JPH0771869A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Publication number
JPH0771869A
JPH0771869A JP21961093A JP21961093A JPH0771869A JP H0771869 A JPH0771869 A JP H0771869A JP 21961093 A JP21961093 A JP 21961093A JP 21961093 A JP21961093 A JP 21961093A JP H0771869 A JPH0771869 A JP H0771869A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
silicon
synthetic resin
refrigerator
food container
Prior art date
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Pending
Application number
JP21961093A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Ohashi
伸夫 大橋
Yoshiro Murono
芳朗 室野
Takuya Matsumoto
卓也 松本
Shizu Hiramatsu
志津 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP21961093A priority Critical patent/JPH0771869A/ja
Publication of JPH0771869A publication Critical patent/JPH0771869A/ja
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  • Refrigerator Housings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、冷蔵庫などにおいて、汚れが容易
に離れる構成に関するもので、表面処理を用いることな
くほこりが容易に離れる庫内部品を有する冷蔵庫を提供
することを目的とする。 【構成】 あらかじめシリコンと合成樹脂を反応させた
シリコン反応樹脂3を添加剤として前記合成樹脂と同一
材料にて成形した庫内部品を有した冷蔵庫で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は庫内に合成樹脂からなる
部品を備えた冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫に対して消費者の清潔指向
が高まり、掃除のしやすさなどいままでなかった要求が
でてきている。
【0003】以下、図面を参照しながら上述した従来の
庫内部品の一例について説明を行う。 図11は従来の
庫内部品の一例として食品容器を示す。
【0004】図11において、1は冷蔵庫の庫内に収納
される食品容器で、ポリプロピレン、ポリスチロールな
どの熱可塑性樹脂を射出成形してつくられる。
【0005】また、合成樹脂で形成される庫内部品とし
ては、前記食品容器1以外に、食品棚、内箱、扉の内
板、庫内仕切り等が相当する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなものにおい
て、冷蔵庫内は低温で乾燥しており、食品の包装用プラ
スチックフィルムどうし、あるいは樹脂性庫内部品との
接触などによる静電気により、ほこりをひきつけやすい
状況にある。
【0007】また、庫内に収納される食品、調味料など
からでる油脂、果汁、水分などが庫内に付着し、庫内部
品がよごれるという問題がある。更には、それらの汚れ
成分中の細菌が繁殖し汚れがいっそう除去しにくくな
り、悪臭の原因となる場合がある。
【0008】しかしながら上記のような構成では、ほこ
りや汚れが付着しやすく、それらが除去しにくく、掃除
の手間がかかるという問題点を有していた。
【0009】本発明は上記問題点に鑑み、ほこり、よご
れが容易に離れる庫内部品を有する冷蔵庫を提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の冷蔵庫は、シリコンと合成樹脂とを反応させ
たシリコン反応樹脂を添加剤として、前記合成樹脂と同
一材料の樹脂にて成形した庫内部品を有したものであ
る。
【0011】また、シリコンと合成樹脂とを反応させた
シリコン反応樹脂と、抗菌剤とを添加剤として、前記合
成樹脂と同一材料の樹脂にて成形した庫内部品を有した
ものである。
【0012】また、シリコンと合成樹脂とを反応させた
シリコン反応樹脂と、帯電防止剤とを添加剤として、前
記合成樹脂と同一材料の樹脂にて成形した庫内部品を有
したものである。
【0013】また、抗菌剤と、帯電防止剤とを添加剤と
して、前記合成樹脂と同一材料の樹脂にて成形した庫内
部品を有したものである。
【0014】また、シリコンと合成樹脂とを反応させた
シリコン反応樹脂と、抗菌剤と、帯電防止剤とを添加剤
として、前記合成樹脂と同一材料の樹脂にて成形した庫
内部品を有したものである。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成によって、樹脂中に添加
したシリコンの撥水作用で、部品表面が保護されるかた
ちとなる。
【0016】また、抗菌剤を添加しているので、ほこり
中の細菌の繁殖を低減することができる。さらに、帯電
防止剤を添加しているのでほこりの付着を低減すること
ができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例の庫内部品について図
面を参照しながら説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例における庫内部品
の一例としての食品容器を示す。図2は図1のA−A断
面の模式図である。
【0019】2は野菜を収容する食品容器で、樹脂60
部に対し、ジメチル系ポリシロキサン主体のシリコン4
0部をあらかじめグラフト重合させ、シリコン反応樹脂
3をつくり、このシリコン反応樹脂3を添加材として同
一の樹脂4とともに射出成形して得られる。
【0020】このように、シリコンと合成樹脂をグラフ
ト重合させたシリコン反応樹脂を前記合成樹脂と同一材
料の樹脂に添加しているので、シリコン反応樹脂からシ
リコンが流出しにくくなり、この結果、樹脂中に添加し
たシリコンの撥水作用で、表面が保護されるかたちとな
り、布巾等で食品容器2を拭くとほこりが容易に離れ、
良好な清掃性が得られる。
【0021】次に第2の実施例について図3、図4を参
考に説明する。5は野菜を収容する食品容器で、樹脂6
0部に対し、ジメチル系ポリシロキサン主体のシリコン
40部をあらかじめグラフト重合させ、シリコン反応樹
脂3をつくり、このシリコン反応樹脂3と、無機系の銀
ゼオライトからなる抗菌剤6とを同一の合成樹脂4に添
加し射出成形している。
【0022】このようにして成形した食品容器5は、樹
脂中に添加したシリコンの撥水作用で、容器表面が保護
されるかたちとなり、汚れが容易に離れる庫内部品を有
する冷蔵庫を提供することができる。
【0023】また、抗菌剤を添加しているので、ほこり
中の細菌の繁殖を低減し、容器に付着した細菌類も繁殖
しないという抗菌効果を発揮する。
【0024】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。図5は本発明の一実施例における庫内部品の一例と
しての食品容器を示す。図6は図5のC−C断面の模式
図である。
【0025】7は野菜を収容する食品容器で、無機系の
銀ゼオライトからなる抗菌剤6と、脂肪酸多価アルコー
ルエステル主体の帯電防止剤8とを同一の合成樹脂4に
添加し射出成形している。
【0026】このようにして成形した食品容器7は、樹
脂中に添加したシリコンの撥水作用で、容器表面が保護
されるかたちとなり、汚れが容易に離れる庫内部品を有
する冷蔵庫を提供することができる。
【0027】また、抗菌剤を添加しているので、ほこり
中の細菌の繁殖を低減し、容器に付着した細菌類も繁殖
しないという抗菌効果を発揮する。
【0028】さらに、帯電防止剤6によりほこりが付着
しにくい。本発明の第4の実施例に付いて図7、図8を
参考に説明する。図7は本発明の一実施例における庫内
部品の一例としての食品容器を示す。図8は図7のD−
D断面の模式図である。
【0029】9は食品容器で、樹脂60部に対し、ジメ
チル系ポリシロキサン主体のシリコン40部をあらかじ
めグラフト重合させ、シリコン反応樹脂3をつくる。こ
のシリコン反応樹脂3と脂肪酸多価アルコールエステル
主体の帯電防止剤8を同一の合成樹脂4に添加し成形品
が得られる。
【0030】このようにして成形した庫内部品はほこり
が付着しにくく、多少部品についたほこりも容易に離
れ、良好な清掃性が得られた。また長期の使用でも問題
なかった。
【0031】次に本発明の第5の実施例について説明す
る。図9は本発明の一実施例における庫内部品の一例と
しての食品容器をしめす。図10は図9のE−E断面の
模式図である。
【0032】10は食品容器で、樹脂60部に対し、ジ
メチル系ポリシロキサン主体のシリコン40部をあらか
じめグラフト重合させ、シリコン反応樹脂3をつくる。
このシリコン反応樹脂3と無機系の銀ゼオライト抗菌剤
6と脂肪酸多価アルコールエステル主体の帯電防止剤8
とを同一の合成樹脂4に添加し成形品が得られる。
【0033】このようにして成形した庫内部品はほこり
が付着しにくく、多少容器についたほこりも容易に離
れ、容器についた細菌類も繁殖しないという抗菌効果も
確認され、良好な清掃性が得られた。また長期の使用で
も問題なかった。
【0034】なお、庫内部品の実施例として野菜容器を
参考に説明したが、食品棚、内箱、扉の内板、庫内仕切
り等が相当であってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の冷蔵庫の庫内部品
は、シリコンと合成樹脂を反応させたシリコン反応樹脂
を添加剤として、前記合成樹脂と同一材料の樹脂にて成
形し得られた庫内部品であるので、シリコンと合成樹脂
とが分子結合しシリコンが合成樹脂から流れ出にくく、
したがって、部品についたほこりが容易に離れ、良好な
清掃性が得られるという効果がある。
【0036】また、シリコンと合成樹脂を反応させたシ
リコン反応樹脂と、抗菌剤とを添加剤として、前記合成
樹脂と同一材料の樹脂にて成形し得られた庫内部品であ
るので、部品についたほこりが容易に離れるとともに、
部品についた細菌類も抗菌剤により繁殖しないので、良
好な清掃性が得られるという効果がある。
【0037】また、帯電防止剤と抗菌剤を添加剤とし
て、成形し得られた庫内部品であるので、部品にほこり
が付着しにくく、部品についた細菌類も繁殖しないの
で、良好な清掃性が得られるという効果がある。
【0038】さらに、庫内部品は、シリコンと合成樹脂
を反応させたシリコン反応樹脂と、帯電防止剤とを添加
剤として、前記合成樹脂と同一材料の樹脂にて成形し得
られた庫内部品であるので、部品にほこりが付着しにく
く、部品についたほこりが容易に離れ、良好な清掃性が
得られるという効果がある。
【0039】また、庫内部品は、シリコンと合成樹脂を
反応させたシリコン反応樹脂と、帯電防止剤と、抗菌剤
とを添加剤として、前記合成樹脂と同一材料の樹脂にて
成形し得られた庫内部品であるので、部品にほこりが付
着しにくく、部品についたほこりが容易に離れ、部品に
ついた細菌類も繁殖しないので良好な清掃性が得られる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における冷蔵庫の食品容器の
斜視図
【図2】図1のA−A線の断面図
【図3】本発明の第2の実施例における食品容器の斜視
【図4】図3のB−B線の断面図
【図5】本発明の第3の実施例における食品容器の斜視
【図6】図5のC−C線の断面図
【図7】本発明の第4の実施例における食品容器の斜視
【図8】図7のD−D線の断面図
【図9】本発明の第5の実施例における食品容器の斜視
【図10】図9のE−E線の断面図
【図11】従来の食品容器の斜視図
【符号の説明】
2、5、7、9、10 庫内食品容器 3 シリコンと反応させたシリコン反応樹脂 4 シリコン反応樹脂を添加した樹脂 6 抗菌剤 8 帯電防止剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25D 23/00 302 M 23/06 T (72)発明者 平松 志津 大阪府東大阪市高井田本通3丁目22番地 松下冷機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンと合成樹脂とを反応させたシ
    リコン反応樹脂を添加剤として、前記合成樹脂と同一材
    料の樹脂にて成形した庫内部品を有した冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 シリコンと合成樹脂とを反応させたシリ
    コン反応樹脂と、抗菌剤とを添加剤として、前記合成樹
    脂と同一材料の樹脂にて成形した庫内部品を有した冷蔵
    庫。
  3. 【請求項3】 シリコンと合成樹脂とを反応させたシリ
    コン反応樹脂と、帯電防止剤とを添加剤として、前記合
    成樹脂と同一材料の樹脂にて成形した庫内部品を有した
    冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 抗菌剤と、帯電防止剤とを添加剤とし
    て、合成樹脂と同一材料の樹脂にて成形した庫内部品を
    有した冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 シリコンと合成樹脂とを反応させたシリ
    コン反応樹脂と、抗菌剤と、帯電防止剤とを添加剤とし
    て、前記合成樹脂と同一材料の樹脂にて成形した庫内部
    品を有した冷蔵庫。
JP21961093A 1993-09-03 1993-09-03 冷蔵庫 Pending JPH0771869A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21961093A JPH0771869A (ja) 1993-09-03 1993-09-03 冷蔵庫

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JP21961093A JPH0771869A (ja) 1993-09-03 1993-09-03 冷蔵庫

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JP21961093A Pending JPH0771869A (ja) 1993-09-03 1993-09-03 冷蔵庫

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JP (1) JPH0771869A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5858613A (en) * 1996-01-23 1999-01-12 Tdk Corporation Optical recording medium
WO2000064259A1 (en) * 1999-04-23 2000-11-02 Agion Technologies, L.L.C. Cooler chest with antimicrobial properties
WO2003071205A1 (de) * 2002-02-25 2003-08-28 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Innenteil für ein kältegerät
WO2014209095A1 (es) 2013-06-25 2014-12-31 Servicios Administrates Penoles, S.A. De C.V. Aditivo bacteriostatico y fungistatico en masterbach para aplicación en plásticos y proceso para la obtención del mismo

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US10465973B2 (en) 2002-02-25 2019-11-05 BSH Hausgeräte GmbH Inner part for a refrigerating device
WO2014209095A1 (es) 2013-06-25 2014-12-31 Servicios Administrates Penoles, S.A. De C.V. Aditivo bacteriostatico y fungistatico en masterbach para aplicación en plásticos y proceso para la obtención del mismo
EP3575263A1 (en) 2013-06-25 2019-12-04 Servicios Administrativos Peñoles S.A. de C.V Bacteriostatic and fungistatic additive in masterbatch for application in plastics, and method for producing same

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