JPH0772072A - 液中粒子濃度検出装置 - Google Patents

液中粒子濃度検出装置

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JPH0772072A
JPH0772072A JP5326055A JP32605593A JPH0772072A JP H0772072 A JPH0772072 A JP H0772072A JP 5326055 A JP5326055 A JP 5326055A JP 32605593 A JP32605593 A JP 32605593A JP H0772072 A JPH0772072 A JP H0772072A
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究 内藤
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Rie Oosaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光の透過率の低い検査対象液体に対しても感
度が高く,気泡を内包する液体にも用いることのできる
光学式の液中粒子濃度検出装置の提供。 【構成】 検査対象液体8との境界面80において全反
射する検査光82を発する発光部11と,上記全反射光
83を受光する光センサ12と,検査光82を直接受光
する基準光センサ13と,両光センサ12,13の出力
から反射率を求め,粒子濃度を算出する判定部とを有す
る液中粒子濃度検出装置10である。検査対象液体8が
エンジンの潤滑油の場合,カーボンの粒子濃度を算出
し,潤滑油の劣化を判定することができる。検査光が全
反射する検出面は複数設けてもよく,また,検査対象液
体の管路等に検出面を挿入する構造とすると好適であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,光の透過率が極めて小
さい液体に対しても精度良く液中粒子濃度を測定するこ
とのできる光学式の液中粒子濃度検出装置に関する。
【0002】
【従来技術】ディーゼルエンジンなどの潤滑油の劣化の
判定は,潤滑油に含まれるカーボン粒子量が有力な判断
指標となっている。即ち,潤滑油中に含まれるカーボン
粒子濃度が3〜5wt%を上限として潤滑油の更油時期
と判定されている。
【0003】このような潤滑油中の粒子濃度検出装置9
0には,図13に示すように,発光素子91と受光素子
92との間に潤滑油8を導入し,潤滑油に含まれるカー
ボン粒子濃度によって変化する受光量,即ち光の透過率
から潤滑油の汚濁を検知するものがある(特開昭61−
213749号公報参照)。同図において,符号93は
温度補正用のサーミスタ温度計,符号94は入出力端子
板,符号95は,潤滑油の管路に螺着するためのねじ部
である。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記液中粒子
濃度検出装置90には,次のような問題がある。第1の
問題点は,光の透過率の低い検査対象液体8に関して
は,光の透過量が極めて少なく,感度が悪くなることで
ある。この対策としては,入射する検査光を大幅に強く
する方法や,検査対象液体の光の透過方向に対する厚み
tを小さくするなどがある。
【0005】しかし,検査光を強くすれば,検査対象液
体や含有粒子が変質するなどの問題があり,また,検査
対象液体の厚みtを小さくすることは,粒子径dが厚み
tに近いと粒子が詰まってしまうなどの問題がある。第
2の問題点は,検査対象液体が気泡などを内包する場合
には,気泡によって透過光の強さが代わり,粒子濃度を
正確に測定できないことである。
【0006】第3の問題点は,検査光が出射する発光面
及び透過光が入射する受光面に液中の粒子が付着し,検
出誤差を生じ易いということである。本発明は,かかる
従来の問題点に鑑みて,光の透過率が小さい液体に対し
ても感度が低下せず,また気泡などの非粒子性異物の影
響を受けにくい液中粒子濃度検出装置を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,検査対象液体と接し,そ
の境界面において全反射する検査光を発する発光部と,
上記全反射光を受光する光センサと,上記検査光を直接
受光する基準光センサと,両光センサの出力信号から反
射率を求め,これより液中の粒子濃度を算出する判定部
とを有する液中粒子濃度検出装置にある。
【0008】本発明において最も注目すべきことの第一
点は,発光部から検査対象液体に対して発せられる検査
光がその境界面において全反射するように構成されてい
ることである。即ち,検査対象液体の屈折率をn2 ,検
査対象液体と接する検出面を形成する発光部(以下「境
界部」という)の屈折率をn1 としたとき,図6に示す
検査光82の入射角θ1 が,全反射角θC (=sin-1
2 /n1 )より大きくなるように光源位置及び境界
部の屈折率n1 を定めてあることである。
【0009】本発明において,注目すべき第2点は,光
センサは上記全反射光を受光することのできる位置に配
設されていることであり,更に検査光を直接受光する基
準光センサを配設してあることである。また,判定部
は,粒子濃度により変化する上記両光センサの出力信号
により反射率を算出し,これより検査対象液体の粒子濃
度を判定する演算回路である。上記液中粒子濃度検出装
置には,例えば,請求項2記載のようにカーボン粒子濃
度から潤滑油の劣化を判定するディーゼルエンジンの潤
滑油劣化検出装置などがある。
【0010】なお,請求項3記載のように,検査対象液
体の収容部を設け,該収容部には,検査対象液体の流体
運動によって浮遊する洗浄部材を混入させることが好ま
しい。対流を含む検査対象液体の流体運動によって洗浄
部材が浮遊すれば,検出面に衝突し,このような衝突を
繰り返すことにより,上記検出面に異物が付着して検査
光の入光を妨げたり光センサの受光量を変化させたりす
ることが抑制されるからである。
【0011】なお,このような洗浄部材を液中に混入し
た場合,反射光の光量に変化をもたらすことが懸念され
るが,このような不具合は,光を計測する計測時間を一
定時間以上長く取り,その時間平均値を用いることによ
り解消される。即ち,洗浄部材は浮遊するから,光の反
射進路に洗浄部材が浸入する頻度は,一定値以上の長さ
を計測時間に取れば,そのばらつきはほとんど無視する
ことができるからである。
【0012】なお,このような洗浄部材を収容部に混入
させることは,従来の透光式の液中粒子濃度検出装置で
は極めて困難である。その理由は,第1に入光部と出光
部の間隙が透光率の低い液体では極めて狭いこと,第2
に洗浄部材の混入により透過光が遮断され受光量が変化
することである。
【0013】また,検査対象液体と接しその境界面にお
いて検査光を全反射させる検出面を複数設け,発光部の
光源から発せられた検査光を,上記複数の検出面で全反
射したのち光センサに達するよう光路を形成することが
好ましい。なぜならば,複数の検出面を設けることによ
り,同一粒子濃度の検査対象液体に対する全反射光の変
化率を大幅に拡大することができるからである。
【0014】詳細を後述するように,検査対象液体の粒
子濃度に応じて検出面での全反射光の強さは変化(減
少)する。そして複数の検出面で複数回の全反射を行な
わせれば,上記全反射光の変化率は累積され,その結
果,1回の全反射によっては検知の困難な変化率も検知
可能な変化率となるからである。
【0015】なお,上記のように複数の検出面において
全反射が可能なように光路を形成することは,複数の検
出面を異なった角度で配置し,あるいは,検査光の進路
を変化させるミラー等を適宜配置することにより可能で
ある(例えば実施例2,図8参照)。
【0016】また,光源から光センサに至る光路中に複
数のミラー等を配設し,該ミラー等により光路を変化さ
せることにより,光源と同一基板に配置された光センサ
に全反射光を入射させるように光路を形成すると好適で
ある。なぜならば,上記のように同一基板上に光源と光
センサとを配置することができれば,同一基板上にある
ため両部材の組付けが容易となり,また基板も1枚とす
ることができコストダウンとなるからである。
【0017】そもそも,基板に搭載する一般回路部品は
光学的な取付角度の制約がないから,同一基板上に搭載
可能である。一方光源及び光センサは光学的な要求から
取付け角度の制約があり,両者は一般的には異なった基
板に搭載することが求められる。そのため,上記両部材
は別々の基板に搭載するか,回路部品を搭載する基板の
外部に取付けていた(図1,図13参照)。しかし,上
記のように構成することにより,上記問題点を解消し,
両部材を同一の基板に搭載することが可能となる。
【0018】即ち,検出面に入射する検査光82と検出
面で反射する全反射光83とは,図1に示すように,そ
のままでは平行光線とはならず2θ1 の角度を有してい
る(θ1 は検査光の入射角)。それ故,このままでは光
源と光センサの取付角度も2θ1 の角度を有することと
なり,両者を同一基板上に平行配置(基板に垂直配置)
することはできない。
【0019】しかしながら,上記のようにミラー等を用
いて検査光(全反射光)の光路を適宜変更すれば,光源
から放射される検査光と光センサに入射する全反射光と
を平行とすることが可能となる。その結果,光源と光セ
ンサとを同一基板上に平行に配置することが可能とな
る。なお,上記「ミラー等」には,平面鏡などの他に検
出面自体も包含される。検出面は,平面鏡と同様の反射
作用を行なうからである。
【0020】そして,検査光の進路を変更する上記ミラ
ー等は,例えば,光路の主要部をプリズムによって形成
し,このプリズムの外壁面上に形成することができる。
即ち,プリズムは互に交叉する複数の外壁面を有してお
り,この外壁面を適当な位置に適当な角度を有するよう
に形成し,上記外壁面上に検査光を反射するミラー等を
形成することにより,所望の光路を形成することができ
る。
【0021】また,光源から光センサに至る光路には,
所定の角度で入射する光のみを選択的に通過させるアパ
ーチャを配設することが好ましい。アパーチャを配設す
ることにより,所望の検査光と異なった角度から進入す
る外乱光や検査光中のノイズ光,全反射光中の散乱光な
どを除去することが可能となり,液中粒子濃度検出装置
のS/N比を増大し,検出精度を向上させることができ
るからである。
【0022】例えば,前記プリズムの入光側の光路及び
出光側の光路にアパーチャを設ける。入光側にアパーチ
ャを設けることにより,前記検出面に対して一定の角度
の検査光を入射させ,上記ノイズ光などをカットするこ
とができる。また,出光側の光路にアパーチャを設ける
ことにより,正規の全反射光のみを光センサに入射さ
せ,散乱光やノイズ光などをカットすることができる。
【0023】また,液中粒子濃度検出装置の構造は,検
査対象液体を収容する容器又は管路等に挿入する突部
と,該突部を容器又は管路等に挿入し固定する固定部材
とを設け,上記突部に検出面を形成すると好適である。
このように構成すれば,検査対象液体を導入する収容部
や該収容部に検査対象液体を導く管路等が不要となり,
構成部材が少なくなる。また,検査対象液体の容器又は
管路等に直に装着することができるから,スペースを取
らず液中粒子濃度検出装置を設置することができるから
である。
【0024】更に,上記突部の検出面には,検査対象液
体を自由に通過させる洗浄部材の封入部を設けることが
好ましい。前記のように,洗浄部材は検査対象液体の流
体運動によって浮遊する部材であり,検出面の汚れを防
止することができるからである。
【0025】なお,後述する(1)式(エバネッセント
波の進入深さの指標)が示すように,検査光の波長λを
大きくし,検査光の入射角θ1 を小さくし(但しθ1
θc)また,プリズムの屈折率を小さくすることにより
粒子濃度に対する全反射光の変化率,即ち検出感度を上
げることができる。例えば,検査対象液体がディーゼル
エンジンの潤滑油の場合には,光源に赤ないし赤外(6
00nm以上)の波長の光を発するLED,半導体レー
ザなどを用い,検出面を形成する発光部の媒体に光を透
過するガラスや樹脂などを用いると共に,入射角θ1
全反射臨界角θC に近い値となるように光学系を構成す
る。
【0026】
【作用及び効果】光が図6に示すように全反射臨界角θ
C 以上の角度θ1 で屈折率n1 の第1媒体801から屈
折率n2 の第2媒体802に進むとき,光は屈折率n2
の第2媒体802に進入せず,全反射する。しかしなが
らこの現象を仔細に観測すれば,上記反射光は,入射点
Aより間隔Gだけ離れたB点から出射する。
【0027】即ち,図6の破線で示すように,光は一旦
第2媒体802に進入して,上記B点から出射する。上
記進入光はエバネッセント波と言われ,間隔Gはグース
・ヘンシェン偏移と呼ばれる。そして,上記第2媒体8
02中にカーボン等の固形異物81が存在すると,図7
に示すようにエバネッセント波は吸収と散乱を受けるか
ら全反射光の強度が減少する。
【0028】なお,第2媒体802に進入する光の深さ
は,光の波長λ,媒体801,802の屈折率n1 ,n
2 ,入射角θ1 等によって変化する。即ち,エバネッセ
ント波の電界の強さが1/eに減衰する進入の深さD
は,次式によって示される。 D=λ×{2π(n1 2sin2 θ1 −n2 21/2 }・・・・・(1) そして,エバネッセント波の進入深さDが大きいほど固
定異物81の存在によって被る吸収と散乱は大きくなる
から,全反射光の変化(減少)の度合(変化率)も大き
くなる。
【0029】本発明は,上記現象を利用して検査対象液
体の粒子濃度を検出するものである。即ち,検査対象液
体との境界面から全反射する反射光83は,図5に示す
ように液中粒子濃度に比例して減衰するから,反射光の
強度の減少度,即ち反射率の変化によって検査対象液体
の粒子濃度を検知することができる。
【0030】なお,このときエバネッセント波の進入深
さδ(≒λ/2)中に存在する粒子数にばらつきが生じ
ないよう,粒子濃度に応じた適度な検出面の面積Sと判
定部におけるサンプリング時間長T(受光量を計測する
時間長)を選定する。即ち,検査対象液体の検出面にお
ける容積S×δ中に存在する粒子数がサンプリング時間
Tにおいて変動しないようにすることにより測定精度に
ばらつきがなくなるからである。
【0031】本発明は,検査対象液体における反射光を
検出し粒子濃度を検知するから,検査対象液体における
光の透過率の大小には左右されない。それ故,透過率の
低い検査対象液体に対しても全く感度が低下しない。ま
た,検査対象液体中に気泡などが存在しても,エバネッ
セント波に対する影響は,ほとんどない。即ち,エバネ
ッセント波の進入深さδは極めて浅いから,エバネッセ
ント波が気泡に突き当たる確率は極めて小さく,また仮
に気泡と衝突したとしても,エバネッセント波は気泡の
ような非粒子性異物によっては殆ど散乱を受けることは
ないからである。
【0032】また,従来の透光式液中粒子濃度検出装置
(図13)においては,発光面と受光面の二つの面にお
いて粒子が付着し,光センサの受光量を弱める働きをし
たが,反射光を計測する本発明においては単一の検出面
しか存在しないから,その影響を半減することができ
る。また,反射式であるから検査対象液体を収容する収
容部等の深さを大きくすることができる。透過式では検
査対象液体の深さによって透過光の光量が減衰するから
である。それ故,洗浄部材を収容部に混入させることが
でき,これによって検出面の汚れを抑止することができ
る。
【0033】そして,反射光測定式であるから気泡の存
在と同様に洗浄部材の存在が検出精度に与える影響は殆
どない。また,仮に洗浄部材の存在が受光量に若干影響
あるとしても,判定部におけるサンプリング時間Tを増
加させれば洗浄部材の影響を均一化することができるの
で,測定精度に影響しない。上記のように,本発明によ
れば光の透過率の小さい液体に対しても感度が低下せ
ず,また気泡などの非粒子性異物の影響を受けにくい液
中粒子濃度検出装置を提供することができる。
【0034】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかる液中粒子濃度検出装置につい
て,図1〜図4を用いて説明する。本例は,ディーゼル
エンジンの潤滑油に含まれるカーボン粒子濃度を検出
し,潤滑油の劣化を判定するものである。本例は,図
1,図2に示すように,検査対象液体8との境界面80
において全反射する検査光82を発する発光部11と,
検査対象液体8に対する上記反射光83を受光する光セ
ンサ12と,上記検査光82を直接受光する基準光セン
サ13と,両光センサ12,13の出力信号から反射率
σを求め,これより検査対象液体8中の粒子濃度αを算
出する判定部20とを有する液中粒子濃度検出装置10
である。
【0035】本例の検査対象液体8は,ディーゼルエン
ジンの潤滑油であり,上記判定部20は,上記粒子濃度
σから更に潤滑油の劣化を判定する。また,検査対象液
体8と接し検査光82が入射する検出面31を有する検
査対象液体8の収容部30には,検査対象液体8の流体
運動によって浮遊する,検出面31の洗浄部材35を混
入させてある。
【0036】以下それぞれについて詳説する。図1,図
2に示すように,発光部11の光源111から発せられ
た検査光82は,プリズム15中を進行し,検査対象液
体8との境界面80において全反射し,反射光83は,
光センサ12に入射する。
【0037】即ち,プリズム15の屈折率をn1 ,検査
対象液体8の屈折率n2 とし,検査光82の入射角をθ
1 とすれば,θ1 >sin-1(n21 -1)なる関係が
成立している。また,上記収容部30の検出面31の側
部にはプリズム15と接する基準光センサ13が配設さ
れている。基準光センサ13は,検査光82の強度を検
出する光センサである。
【0038】検査対象液体8を収容する収容部30は,
図1に示すように,検査対象液体8の流入部301と図
示しない流出部と,検査光82の検出面31とを有して
いる。そして,上記流入部301と流出部には,金網性
の洗浄部材35の流出防止部材45が配設されている。
該流出防止部材45の網の目は,洗浄部材35の大きさ
より細かい目に形成されている。
【0039】収容部30に検査対象液体8と共に収容さ
れている洗浄部材35は,プリズム15を傷つけず,か
つ検査対象液体8中で耐久性を有するようにフッ素樹脂
等によって形成されている。洗浄部材35の形状として
は,図4に示すように,小球状の凹部を有する球体(図
4(a)),球体(図4(b)),小球状の凸部を有す
る球体(図4(c)),正四面体(図4(d)),2つ
の球の結合体(図4(e))等がある。これらの洗浄部
材35は,いずれも検査対象液体8の流動に対応して運
動し易い形状と比重を有している。
【0040】洗浄部材35の素材としては,フッ素樹脂
の他にフッ素ゴム,ガラス,セラミック,金属等を用い
ることができる。また,洗浄部材35は適切な比重を得
るために中空にしてもよい。また,洗浄部材35の表面
は光の反射率が小さい物質であることが好ましい。これ
らの条件を満足させるため,中心部の素材と表面部の素
材とを異なる物質とすることもできる。例えば,鉄芯に
テフロンを被覆したテフロン球,鉄芯にフッ素ゴムを被
覆したフッ素ゴム球等で形成することができる。
【0041】液中粒子濃度検出装置10の全体は,図3
に示すような断面形状を有している。中央部にプリズム
15等の光学系部材を配置し,その下方には検査対象液
体8の流入管61を有し,該流入管61と直角方向に収
容部30とそれに続く図示しない流出管とを有してい
る。また,上方には,判定部20を搭載したプリント配
線板65を配置してある。図3において,符号69は信
号及び電源の入出力コネクタである。
【0042】検査対象液体8は,上記流入管61から流
入し,収容部30を経て図示しない流出管から流出す
る。検査対象液体8は,収容部30内においてプリズム
15と接触する。プリズム15の左右側面には,光セン
サ12と光源111とが取付けられ,底面には基準光セ
ンサ13(図示略)が取付けられている。
【0043】一方,判定部20は,図2に示すように,
光源111としてのLEDを駆動するドライバ回路21
と,光センサ12及び基準光センサ13の出力信号I
1 ,I0 を増幅する信号増幅器22と,光センサ12の
増幅出力V1 を基準光センサ13の増幅出力V0 で除し
て,反射率σを求める除算回路23と,上記反射率σ
(=I1 /I0 )を基準反射率σS と比較し潤滑油の劣
化を判定する判別回路24と,図示しない警報表示装置
を駆動する駆動回路25とを有している。なお,上記判
定回路24は,図5に示す特性図により上記反射率σを
粒子濃度αに換算し,粒子濃度αを出力するように構成
することもできる。
【0044】また,プリズム15の境界面80近傍に
は,サーミスタ温度計26が配設されており,その出力
信号Tは,上記ドライバ回路21に入力されている。ド
ライバ回路21は,上記温度出力信号Tが一定の範囲T
1 〜T2 にあるときにのみ判定部20を作動させる。
【0045】それ故,検査対象液体8としての潤滑油の
温度がほぼ一定の範囲T1 〜T2 にあるときにのみ粒子
濃度の測定が行われ,潤滑油の温度差によるエラーはほ
とんど生じない。また,反射光83の光センサ12の出
力信号I1 は,増幅された後基準光センサ13の出力信
号I0 で除され,反射率σに変換されるから,光源11
1の光の強さが変動しても検出エラーは生じない。
【0046】次に,洗浄部材35の作用について述べ
る。検査対象液体8は一定方向に流動すると共に,収容
部30内においては対流も生じている。一方,洗浄部材
35は流出防止部材45によって収容部30内に封入さ
れている。従って,洗浄部材35は上記検査対象液体8
の力を受けて収容部30中を浮動する。そのため,洗浄
部材35はプリズム15の検査対象液体8との境界面で
ある検出面31に衝突し,検出面31の汚れを解体する
と共に検出面31から遊離させる。また,汚れが検出面
31に成長するのを未然に防止する効果もある。
【0047】本例は,検出面31にワイパーのような特
別の汚れ除去機構を設けること無く,洗浄部材35を混
入させるという比較的簡単な構成によって検出面31の
汚れを除去することができる。上記のように,本例によ
れば,簡単な構造によって,プリズム15と検査対象液
体8の境界部(検出面31)の汚れを防止又は除去する
ことのできる液中粒子濃度検出装置10を提供すること
ができる。なお,検査対象液体8に対して間欠的に衝動
流を与えるなどの手段により,流路中の液体の流動を促
進させればより効果的である。
【0048】本例の液中粒子濃度検出装置10は,全反
射光83を計測し,粒子濃度を検知するから,検査対象
液体8の光の透過率の大小とは無関係である。従って,
光の透過率が低い検査対象液体8に対しても精度良く粒
子濃度を測定することができる。また,検査対象液体8
中に気泡等の非粒子性異物が存在しても,前記のよう
に,その影響を受けることがほとんどない。
【0049】また,検出面31の汚れは,洗浄部材35
によって抑制することができるから,検出面31の汚れ
によるエラーも生じにくい。上記ように,本例によれ
ば,光の透過率の小さい液体に対しても感度が低下せ
ず,また気泡などの非粒子性異物の影響を受けにくく,
更に検出面31の汚れによるエラーを抑制することので
きる液中粒子濃度検出装置10を提供することができ
る。
【0050】なお,本例では,サーミスタ温度計26を
検査対象液体8の近傍に配置し,一定温度範囲における
検査対象液体の粒子濃度を測定するようにしたが,サー
ミスタ温度計26を光源111の近くに配置し,光源1
11であるLEDの作動周囲温度を一定値以下(例えば
100℃)に抑制し,LEDの長寿命化を図るという用
い方もある。
【0051】実施例2 本例は,図8に示すように,実施例1において,検査対
象液体8に接しその境界面において検査光82を全反射
させる検出面361〜363を3面有すると共に,検出
面361〜363を,検査対象液体8を収容する容器又
は管路等に挿入し固定するよう構成したもう1つの実施
例である。
【0052】以下,各部について説明する。本例は,図
8に示すように,検査対象液体8と接しその境界面にお
いて検査光82を全反射させる検出面361〜363は
3面ある。そして,検査光82は,3つの検出面361
〜363のそれぞれに於いて全反射し,光センサ12に
達する。
【0053】そして,検査光82は,検出面361〜3
62によって光路を変化させ,同一基板66上に光源1
11に近接して配置された光センサ12に入射する。ま
た,上記検出面361〜363はプリズム16の外壁面
上に形成されている。また,プリズム16の入光側の光
路及び出光側の光路には,所定の角度で入射する検査光
82及び反射光83を選択的に通過させるアパーチャ1
81,182が配設されている。
【0054】また,上記液中粒子濃度検出装置10は,
図8に示すように,検査対象液体8を収容する容器又は
管路等に挿入する突部41と,突部41を上記容器又は
管路等に挿入し螺着固定する固定部材42とを有してお
り,突部41には検出面361〜363が形成されてい
る。そして,突部41には,検出面361〜363を被
い,検査対象液体8を自由に通過させる洗浄部材35の
封入部43を設けてあり,封入部43には検査対象液体
8の流体運動によって浮遊する洗浄部材35が収容され
ている。
【0055】本例における検査光82の波長λは940
nmであり,検査対象液体8はディーゼルエンジンのエ
ンジンオイルであり,その屈折率n2 は1.48(λ=
940nmにて)である。また,プリズム16は,SF
11やFD11などにより形成されており,その屈折率
1 は,1.759(λ=940nm)である(全反射
角臨界角θc1はエンジンオイルの屈折率が1.46なら
ば56°,屈折率が1.50ならば58.5°とな
る)。
【0056】上記3つの検出面361〜363は,順次
120°の角度差を有するようプリズム16の外壁面に
形成されている。光源111から放射された検査光82
は,第1アパーチャ181を経て,プリズム16に入射
し,入射角θ1 =60°で第1検出面161に入射す
る。
【0057】そしてここで全反射して第2検出面162
に入射角60°で入射し,再び全反射して第3検出面1
63に入射角60°で入射する。検査光82はここでも
再び全反射し,第2アパーチャ182を経て光センサ1
2に入射するよう光路が形成されている。
【0058】同図から知られるように,光センサ12に
入射する反射光83は,光源111から発せられた検査
光82と逆向きの平行方向(角度差180°)であり,
光源111と光センサ12とは基板66上に平行(共に
垂直)に取付けられている。なお,基板66には,図示
しない基準センサ及び判定部の回路部品も搭載されてい
る。
【0059】また,突部41には,検出面361〜36
3を被うように洗浄部材35の封入部43が設けられて
いる。封入部43は,金網によって形成されており,洗
浄部材35が効果的に動作する形状に造られている。そ
して,固定部材42の表面には,雄ねじ421が形成さ
れており,図示しない検査対象液体8の容器又は管路等
に設けたねじ穴に,上記雄ねじ421を螺合して液中粒
子濃度検出装置10を装着することができる。
【0060】上記容器又は管路等は,例えば,エンジン
オイルの油路(オイルフィルタのブラケット等)やオイ
ルパン等である。図8において,符号40は液中粒子濃
度検出装置10のハウジング,符号401は液体シール
用のOリングである。
【0061】次に本例の作用効果について述べる。本例
の液中粒子濃度検出装置10においては,3つの検出面
361〜363を有しており,それぞれの検出面361
〜363における検査光82の全反射光は液中の粒子濃
度に応じてそれぞれ変化(減少)する。そのため光セン
サ12で検知する粒子濃度に対応した受光量の変化率
は,検出面が1つである場合に比べてほぼ代数的に増大
する。その結果,粒子濃度に対する検出感度が大幅に増
大する。
【0062】また,120°の角度差を有する3つの検
出面361〜363で,検査光82を入射角60°で入
射させ,その光路を変化させる。その結果,光センサ1
2に達する全反射光83と光源111から放射される検
査光82とは,180°反対方向となる。
【0063】そのため,光源111と光センサ12と
は,全く平行に配置することが可能となり,同一基板6
6上に搭載することができる(実施例1においては図
1,図3に示すように,光源111と光センサとは取付
角度が異なるため,同一基板上に搭載できない)。その
ため,本例においては,判定部の回路部品を含めて両部
材を単一の基板66に搭載することが可能となり,部品
の組付け工数を大幅に低減することができる。
【0064】また,本例の液中粒子濃度検出装置10
は,固定部材42を用いて,検査対象液体8の容器又は
管路等に直に装着することができるから,検査対象液体
8を導入するための収容部(図1,符号30参照)及び
検査対象液体8の導入管路は,不要であり,部品点数が
少なくて済む。また容器又は管路等に装着するから,設
置スペースも小さくなる。
【0065】また,プリズム16の入光側と出光側にア
パーチャ181,182を設けてあるから,ノイズ光や
散乱光の進入を排除することができ,S/N比を改善す
ることができ,精度が向上する。その他については,実
施例1と同様である。
【0066】実施例3 本例は,図9に示すように,実施例2において,プリズ
ム17の外壁面上に1つの検出面364と2つのミラー
371,372とを形成したもう1つの実施例である。
即ち,光源111から放射された検査光82は,プリズ
ム17の入射面171から入射した後,平面鏡である第
1ミラー371に於いて反射され,検出面364に入射
する。
【0067】そして検出面364で全反射され,平面鏡
である第2ミラー372で再び反射された後,出射面1
72から出射して光センサ12に入射する。プリズム1
7は,FF5,TiFN5などにより形成されており,
その屈折率n1 は約1.577(λ=940nmにて)
である(全反射角臨界角θc はエンジンオイルの屈折率
が1.46ならば67.8°,屈折率が1.50ならば
72°である)。また,検出面364に対する入射角は
全反射角臨界角θc2以上でそれに近い67.8°又は7
2°である。
【0068】そして,光源111から放射される検査光
82と,光センサ12に入射する反射光83は,ほぼ平
行方向となり,光源111と光センサ12とは同一基板
66上に取付けられている。また,図10に示すように
基板66には,基準光センサ13が搭載されており,図
示しない判定部の回路部品も搭載されている。その他に
ついては,実施例2と同様である。
【0069】実施例4 本例は,図11に示すように,実施例2において,プリ
ズム160の第1検出面(図8,符号361)と,第3
検出面(図8,符号363)とをミラー373,374
に置換したもう1つの実施例である。即ち,本例の液中
粒子濃度検出装置10の光路は,実施例2と同様である
が,検出面365は実施例2と異なり,唯一つであり,
ミラー373,374は検査対象液体と接触しない平面
鏡である。その他については,実施例1と同様である。
【0070】実施例5 本例は,図12に示すように,実施例3において,プリ
ズム18の形状を変更すると共に,プリズム18の外壁
面に2つのミラー375,376を設け,検査光82
は,それぞれのミラー375,376において複数回反
射されるよう光路を形成したもう1つの実施例である。
【0071】即ち,図12に示すように,検査光82は
第1ミラー375及び第2ミラー376の両方で反射さ
れて検出面366に入射する。そして検出面366で全
反射された反射光83は,第1ミラー375及び第2ミ
ラー376で反射された後,再び第1ミラー375で反
射されて光センサ12に入射する。また,プリズム18
の入出射面181は,検出面366に対して非平行な傾
斜面として形成されており,基板66は上記入出射面1
81と平行に配置されている。その他については,実施
例3と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のオイル劣化検出装置の光学系説明
図。
【図2】実施例1のオイル劣化検出装置の信号処理説明
図。
【図3】実施例1のオイル劣化検出装置の断面正面図。
【図4】実施例1のオイル劣化検出装置の洗浄部材の形
状説明図。
【図5】本発明の液中粒子濃度検出装置の粒子濃度と反
射率との相関図。
【図6】エバネッセント波説明図。
【図7】本発明の液中粒子濃度検出装置の光学系原理説
明図。
【図8】実施例2のオイル劣化検出装置の断面図。
【図9】実施例3のオイル劣化検出装置の断面図。
【図10】図9のA−A矢視線断面図(封入部図示
略)。
【図11】実施例4のオイル劣化検出装置の光学系要部
断面図。
【図12】実施例5のオイル劣化検出装置の光学系要部
断面図。
【図13】従来のオイル劣化検出装置の説明図。
【符号の説明】
10...液中粒子濃度検出装置, 11...発光部, 12...光センサ, 13...基準光センサ, 30...収容部, 31...検出面, 35...洗浄部材, 8...検査対象液体, 80...境界面, 82...検査光, 83...反射光,
フロントページの続き (72)発明者 野村 由利夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 大崎 理江 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象液体と接し,その境界面におい
    て全反射する検査光を発する発光部と,上記全反射光を
    受光する光センサと,上記検査光を直接受光する基準光
    センサと,両光センサの出力信号から反射率を求め,こ
    れより液中の粒子濃度を算出する判定部とを有する液中
    粒子濃度検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,検査対象液体は,デ
    ィーゼルエンジンの潤滑油であり,上記判定部は,上記
    粒子濃度から更に潤滑油の劣化を判定することを特徴と
    する液中粒子濃度検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において,上記液
    中粒子濃度検出装置は,検査対象液体と接し検査光が入
    射する検出面を有する検査対象液体の収容部を有してお
    り,該収容部には,検査対象液体の流体運動によって浮
    遊する,上記検出面の洗浄部材を混入させたことを特徴
    とする液中粒子濃度検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3におい
    て,検査対象液体と接しその境界面において検査光を全
    反射させる検出面は,複数設けられており,発光部の光
    源から発せられた検査光は,上記複数の検出面を全反射
    したのち光センサに達するよう光路が形成されているこ
    とを特徴とする液中粒子濃度検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4において,検査光を
    放射する発光部の光源から,全反射光を受光する光セン
    サに至る光路中には,検査光の光路を変化させる複数の
    ミラー等が配設されており,上記検査光は,ミラー等に
    よって光路を変化させ,同一の基板上に上記光源と遠く
    ない距離に配置された光センサに入射することを特徴と
    する液中粒子濃度検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において,上記光源から光セン
    サに至る光路の主要部はプリズムによって形成されてお
    り,上記ミラー等は,上記プリズムの外壁面上に形成さ
    れていることを特徴とする液中粒子濃度検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項5又は請求項6におい
    て,光源から光センサに至る光路の一部には,所定の角
    度で入射する光のみを選択的に通過させるアパーチャが
    配設されていることを特徴とする液中粒子濃度検出装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6において,上記光源からプリズ
    ムに至るプリズムの入光側の光路及びプリズムから光セ
    ンサに至るプリズムの出光側の光路には,所定の角度で
    入射する光のみを選択的に通過させるアパーチャが配設
    されていることを特徴とする液中粒子濃度検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項1,請求項2,請求項4〜請求項
    7又は請求項8において,上記液中粒子濃度検出装置
    は,検査対象液体を収容する容器又は管路等に挿入する
    突部と,該突部を上記容器又は管路等に挿入し固定する
    固定部材とを有しており,上記突部には,上記検出面が
    形成されていることを特徴とする液中粒子濃度検出装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9において,上記突部には,検
    出面を被い,検査対象液体を自由に通過させる洗浄部材
    の封入部を設けてあり,封入部には,検査対象液体の流
    体運動によって浮遊する洗浄部材が収容されていること
    を特徴とする液中粒子濃度検出装置。
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