JPH0769048B2 - ごみ焼却炉用火格子 - Google Patents

ごみ焼却炉用火格子

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JPH0769048B2
JPH0769048B2 JP14415791A JP14415791A JPH0769048B2 JP H0769048 B2 JPH0769048 B2 JP H0769048B2 JP 14415791 A JP14415791 A JP 14415791A JP 14415791 A JP14415791 A JP 14415791A JP H0769048 B2 JPH0769048 B2 JP H0769048B2
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JP
Japan
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grate
dust
fixed grate
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movable
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JP14415791A
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正明 青木
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JFE Engineering Corp
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  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ごみ焼却炉用火格
子、特に、優れたごみ撹拌効果を有し且つごみの雪崩現
象が生じにくいごみ焼却炉用火格子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ごみ焼却炉用火格子は、通常、同一形状
をした複数個の部品を互いに連結したものからなってお
り、ごみ焼却炉内に傾斜して設置されている。そして、
火格子の上端から下端に向かって攪拌されながら順次移
動する火格子上のごみは、火格子の下方から送られる燃
焼用空気によって、燃焼し、灰になって焼却炉から排出
される。このような火格子のごみ撹拌作用は、ごみの燃
焼効率を高めるために、きわめて重要であり、従来から
種々の火格子が提案されている。
【0003】従来、優れたごみ撹拌効果が得られる火格
子として、図4に示すものが知られている。図4に示す
ように、この火格子は、階段逆摺動式火格子とよばれて
おり、プッシャー1が固定火格子2に対して上方に逆往
復摺動し、下層のごみ3を一度上方に押し上げて、上層
のごみを下方に落とすように組み立てられている。この
階段逆摺動式火格子は、優れたごみ撹拌効果を有するた
めに、大規模なごみ焼却炉に適用でき、近年、この火格
子を用いた焼却炉の建設が目立っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た、従来の火格子は、優れたごみ撹拌効果が得られるも
ののプッシャー1により撹拌されたごみがそのまま下方
に落下する雪崩現象が生じやすい。ごみの雪崩現象が生
じるとごみの安定燃焼が損なわれる。従って、この発明
の目的は、優れたごみ撹拌効率を有し且つごみの雪崩現
象が生じにくいごみ焼却炉用火格子を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、焼却炉内に
投入されるごみの流れ方向に沿って間隔をあけて平行に
配された、下半部および上半部のそれぞれに円弧状の凹
状摺動面が形成された山型の下部固定火格子と、前記下
部固定火格子間の上方に、前記下部固定火格子と間隔を
あけて平行に配された、水平上面を有する逆L型の上部
固定火格子と、前記下部固定火格子と前記上部固定火格
子との間に平行に配された、前記下部固定火格子の前記
摺動面と同一曲率で円弧状に湾曲した、複数個の空気孔
が形成された可動火格子と、前記可動火格子を、その円
弧中心点を中心として往復動させるための駆動手段とか
らなり、前記下部固定火格子、前記上部固定火格子およ
び前記可動火格子は、それぞれごみの流れ方向と直角方
向に複数個に分割されていることに特徴を有するもので
ある。
【0006】次に、この発明のごみ焼却炉用火格子の一
実施態様を図面を参照しながら説明する。図1は、この
発明のごみ焼却炉用火格子の一実施態様を示す部分斜視
図、図2は、この発明のごみ焼却炉用火格子の一実施態
様を示す部分側面図、図3は、この発明のごみ焼却炉用
火格子の一実施態様を示す部分断面図である。
【0007】図1から図3において、4は、下半部およ
び上半部のそれぞれに後述する可動火格子が摺動する円
弧状の凹状摺動面4A、4Bが形成された山型の下部固定火
格子であり、焼却炉内に投入されるごみの流れ方向に沿
って間隔をあけて平行に配されている。下部固定火格子
4は、山型に形成されているので、下部固定火格子4の
下方からの空気による冷却効果が高い。5は、下部固定
火格子4間の上方に、下部固定火格子4と間隔をあけて
平行に配された、水平上面5Aを有する逆L型の上部固定
火格子である。上部固定火格子5の水平上面5A、およ
び、下部固定火格子4の摺動面4Bは、この上に、後述す
る可動火格子によって撹拌されたごみを一時的に載せる
によってごみの雪崩現象を防止する作用を有している。
上部固定火格子5は、逆L型に形成されているので、後
述する可動火格子の空気孔からの空気によって冷却され
易い。
【0008】6は、下部固定火格子4と上部固定火格子
5との間に平行に配された、下部固定火格子4の摺動面
4A、4Bと同一曲率で円弧状に湾曲した可動火格子であ
る。可動火格子6は、その底面6Aが凹状に形成され、そ
して、底面6Aに連通する複数個の空気孔7が形成されて
いる。可動火格子6の底面6Aが凹状に形成されているの
は、可動火格子6の空冷効果を向上させるため、下部固
定火格子4の下方部から空気孔7を通り、可動火格子6
上のごみを燃焼させるための燃焼用空気の流速を高め
て、ごみの燃焼効率を高めるため、および、可動火格子
6と上部固定火格子5との隙間に詰まったごみを排除し
やすくするためである。8は、可動火格子6を、その円
弧中心点(O) を中心として往復動させるための駆動手段
であり、各可動火格子6に連結されたリンク9と、リン
ク9の駆動機(図示せず)とからなっている。下部固定
火格子4、上部固定火格子5および可動火格子6は、組
立および交換が容易に行えるように、それぞれごみの流
れ方向と直角方向に複数個に分割されている。
【0009】このように構成されている、この発明のご
み焼却炉用火格子においては、以下のようにして、ごみ
が焼却される。即ち、焼却炉内に投入された下層のごみ
は、駆動手段8により、下部固定火格子4の摺動面4A、
4B上を摺動しながら往復動する可動火格子6の上面6Bに
よって上方に押し上げられる。このように、下層のごみ
が上方に押し上げられると上層のごみは可動火格子6の
下方に向かって落下する。下方に落したごみの一部は、
上部固定火格子5の上面5Aに載り、残りのごみは、下部
固定火格子4の摺動面4B上に載るので、ごみが雪崩現象
によって一度に落下することはない。上部固定火格子5
の上面5A上のごみは、可動火格子6の上面6Bの次の上昇
により落下してくるごみによって、前記上面5A上から下
部固定火格子4の摺動面4A上に落下する。このようにし
て、下部固定火格子4の摺動面4A上に落下したごみは、
可動火格子6の下面6Cの次の下降によって、更に下方に
落下する。以下、このような動作が上端の可動火格子か
ら下端の可動火格子に亘って繰り返し行われる。このよ
うにして、可動火格子6上のごみは十分に撹拌されなが
ら、可動火格子6に形成された空気孔7からの燃焼空気
によって燃焼し、灰になって焼却炉の排出口から排出さ
れる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ごみは、可動火格子6の往復動によって十分に撹拌
され、しかも、可動火格子6によって撹拌されたごみの
一部は、上部固定火格子5の上面5A上に載り、残りのご
みは、下部固定火格子4の摺動面4B上に載るので、ごみ
の雪崩現象は確実に防止でき、更に、下部固定火格子
4、上部固定火格子5および可動火格子6は、何れも空
冷効果に優れているので、その使用寿命が長い等の有用
な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のごみ焼却炉用火格子の一実施態様を
示す部分斜視図である。
【図2】この発明のごみ焼却炉用火格子の一実施態様を
示す部分側面図である。
【図3】この発明のごみ焼却炉用火格子の一実施態様を
示す部分断面図である。
【図4】従来のごみ焼却炉用火格子を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1:プッシャー、 2:固定火格子、 3:ごみ、 4:下部固定火格子、 4A:摺動面、 4B:摺動面、 5:上部固定火格子、 5A:5の上面、 6:可動火格子、 6A:6の底面、 6B:6の上面、 6C:6の下面、 7:空気孔、 8:駆動手段、 9:リンク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉内に投入されるごみの流れ方向に
    沿って間隔をあけて平行に配された、下半部および上半
    部のそれぞれに円弧状の凹状摺動面が形成された山型の
    下部固定火格子と、前記下部固定火格子間の上方に、前
    記下部固定火格子と間隔をあけて平行に配された、水平
    上面を有する逆L型の上部固定火格子と、前記下部固定
    火格子と前記上部固定火格子との間に平行に配された、
    前記下部固定火格子の前記摺動面と同一曲率で円弧状に
    湾曲した、複数個の空気孔が形成された可動火格子と、
    前記可動火格子を、その円弧中心点を中心として往復動
    させるための駆動手段とからなり、前記下部固定火格
    子、前記上部固定火格子および前記可動火格子は、それ
    ぞれごみの流れ方向と直角方向に複数個に分割されてい
    ることを特徴とするごみ焼却炉用火格子。
JP14415791A 1991-05-21 1991-05-21 ごみ焼却炉用火格子 Expired - Lifetime JPH0769048B2 (ja)

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JPH04344013A JPH04344013A (ja) 1992-11-30
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DE59800363D1 (de) * 1997-10-29 2001-01-04 Doikos Investments Ltd Verfahren zum Verbrennen von Feststoffen auf einem wassergekühlten Schub-Verbrennungsrost, sowie Rostplatte und Rost zur Ausübung des Verfahrens
CN103363527A (zh) * 2013-07-22 2013-10-23 华南理工大学 一种船用焚烧炉炉排机构

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