JPH0770906B2 - 簡易ダイポ−ルアンテナ及びその製造方法 - Google Patents

簡易ダイポ−ルアンテナ及びその製造方法

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JPH0770906B2
JPH0770906B2 JP60071834A JP7183485A JPH0770906B2 JP H0770906 B2 JPH0770906 B2 JP H0770906B2 JP 60071834 A JP60071834 A JP 60071834A JP 7183485 A JP7183485 A JP 7183485A JP H0770906 B2 JPH0770906 B2 JP H0770906B2
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JP
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slit
antenna
dipole antenna
electric wire
parallel
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幸雄 赤羽
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は簡易ダイポールアンテナ及びその製造方法に関
し、特にFM受信機用の付属品アンテナに用いて好適なも
のである。
〔発明の概要〕
リボン電線の平行芯導体間にスリットを長手方向に所定
間隔で入れ、個々のスリットを横切って上記リボン電線
を分断し、スリット部分における二又分岐された芯導体
をアンテナエレメントとし、スリットの無い部分を平行
二線のフィーダ部とした簡易ダイポールアンテナであ
る。製造が容易で、二又分岐が叫けてフィーダ側に広が
る虞れが無く、上記リボン電線が平角なものであれば壁
面への取付けも容易となる利点がある。
〔従来の技術〕
FM受信機に付属品として付いている簡易アンテナとし
て、テレブ用リボンフィーダを用いたフィーダ・アンテ
ナが従来から用いられて来た。このフィーダ・アンテナ
は、TV用の300ΩリボンフィーダをT字状に結合して折
返しダイポール・アンテナとしたものである。更に簡略
にしたアンテナとしては、二軸平行線を途中まで引き裂
いてT字状のアンテナエレメントとこれに連なる二軸フ
ィーダ部とから成るダイポールアンテナとしたものが知
られている(実公昭54−21965号)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
後者の簡易アンテナは、簡単にまた安価に製造できる
が、引き裂いて製造できるように平行二軸の間の被覆は
肉薄にしなければならず、従ってアンテナを取付けると
き引き裂き部分の根本(二又部分)で裂けが広がり易
い。このためアンテナエレメントの長さ(T字の水平
片)が規定値λ/2よりも長くなってしまい所要の性能が
得られなくなることがある。またこの簡易アンテナを室
内の壁等に取付けるとき、T字の水平片に対応するアン
テナエレメントの線形が丸形であるので、ステープルの
ような特殊な鋲を必要とする。
本発明は上述の問題にかんがみ、二又部分の裂けが生じ
にくく、また簡単に取付けることが可能なダイポールア
ンテナ及びその製造方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の簡易ダイポールアンテナは、第2図に示すよう
に、二本の平行芯導体を2有する平角リボン導線の長手
方向の一端側の上記芯導体を予め形成された所定長のス
リット5により個々に分岐させて一対のアンテナエレメ
ント6a、6bを形成すると共に、他端側を上記アンテナエ
レメントに連なる平行二千のフィーダ部6cとしたもの
で、従来の引き裂きで形成する簡易ダイポールアンテナ
のように、引き裂き易いように平行二線間を薄肉にした
二軸平行線を使用することがなく、平角リボン電線に予
め形成したスリット5により分岐したアンテナエレメン
トを形成するので、エレメントの二又分岐点で引き裂き
が広がることがなく、アンテナ有効長が変化することが
ない、高品質のダイポールアンテナが簡易に得られる。
本発明の簡易ダイポールアンテナの製造方法は、第1A図
〜第1F図の製造工程図に示すように、リボン電線の平行
芯導体2間の絶縁被覆3にスリット5を長手方向に所定
間隔で入れ、スリット5を横切って上記リボン電線を分
断し、これによって第2図のように上記スリットの部分
が二又に分岐した一対のアンテナエレメント6a,6bを成
し、上記スリットの無い間隔部分が上記アンテナエレメ
ントに連らなる平行二線のフィーダ部6c成すようにした
ので、平角リボン電線の形状を効果的に利用して、容易
に且つ安価に製造することができる。
〔実施例〕
第1A図〜第1F図は本発明の簡易ダイポールアンテナの製
造工程を示す。まず第1A図のように芯導体となる薄板芯
金1を用意し、これを第1B図のようにシャーリングで個
々の芯導体2に分断し、次に第1C図のようにリボン(平
角)電線状に絶縁被覆3を施す。
基本的には、第1C図の多芯リボン電線又はシート状電線
を一対の芯導体2を含む二芯リボン電線に分け、個々を
ダイポールアンテナとして用いる。そこで第1D図のよう
に個々のリボン電線の一対の芯導体2の間の絶縁被覆3
にスリット5を部分的に入れ、更に切断線8によってス
リット5を横切って切断し、これによって二つに分岐す
る芯導体2をダイポールアンテナのエレメント6a,6b
(T字の水平片)とし、またスリット5の無い部分を平
行二線のフィーダ部6c(T字の垂下片)とする。
好ましくは、第1C図の絶縁被覆3を施す際に、平行二線
ごとの分離ライン(即ち、一つ置きの芯導体2間の中間
帯)に沿ってV字溝4を絶縁被覆3の表面及び裏面に形
成するのが良い。このV字溝4は後述のようにダイポー
ルアンテナとして用いられる二芯平角リボン電線の面取
部となるもので、無くてもよい。V字溝を形成した場
合、第1D図の工程におけるスリット5は、V字溝4の無
い芯導体2の間に入れる。
ダイポールアンテナのアンテナエレメント長は、ほぼλ
/2(λは受信波長)であるから、エレメント6a,6bを得
るスリット5の長さはλ/4でよい。しかし第1D図に示す
実施例では、電線の長手方向に連続して多数のダイポー
ルアンテナエレメント6a,6b及びフィーダ部6cを形成す
るため、スリット5は隣接エレメント用のスリットと連
続している。つまり2倍のλ/2の長さのスリット5を入
れ、その半分の位置で切断線8により切断する。この場
合、長手方向に隣接した別個のアンテナエレメント6a,6
bは切断線8を境界にして互いに向かい合わせになる。
個々のダイポールアンテナのスリット5の無いフィーダ
部6cの末端に対応する位置にも、第1D図のようにスリッ
ト7を入れ、これによってフィーダ部末端を二又に分岐
させて、受信機のアンテナ端子への接続を容易にしても
よい。この部分も切断線9によって分離される他のアン
テナと長手方向に連続するので、スリット7の長さは分
岐部6a,6eを作るのに必要な長さaの2倍2aとし、その
中間に切断線9を入れる。
従って電線の長手方向に沿って長さλ/2の長いスリット
5と長さ2aの短いスリット7とを交互に入れることにな
る。スリット5と7との間はフィーダ部6cとなり、その
長さbはほぼλ/4の整数倍が良い。
スリット工程の次に、第1E図に示すように個個の二芯リ
ボン電線12に分離する。縦断は、芯導体2の1つ置き
で、スリット5及び7の無い芯導体2の中間帯で行う。
第1C図のようにV溝4を形成した場合には、このV溝4
の谷に沿って縦断する。この場合、二つに分かれたV溝
4の夫々が平角リボン電線の側縁に沿った面取部とな
る。
次に第1F図のように個々の平角リボン電線12を切断線8,
9によって横方向に分断する。既述のように切断線8,9は
スリット5,7の中間位置であって、切断間隔は等間隔、
即ちλ/4+a+bである。
第2図に上述の製造方法によって得られたダイポールア
ンテナの完成図を示す。このアンテナはT字の水平片に
相当するλ/2のアンテナエレメント6a,6b、T字の垂下
片に相当する平行二線のフィーダ部6c及びフィーダ部末
端の二又の分岐部6d,6eから成る。フィーダ部6cの長さ
aと分岐部6d,6eの長さbとの和a+bは、このダイポ
ールアンテナと受信機の入力インピーダンス(300Ω)
とのインピーダンス整合をとるために、約λ/4又はλ/4
の奇数倍とするのがよい。
なおアンテナエレメント6s,6bの長さは絶縁被覆3の材
質によって所定の短縮率でλ/2より幾分短くなる。また
フィーダ部6cの長さも、受信機の入力インピーダンスや
絶縁被覆3の材質に応じてその最適値は変化し、λ/2の
整数倍が好ましい場合もある。
上述のように作られたダイポールアンテナは平角リボン
電線で構成されていて、フィーダ部6cの一対の芯導体2
の間の絶縁被覆3は従来のように肉薄になっていないの
で、フィーダ部6cからアンテナエレメント6a,6bに移行
する二又分岐点で引き裂けが広がることが無い。従って
所要のアンテナ性能を維持することができる。また平角
リボン電線であるから、壁面に画鋲等で取付けることが
でき、また壁等の平坦面に接着材で貼り付けることも可
能である。
第3図は別の実施例を示す要部平面図で、アンテナエレ
メント6a,6bを得るλ/4のスリットと、長手方向に隣接
する別のアンテナ線のフィーダ部末端の分岐部6d,6eを
得る長さaのスリットとを連続させた一つのスリット15
としている。スリット15の長手方向の間隔はフィーダ部
6cの長さbであり、この場合には一種類の長さλ/4+a
のスリット15をbの間隔で入れればよい。切断線16はス
リット15の一端からλ/4(又はa)の位置に入れ、各切
断線16の間隔はλ/4+a+bである。
第1A〜第1F図に示す製造方法の実施例では、電線の長手
方向に沿って多数のアンテナ線が先端と先端及び始端と
始端との向かい合わせで作られるが、第3図の場合に
は、先端と始端とが個々隣接し、同方向を向いた多数の
アンテナ線が出来る。
なお第1A図〜第1F図の工程において、スリット5,7は、
リボン電線の面に対して上下動可能な刃物でもってリボ
ン電線にテンションをかけて引きながら形成するのが良
い。またスリット5,7を形成する工程(第1D図)と個々
の二軸平行リボン電線に分断する工程(第1E図)とは同
時にできる。またスリットを入れる工程と第1F図のよう
に切断する工程とは前後逆であってもよい。つまり第1F
図のように切断してから、第1D図のようにスリット5,7
を入れ、同時に第1E図のように個々のリボン電線に縦断
してもよい。
〔発明の効果〕
本発明の簡易ダイポールアンテナによると、二本の平行
芯導体を2有する平角リボン電線の長手方向の一端側の
上記芯導体を予め形成された所定長のスリット5により
個々に分岐させて一対のアンテナエレメント6a、6bを形
成するので、フィーダ部の一対の芯導体間の絶縁被覆を
引き裂き易いように薄肉としなくてよく、従って製造後
にフィーダ部とアンテナエレメントとの二又分岐点で引
き裂けが広がらないため、アンテナ有効長が変化するこ
とがなく、更に平角電線であるため画鋲や接着により壁
面に取付けることが容易である。また本発明のダイポー
ルアンテナの製造方法によると、平角リボン電線の形状
を効果的に利用してダイポールアンテナを大量に安価に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜第1F図は本発明の簡易ダイポールアンテナの製
造方法の実施例を示す工程図、第2図はダイポールアン
テナの完成図、第3図は製造方法の別の実施例を示す要
部平面図である。 なお図面に用いた符号において、 2……芯導体 3……絶縁被覆 4……V溝 5……スリット 6a,6b……アンテナエレメント 6c……フィーダ部 7……スリット 8,9……切断線 12……二芯リボン電線 である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二本の平行芯導体を有する平角リボン電線
    の長手方向の一端側の上記芯導体を予め形成された所定
    長のスリットにより個々に分岐させて一対のアンテナエ
    レメントを形成すると共に、他端側を上記アンテナエレ
    メントに連なる平行二線のフィーダ部とした簡易ダイポ
    ールアンテナ。
  2. 【請求項2】リボン電線の平行芯導体の絶縁被覆にスリ
    ットを長手方向に所定間隔で入れる工程と、上記スリッ
    トを横切って上記リボン電線を分断する工程とを備え、 上記スリットの部分が二又に分岐した一対のアンテナエ
    レメントを形成し、上記スリットの無い部分が上記アン
    テナエレメントに連なる平行二線のフィーダ部を成すよ
    うにした簡易ダイポールアンテナの製造方法。
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