JP2876924B2 - 高周波スイッチ - Google Patents

高周波スイッチ

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JP2876924B2
JP2876924B2 JP4357127A JP35712792A JP2876924B2 JP 2876924 B2 JP2876924 B2 JP 2876924B2 JP 4357127 A JP4357127 A JP 4357127A JP 35712792 A JP35712792 A JP 35712792A JP 2876924 B2 JP2876924 B2 JP 2876924B2
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diode
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堂 義 一 児
代 治 文 萬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高周波スイッチに関
し、特にたとえば、デジタル携帯電話などの高周波回路
において信号の経路の切り換えを行うための高周波スイ
ッチに関する。
【0002】
【従来の技術】高周波スイッチは、図2に示すように、
デジタル携帯電話などにおいて、送信回路TXとアンテ
ナANTとの接続および受信回路RXとアンテナANT
との接続を切り換えるために用いられる。高周波スイッ
チ1は、図3に示すように、アンテナANT,送信回路
TXおよび受信回路RXに接続される。送信回路TXに
は、コンデンサ2aを介して第1のダイオード3のアノ
ードが接続される。第1のダイオード3のアノードは、
第1のストリップライン4およびコンデンサ2bの直列
回路を介して接地される。さらに、第1のストリップラ
イン4とコンデンサ2bとの中間点には、抵抗5を介し
て、コントロール端子6が接続される。コントロール端
子6には、高周波スイッチ1の切り換えを行うためのコ
ントロール回路が接続される。また、第1のダイオード
3のカソードは、コンデンサ2cを介して、アンテナA
NTに接続される。
【0003】アンテナANTに接続されたコンデンサ2
cには、さらに第2のストリップライン7とコンデンサ
2dとの直列回路を介して、受信回路RXが接続され
る。また、第2のストリップライン7とコンデンサ2d
との中間点には、第2のダイオード8のアノードが接続
される。そして、第2のダイオード8のカソードは接地
される。第1のダイオード3および第2のダイオード8
としては、通常、PINダイオードが使用される。
【0004】この高周波スイッチ1を用いて送信する場
合、コントロール端子6に正の電圧が与えられる。この
電圧によって、第1のダイオード3および第2のダイオ
ード8がONとなる。このとき、コンデンサ2a,2
b,2c,2dによって直流分がカットされ、ダイオー
ド3,8を含む回路にのみコントロール端子6に加えら
れた電圧が印加されるようにしている。ダイオード3,
8がONとなることにより、送信回路TXからの信号が
アンテナANTに送られ、信号がアンテナANTから送
信される。なお、送信回路TXの送信信号は、第2のス
トリップライン7が第2のダイオード8により接地され
ることによって共振してそのインピーダンスが無限大と
なるため、受信回路RXには伝達されない。また、受信
時には、コントロール端子6に電圧を印加しないことに
よって、第1のダイオード3および第2のダイオード8
はOFFとなる。そのため、受信信号は受信回路RXに
伝達され、送信回路TX側には伝達されない。このよう
に、コントロール端子6に印加される電圧をコントロー
ルすることによって、送受信を切り換えることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような高周波スイ
ッチに使用されるPINダイオードには、図4に示すよ
うに、電流を多く流すと抵抗値が低下する特性があり、
この特性がスイッチに利用される。しかしながら、PI
Nダイオードでは、10mAの電流を流しても4Ωもの
抵抗値があり、ダイオードがON状態での挿入損失が大
きい。消費電力の低減のために、1mA以下でスイッチ
ングさせる要求が強いが、その場合の抵抗値は20Ω以
上もあり、使用可能なレベルの高周波スイッチを得るこ
とができない。また、小さい消費電流で抵抗値も小さい
PINダイオードもあるが、このようなダイオードはき
わめて高価であり、コスト面での問題がある。
【0006】そこで、第1のダイオードおよび第2のダ
イオードとして、主としてスイッチング用として用いら
れている、いわゆる一般用ダイオードを使用することが
考えられる。このダイオードは、図5に示すように、
0.7V程度の電圧を加えると、急激に抵抗値が小さく
なり、電流が流れる。そして、図6に示すように、1m
A程度の電流でも抵抗値は1Ω以下であり、PINダイ
オードを使用した場合に比べて、挿入損失の小さい高周
波スイッチを得ることができる。
【0007】ところが、携帯電話などにおいては、送信
信号の電力が比較的大きい。前記一般用ダイオードはス
イッチングスピードが速いため、コントロール端子の電
圧が0VでダイオードをOFF状態で使用しているとき
には、、電力の大きい信号そのものでスイッチングが行
われる。このような誤動作を防ぐために、一般的にスイ
ッチングスピードの遅いPINダイオードが用いられて
いる。
【0008】それゆえに、この発明の主たる目的は、安
価で、挿入損失の小さい高周波スイッチを提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、送信回路,
受信回路およびアンテナに接続され、送信回路とアンテ
ナとの接続および受信回路とアンテナとの接続を切り換
えるための高周波スイッチであって、送信回路側にアノ
ードが接続されアンテナ側にカソードが接続される第1
のダイオードと、アンテナと受信回路との間に接続され
るストリップラインと、受信回路側にアノードが接続さ
れアース側にカソードが接続される第2のダイオード
と、第1のダイオードおよび第2のダイオードに逆方向
のバイアス電圧を印加するために、第2のダイオードの
カソード側に接続されるコントロール端子と、このコン
トロール端子に印加されたバイアス電圧を分圧するため
に第1のダイオードおよび第2のダイオードに並列に接
続される抵抗とを含む、高周波スイッチである。
【0010】
【作用】受信時に、コントロール端子に電圧が印加され
る。コントロール端子に印加された電圧が抵抗で分圧さ
れ、第1のダイオードおよび第2のダイオードに逆方向
のバイアス電圧が印加される。この逆バイアス電圧によ
って、ダイオードに順方向の信号が入ってきても、ダイ
オードはOFF状態を保つ。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、受信時に、第1のダ
イオードおよび第2のダイオードに逆バイアス電圧が印
加され、強制的にOFF状態が保たれる。そのため、第
1および第2のダイオードとして、主としてスイッチン
グ用として用いられるいわゆる一般用ダイオードなどを
使用しても、送信信号による誤動作の発生を防止するこ
とができる。さらに、このようなON時の抵抗値の小さ
いダイオードを使用することにより、送信時における挿
入損失を小さくすることができる。また、このような安
価なダイオードを使用することにより、高周波スイッチ
のコストの上昇を防止することができる。
【0012】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す回路図であ
る。この高周波スイッチ10は、デジタル携帯電話など
の送受信の切り換えのために使用される。したがって、
高周波スイッチ10は、アンテナANT,送信回路TX
および受信回路RXに接続される。送信回路TXは、コ
ンデンサ12を介して、第1のダイオード14のアノー
ドに接続される。また、第1のダイオード14のアノー
ドは、チョークコイルとして働く第1のストリップライ
ン16およびコンデンサ18を介して接地される。さら
に、第1のストリップライン16とコンデンサ18との
中間点は、抵抗20を介して第1のコントロール端子2
2に接続される。第1のダイオード14のカソードは、
コンデンサ24を介してアンテナANTに接続される。
さらに、第1のダイオード14に並列に、抵抗26が接
続される。なお、図1の回路例の第1のストリップライ
ン16とコンデンサ18に代えて、抵抗を接続するよう
にしても同様の結果が得られる。
【0014】また、アンテナANTには、第2のストリ
ップライン28が接続される。第2のストリップライン
28は、コンデンサ30を介して、受信回路RXに接続
される。また、第2のストリップライン28とコンデン
サ30との中間点は、第2のダイオード32とコンデン
サ34との直列回路を介して接地される。さらに、第2
のダイオード32に並列に、抵抗36が接続される。こ
の抵抗36には、別の抵抗38を介して、第2のコント
ロール端子40が接続される。
【0015】この高周波スイッチ10を用いて送信を行
う場合、第1のコントロール端子22に正の電圧が印加
される。第1のコントロール端子22に加えられた電圧
は、第1のダイオード14および第2のダイオード32
に順方向のバイアス電圧として印加され、これらのダイ
オード14,32がON状態となる。したがって、送信
回路TXからの送信信号は、アンテナANTから送信さ
れるとともに、第2のストリップライン28が第2のダ
イオード32により接地されて共振してそのインピーダ
ンスが無限大となるため、受信回路RX側には伝達され
ない。
【0016】また、この高周波スイッチ10を用いて受
信を行う場合、第1のコントロール端子22からの電圧
印加が停止するとともに、第2のコントロール端子40
に正の電圧が印加される。第2のコントロール端子40
に加えられ電圧は、抵抗26,36などで分圧され、第
1のダイオード14および第2のダイオード32に逆方
向のバイアス電圧として印加される。そのため、第1の
ダイオード14および第2のダイオード32は確実にO
FF状態を維持する。したがって、受信した信号は、受
信回路RXに送られ、送信回路TXには伝達されない。
第1のコントロール端子22および第2のコントロール
端子40に電圧を加えると、電流はコンデンサ12,1
8,24,30,34でカットされて、第1のダイオー
ド14および第2のダイオード32を含む回路にのみ流
れることになって、他の部分に影響を及ぼさない。
【0017】この高周波スイッチ10では、第1のダイ
オード14および第2のダイオード32の動作が、第1
のコントロール端子22および第2のコントロール端子
40に加えられる電圧によって制御される。特に、ダイ
オード14,32をOFFにする場合、第2のコントロ
ール端子40に加えられた電圧による逆バイアス電圧に
よって、強制的にOFF状態が保たれる。したがって、
第1のダイオード14および第2のダイオード32とし
て、一般的にVHF帯チューナバンドスイッチなどに用
いられている主としてスイッチング用として用いられて
いる、いわゆる一般用ダイオードなどを使用することが
できる。
【0018】このようなダイオードは、ON時の抵抗値
が小さいため、PINダイオードを使用した場合に比べ
て、送信時における挿入損失を小さくすることができ
る。しかも、第1のダイオード14および第2のダイオ
ード32をOFFにする場合、逆バイアス電圧によって
強制的に確実にOFF状態にされるため、電力の大きい
信号が順方向に入ってきても、その信号によってスイッ
チングなどの誤動作が発生しない。また、このような安
価なダイオードを使用することにより、高周波スイッチ
10のコスト上昇を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】高周波スイッチの働きを示す概念図である。
【図3】この発明の背景となる従来の高周波スイッチの
一例を示す回路図である。
【図4】図3に示す回路に使用されるPINダイオード
の順方向電流と高周波動作抵抗との関係を示すグラフで
ある。
【図5】一般用ダイオードの順方向電流と直列抵抗との
関係を示すグラフである。
【図6】一般用ダイオードの順方向電圧と順方向電流と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 高周波スイッチ 14 第1のダイオード 16 第1のストリップライン 22 第1のコントロール端子 26 抵抗 28 第2のストリップライン 32 第2のダイオード 36 抵抗 40 第2のコントロール端子 TX 送信回路 RX 受信回路 ANT アンテナ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信回路,受信回路およびアンテナに接
    続され、前記送信回路と前記アンテナとの接続および前
    記受信回路と前記アンテナとの接続を切り換えるための
    高周波スイッチであって、 前記送信回路側にアノードが接続され前記アンテナ側に
    カソードが接続される第1のダイオード、 前記アンテナと前記受信回路との間に接続されるストリ
    ップライン、 前記受信回路側にアノードが接続されアース側にカソー
    ドが接続される第2のダイオード、 前記第1のダイオードおよび前記第2のダイオードに逆
    方向のバイアス電圧を印加するために、前記第2のダイ
    オードのカソード側に接続されるコントロール端子、お
    よび 前記コントロール端子に印加されたバイアス電圧を分圧
    するために前記第1のダイオードおよび前記第2のダイ
    オードに並列に接続される抵抗を含む、高周波スイッ
    チ。
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