JPH0773587A - ディザ生成装置 - Google Patents

ディザ生成装置

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JPH0773587A
JPH0773587A JP5216678A JP21667893A JPH0773587A JP H0773587 A JPH0773587 A JP H0773587A JP 5216678 A JP5216678 A JP 5216678A JP 21667893 A JP21667893 A JP 21667893A JP H0773587 A JPH0773587 A JP H0773587A
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    • H03M1/20Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits
    • H03M1/201Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits by dithering
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小信号であっても、かつ、バッファメモリ長
が短くても十分にランダムな自己ディザを発生させる。 【構成】 量子化後のデータのLSBを取り出し、Mビ
ットからなるシフトレジスタと同じ働きをするバッファ
メモリに蓄える。このMビットによって過去の2 M のイ
ンデックスを蓄えたインデックス・バッファを参照し
て、インデックス・バッファの値により乱数値を出力す
るルック・アップ・テーブルを再び参照し、ディザを出
力する。ルック・アップ・テーブル参照後に、現在のM
ビットデータはインデックス・バッファに入力され、イ
ンデックス・バッファの内容は1データずつシフトす
る。インデックス・バッファ、バッファメモリ共に要素
の値が常に可変するので、常に異なる値がルック・アッ
プ・テーブルに供給され、ルック・アップ・テーブルか
らは十分にランダムなディザが生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディザ生成装置に係
り、特に自己ディザ(auto dither )回路の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、デジタル・オーディオ(digital
audio )の分野において、より原音に忠実な音を再生す
るための高音質化が求められている。具体的には、CD
(Compact disk)、DAT(Digital audio tape-recor
der )等の量子化ビットである16ビットではダイナミ
ックレンジが不足であり、理想的には20ビット程度の
量子化ビットが要求されているのである。しかし、CD
やDATが世の中に大いに普及している現状において、
全く新しいフォーマットを提案するのは困難である。そ
こで、現状の16ビットフォーマットと互換性を保ちつ
つ、ダイナミックレンジを確保する必要が出てくる。
【0003】上記のダイナミックレンジを確保するため
の手法として、ディザ付加による量子化特性改善技術が
知られている。ディザはデジタル変換時に発生する量子
化雑音を白色化するために記録時に加算され、システム
の量子化ステップより小振幅の信号の再生を可能にし、
実質上ダイナミックレンジが上昇したのと同じ効果を奏
する技術である。ただし、ディザは量子化雑音を白色化
することを目的の一つとしているため、単純に言えばノ
イズを加算していることになる。いいかえれば、記録信
号には原信号に含まれていなかったノイズが入っている
ことになる。そこで、再生信号でディザに起因するノイ
ズを消去するためには、記録時と再生時とで全く同じデ
ィザを発生し、再生時は減算をする必要がある。
【0004】ディザの生成方法として、デジタル・オー
ディオ・データそのものを用いてディザを発生させる、
自己ディザが提案されている。自己ディザは、デジタル
・オーディオ・データそのものを用いてディザを生成す
る方法であり、記録側と再生側とで同じデジタル・オー
ディオ・データを共有できるので、タイミング情報無し
で同じディザを生成し減算することが可能となる。
【0005】次に、従来例における自己ディザ生成器を
図24に示す。記録時には、図24(a)に示す符号装
置において、量子化器1で記録フォーマットで限定され
るビット数Bより多数のビット数を有する入力信号Si
をBビットのデジタルデータへ変換し、記録信号Sdと
して出力する。自己ディザ生成器101では、既にディ
ザが付加されて量子化された過去のM個のデータ・サン
プルのLSB(least significant bit )をLSB抽出
器2にて取り出し、バッファメモリ(buffer memory )
8に蓄える。このMビットの値をインデックス(index
:参照値)として2M 個の値がランダム(random:乱
雑)に配列されたルック・アップ・テーブル(look up
table )9に加えられる。ここにいうルック・アップ・
テーブルには、乱数表が用いられ、入力アドレスに対し
て相関の無い乱雑な値が記憶されており、規則正しい変
化の入力値により全く関係の無い雑音、いわゆる白色ノ
イズを発生させるための変換表である。このルック・ア
ップ・テーブル9はMビットの入力値によって2M 個の
値を参照してMビットのディザを発生させて入力信号S
iに加算器6で加算される。
【0006】再生時には、図24(b)に示す復号装置
において、記録信号Sdの過去のM個のデータサンプル
のLSBを用いて同様な処理でディザを発生し、逆量子
化器10による逆量子化結果から減算器7にて減算す
る。こうすることで、雑音を抑えた再生信号Soが得ら
れる。
【0007】このように、上記自己ディザは、既に量子
化された過去のM個のデータサンプルのみを用いて発生
されるので、符号誤りが生じた場合や途中から再生する
場合でも、M個のサンプル後には正しいディザを発生で
きる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来の自己ディ
ザにおける特性について図4および図5に基づいて説明
する。
【0009】量子化ステップに比べ信号レベルが十分に
高い場合、量子化されたデータサンプルのLSBには0
と1がランダムに出現するので、Mビットからなるイン
デックスの値はランダムとなり、ルック・アップ・テー
ブルはランダムなインデックスにより参照されるので、
入力信号と相関の無いディザを発生する。量子化ステッ
プをΔ(LSBに相当する)としたとき、ルック・アッ
プ・テーブルの要素の値を、−Δ/2からΔ/2まで一
様に分布するようにしておくと、ディザの確率密度関数
(pdf:probability dencity function)pr (v)
は、図4(a)で与えられ、これは、図4(c)に示す
ような、−Δ/2からΔ/2まで一様に分布した矩形型
の確率密度関数である。これからディザの実効値vr
計算すると、図4(b)のようになる。
【0010】従来の自己ディザによる特性は、信号が十
分に大きいときは問題が無いのであるが、信号レベルが
低くなるとLSBが毎回ほとんど同じ値になるため、採
用するルック・アップ・テーブル9の値の変化が少なく
なり、したがって、入力信号Siに加算される信号レベ
ルも一定となり、結果としてディザが白色ノイズで無く
なり入力に相関したノイズと成ってしまうという問題が
あった。
【0011】次に、より望ましいディザの特性について
考える。特性の分析は、確率密度関数によって考えるの
がよい。まず第1に、伝達特性を線形化するという点で
は、確率密度関数の分布図が矩形になる矩形ディザと三
角形になる三角形ディザが挙げられている。第2に、変
換時のノイズ変調が無いという点では、三角形ディザが
優れていると理論的に導かれている。
【0012】図2に三角形ディザの特性式を示す。図2
(a)は三角形ディザにおける確率密度関数を示し、こ
のノイズ増加分は図2(b)のようになる。三角形ディ
ザは2つの矩形ディザを加算して得られる。これによ
り、平均が0、分散がΔ2 /6の−ΔからΔに分布する
三角形ディザが得られる(図2(c))。
【0013】従来、自己ディザを用いて三角形ディザを
発生させる方法としては、以下のものがあった。つま
り、バッファメモリ内のMビットを2分割して2つのM
/2ビットのインデックスを得る。そして、それぞれが
M/2 個の値からなる2つのルック・アップ・テーブル
を参照する。各ルック・アップ・テーブルは、−Δ/2
からΔ/2の矩形ディザ(図4(c))を発生し、それ
らを加算して三角形ディザ(図2(c))を得ることが
できる。
【0014】しかしながら、上記従来の自己ディザによ
る三角形ディザの性能をシュミレーションすると、図5
(a)の振幅分布と図5(b)のスペクトル図のように
なる。図5では、M=16とし、これを上位8ビット、
下位8ビットに分割して、それぞれをインデックスとし
て28 =256個の値がランダムに配列された2つのル
ック・アップ・テーブルを参照して三角形ディザを発生
させたものである。
【0015】図5から判るように、振幅分布においては
三角形pdfとはいい難く、また、スペクトルも白色で
はなくディザとしては使用できない。そこで、これを回
避するためには、バッファメモリを長くしてインデック
スの数を増やして、ルック・アップ・テーブル参照がよ
りランダムになるようにすればよい。しかし、例えば、
M=32としてそれぞれ16ビットのインデックスで2
つのルック・アップ・テーブルを参照したとすると、2
16ワード(word:16ビット)の要素を持つテーブルが
2つも必要になり、メモリ量が膨大なものになり、ま
た、ディザのビット数は8ビット程度で十分であるから
1ワード16ビットの構成とするのも無駄である。つま
り、8ビット程度のバッファにて小信号レベルにおいて
もランダムなディザを生成する、という課題を簡単に解
決する訳にはいかない。
【0016】そこで、本発明は、小信号であっても、か
つ、バッファメモリ長が短くても十分にランダムな自己
ディザを発生させることが可能な自己ディザ生成装置を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は、量子化され
た各デジタルデータの特定ビットを順次取り出す取り出
し手段と、取り出し手段により新たに取り出された特定
ビットをM個分記憶し、特定ビットが入力される度に過
去において記憶された特定ビットに係るデータを1ビッ
トずつシフトさせる第1の記憶手段と、第1の記憶手段
に記憶されたM個の特定ビットより成る第1のMビット
データを2M 個記憶し、第1のMビットデータが入力さ
れる度に過去において記憶された第1のMビットデータ
を1データずつシフトさせる第2の記憶手段と、2M
の乱数値を配列記憶し、第2の記憶手段から入力された
第2のMビットデータに対し乱数値をディザとして出力
する第3の記憶手段とを備え、第1のMビットデータの
値は第2の記憶手段に記憶する入力データであると共
に、記憶された2M 個のMビットデータのうち1データ
を第2のMビットデータとして呼び出すためのアドレス
としても用いる構成とするディザ生成装置によって達成
される。
【0018】
【作用】本発明によれば、量子化器による量子化後のデ
ータのLSBをLSB取り出し手段が取り出し、第1の
記憶手段でありシフトレジスタ(shift register)と同
じ働きをするバッファメモリに蓄える。ここまでは従来
と同じである。しかし、Mビットのインデックスで直接
ルック・アップ・テーブルを参照するのではなく、過去
の2M のインデックスを蓄えた第2の記憶手段であるイ
ンデックス・バッファを介して、乱数値を出力する第3
の記憶手段であるルック・アップ・テーブルを参照す
る。すなわち、例えば現在のバッファメモリの値がNだ
ったとすると、インデックス・バッファ内のN番目の値
N がルック・アップ・テーブルに供給され、ルック・
アップ・テーブルを参照し、乱数をディザとして出力す
る。ルック・アップ・テーブル参照後に、現在のインデ
ックスの値Nはインデックス・バッファに入力され、イ
ンデックス・バッファの内容は、1データずつシフトす
る。
【0019】これにより、バッファメモリから出力され
る値はLSBが入力される度に変化し、インデックス・
バッファを参照するアドレスが変化する。さらにインデ
ックスバッファの内容自体も、要素の値が可変なテーブ
ルとして作用するので、常に異なる値がルック・アップ
・テーブルに供給され、ルック・アップ・テーブルから
は十分にランダムなディザが生成される。
【0020】
【実施例】次に、本発明のディザ生成装置による好適な
実施例を、図面に基づいて説明する。特性の説明では、
特に断りの無い限り、基本的に周波数1kHz、量子化
ステップΔ=32によるシュミレーション結果に基づく
ものとする。第1実施例 本発明の第1実施例は、理論通りのランダムなノイズ分
布を出すために、2回のテーブル参照を行う自己ディザ
生成器である。
【0021】まず、第1実施例における構成を図1に示
す。従来の自己ディザに対し、図1の自己ディザ生成器
100内部においてインデックス・バッファ4を設けた
点が特徴である。便宜上、データ数は任意のM(例えば
16)ビットとする。
【0022】まず、記録信号のビット数Bより多数のビ
ット数を有するデジタル信号である入力信号Siは加算
器6を経て量子化器1にてBビットのデジタル信号に変
換され、LSB取り出し器2に入力され、ここでLSB
が取り出され、バッファメモリ3の入力になる。バッフ
ァメモリ3はMビットのメモリであり、標準的なMビッ
トのシフトレジスタで構成されているが、その他の実現
手段として、必要なビット数Mを満たすように汎用のシ
フトレジスタを組み合わせて構築するか、フリップフロ
ップ(flip flop )をM段連結して構成してもよい。バ
ッファメモリ3の出力Nは2通りに分かれ、共にインデ
ックス・バッファ4に加えられている。
【0023】このインデックス・バッファ4もシフトレ
ジスタのような構造をしているが、具体的には、Mビッ
トの値をメモリアドレスとして与え、それに応じたアド
レスに入っているMビットのデータを出力できる。ま
た、アドレスとして加えられたデータは、同時にMビッ
トデータとして入力し、データI0 となる。このMビッ
トデータは新たなデータが入力される度にシフトされ、
例えばI0 はI1 になる。ここで、インデッククス・バ
ッファ4内のデータIN とは、N番目前に入力されたデ
ータであり、アドレスNで参照されて、外部に出力され
る値となる。
【0024】さらに、このインデックス・バッファ4の
出力IN がルック・アップ・テーブル5に入力され、出
力IN に対応したディザが発生して加算器6で入力信号
Siに加えられている。
【0025】三角形ディザを発生させるためには、乱数
出力を同時に2つ発生させ、加算器6にて両者を入力信
号Siと加算する必要がある。つまり、自己ディザ生成
器100を2つ設け、片方にはMビットの下位M/2ビ
ットのLSBを、他方には上位M/2ビットのLSBを
入力することで目的を達成できる(例えばM=16であ
ったら、8ビットずつに分解する。)。
【0026】次に、第1実施例における動作を説明す
る。入力信号Siは、記録信号のビット数Bより多数の
ビット数を有するデジタルデータである。これは、量子
化器1によってBビットに変換される。この変換結果は
記録信号Sdとして出力され、記録媒体、例えばCDや
DAT等の記録装置に入力される。このBビットの記録
信号Sdを入力し、LSBにあたるデータが、LSB取
り出し器2によって取り出される。これは、単純に量子
化器1の出力線であるBビットのLSBデータを通すも
ので、タイミング合わせが必要な場合は、簡単なデータ
バッファであってもよい。このLSBは、デジタルの
‘1’若しくは‘0’の値をとるもので、図示しないシ
ステムクロック等に同期してバッファメモリ3に加えら
れている。
【0027】バッファメモリ3は、新たなLSBデータ
が入力される度に1ビットシフトする。つまり、M個の
データが入力されると(Mサンプル分進行すると)、こ
のバッファメモリ3のMSB(most significant bit)
から押し出されたような形となって消える。つまり、こ
のバッファメモリ3のMビットのデータは、過去Mサン
プル分のLSB情報を蓄えているといえる。
【0028】このバッファメモリ3のMビットデータは
そのまま転送され、インデックス・バッファ4の入力に
なる。このMビットデータをNとすると、インデックス
・バッファ4のN番目のバッファに入っているデータI
N が選択され、Mビットの別のデータとしてインデック
ス・バッファ4から出力される。同時に、同じNがイン
デックス・バッファ4の入力端子に加えられており、こ
のNは次のシステムクロックに同期して、インデックス
・バッファ4に取り込まれる。つまり、最初のデータI
0 となる。Nが入力されると、インデックスバッファ4
全体は1データ分シフトし、例えばN番目のデータIN
がN+1番目のデータとなる。したがって、インデック
ス・バッファ4はアドレスおよび入力データとしてNを
入力し、Mビットのデータ(つまり、N番目前に入力デ
ータとして入力されたバッファメモリ3の値)を出力す
るという動作をする。いいかえれば、インデックス・バ
ッファ4はMビットのデータ2M 個の要素を有するメモ
リである。
【0029】次に、Nによって参照されたN番目前の値
N が、次のルック・アップ・テーブル5の入力データ
となる。このルック・アップ・テーブル5も2M 要素を
有するものである。ここには、白色ノイズを発生するた
めの乱数が記憶されており、入力された値IN をアドレ
スとする要素に記憶されているランダムな値を、最終的
な出力ディザDとして出力し、加算器6にて、このディ
ザDが入力信号Siと加算される。
【0030】また、三角形ディザ生成の場合は、上記自
己ディザ生成器100と同様の回路をもう1つ設け、上
位M/2ビットのLSBと下位M/2のLSBとを2つ
の自己ディザ生成器100のそれぞれの入力として、そ
れらによって出力された2種類のディザDを加算器のと
ころで入力信号Siと加算すればよい。
【0031】再生時の動作としては、従来の自己ディザ
と同じ要領で記録信号からこのディザを自己ディザ生成
器で生成し、逆量子化器の出力から減算器によって減算
すれば、ディザに起因するノイズの無い再生信号が得ら
れる。つまり、図1における自己ディザ生成器100と
等価な回路を再生装置に用意しておき、再生されたデジ
タル・オーディオ信号(記録信号Sd)のLSBをバッ
ファメモリ3の入力にしておけば、記録の時と同じ順番
で同じLSBが送出されることになるので、バッファメ
モリ3において発生するMビットデータも同じ順番で同
じ数が生成され、記録時と全く同一のディザDが得られ
ることとなり減算器にて出力信号から減算すれば適正な
再生が行われる。
【0032】三角形ディザの場合は、記録時と同様に上
位M/2、下位M/2に分割してディザを発生させ同時
に減算器にて減算すればよい。次に、上記第1実施例に
よって生成した三角形ディザの出力結果を図3に示し、
従来型の自己ディザを分割して加算することによって生
成した図5の三角形ディザの特性と比較する。図5は通
常の信号レベル64(振幅:amp=64)による特
性、図3は信号レベル15(amp=15)による特性
である。
【0033】図3(a)は第1実施例による自己ディザ
の振幅分布であり、理論に近いきれいな分布をしてい
る。一方、図5(a)は従来型の自己ディザによって発
生を試みたディザの振幅分布であり、かなり形の崩れた
分布である。
【0034】また、図3(b)は、ディザのスペクトル
分布であり、極めて平坦な波形であり、白色ノイズが十
分に生成されていることが判る。図5(b)は、従来型
の自己ディザのスペクトルであり、周波数依存が出てお
り実用的でない。
【0035】したがって、第1実施例によれば、入力信
号Siが量子化ステップ以下の小信号であって、例え
ば、ほとんど‘0’が続くようなLSBであっても、M
ビットの中で1ビットでも‘1’があれば、バッファメ
モリ3の参照するインデックス・バッファ4のアドレス
は1サンプル毎に大きく変わる(1ビットシフトで倍の
数になる)。
【0036】従って、インデックス・バッファ4におい
て出力されるデータは毎回異なるものになり、ルック・
アップ・テーブル3においては、十分にランダム(乱
雑)な数であるディザを発生できる。これによって、理
論特性に近いきれいな三角形ディザが得られる。
【0037】図3(c)に自己ディザを用いて振幅15
の1kHz正弦波を量子化したスペクトルを示す。図
中、実線が減算前、破線が減算後のスペクトルである。
量子化ノイズが白色化されており、量子化ステップ以下
の信号でも解像度良く再生されている。第2実施例 第1実施例で示したように、ディザの付加により、量子
化器の伝達特性が線形化され、量子化ノイズが白色にな
り、量子化ステップ以下の信号も再生可能になる。しか
し、再生側でディザを減算しても、依然として、√(Δ
2 /12)〔実効値〕の量子化ノイズが存在する。
【0038】そこで、第2実施例では、本発明の自己デ
ィザにノイズシェーピング(noiseshaping )という聴
感的な特性改善の為の手法を併用し、量子化ノイズのス
ペクトルを聴覚の最小可聴閾値に合わせて変形し、知覚
されるノイズを減らすよう試みる。
【0039】まず、ノイズシェーピングによる基本動作
を図6に基づいて説明する。この技術は、原信号記録の
際に有している多数ビットの原信号を記録フォーマット
で限定される原信号より少ないビット数に変換する際に
有効な手法である。
【0040】図6(a)に示すように、原信号sを再量
子化する際に、量子化ノイズをフィルタH(z)12を
通して信号をフィードバック(feed back )する。量子
化ノイズはフィードバックにより、1−H(z)のシェ
ーピングを受ける。
【0041】入力信号をs,量子化ノイズをe、シェー
ピング後の量子化ノイズをe’とすると、数式1のよう
になる。
【0042】
【数1】
【0043】適切なディザが加えられていれば量子化ノ
イズは平坦なスペクトルであるから、シェーピング後の
ノイズスペクトルは、振幅特性の絶対値で重み付けられ
た形状となる。
【0044】このシェーピング特性を人間の聴覚の最小
可聴閾値特性に合わせて低中域で低く、高域で高くする
ことにより、低中域のS/N(signal-to-noise ratio
)特性を高くして、聴感上のダイナミックレンジを広
くする。このノイズシェーピング技術を本発明に適用
し、聴感上の特性を改善する。
【0045】なお、フィルタH(z)はノイズシェーピ
ングの振幅特性|1−H(z)|から設計できる。ノイ
ズシェーピングの伝達関数は、数式2となる。
【0046】
【数2】
【0047】ここで、α(ω)はネーパーを単位とする
減衰特性、θ(ω)はラジアンを単位とする位相特性で
ある。所望の任意の振幅特性が数式3となる。
【0048】
【数3】
【0049】これにより、減衰特性α(ω)のヒルベル
ト変換により位相特性θ(ω)が求まるので、伝達関数
が求められる。この伝達関数を逆フーリェ変換(IFFT;i
nverse fast fourier transform )して1−H(z)を
求めれば、これからノイズシェーピングフィルタH
(z)が得られる。
【0050】このようにして設計したノイズシェーピン
グ特性を図6(b)と図6(c)に示す。図6(c)は
12タップのFIR(fjnite-durationimpulse-respons
e )フィルタを用いたノイズシェーピング特性で、図6
(b)は32タップのFIRフィルタを用いたノイズシ
ェーピング特性で、最小可聴閾値特性に合わせている。
図6(c)は、12タップのFIRフィルタを用いたノ
イズシェーピング特性で、図6(b)よりシェーピング
量は少ない。本実施例は図6(c)のシェーピング特性
を用いた。
【0051】第2実施例の構成を図7に示す。符号化の
場合、図7(a)に示すように、自己ディザ生成器10
0は第1実施例による回路と同様であり、加算器6、量
子化器1、自己ディザ生成器100にて、自己ディザ生
成装置を形成している。そして、その入力から出力を減
算器11にて減算し、これをフィルタH(z)12にて
フィルタリングしてフィードバックした信号を、加算器
13にて入力信号Siと加えるループでノイズシェーピ
ング量子化を行っている。
【0052】復号化の場合、図7(b)に示すように、
記録信号Sdは逆量子化器10を経て再生信号Soとし
て出力されている。また、記録信号Sdからは自己ディ
ザ生成器100にてディザを生成し、それに対し1−H
(z)のフィルタリングをかけてシェーピング化したも
のを、減算器7にて逆量子化器10の信号から減算して
いる。
【0053】さて、第2実施例における動作としては、
第1実施例において説明した自己ディザ生成装置に、図
6において説明したノイズシェーピングをかけると考え
ればよい。
【0054】まず、図7(a)の加算器6、量子化器1
および自己ディザ生成器100から成るループにより、
入力信号Siにディザが付加され量子化した記録信号S
dが生成されている。そして、多数ビットである原信号
である入力信号Siより量子化信号であるSdを減算す
ることにより、量子化ノイズ成分が導き出される。この
量子化ノイズ成分をフィードバックしフィルタ12にて
周波数成分の変換が行われる。このように変換された白
色ノイズ成分を入力信号Siに加算器13で加算する
と、得られる記録信号Sdは原信号の量子化ノイズをシ
ェーピングして、更に、シェーピングを行ったディザに
起因するノイズ成分が加えられた記録信号が得られる。
【0055】そして、図7(b)における復号器にて、
符号時と逆のプロセスにて記録信号Sdから自己ディザ
生成器100にて白色ノイズを生成し、1−H(z)フ
ィルタ14にてシェーピングを行い、これを逆量子化さ
れた再生信号Soから減算器7にて減算することによ
り、ノイズ成分がシェーピングされて最小可聴閾値にノ
イズ周波数スペクトルを合わせた再生信号Soが得られ
る。
【0056】第2実施例における特性を図8乃至図11
に示す。図8(a)に示すのは、自己ディザ生成装置部
分の小信号時(振幅;amp=4)における特性である
(第1実施例、図3は振幅15の信号)。図から判るよ
うに、振幅分布は三角形pdfであり、また、図8
(b)に示すスペクトル分布も白色化されており、ディ
ザとして使用するのに適している。さらに、図9に自己
ディザを用いて、振幅4の1kHz正弦波をノイズシェ
ーピングした量子化スペクトルを示す。図中、実線が減
算前、破線が減算後のスペクトルである。正しくノイズ
シェーピングが行われ、減算によりS/Nが改善されて
いる。
【0057】次に、さらに入力信号が小さくなった場合
を想定して、振幅2(LSBより4ビット下)の正弦波
を入力信号としてシュミレーションを行った場合の自己
ディザ特性の振幅分布を図10(a)に、スペクトルを
図10(b)に示す。このような小さな入力信号であっ
ても、本発明の自己ディザ装置は適切に動作している。
図11には、この自己ディザを用いて本実施例のノイズ
シェーピング量子化を行った時のスペクトル特性を示
す。図に示すように、LSBより4ビットも小さい信号
も十分な解像度で再生されている。
【0058】なお、第2実施例における自己ディザ生成
器100の代用として、当然従来の自己ディザ生成装置
の適用が考えられ、この場合の特性を図12に示す。図
から判るように、振幅分布(図12(a))、スペクト
ル(図12(b))共に満足できる特性を有しておら
ず、従来の自己ディザ生成器の適用の可能性は否定され
る。
【0059】上記のように第2実施例によれば、本発明
の自己ディザ生成装置とノイズシェーピングとを組み合
わせることにより聴感上の大幅な量子化ノイズを低減す
ることが出来る。試聴実験 以下に、本発明におけるシュミレーションによる試聴実
験結果を示す。 (i)実験条件 本発明における自己ディザとノイズシェーピングの効果
を評価するために行った試聴実験結果を図13乃至図2
3に示す。音源は以下の2種類であり、音源1は量子化
による高調波歪の発生の影響を、音源2は混変調発生の
影響を調べるために選んだ。 音源1:振幅4(amp=4)の1kHz正弦波 音源2:振幅4の660Hz正弦波と振幅4の1kH
z正弦波との複合音 刺激としては、音源1、2を16ビット量子化したもの
を原音として、量子化ステップΔ=32(11ビット)
で刺激を作成した。ノイズシェーピングは、シェーピン
グ特性による効果の違いを調べるために、スーパービッ
トマッピングという技術で用いられるシェーピング特性
(SBM:図6(c))でシェーピングを行った場合
と、最小可聴閾値特性(MAF:図6(b))でシェー
ピングを行った場合とを比べた。この技術は、解像度を
量子化ビット数以上にするために、記録側で行う信号処
理で、装置構成(図14)は基本的に図6(a)と同じ
である。これは、例えば20ビットの原音を量子化して
16ビットにする際に用いられる。第2実施例との違い
はディザが付加されてない点である。
【0060】ディザは、本願発明による三角形自己ディ
ザで、減算ありのものと無しの2種類である。まず、実
験に用いた刺激と、図の番号の対照表を図13に示す。
刺激番号0は原音、1は比較の為に採用した。図15乃
至図21の各図において、(a)は音原1に対するスペ
クトル、(b)は音原2に対するスペクトルを示す。
【0061】実験方法としては、刺激の継続時間は3秒
で、図22の様に1秒間のインターバルを挟んで呈示し
た。第1音は必ず原音(刺激番号0)であり、第2音は
刺激番号0から刺激番号6の内からランダムに選ばれ
る。
【0062】被験者の判断は、第1音に対する第2音の
音質劣化(ノイズ量、歪量)の程度を、CCIR Re
c.562の基準に準じて、次の5段階評価で行った。 5:劣化を感じない。
【0063】4:劣化を感じるが気にならない。 3:僅かに劣化している。 2:劣化している。
【0064】1:非常に劣化している。 被験者は5名で各刺激について4回、合計20回の判断
を行った。 (ii)実験結果 5名の被験者の評価の平均値を図23に示す。横軸の番
号は刺激番号、縦軸は評価値である。
【0065】刺激番号2と刺激番号4とを比べると、同
じ特性のノイズシェーピング特性を用いても、ディザ無
しに比べ自己ディザを付加し再生側で減算することによ
り音質が向上することが判る。刺激番号3と刺激番号
4、刺激番号5と刺激番号6とを比べると、再生側でデ
ィザを減算することにより、ノイズ感が減少することが
判る。刺激番号3と刺激番号5、刺激番号4と刺激番号
6との差は、ノイズシェーピング特性による違いを示
し、最小可聴閾値特性に合わせた方がノイズ感が減少す
ることが判る。ディザあるいはノイズシェーピングが無
いと、音源1、音原2とも11ビット量子化ではすべて
0になってしまい、再生が不可能である。したがって、
刺激番号2から刺激番号6は、単純な11ビット量子化
に比べはるかに良い特性である。
【0066】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、デジタル
・オーディオ・データ自身を用いる減算可能な自己ディ
ザにより、入力信号が量子化ステップの1/2程度でも
良好なディザを発生させることが出来る。また、ノイズ
シェーピングと組み合わせることによって、入力信号が
量子化ステップより4ビット下でも良好な自己ディザが
発生できる。
【0067】聴感上においても、本願発明による減算可
能な自己ディザとノイズシェーピングとにより、ノイズ
感、歪感ともに減少することが判る。特に、最小可聴閾
値特性を有するノイズシェーピング特性を用いること
で、量子化ビット数が3ビット多い単純な量子化と同様
な性能を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自己ディザ生成装置を示すブロック図
である。
【図2】三角形ディザの確率密度関数を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の自己ディザの振幅分布とスペクトルを
示す特性図である。
【図4】矩形ディザの確率密度関数を示す説明図であ
る。
【図5】従来型自己ディザの振幅分布とスペクトルを示
す特性図である。
【図6】ノイズシェーピング量子化を示す説明図であ
る。
【図7】第2実施例における自己ディザ付加ノイズシェ
ーピング量子化の符号復号器を示すブロック図である。
【図8】小信号時における本発明の改良自己ディザ特性
(1)を示す特性図である。
【図9】第2実施例におけるノイズシェーピング量子化
特性を示すスペクトル図である。
【図10】小信号時における本発明の自己ディザ特性
(2)を示す特性図である。
【図11】第2実施例における小信号時のノイズシェー
ピング量子化特性を示すスペクトル図である。
【図12】第2実施例における従来の自己ディザ生成器
を適用した振幅分布とスペクトル図である。
【図13】実験に用いた刺激と図の番号の対照表であ
る。
【図14】スーパービットマッピングを示す説明図であ
る。
【図15】刺激番号0におけるスペクトル図である。
【図16】刺激番号1におけるスペクトル図である。
【図17】刺激番号2におけるスペクトル図である。
【図18】刺激番号3におけるスペクトル図である。
【図19】刺激番号4におけるスペクトル図である。
【図20】刺激番号5におけるスペクトル図である。
【図21】刺激番号6におけるスペクトル図である。
【図22】刺激呈示方法を示す図である。
【図23】試聴実験結果を示す説明図である。
【図24】従来型自己ディザを用いた符号器・復号器の
構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1…量子化器 2…LSB(least significant bit )取り出し器 3、8…バッファメモリ 4…インデックス・バッファ 5、9…ルック・アップ・テーブル 6…加算器 7…減算器 10…逆量子化器 100…本発明の自己ディザ生成器 101…従来型自己ディザ生成器 Si…入力信号 Sd…記録信号 So…再生信号 D…ディザ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子化された各デジタルデータの特定ビ
    ットを順次取り出す取り出し手段と、 前記取り出し手段により取り出された各特定ビットをM
    (Mは自然数)個分記憶し、新たな前記特定ビットが入
    力される度に過去において記憶された前記特定ビットに
    係るデータを1ビットずつシフトさせる第1の記憶手段
    と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記M個の特定ビット
    より成る第1のMビットデータを2M 個記憶し、前記第
    1のMビットデータが入力される度に過去において記憶
    された前記第1のMビットデータを1データずつシフト
    させる第2の記憶手段と、 2M 個の乱数値を配列記憶し、前記第2の記憶手段から
    入力された第2のMビットデータに対し前記乱数値をデ
    ィザとして出力する第3の記憶手段とを備え、 前記第1のMビットデータの値は前記第2の記憶手段に
    記憶する入力データであると共に、記憶された2M 個の
    Mビットデータのうち1データを前記第2のMビットデ
    ータとして呼び出すためのアドレスとしても用いるこ
    と、 を特徴とするディザ生成装置。
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