JPH0777223A - クラッチ操作装置 - Google Patents
クラッチ操作装置Info
- Publication number
- JPH0777223A JPH0777223A JP22296393A JP22296393A JPH0777223A JP H0777223 A JPH0777223 A JP H0777223A JP 22296393 A JP22296393 A JP 22296393A JP 22296393 A JP22296393 A JP 22296393A JP H0777223 A JPH0777223 A JP H0777223A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adapter
- piston
- piston rod
- hole
- pressure chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Actuator (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンパクト化を図ることのできるクラッチ操
作装置の提供。 【構成】 パワーピストン31にアダプタ36を締結
し、該アダプタ36の孔36bにピストンロッド35を
挿嵌させて成るクラッチ操作装置において、上記アダプ
タ36の孔36bの内周面と上記ピストンロッド35の
端部周面とに環状溝36c,35aをそれぞれ形成し、
それらの環状溝36c,35aにリング39を介装して
上記ピストンロッド35と上記アダプタ36とを互いに
結合させている。
作装置の提供。 【構成】 パワーピストン31にアダプタ36を締結
し、該アダプタ36の孔36bにピストンロッド35を
挿嵌させて成るクラッチ操作装置において、上記アダプ
タ36の孔36bの内周面と上記ピストンロッド35の
端部周面とに環状溝36c,35aをそれぞれ形成し、
それらの環状溝36c,35aにリング39を介装して
上記ピストンロッド35と上記アダプタ36とを互いに
結合させている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラッチ操作装置に関
するもので、詳しくは、パワーピストンとピストンロッ
ドとの連結構造に関するものである。
するもので、詳しくは、パワーピストンとピストンロッ
ドとの連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来から採用されているクラッ
チ操作装置を示している。このクラッチ操作装置では、
ペダル1aを踏込むことによって圧送されるマスタシリ
ンダ1の液体が、ポート2から通路3を経て液室4に供
給され、さらに通路5を介してコントロールバルブ6の
液圧室7に供給される。すると、バルブリフタ8が図4
において右方へ圧送され、弁体9が弁座10から離反さ
れる。したがって、エアリザーバ11の圧縮空気はポー
ト12から変圧室13を経てパワーシリンダ14の圧力
室15に供給され、パワーピストン16を図4において
右方へ圧送する。このパワーピストン16の動力は、ピ
ストンロッド17,中継ピストン18,出力ロッド19
を介して、図示しないクラッチ操作レバーに伝達され、
そしてクラッチディスクをスプリングの付勢力に抗して
フライホイールから離反させる。
チ操作装置を示している。このクラッチ操作装置では、
ペダル1aを踏込むことによって圧送されるマスタシリ
ンダ1の液体が、ポート2から通路3を経て液室4に供
給され、さらに通路5を介してコントロールバルブ6の
液圧室7に供給される。すると、バルブリフタ8が図4
において右方へ圧送され、弁体9が弁座10から離反さ
れる。したがって、エアリザーバ11の圧縮空気はポー
ト12から変圧室13を経てパワーシリンダ14の圧力
室15に供給され、パワーピストン16を図4において
右方へ圧送する。このパワーピストン16の動力は、ピ
ストンロッド17,中継ピストン18,出力ロッド19
を介して、図示しないクラッチ操作レバーに伝達され、
そしてクラッチディスクをスプリングの付勢力に抗して
フライホイールから離反させる。
【0003】マスタシリンダ1のペダル1aの踏力を解
除すると、それに伴ってコントロールバルブ6の液圧室
7の圧力が低下する。すると、バルブリフタ8が図4の
状態に復帰され、バルブリフタ8の排気通路8aが開成
され、パワーシリンダ14の圧力室15は、排気通路8
aを介して大気に開放される。したがって、上記クラッ
チディスクがスプリングの付勢力によって、フライホイ
ールに圧接され、それに伴って、上記出力ロッド19,
中継ピストン18,ピストンロッド17,パワーピスト
ン16が図4に示した状態に復帰する。
除すると、それに伴ってコントロールバルブ6の液圧室
7の圧力が低下する。すると、バルブリフタ8が図4の
状態に復帰され、バルブリフタ8の排気通路8aが開成
され、パワーシリンダ14の圧力室15は、排気通路8
aを介して大気に開放される。したがって、上記クラッ
チディスクがスプリングの付勢力によって、フライホイ
ールに圧接され、それに伴って、上記出力ロッド19,
中継ピストン18,ピストンロッド17,パワーピスト
ン16が図4に示した状態に復帰する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パワーピス
トン16は、装置の軽量化を図るためにアルミ合金によ
って形成され、ピストンロッド17は、スチール製のア
ダプタ20を介してパワーピストン16に連結されてい
る。このように、スチール製のアダプタ20を介してい
るのは、ピストンロッド17を強固にパワーピストンに
連結させるためである。そして、この装置では、アダプ
タ20をパワーピストン16にナット21によって締結
し、アダプタ20の孔20aにピストンロッド17の端
部を挿嵌させた上で、アダプタ20をカシメAによっ
て、ピストンロッド17に固着させている。
トン16は、装置の軽量化を図るためにアルミ合金によ
って形成され、ピストンロッド17は、スチール製のア
ダプタ20を介してパワーピストン16に連結されてい
る。このように、スチール製のアダプタ20を介してい
るのは、ピストンロッド17を強固にパワーピストンに
連結させるためである。そして、この装置では、アダプ
タ20をパワーピストン16にナット21によって締結
し、アダプタ20の孔20aにピストンロッド17の端
部を挿嵌させた上で、アダプタ20をカシメAによっ
て、ピストンロッド17に固着させている。
【0005】したがって、アダプタ20では、ナット2
1の締結に必要な長さおよびカシメAに必要な長さを確
保しなければならず、パワーピストン16の後部長Lが
長くなってしまう。これは、パワーシリンダ14の長さ
が長くなって、装置が大型になることを意味している。
1の締結に必要な長さおよびカシメAに必要な長さを確
保しなければならず、パワーピストン16の後部長Lが
長くなってしまう。これは、パワーシリンダ14の長さ
が長くなって、装置が大型になることを意味している。
【0006】そこで、本発明の目的は、コンパクト化を
図ったクラッチ操作装置を提供することにある。
図ったクラッチ操作装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、パワーピス
トンにアダプタを締結し、該アダプタの孔にピストンロ
ッドを挿嵌させて成るクラッチ操作装置において、上記
アダプタの孔の内周面と上記ピストンロッドの端部周面
とに環状溝をそれぞれ形成し、それらの環状溝にリング
を介装して上記ピストンロッドと上記アダプタとを互い
に結合させている。
トンにアダプタを締結し、該アダプタの孔にピストンロ
ッドを挿嵌させて成るクラッチ操作装置において、上記
アダプタの孔の内周面と上記ピストンロッドの端部周面
とに環状溝をそれぞれ形成し、それらの環状溝にリング
を介装して上記ピストンロッドと上記アダプタとを互い
に結合させている。
【0008】
【作用】本発明のクラッチ操作装置では、カシメを必要
としないため、それだけアダプタの長さが少なくて済
み、その結果として装置のコンパクト化が図れる。
としないため、それだけアダプタの長さが少なくて済
み、その結果として装置のコンパクト化が図れる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係るクラッチ操作装置を示
している。
している。
【0010】この装置は、パワーシリンダ手段30とコ
ントロールバルブ手段40と中継手段50とを備えてい
る。
ントロールバルブ手段40と中継手段50とを備えてい
る。
【0011】パワーシリンダ手段30は、ハウジング6
0のシェル60a内に構成されている。このシェル60
a内には、パワーピストン31が配設されており、シェ
ル60a内を大気圧室32と圧力室33とに画成してい
る。また、このパワーピストン31は、圧力室33内に
配装されたスプリング34によって、図1における右方
に付勢されている。このパワーピストン31には、ピス
トンロッド35がアダプタ36を介して以下のようにし
て固着されている。
0のシェル60a内に構成されている。このシェル60
a内には、パワーピストン31が配設されており、シェ
ル60a内を大気圧室32と圧力室33とに画成してい
る。また、このパワーピストン31は、圧力室33内に
配装されたスプリング34によって、図1における右方
に付勢されている。このパワーピストン31には、ピス
トンロッド35がアダプタ36を介して以下のようにし
て固着されている。
【0012】図2に示したように、アダプタ36は、一
端にフランジ36aを備えた柱状体である。このアダプ
タ36の軸芯には、有底の孔36bが形成されている。
この孔36bの底部周面には、環状溝36cが形成され
ている。さらに、このアダプタ36の他端部外周面に
は、雄ネジ36dが形成されている。
端にフランジ36aを備えた柱状体である。このアダプ
タ36の軸芯には、有底の孔36bが形成されている。
この孔36bの底部周面には、環状溝36cが形成され
ている。さらに、このアダプタ36の他端部外周面に
は、雄ネジ36dが形成されている。
【0013】そして、このアダプタ36は、その他端部
をパワーピストン31の軸芯に形成した孔31aに挿通
させた後に、他端部外周にワッシャ37を嵌合させ、さ
らに雄ネジ36dにナット38を螺合させてパワーピス
トン31に締結される。
をパワーピストン31の軸芯に形成した孔31aに挿通
させた後に、他端部外周にワッシャ37を嵌合させ、さ
らに雄ネジ36dにナット38を螺合させてパワーピス
トン31に締結される。
【0014】一方、ピストンロッド35の端部には環状
溝35aが形成されている。そして、この環状溝35a
にリング39を嵌合させたピストンロッド35をアダプ
タ36の孔36bに挿入し、リング39をアダプタ36
の環状溝36cに嵌合させることによって、ピストンロ
ッド35をアダプタ36に結合させる。
溝35aが形成されている。そして、この環状溝35a
にリング39を嵌合させたピストンロッド35をアダプ
タ36の孔36bに挿入し、リング39をアダプタ36
の環状溝36cに嵌合させることによって、ピストンロ
ッド35をアダプタ36に結合させる。
【0015】上記リング39は、ピストンロッド35を
アダプタ36の孔36bに挿入する際に、リング39が
変形して環状溝35a内に完全に収容され、かつ該リン
グ39がアダプタ36の環状溝36cに達したときに、
復元されるように、ゴム,合成樹脂等の弾性材によって
形成し、さらには図3に示したように波状に形成して変
形を容易にしている。
アダプタ36の孔36bに挿入する際に、リング39が
変形して環状溝35a内に完全に収容され、かつ該リン
グ39がアダプタ36の環状溝36cに達したときに、
復元されるように、ゴム,合成樹脂等の弾性材によって
形成し、さらには図3に示したように波状に形成して変
形を容易にしている。
【0016】コントロールバルブ手段40は、ハウジン
グ60に形成したシリンダ孔60b内に構成されてい
る。シリンダ孔60bにはバルブリフタ41が摺動自在
に嵌装されている。このバルブリフタ41は、シリンダ
孔60bを液圧室42と変圧室43とに画成している。
また、このバルブリフタ41には、通路41aが形成さ
れており、該通路41aの一端はバルブリフタ41の先
端面に開口し、他端は排気ポート44を介して大気に開
放されている。また、シリンダ孔60bの端部には、弁
体45が配装されている。この弁体45は、バルブリフ
タ41と対向して配置され、コントロールバルブ手段4
0の非作動状態で、弁座46に当接し、変圧室43と圧
縮空気供給ポート47との間を遮断している。
グ60に形成したシリンダ孔60b内に構成されてい
る。シリンダ孔60bにはバルブリフタ41が摺動自在
に嵌装されている。このバルブリフタ41は、シリンダ
孔60bを液圧室42と変圧室43とに画成している。
また、このバルブリフタ41には、通路41aが形成さ
れており、該通路41aの一端はバルブリフタ41の先
端面に開口し、他端は排気ポート44を介して大気に開
放されている。また、シリンダ孔60bの端部には、弁
体45が配装されている。この弁体45は、バルブリフ
タ41と対向して配置され、コントロールバルブ手段4
0の非作動状態で、弁座46に当接し、変圧室43と圧
縮空気供給ポート47との間を遮断している。
【0017】中継手段50は、ハウジング60のシリン
ダ孔60c内に構成されている。シリンダ孔60cに
は、フリーピストン51と中継ピストン52とが配装さ
れている。それらのフリーピストン51と中継ピストン
52は、シリンダ孔60cを液室53と中間室54と大
気圧室55に画成している。また、中間室54は、中継
ピストン52に貫設した通気孔52aを介して大気圧室
55に連通されている。
ダ孔60c内に構成されている。シリンダ孔60cに
は、フリーピストン51と中継ピストン52とが配装さ
れている。それらのフリーピストン51と中継ピストン
52は、シリンダ孔60cを液室53と中間室54と大
気圧室55に画成している。また、中間室54は、中継
ピストン52に貫設した通気孔52aを介して大気圧室
55に連通されている。
【0018】そして、液室53はハウジング60に形成
した通路60dによってコントロールバルブ手段40の
液圧室42に連通され、ハウジング60に形成した通路
60eによって入力ポート61に連通されている。
した通路60dによってコントロールバルブ手段40の
液圧室42に連通され、ハウジング60に形成した通路
60eによって入力ポート61に連通されている。
【0019】上記パワーピストン31のピストンロッド
35は、シリンダ孔60cに挿着させたガイドブロック
56を貫通し、さらにフリーピストン51を貫通して中
継ピストン52まで達している。そして、ピストンロッ
ド35の先端は、中継ピストン52の中間室54側の端
面に形成したガイド孔52dに挿嵌されている。一方、
中継ピストン52の大気圧室55側の端面には、プッシ
ュロッド62が配設され、該プッシュロッド62を介し
て中継ピストン52と図示しないクラッチ操作レバーが
連係されている。また、フリーピストン51と中継ピス
トン52との間には、スプリング57が配装されてい
る。
35は、シリンダ孔60cに挿着させたガイドブロック
56を貫通し、さらにフリーピストン51を貫通して中
継ピストン52まで達している。そして、ピストンロッ
ド35の先端は、中継ピストン52の中間室54側の端
面に形成したガイド孔52dに挿嵌されている。一方、
中継ピストン52の大気圧室55側の端面には、プッシ
ュロッド62が配設され、該プッシュロッド62を介し
て中継ピストン52と図示しないクラッチ操作レバーが
連係されている。また、フリーピストン51と中継ピス
トン52との間には、スプリング57が配装されてい
る。
【0020】このように構成されたクラッチ操作装置
は、図1に示したように、コントロールバルブ手段40
の圧縮空気供給ポート47が管路63を介してエアリザ
ーバ64に接続され、変圧室43が管路65を介してパ
ワーシリンダ手段30の圧力室33に接続されている。
さらに、ハウジング60の入力ポート61は、管路66
を介してマスタシリンダ67に接続されている。
は、図1に示したように、コントロールバルブ手段40
の圧縮空気供給ポート47が管路63を介してエアリザ
ーバ64に接続され、変圧室43が管路65を介してパ
ワーシリンダ手段30の圧力室33に接続されている。
さらに、ハウジング60の入力ポート61は、管路66
を介してマスタシリンダ67に接続されている。
【0021】このクラッチ操作装置は、以下のように作
用する。マスタシリンダ67のペダ67aを踏み込む
と、マスタシリンダ67の作動液は、入力ポート61,
通路60eを介して中継手段50の液室53に圧送さ
れ、さらに通路60dを介してコントロールバルブ手段
40の液圧室42に圧送される。したがって、フリーピ
ストン51が図1において右方に押送され、バルブリフ
タ41が図1において右方に押送される。バルブリフタ
41が作動されると、該バルブリフタ41の先端が弁体
45に当接して通路41aを閉塞し、さらに弁体45を
押し開いて圧縮空気供給ポート47と変圧室43とを連
通する。すると、エアリザーバ64の圧縮空気は変圧室
43からパワーシリンダ手段30の圧力室33に供給さ
れる。この圧力室33に供給された圧縮空気は、パワー
ピストン31を図1において右方に押送する。パワーピ
ストン31が押送されると、該パワーピストンの運動
は、アダプタ36のフランジ36aに伝達され、さらに
アダプタ36の孔36bの底面36eからピストンロッ
ド35の端面35bに伝達される。そしてピストンロッ
ド35が図1において右方に移動され、それに伴って中
継ピストン52も図1において右方に押送される。この
中継ピストン52は、プッシュロッド62を図1におい
て右方へ押送し、そして、クラッチ操作レバーを作動し
て、クラッチを切る。
用する。マスタシリンダ67のペダ67aを踏み込む
と、マスタシリンダ67の作動液は、入力ポート61,
通路60eを介して中継手段50の液室53に圧送さ
れ、さらに通路60dを介してコントロールバルブ手段
40の液圧室42に圧送される。したがって、フリーピ
ストン51が図1において右方に押送され、バルブリフ
タ41が図1において右方に押送される。バルブリフタ
41が作動されると、該バルブリフタ41の先端が弁体
45に当接して通路41aを閉塞し、さらに弁体45を
押し開いて圧縮空気供給ポート47と変圧室43とを連
通する。すると、エアリザーバ64の圧縮空気は変圧室
43からパワーシリンダ手段30の圧力室33に供給さ
れる。この圧力室33に供給された圧縮空気は、パワー
ピストン31を図1において右方に押送する。パワーピ
ストン31が押送されると、該パワーピストンの運動
は、アダプタ36のフランジ36aに伝達され、さらに
アダプタ36の孔36bの底面36eからピストンロッ
ド35の端面35bに伝達される。そしてピストンロッ
ド35が図1において右方に移動され、それに伴って中
継ピストン52も図1において右方に押送される。この
中継ピストン52は、プッシュロッド62を図1におい
て右方へ押送し、そして、クラッチ操作レバーを作動し
て、クラッチを切る。
【0022】マスタシリンダ67のペダル67bの踏力
を解除すると、バルブリフタ41は、図1の状態に復帰
する。したがって、変圧室43は通路41aを経て排気
ポート44から大気に解放され、圧力室33の圧縮空気
をコントロールバルブ手段40の変圧室43を経て大気
に放出させる。すると、中継ピストン52はプッシュロ
ッド62のクラッチの接作用に伴う復帰力によって図1
に示した状態に復帰し、それに伴ってピストンロッド3
5も復帰する。このピストンロッド35の復帰力は、ピ
ストンロッド35の端面35bからアダプタ36の孔3
6bの底面36eに伝達され、さらにアダプタ36のフ
ランジ36aからパワーピストン31に伝達される(図
2参照)。そして、パワーピストン31は、スプリング
34の付勢力に抗して図1の状態まで復帰される。
を解除すると、バルブリフタ41は、図1の状態に復帰
する。したがって、変圧室43は通路41aを経て排気
ポート44から大気に解放され、圧力室33の圧縮空気
をコントロールバルブ手段40の変圧室43を経て大気
に放出させる。すると、中継ピストン52はプッシュロ
ッド62のクラッチの接作用に伴う復帰力によって図1
に示した状態に復帰し、それに伴ってピストンロッド3
5も復帰する。このピストンロッド35の復帰力は、ピ
ストンロッド35の端面35bからアダプタ36の孔3
6bの底面36eに伝達され、さらにアダプタ36のフ
ランジ36aからパワーピストン31に伝達される(図
2参照)。そして、パワーピストン31は、スプリング
34の付勢力に抗して図1の状態まで復帰される。
【0023】なお、図1において符号68は、センサを
示している。このセンサ68は、クラッチディスクが摩
耗すると、パワーピストン31の復帰位置が図1におい
て左方に移動することを利用して、クラッチディスクの
摩耗限界を検知するためのもので、パワーピストン31
がセンサ68の接触子68aに当接したことを検知し
て、クラッチディスクの摩耗限界を知る。
示している。このセンサ68は、クラッチディスクが摩
耗すると、パワーピストン31の復帰位置が図1におい
て左方に移動することを利用して、クラッチディスクの
摩耗限界を検知するためのもので、パワーピストン31
がセンサ68の接触子68aに当接したことを検知し
て、クラッチディスクの摩耗限界を知る。
【0024】
【発明の効果】上記したように、本発明に係るクラッチ
操作装置では、ピストンロッドがアダプタの孔内でリン
グによって結合されている。即ち、本発明に係るクラッ
チ操作装置では、ピストンロッドをカシメによってアダ
プタに結合しないため、カシメを行うためのスペースを
アダプタに確保する必要がない。したがって、その分だ
けシェルの長さを短くできるので、装置のコンパクト化
が図れる。
操作装置では、ピストンロッドがアダプタの孔内でリン
グによって結合されている。即ち、本発明に係るクラッ
チ操作装置では、ピストンロッドをカシメによってアダ
プタに結合しないため、カシメを行うためのスペースを
アダプタに確保する必要がない。したがって、その分だ
けシェルの長さを短くできるので、装置のコンパクト化
が図れる。
【図1】本発明に係るクラッチ操作装置の縦断面図であ
る。
る。
【図2】本発明に係るクラッチ操作装置の要部を拡大し
て示した縦断面図である。
て示した縦断面図である。
【図3】本発明に係るクラッチ操作装置のリングを示し
た斜視図である。
た斜視図である。
【図4】従来のクラッチ操作装置を示した縦断面図であ
る。
る。
30 パワーシリンダ手段 31 パワーピストン 32 大気圧室 33 圧力室 34 スプリング 35 ピストンロッド 35a 環状溝 35b 端面 36 アダプタ 36a フランジ 36b 孔 36c 環状溝 36d 雄ネジ 36e 底面 37 ワッシャ 38 ナット 39 リング 40 コントロールバルブ手段 41 バルブリフタ 42 液圧室 43 変圧室 45 弁体 46 弁座 50 中継手段 51 フリーピストン 52 中継ピストン 52a 通気孔 53 液室 54 中間室 55 大気圧室 56 ガイドブロック 57 スプリング 64 エアリザーバ 67 マスタシリンダ
Claims (2)
- 【請求項1】 パワーピストンにアダプタを締結し、該
アダプタの孔にピストンロッドを挿嵌させて成るクラッ
チ操作装置において、上記アダプタの孔の内周面と上記
ピストンロッドの端部周面とに環状溝をそれぞれ形成
し、それらの環状溝にリングを介装して上記ピストンロ
ッドと上記アダプタとを互いに結合させたことを特徴と
するクラッチ操作装置。 - 【請求項2】 上記リングは、弾性材によって形成さ
れ、かつ波状をしていることを特徴とする請求項1に記
載のクラッチ操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22296393A JPH0777223A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | クラッチ操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22296393A JPH0777223A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | クラッチ操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0777223A true JPH0777223A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16790633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22296393A Pending JPH0777223A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | クラッチ操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0777223A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003126736A (ja) * | 2001-10-27 | 2003-05-07 | Itw Oberflaechentechnik Gmbh & Co Kg | 弁ニードル |
DE202012008999U1 (de) * | 2012-09-19 | 2014-01-15 | Bümach Engineering International B.V. | Kolbeneinheit eines Arbeitszylinders |
CN104179829A (zh) * | 2014-07-19 | 2014-12-03 | 芜湖恒坤汽车部件有限公司 | 一种摆动式离合器分泵的进油装置 |
WO2015186235A1 (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-10 | ボッシュ株式会社 | クラッチアクチュエータ |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP22296393A patent/JPH0777223A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003126736A (ja) * | 2001-10-27 | 2003-05-07 | Itw Oberflaechentechnik Gmbh & Co Kg | 弁ニードル |
DE202012008999U1 (de) * | 2012-09-19 | 2014-01-15 | Bümach Engineering International B.V. | Kolbeneinheit eines Arbeitszylinders |
US9958069B2 (en) | 2012-09-19 | 2018-05-01 | Buemach Engineering International B.V. | Piston unit of a working cylinder |
WO2015186235A1 (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-10 | ボッシュ株式会社 | クラッチアクチュエータ |
CN106460959A (zh) * | 2014-06-06 | 2017-02-22 | 博世株式会社 | 离合器致动器 |
JPWO2015186235A1 (ja) * | 2014-06-06 | 2017-04-20 | ボッシュ株式会社 | クラッチアクチュエータ |
CN104179829A (zh) * | 2014-07-19 | 2014-12-03 | 芜湖恒坤汽车部件有限公司 | 一种摆动式离合器分泵的进油装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH032706B2 (ja) | ||
US4898073A (en) | Vacuum brake force booster for use with automotive vehicles | |
US4941323A (en) | Hydraulic cylinder provided with a seal-less piston | |
JPS5996050A (ja) | ブレ−キ駆動装置 | |
JP2002187540A (ja) | 負圧ブースタ | |
JPH0777223A (ja) | クラッチ操作装置 | |
US4794844A (en) | Pneumatically operated servo-booster | |
US4319457A (en) | Hydro-pneumatic brake cylinder device for motor vehicle brake systems | |
US3977193A (en) | Hydraulic braking force multiplying device | |
JPS5835565Y2 (ja) | 負圧式倍力装置 | |
JPS6225888B2 (ja) | ||
JPS6228532Y2 (ja) | ||
EP0014146A1 (en) | Control valve device for pneumatically operated servomotors | |
KR100305602B1 (ko) | 클러치배력장치의 컨트롤밸브 | |
JP4269737B2 (ja) | クラッチ倍力装置 | |
JP3062311B2 (ja) | クラッチ用倍力装置 | |
JPS599974Y2 (ja) | ブレ−キブ−スタ供マスタシリンダ | |
JPH0156014B2 (ja) | ||
JPH0353952Y2 (ja) | ||
JPS61249861A (ja) | 液体パワ−ブ−スタ | |
JPS6232126Y2 (ja) | ||
JPH0310421Y2 (ja) | ||
JPS5930776Y2 (ja) | 気圧倍力装置 | |
JPS6114926Y2 (ja) | ||
JPH038521Y2 (ja) |