JPH0776936A - 冷蔵倉庫の防熱層の補修工法 - Google Patents

冷蔵倉庫の防熱層の補修工法

Info

Publication number
JPH0776936A
JPH0776936A JP22409093A JP22409093A JPH0776936A JP H0776936 A JPH0776936 A JP H0776936A JP 22409093 A JP22409093 A JP 22409093A JP 22409093 A JP22409093 A JP 22409093A JP H0776936 A JPH0776936 A JP H0776936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
warehouse
heat insulating
insulating layer
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP22409093A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Ishikawa
成一 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP22409093A priority Critical patent/JPH0776936A/ja
Publication of JPH0776936A publication Critical patent/JPH0776936A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用を継続したままで、倉庫内の有効面積を
減少させることもなく、比較的短期間で容易に完全な修
復を可能とした冷蔵倉庫の防熱層の補修工法を提供する
こと。 【構成】 従来の冷蔵倉庫の外壁(4)の外側に適当な
間隔で縦桟及び横桟(17)を固着し、これらの縦桟及
び横桟(17)で区画された空間(18)に防熱材(1
9)を充填して防熱層(20)を形成し、その上に不燃
・準不燃建材板(21)を配置し、さらにその上に金属
製外套板(22)を縦桟及び横桟(17)に固着して上
記防熱材(19)及び不燃・準不燃建材板(21)を被
覆した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵倉庫の防熱層の補
修工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に冷蔵倉庫は、外壁をRC又はPC
版等のコンクリート版で構成し、室内側に先ず、外壁及
び床コンクリート並びに天井コンクリートの上に防湿層
を設けて外部から水分や湿気等が侵入することを防止
し、その上に防熱層を設けて倉庫内外の熱の流入流出を
防止し、床側には該防熱層の上からさらに防湿層を介し
て土間コンクリートを打設し、周囲及び天井部の防熱層
の上には、適宜の表面仕上げ材を設置して構成してい
る。
【0003】しかしながら、倉庫建物が古くなってくる
と、冷却効率が低下し、冷蔵倉庫の冷却用電力を増大さ
せる欠点がある。その原因は必ずしも明確ではないが、
例えば、長期間の使用により、防湿層が破損し、或い
は、穴明き箇所がある等により、これらの箇所から外部
の水分や湿気等が防熱層に徐々に侵入して浸透蓄積し、
結露するなどにより防熱作用を失うに至ること等が考え
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状態に至
ると、防熱層を改修する必要があるが、この種の建物
は、使用中では、収容荷物があるため作業スペースがな
く、かつ、低温であるため改修工事ができない。
【0005】また、使用を中止して空室とし、室温を上
げて改修作業ができる状態にしても、防熱材が水を含ん
でおり、これを完全に乾燥させるには時間がかかり、し
かも、完全に乾燥したかどうかの確認もしにくいため、
完全な修復にならない場合が多い。
【0006】そして、従来の防湿防熱層は、その損傷箇
所が外部からは的確に判断できず、広い範囲に亘って水
分や湿気が浸透しており、部分的に修復することは困難
であって、広い範囲に亘って修復する必要がある。また
その場合でも、表面仕上げ材を剥離除去し、防熱材を除
去して新しい防熱材を張替え又は張増しした後、再び表
面仕上げ材を取り付ける必要があり、手数がかかること
になる。そして、新しい防熱材を張替え又は張増しする
にしても、それらを取り付ける支持材を釘打ち等で取り
付けると、その釘穴が新たな損傷箇所となり、完全な修
復とならない。
【0007】さらに、防熱材を全部取換えると、従来の
防熱材は、全部捨てることになり、不経済である。
【0008】また、倉庫建物の内部から新しく防湿防熱
層を追加すると庫内が狭くなり、倉庫有効面積が減少す
ると共に、従来の防熱層は、全く活用できなくなる。
【0009】本発明は、従来の上記問題点を改善するた
めに提案されたものであって、使用を継続したままで、
倉庫内の有効面積を減少させることもなく、比較的短期
間で容易に完全な修復を可能とした冷蔵倉庫の防熱層の
補修工法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、従来の冷蔵倉庫の外壁の外側に適当な間隔で
縦桟及び横桟を固着し、これらの縦桟及び横桟で区画さ
れた空間に防熱材を充填して防熱層を形成し、その上に
不燃・準不燃建材板を配置し、さらにその上に金属製外
套板を縦桟及び横桟に固着して上記防熱材及び不燃・準
不燃建材板を被覆したものである。
【0011】
【作用】本発明の補修工法は、従来の冷蔵倉庫の外壁の
外側に防熱層を形成するものであるため、使用を継続し
たままで補修工事ができると共に、倉庫内の有効面積が
減少することもない。
【0012】そして、補修後は、金属製外套板が雨水等
の侵入をほぼ完全に遮断する。これにより、従来の冷蔵
倉庫の外壁の外側の防熱層が防熱作用を長期間保持す
る。その結果、上記外壁の内側の従来からある既設の防
熱層が、冷蔵倉庫内で乾燥作用を受けて次第に乾燥し、
防熱作用を回復する。これにより、新設の防熱層と従来
からある既設の防熱層との二重の防熱層による防熱作用
が得られる。
【0013】また、外部からの火災に対しては、金属製
外套板及び不燃・準不燃建材板が防熱材への類焼を防止
し、仮に、一部が類焼しても、類焼範囲を縦桟及び横桟
によりその区画範囲内に止めることができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の補修工法を施した冷蔵倉庫の
一例を示す壁面の縦断面図である。図1において、
(1)は地盤、(2)は地盤(1)上に形成されたコン
クリート基礎、(3)はコンクリート基礎(2)上に一
体的に形成された床コンクリート、(4)はコンクリー
ト基礎(2)上に形成された外壁、(5)は天井コンク
リート、(6)は外壁(4)の内面及び床コンクリート
(3)並びに天井コンクリート(5)に沿って張設され
た防湿シート、(7)はその上に設置された既設の防熱
層、(8)は一階土間コンクリートで防湿シート(9)
を介して既設の防熱層(7)上に打設されている。(1
0)は既設の防熱層(7)上に設置された表面仕上げ
材、(11)は屋上部に張設した防湿シート、(12)
は屋上部に設置した防熱層、(13)は防熱層(12)
の上に設置した不燃・準不燃建材板、(14)は上記防
熱層(12)及び不燃・準不燃建材板(13)を被覆す
る防湿シート、(15)は屋上周囲に形成されたパラペ
ット(胸壁、欄干)、(16)はパラペット(15)上
に取付けた水切り笠木であって、以上の構成は、従来の
冷蔵倉庫の構成と同一である。
【0015】本発明は、上記外壁(4)の外側に適当な
間隔で縦桟(図示省略)及び横桟(17)をボルト等で
固着し、これらの縦桟及び横桟(17)で区画された空
間(18)に防熱材(19)を充填して防熱層(20)
を形成し、その上に不燃・準不燃建材板(21)を配置
し、さらにその上に金属製外套板(22)を縦桟及び横
桟(17)にビス等で固着して上記防熱材(19)及び
不燃・準不燃建材板(21)を被覆したものである。
【0016】上記横桟(17)は、ハット型断面の鉄骨
材を使用しており、外壁(4)の上下両端と中間位置に
適当な間隔で横方向全長に亘ってハット型断面の両側フ
ランジ部を外壁(4)の外面に密着させて固着する。ま
た、縦桟は、図面では省略しているが、上記横桟(1
7)と同一断面形状であって、外壁(4)の周囲に適当
な間隔で縦方向全長に亘って横桟(17)と同様に固着
する。そして、これら縦桟及び横桟(17)で格子状に
区画された空間(18)内に防熱材(19)を充填して
防熱層(20)を形成する。なお、上記縦桟及び横桟
(17)内にも防熱材(19)を充填する。
【0017】上記防熱材(19)の上から不燃・準不燃
建材板(21)を当接する。この不燃・準不燃建材板
(21)は、例えば、木毛セメント板等のような耐火性
・断熱性を有する建材板で構成するもので、縦桟及び横
桟(17)で区画される格子状空間内に嵌合可能な形状
のものを使用する。
【0018】上記不燃・準不燃建材板(21)の上から
金属製外套板(22)を当接し、縦桟及び横桟(17)
にビス等で固着する。この金属製外套板(22)は、角
波状カラー鉄板等を使用する。そしてこの金属製外套板
(22)の上部は、水切り笠木(16)の内側に被覆配
置するものである。
【0019】本発明の実施例は以上の構成からなり、例
えば古くなって冷却効率が低下してきた冷蔵倉庫のよう
に、改修ないし補修工事が必要な場合に適用して好適で
ある。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、冷蔵倉庫の使用状態を
継続したままで補修ができ、生鮮食品等を取り扱う物流
センター等の冷蔵倉庫や類似の冷蔵倉庫に適用し、補修
工事中にも何ら支障や不便がないため、この間の経済的
効果が極めて大きい。また、既設の冷蔵倉庫の有効面積
を減少させることもない。さらに、新設の防熱層と既設
の防熱層との二重の防熱作用を発揮させることができる
ため、冷却効率を向上させることができる。また、火災
等に対しても、耐火性が高く、仮に、一部が類焼しても
縦桟及び横桟で区画する空間範囲内で阻止させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補修工法を施した冷蔵倉庫の一例を示
す壁面の縦断面図である。
【符号の説明】
4 外壁 17 横桟 18 空間 19 防熱材 20 防熱層 21 不燃・準不燃建材板 22 金属製外套板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 従来の冷蔵倉庫の外壁の外側に適当な間
    隔で縦桟及び横桟を固着し、これらの縦桟及び横桟で区
    画された空間に防熱材を充填して防熱層を形成し、その
    上に不燃・準不燃建材板を配置し、さらにその上に金属
    製外套板を縦桟及び横桟に固着して上記防熱材及び不燃
    ・準不燃建材板を被覆したことを特徴とする冷蔵倉庫の
    防熱層の補修工法。
JP22409093A 1993-09-09 1993-09-09 冷蔵倉庫の防熱層の補修工法 Withdrawn JPH0776936A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22409093A JPH0776936A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 冷蔵倉庫の防熱層の補修工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22409093A JPH0776936A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 冷蔵倉庫の防熱層の補修工法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0776936A true JPH0776936A (ja) 1995-03-20

Family

ID=16808397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22409093A Withdrawn JPH0776936A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 冷蔵倉庫の防熱層の補修工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0776936A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4114335A (en) Sheet metal structural shape and use in building structures
US4120131A (en) Building structure
US4507901A (en) Sheet metal structural shape and use in building structures
US2897668A (en) Building construction
KR100887020B1 (ko) 옥상 방수 시스템 및 그 시공방법
RU2040652C1 (ru) Фундаментный блок
US2294556A (en) Floating external wall for buildings
JP5077664B2 (ja) 外断熱・隣地空き無しrc建築工法
US3956859A (en) Foundation of a heated building without a cellar
LT3491B (en) Roofing screen for sloping roof, production method of such screen and roof constructing method
US2864251A (en) Building wall construction
US2372187A (en) Building construction
JP3280781B2 (ja) 屋根の断熱構造
JPH0776936A (ja) 冷蔵倉庫の防熱層の補修工法
RU2119020C1 (ru) Многоэтажное здание со стенами из мелкоштучных камней и способ его возведения
JP2001227119A (ja) 木造家屋の屋上構築工法
US2217184A (en) Building unit and building
RU33142U1 (ru) Утепленная плита перекрытия
CA1063310A (en) Building construction
SU829835A1 (ru) Наружное ограждение
JPS641616B2 (ja)
SU808638A1 (ru) Плита покрыти
SU850826A1 (ru) Стена здани
JP4226728B2 (ja) リフォーム用屋根葺き断熱材
JPS6361448B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001128