JPH0779297A - ターミナルアダプタ装置 - Google Patents

ターミナルアダプタ装置

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JPH0779297A
JPH0779297A JP17978893A JP17978893A JPH0779297A JP H0779297 A JPH0779297 A JP H0779297A JP 17978893 A JP17978893 A JP 17978893A JP 17978893 A JP17978893 A JP 17978893A JP H0779297 A JPH0779297 A JP H0779297A
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JP
Japan
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terminal
analog
digital
communication
modem
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JP17978893A
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English (en)
Inventor
Koji Hattori
光司 服部
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 情報解析部8は、例えば着信時にディジタル
網から得られる情報に基づき相手側のデータ端末がアナ
ログ回線用端末かディジタル回線用端末かを判定する。
判定の結果、ディジタル回線用端末であった場合は、切
替スイッチ7をディジタル通信用処理部4側に切り替
え、アナログ回線用端末であった場合は、外部モデム制
御部5と信号変換部6からなるアナログ用通信処理部側
に切り替える。外部モデム制御部5は、ターミナルアダ
プタ装置1外部に設けられたモデム12の接続手段を有
し、相手側端末がアナログ回線用端末であった場合は、
モデム12の制御を行って、アナログ通信用処理を行
う。 【効果】 相手がアナログ用端末かディジタル用端末か
を意識することなく、自動発信/自動着信が行え、か
つ、用途に合わせたモデムを選定が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意のデータ端末をデ
ィジタル網に接続するためのターミナルアダプタ装置、
更に詳細には、ISDN非標準端末をISDNユーザ・
網インタフェースに接続するターミナルアダプタ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル通信網として高速なデ
ータ伝送が可能なISDNが注目を集め、年々その加入
者数が増えている。ISDNの加入者は、音声信号のや
りとりをするよりも、むしろ高速なデータ伝送や付加サ
ービスを目的に加入しているケースが多い。しかしなが
ら、通常のデータ端末(DTE:Data Terminal Equipm
ent )はISDNに直接接続できる仕様にはなっていな
いISDN非標準端末の場合が多い。このため、このよ
うな端末は、ISDNユーザ・網インタフェースのS点
やT点に接続できるようにするためのプロトコル変換を
行うターミナルアダプタ装置(TA)を介してISDN
に接続される。
【0003】一方、ターミナルアダプタ装置を介してI
SDNに接続されるデータ端末でも、ISDNに接続さ
れるデータ端末間で通信を行う他に、実際にはパケット
交換網に接続されるパケット端末や、アナログ公衆網に
接続されたデータ端末とデータ通信を行う必要性が生ず
ることが多い。
【0004】従って、ISDNに接続されたデータ端末
は、ISDNに収容された端末と高速なデータ通信を行
えると共に、パケット網に接続された端末やアナログ網
に接続された端末ともデータ通信を行えることが望まし
い。また、アナログ網に変復調を行うモデムを介して接
続されている端末と通信する場合には、同様にISDN
に接続された端末側にもモデムが必要となる。
【0005】図2(a),(b)は、従来のターミナル
アダプタの使用例を示している。この使用例は、ISD
N非標準端末を従来のISDN用ターミナルアダプタを
使用してISDNに接続した場合である。また、この例
では、アナログ公衆網に接続された端末とデータ通信が
行えるようにモデム101が配設されている。
【0006】即ち、図2の(a)に示した従来例では、
DTEインタフェースを持つターミナルアダプタ102
と、2線式アナログ電話機インタフェースを持つターミ
ナルアダプタ103およびモデム101とを備えてい
る。そして、これらターミナルアダプタ102、103
とISDN非標準端末であるデータ端末(DTE)10
0との接続は、スイッチ104を介して行うよう構成さ
れている。また、これらターミナルアダプタ102、1
03はISDN用バス105を介して加入者線終端装置
(DSU:Digital Service Unit)106に接続され、
このDSU106がISDNに接続されている。
【0007】また、図2の(b)に示した従来例では、
DTEインタフェースと2線式アナログ電話機インタフ
ェースの両方を持つターミナルアダプタ107とモデム
101により構成され、これらがスイッチ108を介し
てデータ端末100に接続されている。尚、ターミナル
アダプタ107はDSU106を介してISDNに接続
されている。
【0008】これら従来技術では、ISDNに接続され
る相手側端末と通信する場合やISDNを経由してパケ
ット交換網に収容された相手側端末と通信する場合に
は、スイッチ104、108をA側(実線側)に切り替
え、DTEインタフェースを持つターミナルアダプタ1
02{図2(b)の場合はターミナルアダプタ107の
DTE用ポート}を用いる。一方、アナログ公衆網の相
手側端末と通信する場合には、スイッチ104、108
をB側(点線側)に切り替え、2線式アナログ電話機イ
ンタフェースを持つターミナルアダプタ103{図2
(b)の場合はターミナルアダプタ107の2線式アナ
ログポート}とモデム101を用いることによりデータ
通信を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、通信相手に応じて操作者が予めスイッチ
104、108の切替操作を行う必要があった。即ち、
例えば通信相手先がモデムによりデータ通信を行うアナ
ログ公衆網に接続されたデータ端末の場合には、スイッ
チ104、108をB側に切り替えなければならない。
このため、自動発信する場合にはスイッチ104、10
8を切り替えてから発信操作を行い、また自動着信させ
る場合には予め発信先より連絡を受けてスイッチ10
4、108を切り替えねばならず、相手を問わず自動発
信/自動着信することはできなかった。
【0010】このような問題点を取り除くため、例えば
通信用ポートを2つ持つデータ端末を用意して、通信用
ポートの一方をA側に、他方をB側に接続し、通信相手
をデータ端末側で判別してこれらポートの切替制御を行
う方法が考えられていた。しかしながらこの場合には、
通信用ポートを2ポート分持つデータ端末に限定される
と共に、通信相手判別のためのソフトウェアをデータ端
末側の通信ソフトに組み込まなければならないという問
題が発生する。従って、既存の装置やソフトウェアでは
そのまま適用できず、実用化するのは困難であった。
【0011】更に、アナログポート付きのターミナルア
ダプタでは、そのアナログポートに、データ端末100
として、電話機やモデムあるいはG3ファクシミリとい
ったISDN非標準端末を接続し、これらのデータ端末
100でISDNによる通信を行うことができる。そし
て、ISDNの基本インタフェースでは、Bチャネルと
して2回線を同時に使用することができるため、2台以
上のアナログ端末を接続できるようになっているターミ
ナルアダプタがある。また、この場合、複数のアナログ
端末は、同種類であっても、また異なった種類でもよい
ものである。
【0012】しかしながら、このように、2種類以上の
アナログ端末のサービスを行おうとした場合は次のよう
な問題が発生する。即ち、アナログ網に接続された端末
から着信があった場合、実際に接続してみないと相手側
の端末が電話であるのか、あるいはモデムやファクシミ
リであるかといったことが分からない。このため、従来
の自動着信では、最初に着信させた端末が相手端末と同
種類であった場合には、通信状態に移行するが、相手側
の端末と合わなかった場合は、通信接続が成立しないと
いう問題点があった。
【0013】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、通信相手がISDNに接続された
端末かアナログ公衆網に接続された端末かを端末側で意
識せずに自動発信/自動着信でき、また、複数のアナロ
グ端末を接続した場合でも、そのアナログ端末に対応し
た自動着信を行うことのできるターミナルアダプタ装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1発明のターミナルア
ダプタ装置は、任意のデータ端末を、規格化されたディ
ジタル網に接続するターミナルアダプタ装置において、
前記ディジタル網を介して通信を行う相手がディジタル
回線用端末である場合に、当該ディジタル回線用端末と
の通信処理を行うディジタル通信用処理部と、ターミナ
ルアダプタ装置外部に設けられたモデムへの接続手段を
有し、当該モデムの通信制御を行うことにより、前記デ
ィジタル網を介して通信を行う相手がアナログ回線用端
末である場合に、当該アナログ回線用端末との通信処理
を行う外部モデム制御部と、前記外部モデム制御部と前
記ディジタル網間のアナログ/ディジタル信号変換を行
う信号変換部と、前記任意のデータ端末と前記ディジタ
ル網との間で、前記ディジタル通信用処理部と、前記外
部モデム制御部のいずれか一方を接続するための切替ス
イッチと、前記ディジタル網との接続過程で、当該ディ
ジタル網から得られる情報に基づき、前記切替スイッチ
の切替制御を行う情報解析部とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0015】第2発明のターミナルアダプタ装置は、任
意の端末を規格化されたディジタル網に接続すると共
に、当該任意の端末として、それぞれ着信手順の異なる
複数のアナログ回線用端末を備えたターミナルアダプタ
装置において、前記ディジタル網を介して通信を行う相
手がディジタル回線用端末である場合に、当該ディジタ
ル回線用端末との通信処理を行うディジタル通信用処理
部と、前記ディジタル網を介して通信を行う相手がアナ
ログ回線用端末である場合に、当該アナログ回線用端末
との通信処理を行うアナログ通信用処理部と、前記アナ
ログ通信用処理部に設けられ、相手側アナログ回線用端
末からの通信信号に基づいて、着信対象となるアナログ
回線用端末を識別し、対応するアナログ回線用端末への
接続を行うアナログ回線接続制御部と、前記任意の端末
と前記ディジタル網との間で、前記ディジタル通信用処
理部と、前記アナログ通信用処理部のいずれか一方を接
続するための切替スイッチと、前記ディジタル網との接
続過程で、当該ディジタル網から得られる情報に基づ
き、前記切替スイッチの切替制御を行う情報解析部とを
備えたことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】第1発明のターミナルアダプタ装置において
は、例えば着信時、情報解析部はディジタル網との接続
過程で、ディジタル網から得られる情報に基づき、相手
側端末がアナログ回線用端末か、ディジタル回線用端末
かを判定する。そして、その判定結果に基づき、切替ス
イッチを制御する。判定結果がディジタル回線用端末で
あった場合、切替スイッチはディジタル通信用処理部側
に切り替えられ、ディジタル通信用処理部が通信処理を
行う。一方、判定結果がアナログ回線用端末であった場
合、切替スイッチは、外部モデム制御部側に切り替えら
れる。外部モデム制御部は、ターミナルアダプタ装置外
部に設けられているモデムの制御を行い、信号変換部と
共に、アナログ通信用処理を行う。
【0017】第2発明のターミナルアダプタ装置におい
ては、例えば着信時、情報解析部は第1発明と同様に、
ディジタル網との接続過程で、ディジタル網から得られ
る情報に基づき、相手側端末がアナログ回線用端末か、
ディジタル回線用端末かを判定する。そして、その判定
結果に基づき、切替スイッチを制御する。判定結果がデ
ィジタル回線用端末であった場合、切替スイッチはディ
ジタル通信用処理部側に切り替えられ、ディジタル通信
用処理部が通信処理を行う。一方、判定結果がアナログ
回線用端末であった場合、切替スイッチはアナログ通信
用処理部側に切り替えられる。そして、アナログ通信用
処理部では、アナログ回線接続制御部が、相手側端末か
らの通信信号に基づき、モデムへの変調信号かあるいは
ファクシミリ信号かといった判定を行い、着信すべきア
ナログ回線用端末を判定する。その後、判定したアナロ
グ回線用端末に通信接続を行い、通信処理を実行する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は、本発明のターミナルアダプタ装置の
第1実施例を示すブロック図である。図示のターミナル
アダプタ装置1は、DTEインタフェース部2、ISD
Nインタフェース部3、ディジタル通信用処理部4、外
部モデム制御部5、信号変換部6、切替スイッチ7、情
報解析部8からなる。
【0019】また、DTEインタフェース部2には、I
SDN非標準端末であるデータ端末(DTE)9が接続
され、ISDNインタフェース部3は、参照点であるS
/T点10を介して加入者線終端装置(DSU)11に
接続されている。そして、DSU11が規格化されたデ
ィジタル網としてのISDNに接続されている。DTE
インタフェース部2は、データ端末9に接続され、これ
とのインタフェース整合をとるインタフェース部であ
る。また、このDTEインタフェース部2は情報解析部
8に接続され、発信時、データ端末9から相手先情報
(アナログ回線に接続された端末か、ディジタル回線に
接続された端末かといった情報)を入力した場合には、
これを情報解析部8に通知する機能を有している。
【0020】ISDNインタフェース部3は、DSU1
1とのインタフェースをとる回路である。また、このI
SDNインタフェース部3情報解析部8に接続され、着
信時または発信時に、ISDNから得られる通信サービ
スの情報、相手端末の情報等を情報解析部8に通知する
機能を備えている。ディジタル通信用処理部4は、相手
側端末が、ISDNに接続されたデータ端末やパケット
交換網に接続されたデータ端末であった場合に、その通
信処理を行う処理部である。
【0021】外部モデム制御部5は、ターミナルアダプ
タ装置1の外部に設けられたモデム12への接続手段
(例えば、RS−232C等のインタフェース)を有
し、当該モデム12の通信制御を行うことにより、IS
DNを介して通信を行う相手がアナログ回線用端末であ
る場合に、その相手側アナログ回線用端末との通信処理
を行うものであり、外部モデムデータ送受信部13、外
部モデム監視制御部14、外部モデム変調信号送受信部
15から構成されている。外部モデムデータ送受信部1
3は、アナログ公衆網に接続されたデータ端末と通信を
行う場合に、データ端末9からの信号をモデム12に送
出したり、データ端末9へ送る信号をモデム12から受
信するための処理部である。
【0022】外部モデム監視制御部14は、モデム12
の設定を変更したり、通信の開始あるいは終了動作をモ
デム12に行わせる場合に、モデム12への制御信号の
伝達とモデム12からの応答信号の監視を行うものであ
る。外部モデム変調信号送受信部15は、アナログ公衆
網に接続されたデータ端末と通信を行う場合には、モデ
ム12に変調させた信号を受けたり、モデム12に復調
させる信号を送ったりするものである。また、外部モデ
ム変調信号送受信部15は、信号変換部6に接続されて
いる。
【0023】信号変換部6はコーデックであり、この信
号変換部6は切替スイッチ7を介してISDNインタフ
ェース部3に接続されている。この信号変換部6は、外
部モデム変調信号送受信部15から受信したアナログ信
号をディジタル信号に変換してISDNインタフェース
部3に送ると共に、ISDNインタフェース部3より受
信したディジタル信号をアナログ信号に変換して外部モ
デム変調信号送受信部15に送る機能を有している。
【0024】切替スイッチ7は、DTE側スイッチ7a
と、ISDN側スイッチ7bとからなる。これらのDT
E側スイッチ7aおよびISDN側スイッチ7bは、連
動してディジタル通信用処理部4側と外部モデム制御部
5側との接続を切り替えるよう構成されている。また、
これらのDTE側スイッチ7aおよびISDN側スイッ
チ7bは、情報解析部8によってその切替制御が行われ
る。情報解析部8は、DTEインタフェース部2または
ISDNインタフェース部3より入力した情報を基にD
TE側スイッチ7aおよびISDN側スイッチ7b切替
制御を行い、内部データパスを設定する制御部である。
【0025】次に、上記構成のターミナルアダプタ装置
の動作について説明する。最初に着信時の動作を説明す
る。先ず、ISDNインタフェース部3は、DSU11
よりISDNから得られる通信サービスの情報、相手端
末の情報等を受信すると、これら情報を情報解析部8に
通知する。情報解析部8は、これら情報を受信すると、
相手端末の情報よりディジタル回線に接続されたデータ
端末からの発呼か、またはアナログ回線に接続されたデ
ータ端末からの発呼かを判断する。そして情報解析部8
は、ディジタル回線に接続されたデータ端末からの発呼
の場合にはそれぞれのDTE側スイッチ7aおよびIS
DN側スイッチ7bをA側(点線側)に切り替え、アナ
ログ回線に接続されたデータ端末からの発呼の場合には
各スイッチ7a、7bをB側(実線側)に切り替える。
【0026】これにより、例えば、相手側端末がパケッ
ト交換網に接続されているデータ端末等であった場合に
は、その通信接続処理がディジタル通信用処理部4で行
われる。また、相手側端末が、モデムとマイクロコンピ
ュータ等からなる端末であった場合、外部モデム制御部
5は、モデム12を制御してアナログ変復調を行い、D
TE9との通信接続処理を行う。
【0027】次に発信時の動作を説明する。先ず、通信
相手に対する情報が予め分からない場合、情報解析部8
は切替スイッチ7を使用頻度の高い側に切り替えて発信
し、回線接続の過程でISDNから得られる通信サービ
スの情報、相手端末の情報等をISDNインタフェース
部3を通して入力する。次に、これら情報を基に、通信
接続要求がディジタル回線用端末かアナログ回線用端末
かを識別し、切替スイッチ7を対応する側に接続し直し
て通信状態に入る。
【0028】一方、通信相手に対する情報が予め分かっ
ている場合には、発信に先立って通信相手に対する情報
をDTEインタフェース部2を通して情報解析部8に送
る。これにより、情報解析部8は切替スイッチ7を選択
制御してから発信する。尚、この場合でも、回線接続の
過程でISDNから得られる情報は、ISDNインタフ
ェース部3を通して情報解析部8で判断され、切替スイ
ッチ7の設定が誤っている場合は正しく設定し直してか
ら通信状態に入る。
【0029】以上のように、上記第1実施例では、アナ
ログ網に収容されているデータ端末と通信する際に必要
となる変復調部として外部のモデム12を利用して信号
変換部6を直列に接続し、ISDNから得られる情報に
より内部データパスがこれらに設定される機能を設け
た。このため、ISDNを経由してアナログ網に接続さ
れたモデムを使用するデータ端末ともデータ通信が可能
となるため、通信相手がISDNの端末かアナログ公衆
網の端末かによらず自動発信/自動着信することができ
る。また、従来使用していたモデムを有効に使用するこ
とができると共に、モデムの接続変更も容易に行うこと
ができる。
【0030】更に、発信時においてもISDNより得ら
れる情報から内部データパスの選択制御が行えるため、
データ端末9側に特別な条件をつけることがなく、従来
のモデムによる通信を行っていたデータ端末および通信
用ソフトウェアをそのまま利用することができる。
【0031】次に第2実施例を説明する。図3は、第2
実施例によるターミナルアダプタ装置の構成図である。
図のターミナルアダプタ装置16は、DTEインタフェ
ース部2、ISDNインタフェース部3、ディジタル通
信用処理部4、切替スイッチ7、情報解析部8、アナロ
グ通信用処理部17からなる。
【0032】ここで、DTEインタフェース部2、IS
DNインタフェース部3、ディジタル通信用処理部4、
切替スイッチ7、情報解析部8は、上記第1実施例と同
様であるためその説明は省略する。また、図中、DTE
9、S/T点10およびDSU11も上記第1実施例と
同様である。
【0033】アナログ通信用処理部17は、ISDNを
介して通信を行う相手がアナログ回線用端末である場合
に、その通信処理を行うものであり、アナログ回線接続
制御部18、内蔵モデム19、コーデック20およびア
ナログ処理切替スイッチ21から構成されている。アナ
ログ回線接続制御部18は、相手側アナログ回線用端末
からの接続要求信号に基づいて、着信対象となるアナロ
グ回線用端末を識別し、対応するアナログ回線用端末へ
の着信手順で通信接続を行う機能を有するもので、次の
ような構成となっている。
【0034】図4に、アナログ回線接続制御部18の構
成を示す。即ち、アナログ回線接続制御部18は、制御
部22、呼出信号発生回路23、キャリア検出回路2
4、ハイブリットトランス25、端末切替スイッチ2
6、呼出信号用スイッチ27からなる。制御部22は、
情報解析部8からの情報に基づき、呼出信号発生回路2
3からの呼出信号の送出指示および呼出信号用スイッチ
27の切替制御を行い、また、キャリア検出回路24か
らのキャリア信号に基づき、端末切替スイッチ26の切
替制御を行う機能を有している。
【0035】呼出信号発生回路23は、制御部22から
の指示に基づき、アナログ回線用端末が着信信号として
認識できる信号波形を疑似的に発生させるものである。
図5は、この呼出信号波形を示す図である。即ち、この
信号は、断続的に特定の周波数の電圧を発生させる既知
の呼出信号である。
【0036】キャリア検出回路24は、着信時に、相手
側端末からの通信信号であるアナログキャリア信号を検
出する回路であり、そのキャリア検出信号は、制御部2
2に送出されるよう構成されている。再び、図4に戻っ
て、ハイブリットトランス25は、コーデック20の送
信・受信信号が分離された「4線式インタフェース」と
アナログ電話回線の送信・受信信号が同一の線に乗る
「2線式インタフェース」とを変換するためのものであ
る。
【0037】端末切替スイッチ26は、アナログ回線用
端末28として接続されたモデム28a、ファクシミリ
28b、電話機28c(図3中に示す)を選択して接続
するためのスイッチであり、制御部22によって切替制
御されるよう構成されている。また、呼出信号用スイッ
チ27は、アナログ回線用端末28を着信状態とさせる
場合に、呼出信号発生回路23からの発生信号をアナロ
グ回線用端末28に送出し、着信状態に移行した後はハ
イブリットトランス25側に切り替えて、実際の通信接
続状態とさせるためのスイッチである。尚、モデム28
aには、データ端末(DTE)28dが接続されてい
る。
【0038】次に、上記第2実施例の動作について説明
する。着信時において、先ず、ISDNインタフェース
部3は、DSU11よりISDNから得られる通信サー
ビスの情報、相手端末の情報等を受信すると、これら情
報を情報解析部8に通知する。情報解析部8は、これら
情報を受信すると、相手端末の情報よりディジタル回線
に接続されたデータ端末からの発呼か、またはアナログ
回線に接続されたデータ端末からの発呼かを判断する。
そして情報解析部8は、ディジタル回線に接続されたデ
ータ端末からの発呼の場合には切替スイッチ7をA側
(点線側)に切り替え、アナログ回線に接続されたデー
タ端末からの発呼の場合には切替スイッチ7をB側(実
線側)に切り替える。尚、これらの動作は第1実施例と
同様である。
【0039】また、アナログ処理切替スイッチ21は、
予め内蔵モデム19を使用してDTE9に接続するか、
あるいはアナログ回線用端末28に接続するかが決定さ
れ、A、Bいずれかの側に接続されている。ここで、内
蔵モデム19による接続の場合(アナログ処理切替スイ
ッチ21がA側に接続されていた場合)は、DTEイン
タフェース部2を介してDTE9に着信させる。
【0040】一方、アナログ処理切替スイッチ21がB
側に接続されていた場合、制御部22は、呼出信号発生
回路23に対して呼出信号の発生を指示する。即ち、制
御部22は、呼出信号用スイッチ27をB側に切り替
え、いずれかのアナログ回線用端末28に呼出信号を送
出する。尚、ここでは、端末切替スイッチ26は予めA
側に接続され、モデム28aに対して呼出信号を送出す
るものとする。
【0041】呼出信号によって、アナログ回線用端末2
8が着信状態になると、制御部22は、呼出信号用スイ
ッチ27をA側に接続して、通常の接続手順に移行させ
る。その後、キャリア検出回路24は、通信路のアナロ
グキャリア信号を監視し、相手側からの通信接続信号を
判定する。
【0042】図6は、それぞれの信号波形を示す図であ
る。呼出信号発生回路23は、通信接続後に入力される
信号を検出し、これを制御部22に送る。制御部22
は、この信号を分析して音声信号、ファクシミリ信号、
モデムへの変調信号であるかを判別する。即ち、これら
信号は、図示のようにその波形がそれぞれ異なっている
ため、容易に識別が可能である。そして、どのアナログ
回線用端末28かが判明したら、端末切替スイッチ26
を操作し、対応するアナログ回線用端末28に接続し直
す。
【0043】尚、音声信号の場合は、その信号波形が不
定であるため、モデムへの変調信号かファクシミリへの
トーン信号でなかった場合は、音声信号であると判断す
ることも可能である。
【0044】また、発信時の動作は、どのアナログ回線
用端末28で発信するかによって端末切替スイッチ26
が切替制御され、更に、アナログ回線用端末28かデー
タ端末9のいずれかで発信するかによってアナログ処理
切替スイッチが切替制御されている以外は、上記第1実
施例と同様である。
【0045】尚、上記第2実施例では、アナログ回線用
端末28として、外部モデム28a、ファクシミリ28
bおよび電話機28cとしたが、これらの構成に限定さ
れるものではなく、外部モデム28aとファクシミリ2
8bのみの構成、あるいは更に着信手順の異なる端末を
接続する場合であっても、同様に適用可能である。ま
た、上記第1および第2実施例では、規格化されたディ
ジタル網として、CCITT(国際電信電話諮問委員
会)による標準規格のISDNとしたが、これ以外であ
っても、特定の規格を有するディジタル網であれば、同
様の効果を奏する。
【発明の効果】以上説明したように、第1発明のターミ
ナルアダプタ装置によれば、ディジタル網との接続過程
で得られる情報に基づき、アナログ用通信処理部とディ
ジタル用通信処理部とを切替制御すると共に、アナログ
用通信処理部として、外部モデムを制御するようにした
ので、通信相手がディジタル回線用端末かアナログ回線
用端末かを意識することなく、自動発信/自動着信を行
うことができる。また、外部モデムとして任意のモデム
が接続可能であるため、通信速度等、用途や目的に合わ
せたモデムの選択を行うことができる。
【0046】第2発明のターミナルアダプタ装置によれ
ば、相手側がアナログ回線用端末かディジタル回線用端
末かで、アナログ用通信処理部とディジタル用通信処理
部とを自動切替すると共に、任意の端末として着信手順
が異なる複数のアナログ回線用端末が接続されている場
合、相手側のアナログ回線用端末からの通信信号に基づ
き、アナログ回線用端末を特定し、その特定したアナロ
グ回線用端末に通信接続するようにしたので、上記第1
発明と同様に、通信相手がディジタル回線用端末かアナ
ログ回線用端末かを意識することなく、自動発信/自動
着信を行うことができ、更に、アナログ回線用端末を自
動的に選択して着信動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるターミナルアダプタ
装置の構成図である。
【図2】従来のターミナルアダプタ装置の構成図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例によるターミナルアダプタ
装置の構成図である。
【図4】本発明の第2実施例におけるアナログ回線接続
制御部の構成図である。
【図5】本発明の第2実施例における呼出信号発生波形
を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例における通信信号の波形図
である。
【符号の説明】
1、16 ターミナルアダプタ装置 4 ディジタル通信用処理部 5 外部モデム制御部 6 信号変換部 7 切替スイッチ 8 情報解析部 9 データ端末(DTE) 12 モデム 17 アナログ通信用処理部 18 アナログ回線接続制御部 28 アナログ回線用端末

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のデータ端末を、規格化されたディ
    ジタル網に接続するターミナルアダプタ装置において、 前記ディジタル網を介して通信を行う相手がディジタル
    回線用端末である場合に、当該ディジタル回線用端末と
    の通信処理を行うディジタル通信用処理部と、 ターミナルアダプタ装置外部に設けられたモデムへの接
    続手段を有し、当該モデムの通信制御を行うことによ
    り、前記ディジタル網を介して通信を行う相手がアナロ
    グ回線用端末である場合に、当該アナログ回線用端末と
    の通信処理を行う外部モデム制御部と、 前記外部モデム制御部と前記ディジタル網間のアナログ
    /ディジタル信号変換を行う信号変換部と、 前記任意のデータ端末と前記ディジタル網との間で、前
    記ディジタル通信用処理部と、前記外部モデム制御部の
    いずれか一方を接続するための切替スイッチと、 前記ディジタル網との接続過程で、当該ディジタル網か
    ら得られる情報に基づき、前記切替スイッチの切替制御
    を行う情報解析部とを備えたことを特徴とするターミナ
    ルアダプタ装置。
  2. 【請求項2】 任意の端末を規格化されたディジタル網
    に接続すると共に、当該任意の端末として、それぞれ着
    信手順の異なる複数のアナログ回線用端末を備えたター
    ミナルアダプタ装置において、 前記ディジタル網を介して通信を行う相手がディジタル
    回線用端末である場合に、当該ディジタル回線用端末と
    の通信処理を行うディジタル通信用処理部と、 前記ディジタル網を介して通信を行う相手がアナログ回
    線用端末である場合に、当該アナログ回線用端末との通
    信処理を行うアナログ通信用処理部と、 前記アナログ通信用処理部に設けられ、相手側アナログ
    回線用端末からの通信信号に基づいて、着信対象となる
    アナログ回線用端末を識別し、対応するアナログ回線用
    端末への接続を行うアナログ回線接続制御部と、 前記任意の端末と前記ディジタル網との間で、前記ディ
    ジタル通信用処理部と、前記アナログ通信用処理部のい
    ずれか一方を接続するための切替スイッチと、 前記ディジタル網との接続過程で、当該ディジタル網か
    ら得られる情報に基づき、前記切替スイッチの切替制御
    を行う情報解析部とを備えたことを特徴とするターミナ
    ルアダプタ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11164334A (ja) * 1997-08-29 1999-06-18 Lucent Technol Inc 電気通信システムにおいて用いる加入者回線カードをマルチモードにて動作するための方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11164334A (ja) * 1997-08-29 1999-06-18 Lucent Technol Inc 電気通信システムにおいて用いる加入者回線カードをマルチモードにて動作するための方法

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