JPH077447U

JPH077447U - 魚釣り用仕掛け具

Info

Publication number: JPH077447U
Application number: JP4852293U
Authority: JP
Inventors: 雅也加藤
Original assignee: 雅也加藤
Priority date: 1993-07-10
Filing date: 1993-07-10
Publication date: 1995-02-03

Abstract

(57)【要約】【目的】開いた傘のうける水の抵抗により、魚類を疲
労させ、竿にかかる抵坑をおさえ、釣り人の負担を軽減
する魚釣り用仕掛け具を提供する。【構成】基部（１）に軸（３）を介して軸設したスト
ッパー（４）に係設した開閉自在の傘（２）と、仕掛け
糸（１４）に手でよせた、たるみ部（１２）に係設され
た結び部（１８）とつなぎ糸（７）、そのつなぎ糸
（７）に係設した輪体（８）と、この仕掛け糸（１４）
に係設されたオモリ（１０）と釣り針（１１）とでなる
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、魚釣りのとき、釣り糸の仕掛けに装着する魚釣り用仕掛け具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の魚釣りは、魚類を引き上げる時は、釣り人の力と魚類との駆け引きによって、魚類を疲労させ弱らせていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。（イ）大きな魚や、引きの強い魚など、釣り糸の出したり引いたりで、竿に抵抗がかかり、竿と釣り人に負担がかかった。（ロ）釣り人と魚類との駆け引きには、感と熟練が必要だった。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

魚釣り用仕掛け具（１７）において、この魚釣り用仕掛け具（１７）の長手方向の先端に係設した基部（１）と、この基部（１）に軸（３）を介して軸設したストッパー（４）と、このストッパー（４）にそれぞれ係設した複数個でなる開閉自在の傘（２）と、また前記魚釣り用仕掛け具（１７）の長手方向他端付近に、つなぎ糸（７）を介して係設した輪体（８）と、また前記ストッパー（４）上部より吊下しているたるみ部（１２）、このたるみ部（１２）から少し延長している付近に設けた前記つなぎ糸（７）との結び部（１８）から延長された仕掛け糸（１４）と、この仕掛け糸（１４）に係設した所要のオモリ（１０）と、釣り針（１１）とでなる魚釣り用仕掛け具。

【０００５】

【作用】魚類（１５）が、仕掛け糸（１４）を引くと、つなぎ糸（７）が傘（２）を閉めている輪体（８）を、傘（２）から引き抜き、傘（２）が水の抵抗で開き、釣り人が釣り糸を引くと、傘（２）が軸（３）部より水の抵抗で逆に閉まり、水の抵抗がなくなる。

【０００６】

【実施例】

（イ）釣り糸（６）に、連結具（１６）を介し、プラスチック等の基部（１）に軸（３）を介して軸設したプラスチック等の傘（２）の先端部から、上へ水平部で開き止まるようストッパー（４）を、それぞれ係設した複数個でなる開閉自在の傘（２）を設けた基部（１）をつなぐ。（ロ）本案の魚釣り用仕掛け具（１７）を水中へ投下する際に、傘（２）が開かぬように、図４に示すように、連結具（１６）を介して基部（１）につないだ仕掛け糸（１４）のたるみ部（１２）の傘（２）の少し延長している付近に設けた結び部（１８）に、つなぎ糸（７）を介して係設した輪体（８）を設け、閉じた傘（２）に、軽く装着する。本案は以上のような構造で、これを使用するときは、仕掛け糸（１４）を手でよせて、たるみ部（１２）を作り、仕掛け糸（１４）に係設された結び部（１８）とつなぎ糸（７）を介した輪体（８）を、閉じた傘（２）に、軽く装着し、水中へ投下する、そして、仕掛け糸（１４）の釣り針（１１）に魚類（１５）がかかると、仕掛け糸（１４）を引き、たるみ部（１２）が伸び、つなぎ糸（７）が輪体（８）を閉じている傘（２）から引き抜き、傘（２）の内側に水の抵抗が起こり、傘（２）が開き、かかった魚類（１５）は、傘（２）の、水の抵抗により疲労し、疲労した魚類（１５）は、釣り人が釣り糸（６）を引くと、傘（２）は、傘（２）に係設した軸（３）とストッパー（４）部分より上方向には開かず、逆に釣り人の引く力で起こる水の抵抗で傘（２）が閉まり、本案の魚釣り用仕掛け具（１７）の、水の抵抗がなくなる状態で、共に引き上げることができる。なお他の実施例について以下説明すると。第７図に示すように、傘（２）に穴（１３）を任意に数箇所設け、水の低坑を調整したり、傘（２）の内側に、撒き餌を入れることもでき、傘（２）を網状や落下傘状にしてもよく、傘（２）に穴（１３）を設けた場合は、穴（１３）より水が入るので、輪体（８）をキャップ状にして傘（２）の先端部分に装着してもよく、強度と安定させるよう傘（２）の先端部分を輪状の物でつないでもよい、さらに、基部（１）に、オモリやウキを併設すると仕掛けを簡略でき、魚取りの網に本考案を装着してもよい。

【０００７】

【考案の効果】

従来の魚釣りの魚との駆け引きは、釣り人の感や熟練にたよることが多かったが、本考案により、かかった魚類をある程度自由に泳がせ開閉自在の傘の水の抵抗により疲労させ、弱った魚類を容易に釣り上げられるという効果が期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の側面図

【図２】本考案の実施例を示す側面図

【図３】本考案の実施例を示す斜視図

【図４】本考案の実施例を示す断面図

【図５】本考案の使用中を示す斜視図

【図６】本考案の実施例を示す斜視図

【図７】本考案の他の実施例を示す斜視図

【符号の説明】

１基部２傘３軸４ストッパー５ウキ６釣り糸７つなぎ糸８輪体９竿１０オモリ１１釣り針１２たるみ部１３穴１４仕掛け糸１５魚類１６連結具１７魚釣り用仕掛け具１８結び部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】魚釣り用仕掛け具（１７）において、こ
の魚釣り用仕掛け具（１７）の長手方向の先端に係設し
た基部（１）と、この基部（１）に軸（３）を介して軸
設したストッパー（４）にそれぞれ係設した複数個でな
る開閉自在の傘（２）と、また前記魚釣り用仕掛け具
（１７）の長手方向他端付近に、つなぎ糸（７）を介し
て係設した輪体（８）と、また前記ストッパー（４）上
部より吊下しているたるみ部（１２）と、このたるみ部
（１２）から少し延長している付近に設けた前記つなぎ
糸（７）との結び部（１８）、この結び部（１８）から
延長された仕掛け糸（１４）と、この仕掛け糸（１４）
に係設した所要のオモリ（１０）と、釣り針（１１）と
でなることを特徴とする魚釣り用仕掛け具。