JPH0771930A - スリット光プロジェクタ - Google Patents

スリット光プロジェクタ

Info

Publication number
JPH0771930A
JPH0771930A JP23906893A JP23906893A JPH0771930A JP H0771930 A JPH0771930 A JP H0771930A JP 23906893 A JP23906893 A JP 23906893A JP 23906893 A JP23906893 A JP 23906893A JP H0771930 A JPH0771930 A JP H0771930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
light
focus
image
depth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23906893A
Other languages
English (en)
Inventor
Kan Tominaga
完 臣永
Nobuhiko Sato
信彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Denshi KK filed Critical Hitachi Denshi KK
Priority to JP23906893A priority Critical patent/JPH0771930A/ja
Publication of JPH0771930A publication Critical patent/JPH0771930A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光切断方式電子部品検査装置において、電子
部品の頂点から取付面までシャープで明るいスリット像
が得られるようなスリット光プロジェクタを得る。 【構成】 光学系の中に、スリット状の光のスリットの
長手方向に焦点深度が浅く、スリットの幅方向に焦点深
度が深い絞りを備えたことを特徴とするスリット光プロ
ジェクタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光切断法によって形状
検査を行う装置、特に電子部品の実装及び外観検査装置
の、光切断用スリット光を作るスリット光プロジェクタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】初めに、図5により光切断方式電子部品
検査装置の検出部について説明する。図示しないスリッ
ト光プロジェクタより出射されたスリット光25は、ガ
ルバノミラー11によって電子部品11及びプリント基
板12に向かって斜め上方より照射される。すると電子
部品11及びプリント基板12上には、スリット像1
3’が形成される。これを電子部品11の上方に設置さ
れたテレビカメラ14で撮像すると、図3に示すような
光切断線画像23が得られる。同図において17’の部
分はスリット像がプリント基板12上に結像している部
分、18’の部分は電子部品11の頂点に結像している
部分であり、19’は電子部品11の側面部分である。
この画像より、電子部品11の高さは、17’と18’
とのずれ量20から求めることができる。これらを、図
示しない画像処理装置によって計測し、電子部品11の
高さ及び凸部の幅が測定できる。さらにガルバノミラー
10をステップ状に回転させてスリット像13′の位置
をずらし、その都度、位置を計測することにより、電子
部品11の全体の形状、寸法を測定する。このような技
術は例えば特開昭61−95203、特開昭57−33
304に示されている。また、レーザビームを用いたス
リット光プロジェクタとしては特開昭63−26251
3等がある。とこで、最近の光切断方式電子部品実装検
査装置の光源には、電子部品の小形、高密度化に伴っ
て、光切断用スリット光線の線幅が小さく、かつ電子部
品の頂点から取付面までの全高さにわたってボケのな
い、シャープで明るい光を発生することが要求されるよ
うになった。例えば最近の被検査最小部品の平面投影寸
法は0.5mm×1mm、最高実装部品高さが14mm
程度である。このような部品を検査するためには、線幅
0.13mm程度焦点深度±7mm以上のシャープで明
るい光切断線が要求される。一方、従来の光切断方式電
子部品実装検査装置では、被検査部品の平面投影面積が
最小でも1mm×1.5mm程度と大きかったため、光
切断用スリット光線の幅が0.3mm程度まで許容され
ており、光切断線も多少ボケても使用可能であった。し
かし、これでは上述のような最近の小型部品の検査には
使用できないという重大な問題があった。次に図6に示
す従来のスリット光プロジェクタ21について説明す
る。同図においてキセノンフラッシュランプ1から出た
光は、凹面鏡2によって集光点3に集光し、凸レンズ4
によってスリット面5に照射する。スリット面5にはス
リット6が設けられており、スリット6を出た光は凸レ
ンズ7、及び凸レンズ9を通過する。凸レンズ9の後方
にはガルバノミラー10があり、スリット光を電子部品
11の所定の位置に照射する。凸レンズ7は、スリット
6より凸レンズ7の焦点距離だけ離した位置に設置し、
かつ凸レンズ9も被測定面(プリント基板)12より、
凸レンズ9の焦点距離だけ離した位置に設置することに
より、スリット6の像を、被測定面12に結像させる。
このとき、被測定面12では、電子部品11の部品高さ
があり、被測定面に凹凸があることになり、電子部品1
1の上面頂点と、取付面とで凸レンズ9からの距離が異
ってしまい、凸レンズ9の焦点距離からのずれが発生
し、シャープなスリット像が得られなくなる。 スリッ
ト6の幅方向の焦点深度が浅いと、例えば、図3に示す
よう、プリント基板12部の側に焦点が合っている場合
は、電子部品の上面のスリット像13は太くなりぼやけ
てしまう。そこで凸レンズ7と、凸レンズ9の間に絞り
22を設置し、凸レンズ9の焦点深度を深くして、被測
定面12の凹凸によるスリット像のボケの緩和を行って
いる。しかし絞り22を設けることにより、凸レンズ7
を出射した光が、凸レンズ9に入る量を少くする結果と
なり、スリット像13が暗くなってしまう。暗いスリッ
ト像13では、テレビカメラ14で撮像して得られる画
像は、スリット像13と、その周辺との間に充分なコン
トラストが得られない。 このため従来のスリット光プ
ロジェクタ21の絞り22は、必要な光量を得るために
十分な焦点深度が得られるような絞り寸法にすることが
できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の理由から従来の
スリット光プロジェクタでは、スリット像の必要な焦点
深度と明るさとを両立させることができず、最近の小
形、高密度化した電子部品の実装外観検査装置に用いる
ことができないという重大な欠点があった。本発明はこ
の欠点を除去し、焦点深度が深く、かつ明るくシャープ
でコントラストの良いスリット光プロジェクタを得るこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、この目的を
達成するため、スリット像が、スリットの幅方向には高
い分解能を必要とするが、スリットの長手方向には、幅
方向に比べて高い分解能を必要としないという特徴を利
用し、これに応じて絞りの形状を、前記スリット状の光
のスリットの長手方向に焦点深度が浅く、スリット幅方
向に焦点深度が深い絞りの形状としたものである。
【0005】
【作用】被検査体に投影されるスリット像は、スリット
の幅方向では大きく絞り込まれるために焦点深度が深い
ためシャープになり、また、絞りを通過する光量は、一
方向のみを制限するため光量低下も極端ではなく、十分
な明るさのスリット像が得られる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す立体図であ
り、構成をわかりやすくするため光源部のカバーと、光
学部の鏡筒とを破断して示してある。図1においてキセ
ノンフラッシュランプ1から出た光は、凹面鏡2によっ
て集光点3に集光する。凸レンズ4は集光点3から入射
した光の出射角を小さくしてスリット面5に照射する。
スリット面5にはスリット6が設けられており、スリッ
ト6を出た光は凸レンズ7に入射する。凸レンズ7は、
スリット6が凸レンズ7の焦点となる位置に設置されて
いる。凸レンズ7の次には本発明の特徴となる長方形絞
り8が、その次には凸レンズ9が設置されている。長方
形絞り8は、スリット状の光のスリットの長手方向は光
を絞り込まずに焦点深度を浅くし、スリット幅方向は光
を絞り込み焦点深度を深くした絞りで、例えば、厚さ
0.15mmの黒色円盤中央部に、スリット長手方向4
5mm、スリット幅方向2.7mmの長方形穴を設けた
ものである。なお、絞りの開口部を結像光学系の矩形画
面と相似な形状にし、内部での複雑な乱反射の発生を防
止した写真機用の絞りは実開昭58−74214に紹介
されている。この例の場合は絞りの開口部の縦横の比率
は2:3程度でほとんど焦点深度に差は生じない。凸レ
ンズ7を出た光は、平行光となり、長方形絞り8を通っ
て凸レンズ9に入る。凸レンズ9を出た光は、ガルバノ
ミラー10で方向を変えられて被検査体である電子部品
11及プリント基板12に達する。通常一つの電子部品
に対し、数本から数十本の光切断線を発生する(図4参
照)。凸レンズ9は、電子部品11の焦点距離に設置さ
れているため、凸レンズ9を出た光は、電子部品11の
部分でスリット6の実像を結ぶ。 このとき、長方形絞
り8は、スリット6の幅方向には短く、長手方向には長
いため、スリット像13の焦点深度は、スリット像13
の幅方向には深く、長手方向には浅くなる。このため、
スリット像13は、スリットの幅方向にはシャープな像
となる。これを電子部品11の上方に設けたカメラ14
で観測すると、図2に示す光切断線画像15のような像
が得られる。光切断線画像15において、17の部分は
スリット像13がプリント基板12上に結像している部
分、18の部分は電子部品11の上面に結像している部
分であり、19は電子部品11がプリント基板により起
ち上がって高さを増し、頂点に達するまでの部分(すな
わち、側面)である。この画像より、電子部品11の高
さは、17と18とのずれ量20から求めることができ
る。もしも電子部品11の断面形状が角に丸みがなく完
全な直方体であり、また、スリット6の長手方向にも充
分な焦点深度が得られれば丸みのない光切断線画像が得
られる。しかし、実際には、ほとんどの電子部品には、
角に多少の丸みがついている。従って、仮にスリット6
の長手方向に焦点深度を深くしても実際に得られる像は
図2の光切断線画像15と同じような画像となる。この
ように、実用上スリット6の長手方向には深い焦点深度
を必要としない。一方、もしもスリット6の幅方向の焦
点深度が浅いと、前述の従来例で説明したように、焦点
を合わせた位置により、電子部品11の上面部、プリン
ト基板12部、または両方のスリット像13が太くなり
ぼやけてしまう。スリット像13がぼやけてしまうと、
電子部品11の寸法が例えば最小0.5mmであるよう
な場合は、一つの部品に対し照射できるスリット像の数
が非常に少なくなってしまい、測定精度が劣化してしま
う。しかし、本発明の場合にはスリット6の幅方向の焦
点深度が深いため、シャープな画像が得られ、ガルバノ
ミラー10を少しづつ回転させる毎にテレビカメラ14
で撮像し、得られた画像を重ね合わせると、図4に示す
ように一つの部品に対し、数多くのスリット像が得られ
る。これらのスリット像から図示しない画像処理装置に
よって、画像処理を行えば電子部品11の外形が点線2
5のようであることがわかり、また、前述のように電子
部品11の高さもスリット像13のから計測することが
できる。
【0007】
【発明の効果】本発明によるスリット光プロジェクタで
は従来に比べて、スリット幅方向の焦点深度を同一にし
た場合には、絞りの光量通過面積を20〜30倍にでき
るため明るいシャープなコントラストの良い細いスリッ
ト像が実現できる。以上述べた如く本発明によるスリッ
ト光プロジェクタは従来の丸絞りをスリットと方向を一
致させた長方形絞りとするのみで、何ら光学部品を附加
することなく、明るくシャープでコントラストの良い細
いスリット像が実現できるため、高精度な小形電子部品
検査装置が、低コストで小形に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるスリット光プロジェク
タの斜視図。
【図2】撮像装置によって得られる光切断線画像の例を
示す図。
【図3】撮像装置によって得られる従来の光切断線画像
の例を示す図。
【図4】撮像装置によって得られる実際的光切断線画像
の例を示す図。
【図5】光切断方式電子部品検査装置の主要部斜視図。
【図6】従来のスリット光プロジェクタ光学系を示す断
面図。
【符号の説明】
1 キセノンフラッシュランプ 2 凹面鏡 4 レンズ 5 スリット 7 レンズ 8 絞り 9 レンズ 10 ガルバノミラー 11 電子部品 13 スリット像 14 テレビカメラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と該光源からスリット状の光を形成
    する光学系を備えたスリット光プロジェクタにおいて、
    前記光学系の中に、前記スリット状の光のスリットの長
    手方向に焦点深度が浅く、スリット幅方向に焦点深度が
    深い絞りを設けたことを特徴とするスリット光プロジェ
    クタ。
  2. 【請求項2】 光源と、該光源から発生する光をスリッ
    ト状の光に形成する光学系と、前記スリット状の光のス
    リットの長手方向に長く、スリット幅方向に短い長方形
    の絞りとレンズより成る前記スリット状の光を結像面に
    結像させる結像光学系と、該結像光学系からのスリット
    光を結像面に反射するガルバノミラーより構成すること
    を特徴とする光切断線検査機用スリット光プロジェク
    タ。
JP23906893A 1993-08-31 1993-08-31 スリット光プロジェクタ Pending JPH0771930A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23906893A JPH0771930A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 スリット光プロジェクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23906893A JPH0771930A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 スリット光プロジェクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0771930A true JPH0771930A (ja) 1995-03-17

Family

ID=17039384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23906893A Pending JPH0771930A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 スリット光プロジェクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0771930A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100797552B1 (ko) * 2007-09-27 2008-01-24 주정환 무인운반카트
JPWO2005090923A1 (ja) * 2004-03-19 2008-05-22 株式会社ミツトヨ 光電式エンコーダ
JP2010096744A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Advanced Technology Inc 大口径凹鏡を用いた三角測量装置
EP3279606A1 (en) 2016-08-03 2018-02-07 Canon Kabushiki Kaisha Projection apparatus, measurement apparatus, system, and method of manufacturing products

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005090923A1 (ja) * 2004-03-19 2008-05-22 株式会社ミツトヨ 光電式エンコーダ
JP4838117B2 (ja) * 2004-03-19 2011-12-14 株式会社ミツトヨ 光電式エンコーダ
KR100797552B1 (ko) * 2007-09-27 2008-01-24 주정환 무인운반카트
JP2010096744A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Advanced Technology Inc 大口径凹鏡を用いた三角測量装置
EP3279606A1 (en) 2016-08-03 2018-02-07 Canon Kabushiki Kaisha Projection apparatus, measurement apparatus, system, and method of manufacturing products

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6459493B1 (en) Apparatus for measuring surface form
KR101150755B1 (ko) 영상촬영장치
US8285032B2 (en) Inspection system and inspection method
US7456978B2 (en) Shape measuring apparatus
JPH0610694B2 (ja) 自動焦点合せ方法及び装置
JPH06168321A (ja) 二次元画像処理方法および装置
JP3878165B2 (ja) 三次元計測装置
JP4706356B2 (ja) ねじ形状測定装置
JPH0875661A (ja) 欠陥検出装置
KR100887184B1 (ko) 부분 경면 물체의 형상측정 장치 및 그 방법
JPH0771930A (ja) スリット光プロジェクタ
KR20020093507A (ko) 부품 검사 장치
JPH0544961B2 (ja)
JP2007003332A (ja) 板状体側面の欠陥検出方法及び欠陥検出装置
JP2551049B2 (ja) アライメント装置
JPS6313446Y2 (ja)
JPH0914914A (ja) レーザスペックルパターンによる移動量の測定装置におけるレーザ光の照射方法ならびにその装置
US4341466A (en) Method and apparatus for displaying three coordinates of an object in a two dimensional plane
KR100800579B1 (ko) 면광 발생 장치 및 그를 이용한 면광 발생 방법
JP2021189044A (ja) 表面検査装置および表面検査方法
JPS63275937A (ja) 光学式形状検査装置
KR200428234Y1 (ko) 면광 발생 장치
JP2005121417A (ja) プリント回路基板検査装置
JPH11239952A (ja) アライメント検出装置
JP2023160096A (ja) 表面欠陥検出装置および表面欠陥検出方法