌 D 蝋 1 植菌装置 3 台枠 5 支持台 6 植菌ユニット 16 回動体 19 第1エアシリンダ 20 ドリル装置 21 菌投入機 22 蝋噴出機 34 ドリル 37 押し出しロッド 48 押し出しピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほだ木を回転自在に支持する支持台の上方
    に、上下方向と前記ほだ木の軸線と略直交した水平方向
    とに移動自在で且つほだ木の軸線と略直交した水平軸回
    りに回動自在なスライド体を設け、このスライド体に、
    前記ほだ木に植菌用孔を穿設するためのドリルを昇降自
    在に設けると共に、該ドリルを挟んだ両側においてほだ
    木に跨がるようにしたガイド体を設けたことを特徴とす
    る茸栽培用ほだ木への植菌装置。
JP5185979A 1993-07-28 1993-07-28 茸栽培用ほだ木への植菌装置 Expired - Lifetime JPH0779587B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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