JPH0779173A - 高周波スイッチ - Google Patents

高周波スイッチ

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Publication number
JPH0779173A
JPH0779173A JP5221069A JP22106993A JPH0779173A JP H0779173 A JPH0779173 A JP H0779173A JP 5221069 A JP5221069 A JP 5221069A JP 22106993 A JP22106993 A JP 22106993A JP H0779173 A JPH0779173 A JP H0779173A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strip line
transmission
diode
reception
high frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5221069A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhisa Tsuru
輝久 鶴
Ken Tonegawa
謙 利根川
Mitsuhide Katou
充英 加藤
Kouji Furuya
孝治 降谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5221069A priority Critical patent/JPH0779173A/ja
Publication of JPH0779173A publication Critical patent/JPH0779173A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】送受信時の反射損失の少ない高周波スイッチを
提供する。 【構成】送信回路TX側にアノードが接続され、アンテ
ナANT側にカソードが接続される第一のダイオード4
aと、該第一のダイオード4aのアノードとアース間に
接続される第一のストリップライン5aと、前記アンテ
ナANTと受信回路RX間に接続される第二のストリッ
プライン5bと、該第二のストリップライン5bの受信
回路RX側にアノードが接続され、アース側にカソード
が接続される第二のダイオード4bとを備えた高周波ス
イッチにおいて、前記第二のストリップライン5bと第
二のダイオード4bの接続点と、前記受信回路RX間
に、第三のストリップライン5cを接続したことを特徴
とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル携帯電話等の
高周波回路において、信号の経路の切り換えを行うため
の高周波スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、高周波スイッチは、図4に示す
ように、デジタル携帯電話などにおいて、送信回路TX
とアンテナANTとの接続及び受信回路RXとアンテナ
ANTとの接続を切り換えるために用いられ、アンテナ
ANT、送信回路TX及び受信回路RXに接続されるも
のである。
【0003】従来の、高周波スイッチ1を図5に示す。
図5において、送信回路TXは、コンデンサ2aを介し
てダイオード4aのアノードに接続される。ダイオード
4aのアノードは、チョークコイルとして働くストリッ
プライン5a及びコンデンサ2bの直列回路を介してア
ースに接続され、ストリップライン5aとコンデンサ2
bの接続点は、抵抗3aを介してコントロール端子6a
に接続される。コントロール端子6aには、高周波スイ
ッチ1の切り換えを行うためのコントロール回路が接続
される。ダイオード4aのカソードは、コンデンサ2c
を介してアンテナANTに接続される。
【0004】また、アンテナANTには、コンデンサ2
cを介してストリップライン5bが接続される。ストリ
ップライン5bは、コンデンサ2dを介して受信回路R
Xに接続され、ストリップライン5bとコンデンサ2d
の接続点には、ダイオード4bのアノードが接続され
る。ダイオード4bのカソードは、コンデンサ2eを介
してアースに接続されるとともに、抵抗3bを介してコ
ントロール端子6bに接続され、高周波スイッチ1を構
成している。
【0005】なお、ストリップライン5a,5bの長さ
は、送信時にそのインピーダンスが無限大になるよう
に、送信周波数の1/4 ・λに設定されている。また、抵
抗3a,3bはダイオード4a,4bに一定の電流を流
すためのものである。
【0006】このように構成された高周波スイッチ1を
用いて送信を行う場合、コントロール端子6aに正の電
圧を印加し、コントロール端子6bに負の電圧を印加す
る。この電圧は、ダイオード4a,4bに対し順方向の
バイアス電圧として働くため、ダイオード4a,4bを
ONにする。このとき、コンデンサ2a,2b,2c,
2d,2eによって直流分がカットされ、ダイオード4
a,4bを含む回路にのみコントロール端子6a,6b
に加えられた電圧が印加されるようにしている。したが
って、ストリップライン5bがダイオード4bにより接
地されて送信周波数で共振し、インピーダンスがほぼ無
限大となるため、送信回路TXからの送信信号は、受信
回路RX側にはほとんど伝送されることなく、コンデン
サ2a,ダイオード4a,コンデンサ2cを経てアンテ
ナANTに伝送される。なお、ストリップライン5a
は、コンデンサ2bにより接地されているため、送信周
波数で共振しインピーダンスがほぼ無限大になり、送信
信号がアース側へ漏れることを防止している。
【0007】一方、受信時には、コントロール端子6a
に負の電圧を印加し、コントロール端子6bに正の電圧
を印加する。この電圧は、ダイオード4a,4bに対し
逆方向のバイアス電圧として働くため、ダイオード4
a,4bはOFF状態になり、アンテナANTからの受
信信号は、コンデンサ2c,ストリップライン5b,コ
ンデンサ2dを経て受信回路RXに伝送され、送信回路
TX側にはほとんど伝送されない。
【0008】このように、高周波スイッチ1は、コント
ロール端子6a,6bに印加される電圧をコントロール
することにより、送受の信号を切り換えることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
の高周波スイッチ1においては、ストリップライン5
a,5bの長さを送信周波数の1/4 ・λに設定している
ため、受信周波数が送信周波数より低い場合、受信時に
おいて、ストリップライン5bのインピーダンスが変化
し、受信回路RXの入力インピーダンスと整合しなくな
り、受信信号の反射損失が増大して受信性能が低下す
る。一方、受信時のインピーダンス整合を図るため、ス
トリップライン5bの長さを、受信周波数の1/4 ・λに
設定すると、送信時に送信回路TX側のインピーダンス
と整合せず、送信信号の反射損失が増大する。つまり、
送信側及び受信側のインピーダンスを同時に整合するこ
とが困難となり、送受信時の反射損失が高くなってい
た。
【0010】本発明は、このような問題を解消するため
になされたものであり、受信周波数が送信周波数より低
い場合において、送受信時の反射損失の少ない高周波ス
イッチを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、送信回路側にアノードが接続
され、アンテナ側にカソードが接続される第一のダイオ
ードと、該第一のダイオードのアノードとアース間に接
続される第一のストリップラインと、前記アンテナと受
信回路間に接続される第二のストリップラインと、該第
二のストリップラインの受信回路側にアノードが接続さ
れ、アース側にカソードが接続される第二のダイオード
とを備えた高周波スイッチにおいて、前記第二のストリ
ップラインと第二のダイオードの接続点と、前記受信回
路間に、第三のストリップラインを接続したことを特徴
とするものである。
【0012】また、前記第一のストリップライン及び第
二のストリップラインの長さを、送信周波数の1/4 ・λ
とし、前記第二のストリップラインと第三のストリップ
ラインの長さの和を、受信周波数の1/4 ・λとしたもの
である。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、受信周波数が送信周波数
より低い場合において、送信時は、第二のダイオードが
ONになるため、第二のストリップラインと第三のスト
リップラインの接続点は接地され、第三のストリップラ
インは、伝送ラインから等価的に切り離されることにな
り、送信回路TX側に影響を与えず、送信回路TX側と
インピーダンスが整合される。また、受信時は、第二の
ダイオードがOFFとなるため、第二のストリップライ
ンと第三のストリップラインが直列に接続され、その長
さが、受信周波数の1/4 ・λとなって、受信回路RX側
とインピーダンスが整合される。
【0014】
【実施例】以下、本発明による高周波スイッチの実施例
を図面を用いて説明する。なお、従来例と同一部分は同
一符号を付し、その説明を省略する。
【0015】本発明は、第二のストリップラインと受信
回路の間に、第三のストリップラインを設け、第二のス
トリップラインと第三のストリップラインの長さの和
を、受信周波数の1/4 ・λとしたことを特徴とするもの
である。すなわち、図1に示すように、ストリップライ
ン5bとダイオード4dのアノードの接続点とコンデン
サ2dの間に、ストリップライン5cを挿入し、ストリ
ップライン5a,5bの長さをそれぞれ送信周波数の1/
4 ・λとするとともに、ストリップライン5bとストリ
ップライン5cの長さの和を、受信周波数の1/4 ・λと
して高周波スイッチ11を構成している。
【0016】受信周波数が送信周波数より低い場合にお
いて、このように構成された高周波スイッチ11を用い
て送信する場合、コントロール端子6aに正の電圧を印
加し、コントロール端子6bに負の電圧を印加する。こ
の電圧は、ダイオード4a,4bに対し順方向のバイア
ス電圧として働くため、ダイオード4a,4bをONに
する。その結果、ストリップライン5bは、ダイオード
4bにより接地され、送信周波数で共振しインピーダン
スがほぼ無限大となるため、送信回路TXからの送信信
号は、受信回路RX側にはほとんど伝送されることな
く、コンデンサ2a,ダイオード4a,コンデンサ2c
を経てアンテナANTに伝送される。
【0017】このとき、ストリップライン5cは、スト
リップライン5bとストリップライン5cの接続点が接
地されているため、等価的に伝送ラインと切り離され、
送信回路TX側とのインピーダンス整合を乱すことはな
い。また、ストリップライン5aは、コンデンサ2bに
より接地されているため、送信周波数で共振しインピー
ダンスがほぼ無限大になり、送信信号がアース側へ漏れ
ることを防止している。
【0018】一方、受信時には、コントロール端子6a
に負の電圧を印加し、コントロール端子6bに正の電圧
を印加する。この電圧は、ダイオード4a,4bに対し
逆方向のバイアス電圧として働くため、ダイオード4
a,4bはOFF状態になり、アンテナANTからの受
信信号は、コンデンサ2c,ストリップライン5b,ス
トリップライン5c,コンデンサ2dを経て受信回路R
Xに伝送され、送信回路TX側にはほとんど伝送されな
い。このとき、ストリップライン5bとストリップライ
ン5cの長さの和が受信周波数の1/4 ・λに設定されて
いるため、受信回路RXとのインピーダンス整合が図
れ、受信信号の反射損失は低下する。
【0019】具体例として、送信周波数が1.15GH
z、受信周波数が0.8GHzにおいて、ストリップラ
イン5a,5bの長さをそれぞれ送信周波数の1/4 ・λ
とするとともに、ストリップライン5bとストリップラ
イン5cの長さの和を、受信周波数の1/4 ・λとした場
合の、送信時及び受信時の周波数特性を図2及び図3に
示す。図2及び図3より、1.15GHz又は0.8G
Hzで反射損失が最も低下しており、本発明の効果を確
認することができる。
【0020】このように構成された高周波スイッチ11
によれば、反射損失が最も少ない状態で、送受の信号を
切り換えることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる高
周波スイッチによれば、受信周波数が送信周波数より低
い場合において、送信側及び受信側のインピーダンスを
同時に整合することができるため、反射損失が最も少な
い状態で、送受の信号を切り換えることができる高周波
スイッチを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による高周波スイッチの回路図
である。
【図2】図1の実施例において第一及び第二のダイオー
ドをONにした場合の送信回路−アンテナ間の周波数特
性を示すグラフである。
【図3】図1の実施例において第一及び第二のダイオー
ドをOFFにした場合のアンテナ−受信回路間の周波数
特性を示すグラフである。
【図4】高周波スイッチの働きを示す概念図である。
【図5】従来の高周波スイッチの回路図である。
【符号の説明】
11 高周波スイッチ 2a〜2e コンデンサ 3a,3b 抵抗 4a,4b ダイオード 5a,5b,5c ストリップライン TX 送信回路 RX 受信回路 ANT アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 降谷 孝治 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信回路側にアノードが接続され、アンテ
    ナ側にカソードが接続される第一のダイオードと、該第
    一のダイオードのアノードとアース間に接続される第一
    のストリップラインと、前記アンテナと受信回路間に接
    続される第二のストリップラインと、該第二のストリッ
    プラインの受信回路側にアノードが接続され、アース側
    にカソードが接続される第二のダイオードとを備えた高
    周波スイッチにおいて、前記第二のストリップラインと
    第二のダイオードの接続点と、前記受信回路間に、第三
    のストリップラインを接続したことを特徴とする高周波
    スイッチ。
  2. 【請求項2】前記第一のストリップライン及び第二のス
    トリップラインの長さを、送信周波数の1/4 ・λとし、
    前記第二のストリップラインと第三のストリップライン
    の長さの和を、受信周波数の1/4 ・λとした請求項1記
    載の高周波スイッチ。
JP5221069A 1993-09-06 1993-09-06 高周波スイッチ Pending JPH0779173A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7027778B2 (en) * 2003-03-21 2006-04-11 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Radio frequency switching apparatus and mobile telecommunication terminal using the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7027778B2 (en) * 2003-03-21 2006-04-11 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Radio frequency switching apparatus and mobile telecommunication terminal using the same

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