JPH0771850A - 氷雪製造散布装置 - Google Patents

氷雪製造散布装置

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Publication number
JPH0771850A
JPH0771850A JP23885393A JP23885393A JPH0771850A JP H0771850 A JPH0771850 A JP H0771850A JP 23885393 A JP23885393 A JP 23885393A JP 23885393 A JP23885393 A JP 23885393A JP H0771850 A JPH0771850 A JP H0771850A
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JP
Japan
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ice
snow
compressed air
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ice storage
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Application number
JP23885393A
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English (en)
Inventor
Takeo Koba
武夫 木葉
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C2303/00Special arrangements or features for producing ice or snow for winter sports or similar recreational purposes, e.g. for sporting installations; Special arrangements or features for producing artificial snow
    • F25C2303/042Snow making by using solid ice, e.g. ice crushing

Abstract

(57)【要約】 【目的】小規模で経済的な氷雪製造散布装置を提供す
る。 【構成】製氷機36を有し、ブロア15を設け、内部に
貯氷空間20pの形成された貯氷庫20を設け、前記貯
氷庫20に冷凍装置7を、該貯氷空間20pを冷却し得
る形で接続して設け、前記貯氷空間20pに、前記製氷
機36により製造された氷雪91を貯氷する貯氷槽21
を設け、前記貯氷空間20pに熱交換器16を設け、前
記熱交換器16とブロア15を接続し、氷雪フィーダ9
設け、前記氷雪フィーダ9と貯氷槽21間に、搬氷コン
ベア41を前記貯氷槽21中に貯氷された氷雪91を、
該氷雪フィーダ9に供給自在な形で設け、前記氷雪フィ
ーダ9と前記熱交換器16を接続し、前記氷雪フィーダ
9に氷雪圧送散布装置11を接続して構成した氷雪製造
散布装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキ−場に、人工的に
製造された氷雪を散布するために用いるに好適な氷雪製
造散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人工スキー場において用いられる
氷雪製造散布装置は、製氷機、貯氷庫、氷雪フィーダ及
び、圧縮空気供給装置等から構成されており、製氷機
は、ポンプ等により供給された水を冷却して氷雪を製造
するように形成されている。こうして製氷機で製造され
た氷雪は、貯氷庫に貯氷しておき、必要に応じて貯氷庫
から氷雪を取り出して、氷雪フィーダへ供給されてい
た。一方、圧縮空気供給装置は、ブロア、インタークー
ラ等の熱交換器、管路(空気供給管)等から構成されて
いる。圧縮空気供給装置は、ブロアを駆動することによ
り、外気を吸引して、それ等外気を断熱圧縮し、断熱圧
縮されることにより昇温した圧縮空気は、熱交換器によ
り、吸引以前の温度に冷却された後、管路を介して、氷
雪フィーダに供給されている。また、熱交換器には、熱
交換器を冷却するために、専用の冷却機が設けられてお
り、氷雪フィーダには、ゲレンデまで伸延するように敷
設された氷雪圧送管が接続されていた。従って、氷雪と
圧縮空気が、氷雪フィーダに供給されると、氷雪フィー
ダにおいて氷雪と圧縮空気が混合し、氷雪フィーダに供
給された氷雪は、氷雪圧送管内を通ってゲレンデまで圧
送される。そして、氷雪は、ゲレンデの各散布範囲に対
応して氷雪圧送管に設けられた各取出口から、氷雪圧送
管外部に取り出され、各散布範囲に散布されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、ゲ
レンデに大量の氷雪を散布しようとすると、大量の氷雪
を要すると共に、該氷雪をゲレンデまで圧送するために
大量の圧縮空気を必要とする。そこで、大量の圧縮空気
を氷雪圧送装置のブロアにより製造すると、大量の昇温
した空気が形成されるので、熱交換器において、大量の
昇温した圧縮空気を冷却する必要がある。このため、熱
交換器を冷却する専用の冷却機も大型化することも避け
られず、これに伴って、圧送空気供給装置を大型化し
て、広大な設置面積を要するばかりか、大量にエネルギ
−を消費し、不経済であった。本発明は、上記事情に鑑
み、小規模で経済的な氷雪製造散布装置を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、氷雪製造手段
(36)を有し、圧縮空気の製造手段(15)を設け、
内部に貯氷空間(20p)の形成された貯氷庫(20)
を設け、前記貯氷庫(20)に冷凍手段(7)を、前記
貯氷庫(20)の貯氷空間(20p)を冷却し得る形で
接続して設け、前記貯氷空間(20p)に、前記氷雪製
造手段(36)により製造された氷雪(91)を貯氷す
る貯氷手段(21)を設け、前記貯氷空間(20p)に
圧縮空気冷却手段(16)を設け、前記圧縮空気冷却手
段(16)と前記圧縮空気の製造手段(15)を接続
し、氷雪空気混合手段(9)を設け、前記氷雪空気混合
手段(9)と前記貯氷手段(21)間に、氷雪搬送供給
手段(41)を前記貯氷手段(21)中に貯氷された氷
雪(91)を、該氷雪空気混合手段(9)に供給自在な
形で設け、前記氷雪空気混合手段(9)と前記圧縮空気
冷却手段(16)を接続し、前記氷雪空気混合手段
(9)に氷雪圧送散布手段(11)を接続して構成して
構成される。なお、( )内の番号等は、図面における
対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以
下の作用の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、圧縮空気の製造手段(1
5)により製造された圧縮空気(63)を、貯氷空間
(20p)に設けられた圧縮空気冷却手段(16)に供
給し、該貯氷空間(20p)に接続された冷凍手段
(7)により冷却される貯氷空間(20p)中の空気
(97)を介して圧縮空気冷却手段(16)を冷却する
ことにより、該圧縮空気冷却手段(16)に供給された
圧縮空気(93)を冷却して、低温の圧縮空気(94)
を製造するように作用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による氷雪製造散布装置の一実施例
を示す図、図2は、図1に示す熱交換器の断面図であ
る。
【0007】ゲレンデ95を形成する丘陵等の地盤96
には、図1に示すように、該地盤96の表面を成す形
で、スキ−滑走に好適な程度の勾配に傾斜した傾斜面9
6aが形成されており、傾斜面96aには、本発明によ
る氷雪製造散布装置1により製造された氷雪91を散布
すべき第1〜第n−1、第n散布区画99N1〜99N
n−1、99Nnが、目視見当により設定されている。
【0008】本発明による氷雪製造散布装置1は、図1
に示すように、氷雪供給装置5、搬氷コンベア41、冷
凍装置7、氷雪フィーダ9、圧縮空気供給装置10及
び、氷雪圧送散布装置11から構成されており、氷雪供
給装置5は、図1に示すように、製氷室35を有してい
る。製氷室35には、製氷機36が設けられており、製
氷機36には図示しないポンプ等を介して、製氷用の水
90を貯蔵し得る貯水槽(図示せず)が接続されてい
る。該製氷機36は、図示しない貯水槽から供給される
製氷用の水90を冷却して、小塊状の氷雪91を製造し
得るように形成されている。また、製氷室35の下方に
は、貯氷庫20が設けられており、貯氷庫20の内部に
は、氷雪91を氷点下に保ち得る貯氷空間20pが形成
されている。これ等貯氷庫20と製氷室35との間には
氷雪落下口20aが、製氷室35と貯氷庫20の貯氷空
間20pを連通する形で形成されており、製氷機36に
より製造された氷雪91は、該氷雪落下口20aを介し
て、氷雪91を貯蔵自在な枡状に形成された貯氷槽21
に貯氷される。そして、貯氷槽21の図1中左方には氷
雪取出部21aが、貯氷槽21の内外を連通する形で形
成されており、該氷雪取出部21aには、開閉装置23
により図1中矢印J、K方向に移動駆動自在な氷雪押え
板22が、該氷雪押え板22により氷雪取出部21aを
開口閉塞し得る形で設けられている。
【0009】更に、貯氷槽21には、図1に示すよう
に、支柱29、29が貯氷槽21の高さ略一杯に立設さ
れており、これ等支柱29、29には、氷雪貯蔵取出コ
ンベア30が、図示しない駆動装置により上下方向(図
1中矢印E、F方向)に移動駆動自在に設けられてい
る。氷雪貯蔵取出コンベア30は、無限軌道を形成する
運搬ベルト31を有しており、該運搬ベルト31は、氷
雪押え板22が、氷雪取出部21aを閉塞する状態、即
ち図1中矢印K方向一杯に移動した状態における貯氷槽
21の図1中左右方向の長さ一杯に伸延する形で設けら
れている。また、運搬ベルト31には、櫛型の歯を有す
るレーキ33が所定間隔で設けられており、図示しない
駆動モータにより氷雪貯蔵取出方向(図1中矢印B方
向)に無限軌道を描く形で移動駆動自在に形成されてい
る。
【0010】更に、氷雪取出部21aの図1中左側下方
には、図1に示すように、貯氷槽21に設けられた氷雪
貯蔵取出コンベア30により掻き出された氷雪91を、
氷雪取出部21aを介して後述する氷雪フィーダ9に供
給自在な形で、スクリューコンベア等から成る搬氷駆動
自在な搬氷コンベア41が、氷雪取出部21aから後述
する氷雪フィーダ9の氷雪取込口9aに向かって、図中
紙面と直角方向に伸延する形で設けられている。また、
貯氷庫20には、冷凍装置7が、貯氷庫20の貯氷空間
20pを、氷雪91を保冷することが出来る氷点下に冷
却し得る形で設けられており、該冷凍装置7は、冷媒5
5A、55B、冷媒凝縮器51、冷媒蒸発器52及び、
冷媒移送管53A、53Bにより形成されている。即
ち、冷凍装置7は、冷媒凝縮器51を有しており、冷媒
凝縮器51は、貯氷空間20pの外部に設けらている。
該冷媒凝縮器51は、フロンガス等の気化状態の冷媒5
5Bを、圧縮して空気冷却することにより、液化状態の
冷媒55Aに凝縮(液化)することが出来るように形成
されており、該冷媒凝縮器51の吐出口51bには、該
冷媒凝縮器51により凝縮された液化状態の冷媒55A
が通過自在な冷媒移送管53Aが、冷媒凝縮器51に連
通する形で接続されている。また、冷媒移送管53Aの
他端は、貯氷空間20pに設けられた冷媒蒸発器52の
吸入口52aに接続されており、冷媒蒸発器52は、冷
媒移送管53Aを介して供給される液化状態の冷媒55
Aを、膨張させて減圧することにより、再度、気化状態
の冷媒55Bに蒸発(気化)させることが出来るように
形成されている。そして、冷媒蒸発器52の吐出口52
bには、該冷媒蒸発器52により蒸発した気化状態の冷
媒55Bが通過自在な冷媒移送管53Bが、冷媒蒸発器
52に連通する形で接続されており、該冷媒移送管53
Bの他端は、前述の冷媒凝縮器51の吸入口51aに、
該冷媒凝縮器51に連通する形で接続されている。な
お、冷媒蒸発器52には図示しないファンが取付けられ
ており、貯氷庫20内の空気97を撹拌して対流させる
ように形成されている。
【0011】一方、圧縮空気供給装置10は、図1に示
すように、ブロア15を有しており、ブロア15は、エ
アフィルタ61を介して外気92を吸引して、断熱圧縮
して、高温の圧縮空気93を製造するように形成されて
いる。また、ブロア15には、図1に示すように、空気
供給管62Aが接続されており、空気供給管62Aの他
端には、後述する熱交換器16が設けられている。該熱
交換器16の図1中右側、従って空気供給管62Aと反
対側には、空気供給管62Bが接続されており、空気供
給管62Bの他端には、氷雪フィーダ9が設けられてい
る。熱交換器16は、図2に示すように、マニホールド
67Aを有しており、マニホールド67Aには、該マニ
ホールド67Aに連通する形で、通気自在な吸入管66
Aが接続されている。吸入管66Aの図2中左側、従っ
てマニホールド67Aと反対側には、吸入口66Aaが
形成されており、マニホールド67Aは、該吸入口66
Aa、吸入管66Aを介して、空気供給管62Aに連通
する形で接続されている。また、マニホールド67Aの
図2右側の面67Ajには、所定個数の冷却管取付孔6
7Adが、該マニホールド67Aの内部と外部を連通す
る形、且つ所定間隔で設けられており、それ等冷却管取
付孔67Adには、通気自在な冷却管70が、マニホー
ルド67Aに連通する形で接続されている。そして、該
冷却管70の図2中右側の端部、従ってマニホールド6
7Aと反対側には、図2に示すように、マニホールド6
7Bが接続されている。即ち、マニホールド67Bの図
2左側の面67Bjには、所定個数の冷却管取付孔67
Bdが、該マニホールド67Bの内部と外部を連通する
形、且つ所定間隔で設けられており、それ等冷却管取付
孔67Bdには、通気自在な前述の冷却管70が、マニ
ホールド67Bに連通する形で接続されている。なお、
冷却管70には、図2に示すように、円環状の薄板から
成る放熱板70aが多数取付けられており、冷却管70
の外周面の面積、従って熱交換面積を増大するように形
成されている。また、マニホールド67Bの図2中右側
には、該マニホールド67Bに連通する形で、通気自在
な吐出管66Bが接続されており、吐出管66Bの図2
中右側には、吐出口66Bbが形成されている。そし
て、マニホールド67Bは、該吐出口66Bb、吐出管
66Bを介して、空気供給管62Bに連通する形で接続
されている。これにより、マニホールド67Aとマニホ
ールド67Bの内部が冷却管70を介して連通し、空気
供給管62A、62B及び、熱交換器16を介して、ブ
ロア15と氷雪フィーダ9が連通される。
【0012】また、氷雪フィーダ9は、前述したよう
に、搬氷コンベア41に連絡しており、該氷雪フィーダ
9の上部(図1中上方)には、搬氷コンベア41により
供給される氷雪91を、氷雪フィーダ9内部に取り入れ
るための氷雪取込口9aが開孔されている。そして、氷
雪フィーダ9の図1中右側には、圧縮空気取入口9bが
設けられており、該取入口9bには、圧縮空気供給装置
10を形成する空気供給管62Bが、氷雪フィーダ9に
連通する形で接続されている。更に、氷雪フィーダ9の
図1中左側には、氷雪吐出口9cが設けられており、該
氷雪吐出口9cには、氷雪圧送散布装置11が接続され
ている。氷雪圧送散布装置11は、氷雪圧送管81を有
しており、氷雪圧送管81は、氷雪搬送方向(図1中矢
印H方向)に伸延する形で設けられている。該氷雪圧送
管81には、氷雪取出自在な第1〜第n−1、第n氷雪
取出口82N1〜82Nn−1、82Nnが、ゲレンデ
95を構成する第1〜第n−1、第n散布区画99N1
〜99Nn−1、99Nnに対応して設けられており、
これ等氷雪取出口82N1〜82Nn−1、82Nnに
は、それぞれ開閉自在な氷雪取出枝管83が設けられて
いる。そして、それ等氷雪取出枝管83の先端(図1中
下方)には、それぞれ散雪管85が接続されており、そ
れ等散雪管85は、該散雪管85の散雪口85aを、そ
れ等第1〜第n−1、第n散布区画99N1〜99Nn
−1、99Nn内の所定の場所に対向する形で伸縮屈折
自在に固定出来るように形成されている。
【0013】氷雪製造散布装置1は、以上のように構成
されており、氷雪製造散布装置1を用いて氷雪91を製
造し、それ等氷雪91をゲレンデ95に散布するために
は、まず、図1に示す冷凍装置7を起動させて、貯氷空
間20pを、該貯氷空間20pの温度が氷雪91を保冷
し得る氷点下に成るまで冷却する。即ち、冷凍装置7を
起動すると、冷媒凝縮器51により、気体状態の冷媒5
5Bが凝縮されて液化状態の冷媒55Aが製造される。
こうして製造された液化状態の冷媒55Aは、冷媒移送
管53Aを介して、冷媒蒸発器52に供給され、再度気
化状態の冷媒55Bに蒸発する。この時、貯氷空間20
pである冷媒蒸発器52周辺の空気97が保持する熱
は、液化状態の冷媒55Aが気化状態の冷媒55Bに蒸
発するために吸収されて、冷媒蒸発器52周辺の空気9
7の温度が低下し、貯氷空間20pが冷却される。
【0014】貯氷空間20pが冷却されると、次に、氷
雪供給装置5を起動して、貯水槽(図示せず)に貯蔵さ
れた製氷用の水90を製氷機36に供給し、該製氷機3
6において水90を冷却して、小塊氷状の氷雪91を製
造する。この時、貯氷庫20に設けられた貯氷槽21の
氷雪貯蔵取出コンベア30は、支柱29、29上を図示
しない駆動装置により最下方(図1中矢印F方向)に降
下させておき、氷雪貯蔵取出コンベア30の図示しない
駆動モータを作動させて、運搬ベルト31を氷雪貯蔵方
向(図1中矢印B方向)に移動させる。また、開閉装置
23を作動させて、氷雪押え板22を、図1中矢印K方
向一杯に移動させて、該氷雪押え板22により、氷雪取
出部21aを閉塞しておく。すると、製氷機36により
製造された氷雪91は、氷雪落下口20aを通り、貯氷
槽21に取付けられた氷雪貯蔵取出コンベア30上に落
下して、該氷雪貯蔵取出コンベア30上を氷雪貯蔵方向
(図1中矢印B方向)に搬送され、貯氷槽21に図1中
右側から図1中左側に向けて順に貯蔵される。そこで、
氷雪91が所定高さまで貯蔵されたら、氷雪貯蔵取出コ
ンベア30を、支柱29、29上を上方(図1矢印E方
向)に向けて徐々に上昇させることにより、氷雪91
は、貯氷槽21内に積層圧雪される形で貯蔵されてい
く。
【0015】このようにして、製氷機36により製造さ
れた氷雪91が、貯氷槽21一杯に貯蔵されたら、氷雪
貯蔵取出コンベア30の図示しない駆動モータを停止さ
せて運搬ベルト31の移動を停止させると共に、氷雪貯
蔵取出コンベア30が支柱29、29上を上昇すること
も停止する。そして、製氷機36への水90の供給を停
止して、製氷機36による氷雪91の製造を終え、貯氷
空間20pへの氷雪91の貯氷を完了する。また、氷雪
圧送散布装置11は、各散雪管85を、各散布区画99
N1〜99Nn−1、99Nnに向けて設定する。即
ち、氷雪圧送散布装置11の氷雪圧送管81の第1〜第
n−1、第n氷雪取出口82N1〜82Nn−1、82
Nnに、それぞれ氷雪取出枝管83を介して接続された
各散雪管85の散雪口85aが、それ等氷雪取出口82
N1〜82Nn−1、82Nnに対応する各散布区画9
9N1〜99Nn−1、99Nnに向かうように各散雪
管85を設定する。
【0016】次に、開閉装置23を作動させて氷雪押え
板22を、図1中矢印J方向に移動させることにより、
氷雪取出部21aを開口する。そして、氷雪貯蔵取出コ
ンベア30の図示しない駆動モータを作動させて、運搬
ベルト31に設けられたレーキ33を氷雪取出方向(図
1中矢印B方向)に移動させると共に、氷雪貯蔵取出コ
ンベア30を、支柱29、29上を下方(図1中矢印F
方向)に向けて徐々に降下させる。これにより、レーキ
33が、貯氷槽21に積層圧雪されて固形化した氷雪9
1と接触して氷雪91を掻き削り、掻き削った氷雪91
を氷雪取出部21aまで移送する。すると、これ等氷雪
91は、氷雪取出部21aを介して、該氷雪取出部21
aの下方に設けられた搬氷コンベア41上に供給され
る。なお、搬氷コンベア41は、氷雪貯蔵取出コンベア
30の作動に先行して又は同時に回転させておく。する
と、氷雪取出部21aを介して、搬氷コンベア41に供
給された氷雪91は、搬氷コンベア41により、該搬氷
コンベア41の伸延方向である氷雪搬送方向に沿って搬
送されると共に、氷雪取込口9aを介して氷雪フィーダ
9に供給される。
【0017】また、搬氷コンベア41の起動と同時に、
圧縮空気供給装置10を形成するブロア15を起動し
て、外気92をエアフィルタ61を介して該ブロア15
内に吸入し、該ブロア15により外気92を断熱圧縮し
て圧縮空気93を製造する。なお、この時、ブロア15
により製造される圧縮空気93は、ブロア15において
断熱圧縮して製造されるため、圧縮前の温度(外気92
の温度)よりも、激しく昇温している。従って、そのよ
うな高温の圧縮空気93を、後述するようにして、氷雪
フィーダ9に供給して氷雪91と混合すると氷雪91が
融けてしまうので、熱交換器16により高温の圧縮空気
93を、氷雪91を氷の状態に保ち得る低温の圧縮空気
94に冷却して氷雪フィーダ9に供給する。即ち、ブロ
ア15により断熱圧縮して製造された高温の圧縮空気9
3は、該ブロア15に接続された空気供給管62A中に
吐出されて、該空気供給管62A中を空気搬送方向(図
1及び図2中矢印A方向)に圧送され、更に吸入口66
Aaを介して、熱交換器16のマニホールド67A内部
に供給される。こうしてマニホールド67Aの内部に供
給された圧縮空気93は、該マニホールド67Aに連通
するように接続された複数本の冷却管70に分散される
形で、それ等複数本の冷却管70中を図1及び図2中矢
印A方向に通過する。すると、それ等冷却管70中を通
過する圧縮空気93の保有する熱は冷却管70に伝わ
り、それ等冷却管70の温度を上昇させ、更に、それ等
冷却管70に取付けられた放熱板70aの温度を上昇さ
せる。ところで、熱交換器16は、貯氷空間20pに設
けられており、該貯氷空間20pの空気温度は、冷凍装
置7により氷点下に冷却されているので、こうして温度
の上昇した冷却管70及び放熱板70aは、氷点下に冷
却された低温の空気97(冷気)に包囲される形で接触
することにより、それ等冷却管70及び放熱板70aに
伝えられた圧縮空気93の熱を、貯氷空間20pに放出
することが出来る。従って、高温の圧縮空気93は、貯
氷空間20pに設けられた熱交換器16を空気搬送方向
(図1及び図2中矢印A方向)に沿って通過することに
より、該熱交換器16を形成する冷却管70及び放熱板
70aを介して、氷点下に冷却された貯氷空間20pの
空気97(冷気)と熱交換を行って、該空気97(冷
気)と均衡する氷点下付近の温度に冷却された低温の圧
縮空気94に成る。
【0018】なお、熱交換器16周辺を包囲する貯氷庫
20の空気97は、高温の圧縮空気94と熱交換を行う
ことにより、温度が上昇するが、それ等空気97は、温
度が上昇することにより膨張して軽くなり、貯氷庫20
上方(図1及び図2中上方)に移動するので、該熱交換
器16は、常に氷点下付近に冷却された空気97により
包囲され得る。それに加えて、貯氷庫20内の空気97
は、冷凍装置7を形成する冷媒蒸発器52に取付けられ
た図示しないファンにより撹拌されることにより、貯氷
庫20内を対流する形で循環し、且つ蒸発器52により
冷却されるので、熱交換器16は、常に、氷点下付近ま
で冷却された空気97に包囲された形で冷却され得る。
従って、圧縮空気93は、貯氷空間20pに設けられた
熱交換器16を通過することにより、氷点下付近まで効
率的に冷却された後、氷雪フィーダ9に供給される。
【0019】以上のようにして、氷雪フィーダ9に供給
される低温の圧縮空気94及び氷雪91は、該氷雪フィ
ーダ9において混合され、氷雪フィーダ9の図1中左側
に氷雪吐出口9cを介して接続された氷雪圧送散布装置
11の氷雪圧送管81に吐出される。そして、氷雪圧送
管81に吐出された氷雪91は、圧縮空気94により氷
雪圧送管81内を氷雪搬送方向(図1中矢印H方向)に
圧送され、圧送途上において氷雪圧送管81の内面等と
多数回衝突を繰り返すことによって、粉雪状の氷雪91
に細かく砕かれる。こうして氷雪圧送管81内を細かく
砕かれながら氷雪搬送方向(図1中矢印H方向)に圧送
される氷雪91は、該氷雪圧送管81に設けられた氷雪
取出口82N1〜82Nn−1、82Nnに接続された
氷雪取出枝管83、散雪管85をそれぞれ通って、それ
等散雪管85の散雪口85aから、各散雪口85aに対
応する第1〜第n−1、第n散布区画99N1〜99N
n−1、99Nnに向かって散布される。
【0020】本実施例においては、ブロア15により製
造される圧縮空気93を冷却する熱交換器16は、冷却
管70に多数の放熱板70aを取付けて、該冷却管70
の表面積を拡大することにより、該熱交換器16の熱交
換面積を増大するように形成されてたが、熱交換器の冷
却管の形状は、該冷却管の表面積を拡大することによ
り、該熱交換器の熱交換面積を増大するように形成され
ていれば、これに限定される必要は無い。例えば、多数
の小口径の管材を螺旋状に形成することにより表面積を
拡大した形で冷却管を形成して、熱交換器の熱交換面積
を増大させても良い。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製氷機36等の氷雪製造手段を有し、ブロア15等の圧
縮空気の製造手段を設け、内部に貯氷空間20pの形成
された貯氷庫20を設け、前記貯氷庫に冷凍装置7等の
冷凍手段を、前記貯氷庫の貯氷空間を冷却し得る形で接
続して設け、前記貯氷空間に、前記氷雪製造手段により
製造された氷雪91を貯氷する貯氷槽21等の貯氷手段
を設け、前記貯氷空間に熱交換器16等の圧縮空気冷却
手段を設け、前記圧縮空気冷却手段と前記圧縮空気の製
造手段を接続し、氷雪フィーダ9等の氷雪空気混合手段
を設け、前記氷雪空気混合手段と前記貯氷手段間に、搬
氷コンベア41等の氷雪搬送供給手段を前記貯氷手段中
に貯氷された氷雪を、該氷雪空気混合手段に供給自在な
形で設け、前記氷雪空気混合手段と前記圧縮空気冷却手
段を接続し、前記氷雪空気混合手段に氷雪圧送散布装置
11等の氷雪圧送散布手段を接続して構成したので、圧
縮空気の製造手段により製造された圧縮空気93等の高
温の圧縮空気を、貯氷空間に設けられた圧縮空気冷却手
段に供給し、該貯氷空間に接続された冷凍手段により冷
却される貯氷空間中の空気97等の空気を介して圧縮空
気の冷却手段を冷却することにより、該圧縮空気の冷却
手段に供給された高温の圧縮空気を冷却して、圧縮空気
94等の低温の圧縮空気を製造することが出来る。この
ため、大量の氷雪をゲレンデに散布するために必要とな
る大量の圧縮空気を冷却するために、圧縮空気冷却手段
を専用の冷却機で冷却する必要が無いので、その分装置
全体が小型化され、小面積の設置面積に氷雪製造散布装
置を設置することが出来る。また、圧縮空気冷却手段を
冷却する専用の冷却機を必要としないので、該圧縮空気
冷却手段を冷却するための大量のエネルギーが節約出来
る。従って、小規模で経済的な氷雪製造散布装置を設置
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による氷雪製造散布装置の一実
施例を示す図である。
【図2】図は、図1に示す熱交換器の断面図である。
【符号の説明】
7……冷凍手段(冷凍装置) 9……氷雪空気混合手段(氷雪フィーダ) 11……氷雪圧送散布手段(氷雪圧送散布装置) 15……圧縮空気の製造手段(ブロア) 16……圧縮空気冷却手段(熱交換器) 20……貯氷庫 20p……貯氷空間 21……貯氷手段(貯氷槽) 36……氷雪製造手段(製氷機) 41……氷雪搬送供給手段(搬氷コンベア) 91……氷雪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】氷雪製造手段を有し、 圧縮空気の製造手段を設け、 内部に貯氷空間の形成された貯氷庫を設け、 前記貯氷庫に冷凍手段を、前記貯氷庫の貯氷空間を冷却
    し得る形で接続して設け、 前記貯氷空間に、前記氷雪製造手段により製造された氷
    雪を貯氷する貯氷手段を設け、 前記貯氷空間に圧縮空気冷却手段を設け、 前記圧縮空気冷却手段と前記圧縮空気の製造手段を接続
    し、 氷雪空気混合手段を設け、 前記氷雪空気混合手段と前記貯氷手段間に、氷雪搬送供
    給手段を前記貯氷手段中に貯氷された氷雪を、該氷雪空
    気混合手段に供給自在な形で設け、 前記氷雪空気混合手段と前記圧縮空気冷却手段を接続
    し、 前記氷雪空気混合手段に氷雪圧送散布手段を接続して構
    成した氷雪製造散布装置。
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