JPH077907A - 動力発生装置 - Google Patents

動力発生装置

Info

Publication number
JPH077907A
JPH077907A JP14653793A JP14653793A JPH077907A JP H077907 A JPH077907 A JP H077907A JP 14653793 A JP14653793 A JP 14653793A JP 14653793 A JP14653793 A JP 14653793A JP H077907 A JPH077907 A JP H077907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
output shaft
permanent magnet
electromagnets
electromagnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14653793A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Kawai
輝男 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON RIKEN KK
Original Assignee
NIPPON RIKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON RIKEN KK filed Critical NIPPON RIKEN KK
Priority to JP14653793A priority Critical patent/JPH077907A/ja
Publication of JPH077907A publication Critical patent/JPH077907A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転子、可動子の運動方向と反対方向に働く
力が生じないようして電磁石に印加する電気エネルギの
利用効率を高める一方、永久磁石のもつ磁気エネルギの
有効利用を図ることができる動力発生装置を提供するこ
と。 【構成】 回転出力軸の回りに配置され、該回転出力軸
と共に回転する永久磁石と、該永久磁石の磁界中に同軸
に配置されて回転出力軸と共に回転する磁性体と、該磁
性体の周囲にその周方向に沿って所定の間隔をおいて固
定装備され、且つ磁気回路が互いに独立した、複数の電
磁石とを具備し、励磁切換手段により前記磁性体を通る
磁束を一定方向に収束して前記回転出力軸に回転トルク
を付与するように、前記複数の電磁石のうち回転出力軸
の回転方向の前方に位置する電磁石を前記永久磁石の磁
極と逆極性に順次励磁する。これにより、回転子、可動
子の運動方向と反対方向に働く力が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定子として電磁石を
使用し、回転子或いは可動子として永久磁石と軟鋼等の
磁性体とを組み合わせて使用した動力変換装置に係り、
詳しくは永久磁石が本来的に保有しているエネルギとし
ての磁力を最大限活用してこの磁気エネルギを作業エネ
ルギに転換させる動力発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、固定子として電磁石を使用
し、回転子として軟鋼等の磁性体と永久磁石との組合体
を使用した動力発生装置として、例えばHB(ハイブリ
ッド)型ステッピング・モータが知られている。
【0003】例えば、図18乃至図23は従来のHB型
ステッピング・モータの概略を示している。このHB型
モータは、図18及び図19に示すように、回転子52
の部分に特徴があり、回転子52の一方の構成要素であ
る成層鋼板53に形成した歯によりステップ角を小さく
できるというVR(バリアブル・リラクタンス)型ステ
ッピング・モータのもつ長所と、回転子52の他方の構
成要素である永久磁石54のために効率が高く小型化に
有利であるというPM(パーマネント・マグネット)型
ステッピング・モータのもつ長所とを合わせもつもので
ある。なお、固定子50の鉄心の部分はVR型モータの
ものと同じであるが、コイルの巻き方と結線の仕方が異
なっている。
【0004】図20は永久磁石54の作り出す磁束の通
り路(磁路)を示しており、ロータ軸55の軸方向端部
にN極かS極の一方が均一に現れるユニポーラ形の分布
をとっている。これに対し、図21は固定子50の電磁
石51が作り出す磁路を示しており、ロータ軸55に垂
直な平面にNSNS……という具合に偶数個の磁極が現
れるヘテロポーラ形の分布をとっている。このユニポー
ラ形の永久磁石磁束(永久磁石の磁界)とヘテロポーラ
形の巻線磁束(電磁石の磁界)とが作用し合ってトルク
を発生するようになっている。ここで、“永久磁石磁束
と巻線磁束とが作用し合って”とは、永久磁石54と電
磁石51との間のギャップにおいて磁力線の傾斜を生み
出すことを意味する。
【0005】このHB型モータのトルク発生のメカニズ
ムをリニア・モータ形式に展開したモデルを示す図22
及び図23を参照して説明する。図22は永久磁石54
のS側の断面を示し、図23はN側の断面を示してい
る。これら図のなかで実線は電磁石51による磁束を示
し、破線は永久磁石54による磁束を示している。
【0006】電磁石51による磁界についてみると(図
22の実線を参照)、永久磁石54のS側の断面におい
て、中央のギャップでは磁力線が右下がりであるのに対
し、同図の右端側のギャップでは磁力線が右上がりで、
両者は打ち消す合う関係にある。また、永久磁石54の
N側の断面においても同様である。
【0007】ところが、電磁石51による磁界と永久磁
石54による磁界とが作用し合うとトルクが発生する。
すなわち、永久磁石54のS側断面における中央のギャ
ップ(電磁石51のN側)では、電磁石51による磁界
と永久磁石54による磁界とが同じ方向で強め合って図
22の左方向の推力が回転子52に現れるが、右側のギ
ャップ(電磁石51のS側)では、両磁界が反対方向で
弱め合って同図の右方向の推力が現れる。しかし、この
力は小さく、全体としては図22の左向きの推力が現れ
る。
【0008】また、永久磁石54のN側断面における中
央のギャップ(電磁石51のN側)では、電磁石51に
よる磁界と永久磁石54による磁界とが反対方向で弱め
合って図23の右方向の推力が回転子52に現れるが、
この力は小さい。しかし、図23の右側のギャップ(電
磁石51のS側)では、両磁界が同じ方向で強め合って
図23の左方向の推力は大きく、全体としては図23の
左向きの推力が現れる。
【0009】したがって、これらの推力により回転子5
2は図22、図23の左方向の1/4歯ピッチ進行する
ことになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のHB型モータでは、前述したようにトルク方向と反
対の方向の力(回転子52の回転を妨げる力)が存在す
る問題がある。これを電磁石51の巻線に印加する電気
エネルギの観点からみると、図22の右端の電磁石の巻
線や、図23の中央の電磁石の巻線に印加される電流
は、回転子52の運動を妨げようとする永久磁石54の
磁界を打ち消すのに消費され、回転子52の運動には何
ら寄与せず、エネルギ効率が低い。また、永久磁石54
の磁気エネルギの観点からみると、電磁石51の作る磁
界とともに回転子52の運動に利用されるが、その一部
は回転子52の運動を妨げてしまい、永久磁石54の磁
気エネルギの有効利用が図られていない。
【0011】上記HB型モータの問題は固定子として電
磁石を使用し、回転子として磁性体と永久磁石とを使用
した動力発生装置全般にいえることである。
【0012】したがって、本発明は、回転子、可動子の
運動方向と反対方向に働く力が生じないようして電磁石
に印加する電気エネルギの利用効率を高める一方、永久
磁石のもつ磁気エネルギの有効利用を図ることができる
動力発生装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決しようとするための手段】上記目的を達成
するための第1の発明では、磁気エネルギを動力に変換
する動力発生装置にして、支持部材に回転自在に装備さ
れた回転出力軸の軸方向両端に配置されて、該回転出力
軸と共に回転する永久磁石と、前記回転出力軸の軸方向
両端に前記永久磁石と同軸に配置されて、該回転出力軸
と共に回転する、該永久磁石の磁束が通る磁性体と、前
記支持部材に、前記回転出力軸と平行となるように前記
磁性体の周囲にその周方向に沿って所定の間隔をおきか
つ磁気回路が互いに独立するように固定装備された複数
の電磁石と、前記磁性体を通る磁束を一定方向に収束し
て前記回転出力軸に回転トルクを付与するように、前記
複数の電磁石のうち回転出力軸の回転方向の前方に位置
する電磁石を前記永久磁石の磁極の極性と逆極性に順次
励磁する励磁切換手段とを具備し、かつ前記電磁石の鉄
心の軸方向両端部に前記磁性体の外周面側に延びる脚部
をそれぞれ連設し、該脚部の部分にコイルをそれぞれ巻
回して、前記電磁石を構成てなることを特徴としてい
る。
【0014】また、第2の発明では、支持部材に回転自
在に装備された回転出力軸に配置されて、該回転出力軸
と共に回転する、円環状で外周側を一方の極性に、内周
側を他方の極性に着磁して形成された永久磁石と、中央
の空間部に前記永久磁石を嵌挿して該永久磁石と同軸に
前記回転出力軸に配置されて、該回転出力軸と共に回転
する、永久磁石の磁束が通る磁性体と、前記磁性体の周
囲にその周方向に沿って所定の間隔をおきかつ磁気回路
が互いに独立するように前記支持部材に装備された複数
の電磁石と、前記磁性体を通る磁束を一定方向に収束し
て前記回転出力軸に回転トルクを付与するように、前記
複数の電磁石のうち回転出力軸の回転方向の前方に位置
する電磁石を前記永久磁石の磁極の極性と逆極性に順次
励磁する励磁切換手段とを具備してなることを特徴とし
ている。
【0015】また、第3の発明では、支持部材に回転自
在に装備された回転出力軸に配置されて、該回転出力軸
と共に回転する、円環状で外周側を一方の極性に、内周
側を他方の極性に着磁して形成された永久磁石と、中央
の空間部に前記永久磁石を嵌挿して該永久磁石と同軸に
前記回転出力軸に配置されて、該回転出力軸と共に回転
する、永久磁石の磁束が通る磁性体と、前記磁性体の周
囲にその周方向に沿って所定の間隔をおきかつ磁気回路
が互いに独立するように前記支持部材に装備された複数
の電磁石と、前記磁性体を通る磁束を一定方向に収束し
て前記回転出力軸に回転トルクを付与するように、前記
電磁石を前記永久磁石の磁極の極性と逆極性に順次励磁
する励磁切換手段とを具備し、前記磁性体の外周部に、
前記電磁石との間の隙間が回転子の回転方向に向かって
漸次広くなるように切欠部を複数設け、前記励磁切換手
段を、前記各切欠部と対向する前記電磁石のうち、狭い
側の隙間と対向する電磁石と広い側の隙間と対向する電
磁石との間に位置する中間幅の隙間と対向する電磁石
を、前記永久磁石の磁極の極性と逆極性に順次励磁する
ように構成してなることを特徴としている。
【0016】
【作用】上記発明によれば、回転出力軸の回転方向に前
方に位置する電磁石を励磁すると、励磁された電磁石に
よって生じる磁界と永久磁石によって生じる磁界とが作
用し合い、磁性体を通る磁束が電磁石側に収束され、こ
れにより回転出力軸を該電磁石側の方向に所定角度回転
させる。回転出力軸が所定角度回転したら前記電磁石の
励磁を中断する一方、新たに回転出力軸の回転方向の前
方に位置する電磁石を励磁する。このようにして電磁石
を順次励磁することにより、回転出力軸を所定方向に回
転することができるが、このとき、電磁石を、永久磁石
の磁極の極性と逆極性となるように励磁しており、そし
て励磁中の電磁石の磁気回路が、隣接する他の電磁石の
磁気回路と独立し、励磁中の電磁石から発生した磁束
が、隣接する他の電磁石の磁気回路を通って永久磁石の
磁極の極性と同極にするようなことがないため、回転出
力軸の回転を妨げる方向の力は生じない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例を、添付図面
を参照して詳細に説明する。
【0018】第1実施例によれば、第1図及び第2図に
示すように、支持部材10の前後側板10a間には、回
転出力軸11が軸受11aを介して回転自在に装備され
ている。この回転出力軸11の軸方向両端側であって、
前後側板10aの内側位置には、該回転出力軸11と共
に回転する、軸方向着磁されたリング状の永久磁石13
がそれぞれ遊嵌状態で配置されている。また、回転出力
軸11の側板10aと永久磁石13との間の位置には、
外周部に切欠部14aと磁歯部14bとを交互に有し
た、永久磁石13の磁束が通る磁性体14がそれぞれ固
定状態で配置されている。図1では、例えば、切欠部1
4aを3個、磁歯部14bを3個形成した場合を示して
いる。永久磁石13と磁性体14は回転出力軸11に対
して同軸であり、両者はボルト等の締結手段15により
一体化し、回転出力軸11とともに回転する回転子12
をなしている。
【0019】ここで、支持部材10及び回転出力軸11
は、共に非磁性体である。支持部材10は例えばステン
レス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、合成樹脂等
で形成され、また回転出力軸11は例えばステンレス鋼
等で形成されている。したがって、回転出力軸11の軸
方向一端側の永久磁石13と磁性体14とからなる磁気
回路と、軸方向他端側の永久磁石13と磁性体14とか
らなる磁気回路とは、互いに独立している。また、磁性
体14は、例えば各種鉄材、ケイ素鋼板、パーマロイ等
の透磁率の高い磁性体材料により形成されている。
【0020】前後側板10a間には、固定子となる複数
個の電磁石16a乃至16lが、磁性体14を囲むよう
に該磁性体14の周方向に沿って略等間隔に固定状態で
装備されている。図1では、例えば12個配置した場合
を示している。これら電磁石16a乃至16lは、その
磁気回路が互いに独立していて、励磁された電磁石の磁
束が隣接する電磁石の鉄心を通らないようにしてある。
【0021】各電磁石16a乃至16lの鉄心161
は、図2に示すように、回転出力軸11、永久磁石1
3、磁性体14の軸線方向に延び且つ回転出力軸11等
に対して平行に装備されている。そして、各鉄心161
の軸方向両端部分(磁極の部分)には、磁性体14の外
周面側に延びかつ該外周面と僅かな隙間をおいて対向す
る脚部162がそれぞれ連設され、該脚部162にコイ
ル163がそれぞれ巻回されている。図2では、鉄心1
61の軸方向一端部の脚部162(図2の左側)が対向
する磁性体14の磁極(N極)と反対極のS極になるよ
うに、また他端部の脚部162(図2の右側)が対向す
る磁性体14の磁極(S極)と反対極のN極になるよう
にそれぞれのコイル163に通電するようにしてある。
【0022】電磁石16a乃至16lのうち、その一部
は、磁性体14の切欠部14aと磁歯部14bとの境界
部分14c1乃至14c6に対応する箇所に位置している。
図1では、例えば、境界部分14c1に電磁石16aが、
境界部分14c2に電磁石16bが、境界部分14c3に電
磁石16eが、境界部分14c4に電磁石16fが、境界
部分14c5に電磁石16iが,境界部分14c6に電磁石
16jがそれぞれ位置している場合を示している。
【0023】電磁石を励磁していないときの永久磁石1
3の作り出す磁束の通路と、電磁石を励磁したときの、
永久磁石13の作り出す磁束の通路と電磁石の巻線が作
り出す磁束の通路は、ともにその軸方向端部にN極かS
極のいずれか一方の極が均一に現れるユニポーラ形の分
布をとっている。電磁石の励磁時に永久磁石13の磁界
と電磁石の磁界とが作用し合って回転トルクを発生す
る。
【0024】電磁石16a乃至16lを順次励磁する励
磁切換手段17は、基本的には電磁石16a乃至16l
の各巻線にそれぞれ直流を供給する通常の励磁回路から
構成されているが、本実施例では電磁石16a乃至16
lへの給電を切り換える切換部分は複数の光センサ18
と該光センサ18をオン・オフする遮光板19とから構
成されている。
【0025】光センサ18は、発光素子と受光素子とを
遮光板19が通過し得る間隔をおいて対向配置してなる
もので、電磁石16a乃至16lに対応する位置関係で
前後側板10aの一方の外面に円周方向に沿って等間隔
に配置されている(図2及び図3では、例えば、後板外
面に配置した場合を示している。)。また、遮光板19
は、光センサ18が配置された後板10aから突出する
回転出力軸11の端部に固定されている。
【0026】本実施例では、遮光板19によって光セン
サ18が遮光されている間、該光センサ18に対応する
電磁石に通電するようにしてある。
【0027】次に上記第1実施例の作用を図4乃至図1
1を参照して説明する。
【0028】励磁切換手段17により電磁石16a乃至
16lに何ら通電しない場合には、図4に示すように、
磁歯部14bと僅かなギャップをおいて対向する電磁石
16c、d、g、h、k、lの各脚部は、永久磁石13
の磁界中にある単なる磁性体となり(図4の薄墨部分参
照)、磁歯部14b部分を吸引し、回転子12は停止状
態にある。
【0029】次いで、励磁切換手段により図5に示すよ
うに切欠部14aと磁歯部14bとの境界部分14c1
14c3及び14c5に位置する電磁石16a、e,iを同
時に励磁すると、永久磁石13の磁界と電磁石16a、
e,iの磁界とが作用し合い、磁性体14を通る磁束1
4dが該電磁石16a、e,i側に瞬時に収束される。
これにより、回転子12は、電磁石16a、e,i側に
吸引され、磁束14dの幅を広げようとする方向、すな
わち図5の時計方向への回転トルクを受ける。
【0030】図6乃至図10は、回転子12の回転に伴
う磁束14dの幅の変化を示しており、磁束14dの幅
が最大となる時点、すなわち磁歯部14bがのみが電磁
石16a、e、iと対向する一方、切欠部14aが電磁
石16a、e、iから完全に外れたときに、磁束14d
の幅が最大となって、永久磁石13と電磁石16a、
e、iとの間に働く吸引力が最大となるが、回転子12
に作用する回転トルクはゼロになる。
【0031】回転子12に作用する回転トルクが完全に
ゼロになる前、すなわち境界部分14c1、14c3及び1
4c5が回転方向前方の別の電磁石16b、f、jに差し
かかった時点で、励磁切換手段17により電磁石16
a、e,iの励磁を停止する一方、電磁石16b、f、
jの励磁を開始すると、図11に示すように、磁束14
dが電磁石16b、f、j側に収束され、前回と同様に
して回転子12に回転トルクが作用する。
【0032】この後、電磁石16c,g,kを励磁し、
回転子12の回転に伴って境界部分14c1、14c3及び
14c5が回転方向前方の別の電磁石16d、h、lに差
しかかった時点で、電磁石16c,g,kの励磁を停止
する一方、電磁石16d、h、lの励磁を開始する。
【0033】このようにして電磁石16a乃至16lを
順次励磁することにより、永久磁石13の磁界と電磁石
16a乃至16lの磁界が作用し合い、回転子12に回
転トルクを付与する。
【0034】このとき、永久磁石13の一方の磁極(例
えばN極)側と電磁石16a乃至16lの軸方向一端の
磁極(例えばS極)との間で回転トルクが生じると共
に、永久磁石13の他方の磁極(例えばS極)側と電磁
石16a乃至16lの軸方向他端の磁極(例えばN極)
との間でも回転トルクが生じる。
【0035】ここで、永久磁石13の一方の磁極側、例
えばN極側では、電磁石16a乃至16lのうち所定の
電磁石がS極のみに励磁されており、励磁中の電磁石か
ら隣接する他の電磁石に磁束が通ることにより磁気回路
を構成して永久磁石13と同極のN極にすることがな
い。また、永久磁石13の他方の磁極側、例えばS極側
では、所定の電磁石がN極のみに励磁されており、励磁
中の電磁石から隣接する他の電磁石に磁束が通ることに
より磁気回路を構成して永久磁石13と同極のS極にす
るようなことがない。また、永久磁石13の磁束は磁性
体14を通って励磁中の電磁石側に収束され(図4B乃
至図4H中の磁束14d参照)、磁性体14のうち非励
磁の電磁石と対向する箇所等が磁束の通らないデッドゾ
ーンになっている。したがって、回転子12の回転を妨
げるような力は生じない。
【0036】これを電磁石16a乃至16lに印加する
電気エネルギの観点からみると、印加された電気エネル
ギの殆ど全てが回転子12の回転に寄与するのに消費さ
れ、また永久磁石13の磁気エネルギの有効利用の観点
から見ると、磁気エネルギの殆ど全てが回転子12の回
転に寄与するのに利用されるということができる。
【0037】また、電磁石の鉄心161の軸方向両端に
磁性体14の外周部側に延びる脚部162を連設し、該
脚部162にコイル163を巻回するようにしてあるの
で、コイル163への通電によって作り出された磁束が
電磁石と磁性体14との間の隙間から漏れるのを可及的
に少なくすることができ、この点からも電磁石に印加す
る電気エネルギの有効利用が図られている。
【0038】さらに、磁性体14の外周部に切欠部14
aと磁歯部14bとを交互に設けると共に、これらの間
の境界部分に対応する箇所にそれぞれ電磁石を配置して
あるので、該電磁石を励磁したとき境界部分と電磁石と
の間のギャップに生じる磁力線を大きく傾かせることが
でき、電磁石の励磁初期時に大きな回転トルクを得るこ
とがきる。
【0039】次に、図12及び図13に示す変形例を説
明する。
【0040】図12に示す変形例では、磁性体14を回
転出力軸11の軸方向中間部にも設けた点と、永久磁石
130を図示するような配置で2個回転出力軸11に遊
嵌した点と、鉄心161の軸方向中間部に磁性体14の
外周面側に延びる脚部164を連設した点が、図1乃至
図3に示すモータと相違している。他の構成部分につい
ては基本的に図1乃至図3に示すモータと同じである。
回転出力軸11は、磁性材、非磁性材により形成するこ
とができる。
【0041】図面では、鉄心161の軸方向両端部の脚
部162が、対向する磁性体14の磁極(N極)と反対
極のS極になるように、それぞれのコイル163に通電
するようにしてある。これにより、鉄心161の軸方向
中間部の脚部164の磁極は対向する磁性体14の磁極
(S)と反対極のN極になる。
【0042】この変形例でも、図1乃至図3に示す実施
例と同様に、電磁石の作り出す磁束の漏れを可及的に少
なくすることができる上に、鉄心161の軸方向中間部
にある脚部164と回転出力軸11の軸方向中間部にあ
る磁性体14との間でも回転トルクが得られるため、図
1乃至図3に示す実施例と電気消費量を同じにした場
合、それよりも回転トルクを高めることができる。
【0043】図13に示す別の変形例では、磁性体14
を回転出力軸11の軸方向中間部にも設けた点と、鉄心
161の軸方向中間部に磁性体14の外周面側に延びる
脚部164を連設した点と、永久磁石を、軸方向着磁し
たものではなく、半径方向に着磁、例えば外周側をN
極、内周側をS極にした円環状の永久磁石131を使用
し、該永久磁石131を回転出力軸11の軸方向両端部
に位置する磁性体14の中央部に形成した空間部14e
に嵌挿した点が、図1乃至図3に示すモータと相違して
いる。他の構成部分については図1乃至図3に示すモー
タと同じである。図中、図1乃至図3に示す構成部分と
同一部分には同一符号を付してある。
【0044】図面では、鉄心161の軸方向両端部の脚
部162が対向する磁性体14の磁極(N極)と反対極
のS極になるように、それぞれのコイル163に通電す
るようにしてある。これにより、鉄心161の軸方向中
間部の脚部164の磁極は対向する磁性体14の磁極
(S)と反対極のN極になる。
【0045】この変形例では、回転出力軸11を非磁性
材ではなく、磁性材により形成することができる。
【0046】図14は本発明の第2実施例を示す断面図
である。
【0047】この第2実施例では、鉄心161の軸方向
中間部にコイル163を巻回して電磁石を構成し、そし
て、永久磁石を、軸方向着磁したものではなく、半径方
向に着磁、例えば外周側をN極、内周側をS極にした円
環状の永久磁石131を使用し、該永久磁石131を回
転出力軸11の軸方向両端部に位置する磁性体14の中
央部に形成した空間部14eに嵌挿している。他の構成
部分については図1乃至図3に示すモータと同じであ
る。図中、図1乃至図3に示す構成部分と同一部分には
同一符号を付してある。
【0048】この第2実施例では、回転出力軸11を非
磁性材ではなく、磁性材により形成することができる。
【0049】図15乃至図17は本発明の第3実施例を
示している。
【0050】この第3実施例では、円環状の永久磁石1
31を使用し、該永久磁石131を磁性体140の中央
部に形成した空間部140eに嵌挿し、磁性体140と
電磁石との間の隙間Gが回転子の回転方向に向かって漸
次広くなるように、磁性体140の外周部に切欠部14
0aを設け、狭い側の隙間Gと対向する電磁石と広い側
の隙間Gと対向する電磁石の間に位置する、中間幅の隙
間Gと対向する電磁石を順次励磁するようにしてあり、
他の構成部分については図1乃至図3に示すモータと同
じである。図中、図1乃至図3に示す構成部分と同一部
分には同一符号を付してある。なお、符号140dは磁
性体140を通る磁束で、電磁石を励磁したときの該磁
束の収束状態を示している。
【0051】この第3実施例では、例えば図15に示す
ように電磁石16a、d、g、jを励磁し、次いで図1
6に示すように電磁石16c、f、i、lを励磁し、次
いで図17に示すように電磁石16b、e、h、kを励
磁することにより、回転子を図15の時計方向に回転さ
せることができ、上記第1実施例、その変形例及び第2
実施例に比して回転数は小さいが、安定した回転力と高
い回転トルクを得ることができる。
【0052】なお、切欠部140aの個数は、図15に
示すように4個設ける他に、2個、3個設けることがで
きる。また、切欠部140aを設けず、磁性体140全
体を偏心させて回転出力軸11に取り付けるようにして
もよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、固定子としての複数の電磁石を互いに磁気回路が独
立するようにし、そして電磁石を対向する永久磁石の磁
極と逆極性ににのみ励磁するようにしており、隣接する
電磁石に磁束が通って該電磁石が永久磁石の極性と同極
性になることがないので、回転子、可動子の運動方向を
妨げるような力が生じることがなく、また電磁石の作る
磁束の漏れが少なく、電磁石に印加する電気エネルギの
利用効率を高める一方、永久磁石のもつ磁気エネルギの
有効利用を図ることができる。
【0054】また、第2の発明によれば、回転子、可動
子の運動方向を妨げるような力が生じることがなく、電
磁石に印加する電気エネルギの利用効率を高める一方、
永久磁石のもつ磁気エネルギの有効利用を図ることがで
き、また回転出力軸を磁性、非磁性体のいずれの材料か
らでも構成できる自由度がある。
【0055】また、第3の発明によれば、回転子、可動
子の運動方向を妨げるような力が生じることがなく、電
磁石に印加する電気エネルギの利用効率を高める一方、
永久磁石のもつ磁気エネルギの有効利用を図ることがで
き、また安定した回転力と高い回転トルクを得ることが
できる。
【0056】また、第1、2及び3の発明では、電磁石
を構成するコイルに流す電流の極性は一定であり、変化
させるようなことをしないので、コイルが発熱する問題
が殆ど無く、またコイルに流す電流の極性転換に伴って
生じる反発力のために振動したり、騒音を発したりする
問題もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のモータの一部切断、省略
して示した一側面図である。
【図2】図1に示すモータの縦断面図である。
【図3】遮光板を示す図1のモータの他側面図である。
【図4】図1のモータの電磁石を励磁する前の状態を説
明する説明図である。
【図5】図1のモータの電磁石を励磁したときの状態を
説明する説明図である。
【図6】図5の次のステップを説明する説明図である。
【図7】図6の次のステップを説明する説明図である。
【図8】図7の次のステップを説明する説明図である。
【図9】図8の次のステップを説明する説明図である。
【図10】図9の次のステップを説明する説明図であ
る。
【図11】図10の次のステップを説明する説明図であ
る。
【図12】図1のモータの変形例を示す縦断面図であ
る。
【図13】図1のモータの別の変形例を示す縦断面図で
ある。
【図14】本発明の第2実施例を説明する縦断面図であ
る。
【図15】本発明の第3実施例を示す縦断面図である。
【図16】図15のモータの電磁石を励磁したときの状
態を説明する説明図である。
【図17】図16の次のステップを説明する説明図であ
る。
【図18】従来のHB型ステッピング・モータの断面図
である。
【図19】図18に示すモータの軸方向一端から見た一
部切断、省略して示した側面図である。
【図20】図18に示すモータの永久磁石の磁束を通路
を説明する説明図である。
【図21】図18に示すモータの電磁石の磁束を通路を
説明する説明図である。
【図22】図18に示すモータの永久磁石のS側におけ
る該永久磁石の磁界と電磁石の磁界との間の作用を説明
する説明図である。
【図23】図18に示すモータの永久磁石のN側におけ
る該永久磁石の磁界と電磁石の磁界との間の作用を説明
する説明図である。
【符号の説明】
10 支持部材 11 軸受 13、130、131 永久磁石 14 磁性体 14a、140a 切欠部 14b 磁歯部 14e 空間部 16a乃至16l 電磁石 161 鉄心 162、164 脚部 163 コイル 17 励磁切換手段 G 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気エネルギを動力に変換する動力発生
    装置にして、 支持部材に回転自在に装備された回転出力軸の軸方向両
    端に配置されて、該回転出力軸と共に回転する永久磁石
    と、 前記回転出力軸の軸方向両端に前記永久磁石と同軸に配
    置されて、該回転出力軸と共に回転する、該永久磁石の
    磁束が通る磁性体と、 前記支持部材に、前記回転出力軸と平行となるように前
    記磁性体の周囲にその周方向に沿って所定の間隔をおき
    かつ磁気回路が互いに独立するように固定装備された複
    数の電磁石と、 前記磁性体を通る磁束を一定方向に収束して前記回転出
    力軸に回転トルクを付与するように、前記複数の電磁石
    のうち回転出力軸の回転方向の前方に位置する電磁石を
    前記永久磁石の磁極の極性と逆極性に順次励磁する励磁
    切換手段とを具備し、 かつ前記電磁石の鉄心の軸方向両端部に前記磁性体の外
    周面側に延びる脚部をそれぞれ連設し、該脚部の部分に
    コイルをそれぞれ巻回して、前記電磁石を構成てなるこ
    とを特徴とする動力発生装置。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲第1項に記載の動力発生
    装置にして、 前記回転出力軸の軸方向中間部に前記磁性体を取り付
    け、 前記回転出力軸の軸方向一端部にある第1の磁性体と前
    記軸方向中間部にある第3の磁性体との間及び前記回転
    出力軸の軸方向他端部にある第2の磁性体と前記第3の
    磁性体との間に、軸方向着磁された永久磁石をそれぞれ
    配置し、 前記一方の永久磁石の前記第3の磁性体側の磁極の極性
    と、前記他方の永久磁石の前記第3の磁性体側の磁極の
    極性とが同極性になるようにし、 前記電磁石の鉄心の軸方向中間部に、前記第3の磁性体
    14の外周面側に延びる脚部を連設してなることを特徴
    とする動力発生装置。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲第1項又は第2項に記載
    の動力発生装置にして、 前記回転出力軸の軸方向両端部に配置された前記磁性体
    の中央部分にそれぞれ空間部を形成し、 前記各永久磁石を、円環状に形成し、その外周側を一方
    の極性に内周側を他方の極性に着磁し、該永久磁石を前
    記磁性体の空間部内に嵌挿してなることを特徴とする動
    力発生装置。
  4. 【請求項4】 磁気エネルギを動力に変換する動力発生
    装置にして、 支持部材に回転自在に装備された回転出力軸に配置され
    て、該回転出力軸と共に回転する、円環状で、外周側を
    一方の極性に、内周側を他方の極性に着磁して形成され
    た、永久磁石と、 中央の空間部に前記永久磁石を嵌挿して該永久磁石と同
    軸に前記回転出力軸に配置されて、該回転出力軸と共に
    回転する、永久磁石の磁束が通る磁性体と、 前記磁性体の周囲にその周方向に沿って所定の間隔をお
    きかつ磁気回路が互いに独立するように前記支持部材に
    装備された複数の電磁石と、 前記磁性体を通る磁束を一定方向に収束して前記回転出
    力軸に回転トルクを付与するように、前記複数の電磁石
    のうち回転出力軸の回転方向の前方に位置する電磁石を
    前記永久磁石の磁極の極性と逆極性に順次励磁する励磁
    切換手段とを具備してなることを特徴とする動力発生装
    置。
  5. 【請求項5】 磁気エネルギを動力に変換する動力発生
    装置にして、 支持部材に回転自在に装備された回転出力軸に配置され
    て、該回転出力軸と共に回転する、円環状で、外周側を
    一方の極性に、内周側を他方の極性に着磁して形成され
    た、永久磁石と、 中央の空間部に前記永久磁石を嵌挿して該永久磁石と同
    軸に前記回転出力軸に配置されて、該回転出力軸と共に
    回転する、永久磁石の磁束が通る磁性体と、 前記磁性体の周囲にその周方向に沿って所定の間隔をお
    きかつ磁気回路が互いに独立するように前記支持部材に
    装備された複数の電磁石と、 前記磁性体を通る磁束を一定方向に収束して前記回転出
    力軸に回転トルクを付与するように、前記電磁石を前記
    永久磁石の磁極の極性と逆極性に順次励磁する励磁切換
    手段とを具備し、 前記磁性体の外周部に、前記電磁石との間の隙間が回転
    子の回転方向に向かって漸次広くなるように切欠部を複
    数設け、 前記励磁切換手段を、前記各切欠部と対向する前記電磁
    石のうち、狭い側の隙間と対向する電磁石と広い側の隙
    間と対向する電磁石との間に位置する中間幅の隙間と対
    向する電磁石を、前記永久磁石の磁極の極性と逆極性に
    順次励磁するように構成してなることを特徴とする動力
    発生装置。
JP14653793A 1993-06-17 1993-06-17 動力発生装置 Pending JPH077907A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14653793A JPH077907A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 動力発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14653793A JPH077907A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 動力発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH077907A true JPH077907A (ja) 1995-01-10

Family

ID=15409897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14653793A Pending JPH077907A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 動力発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH077907A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001086786A1 (fr) * 2000-05-12 2001-11-15 Nihon Riken Co., Ltd. Moteur electrique a convergence de flux magnetique

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001086786A1 (fr) * 2000-05-12 2001-11-15 Nihon Riken Co., Ltd. Moteur electrique a convergence de flux magnetique

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2549538B2 (ja) 磁気増大型可変リラクタンスモータシステム
US5436518A (en) Motive power generating device
US11784523B2 (en) Multi-tunnel electric motor/generator
US5510662A (en) Permanent magnet motor
KR100674286B1 (ko) 스테이터와 로터 세그먼트를 분리시키는 적어도 2개의축방향의 에어 갭을 갖는 로터리 전기 모터
US20020135242A1 (en) Electric motor utilizing convergence of magnetic flux
JPH0614514A (ja) 永久磁石式ステッピングモ−タ
JPH0646549A (ja) 可変リラクタンス型電動モータ
JP2000209825A (ja) 永久磁石発電機
WO2013073416A1 (ja) 回転電機
JP5596646B2 (ja) 回転電機
EP0630096B1 (en) Motive power generating device
KR20010075499A (ko) 자력 회전 장치
JPH077907A (ja) 動力発生装置
JPH04322150A (ja) モータ
JP2796233B2 (ja) 動力発生装置
KR100293035B1 (ko) 자기에너지를 이용한 동력발생장치
JP3068696B2 (ja) 動力発生装置
JP5481456B2 (ja) 回転電機
US20230412023A1 (en) Multi-tunnel electric motor/generator
EP1076402A2 (en) A permanent magnet electric motor
JP2008161038A (ja) アキシャルギャップ型モータ
JP2002247818A (ja) 省電力化駆動システム
JP2586430B2 (ja) ステップモータ
JPH07336989A (ja) 3相クローポール式永久磁石型回転電機