JPH0773825A - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JPH0773825A
JPH0773825A JP5316503A JP31650393A JPH0773825A JP H0773825 A JPH0773825 A JP H0773825A JP 5316503 A JP5316503 A JP 5316503A JP 31650393 A JP31650393 A JP 31650393A JP H0773825 A JPH0773825 A JP H0773825A
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coil
leakage magnetic
deflection yoke
deflection
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Yoo Y Cho
ヨー−ユェオン チョー、
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Sansei Denki KK
Samsung Electro Mechanics Co Ltd
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Sansei Denki KK
Samsung Electro Mechanics Co Ltd
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/003Arrangements for eliminating unwanted electromagnetic effects, e.g. demagnetisation arrangements, shielding coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/0007Elimination of unwanted or stray electromagnetic effects
    • H01J2229/0015Preventing or cancelling fields leaving the enclosure
    • H01J2229/0023Passive means

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  • Electromagnetism (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏泄磁界防止コイルの捲線数を増加させるこ
となく、また、偏向ヨークの感度を低下させることな
く、人体に有害な陰極線管前方及び後方の漏泄磁界を除
去する。 【構成】 ネック部2とスクリーン部4とを備えるコイ
ルセパレータと、前記コイルセパレータの内外側に取り
付けられている水平及び垂直偏向コイルHC,VCを備
える偏向ヨークにおいて、前記水平偏向コイルと接する
スクリーン部の面と平行するように形成されている底辺
Aと、前記底辺の両端から垂直に近い角をなして形成さ
れた左右側辺B,B’と、前記左側辺の一端と前記底辺
の右側端とを直線的に連結する第1対角辺Cと、前記右
側辺の一端と前記底辺の左側端とを直線的に連結する第
2対角辺C’とからなる漏泄磁界防止コイルを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏向ヨーク(Defl
ection Yoke:DY)に関し,特に電子ビー
ムを水平方向に偏向させるために装着されている水平偏
向コイルにより陰極線管(CRT)の前部、後部及び周
辺部に発生する漏泄磁界を効果的に減衰させることがで
きるように偏向ヨークのスクリーン部に漏泄磁界防止コ
イルを装着した偏向ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビ受像機またはモニターな
どの陰極線管に装着される偏向ヨークDYは,大きく図
5(A)に示すサドル−環状(Saddle−Toro
idal)形の偏向ヨークと、図5(B)に示すサドル
−サドル形の偏向ヨークとに区分される。
【0003】後述する漏泄磁界は,サドル−サドル形の
偏向ヨークを使用した場合よりサドル−環状形の偏向ヨ
ークを使用した場合に、もっと多い量となるので,ここ
ではサドル−環状形の偏向ヨークの場合について説明す
る。
【0004】また、偏向ヨークDYの構造を見ると,図
5(A)及び(B)に示すように、ネック部2とスクリ
ーン部4からなる一対のコイルセパレータの内側及び外
側にそれぞれ一対の水平及び垂直偏向コイルHC,VC
が装着されている。
【0005】更に、サドル−環状形の偏向ヨークDYに
おいては,垂直偏向コイルVCが捲線された内面に垂直
偏向コイルVCにより包みかくした形態に一対のフェラ
イトコア6が装着されており、サドル−サドル形の偏向
ヨークDYにおいては,垂直偏向コイルVCの外周面を
包みかくした形態に一対のフェライトコア6が取り付け
られており、これら2種類の偏向ヨークDY内に装着さ
れた一対のフェライトコア6は、コアクランプ8により
固定される。
【0006】このような偏向ヨークDYは、陰極線管の
ネック部に装着され、前記水平及び垂直偏向コイルH
C,VCに鋸歯形パルスが印加されると、フレミングの
左手法則に従って磁界が発生するので、電子銃から放射
されるR(赤色),G(緑色),B(青色)の電子ビー
ムが磁気力を受けて偏向して画面を形成する。
【0007】このとき、前記偏向ヨークDYの水平及び
垂直偏向コイルHC,VCに流れる電流により陰極線管
の外側に漏泄する磁気場を漏泄磁界という。従来の低解
像度モニタ及び画面が小さい小画面テレビなどは、前記
水平及び垂直偏向コイルHC,VCに比較的低周波数、
例えば、水平偏向コイルには8.75MHzまたは1
5.75MHz、垂直偏向コイルには60Hzである電
流が印加される。
【0008】このとき、図6に示すように、漏泄磁界M
1,M2は周波数が高い水平偏向コイルHCから主に発
生するが、水平偏向コイルHCから発生する周波数は比
較的低周波数として前記漏泄磁界の量が小さくて大きな
問題となっていなかった。
【0009】しかし、高解像度のカラーモニター用の偏
向ヨークDYや画面が大きな大画面テレビの偏向ヨーク
DYの場合には、水平偏向コイルHCに従来の低解像度
モニターや小画面テレビより高い周波数、例えば、3
5.75MHzの周波数を持つ電流が印加されて、これ
により前記漏泄磁界M1,M2が増加される。
【0010】このとき発生する漏泄磁界は、超低周波数
帯(VLMF:Very LowFrequency
Magnetic Field,約2KHz〜400K
Hz)を有し、特に近い距離でカラーモニターの前で長
時間の作業を要する場合には、各種職業病を誘発するな
ど人体に悪影響を及ぼすので、前記漏泄磁界を減衰させ
るための研究が行なわれている。
【0011】従って、前記超低周波数帯の漏泄磁界の量
が一定量を超過しないように、規格(国際的に採用され
た安全規格)では、陰極線管から5m離れた位置で毎時
0.5ミリレントゲン(mR/h)以下と定められてい
る。
【0012】従来の装置について図7〜図10を参照し
て詳細に説明する。
【0013】図7は、従来の技術による漏泄磁界防止コ
イルが装着された偏向ヨークの一実施例を示す正面図で
あり、図8は図7に示す偏向ヨークの磁界発生を示す図
である。
【0014】図7を見ると、偏向ヨークDYの水平偏向
コイルHCにより陰極線管画面の前方及び後方(Y軸)
に向って発生する漏泄磁界M1,M2に対して反対の方
向に磁界が形成されるように、上下側が長い四角形状に
捲線されている一対の漏泄磁界防止コイル10をコイル
セパレータのスクリーン部4の両側に取り付けている。
このとき、一対の漏泄磁界防止コイルは、偏向ヨークD
YのY軸すなわち、画面の前方及び後方に対して垂直に
取り付けられている。以上のような構成について、図8
を参照してより詳細に説明する。
【0015】電子ビームを右側へ偏向させる場合、水平
偏向コイルHCに印加される電流は、コイルセパレータ
のスクリーン部4の上側から下側方向へ磁界M1を発生
させ、コイルセパレータのネック部2に下側から上側方
向へ磁界M2を発生させる。
【0016】一方、漏泄磁界防止コイル10から発生さ
れる減衰磁界を見ると、漏泄磁界防止コイル10の下辺
から発生する磁界M3は、コイルセパレータのスクリー
ン部4から発生する磁界を相殺させるために、漏泄磁界
M1の反対方向に発生するが、漏泄磁界防止コイル10
の上辺から発生する磁界M4はコイルセパレータのネッ
ク部2から発生する磁界M2を増加させるために、漏泄
磁界M2と同じ方向に発生する。
【0017】すなわち、このような漏泄磁界防止コイル
は、上側コイルと下側コイルの磁界が互いに異なる方向
に形成されるので、下側コイルはコイルセパレータのス
クリーン部で発生する漏泄磁界を減らす役割をするが、
上側コイルは、逆に、コイルセパレータのネック部から
発生する漏泄磁界を増加させる役割をする。従って、損
失を引き起こすという問題があった。
【0018】また、このような方法は、高解像度のカラ
ーモニターや大画面テレビなどのような高周波数の電流
が印加されて漏泄磁界が多く発生する偏向ヨークでは、
前記漏泄磁界の減衰効果を高めるために漏泄磁界防止コ
イルの捲線数を増加させなければならない。
【0019】この場合、前記漏泄磁界防止コイルの捲線
数が増加すると、前記漏泄磁界防止コイルに連結される
水平偏向回路のインダクタンスが増加して、偏向ヨーク
の感度、すなわち、電流による電子ビームの偏向精度が
落ちる。
【0020】従って、偏向ヨークの感度などのような製
品の特性に影響を与えることなく、前記漏泄磁界防止コ
イルの捲線数を大きくすることには限界があるので、従
来の偏向ヨークでは陰極線管の漏泄磁界を効果的に除去
できないという問題点があった。
【0021】更に、前記漏泄磁界防止コイルの捲線数が
増加すると、コイルの全体の長さが増加して多量の熱が
発生するという問題があった。
【0022】このような問題点を解決するために、19
92年8月4日付で発行されたNational Te
chnical Report誌Vol.38 No.
4には、図9に示すような漏泄磁界防止コイルを装着し
た偏向ヨークが開示されている。
【0023】図9を参照してより詳細に説明する。
【0024】図9(A)は、この従来の漏泄磁界防止コ
イルを装着した偏向ヨークを示す正面図であり、図9
(B)はその側面図である。また、図10は図9に示さ
れた漏泄磁界防止コイルの磁界分布図であり、図11
(A)及び(B)は図9に示された漏泄磁界防止コイル
を装着した偏向ヨークの磁界分布図である。
【0025】図9(A)及び(B)を見ると、偏向ヨー
クDY内に形成されたコイルセパレータのスクリーン部
4にコイルセパレータのスクリーン部4と平行な底辺
と、電子銃側を頂点にして山形に形成された多角形の形
状を持つ漏泄磁界防止コイル11が装着されている。
【0026】以上のように構成された漏泄磁界防止コイ
ルを装着した偏向ヨークを陰極線管のネック部に装着さ
せた後に、水平及び垂直偏向コイルにそれぞれ一定の大
きさの周波数、例えば35.75MHz及び60Hzの
鋸歯形パルスを印加すると、フレミングの左手法則に従
って磁界が生成される。
【0027】従って、電子銃から放射されるR(赤),
G(緑),B(青)の電子ビームが磁界により形成され
た偏向力を受けて偏向して、画面の各画素に正確に走査
されることにより、画面が形成される。
【0028】漏泄磁界防止コイル11で発生する減衰磁
界M5〜M7を見ると、図10,図11(A)及び図1
1(B)に示されたように、山形状に形成された多角形
の形状を持つ漏泄磁界防止コイル11の下辺から発生す
る磁界M5は画面前方の漏泄磁界M1に対して優れた減
衰効果を有する。
【0029】また、漏泄磁界防止コイル11の上辺から
発生する磁界M6,M7は図11(A)に示すように、
互いに斜めに発生するので、図7に示された四角形状の
漏泄磁界防止コイル10の場合に比べて画面の後方に発
生する漏泄磁界M2を効果的に減衰させることができ
る。
【0030】従って、山形状に形成された漏泄磁界防止
コイル11は、図7に示された四角形状の漏泄磁界防止
コイル10に比べて効果的に漏泄磁界M1を減衰させる
ことができるという利点がある。また、山形状に形成さ
れた漏泄磁界防止コイル11は、図7に示された四角形
状の漏泄磁界防止コイル10に比べて漏泄磁界防止コイ
ルの長さを相対的に短くすることができ、部品の過熱を
防止できるという利点がある。
【0031】しかし、前記のような場合、漏泄磁界防止
コイルの頂点を基準として下辺にほぼ平行な部分で発生
する磁界は小さな量であるにも拘らず、画面の後方から
発生する漏泄磁界に影響を及ぼすようになる。すなわ
ち、漏泄磁界防止コイルの上辺で発生する磁界の合ベク
トルの成分だけ後方の漏泄磁界を増加させる役割をする
ようになるので、四角形状の漏泄磁界防止コイルのよう
に画面の後方から発生する漏泄磁界を効果的に減衰させ
ることはできず、漏泄磁界を除去しようとする本来の目
的を完全に達成できないという問題点があった。
【0032】また、前記のような漏泄磁界防止コイルは
多角形の形状に形成されているので、漏泄磁界防止コイ
ルが単純な三角形に形成された場合に比べてコイルの長
さが増加して過熱を防止することについて問題が残って
いた。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明の目
的は、高解像度のカラーモニターや大画面テレビなどの
ように漏泄磁界が多く発生する製品の場合においても、
低解像度のモニターや小画面のテレビなどの従来の場合
より漏泄磁界防止コイルの捲線数を増加することなく、
かつ、偏向ヨークの感度といった製品の特性を低下させ
ることなく、人体に有害な陰極線管前方および後方の漏
泄磁界を効果的に除去できる漏泄磁界防止コイルを備え
る偏向ヨークを提供することにある。
【0034】この発明の他の目的は、漏泄磁界防止コイ
ルの長さを最小にして漏泄磁界防止コイルから発生する
熱を最大限減少させることができる漏泄磁界防止コイル
を備える偏向ヨークを提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明に基づく偏向ヨークは、ネック部とスクリ
ーン部とを備えるコイルセパレータと前記コイルセパレ
ータの内外側に取り付けられた水平及び垂直偏向コイル
とを備える偏向ヨークにおいて、前記水平偏向コイルと
接するコイルセパレータのスクリーン部の面と平行に形
成されている底辺と、前記底辺の両端から前記底辺と垂
直に近い80°〜90°の角をなして延出する左右側辺
と、前記左側辺の一端と前記底辺の右側端とを直線的に
連結する第1対角辺と、前記右側辺の一端と前記底辺の
左側端とを直線的に連結する第2対角辺を持つ漏泄磁界
防止コイルを備えている。
【0036】また、この発明の他の特徴は、ネック部と
スクリーン部とを備えるコイルセパレータと、前記コイ
ルセパレータの内外側に取り付けられている水平及び垂
直偏向コイルを備える偏向ヨークにおいて、前記水平偏
向コイルと接するコイルセパレータのスクリーン部の面
と平行に形成されている底辺と、前記底辺の両端から直
線的に連結されるように形成され、長さの合計が前記底
辺の長さの1.02倍〜2.0倍の範囲を持つ残りの辺
とからなる漏泄磁界防止コイルを備えている。
【0037】
【実施例】以下、添付の図面を参照してこの発明に基づ
く偏向ヨークの望ましい実施例を詳細に説明する。
【0038】図1は、この発明による漏泄磁界防止コイ
ルを装着した偏向ヨークの一実施例示す正面図であり、
図2は図1に示す漏泄磁界防止コイルの漏泄磁界分布図
であり、図3(A)及び図3(B)は図1に示す漏泄磁
界防止コイルを装着した偏向ヨークの磁界分布図であ
る。
【0039】先ず、図1及び図2を見ると、水平偏向コ
イルHCと接するコイルセパレータのスクリーン部の面
と平行に底辺Aが形成されており、底辺Aの両端から前
記底辺Aと垂直に近い80°〜90°の角で延びる左右
側辺B,B’が形成されており、左側辺Bの一端と底辺
Aの右側端が直線に連結されるように第1対角辺Cが形
成されており、右側辺B’の一端と底辺Aの左側端が直
線に連結されるように第2対角辺C’が形成されてい
る。また、漏泄磁界防止コイル12は、偏向ヨークDY
内の水平偏向コイルHCに電気的に直列に連結されてい
る。
【0040】以上のように構成された偏向ヨークについ
てより詳細に説明すれば、次の通りである。
【0041】一対の漏泄磁界防止コイル12は、一辺
(底辺A)を共有する二個の対称配置された三角形状に
交代に捲線されて形成されている。すなわち、漏泄磁界
防止コイル12は、3辺A−B−Cで形成された一つの
三角形と3辺A−B’−C’で形成されたもう一つの三
角形とから構成されており、底辺Aは偏向ヨークDY内
に形成されたコイルセパレータのスクリーン部4と平行
に取り付けられ、対角辺C及びC’はコイルセパレータ
のスクリーン部4と平行な線に対してそれぞれ30°及
び150°の角度を持つように取り付けられる。
【0042】また、左右側辺B,B’は、底辺Aに対し
て80°〜90°の角度となるように形成されており、
2個の三角形A−B−C及びA−B’−C’のそれぞれ
の頂部が曲面すなわちラウンドを持つように形成されて
いる。
【0043】以上のように、構成された漏泄磁界防止コ
イル11を装着した偏向ヨークDYを陰極線管のネック
部に装着させた後、水平及び垂直偏向コイルHC,VC
にそれぞれ一定な大きさの周波数例えば、35.75M
Hz及び60Hzの鋸歯形パルスを印加すると、前述し
たように、フレミングの左手法則に従って磁界が生成さ
れる。従って、電子銃から放射されるR(赤),G
(緑),B(青)の電子ビームが磁界により形成された
偏向力を受けて偏向して画面の各画素に正確に走査され
ることにより、画面を形成するようになる。
【0044】このような漏泄磁界防止コイル12を装着
した偏向ヨークDYは、図3(A)及び(B)に示され
るように、漏泄磁界防止コイル12の底辺Aから発生す
る磁界M8により画面の前方で発生する漏泄磁界M1
は,ほとんど減衰される。また、漏泄磁界防止コイル1
2の第1対角辺Cと第2対角辺C’で発生する磁界M
9,M10は、互いに斜めに発生されて互いに相殺され
るので、画面の後方で発生する漏泄磁界M2に影響を及
ぼさない。従って、図9(A)及び図9(B)に示すよ
うな山形状に形成された漏泄磁界防止コイル11を装着
した時に比べて漏泄磁界の減衰効果は非常に優れたもの
となる。
【0045】また、一辺を共有する2個の三角形状に形
成された漏泄磁界防止コイル12の場合、それぞれの頂
点から最短距離を持つ形態に形成されているので、山形
状に形成された漏泄磁界防止コイル11の場合に比べて
全体的なコイルの長さが短くてすみ、発熱に対して利点
がある。
【0046】更に、この発明による漏泄磁界防止コイル
を装着した偏向ヨークの他の実施例を図4を参照して詳
細に説明する。
【0047】図4は、この発明による漏泄磁界防止コイ
ルを装着した偏向ヨークの他の実施例を示す正面図であ
って、図4を見ると、コイルセパレータのスクリーン部
4の上下両側には、一辺(例えば底辺A)がコイルセパ
レータのスクリーン部4と平行に形成されており、残り
の辺B,Cが底辺Aの両端からそれぞれ約±10°の角
をなす三角形状に形成されている一対の漏泄磁界防止コ
イル13が装着されている。
【0048】以上のような構造を持つ偏向ヨークの場
合、図9(A)及び(B)に示された山形に近い形状の
漏泄磁界防止コイル11と比較して、モニターの側面か
ら発生する漏泄磁界を効果的に除去できない問題点があ
る。しかし、普通のテレビの場合に画面の側面から発生
する漏泄磁界の影響はモニターの場合ほど大きく問題に
されない。従って、普通のテレビにおいては、三角形状
の漏泄磁界防止コイル13を使う場合に山形に近い形状
の漏泄磁界防止コイル11を使う場合に比べて全体的な
コイルの長さを減らして発熱を効果的に減らすことがで
きるという利点がある。
【0049】ここで、コイルのインダクタンスの影響に
よって辺B及びCの長さの合計が底辺Aの長さの2倍以
上になると、底辺Aから発生する磁界の大きさは相対的
に減少して効果が低下されるので、辺B及びCの長さの
合計は底辺Aの長さの1.02倍〜2倍程度の範囲とし
なければならない。
【0050】一方、この発明は、サドル−サドル形の偏
向ヨークにも同様に適用することができる。すなわち、
サドル−サドル形の偏向ヨークから発生する漏泄磁界
は、サドル−環状形の偏向ヨークから発生する漏泄磁界
より小さな量であるので、サドル−サドル形の偏向ヨー
クの場合に、本発明に基づく方法を用いると、サドル−
環状形の偏向ヨークの場合より効果的に漏泄磁界を減ら
すことができる。
【0051】以上のように、この発明は、偏向ヨークの
スクリーン部に取り付けられて水平偏向コイルにより画
面の外部へ放射される漏泄磁界を減衰させる漏泄磁界防
止コイルに関するものである。このような漏泄磁界防止
コイルを底辺がスクリーン部に平行するように形成し残
りの辺は底辺と平行とならないようにして、底辺を共有
して対象配置される2個の三角形状となるように、底辺
を共有し底辺から約±10°の角度を持つ三角形状に形
成した。
【0052】
【発明の効果】従って、この発明は、漏泄磁界防止コイ
ルの幾何学的形状の影響の下に漏泄磁界防止コイルの長
を減らして水平偏向回路のインダクタンス値を減らすこ
とができるので、同一のインダクタンス値を有する従来
の四角形状または山形状に近い形状の漏泄磁界防止コイ
ルよりも漏泄磁界防止コイルの数をもっと多く捲線して
漏泄磁界の減衰効果を増大させることができる。
【0053】また、この発明は、同一な漏泄磁界の減衰
効果を得るために漏泄磁界防止コイルの長さを減らすこ
とができるので製造コストを節減することができ、また
漏泄磁界防止コイルの増加による偏向ヨークの感度の低
下及び発熱といった問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による漏泄磁界防止コイルを装着した
偏向ヨークの一実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示された漏泄磁界防止コイルの磁界分布
図である。
【図3】図3(A)及び(B)は,図1に示された漏泄
磁界防止コイルを装着した偏向ヨークの磁界分布図であ
る。
【図4】この発明による漏泄磁界防止コイルを装着した
偏向ヨークの他の実施例を示す正面図である。
【図5】図5(A)は、従来のサドル−環状形偏向ヨー
クの正面図であり,図5(B)は、従来のサドル−サド
ル形偏向ヨークの正面図である。
【図6】図5による磁界発生図である。
【図7】従来の漏泄磁界防止コイルを装着した偏向ヨー
クの一実施例を示す正面図である。
【図8】図7に示す偏向ヨークの磁界発生図である。
【図9】図9(A)は,従来の漏泄磁界防止コイルを装
着した偏向ヨークの他の実施例を示す正面図であり、図
9(B)はその側面図である。
【図10】図9に示す漏泄磁界防止コイルの磁界分布図
である。
【図11】図11(A)及び(B)は,図9に示す漏泄
磁界防止コイルを装着した偏向ヨークの磁界分布図であ
る。
【符号の説明】
2 ネック部 4 スクリーン部 12 漏泄磁界防止コイル HC 水平偏向コイル VC 垂直偏向コイル A 底辺 B,B’ 左右側辺 C 第1対角辺 C’ 第2対角辺

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネック部とスクリーン部とを備えるコイ
    ルセパレータと、前記コイルセパレータの内外側に取り
    付けられた水平及び垂直偏向コイルとを備える偏向ヨー
    クにおいて、 前記水平偏向コイルと接するコイルセパレータのスクリ
    ーン部の面と平行に形成されている底辺と、 前記底辺の両端から前記底辺と垂直に近い80°〜90
    °の角をなして延出する左右側辺と、 前記左側辺の一端と前記底辺の右側端とを直線的に連結
    する第1対角辺と、 前記右側辺の一端と前記底辺の左側端とを直線的に連結
    する第2対角辺と、を有する漏泄磁界防止コイルを装着
    したことを特徴とする偏向ヨーク。
  2. 【請求項2】 前記漏泄磁界防止コイルは、それぞれの
    対角辺が長い直角三角形に近い形状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の偏向ヨーク。
  3. 【請求項3】 前記三角形状の漏泄磁界防止コイルは、
    それぞれの頂部がラウンドになるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の偏向ヨーク。
  4. 【請求項4】 前記三角形状の漏泄磁界防止コイルは、
    水平偏向コイルから印加された電流の入出力端が前記底
    辺に接近されるように形成されており、残りの2辺の捲
    線数を減らすことを特徴とする請求項1記載の偏向ヨー
    ク。
  5. 【請求項5】 ネック部とスクリーン部を備えるコイル
    セパレータと、前記コイルセパレータの内外側に取り付
    けられている水平及び垂直偏向コイルを備える偏向ヨー
    クにおいて、 前記水平偏向コイルと接するコイルセパレータのスクリ
    ーン部の面と平行に形成されている底辺と、 前記底辺の両端から直線的に連結されるように形成さ
    れ、長さの合計が前記底辺の長さに比べて1.02倍〜
    2.0倍の範囲を持つ残りの辺とからなる漏泄磁界防止
    コイルを備えることを特徴とする偏向ヨーク。
  6. 【請求項6】 前記三角形状の漏泄磁界防止コイルは、
    水平偏向コイルから印加される電流の入出力端が前記底
    辺に接近されるように形成されており、残りの2辺の捲
    線数を減らすことを特徴とする請求項5記載の偏向ヨー
    ク。
  7. 【請求項7】 前記三角形状の漏泄磁界防止コイルは、
    3つの頂部がラウンドになるように形成されていること
    を特徴とする請求項5記載の偏向ヨーク。
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