JPH0771928A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0771928A
JPH0771928A JP5219498A JP21949893A JPH0771928A JP H0771928 A JPH0771928 A JP H0771928A JP 5219498 A JP5219498 A JP 5219498A JP 21949893 A JP21949893 A JP 21949893A JP H0771928 A JPH0771928 A JP H0771928A
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JP5219498A
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Inventor
Yoshifumi Atono
由文 後野
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Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検体間の距離を高精度に計測可能な画像処理
装置を提供する。 【構成】 画像データ生成手段10は、視野20内にお
ける実画像について、画素毎のデータである実画像デー
タを生成する。第1の記憶手段24は、実画像データを
記憶する。第2の記憶手段26は、第1の記憶手段24
において構成される論理平面上へ重合可能な閉ループ状
の論理ループウインドの形状、サイズ等の構成データが
記憶する。制御手段30は、画像データ生成手段10が
生成した実画像データを第1の記憶手段24へ記憶し、
第2の記憶手段26に記憶されている構成データを基
に、論理的に構成された論理ループウインドを論理平面
上で2個の検体12の論理画像を跨ぐように重合させ、
論理ループウインドと重合した検体12の論理画像が2
個の場合、個々の当該論理画像の端部同士を結んで形成
される2本の線分の間の距離を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、一
層詳細には視野内における2個の検体同士の間隔を計測
する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体装置用リードフレームのイ
ンナーリード(検体の一例)間の間隔を計測すべく、画
像処理技術が利用されている。画像処理技術を利用した
従来のインナーリードの間隔計測方法について図9と共
に説明する。インナーリード100aと100bとの間
の距離Xを求めるために、まずインナーリード100a
と100bを含む周辺の実画像を取り込む。取り込んだ
実画像について、画素毎のデータである実画像データを
生成し、記憶装置へ記憶する。この記憶装置内におい
て、論理平面が構成される。なお、図9は論理平面を示
す。102は論理放射ウインドであり、4本のリニアサ
ブウインド104a、104b、104c、104dか
ら成る。論理放射ウインド102は論理平面へ論理的に
重合することができる。
【0003】画像処理はコンピュータシステム(不図
示)により制御される。その動作は、まずカメラでイン
ナーリード100a、100bを含む実画像を捕らえ、
実画像データを記憶装置へ記憶する。コンピュータシス
テムは、論理放射ウインド102を論理平面上でインナ
ーリード100aと100bの論理画像へ跨ぐように重
合させる。 次に、リニアサブウインド104a、10
4b、104c、104dのうち両端にインナーリード
100aと100bの論理画像と重合しているリニアサ
ブウインド104a、104bを検出する。リニアサブ
ウインド104a、104bが検出されたら、リニアサ
ブウインド104a内における論理画像間の距離Y、お
よびリニアサブウインド104b内における論理画像間
の距離Zを求める。この距離計測は、リニアサブウイン
ド104a、104b内における論理画像間の画素数を
カウントし、画素数に画素サイズを乗ずることにより求
めることができる。距離Y、Zが計測されたらYとZの
値を比較する。この比較の結果、小さい方の値をインナ
ーリード100aと100bの距離とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の画像処理装置には次のような課題がある。図9に
おいて、リニアサブウインド104a、104bはイン
ナーリード100aと100bのエッジ106に対して
直角になるとは限らない。また、インナーリード100
aと100bのエッジ106同士も平行であるとは限ら
ない。そのため、図9の例では実際の距離Xと、計測さ
れた距離Y、Zは異なり、正確な距離が計測できないと
いう課題がある。従って、本発明は検体間の距離を高精
度に計測可能な画像処理装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、第1の基本
構成は、視野内における実画像について、画素毎のデー
タである実画像データを生成する画像データ生成手段
と、前記実画像データを記憶するための第1の記憶手段
と、該第1の記憶手段において構成される論理平面上へ
重合可能な閉ループ状の論理ループウインドの形状、サ
イズ等の構成データが記憶される第2の記憶手段と、前
記画像データ生成手段が生成した前記実画像データを前
記第1の記憶手段へ記憶し、前記第2の記憶手段に記憶
されている前記構成データを基に、論理的に構成された
前記論理ループウインドを前記論理平面上で2個の検体
の論理画像を跨ぐように重合させ、論理ループウインド
と重合した前記検体の論理画像が2個の場合、個々の当
該論理画像の端部同士を結んで形成される2本の線分の
間の距離を計測する制御手段とを具備することを特徴と
する。
【0006】第2の基本構成は、視野内における実画像
について、画素毎のデータである実画像データを生成す
る画像データ生成手段と、前記実画像データを記憶する
ための第1の記憶手段と、該第1の記憶手段において構
成される論理平面上へ重合可能であり、3本以上の直線
状のリニアサブウインドが交差して形成される論理放射
ウインドの形状、サイズ等の構成データが記憶される第
2の記憶手段と、前記画像データ生成手段が生成した前
記実画像データを前記第1の記憶手段へ記憶し、前記第
2の記憶手段に記憶されている前記構成データを基に、
論理的に構成された前記論理放射ウインドを前記論理平
面上で2個の検体の論理画像へ跨ぐように重合させ、少
なくとも1本の前記リニアサブウインドの両端が前記検
体の論理画像と重合せず、当該リニアサブウインドに対
して両端側に論理放射ウインドと重合した検体の論理画
像が2個づつの場合、検体の論理画像と重合していない
リニアサブウインドの一方側に在る論理放射ウインドと
重合した2個の検体の論理画像同士を結ぶ線分と、他方
側に在る論理放射ウインドと重合した2個の検体の論理
画像同士を結ぶ線分との間の距離を計測する制御手段と
を具備することを特徴とする。
【0007】第3の基本構成は、視野内における実画像
について、画素毎のデータである実画像データを生成す
る画像データ生成手段と、前記視野内において、2個の
検体へ跨ぐように重合可能な閉ループ状のループウイン
ドを有するウインド部材と、前記実画像データを記憶す
るための第1の記憶手段と、前記画像データ生成手段が
生成した前記検体と検体へ重合された前記ウインド部材
を含む前記実画像データを前記第1の記憶手段へ記憶
し、実画像データを検索してループウインドと重合した
検体の論理画像が2個の場合、個々の当該論理画像の端
部同士を結んで形成される2本の線分の間の距離を計測
する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】第4の基本構成は、視野内における実画像
について、画素毎のデータである実画像データを生成す
る画像データ生成手段と、前記視野内において2個の検
体へ跨ぐように重合可能であり、3本以上の直線状のリ
ニアサブウインドが交差して形成される放射ウインドを
有するウインド部材と、前記実画像データを記憶するた
めの第1の記憶手段と、前記画像データ生成手段が生成
した前記検体と検体へ重合された前記ウインド部材を含
む前記実画像データを前記第1の記憶手段へ記憶し、実
画像データを検索して少なくとも1本の前記リニアサブ
ウインドの両端が検体の論理画像と重合せず、当該リニ
アサブウインドに対して両側に放射ウインドと重合した
検体の論理画像が2個づつの場合、検体の論理画像と重
合していないリニアサブウインドの一方側に在る放射ウ
インドと重合した検体の2個の論理画像同士を結ぶ線分
と、他方側に在る放射ウインドと重合した2個の検体の
論理画像同士を結ぶ線分との間の距離を計測する制御手
段とを具備することを特徴とする。
【0009】
【作用】作用について説明する。第1〜第4のいずれの
基本構成においても、制御手段が2個の検体のエッジに
相当する2本の論理的な線分を正確に作成し、予め定め
られたルールに則り計測するので、たとえ検体のエッジ
同士が平行でなくても高精度な距離計測が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。なお、本実施例では画像処理装置と
してリードフレームのインナーリード(検体の一例)同
士の間隔を計測するための画像処理装置を例に挙げて説
明する。
【0011】(第1実施例)第1実施例について図1〜
図5と共に説明する。図1において、10は検査用テー
ブルであり、上面の検査位置に検査するリードフレーム
12を載置可能になっている。検査用テーブル10は透
明に形成されている。14は光源であり、例えばハロゲ
ンランプを内蔵する照明装置である。光源14は検査用
テーブル10の下方に設置され、下方から検査用テーブ
ル10を照射する。光源14から照射された平行光16
は検査用テーブル10を透過する。その際、リードフレ
ーム12に透過を遮られた光16は下方へ反射され、リ
ードフレーム12の形状に倣った影を作りだす。この影
の画像を基に画像処理が行われる。
【0012】18は画像データ生成手段であるCCDカ
メラであり、視野20内における実画像について、画素
毎のデータである実画像データを生成する。22はRA
Mであり、記憶エリアを第1メモリ24、第2メモリ2
6、第3メモリ28、・・・・・に分割されている。第
1メモリ24は、第1の記憶手段としてカメラ18から
送られて来た実画像データを一時的に記憶する。この第
1メモリ24の論理空間内に画像処理用の論理平面が形
成され、この論理平面上に実画像データに基づく論理画
像が構成される。なお、第1の記憶手段としてはRAM
22の他、書込、読出可能な外部メモリ(例えば磁気デ
ィスク)を用いることも可能である。第2メモリ26
は、第2の記憶手段として第1メモリ24内の論理平面
上へ重合可能な閉ループ状の論理ループウインド(後
述)の形状、サイズ等の構成データが一時的に記憶され
る。なお、第2の記憶手段としてもRAM22の他、書
込、読出可能な外部メモリ(例えば磁気ディスク)を用
いることが可能である。第3メモリ28にはインナーリ
ード同士の間隔についての計測(演算)結果が一時的に
記憶される。
【0013】30は制御手段の機能を備えるマイクロプ
ロセッサ(MPU)であり、画像処理装置全体を制御プ
ログラムおよびユーザコマンドに従ってコントロールす
る。MPU30は、制御手段としてカメラ18が生成し
た実画像データを第1メモリ24へ記憶する。また、M
PU30は、詳しくは後述するが、第2メモリ26に記
憶されている構成データを基に、論理的に構成された論
理ループウインドを、第1メモリ24内の論理平面上で
2個のインナーリード(後述)の論理画像を跨ぐように
重合させる。重合の結果、論理ループウインドと重合し
ているインナーリードの論理画像が2個の場合、個々の
当該論理画像の端部同士を結んで論理的な線分を2本形
成する。その後、MPU30は形成された2本の論理的
な線分の間の距離を、インナーリード同士の間隔として
予め定められたルールに則り計測する。
【0014】32はROMであり、MPU30のオペレ
ーティングシステム、インナーリード同士の間隔計測用
のアプリケーション制御プログラム、論理ループウイン
ドの形状、サイズ等の構成データを始めとする制御デー
タ等が予め記憶されている。本実施例の場合、前記構成
データはROM32から一端RAM22の第2メモリ2
6へ転送するが、これはユーザが構成データを変更可能
にし、汎用性を高めるためである。なお、制御プログラ
ム、制御データはROM32ではなく、外部メモリ(例
えば磁気ディスク)に記憶しておくようにしてもよい。
34は入力部であり、例えばキーボードが用いられる。
ユーザのコマンドや制御データをMPU30へ入力可能
になっている。また、構成データを始めとする制御デー
タ等の変更も入力部34から入力可能になっている。3
6は出力手段の一例であるモニタであり、CRTやLC
Dが用いられる。モニタ36は実画像や論理ループウイ
ンドを含む論理画像を表示可能である。
【0015】次に、上記の構成を有する画像処理装置に
おけるインナーリード同士の間隔を計測する手順につい
て図2および図3をさらに参照して説明する。図2には
第1メモリ24内に構成された論理平面と論理画像を示
す。MPU30は、2本のインナーリード38a、38
bの間隔Aを求めるために、第2メモリ26に記憶され
ている構成データを基に論理ループウインド40を論理
的に構成し、論理平面上で論理ループウインド40を、
インナーリード38a、38bの論理画像を跨ぐように
重合させる(図2の状態)。なお、論理ループウインド
40の内径は、予め設計段階で設定された理想的なイン
ナーリード38aと38bの間隔を十分越える大きさに
設定されている。論理ループウインド40を重合後、M
PU30は論理ループウインド40に重合する論理画像
を検出する。図3に論理ループウインド40に重合する
論理画像42a、42bを示す。論理画像42a、42
bは、論理ループウインド40が閉じたループ状なの
で、弧状になる。
【0016】MPU30は、個々の論理画像42a、4
2bについて、弧状の一方の端部と他方の端部とを結ぶ
論理的な線分44a、44bを論理平面上に形成する。
この2本の線分44a、44bはインナーリード38
a、38bのエッジ46a、46bに相当する。2本の
線分44a、44bが形成されたら、MPU30は線分
44aと44bの間の距離を、インナーリード38a、
38b(エッジ46a、46b)間の距離として計測す
る。この計測(演算)は、前述のとおり制御プログラム
に従い、予め定められたルールに則り計測される。
【0017】このルールの一例について説明する。図3
において、まず一方の線分44aから他方の線分44b
方向へ垂線を伸ばし、垂線の距離を計測する。この距離
は画素数を基に演算処理で計測可能である。前記垂線の
距離を線分44aについて複数箇所で計測を行い、全て
の値が等しいか、等しいと判断される許容範囲に在れば
線分44a、44bは平行と判断される。平行であると
判断された場合は、前記垂線の長さをもってインナーリ
ード38a、38b(エッジ46a、46b)間の距離
とする。
【0018】一方、複数箇所における前記垂線の距離が
異なる場合(図3に図示する場合)、線分44aと44
bを論理平面上で延長して交点Bを求める。続いて線分
44aと44bの延長線46aと46bの成す角Cの二
等分線Dを論理平面上に形成する。そこで二等分線Dか
ら複数箇所(本実施例では3箇所)において線分44
a、44bへ垂線48a、48b、48cを伸ばし、垂
線48a、48b、48cの距離を計測する。計測され
た垂線48a、48b、48cの距離の平均値や中央値
を適宜選択し、当該値をインナーリード38a、38b
(エッジ46a、46b)間の距離とする。このように
して計測されたインナーリード38a、38b間の距離
は、第3メモリ28へ記憶され、モニタ36ヘ出力表示
される。
【0019】第1実施例では論理ループウインド40の
内径は、予め設計段階で設定された理想的なインナーリ
ード38aと38bの間隔を十分越える大きさに設定さ
れていたが、検査するインナーリードが変更になった場
合、論理ループウインド40の内径が不適当なサイズに
なることがある。例えば、図4に示すようにインナーリ
ード38c、38dに対して論理ループウインド40を
重合させると4個の論理画像42c、42d、42e、
42fが検出されてしまう。すると、線分は4本とな
り、インナーリード38c、38dのエッジ46c、4
6dに相当しないため、インナーリード38c、38d
(エッジ46c、46d)間の距離を画像処理技術で計
測することが不可能である。
【0020】この場合、第1実施例のMPU30は、論
理的に論理ループウインド40の内径を縮小し、重合す
る論理画像の数が2個になるまで縮小を続ける。縮小さ
れた論理ループウインド40aに重合する2個の論理画
像42g、42hについて上述の計測を行うと、インナ
ーリード38c、38d(エッジ46c、46d)間の
距離を計測することが可能となる。なお、論理ループウ
インド40を縮小する作業は、モニタ36に論理平面上
の画像および論理ループウインド40の画像を表示し、
当該画像を見ながら入力部34を介して論理ループウイ
ンド40に関する構成データの変更入力を行うことでも
可能である。
【0021】第1実施例では論理ループウインド40
は、閉ループ状のリング形のループウインドであった
が、論理ループウインドの形状はリング形に限定されな
い。図5に示すような矩形状の論理ループウインド40
bでもよい。すなわち、論理ループウインド40bに重
合する論理画像42i、42jが曲線(折線を含む)状
に形成され、端部同士が離間可能であれば論理ループウ
インドの形状は任意である。但し、論理ループウインド
は、例えば図8に示すように論理ループウインド43の
輪郭が周囲よりへこんだ凹部45があってはならない。
【0022】(第2実施例)第2実施例について説明す
る。第1実施例では論理ループウインド40を用いて曲
線状の論理画像42a、42bを形成したが、第2実施
例では論理的にウインドを掛けるのではなく、実体有る
ウインド部材を用いた実施例である。第2実施例におけ
る計測は、基本的には第1実施例における論理ループウ
インド40を前記ウインド部材に置換したものであり、
基本的な処理は第1実施例と同一である。そこで、第2
実施例も図1〜図3を参照して説明する。第2実施例に
おいても、CCDカメラ18を介して視野20内におけ
る実画像について、画素毎のデータである実画像データ
が生成される。前記ウインド部材50は、視野20内に
おいて、2本のインナーリード38a、38bへ跨ぐよ
う機械的に重合可能である。ウインド部材50には論理
ループウインド40と同様な閉ループ状のループウイン
ドが透設されている。
【0023】カメラ18で生成された実画像データは第
1メモリ24に記憶される。MPU30は、制御手段と
して、カメラ18が生成したインナーリード38a、3
8bと跨ぐように重合されたウインド部材50を含む実
画像データを第1メモリ24へ記憶する。さらにMPU
30は、実画像データを検索してループウインドと重合
したインナーリード38a、38bの論理画像が2個の
場合、個々の当該論理画像42a、42bの端部同士を
結んで形成される2本の線分44a、44bの間の距離
を予め定められたルールに則り計測する。
【0024】(第3実施例)第3実施例について図6お
よび図7を参照して説明する。なお、先行実施例と同一
の構成部材については先行実施例と同一の符号を附し、
説明は省略する。なお、第3実施例における画像処理装
置の機械的な構成は図1と同一である。第3実施例で
は、第1実施例と同様論理的なウインドを用いる。第3
実施例の論理的ウインドは、図6に明示されるように論
理放射ウインド52である。論理放射ウインド52は、
第1メモリ24内において構成される論理平面(図6は
論理平面を示している)上へ論理的に重合可能である。
論理放射ウインド52は、3本以上(第3実施例では4
本)の直線状のリニアサブウインド54a、54b、5
4c、54dが交差して形成されている。この論理放射
ウインド52の形状、サイズ等の構成データは第2メモ
リ26へ記憶される。
【0025】MPU30は、制御手段としてカメラ18
が生成した実画像データを第1メモリ24へ記憶し、第
2メモリ26に記憶されている前記構成データを基に、
論理的に構成された論理放射ウインド52を第1メモリ
24内の論理平面上で2本のインナーリード38a、3
8bの論理画像へ跨ぐように重合させる。そこで、少な
くとも1本のリニアサブウインド54c、54dがイン
ナーリード38a、38bの論理画像と重合せず、リニ
アサブウインド54c、54dに対して両側がインナー
リード38a、38bと重合したリニアサブウインド5
4c、54dの論理画像56a、56bと56c、56
dの場合、すなわちリニアサブウインド54a、54b
と重合した論理画像が2個づつの場合にインナーリード
38aと38b間の計測を行う。MPU30は、インナ
ーリード38a、38bの論理画像と重合していないリ
ニアサブウインド54c、54dの一方側に在る論理放
射ウインド52と重合した2個の論理画像56a、56
b同士を結ぶ線分44aと、他方側に在る論理放射ウイ
ンド52と重合した2個の検体の論理画像56c、56
d同士を結ぶ線分44bとの間の距離を予め定められた
ルールに則り計測する.
【0026】このルールの一例について説明する。図7
において、まず一方の線分44aから他方の線分44b
方向へ垂線を伸ばし、垂線の距離を計測する。この距離
は画素数を基に演算処理で計測可能である。前記垂線の
距離を線分44aについて複数箇所で計測を行い、全て
の値が等しいか、等しいと判断される許容範囲に在れば
線分44a、44bは平行と判断される。平行であると
判断された場合は、前記垂線の長さをもってインナーリ
ード38a、38b(エッジ46a、46b)間の距離
とする。
【0027】一方、複数箇所における前記垂線の距離が
異なる場合(図7に図示する場合)、線分44aと44
bを論理平面上で延長して交点Pを求める。続いて線分
44aと44bの延長線46aと46bの成す角の二等
分線Qを論理平面上に形成する。そこで二等分線Qから
複数箇所(本実施例では2箇所)において線分44a、
44bへ垂線48a、48bを伸ばし、垂線48a、4
8bの距離を計測する。計測された垂線48a、48b
の距離の平均値や中央値等を適宜選択し、当該値をイン
ナーリード38a、38b(エッジ46a、46b)間
の距離とする。このようにして計測されたインナーリー
ド38a、38b間の距離は、第3メモリ28へ記憶さ
れ、モニタ36ヘ出力表示される。
【0028】(第4実施例)第4実施例について説明す
る。第3実施例では論理放射ウインド52を用いて4個
の論理画像56a、56b、56c、56dを形成した
が、第4実施例では論理的にウインドを掛けるのではな
く、実体有るウインド部材を用いた実施例である。第4
実施例における計測は、基本的には第3実施例における
論理ループウインド40を前記ウインド部材に置換した
ものであり、基本的な処理は第3実施例と同一である。
そこで、第4実施例も図1、図6および図7を参照して
説明する。第4実施例においても、CCDカメラ18
が、視野20内における実画像について、画素毎のデー
タである実画像データを生成する。前記ウインド部材5
0は、視野20内において2本のインナーリード38
a、38bへ機械敵に跨ぐように重合可能である。ウイ
ンド部材50には、第3実施例のリニアサブウインド5
4a、54b、56c、56dと同様な3本以上の直線
状のリニアサブウインドが交差するよう配置された放射
ウインドが透設されている。
【0029】カメラ18で生成された実画像データは第
1メモリ24へ記憶される。MPU30は、カメラ18
が生成したインナーリード38a、38bとインナーリ
ード38a、38bへ機械的に重合されたウインド部材
50を含む実画像データを第1メモリ24へ記憶する。
さらに、MPU30は実画像データを検索して少なくと
も1本のリニアサブウインドがインナーリード38a、
38bの論理画像と重合せず、当該リニアサブウインド
に対して両側にウインド部材50に透設された放射ウイ
ンドと重合した検体の論理画像が2個づつ存在する場
合、インナーリード38a、38bの論理画像と重合し
ていないリニアサブウインドの一方側に在る放射ウイン
ドと重合した2個の論理画像56a、56b同士を結ぶ
線分44aと、他方側に在る論理放射ウインドと重合し
た2個の論理画像56c、56d同士を結ぶ線分44b
との間の距離を予め定められたルールに則り計測する。
以上、本発明の好適な実施例について種々述べてきた
が、本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、例
えば検体はリードフレームのインナーリードに限定され
ない等、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施
し得るのはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る画像処理装置を用いると、
請求項1〜4のいずれの構成においても、制御手段が2
個の検体のエッジに相当する2本の論理的な線分を正確
に作成し、予め定められたルールに則り計測するので、
ウインドの形状や検体のエッジ同士が平行度に関わら
ず、高精度な距離計測が可能となる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の画像処理装置のブロック
ダイアグラム。
【図2】第1実施例および第2実施例における論理画像
を示した説明図。
【図3】第1実施例および第2実施例におけるインナー
リード間の距離を計測する方法を示した説明図。
【図4】論理ループウインドのサイズ設定について示し
た説明図。
【図5】他の論理ループウインドについて示した説明
図。
【図6】第3実施例および第4実施例における論理画像
を示した説明図。
【図7】第3実施例および第4実施例におけるインナー
リード間の距離を計測する方法を示した説明図。
【図8】不適当な論理ループウインドの形状を示した説
明図。
【図9】従来の画像処理装置におけるインナーリード間
の距離を計測する方法を示した説明図。
【符号の説明】
18 CCDカメラ 20 視野 24 第1メモリ 26 第2メモリ 30 MPU 38a〜38d インナーリード 40、40a、40b 論理ループウインド 42a〜42j、56a〜56d 論理画像 44a、44b 線分 50 ウインド部材 52 論理放射ウインド 54a〜54d リニアサブウインド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視野内における実画像について、画素毎
    のデータである実画像データを生成する画像データ生成
    手段と、 前記実画像データを記憶するための第1の記憶手段と、 該第1の記憶手段において構成される論理平面上へ重合
    可能な閉ループ状の論理ループウインドの形状、サイズ
    等の構成データが記憶される第2の記憶手段と、 前記画像データ生成手段が生成した前記実画像データを
    前記第1の記憶手段へ記憶し、前記第2の記憶手段に記
    憶されている前記構成データを基に、論理的に構成され
    た前記論理ループウインドを前記論理平面上で2個の検
    体の論理画像を跨ぐように重合させ、論理ループウイン
    ドと重合した前記検体の論理画像が2個の場合、個々の
    当該論理画像の端部同士を結んで形成される2本の線分
    の間の距離を計測する制御手段とを具備することを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 視野内における実画像について、画素毎
    のデータである実画像データを生成する画像データ生成
    手段と、 前記実画像データを記憶するための第1の記憶手段と、 該第1の記憶手段において構成される論理平面上へ重合
    可能であり、3本以上の直線状のリニアサブウインドが
    交差して形成される論理放射ウインドの形状、サイズ等
    の構成データが記憶される第2の記憶手段と、 前記画像データ生成手段が生成した前記実画像データを
    前記第1の記憶手段へ記憶し、前記第2の記憶手段に記
    憶されている前記構成データを基に、論理的に構成され
    た前記論理放射ウインドを前記論理平面上で2個の検体
    の論理画像へ跨ぐように重合させ、少なくとも1本の前
    記リニアサブウインドの両端が前記検体の論理画像と重
    合せず、当該リニアサブウインドに対して両端側に論理
    放射ウインドと重合した検体の論理画像が2個づつの場
    合、検体の論理画像と重合していないリニアサブウイン
    ドの一方側に在る論理放射ウインドと重合した2個の検
    体の論理画像同士を結ぶ線分と、他方側に在る論理放射
    ウインドと重合した2個の検体の論理画像同士を結ぶ線
    分との間の距離を計測する制御手段とを具備することを
    特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 視野内における実画像について、画素毎
    のデータである実画像データを生成する画像データ生成
    手段と、 前記視野内において、2個の検体へ跨ぐように重合可能
    な閉ループ状のループウインドを有するウインド部材
    と、 前記実画像データを記憶するための第1の記憶手段と、 前記画像データ生成手段が生成した前記検体と検体へ重
    合された前記ウインド部材を含む前記実画像データを前
    記第1の記憶手段へ記憶し、実画像データを検索してル
    ープウインドと重合した検体の論理画像が2個の場合、
    個々の当該論理画像の端部同士を結んで形成される2本
    の線分の間の距離を計測する制御手段とを具備すること
    を特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 視野内における実画像について、画素毎
    のデータである実画像データを生成する画像データ生成
    手段と、 前記視野内において2個の検体へ跨ぐように重合可能で
    あり、3本以上の直線状のリニアサブウインドが交差し
    て形成される放射ウインドを有するウインド部材と、 前記実画像データを記憶するための第1の記憶手段と、 前記画像データ生成手段が生成した前記検体と検体へ重
    合された前記ウインド部材を含む前記実画像データを前
    記第1の記憶手段へ記憶し、実画像データを検索して少
    なくとも1本の前記リニアサブウインドの両端が検体の
    論理画像と重合せず、当該リニアサブウインドに対して
    両側に放射ウインドと重合した検体の論理画像が2個づ
    つの場合、検体の論理画像と重合していないリニアサブ
    ウインドの一方側に在る放射ウインドと重合した検体の
    2個の論理画像同士を結ぶ線分と、他方側に在る放射ウ
    インドと重合した2個の検体の論理画像同士を結ぶ線分
    との間の距離を計測する制御手段とを具備することを特
    徴とする画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100966974B1 (ko) * 2008-06-03 2010-06-30 삼성전기주식회사 적층체 변형 측정 방법 및 장치

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