JPH0773592B2 - 歯科治療装置 - Google Patents

歯科治療装置

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JPH0773592B2
JPH0773592B2 JP25382789A JP25382789A JPH0773592B2 JP H0773592 B2 JPH0773592 B2 JP H0773592B2 JP 25382789 A JP25382789 A JP 25382789A JP 25382789 A JP25382789 A JP 25382789A JP H0773592 B2 JPH0773592 B2 JP H0773592B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、歯科治療装置、特に各種の操作機能を有する
ブラケットテーブルを備えた歯科治療装置に係るもので
ある。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 従来、歯科医師が治療を行う場合、歯科用治療椅子の姿
勢制御、各種検査データ・カルテデータ及び医療事務デ
ータの処理、歯科技工士への指示等の作業は別々の場所
で行なわれていた。そのため、患者あるいは歯科医師が
作業の都度各所へ移動する必要があり、非能率的であっ
た。
本発明はこの問題点を解決することを課題とし、歯科医
師が治療を行う場合に、歯科用治療椅子の姿勢制御、各
種検査データ・カルテデータ及び医療事務データの処
理、歯科技工士への指示等の治療に必要な作業を歯科医
師及び患者が各所へ移動することなく行うことができる
ようにし、かつそれを実現するため歯科治療装置に各種
構成機材を合理的・省スペース的に配設して構成し、も
って歯科医師並びに患者への負担を大幅に軽減すること
を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明においては、この課題を解決するために、ブラケ
ットテーブル部にコンピュータ本体操作用キーボード等
の入力装置を設け、このキーボード操作によって歯科用
治療椅子の姿勢制御、検査データ・カルテデータ及び医
療事務データの処理を行うようにしたものであり、すな
わち本願発明は歯科用治療椅子、うがい用スタンド、治
療用照明装置及びブラケットテーブルを備えてなる歯科
治療装置において、該歯科治療装置は更に歯科用治療椅
子の姿勢制御、カルテデータ・保険データ・検査データ
等の処理を行うコンピュータ本体を備え、前記歯科用治
療椅子は椅子の姿勢制御装置を内蔵し、ブラケットテー
ブルには、その上側に少なくとも各種治療用インストル
メントを載置するためのトレーテーブルと、X線フィル
ムを観察するためのフィルムビュアと、コンピュータ本
体の情報を表示するディスプレイ装置を備え、かつその
下側には歯科用治療椅子の姿勢制御及びデータ入力を行
うためのキーボード等の入力装置とハンドピースホルダ
とを上下順に配設して備え、そしてさらに上記各種検査
データ取得に当たり各種の検査・測定を行うための検査
プローブと、同検査プローブから得られたデータをデー
タ処理ができるように変換するコード変換器を備えてな
ることを特徴とする歯科治療装置、である。
なお、上記発明の歯科治療装置においてはカルテデータ
・保険データ・検査データ、歯科技工士への指示等の歯
科用各種データをフロッピーディスク、ICカード等の記
録媒体を介して、書込又は読出するためのデータ書込・
読出装置を備えてなることが好ましい。
さらに上記歯科治療装置は、他所に設けたホストコンピ
ュータとの間で通信回線を経由してオンラインで、カル
テデータ・保険データ・検査データ、歯科技工士への指
示等の歯科治療用各種データの交換を行うように構成す
ることも望ましい。
次に第1図、第2図に従って本発明の装置の概要を説明
する。
第1図に示すものは、本発明の歯科治療装置の構成を示
す概要図であり、歯科治療装置は、歯科用治療椅子30、
うがい用スタンド36、治療用照明装置37及び歯科用ブラ
ケットテーブル20から構成されている。
歯科用治療椅子30は、その内部に椅子の姿勢を制御する
油圧装置(図示せず)を内蔵しておりこの油圧装置はコ
ンピュータによって制御される。
歯科用ブラケットテーブル20は、従来のものと同様にそ
の上側には、各種治療用インストルメントを載置するた
めのトレーテーブル28、X線フィルムを観察するための
フィルムビュア29を、その下側にはハンドピースホルダ
27を備えており、さらにトレーテーブル28とハンドピー
スホルダ27との間に、コンピュータ本体22、キーボード
23、各種検査データの入力端子26、フロッピーディスク
ドライブ24あるいはカードリーダ24′等のデータ書込・
読出装置を備えている。
前記各種検査データ取得のための検査プローブを備える
検査装置は、根管長検査、顎運動検査、咬合音・咬合圧
検査、疼痛度検査、盲のう検査、浸出液検査、歯色検
査、血圧検査、脈拍検査等の検査を行うものである。
第2図に示すものは信号・データの交換を説明する系統
図であって、この系統図は、コンピュータ本体(CPU)2
2、歯科用治療椅子30の姿勢制御操作、フィルムビュア
の制御操作、検査データの処理・カルテデータ及び医療
事務データの処理等の操作を行うキーボード23等の入力
装置と、コンピュータの情報を表示するためのディスプ
レイ装置21と、検査装置10と、カルテデータ・医療事務
データ・歯科技工士への指示等のオフライン入出力を行
うためのフロッピーディスクドライブ24あるいは磁気カ
ード・ICカードを取り扱うカードリーダ24′等の入出力
装置と患者カルテデータ・医療事務データ・歯科技工士
への指示をオンラインでホストコンピュータ40へ送るた
めの通信装置50等から成っている。
[実施例] 本発明に係る歯科治療装置の実施例を第1図(本発明歯
科治療装置の構成図)、第3図(本発明歯科治療装置の
全体を表すブロック図)、第4図(検査装置のブロック
図)を用いて説明する。
歯科医師は、患者が初診の場合には医療事務データをデ
ィスプレイに表示される内容を確認しながらキーボード
23を操作してコンピュータ本体22に入力し、フロッピー
ディスクドライブ24によりフロッピーディスク25に書込
み、必要に応じて通信装置50を介してホストコンピュー
タ40にデータを送る。
患者が再診の場合は、歯科医師は治療を開始する前にフ
ロッピーディスクドライブ24によりフロッピーディスク
25からあるいは必要に応じて通信装置50を介してホスト
コンピュータ40から医療事務データ・カルテデータをコ
ンピュータ本体22に読込ませ、ディスプレイ装置21に表
示させる。
治療中あるいは治療後に、カルテデータ・医療事務デー
タ、歯科技工士への指示等をキーボード23を操作してコ
ンピュータ本体22に入力し、フロッピーディスクドライ
ブ24によりフロッピーディスク25に書込みし、必要に応
じて通信装置50を介して直接にホストコンピュータ40に
データを送る。
患者が着席した際には、治療・検査をし易い姿勢位置に
するため、歯科用治療椅子30の姿勢制御を行う。これを
行うためにはキーボード23の操作により、制御信号変換
器31を介して油圧機構32により、椅子の起伏動作を行
い、最適位置に設定する。
さらにモータ機構34により照明装置37を昇降させるため
のボール35を伸縮し、最適位置に設定する。
各種検査を行う場合には、第3図左側に示す各検査装置
10a〜10iの検査用センサ(検査プローブ)1〜9の一つ
で計測を行い、得られたデータを出力端子110〜190から
入力端子26を介してコンピュータ本体22に送る。
例えばセンサ1を用いて歯色の検査を行う場合は、第4
図に示す歯色検査用センサ(光電素子)1と、A/D変換
器等からなる検査装置10aを用いる。センサを目的の歯
に向けるとセンサ内の光源より出た光がR・G・B回転
フイルターを通して目的の歯を照射し、その反射光を光
電素子で受けて色成分を計測し、増幅器(AMP)、A/D変
換器(A/D)、コード変換器11を経由し、出力端子110及
び入力端子26を介してデータをコンピュータ本体22に送
る。
また、根管長を計測する場合は、根管長計測センサ4と
A/D変換器等からなる検査装置10dを用いる。
根管長計測センサ4の歯牙電極の尖端が根尖に達すると
根管長に対応する歯牙電極のインピーダンスが検出さ
れ、AMP、A/D、コード変換器14を経由し、出力端子140
及び入力端子26を介してデータをコンピュータ本体22に
送る。
さらに、顎運動の検査を行う場合は、顎運動観測TVカメ
ラ5とグラフィック処理装置等からなる顎運動計測装置
10eを用いる。
顎運動観測TVカメラ5により口腔内の歯を撮影し、得ら
れた映像信号をグラフィック処理し、所要輪郭を抽出し
た後、コード変換器15を経由し、出力端子150及び入力
端子26を介してデータをコンピュータ本体22に送る。
他の検査項目についても上記と同様にして各種計測デー
タをコンピュータ本体22に送る。
なお各種検査装置のうち、10aは歯色検査装置、10bは咬
合音・咬合圧検査装置、10cは疼痛度検査装置、10dは根
管長検査装置、10eは顎運動検査装置、10fは盲のう検査
装置、10gは浸出液検査装置、10hは血圧検査装置、10i
は脈拍検査装置である。
ホストコンピュータ40においては、フロッピーディスク
25に書込まれたあるいは通信装置50により直接に送られ
た患者の各種データを、ディスプレイ装置41に表示し、
必要に応じて整理してファイルする。
また、プリンタ46によりプリント47として打出すことも
できる。
なお、ディスプレイ装置21としては陰極線管ディスプレ
イ装置、液晶ディスプレイ装置、発光ダイオードディス
プレイ装置、プラズマディスプレイ装置あるいはエレク
トロルミネッセンスディスプレイ装置等が挙げられる。
また、特開昭62−181038号公報にはフィルムビュア装置
を映像放映用ディスプレイ装置と兼用する歯科治療装置
が記載されているが、本発明におけるコンピュータ情報
用ディスプレイ装置に映像情報を表示するようにしても
よい。
その場合に、画面合成装置により、コンピュータの情報
と映像情報51とを合成して一つの画面にすれば、患者へ
の説明や指導を行う場合に有用である。
なお、本発明に係る入力装置としてのキーボード、コン
ピュータ、ディスプレイ等は従来の歯科治療装置へ簡単
に増設することができ、それらを単にトレーテーブルと
ハンドピースホルダとの間に取り付けるだけでよいた
め、非常に簡易に実施できる。
[発明の効果] 以上述べたような本発明の歯科治療装置によれば、歯科
治療・検査をする位置から歯科医師あるいは患者が移動
することなく、椅子の姿勢制御、カルテデータの処理、
医療事務データの処理、検査データの処理、歯科技工士
への指示等治療に必要な作業を行うことができる。そし
てその歯科治療装置構成は合理的・省スペース的なもの
である。
したがって、歯科医師及び患者への負担を大幅に軽減す
ることができ、かつ適確、迅速な歯科治療を行うことが
でき、本発明に係る入力装置としてのキーボード、コン
ピュータ、ディスプレイ等は従来装置へ簡単に取付け・
増設ができ、かつ設置場所を離隔した所に別途用意する
必要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の歯科治療装置の構成を示す構成図、
第2図は本発明のコンピュータシステムを説明する系統
図、第3図は全体装置を示すブロック図、第4図は検査
装置を示すブロック図。 1:歯色検査用センサ(光電素子)、2:咬合音・咬合圧検
査用センサ、3:疼痛度測定センサ、4:根管長計測センサ
(歯牙電極)、5:顎運動観測TVカメラ、6:盲のう検査用
センサ、7:浸出液検査用センサ、8:血圧検査センサ、9:
脈拍検査センサ、10:検査装置、10a:歯色検査装置、10
b:咬合音・咬合圧検査装置、10c:疼痛度検査装置、10d:
根管長検査装置、10e:顎運動検査装置、10f:盲のう検査
装置、10g:浸出液検査装置、10h:血圧検査装置、10i:脈
拍検査装置、11〜19:コード変換機、20:歯科用ブラケッ
トテーブル、21:ディスプレイ装置、22:コンピュータ本
体、23:キーボード、24:フロッピーディスクドライブ、
24′:カードリーダ、25:フロッピーディスク、26:入力
端子、27:ハンドピースホルダ、28:トレーテーブル、2
9:フィルムビュア、30:歯科治療椅子、31:制御信号変換
機、32:油圧機構、33:椅子、34:モータ機構、35:ポー
ル、36:うがい用スタンド、37:照明装置、40:ホストコ
ンピュータ、41:ディスプレイ装置、42:ホストコンピュ
ータ本体、43:キーボード、44:フロッピーディスクドラ
イブ、46:プリンタ、47:プリント、50:通信装置、51:映
像情報、110〜190:出力端子、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯科用治療椅子、うがい用スタンド、治療
    用照明装置及びブラケットテーブルを備えてなる歯科治
    療装置において、該歯科治療装置は更に歯科用治療椅子
    の姿勢制御、カルテデータ・保険データ・検査データ等
    の処理を行うコンピュータ本体を備え、前記歯科用治療
    椅子は椅子の姿勢制御装置を内蔵し、ブラケットテーブ
    ルには、その上側に少なくとも各種治療用インストルメ
    ントを載置するためのトレーテーブルと、X線フィルム
    を観察するためのフィルムビュアと、コンピュータ本体
    の情報を表示するディスプレイ装置を備え、かつその下
    側には歯科用治療椅子の姿勢制御及びデータ入力を行う
    ためのキーボード等の入力装置とハンドピースホルダと
    を上下順に配設して備え、そしてさらに上記各種検査デ
    ータ取得に当たり各種の検査・測定を行うための検査プ
    ローブと、同検査プローブから得られたデータをデータ
    処理ができるように変換するコード変換器を備えてなる
    ことを特徴とする歯科治療装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の歯科治療装置において、カ
    ルテデータ・保険データ・検査データ、歯科技工士への
    指示等の歯科用各種データをフロッピーディスク、ICカ
    ード等の記録媒体を介して、書込又は読出するためのデ
    ータ書込・読出装置を備えてなることを特徴とする歯科
    治療装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の歯科治療装置にお
    いて、他所に設けたホストコンピュータとの間で通信回
    線を経由してオンラインで、カルテデータ・保険データ
    ・検査データ、歯科技工士への指示等の歯科治療用各種
    データの交換を行うように構成したことを特徴とする歯
    科治療装置。
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